JP3768574B2 - エレベータのブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばガイドレールにブレーキシューを押圧してかごを制動させるエレベータのブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は特開平1−271381号公報に示された従来のリニアモータエレベータの斜視図であり、昇降路1の上部には2個の返し車2が設置されており、これらの返し車2にロープ3が巻き掛けされている。ロープ3の一端部にはかご4が取り付けられ、ロープ3の他端部には釣合おもり5が取り付けられている。ロープ3に吊り下げられたかご4の両側には昇降路1内を上下に延びた一対のかご側ガイドレール6が設けられている。釣合おもり5の両側には昇降路1内を上下に延びた一対のおもり側ガイドレール7が設けられている。
【0003】
釣合おもり5側にはリニアモータの一次側コイル8が複数個設けられている。昇降路1側には一次側コイル8と対向してリニアモータの二次導体9が設けられている。この板状の二次導体9の幅方向の一端部にはおもり側ガイドレール7が上下方向に延びて固着されている。釣合おもり5の下端部にはブレーキ装置10が設けられている。
【0004】
図10は図9の釣合おもり5側の正面図、図11は図10のブレーキ装置10の拡大図、図12は図11のブレーキ装置10の制動時の状態を示す断面図、図13は図11のブレーキ装置10の開放時の状態を示す断面図であり、ブレーキ装置10は、おもり側ガイドレール7の両面に接離する一対のブレーキシュー11を有している。これらのブレーキシュー11は、それぞれピン12に回動自在に支持された一対のアーム13の先端部にそれぞれ取り付けられている。各アーム13の他端部は、それぞれ電磁マグネット14のマグネット枠15およびマグネットアーマチュア16に連結されている。
【0005】
図14は従来の電磁マグネット14の拡大図であり、マグネットアーマチュア16には複数個のピン17が固着されている。このピン17は、コイルばね19を貫通し、さらにマグネット枠15の外周縁部を摺動自在に貫通している。マグネット枠15から突出したピン17の先端部には、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との開離間隔を規制するストッパ18が固着されている。コイルばね19は、マグネットアーマチュア16とマグネット枠15とを互いに開離する方向に付勢している。また、マグネット枠15内には、コイル21が設けられている。
【0006】
上記のように構成された従来のリニアモータエレベータでは、一次側コイル8と二次導体9とにより構成されたリニア誘導モータの推進力により釣合おもり5をおもり側ガイドレール7に沿って昇降させ、これにより釣合おもり5にロープ3を介して接続されたかご4をかご側ガイドレール6に沿って昇降させる。また、釣合おもり5内のブレーキ装置10の作動により、かご4と釣合おもり5とは制動停止される。
【0007】
次に、ブレーキ装置10の動作について説明する。まず、制動時には、図12に示すように、コイルばね19の弾発力によりマグネット枠15とマグネットアーマチュア16とは互いに開離する。これにより、アーム13はピン12を中心に回動し、ブレーキシュー11が被押圧体であるおもり側ガイドレール7に押し付けられて制動力が発生する。このような制動時には、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間に隙間が生じている。
【0008】
また、ブレーキ装置10の開放時には、コイル21を励磁することにより、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間には吸引力が発生する。これにより、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とは、図13に示すように、コイルばね19の弾発力に逆らって接触する。従って、アーム13は制動時とは逆方向にピン12を中心に回動し、ブレーキシュー11とおもり側ガイドレール7との間には隙間が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来のリニアモータエレベータのブレーキ装置においては、開放時には、電磁マグネット14のコイル21を励磁することによりマグネット枠15とマグネットアーマチュア16とが衝突して騒音が発生するという課題があった。
また、制動時にも、コイルばね19の弾発力によりブレーキシュー11がおもり側ガイドレール7に瞬時に押し付けられるため、ブレーキシュー11がおもり側ガイドレール7に接触する瞬間に騒音が発生するという課題があった。
【0010】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ブレーキ装置の開放時および制動時における騒音の発生を防止することができるエレベータのブレーキ装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1のエレベータのブレーキ装置は、コイルが設けられたマグネット枠及びこのマグネット枠に対向して設けられたマグネットアーマチュアとを有した電磁マグネットと、前記マグネットアーマチュア及び前記マグネット枠にそれぞれ一端部が設けられ他端部に被押圧体を押圧するブレーキシューが設けられた一対のアームと、前記マグネットアーマチュアと前記マグネット枠との間に設けられマグネットアーマチュアとマグネット枠とを開離する方向に付勢して前記アームを介して前記被押圧体に前記ブレーキシューを押圧するとともに、螺旋状の線部を有するコイルばねと、このコイルばねの線部間の隙間に設けられた弾性体とを備え、前記コイルばね及び前記弾性体の弾性力と前記電磁マグネットの吸引力との差を小さくしたものである。
【0012】
この発明のエレベータのブレーキ装置では、弾性体は、コイルばねの線部間に設けられ、このコイルばねが所定量以上に圧縮された時にこのコイルばねによって圧縮され始めるものである。
【0013】
この発明のエレベータのブレーキ装置では、弾性体を螺旋状に形成したものである。
【0014】
この発明のエレベータのブレーキ装置では、弾性体を線部に被覆して構成したものである。
【0015】
この発明のエレベータのブレーキ装置では、弾性体を切断部を有するリング形状で構成したものである。
【0016】
この発明のエレベータのブレーキ装置では、被押圧体がガイドレールである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す電磁マグネットの部分断面図、図2は図1のコイルばねの断面図であり、螺旋状のコイルばね19の線部19a間の隙間にはなめし皮やゴム等の弾性体31が装着されている。この弾性体31は、全体形状が螺旋状に形成されており、コイルばね19の端部から回転させて線部19a間に装着されている。また、コイルばね19の軸芯と弾性体31の軸芯とが制動時でもずれないようにするために、弾性体31の片側と線部19aとは接着剤で固着されている。
【0018】
このリニアモータエレベータのブレーキ装置では、ブレーキ装置の開放時には、コイル21が励磁され、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間には吸引力が発生し、コイルばね19は圧縮される。最初にコイルばね19のみが圧縮されるが、コイルばね19の螺旋状の隙間には弾性体31が装着されているので、その後コイルばね19が弾性体31に接触し、コイルばね19とともに弾性体31も圧縮される。弾性体31の圧縮が限界まで達すると、コイルばね19、弾性体31ともに、これ以上縮まることはない。この状態のときでも、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間には隙間があり、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とが衝突しなくて済む。つまり、ブレーキ装置の開放時、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とは衝突せず、騒音の発生は防止される。なお、コイルばね19が弾性体31に接触するとき、弾性体31の弾性特性により騒音が発生するようなことはない。
【0019】
なお、コイルばね19の隙間に弾性体31を装着しなくても、コイルばね19が完全に圧縮された状態でマグネット枠15とマグネットアーマチュア16とが衝突しないように、コイルばね19の長さを選定すれば、騒音の発生を防止できるが、このものの場合、コイルばね19が100%圧縮された完全圧縮状態で使用されることになり、隙間に弾性体31が装着され、完全圧縮状態では使用されない実施の形態1のコイルばね19と比較してコイルばね19の寿命が著しく短くなる。
【0020】
このリニアモータエレベータのブレーキ装置の制動時には、コイル21の励磁は解除され、コイルばね19の弾発力によりマグネット枠15とマグネットアーマチュア16との開離が大きくなり、これにより、アーム13はピン12を中心に回動し、ブレーキシュー11がおもり側ガイドレール7に押し付けられて制動力が発生する。
【0021】
次に、ブレーキ装置の制動時の動作について、従来のブレーキ装置10と比較して説明する。なお、開放時にはマグネット枠15とマグネットアーマチュア16とは当接していることを前提に以下説明する。
図3は、コイルばね19の隙間に弾性体31が装着されていない従来のブレーキ装置10において、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間の距離Dと、電磁マグネット14の吸引力Faおよびコイルばね19の弾発力Fbとの関係を示した図である。図中(イ)はコイル21に一定の電流が流れている状態において、距離Dと電磁マグネット14の吸引力Faとの関係を示し、(ロ)は距離Dとコイルばね19の弾発力Fbとの関係を示す。
【0022】
ブレーキ装置を制動動作させるために、コイル21に流れる電流を切ると、電流は回路の時定数に従って減少し、吸引力Faは減少する。図中(ハ)に示すように、距離Dがゼロにおける吸引力Faが弾発力Fbよりも小さくなると、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とが開離し始め、距離Dが大きくなるに従い、弾発力Fbと吸引力Faとの差が大きくなるので、開離し始めると同時に距離Dは急激に大きくなる。なお、この説明ではコイル電流値は距離Dが大きくなっても一定と仮定している。
【0023】
図4はコイル21に流れる電流を切った後の、コイル電流iと時間Tとの関係、および距離Dと時間Tとの関係を示す。図4から、時間Tで電流を切ると、電流は回路の時定数に従って減衰するが、しばらくは電磁マグネット14の吸引力Faがコイルばね19の弾発力Fbを上回っているので、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とは開離せず、時間Tで吸引力Faが弾発力Fbよりも小さくなると、急激に開離することが分かる。
【0024】
これに対して、図5は、コイルばね19の隙間に弾性体31が装着されたこの発明の実施の形態1のブレーキ装置において、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との間の距離Dと、電磁マグネット14の吸引力Faおよびコイルばね19の弾発力Fbとの関係を示した図である。図中(イ)はコイル21に一定の電流を流した状態において、距離Dと吸引力Faとの関係を示し、(ロ)は距離Dと弾発力Fbとの関係を示す。
【0025】
この実施の形態例では、コイルばね19の隙間に弾性体31が装着されているので、吸引力Faによりコイルばね19が圧縮され、距離Dが短くなると、弾性体31もコイルばね19により圧縮され、その弾性体31の弾発力が発生するので、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16を開離する方向へ働く力は、コイルばね19の圧縮途中で弾発力Fbにこの弾性体31の弾発力も加わり、図中一点鎖線に示すように折れ線形状の(ニ)のように変化する。
【0026】
ブレーキ装置を制動動作させるために、コイル21に流れる電流を切ると、電流は回路の時定数に従って減少し、電磁マグネット14の吸引力Faも減少し、距離Dと吸引力Faとの関係は図中の(イ)から(ホ)へ変化する。距離Dがゼロにおける吸引力Faが、コイルばね19の弾発力Fbに弾性体31の弾発力を加えた弾発力F´bよりも小さくなると、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16が開離し始める。この実施の形態例の弾発力F´bは図3に示した従来例の弾発力Fbと比較して、大きな値であり、従って吸引力Faと弾発力F´bとの差が小さいので、電流を切った後はすぐに吸引力Faの値が弾発力F´bの値よりも小さくなり、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とが開離し始める。また、その後も図5から分かるように、曲線(イ)と曲線(ニ)との差が小さい、つまり弾発力F´bと吸引力Faとの差が小さいので、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16との開離力が小さく、従って加速度が小さいので、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とはゆっくりと開離し、ブレーキシュー11がおもり側ガイドレール7に緩やかに押し付けられ、このときの騒音の発生を防止することができる。なお、この説明ではコイル電流値は距離Dが大きくなっても一定と仮定している。
【0027】
図6は、この発明の実施の形態1のブレーキ装置において、コイル21に流れる電流を切った後の、時間Tとコイル電流iとの関係、および時間Tと距離Dとの関係を示す。時間Tで電流を切ると、電流は回路の時定数に従って減衰し、マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とはすぐに開離し始め、その後はゆっくりと開離することが図6からも分かる。マグネット枠15とマグネットアーマチュア16とがゆっくり開離することから、ブレーキシュー11がおもり側ガイドレール7に緩やかに押し付けられ、従ってそのときの騒音の発生を防止することができる。
【0028】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2を示す要部断面図であり、コイルばね19の線部19a間の隙間に弾性体31を装着する代わりにコイルばね19の線部19aの表面にゴム製の弾性体32を被覆した点が実施の形態1と異なる。また、弾性体32の材質として弾性を有する合成樹脂であってもよい。
【0029】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3を示す要部断面図であり、この弾性体33はゴム製のリング形状で構成されているとともに、切断部33aを有している。この弾性体33は従来のブレーキ装置10のコイルばね19の各線部19a間に、切断部33aで弾性体33を開いて簡単に装着することができ、従来のブレーキ装置10を騒音のないブレーキ装置に簡単に改造することができる。
なお、上記各実施の形態では、ブレーキ装置を釣合おもり5側に設けたが、かご4側に設けてもよく、このときには、ブレーキシュー11は被押圧体であるかご側ガイドレール6に押圧される。また、上記各実施の形態ではリニアモータエレベータに用いられたブレーキ装置について説明したが、このブレーキ装置はロープ式エレベータにも適用することができるのは勿論である。
【0030】
以上説明したように、この発明のエレベータのブレーキ装置によれば、被押圧体にブレーキシューを押圧するコイルばねの線部間の隙間に弾性体を設け、コイルばね及び弾性体の弾発力と電磁マグネットの吸引力との差を小さくしたので、ブレーキ装置の開放時には、コイルばねを完全圧縮状態で使用することなく、マグネット枠とマグネットアーマチュアとの間に隙間を形成することが可能となり、マグネット枠とマグネットアーマチュアとは衝突しなくて済み、衝突による騒音の発生を防止できる。また、コイルばねは完全圧縮状態で使用しなくてよいことから、コイルばねは長期にわたって使用することができる。また、ブレーキ装置の制動時には、ブレーキシューが被押圧体に緩やかに押し付けられ、このときの騒音の発生も防止することができる効果もある。
【0031】
また、弾性体は、コイルばねの線部間に設けられ、このコイルばねが所定量以上に圧縮された時にこのコイルばねによって圧縮され始めるようになっているので、コイルばねの圧縮途中で弾性体の弾性力も加わる。
【0032】
また、弾性体を螺旋状に形成したときには、コイルばねの端部から回転により簡単に線部間に弾性体を装着することができる。
【0033】
また、弾性体を線部に被覆したときには、例えばコイルばねを溶融した状態の弾性体に浸漬して線部に弾性体を簡単に被覆することができる。
【0034】
また、弾性体を切断部を有するリング形状で構成したときには、既存のコイルばねに簡単に弾性体を装着することができ、従来のブレーキ装置を騒音のないブレーキ装置に簡単に改造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のブレーキ装置の電磁マグネットの開放時の状態を示す断面図である。
【図2】 図1の弾性体の断面図である。
【図3】 従来のブレーキ装置における、マグネット枠とマグネットアーマチュアとの間の距離と、電磁マグネットの吸引力、弾性体の弾発力との関係を示す図である。
【図4】 従来のブレーキ装置における、一次側コイルに流れる電流を切った後の電流の時間経過と、マグネット枠とマグネットアーマチュアとの間の距離の時間経過とを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のブレーキ装置における、マグネット枠とマグネットアーマチュアとの間の距離と、電磁マグネットの吸引力、弾性体の弾発力との関係を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のブレーキ装置における、一次側コイルに流れる電流を切った後の電流の時間経過と、マグネット枠とマグネットアーマチュアとの間の距離の時間経過とを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2のブレーキ装置のコイルばねを示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3のブレーキ装置の弾性体の斜視図である。
【図9】 従来のリニアモータエレベータの一例を示す斜視図である。
【図10】 図9の釣合おもり側の正面図である。
【図11】 図10のブレーキ装置の拡大図である。
【図12】 図10のブレーキ装置の制動時の状態を示す断面図である。
【図13】 図10のブレーキ装置の開放時の状態を示す断面図である。
【図14】 従来のブレーキ装置の電磁マグネットの断面図である。
【符号の説明】
1 昇降路、5 釣合おもり、6 かご側ガイドレール、7 おもり側ガイドレール(被押圧体)、8 一次側コイル、9 二次導体、11 ブレーキシュー、14 電磁マグネット、15 マグネット枠、16 マグネットアーマチュア、19 コイルばね、19a 線部、31、32、33 弾性体、33a 切断部。

Claims (6)

  1. コイルが設けられたマグネット枠及びこのマグネット枠に対向して設けられたマグネットアーマチュアを有した電磁マグネットと、
    前記マグネットアーマチュア及び前記マグネット枠にそれぞれ一端部が設けられ他端部に被押圧体を押圧するブレーキシューが設けられた一対のアームと、
    前記マグネットアーマチュアと前記マグネット枠との間に設けられマグネットアーマチュアとマグネット枠とを開離する方向に付勢して前記アームを介して前記被押圧体に前記ブレーキシューを押圧するとともに、螺旋状の線部を有するコイルばねと、
    このコイルばねの線部間の隙間に設けられた弾性体とを備え、
    前記コイルばね及び前記弾性体の弾性力と前記電磁マグネットの吸引力との差を小さくしたことを特徴とするエレベータのブレーキ装置。
  2. 弾性体は、コイルばねの線部間に設けられ、このコイルばねが所定量以上に圧縮された時にこのコイルばねによって圧縮され始めることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのブレーキ装置。
  3. 弾性体は螺旋状に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータのブレーキ装置。
  4. 弾性体は線部に被覆されて構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータのブレーキ装置。
  5. 弾性体は切断部を有するリング形状で構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータのブレーキ装置。
  6. 被押圧体はおもり側ガイドレールであることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載のエレベータのブレーキ装置。
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