JP2526756B2 - リニアモ―タ式エレベ―タ―装置 - Google Patents
リニアモ―タ式エレベ―タ―装置Info
- Publication number
- JP2526756B2 JP2526756B2 JP3302683A JP30268391A JP2526756B2 JP 2526756 B2 JP2526756 B2 JP 2526756B2 JP 3302683 A JP3302683 A JP 3302683A JP 30268391 A JP30268391 A JP 30268391A JP 2526756 B2 JP2526756 B2 JP 2526756B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking
- rail
- linear motor
- guide surface
- type elevator
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、昇降体に制動装置が
設けられたリニアモータ式エレベーター装置に関する。
設けられたリニアモータ式エレベーター装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５及び図６は、例えば特開平２−１５
８５８３号公報に示されたものに類似した従来のリニア
モータ式エレベーター装置を示す斜視図である。図にお
いて、１は昇降路に立設されたレール、２はレール１に
沿って設けられたリニアモータの２次導体、３はつり合
おもりからなる昇降体４に設けられて２次導体２に対向
して配置されたリニアモータの１次側コイル、５は昇降
路の頂部に枢着された滑車、６は一端が昇降体４に連結
されて滑車５に巻き掛けられて、他端はかご７に連結さ
れた主索、８は昇降体４に設けられて長手が鉛直方向に
配置されたピン、９は中間部がピン８に枢持されて、一
端にレール１に対向した制動片１０が設けられ、互いに
対向して配置された制動腕、１１は制動腕９のレール１
から離れた端部相互を連結した電磁装置で、枠１１ａに
設けられたコイル１１ｂからなる電磁石１１ｃ、鉄芯１
１ｄ及び制動腕９の端部に枢着された連結片１１ｅによ
り構成されている。１２は制動腕９を制動動作させるば
ね、１３は制動腕９、電磁装置１１、ばね１２等からな
る制動装置で、二組がレール１の長手に沿って隣接して
配置されるとともに昇降体４の両側のレール１にそれぞ
れ配置されている。
８５８３号公報に示されたものに類似した従来のリニア
モータ式エレベーター装置を示す斜視図である。図にお
いて、１は昇降路に立設されたレール、２はレール１に
沿って設けられたリニアモータの２次導体、３はつり合
おもりからなる昇降体４に設けられて２次導体２に対向
して配置されたリニアモータの１次側コイル、５は昇降
路の頂部に枢着された滑車、６は一端が昇降体４に連結
されて滑車５に巻き掛けられて、他端はかご７に連結さ
れた主索、８は昇降体４に設けられて長手が鉛直方向に
配置されたピン、９は中間部がピン８に枢持されて、一
端にレール１に対向した制動片１０が設けられ、互いに
対向して配置された制動腕、１１は制動腕９のレール１
から離れた端部相互を連結した電磁装置で、枠１１ａに
設けられたコイル１１ｂからなる電磁石１１ｃ、鉄芯１
１ｄ及び制動腕９の端部に枢着された連結片１１ｅによ
り構成されている。１２は制動腕９を制動動作させるば
ね、１３は制動腕９、電磁装置１１、ばね１２等からな
る制動装置で、二組がレール１の長手に沿って隣接して
配置されるとともに昇降体４の両側のレール１にそれぞ
れ配置されている。
【０００３】従来のリニアモータ式エレベーター装置は
上記のように構成され、レール１側と昇降体３とにより
リニアモータが構成されて、リニアモータが付勢される
と昇降体４とかご７が主索６を介して互いに反対方向へ
昇降する。また、かご７が乗場（図示しない）に対向し
たときにリニアモータが消勢されるとともに電磁装置１
１が消勢され、ばね１２による制動腕９のレール１挟圧
動作、すなわち制動装置１３、制動片１０の押圧作用に
より制動されるようになっている。
上記のように構成され、レール１側と昇降体３とにより
リニアモータが構成されて、リニアモータが付勢される
と昇降体４とかご７が主索６を介して互いに反対方向へ
昇降する。また、かご７が乗場（図示しない）に対向し
たときにリニアモータが消勢されるとともに電磁装置１
１が消勢され、ばね１２による制動腕９のレール１挟圧
動作、すなわち制動装置１３、制動片１０の押圧作用に
より制動されるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のリ
ニアモータ式エレベーター装置において、制動装置１３
の動作時のレール１案内面に沿う方向の制動反力が制動
装置１３の制動腕９、ピン８等の押圧部材に直接作用す
る。このため、押圧部材が大型化し、重量が増し、ま
た、押圧部材に過大な曲げモーメントが作用するために
制動作用が不安定になるという問題点があった。
ニアモータ式エレベーター装置において、制動装置１３
の動作時のレール１案内面に沿う方向の制動反力が制動
装置１３の制動腕９、ピン８等の押圧部材に直接作用す
る。このため、押圧部材が大型化し、重量が増し、ま
た、押圧部材に過大な曲げモーメントが作用するために
制動作用が不安定になるという問題点があった。
【０００５】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、制動時のレール案内面に沿う方
向の制動反力が、制動装置の押圧部材に直接的に作用し
ない制動装置を備えたリニアモータ式エレベーター装置
を得ることを目的とする。
になされたものであり、制動時のレール案内面に沿う方
向の制動反力が、制動装置の押圧部材に直接的に作用し
ない制動装置を備えたリニアモータ式エレベーター装置
を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリニアモ
ータ式エレベーター装置においては、昇降体に設けられ
た枠体に固定されて、制動装置の制動腕に保持された制
動片を、レール案内面に直交する方向に変位可能に保持
した案内具が設けられる。
ータ式エレベーター装置においては、昇降体に設けられ
た枠体に固定されて、制動装置の制動腕に保持された制
動片を、レール案内面に直交する方向に変位可能に保持
した案内具が設けられる。
【０００７】
【作用】上記のように構成されたリニアモータ式エレベ
ーター装置においては、制動装置動作時の制動片に作用
するレール案内面に沿う方向の制動反力が、案内具を介
して昇降体によって支持される。
ーター装置においては、制動装置動作時の制動片に作用
するレール案内面に沿う方向の制動反力が、案内具を介
して昇降体によって支持される。
【０００８】
【実施例】図１〜図４は、この発明の一実施例を示す図
で、図中、図５及び図６と同一符号は相当部分を示し、
１４は昇降体４に設けられた枠体、１５は枠体１４に固
定された案内具で、制動腕９のレール１側の端部対応位
置に配置され、レール１の案内面に直交する方向の溝状
凹所１６が設けられている。１０は溝状凹所１６の溝内
長手に変位可能に嵌合された制動片、１７は制動腕９に
突設され制動片１０の反レール１面に対向した押圧子、
１８は制動片１０に立設されて制動腕９に摺動可能に挿
通された支持棒、１９は支持棒１８の先端にねじ込まれ
たナット、２０は支持棒１８に嵌合されて、ナット１９
の制動腕９寄りに接して配置された座金、２１は支持棒
１８に嵌合されて、制動片１０と座金２０の間に配置さ
れた押しばねからなる付勢体である。
で、図中、図５及び図６と同一符号は相当部分を示し、
１４は昇降体４に設けられた枠体、１５は枠体１４に固
定された案内具で、制動腕９のレール１側の端部対応位
置に配置され、レール１の案内面に直交する方向の溝状
凹所１６が設けられている。１０は溝状凹所１６の溝内
長手に変位可能に嵌合された制動片、１７は制動腕９に
突設され制動片１０の反レール１面に対向した押圧子、
１８は制動片１０に立設されて制動腕９に摺動可能に挿
通された支持棒、１９は支持棒１８の先端にねじ込まれ
たナット、２０は支持棒１８に嵌合されて、ナット１９
の制動腕９寄りに接して配置された座金、２１は支持棒
１８に嵌合されて、制動片１０と座金２０の間に配置さ
れた押しばねからなる付勢体である。
【０００９】上記のように構成されたリニアモータ式エ
レベーター装置において、制動片１０は案内具１５によ
りレール１の案内面に直交する方向に変位可能に支持さ
れる。また、制動片１０は支持棒１８により制動腕９に
保持され、また、付勢体２１により制動腕９方向に付勢
されている。そして昇降体４の昇降時には制動装置１３
の電磁装置１１が付勢されて、制動腕９の反レール１側
がばね１２に抗して吸引される。これによって、制動腕
９のレール１側は相互に乖離して、制動片１０がレール
１の案内面から離れて非制動状態となる。また、昇降体
４が停止する場合は電磁装置１１が消勢され、制動腕９
の反レール１側がばね１２によって押し広げられ、制動
腕９のレール１側により押圧子１７を介して制動片１０
がレール１案内面に押圧される。これによって、昇降体
４の昇降が制動されるが、制動によるレール１の案内面
に沿う方向の制動反力は制動片１０が係合された案内具
１５を介して昇降体４によって支持され、制動腕９等の
制動装置１３の押圧部材に直接的には作用しない。した
がって、制動装置１３の押圧部材を小型化、軽量化で
き、簡易な構成とすることができ、容易に、また安価に
製造することができる。また、制動装置１３の押圧部材
に作用する過大な曲げモーメントが減少して、安定した
信頼度の高い制動作用を得ることができる。
レベーター装置において、制動片１０は案内具１５によ
りレール１の案内面に直交する方向に変位可能に支持さ
れる。また、制動片１０は支持棒１８により制動腕９に
保持され、また、付勢体２１により制動腕９方向に付勢
されている。そして昇降体４の昇降時には制動装置１３
の電磁装置１１が付勢されて、制動腕９の反レール１側
がばね１２に抗して吸引される。これによって、制動腕
９のレール１側は相互に乖離して、制動片１０がレール
１の案内面から離れて非制動状態となる。また、昇降体
４が停止する場合は電磁装置１１が消勢され、制動腕９
の反レール１側がばね１２によって押し広げられ、制動
腕９のレール１側により押圧子１７を介して制動片１０
がレール１案内面に押圧される。これによって、昇降体
４の昇降が制動されるが、制動によるレール１の案内面
に沿う方向の制動反力は制動片１０が係合された案内具
１５を介して昇降体４によって支持され、制動腕９等の
制動装置１３の押圧部材に直接的には作用しない。した
がって、制動装置１３の押圧部材を小型化、軽量化で
き、簡易な構成とすることができ、容易に、また安価に
製造することができる。また、制動装置１３の押圧部材
に作用する過大な曲げモーメントが減少して、安定した
信頼度の高い制動作用を得ることができる。
【００１０】また、制動片１０を制動腕９方向へ付勢す
るナット１９が設けられているので、制動腕９の制動解
放動作により制動腕９とともに制動片１０を確実に変位
させることができる。
るナット１９が設けられているので、制動腕９の制動解
放動作により制動腕９とともに制動片１０を確実に変位
させることができる。
【００１１】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように昇降体
に設けられた枠体に固定されて、制動装置の制動腕に保
持された制動片を、レール案内面に直交する方向に変位
可能に保持した案内具を設けたものである。そして、制
動装置動作時の制動片に作用するレール案内面に沿う方
向の制動反力が、案内具を介して昇降体によって支持さ
れる。これにより、制動装置の制動腕等の押圧部材を小
型化、軽量化でき、簡易な構成とすることができ、容易
に、また安価に製造することができる。また、制動装置
の押圧部材に作用する過大な曲げモーメントが減少し
て、安定した信頼度の高い制動作用を得る効果がある。
に設けられた枠体に固定されて、制動装置の制動腕に保
持された制動片を、レール案内面に直交する方向に変位
可能に保持した案内具を設けたものである。そして、制
動装置動作時の制動片に作用するレール案内面に沿う方
向の制動反力が、案内具を介して昇降体によって支持さ
れる。これにより、制動装置の制動腕等の押圧部材を小
型化、軽量化でき、簡易な構成とすることができ、容易
に、また安価に製造することができる。また、制動装置
の押圧部材に作用する過大な曲げモーメントが減少し
て、安定した信頼度の高い制動作用を得る効果がある。
【図１】この発明の一実施例を示すリニアモータ式エレ
ベーター装置の昇降体個所の立面図。
ベーター装置の昇降体個所の立面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図。
【図３】図２の正面図。
【図４】図３の左側面を一部破断して示す図。
【図５】従来のリニアモータ式エレベーター装置を示す
概念的斜視図。
概念的斜視図。
【図６】図５に対応した図２相当図。
１ レール ４ 昇降体 ９ 制動腕 １０ 制動片 １３ 制動装置 １４ 枠体 １５ 案内具 ２１ 付勢体
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降路に立設されたレールに案内され、
かつ上記昇降路の固定部とによりリニアモータが構成さ
れた昇降体と、この昇降体に設けられた枠体と、この枠
体に枢持されて一端が上記レールに対向し、動作して上
記一端部が上記レールの案内面に接近する制動腕、この
制動腕の上記一端部と上記案内面の間に配置された制動
片、及び上記枠体に固定された上記制動片が上記案内面
に直交する方向に変位可能に係合された案内具を有する
制動装置とを備えたリニアモータ式エレベーター装置。 - 【請求項２】 昇降路に立設されたレールに案内され、
かつ上記昇降路の固定部とによりリニアモータが構成さ
れた昇降体と、この昇降体に設けられた枠体と、この枠
体に枢持されて一端が上記レールに対向し、動作して上
記一端部が上記レールの案内面に接近する制動腕、この
制動腕の上記一端部と上記案内面の間に配置された制動
片、上記枠体に固定されて上記制動片が上記案内面に直
交する方向に変位可能に係合された案内具、及び上記制
動片を上記制動腕方向へ付勢する付勢体を有する制動装
置とを備えたリニアモータ式エレベーター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302683A JP2526756B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | リニアモ―タ式エレベ―タ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302683A JP2526756B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | リニアモ―タ式エレベ―タ―装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116861A JPH05116861A (ja) | 1993-05-14 |
| JP2526756B2 true JP2526756B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=17911934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3302683A Expired - Lifetime JP2526756B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | リニアモ―タ式エレベ―タ―装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526756B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106185682B (zh) * | 2016-03-11 | 2019-07-05 | 焦作市华鹰机电技术有限公司 | 高性能电磁增力安全制动器及直驱电梯 |
| CN105565107B (zh) * | 2016-03-12 | 2019-03-15 | 焦作市华鹰机电技术有限公司 | 高性能双增力安全制动器及无绳电梯 |
| CN105621193A (zh) * | 2016-03-12 | 2016-06-01 | 焦作市华鹰机电技术有限公司 | 高性能电磁增力安全制动器及直驱电梯 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3302683A patent/JP2526756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05116861A (ja) | 1993-05-14 |
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