JPH09521U - 留守録機能付ファクシミリ装置 - Google Patents

留守録機能付ファクシミリ装置

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JPH09521U
JPH09521U JP003489U JP348997U JPH09521U JP H09521 U JPH09521 U JP H09521U JP 003489 U JP003489 U JP 003489U JP 348997 U JP348997 U JP 348997U JP H09521 U JPH09521 U JP H09521U
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unit
recording
fax
tad
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亨 大西
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 留守録機能付ファクシミリ装置において、フ
ァクシミリ部を利用して、OGMが消去されたことを報
知する。 【解決手段】 停電が回復すると、FAX部では、S4
50で、起動プログラムがスタートする。同時にTAD
部では、S470でバックアップバッテリの電圧がチェ
ックされる。バッテリが消耗した場合には、S472で
フラグを0にする。FAX部では、S451で在宅設定
要求コマンドを送出した後、FAX部では、S453,
S455で在宅設定コマンドとデータを受信して、S4
56へ進む。S456で、フラグが0であり、かつ、デ
ータ数が0であることを条件として、OGMの消去を確
認し、S457で、アラームを発するとともに、OGM
が消去された旨のメッセージを、記録部から印字出力す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、留守録機能(留守番録音機能)を備えたファクシミリ装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
不在の場合に着信した電話の通話を録音できる留守録機能を有する電話、すな わち、留守番電話(TAD:Telephone Answering Dev ice)は、留守設定時には、OGM(Out Going Message) というアナウンス信号、例えば、「ただ今、留守にしております。御用の方はピ ーという音の後に用件をお話し下さい。」という音声信号を回線に送出した後、 録音モードに切り換えて、相手からの通話内容を録音するようになっている。
【0003】 OGMは、RAMに記憶されているのが普通であり、RAMに記憶されたOG Mは、停電等により電源の供給が停止した場合には、記憶されたOGMはクリア されてしまう。RAMをバッテリでバックアップしたものにおいても、バックア ップバッテリが消耗されている場合には、同様にクリアされてしまう。
【0004】 一般に、留守録機能は、OGMが記憶されていない場合には、その機能が動作 できないために、OGMのクリア時には、OGMが記憶されていないことを、使 用者に報知する必要がある。報知手段として、LED等の表示素子を点滅させる などの対策が採られているが、使用者に見過ごされる場合がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、留守録機能付ファクシミリ 装置において、ファクシミリ部を利用して、OGMが消去されたことを報知でき る留守録機能付ファクシミリ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ファクシミリ部と留守録部を有し、応答メッセージを留守録部に記 憶する留守録機能付ファクシミリ装置において、前記応答メッセージを記憶する 記憶部の電源をバックアップするバックアップバッテリと、該バックアップバッ テリの電圧をチェックする電圧チェック手段と、該電圧チェック手段の出力に基 づいて応答メッセージの録音状態を判別する録音状態判別手段を備え、停電解除 時に前記録音状態判別手段により応答メッセージが消去されたと判断された場合 にファクシミリ部において応答メッセージが消去されたことを示す印字出力を行 なう制御手段を有することを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
図1,図2は、本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実施例の概略構成 図であり、図1は電話部(TEL部)と留守録部(TAD部)を示す。図中、1 はダイヤル用ワンチップマイコン、2はTEL用キーパッド、3はパルス送出回 路、4はダイヤル電源、5は電池、6はトーンリンガ、7はスピーチネットワー ク、8はマイク、9はマイクアンプ、10は音声切換回路、11はスピーカアン プ、12はスピーカ、13はCPU、14はTAD用キーパッド、15は音声録 音部、16は電池監視回路、17はバックアップ電池、18は表示部、19はフ ォトカプラである。
【0008】 TEL部は、TEL用キーパッド2により操作されたダイヤル値によりダイヤ ル用ワンチップマイコン1で作成されたダイヤル信号を、パルス送出回路3から 図2の回線制御部(NCU)へ経て回線に送出する。ダイヤル電源4は、電話回 線上から電流をとり、ダイヤル用ワンチップマイコン1に電源を供給している。 ボタン電池を用いた電池5は、ダイヤル電源4が電話回線から切り離されている ときに、ダイヤル用ワンチップマイコン1内のメモリのバックアップを行なう。 着呼があると、NCUからトーンリンガ回路6が起動され、スピーカ12からリ ンガ音を出す。したがって、図9で説明するような鳴動着信の場合には、スピー カ12から呼び出し音が発生される。
【0009】 TAD部は、音声録音部15を有し、OGMの音声信号や留守録音の音声信号 をデジタル信号として録音する。音声録音部15は、音声信号を符号化,復号化 するCODEC、ディジタル信号の処理のためのDSP、入力データを記憶する ARAM、固定データ等を記憶するSRAM、これらを制御するASIC等より 構成されている。音声録音部15への入出力は、音声切換回路10で切り換えら れる。OGMの録音は、マイク8,マイクアンプ9から、音声切換回路10を通 って、音声録音部15において録音される。このように、音声の録音は、ICの メモリ(以下、ICMという。)に録音される。音声録音部15の電源は、バッ クアップ電池17から供給される。例えば、単4電池の4本が用いられる。バッ クアップ電池17の電圧は、電池監視回路16で監視されている。
【0010】 TAD部におけるモード設定等は、TAD用キーパッド14から行なわれる。 また、TAD部のCPU13は、TAD部の制御を行なうとともに、フォトカプ ラ19を介して、ダイヤル用ワンチップマイコン1とコマンドやデータの送受を 行なう。音声録音部15へは、データバスを介して、DSPやASICへコマン ドやデータの送受を行なう。読み取りまたは書き込むべきデータのアドレスは、 アドレスバスで行なわれる。CPU13は、また、ファクシミリ部ともコマンド やデータの送受を行なう。このデータの送受は、バスラインにより行なわれるが 、この実施例では、TxS,RxS,BSY,SCKの4ラインであり、シリア ルでFAX側のCPUに向けて送られる。
【0011】 図2はファクシミリ部(FAX部)を示す。図中、20はCPU、21,22 ,23はLED、24は原稿送り用モータ、25は記録紙送り用モータ、26は 読取部、27は画像処理部、28は記録処理部、29は記録部、30はROM、 31はRAM、32は計時部、33は操作部、34は表示駆動部、35は表示部 、36はモデム、37は回線制御部(NCU)、38は回線、39はブザーであ る。
【0012】 LED21,22,23はファクシミリの受信モードや記録紙なしの警報等の 表示を行なう。読取部26は密着型のイメージセンサ等、適宜のラインセンサを 用いることができ、読み取ったデータは、画像処理部27へ送られ、ファクシミ リ信号に変換される。記録処理部28は、受信画データやコピーのために読取部 26で読み取ったデータに基づいて、ビットデータを作成し、記録部29で記録 紙に印字する。記録部20には、サーマルヘッドなどを用いることができる。R OM30は、FAX部を制御するプログラムや固定データを収納している。計時 部32は、時間データを出力するものであり、CPU20のためのクロックパル スを計数する方式や、別途のクロックを有する時計回路などで構成することがで きる。表示駆動部34は、例えば、LCDを用いた表示部35を駆動するための ものであり、各種の警告表示やメッセージ、時刻表示などを行なう。CPU20 は、これら全体の制御を行なうが、TAD部とは別のCPUが用いられ、TAD 部のCPUとは、上述したように、TxS,RxS,BSY,SCKの4ライン のバスにより、シリアルで、コマンドやデータの送受を行なう。また、回線制御 部37は、図1のTEL部にも接続されている。ブザー39は、CPU20の指 示により疑似ベル音を発生する。図7で説明するような無鳴動着信の場合には、 呼び出し信号の最初のパルスの立ち上がりを検出して図3の切換スイッチ48を 切り換えるため、トーンリンガ回路6は作動しない。この場合には、疑似ベル音 はブザー39により発生させることができる。
【0013】 図3は、回線制御部(NCU)の概略構成図である。図中、40は回線接続端 子、41は子電話機接続端子、42は付属電話機接続端子、43はTAD部への 接続端子、44,45はオフフック検出回路、46,47はCPU(FAX部) へのデータ線、48,49は切換スイッチ、50,51はトランス、52,53 はモデムへの接続端子、54は着信検出回路、55は呼出電圧発生部、56,5 7はCPU(FAX部)へのデータ線である。
【0014】 モデムは、トランス50と切換スイッチ48を介して回線接続端子40から回 線に接続される。子電話機接続端子41と付属電話機接続端子42には、子電話 機と付属電話機が接続され、また、TAD部への接続端子43にTAD部の回線 への端子が接続される。切換スイッチ48により、回線が電話またはモデムへの 接続が切り換えられ、切換スイッチ49により電話機が、回線または呼出電圧発 生部55に切り換えられる。呼出電圧発生部55は直流電圧源として構成され、 付属電話機と子電話機が電話回線から切り離されている場合に、これらに直流電 圧を供給し、オフフック検出回路44,45で、オフフック/オンフックを検出 できるようにしている。子電話機は、ファクシミリ装置から離れた位置に設置さ れるのが普通である。
【0015】 着信検出回路54は、フォトカプラから構成され、LEDは電話回線に、フォ トトランジスタはCPU20側に接続されている。CPU20は、所定のサンプ リング周期でフォトトランジスタのオン/オフの状態をみて、電話回線上に到来 する交換機の呼出信号(16Hz)を検出する。ダイヤルパルス送出回路19は 、発呼時に相手先の電話番号に対応するダイヤルパルスを送出する。オフフック 検出回路44,45は、それぞれ付属電話機,子電話機のオフフック状態を検出 し、検出結果はCPU(FAX)で監視される。
【0016】 図4はモデムの概略構成図である。図中、60はトーン発生部、61は画信号 モデム、62はモデムコントローラ、63は通信制御信号モデム、64はトーン 検出部である。トーン発生部60は、疑似リングバックトーン、例えば、462 Hzを20Hzで変調したトーン信号を発生する疑似リングバックトーン発生回 路や、DTMF信号発生回路、CNG,CED等のトーナル制御信号を発生する 回路を備えている。画信号モデム61は、例えば、CCITT勧告V.27te r/V.29であり、通信制御信号モデム63は同じくV.21である。トーン 検出部64は、バンドパスフィルタ、ゼロクロス検出回路、レベル検出回路を備 えている。図2のCPU20は、これら回路の出力により、電話回線上にCNG ,CEDがきているかどうかの判定を行なう。
【0017】 図5は、留守録機能付ファクシミリ装置の一実施例の外観を示す斜視図である 。図中、70は本体ケース、71はパネル面、72は付属電話機のハンドセット である。図1,図2で説明したTEL部,TAD部,FAX部は本体ケース70 内に内蔵されている。
【0018】 パネル面の配置を図6に示す。なお、図中の文字は、各ボタンの機能を説明す るために記入したものであり、実際は、ボタンの表面や、近傍のパネル面に適宜 の文字またはマークが表示されている。80で示す4個は、留守録設定,ポケベ ル呼出,電池交換,OGMの録音の有無をそれぞれ表示するLEDであり、81 はLCDである。LCDには、各種のメッセージが文字表示される。82で示す 4個は、機能選択ボタン,ポケベル設定ボタン,送信モード選択ボタン,原稿濃 淡選択ボタンであり、その下がストップボタン83,スタート/コピーボタン8 4である。待機中に機能選択ボタンを押すと、機能設定モードに入り、ボタンを 押すごとに、「優先モードセット」「転送受信セット」「パスコードセット」「 電話/ファックス切換」「簡単送信セット」「機器設定リストプリント」「発信 元登録」「時計セット」「応答メッセージ1」「応答メッセージ2」が順次設定 可能な状態となるとともに、LCD81に表示される。所望の設定モードが設定 可能になったときにスタート/コピーボタン84を押せば、各登録モードに入る ことができる。「応答メッセージ1」「応答メッセージ2」においては、これを 選択すると、次のメニューで録音と再生のいずれかを選択するようになっている 。ファクシミリの通信中にスタート/コピーボタン84を押すと、会話予約を設 定でき、再度、スタート/コピーボタン84を押すと、予約の解除ができる。
【0019】 85で示した「1」〜「0」および「*」,「#」はダイヤルボタンである。 その右の86で示す5個のボタンは、登録/短縮,リダイヤル,ポーズ,保留, オンフックの操作を行なうボタンである。また、87で示す「A」〜「E」の5 個は、ワンタッチダイヤルであり、そのインデックスを88の領域に記入できる 。これら85,86のボタンは、図1のキーパッド2に属するものである。
【0020】 89は録音ボタン、90は消去ボタンであり、その下に91で示す3個のボタ ンは、リピート,一時停止,スキップの操作ボタンである。92は留守録ボタン 、93は再生/停止ボタンである。受話器を下ろした状態で録音ボタン89を押 しながら、再生/停止ボタン93を押すと、留守番電話に直接メッセージを入れ ることができる。いわゆるメモ録音である。この録音は、94で示すマイクによ り音声入力を行なう。受話器を上げた状態で録音ボタン89を押しながら、再生 /停止ボタン93を押すと、通話中の音声内容を録音できる。会話録音と呼ばれ ている機能である。これら89〜93のボタンは、図1のキーパッド14に属す るものである。
【0021】 待機中に留守録ボタン92を押せば、留守待機状態となり、着呼があると、応 答メッセージ1,応答メッセージ2の順に再生され、用件録音が行なわれる。応 答メッセージが上述したOGMである。
【0022】 待機中に再生/停止ボタン93を押すと、会話録音,メモ録音,用件録音の順 に再生される。用件録音は、新しく録音されたものから順に再生される。これら の再生時には、LCD81には、「カイワ サイセイチュウ」が表示され、会話 録音を再生し、続いて、「メモ サイセイチュウ」が表示され、メモ録音を再生 する。用件再生は、「02ケンメ 3月13日20:49」のように、用件録音 番号と録音の日時が表示される。録音がないときには、再生は行なわれない。再 生中にスキップボタンを押すと、次の録音内容の先端からの再生に移行できる。 最後の録音では、スキップボタンを押してもスキップはしない。再生中にリピー トボタンを押すと現在再生中の録音内容の先端に戻って再生する。再生中に一時 停止ボタンを押すと、現在再生中の場所で再生を一時停止し、LCD81はその 再生内容を表示して点滅する。再生中に消去ボタンを押すと、現在再生中の内容 を消去する。消去が終わると、次の内容の再生に移行する。再生中に消去を行な うと、再生終了後にガベージが行なわれる。ガベージは、この実施例では30秒 程度の時間を必要とし、この間は電話機能は使用できないようにされる。LCD 51には、「シバラク オマチ クダサイ」の趣旨の表示が行なわれる。待機中 に、消去ボタンを所定時間、例えば、3秒間押し続けると、会話録音,メモ録音 ,用件録音の全てが消去できる。
【0023】 受信モードについては、3種類の設定が可能である。手動受信モード、FAX /TEL自動切換モード、留守録/FAX自動切換モードである。
【0024】 第1の受信モードは、手動受信モードである。このモードでは、着信はTEL 部だけであり、付属電話機または子電話機がオフフックされるまでベル音は鳴り 続ける。FAX部への切換はないから、FAX部での着信はない。取り上げた電 話がファクシミリであったり、会話中にファクシミリに切り換える場合には、オ フフック状態で、スタート/コピーボタンを押せば、ファクシミリの送信又は受 信ができる。
【0025】 第2の受信モードは、FAX/TEL自動切換モードである。このモードは、 ベル音をカットして着信ができるようにした。図7は、FAX/TEL自動切換 モードについての時間的経過の説明図である。図中の数字は、秒を単位とした時 間を示したものであるが、この値は例示であって、これに限られるものではない 。図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0026】 着呼があると、回線から16Hzの直流断続信号がベル音として受信され、着 信検出回路54で検出される。待機状態においては、切換スイッチ49は、図と 反対側の接点に接続されているから、付属電話機および子電話機において、ベル 音の鳴動はない。一定回数、例えば、2回のベル音を検出すると、回線制御部は 、切換スイッチ48をモデム側に切り換えて回線の直流回路を閉結する。これに より回線からのベル音は停止し、回線からの信号を受信する。
【0027】 ついで、呼出状態であることを発呼側に知らせるため、疑似リングバックトー ンを、回線制御部2から回線1に送出する。疑似リングバックトーンは、この実 施例では、ベル音と同じパターンの1秒送出2秒断の信号である。同時に、断の 期間にCNGの検出を行なう。同時に、付属電話機および子電話機のオフフック の監視を行なう。CNG検出と疑似リングバックトーンの送出を4回行なうと、 これに並行して疑似ベル音をブザー39から発生させて電話の着呼を知らせる。 上述した4回の間にCNGが検出されれば、ファクシミリ受信に移行するが、こ の場合には、無鳴動でファクシミリ受信を行なうことができる。
【0028】 疑似ベル音は、疑似リングバックトーンの停止時点で発生し、1秒間鳴動する 。したがって、2秒間は断である。この実施例では、疑似ベル音は9回とし、こ の間にCNGが検出されればファクシミリ信号の受信へ移行し、また、付属電話 機または子電話機のハンドセットが取り上げられれば、切換スイッチ48,49 を図示の位置に切り換えて、通話へ移行する。取り上げた電話がファクシミリで あれば、スタート/コピーボタンを押して手動で、または、特定の番号をダイヤ ル発信してFAX部に転送する。
【0029】 図示しないCNG検出部によるCNGの検出は、この実施例では、疑似リング バックトーンが発生されている期間内に周期的に行なわれる。すなわち、疑似リ ングバックトーンが断である期間において、CNG検出部により、CNGの検出 が行なわれる。CNGは、0.5秒送出3秒断の繰り返しであるのに対して、こ の実施例では、疑似リングバックトーンが1秒送出2秒断であるから、CNGの 送出期間である0.5秒が、検出期間である疑似リングバックトーンの断の時間 からはずれていても、数サイクルで必ず検出周期に合致し、CNGを検出するこ とができる。CNGが検出された場合は、ファクシミリからの着信であると判定 され、CPU20は、直ちに、疑似リングバックトーンと疑似ベル音の発生を停 止し、CED/DISの送出手順にジャンプする。発呼側からのDCSの応答が あればファクシミリ受信手順に入ることができる。DCSが受信できない場合は 、約40秒を経過した時点で回線切断命令DCNを送出して回線を切断する。
【0030】 着信が通話の場合には、CNGが検出されないから、疑似ベル音の鳴動が繰り 返される。この過程において、オペレータが応答し、付属電話機または子電話機 の送受話器を上げると、オフフックが検出されて、回線制御部は、オフフックし た送受話器を回線に接続し、発呼側との通話が可能となる。疑似リングバックト ーンと疑似ベル音の発生は停止される。疑似ベル音が9回の間に付属電話機また は子電話機がオフフックされなければ、ファクシミリ受信手順に移行する。
【0031】 オペレータが不在等により、疑似リングバックトーンの発生回数が設定回数9 に達すると、応答メッセージ2を送出するようにしてもよい。応答メッセージ2 は、録音メモリを使いきったときに送出するためのものであり、「はい、こちら は○○でございます。ただいま外出しております。FAXを受けることができま すので、FAXの方は送信ボタンを押して下さい。」などという内容のものであ る。発呼側は、これを聞いて、留守であることがわかるから、ここで電話を切る ことにより、それ以上の課金を防ぐことができる。
【0032】 応答メッセージ2を送出するようにした場合は、その後、ファクシミリ受信モ ードに設定される。発呼側が手動送信のファクシミリの場合には、第2のメッセ ージを聞いた後、引き続いて発呼側に送出されるCEDとそれに続くDISのピ ーという音を聞いて送信ボタンを押せばよい。これにより発呼側からのファクシ ミリを受信することができる。
【0033】 発呼側からファクシミリ信号の送信がなければ、DISの送出は繰り返され、 CEDの送出開始から約40秒を経過した時点で回線切断命令DCNを送出して 回線を切断する。
【0034】 なお、この実施例では、CNGの監視は、疑似リングバックトーンの断の期間 に行なった。したがって、CNGの監視のときには、疑似リングバックトーンが 回線に送出されないから、疑似リングバックトーンの高調波等の影響を受けるこ となくCNGの検出を行なうことができる。疑似リングバックトーンの高調波等 の影響を受けにくい判定手段を用いて、疑似リングバックトーンの送出中におい ても、CNGの検出を行なうようにしてもよい。
【0035】 図8は、図7で説明したFAX/TEL自動切換モードを説明するためのフロ ーチャートである。着呼によりフローがスタートする。ベル音をカットしてノン コール着信を行なう。S101でベル音を2回受信して回線の直流回路を閉結し 、S102で、発呼側からのCNGの検出を行なう。2秒間にCNGが検出され ない場合には、S103からS104に移行して、疑似リングバックトーンを送 出する。1秒後に、疑似リングバックトーンを断とし、S106からS102に ループして、CNGの検出と疑似リングバックトーンの送出を繰り返す。CNG が検出されれば、S102からS116へ移行して、S116でCED,DIS を送出し、S118に移り、ファクシミリ受信手順が遂行される。したがって、 この段階でCNGが検出されれば、無鳴動でファクシミリの受信に移行できる。
【0036】 疑似リングバックトーンの設定回数、例えば、4回以内にCNGが検出できな い場合は、S105からS107に移行し、疑似ベル音を発生させて、付属電話 機および子電話機を鳴動させて着信を知らせる。同時に、S108からS112 をループしてCNGの検出と疑似リングバックトーンの送出を繰り返す。CNG が検出されれば、S108からS115へ移行して、疑似ベル音を停止して、S 116でCED,DISを送出し、S118に移り、ファクシミリ受信手順が遂 行される。疑似ベル音の設定回数、例えば、9回以内にCNGが検出できない場 合も、S111からS115へ移行して、疑似ベル音を停止して、S116でC ED,DISを送出し、S118に移り、ファクシミリ受信手順が遂行される。
【0037】 S102乃至S106におけるCNGの検出と疑似リングバックトーンの送出 の繰り返しのループ中に、付属電話機または子電話機がオフフックされれば、S 106からS114に移行して、回線を電話機側に切り換え、通話が行なわれる 。S108乃至S112における疑似ベル音を鳴動させながらCNGの検出と疑 似リングバックトーンの送出を繰り返すループ中に、付属電話機または子電話機 がオフフックされれば、S112からS113に移行し、疑似ベル音を停止して 、S114で、回線を電話機側に切り換え、通話が行なわれる。通話中において 、発呼側から、ファクシミリの送信が要求された場合は、スタート/コピーボタ ンを押して手動で、または、特定の番号をダイヤル発信してFAX部に転送して 、ファクシミリ受信モードに切り換え、受信を行なうことができる。
【0038】 第3の受信モードは、留守録/FAX自動切換モードである。このモードは、 留守録設定であり、通話は、TAD部に録音され、また、ファクシミリを受信し た場合は、ファクシミリ受信手順に移行する。図9は、留守録/FAX自動切換 モードについての時間的経過の説明図である。図中の時間は例示であって、これ に限られるものではない。図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0039】 着呼があると、回線から16Hzの直流断続信号がベル音として受信され、着 信検出回路54で検出される。切換スイッチ49は図の位置に接続されているか ら、付属電話機および子電話機はベル音が鳴る。ベル音は、着信検出回路54を 通してCPU20で検出され、FAX部で認識される。一定回数、この例では、 2回のベル音を検出すると、CPU20がTAD部へ着信命令を出し、TAD部 が回線の直流回路を閉結する。これによりベル音は停止し、回線からの信号を受 信する。用件録音,メモ録音,会話録音のいずれもない場合には、5回のベル音 でTAD部が着信する。
【0040】 ついで、TAD部は、応答メッセージ1を回線に送出する。応答メッセージ1 は、最大16秒であり、例えば、「はい、こちらは○○でございます。ただいま 外出しておりますので、ご用件はこの留守番電話が承ります。ピーという音が鳴 り終わりましたら、お名前、と電話番号、ご用件をお話下さい。また、FAXを 受けることができますので、FAXの方は送信ボタンを押して下さい。」という ものである。応答メッセージ1に続いて、「ピー」という録音状態に移行する合 図音を送出し、用件録音状態に入る。用件録音の時間は、1用件で、最大5分で ある。ICM全体の録音時間は、例えば、10〜20分程度とする。
【0041】 着信によりCPU20は、付属電話機および子電話機のオフフックを監視し、 オフフックされれば、応答メッセージ1の送出または録音を終了して通話ができ る。着信と同時にスピーカ12がオンされ、応答メッセージ1や用件の通話が放 声される。
【0042】 用件録音に入ると、70秒以内に、6秒間の無音状態の継続が検出されるとフ ァクシミリ受信手順に移行する。また、70秒経過後に、6秒間の無音状態の継 続が検出されると、録音を終了し、回線断とする。また、録音中にCNGを2回 検出した場合は、録音を終了し、ファクシミリ受信手順に移行する。CNGの検 出が、録音開始から10秒以内であれば、録音内容をICMから消去してファク シミリ受信手順に移行する。録音中に、ビジートーンを検出した場合、または、 回線の瞬断(発信側で回線を断とした場合に、瞬時の断が起こる。)を検出した 場合には、録音を終了して回線断とする。
【0043】 図10は、図9で説明した留守録/FAX自動切換モードを説明するためのフ ローチャートである。このモードの設定は、留守録ボタン92を押してセットす る。それによりTAD部とFAX部とで、コマンドとデータを送受するハンドシ ェークが行なわれる。一例としては、TAD部より、留守設定のコマンド(1バ イト)、ICMの録音残り時間データ(2バイト)、各種情報、用件数データ( 1バイト)をFAX部へ送り、FAX部はそれを受けて、留守録設定のLEDを オンにして、LCDの表示を変更する。この状態が待機状態であり、着呼により フローがスタートする。回線から16Hzの直流断続信号がベル音として受信さ れ、着信検出回路54で検出される。上述したように、ベル音の2回または5回 で、FAX部のCPU20から、TAD部へ着信命令と暗証番号(4バイト)が 送られ、S121でTAD部が回線の直流回路を閉結する。暗証番号は、リモー ト受信の際に送られた暗証番号である。
【0044】 ついで、S122で、TAD部は、応答メッセージ1を回線に送出する。また 、TAD部は、時計データを要求するコマンドをFAX部に送り、S123で、 TAD部は、FAX部から送られた時計データコマンドとともに送られた時計デ ータ(月日時分の各1バイト)を読み込む。これによりTAD部は、「ピー」と いう合図音を回線に送出し、S124で、用件録音状態に入る。FAX部は、S 125で、CNGの検出を開始し、同時に無音検出を開始する。また、録音開始 時点を0とするタイマーを起動させ、S126乃至S131のループに入る。
【0045】 CNGが検出されれば、FAX部からTAD録音終了のコマンドをTAD部に 送り、S126からS132へ移行して、録音開始から10秒以内であれば、S 133で、録音を終了し、録音内容に通話が含まれる可能性は極めて小さく、フ ァクシミリの受信だけであると考えられるから、録音内容を消去し、S135の ファクシミリ受信手順を行なう。S132において、10秒を超えていれば、手 動送信のファクシミリと考えられ、S134で、録音を終了し、S135のファ クシミリ受信手順を行なう。ファクシミリ受信が終了すれば、回線を断とし、F AX部から、留守設定要求のコマンドをTAD部に送る。これを受けて、TAD 部は、留守設定のコマンドに続いて、残り時間データ、各種情報、用件数データ をFAX部へ送り、S141の待機状態となる。
【0046】 S127の無音検出は、無音状態が6秒継続した場合をFAX部が監視してい る。無音が検出されると、FAX部は、TAD録音終了のコマンドをTAD部に 送り、S136へ移行して、録音を終了する。録音開始から70秒以内に無音状 態となった場合は、ファクシミリの手動送信が考えられるから、S138でファ クシミリ受信手順を行なう。70秒を超えた場合は、S141の待機状態となる 。
【0047】 TAD部からのコマンドを受けた場合は、S128からS139へ移行してコ マンド処理を行ない、ループへ戻る。
【0048】 FAX部でTADのオンフックを検出して回線断が検出された場合、S130 からS140へ移行して、録音を終了し、FAX部から、留守設定要求のコマン ドをTAD部に送る。これを受けて、TAD部は、留守設定のコマンドに続いて 、残り時間データ、各種情報、用件数データをFAX部へ送り、S141の待機 状態となる。
【0049】 瞬断がFAX部で検出された場合も同様であり、TAD録音終了のコマンドが TAD部に送られ、S129からS140へ移行して、TAD部は録音を終了し 、回線断の後、FAX部から、留守設定要求のコマンドをTAD部に送る。これ を受けて、TAD部は、留守設定のコマンドに続いて、残り時間データ、各種情 報、用件数データをFAX部へ送り、S141の待機状態となる。
【0050】 子電話機がオフフックされた場合は、S131からS140へ移行して録音を 終了し、子電話機での通話が終了した後、S141の待機状態となる。
【0051】 TAD部におけるICM録音開始動作のフローを図11で説明する。着呼によ り、S150で、図10で説明したように、FAX部から、着信命令と記憶され ている暗証番号がTAD部に送られる。S151でTAD部が回線の直流回路を 閉結して着信する。ICMの残り時間が8秒以下となっている場合には、録音時 間が短すぎるので、S152からS158へ移行するが、そうでない場合は、録 音態勢に入る。まず、S153で、上述したような内容の応答メッセージ1(O GM1)を送出し、S154で、TAD部は、時計データを要求するコマンドを FAX部に送り、S155で、TAD部は、FAX部から時計データコマンドと ともに送られた時計データを取り込む。これによりTAD部は、「ピー」という 合図音を回線に送出し、S157で、用件録音状態に入る。録音開始とともに、 CNGの検出、無音検出等が開始することは上述したとおりである。なお、録音 状態に入る以前に、リモート操作を要求する「#」が受信されれば、S156か ら、後述するリモート操作に移行する。
【0052】 ポケベル転送がセットされている場合には、録音終了後に、FAX部から、T AD部に転送要求のコマンドが送られる。10秒後にTADがオフフックされ、 この実施例では、短縮番号の19番に記憶されている電話番号が読み出されてダ イヤル発呼が行なわれる。その後転送トーンが送出され、40秒後にオンフック されて、回線が断となる。FAX部は、TADのオンフックを検出し、それによ り、留守設定要求のコマンドをTAD部に送る。これを受けて、TAD部は、留 守設定のコマンドに続いて、残り時間データ、各種情報、用件数データをFAX 部へ送り、待機状態となる。
【0053】 S152で、ICMの残り時間が8秒以下である場合には、S158へ移行し て、上述したような内容の応答メッセージ2(OGM2)を送出し、S159で 、TAD部は、時計データを要求するコマンドをFAX部に送り、S160で、 TAD部は、FAX部から送られた時計データコマンドとともに送られた時計デ ータを取り込む。ついで、ファクシミリ受信の監視をするために、S161で、 10秒タイマーをスタートさせる。10秒経過した場合には、または、ビジート ーンが検出された場合は、S162またはS163から回線を断とする。FAX 部は、TADのオンフックを検出し、それにより、留守設定要求のコマンドをT AD部に送る。これを受けて、TAD部は、留守設定のコマンドに続いて、残り 時間データ、各種情報、用件数データをFAX部へ送り、待機状態となる。
【0054】 この間に、リモート操作を要求する「#」が受信されれば、S164から、後 述するリモート操作に移行する。
【0055】 図12,図13は、リモート操作の一例を説明するためのフローチャートであ る。上述したように、着信後に「#」が受信されると、リモート操作モードに移 行する。OGM1が送出中であれば、S170で、送出を停止する。後述するよ うに、続いて暗証番号が送られるが、その正誤に関係なく、リモート操作モード に入り、S171で、TAD部からリモート動作のコマンドをFAX部へ送出す る。それにより、FAX側でのCNG検出、無音検出は中止され、それ以後は行 なわれない。ついで、S172乃至S175のループに入り、暗証番号を待つ。 この間に付属電話機または子電話機がオフフックされれば、S172でループを 抜けて、通話が行なわれる。S173で暗証番号のDTMFに続いて、S174 で「#」が受信されると、S176で着信時にFAX部から送られた暗証番号と 、受信された暗証番号との比較が行なわれ、一致しない場合は、S177でエラ ー音を回線に送出し、S178からS172へ戻り、再度の暗証番号の受信を待 つ。受信した暗証番号が3回にわたって、一致しない場合は、S179へ移行し て、TAD側でオンフックして回線を切断する。
【0056】 S176において、着信時にFAX部から送られた暗証番号と、受信された暗 証番号との比較が行なわれた結果が一致した場合は、図13のAに移行する。
【0057】 図13では、さらに暗証番号のチェックが行なわれる。受信した暗証番号が、 「0000」である場合には、リモート操作には入らないようにしている。暗証 番号は、機器のユーザが設定登録するものであるが、初期設定では、適当な暗証 番号が登録されている。この例では、「0000」ある。ユーザが暗証番号を最 初に登録しないままでいたり、あるいは、バックアップ電池の消耗により、停電 があった場合などに再登録を忘れていると、暗証番号が、「0000」となって いる。この状態では、第三者が、初期設定番号である「0000」を発信すると 、リモート操作が行なわれてしまう。そこで、S190で、初期設定番号である か否かのチェックが行なわれる。初期設定番号であれば、S191でエラー音を 発信して、Bから図12のBへ入り、S179へ移行して、TAD側でオンフッ クして回線を切断する。したがって、初期設定番号ではリモート操作を行なうこ とはできない。
【0058】 図13に戻って、S190で、受信した暗証番号が初期設定番号でなければ、 まず、ICMの録音内容を発呼側に伝える。S192で、確認の短いビープ音を 送出した後、メモ録音があれば、S194で、1秒間のビープ音の送出を行なう 。メモ録音がなければ、S194をパスする。次に、用件録音の数の発信を行な うが、用件録音は、録音の都度、録音開始時刻と、最初を1とし、順次録音の際 にカウントアップされる番号が用件録音ごとにメモリされている。用件録音の数 をmとして説明すると、S196乃至S202が、用件録音の数の発信のフロー である。すなわち、mが10以上であれば、ビープ音の数nを10とし、それ以 下の場合には、mをビープ音の数nとする。jを1からカウントアップするごと に、S200で短いビープ音を発する。S201において、j=n、つまり、n 個のビープ音を送出して、S203へ移行する。したがって、発呼側で、短いビ ープ音の数を数えることによって、用件録音の数を知ることができる。用件録音 がない場合は、S195からS203に移行する。
【0059】 S203乃至S210のループは、リモート操作のコマンドを受信するフロー である。リモート操作のコマンドは、この実施例では、下記の6種類である。 0# …… 留守設定解除 1# …… ルームモニタ 40# …… 再生 42# …… 全消去 60# …… 転送セット 61# …… 転送解除 また、リモート再生中に、下記の操作が可能である。 40# …… 再生終了 41# …… 消去 44# …… 一時停止 45# …… リピート 46# …… スキップ さらに、ルームモニタ中には、「1#」によりモニタ動作を終了することがで きる。
【0060】 これらのコマンドの意味は、例えば、発呼側から、プッシュボタンで「40」 を発信した後、「#」を発信すると、「40#」のコマンドが送信され、録音内 容の再生が行なわれるということを意味したものである。しかし、これらのコマ ンド番号は、適宜に定めることができ、また、これ以外にも、他のコマンドを取 捨することができる。例えば、ファクシミリの受信状態をビープ音で知らせたり 、ポケベル転送を行なうようにして、その設定・解除をリモートで行なうように することも可能である。さらに、ファクシミリの受信モードに、メモリ受信を設 定できるようにしたり、これをリモートで設定・解除できるようにすることも可 能である。メモリ受信にしておけば、外部のファクシミリ装置から、その受信内 容をポーリングすることもできる。
【0061】 図13のフローでは、「0#」の図示は省略したが、S203乃至S210の ループ中に「0#」を受信すると、FAX部におけるモード設定状態のメモリに は、在宅設定が収納される。手動受信モードにおいて、留守設定を外部電話機か ら行なうには、この実施例では、ベル音の回数、例えば、20回のベル音の受信 で、留守設定要求コマンドがFAX部からTAD部へ送られ、留守録/FAX自 動切換モードの設定ができるようにした。第1の所定回数のベル音が受信され、 回線断の後に、所定時間内に、第2の所定回数のベル音を受信した場合に、留守 設定ができるようにするという2段操作により、手動受信モードにおいて、設定 コマンドを送信するようにすれば、偶発的な状態でモード設定が行なわれる確率 を低くすることができる。
【0062】 リモート操作モードについて説明する。S203乃至S210のループ中に、 「1#」を受信すると、ルームモニタ中でなければ、S203,S211からS 212へ進み、ルームモニタを開始して、S203乃至S210のループに戻る 。ルームモニタ中は、マイク8を通して室内の音を外部電話機から聴取できる。 再度「1#」を受信すると、S203,S211からS213へ進み、ルームモ ニタを終了して、S203乃至S210のループに戻る。
【0063】 「40#」を受信した場合には、S214へ移行して、リモート再生が行なわ れる。リモート再生については、図14乃至図17で後述する。
【0064】 ポケベル転送の設定・解除は「60#」「61#」で行なわれる。この実施例 では、ポケベル転送の電話番号が短縮番号の19に登録されている。したがって 、「60#」を受信した場合に、短縮番号19に登録があれば、S206,S2 16からS217へ進み、転送セットコマンドがFAX部からTAD部へ送られ 、ポケベル転送がセットされる。転送電話にするようにしてもよい。また、「6 1#」を受信した場合には、S207からS218へ進み、転送解除コマンドが FAX部からTAD部へ送られ、ポケベル転送モードが解除される。
【0065】 S203乃至S210のループ中に、60秒間操作が行なわれない場合、ビジ ートーンを検出した場合、あるいは、付属電話機または子電話機がオフフックさ れた場合には、それぞれ、S208,S209,S210から図12のBへ移行 し、S179で、TADがオンフックされる。S210のオフフックの場合には 、通話が行なわれる。
【0066】 図12に戻って、S179でTAD部がオンフックした後、リモート操作中に 消去が行なわれた場合には、S180からS181へ進み、ガベージ中のコマン ドを送り、S182でガベージ処理が行なわれ、ガベージ終了によりS183か らS184,S185へ移行する。S184,S185において、FAX部にお けるモード設定状態のメモリが、留守設定であるか、在宅設定であるかが、判断 され、留守設定要求コマンドまたは在宅設定要求コマンドがFAX部からTAD 部へ送られる。これを受けて、TAD部は、受信したコマンドが留守設定であれ ば、S186からS187へ進んで留守設定を行ない、留守設定コマンドをFA X部に送る。受信したコマンドが在宅設定であれば、S186からS188へ進 んで在宅設定を行ない、在宅設定コマンドをFAX部に送る。これに続いて、S 189で、残り時間データ、各種情報、用件数データをFAX部へ送り、待機状 態となる。
【0067】 図14乃至図17は、図13のS214のリモート再生の一例を説明するため のフローチャートである。図14は会話録音の再生のフロー、図15はメモ録音 の再生のフロー、図16は用件録音の再生のフロー、図17はリモート再生モー ドの終了のフローである。
【0068】 図14から説明する。リモート再生が「40#」で選択されると、S220で 会話録音があるか否かが判断され、会話録音があれば、図14のS221で録音 の再生が開始される。再生中は、S222乃至S229をループしている。S2 22乃至S229のループ中に、「40#」を受信すると、リモート再生を終了 して、S222から図17のEへジャンプする。
【0069】 S222乃至S229のループ中に、「41#」を受信すると、S223から S230へ進み、再生中の会話録音を消去して図15のCへ移行する。
【0070】 S222乃至S229のループ中に、「44#」を受信すると、S224から S231へ進み、再生を一時停止して、S232からS234乃至S237をル ープする。「44#」を受信すると、S233で再生を再開し、S222乃至S 229のループに戻る。一時停止中に、1分間なんらの操作も行なわれなければ 、S237から図17のEへジャンプする。一時停止中に、「45#」を受信す ると、S234からS238を経由して1秒間後に会話再生を最初から行なうリ ピートが行なわれる。一時停止中に、「41#」を受信すると、S235からS 230へ進み、会話録音を消去して図15のCへ移行する。一時停止中に、「4 6#」を受信すると、S236から、以後の会話録音の再生をスキップして図1 5のCへ移行する。
【0071】 S222乃至S229のループ中に、「45#」または「46#」を受信した 場合は、上述したと同様に、リピートまたはスキップが行なわれる。
【0072】 S222乃至S229のループ中に、ビジートーンを検出した場合、あるいは 、付属電話機または子電話機がオフフックされた場合には、それぞれ、S227 ,S228から図15のCへ移行する。S229のオフフックの場合には、通話 が行なわれる。また、会話録音の再生が終了すれば、S229から図15のCへ 移行する。S220において、会話録音がない場合も、同様に、図15のCへ移 行する。
【0073】 図15は、メモ録音の再生のフローである。図14のCから移行する。このフ ローは、図14と同様であり、図14の説明から理解できるところであるので、 説明を省略する。なお、メモ録音がない場合、メモ録音の再生が終了した場合、 あるいは、消去、スキップが行なわれた場合は、Dから図16のDへ移行する。
【0074】 図16は、用件録音の再生のフローである。図15のDから移行する。このフ ローも、図14と同様であるが、用件録音の数が2以上の場合がある点が相違す る。すなわち、S280で、iを用件録音の数mに置換して、S282でi件目 から、再生を開始する。最新の録音から順に再生が行なわれるのである。i件目 の再生中の操作は、図14で説明したフローと同様であるので説明を省略する。 i件目の再生が終了すれば、S291へ進み、iを1減じて、1つ前の用件録音 を再生し、これを繰り返す。全件の再生が終了すれば、i=0となるから、S2 81から図17のEへ移行する。また、用件録音がない場合、あるいは、消去、 スキップが行なわれた場合は、Eから図17のEへ移行する。
【0075】 図17は、リモート再生モードの終了のフローである。図14乃至図16のE から移行する。S310でビープ音を回線に送出し、S311で60秒にセット されたタイマを起動し、S312乃至S315のループに入る。タイマのタイム アップで、S315から待機状態となる。60秒の間に「40#」を受信すると 、S312から、図14のFに戻り、リモート再生をもう一度最初から行なうこ とができる。「45#」を受信すると、S313からS316へ進み、iに1を 加えて、図16のGに戻り、最後にした用件録音の再生の1つ前の用件の再生状 態に入る。「42#」を受信すると、S314からS317へ進み、全消去を行 なって、図13のS203乃至S210のループに戻り、待機状態となる。
【0076】 図14のS238,S239,S241、図15のS268,S269,S2 71、図16のS300,S301の1秒タイマのステップは、このステップに 移行したときに1秒タイマがスタートし、タイムアップするまでの間に、「40 #」,「41#」,「44#」,「45#」,「46#」を受信すると、それぞ れに対応した再生終了,消去,一時停止,リピート,スキップの動作を行なうも のであるが、その部分のフローの図示は省略した。なお、この場合、1桁目のD TMFを検出した段階で1秒タイマをリセットし、次の桁を受信するために1秒 タイマを再スタートさせ、3桁を受信した段階でコマンドを調べ、それが「40 #」,「41#」,「44#」,「45#」,「46#」のいずれかに該当した 場合にその操作を行なわせ、いずれにも該当しない場合や、受信がなくタイムア ップしたときは、1秒タイマの次のステップに移行するようにしてもよい。リモ ート操作でのボタン発信の余裕をとることができる。
【0077】 なお、「40#」,「41#」,「44#」,「45#」,「46#」に限ら ず、リモート操作のコマンドは、上述した例に限られるものではない。数字部分 は1桁でもよいことは勿論である。上述の1秒タイマのように短い時間のタイム アップの間にコマンドを送信するような操作を行なわせるためには、コマンドは 簡単な方がよい。1桁の数字と「#」等の記号を組み合わせてもよい。
【0078】 図18乃至図21は、図6の再生/停止ボタン93を押した場合の再生動作の 一例を説明するためのフローチャートである。図18は会話録音の再生のフロー 、図19はメモ録音の再生のフロー、図20は用件録音の再生のフロー、図21 は再生動作の終了のフローである。
【0079】 図18から説明する。再生/停止ボタンが押されると、S320で会話録音が あるか否かが判断され、会話録音があれば、図18のS321で録音の再生が開 始される。再生中は、S322乃至S327をループしている。S322乃至S 327のループ中に、再生/停止ボタンが押されると、再生動作を終了して、S 324から図21のKへジャンプする。
【0080】 S322乃至S327のループ中に、リピートボタンが押されると、S322 からS328の1秒タイマを起動し、その後、S321へ戻り、リピート動作が 行なわれる。
【0081】 S322乃至S327のループ中に、スキップボタンが押されると、会話録音 の再生を停止して、図19のHに移行して、スキップ動作が行なわれる。
【0082】 S322乃至S327のループ中に、消去ボタンが押されると、S325から S329へ進み、再生中の会話録音を消去して図19のHへ移行する。
【0083】 S322乃至S327のループ中に、一時停止ボタンが押されると、S326 からS330へ進み、再生を一時停止して、S331乃至S334をループする 。このループ中にリピートボタンまたはスキップボタンが押されると、S331 またはS332から、上述したリピート動作またはスキップ動作が行なわれる。 また、S331乃至S334のループ中に再生/停止ボタンが押されると、再生 動作を中止して、図21のKへジャンプする。S331乃至S334のループ中 に一時停止ボタンが押されると、S233で再生を再開し、S222乃至S22 9のループに戻る。
【0084】 会話録音の再生が終了すれば、S327からS336へ進み、1秒タイマをス タートさせる。タイムアップでS339から図19のHへ移行する。S320に おいて、会話録音がない場合も、同様に、図19のHへ移行する。タイムアップ の前にリピートボタンが押されれば、S337からS328へ進み、リピート動 作を行なう。また、タイムアップの前に再生/停止ボタンが押された場合は、再 生動作を終了して、図21のKにジャンプする。
【0085】 図19は、メモ録音の再生動作のフローである。図18のHから移行する。こ のフローは、図18と同様であり、図18の説明から理解できるところであるの で、説明を省略する。なお、メモ録音がない場合、メモ録音の再生が終了した場 合、あるいは、消去、スキップが行なわれた場合は、図20のIへ移行する。
【0086】 また、リピートボタンが押された場合は、S369へ移行して1秒タイマをス タートさせる。タイムアップによりS341へ戻って、メモ録音の再生を繰り返 すが、タイムアップ前にリピートボタンが再度押されれば、図18のLへ戻り、 会話録音の再生からリピートする。タイムアップ前に再生/停止ボタンが押され れば、再生動作を終了して、図21のKへジャンプする。
【0087】 図20は、用件録音の再生のフローである。図19のIから移行する。このフ ローも、図20と同様であるが、用件録音の数が2以上の場合がある点が相違す る。すなわち、S360で、iを用件録音の数mに置換して、S362でi件目 から、再生を開始する。最新の録音から順に再生が行なわれるのである。i件目 の再生中の操作は、図14で説明したフローと同様であるので説明を省略する。 S368でi件目の再生が終了し、S370で1秒タイマをスタートさせ、タイ ムアップによりS374で、iを1減じて、S361からS362へ戻り、1つ 前の用件録音を再生し、これを繰り返す。最後の再生はi=1であるから、この 再生が終了すれば、S369から図21のJへ移行する。また、用件録音がない 場合、あるいは、再生/停止ボタンが押された場合は、図21のKへ移行する。
【0088】 リピートボタンが押された場合は、S376で1秒タイマがスタートする。1 秒以内に再度リピートボタンが押されると、S377からS380,S381へ 移行して、iに1を加え、S376に戻って、1秒タイマをスタートさせる。し たがって、リピートボタンが1秒以内に押される度に、iに1が加えられ、タイ ムアップでS361に戻り、i番目の再生が行なわれる。iがmに等しくなった 場合は、S380から図19のMに戻り、さらに、1秒以内にリピートボタンが 押されると、図19で説明したように、メモ録音の再生、さらに、会話録音の再 生に戻ることができる。また、スキップボタンが押された場合には、次の用件録 音(1つ前の録音)の再生にスキップする。
【0089】 図20は、再生動作の終了のフローである。図20のJまたは図18乃至図2 0のKから移行する。図20のJから移行した場合は、S400で60秒にセッ トされたタイマを起動し、S401乃至S403のループに入る。タイマのタイ ムアップで、S403からS406乃至S408のガベージ動作が行なわれる。 再生動作中に消去が行なわれた場合には、S406からS407へ進み、ガベー ジ処理が行なわれ、ガベージ終了によりS408から待機状態となる。
【0090】 60秒のタイムアップの前にリピートボタンが押されれば、用件録音があれば 、S401,S404から、図20のRに戻り、用件録音がなく、メモ録音があ れば、S405から図19のNに戻り、メモ録音もなければ、S405から図1 8のLに戻る。再生/停止ボタンが押されれば、S402からS406へ進む。
【0091】 図22,図23は、再生動作におけるFAX部とTAD部との間に送受信され るコマンドの概要を説明するためのフローチャートである。再生動作中は、S4 10乃至S416をループしている。会話再生動作に入るには、TAD部から、 会話再生コマンドがFAX部へ送信され、S410で、これを受信したFAX部 では、S417でLCD表示部に、「カイワサイセイチュウ」の表示を行なう。 TAD部から、会話消去コマンドがFAX部へ送信され、S411で、これを受 信したFAX部では、S418でLCD表示部に、「カイワショウキョシマシタ 」の表示を行なう。TAD部から、メモ再生コマンドがFAX部へ送信され、S 412で、これを受信したFAX部では、S419でLCD表示部に、「メモサ イセイチュウ」の表示を行なう。TAD部から、メモ消去コマンドがFAX部へ 送信され、S413で、これを受信したFAX部では、S420でLCD表示部 に、「メモショウキョシマシタ」の表示を行なう。TAD部から、用件再生コマ ンドがFAX部へ送信され、S414で、これを受信したFAX部では、続いて 送られる件数データ、タイムスタンプをS421で受信し、S422でLCD表 示部に、「iケンメ ×月×日××:××」の表示を行なう。
【0092】 終了コマンドや、再生終了コマンドをFAX部が受信すると、図23のPへ移 行する。FAX部では、留守設定要求または在宅設定要求コマンドをTAD部に 送信し、TAD部からの設定コマンドを待つが、TAD部では、再生中に消去が 行なわれた場合には、DSPが消去された録音をICMから削除し、残った録音 データを順に詰めるガベージ処理を行なう場合がある。この場合には、TAD部 からFAX部へ、ガベージ中コマンドを送信する。S430で、これを受信した FAX部では、S431でLCD表示部に、「シバラクオマチクダサイ」の表示 を行なう。上述した設定要求コマンドは、設定コマンドを受信するまで繰り返し て送信される。設定要求コマンドは、設定データがFAX部にメモリされている から、それに基づいて、S432で留守設定であれば、S433で留守設定要求 コマンドをTAD部に送信し、在宅設定であれば、S434で在宅設定要求コマ ンドをTAD部に送信する。S435でTAD部が受信したコマンドが、留守設 定要求コマンドであれば、TAD部は、留守設定を行ない、S437で、留守設 定コマンドをFAX部に送信する。S435でTAD部が受信したコマンドが、 在宅設定要求コマンドであれば、TAD部は、在宅設定を行ない、S438で、 在宅設定コマンドをFAX部に送信する。TAD部は、設定コマンドに続いて、 ICMの残り時間データ、各種情報、用件数データをFAX部へ送る。FAX部 では、S439で、これを受信した後、待機状態となる。待機状態では、S44 0に示すように、日時、曜日、時間の表示を行なう。
【0093】 図24は、停電が生じた後に、回復して電源がオンされたときの初期状態のフ ローチャートである。図の右側のS450乃至S464はFAX部であり、左側 のS470乃至S481はTAD部である。停電が回復すると、FAX部では、 S450で、起動プログラムがスタートする。同時にTAD部では、S470で バックアップバッテリの電圧がチェックされる。バックアップバッテリは、IC Mの電源を確保するためのものであり、消耗した場合には、OGMや留守録の内 容が消去されてしまう。OGMが録音されていない場合には、留守録の設定はで きないという問題がある。
【0094】 バッテリの電圧チェックの結果、電圧が所定値以上でない場合には、ICMが 消去状態であるとして、S472で、フラグを0にする。電圧があれば、S47 1でフラグを1とする。ついで、S474のDSPのセルフチェックに入る。こ の実施例では、セルフチェックの時間は40秒程度を必要としている。FAX部 では、S451で在宅設定要求コマンドを送出した後、S452で、2秒タイマ をスタートさせ、S453でTAD部からの在宅設定コマンドを待つ。TAD部 では、S473で在宅設定要求コマンドを受信しても、チェック中であるから、 在宅設定コマンドをFAX部に送ることはできない。FAX部においては、S4 54で、タイマがタイムアップすると、S451へ戻り、在宅設定要求コマンド の送出と、在宅設定コマンドの受信を繰り返す。S473乃至S475のループ において、DSPのセルフチェックが完了すると、S475からS476へ進み 、在宅設定とした後、在宅設定コマンドを送出する。TAD部は、設定コマンド に続いて、フラグと、ICMの残り時間データ、各種情報、用件数データをFA X部へ送る。FAX部では、S453で在宅設定コマンドを受信し、S455で データを受信して、S456へ進む。
【0095】 S456では、OGMの状態のチェックを行なう。チェックは、フラグが0で あり、かつ、データ数が0であることを条件として、OGMの消去を確認する。 ともに0である場合は、S457へ移行して、電池交換のアラームのLEDを点 灯するとともに、例えば、「メッセージガ ショウキョサレマシタ」というメッ セージを、FAX部において、記録部から印字出力する。このメッセージは、あ らかじめROM等に収納しておいて、印字出力の際に、これを読み出し、FAX 部の記録部に与えるようにする。メッセージの収納は、文字コードで収納させ、 キャラクタジェネレータを用いて、ビットデータに変換するようにすれば、記憶 容量を少なくできる。もちろん、ビットデータとして記憶しておいてもよい。印 字出力が行なわれれば、記録紙が出力されるから、OGMが消去されたこと確実 に報知でき、見逃すことを避ける上で有効である。
【0096】 続いて、フラグが1であり、かつ、FAX部における設定状態のメモリが、留 守設定であれば、S459で、留守設定要求コマンドを送出する。TAD部では 、S478で、設定要求を受信し、これが留守設定であれば、S479から、S 480へ進み、留守設定を行ない、留守設定コマンドをFAX部に送出する。つ いで、S480で、ICMの残り時間データ、各種情報、用件数データをFAX 部へ送出する。留守設定でない場合は、在宅設定がすでにされているから、S4 79から待機状態になる。FAX部では、S460で留守設定コマンドを受信し 、S461で、データを受信する。S462で、留守ランプをONにし、自動受 信ランプをONにして、S464で、日時、曜日、時間の表示を行なって、待機 状態となる。S458で、留守設定ができなければ、在宅設定のままとし、S4 63で留守ランプをOFFにして、S464で、上述した表示を行なって、待機 状態となる。
【0097】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、OGMのクリア時、例えば、停電 等によって、OGMがクリアされた場合に、ファクシミリ部の記録装置を利用し て、応答メッセージが消去されたことを示す印字出力を行なうようにしたので、 OGMのクリア状態が確実に報知でき、見逃されることを防止できるという効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実
施例のTEL部とTAD部の概略構成図である。
【図2】本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実
施例のFAX部の概略構成図である。
【図3】本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実
施例の回線制御部の概略構成図である。
【図4】本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実
施例のモデムの概略構成図である。
【図5】本考案の留守録機能付ファクシミリ装置の一実
施例の外観を示す斜視図である。
【図6】図5のパネル面の配置を示す説明図である。
【図7】FAX/TEL自動切換モードについての時間
的経過の説明図である。
【図8】図7で説明したFAX/TEL自動切換モード
のフローチャートである。
【図9】留守録/FAX自動切換モードについての時間
的経過の説明図である。
【図10】図9で説明した留守録/FAX自動切換モー
ドのフローチャートである。
【図11】TAD部におけるICM録音開始動作のフロ
ーチャートである。
【図12】リモート操作の一例を説明するためのフロー
チャートも一部である。
【図13】リモート操作の一例を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図14】リモート再生の一例を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図15】リモート再生の一例を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図16】リモート再生の一例を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図17】リモート再生の一例を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図18】再生動作の一例を説明するためのフローチャ
ートの一部である。
【図19】再生動作の一例を説明するためのフローチャ
ートの一部である。
【図20】再生動作の一例を説明するためのフローチャ
ートの一部である。
【図21】再生動作の一例を説明するためのフローチャ
ートの一部である。
【図22】再生動作におけるFAX部とTAD部との間
に送受信されるコマンドの概要を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図23】再生動作におけるFAX部とTAD部との間
に送受信されるコマンドの概要を説明するためのフロー
チャートの一部である。
【図24】停電回復時の初期状態のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ダイヤル用ワンチップマイコン、2…TEL用キー
パッド、3…パルス送出回路、4…ダイヤル電源、5…
電池、6…トーンリンガ、7…スピーチネットワーク、
8…マイク、9…マイクアンプ、10…音声切換回路、
11…スピーカアンプ、12…スピーカ、13…CP
U、14…TAD用キーパッド、15…音声録音部、1
6…電池監視回路、17…バックアップ電池、18…表
示部、19…フォトカプラ、20…CPU、21,2
2,23…LED、24…原稿送り用モータ、25…記
録紙送り用モータ、26…読取部、27…画像処理部、
28…記録処理部、29…記録部、30…ROM、31
…RAM、32…計時部、33…操作部、34…表示駆
動部、35…表示部、36…モデム、37…回線制御
部、38…回線、39…ブザー、40…回線接続端子、
41…子電話機接続端子、42…付属電話機接続端子、
43…TAD部への接続端子、44,45…オフフック
検出回路、46,47…CPU(FAX部)へのデータ
線、48,49切換スイッチ、50,51…トランス、
52,53…モデムへの接続端子、54…着信検出回
路、55…呼出電圧発生部、56,57…CPU(FA
X部)へのデータ線、60…トーン発生部、61…画信
号モデム、62…モデムコントローラ、63…通信制御
信号モデム、64…トーン検出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ部と留守録部を有し、応答
    メッセージを留守録部に記憶する留守録機能付ファクシ
    ミリ装置において、前記応答メッセージを記憶する記憶
    部の電源をバックアップするバックアップバッテリと、
    該バックアップバッテリの電圧をチェックする電圧チェ
    ック手段と、該電圧チェック手段の出力に基づいて応答
    メッセージの録音状態を判別する録音状態判別手段を備
    え、停電解除時に前記録音状態判別手段により応答メッ
    セージが消去されたと判断された場合にファクシミリ部
    において応答メッセージが消去されたことを示す印字出
    力を行なう制御手段を有することを特徴とする留守録機
    能付ファクシミリ装置。
JP003489U 1997-05-01 1997-05-01 留守録機能付ファクシミリ装置 Pending JPH09521U (ja)

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