JPH09512075A - マイクロポンプ - Google Patents

マイクロポンプ

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Abstract

(57)【要約】 マイクロポンプは二個のガラスプレート(2、8)を含み、その間に加工されたシリコンプレート(6)が封入されている。吸入弁(12)、ポンプ室(14)、吐出弁(16)は、吸入管(4)および吐出管(5)の間に配置される。ポンプ室の壁をなすポンピングダイアフラム(36)は、ピストン式に機能する厚い中央部(38)を含む。圧電素子(52)は、中間部品(64)によってポンプ運動を行うようにダイアフラムに作用する。ポンプ室(14)と、ポンプ室を吸入および吐出弁に接続するスペース(22、24)とは、ポンプ運動の際のポンプ室の容積の減少によるマイクロポンプの内部容積の減少が、マイクロポンプに含まれる空気が吐出弁を開けるのに十分な圧力に圧縮されてマイクロポンプが自動始動するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の名称〕 マイクロポンプ 〔発明の詳細な説明〕 この発明は、少なくとも一つのベースプレートと、ベースプレートに結合され た第二プレートとを含み、プレートの少なくとも一つはポンプ室を決定するよう に加工され、マイクロポンプの少なくとも一つの吸入口にポンプ室を接続するた めの少なくとも一つの流体吸入制部品と、マイクロポンプの少なくとも一つの吐 出口にポンプ室を接続するための少なくとも一つの流体吐出制部品とを含み、ポ ンプ室はプレートの一つに加工された可動壁を含み、この可動壁は、ポンプ室の 吸入口が流体を吸い込む場合あるいはこの流体をポンプ室から吐出口に排出する 場合、相対する二方向に移動可能であり、該可動壁を移動することによりポンプ 室の容積を周期的に減少したり増加したりする作動手段が備えられるマイクロポ ンプであって、マイクロポンプの内部容積は、ポンプ室の容積と、ポンプ室を吸 入制御部品に接続するスペースの容積と、ポンプ室を吐出制御部品に接続するス ペースとを含むマイクロポンプに関する。 このようなポンプは、特に原位置での薬品投与に用いることが可能であり、ポ ンプを小型化することで、患者が自分でポンプを所持し、さらに場合によっては 体内に直接ポンプを埋め込むことができる。こうしたポンプはまた、注入する流 体の量が少なくても定量が可能である。 「Sensors and Actuators」第15号(1988年)第153〜167ページ のH.Van Lintel等による「A piezoelectric micropump based on micro-machin ing of silicon」という論文は、三枚のプレートの積層構造すなわち二枚のガラ スプレートの間に一枚の加工シリコンプレートを挟んだ構造をそれぞれ有するマ イクロポンプの実施例を二つ記載している。 シリコンプレートは、空洞を形成するようにエッチングされ、ガラスプレート の一方により、ポンプ室と、吸入弁と、ポンプ室を吸入通路と吐出通路にそれぞ れ連絡する少なくとも一つの吐出弁とを決定する。ポンプ室の壁を形成するプレ ート部分は、たとえば圧電チップまたは圧電結晶から構成される制御素子によっ て変形可能である。この部分は二つの電極を備え、この二電極が一つの電源に接 続されているとき、チップの変形、従ってプレートの変形を引き起こし、ポンプ 室の容積を変えることになる。ポンプ室のこのような可動壁または可変壁は、か くして二つの位置の間を移動することができる。 マイクロポンプの機能は以下の通りである。圧電チップにいかなる電圧も印加 されていない場合、吸入弁と吐出弁は閉じた位置にある。電圧が印加される場合 は、ポンプ室の圧力が増加し、吐出弁が開く。ポンプ室に含まれる流体はそのと き、第一位置から第二位置へ可変壁が移動することによって、吐出通路に向かっ て送り出される。この位相の間、ポンプ室を支配する圧力によって吸入弁は閉じ たままである。 逆に電圧を下げると、ポンプ室の圧力は減少する。これにより吐出弁は閉じ、 吸入弁は開く。そのとき可変壁は第二位置から第一位置へ移動するので、吸入通 路からポンプ室に流体が吸入される。 このタイプのマイクロポンプの機能は、内部容積に含まれる流体の圧縮率によ って非常に影響され、実際、このようなマイクロポンプは、含まれる空気量が多 すぎると機能しない。かくして吸入流量は著しく減少し、0になってしまうこと さえある。 同様に、このようなポンプの始動は複雑で、真空ポンプ、始動チャンバまたは 注入装置などの多くの装備を必要とする。このことから始動は、製造時に特別な 設備または工場で行うことしかできない。 幾つかのマイクロポンプはさらに、超過圧力に対する保護装置を吸入口に備え ているので、超過圧力を加えることにより始動することは不可能である。 さらにまた、吸込容積を大きくすることが可能で、特にエラストマー製で伸張 性の弾性ポンピング・ダイアフラムを用いた各種小型ポンプが知られている。こ の型のポンプの例としては、水槽で用いられているものが挙げられる。しかしな がら、これらのポンプは前述の加工法を用いるものではない。その上、使用する 材料が容易に伸びると空気や蒸気が漏れ、ハーメチックシールでないと受け入れ られない用途には適用できない。ポンプ装置がたとえばシール室に電子コンポー ネントを含む用途では、ポンプから蒸気が少しも漏れない。 脆くて実際には伸びないシリコンなどのハーメチックシール材では、蒸気の問 題に対して他の解決法を見つけなければならない。 本発明の目的は、マイクロポンプの内部を完全に密封し、マイクロポンプの内 部容積に圧縮性の空気あるいは他の気体または流体が入る場合でも適切に機能す る完全自動始動マイクロポンプを構成することにある。 このためマイクロポンプは、ポンプ室の容積の減少によるマイクロポンプの内 部容積の減少が、マイクロポンプの内部容積に含まれる気体が流体の吐出制御部 品を開くのに十分な圧力に少なくとも圧縮されてマイクロポンプが自動始動する ように、ポンプ室と接続スペースを構成することを特徴とする。 かくして、マイクロポンプの内部容積が完全に気密であるという長所を有する と同時に、内部容積に含まれる空気はマイクロポンプのポンピング効果自体によ って排出されるため、特定の装置類がなくても迅速かつ自動的にマイクロポンプ を始動することが可能である。 ポンプ室の容積の該減少は、該内部容積の30〜100%で、好適には50% 以上であり、吸入および吐出制御部品へポンプ室を接続する該スペースの容積は 内部容積の30%未満で、好適には15%未満である。 かくして始動および空気の排出が特に有効に行われる。 好適な一実施例によれば、可動壁は堅い中央部を含み、この中央部は、堅い中 央部と一体成形された厚さがそれよりも薄い弾性の縁取りで囲まれ、またポンプ 室と逆側の可動壁の面に関して突出し、該作動手段と協働する。 このような構成により、ポンプ室からの排出が極めて有効に行われ、従って始 動は信頼性のあるものになる。可動壁の堅い中央部により、可動壁を正確に移動 することができ、これはピストン運動に匹敵する。ポンプ室の圧力差は、堅い中 央部を囲む弾性の縁の面積が小さいために、わずかな容積変化を生むだけである 。 好適には、マイクロポンプは、第二プレートに結合された少なくとも一つの第 三プレートを有し、作動手段は、第三プレートに可動装着されたモータ部品を含 み、該堅い中央部とモータ部品との間には中間部品が配置されている。 このような構成は有効作動を確保するという利点がある。モータ部品の形およ び変形におけるバリエーションは、好適には圧電チップであるが、可変壁の形に 影響を及ぼさない。 中間部品の下面は、堅い中央部と同じ面積を有し、該堅い中央部と接触する。 作動運動は、従っていかなる変形も受けない堅い中央部品の幅全体にわたって 加えられ、これによりポンプ室の排出は非常に正確になる。 好適な変化例によれば、流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、弁の閉位置 でV字形を形成するように第二プレートに加工された二つのダイアフラムを含む 少なくとも一つの弁から構成され、これらのダイアフラムは、弁の開位置で中央 開口部を形成するように隔てられる。 この種の弁またはバルブは、非常に小型化することができるので、弁をポンプ 室につなぐスペースの容積は非常に小さくなり、これによりマイクロポンプの自 動始動効果を著しく強化することが可能である。 本発明はまた、薬品投与用に構成され、患者の体内に埋め込むことができるマ イクロポンプに関する。 他の長所は、従属クレームに開示される特徴ならびに、例として概略的に四つ の実施例を示す添付図面を用いた以下の説明とから明らかになろう。 〔図面の簡単な説明〕 図1は、図2のラインI−Iによる発明の第一実施例の断面図である。 図2は、図1のラインII−IIによる水平断面図である。 図3は、第二実施例の断面図である。 図4は、第三実施例の断面図である。 図5は、図6のラインV−Vによる第四実施例の断面図である。 図6は、図5のラインVI−VIによる水平断面図である。 図7a〜7d)は、使用された特定型の弁の開位置と閉位置の横断面と下面図 である。 図8は、図9のラインVIII−VIIIによる第五実施例の断面図である。 図9は、図8のラインIX−IXによる水平断面図である。 図10aと10bは、使用された他の特定型の弁の横断面と平面図である。 〔発明を実施するための最適な形態〕 図1〜6、8、9において、同一要素が複数の図に示される場合は、各図で同 じ参照番号が用いられている。以下に記載する実施例において、マイクロポンプ は一つまたは複数の吸入弁あるいは流量制限装置および吐出弁を備える。しかし ながら本発明は、複数の弁をポンプ室と吐出口との間に配置したマイクロポンプ にも適用されることに留意されたい。マイクロポンプはまた、複数の吐出口を備 えることも可能である。吸入弁と吐出弁は、流量制限装置のような他のあらゆる 流体吸入または吐出制御部品と替えることもできよう。 さらに、マイクロポンプを構成する各種のプレートの厚さは、図では非常に誇 張されている。 図1と図2を参照すると、第一実施例によるマイクロポンプは、好適にはガラ ス製のベースプレート2を含む。ベースプレート2には、ポンプの吸入管と吐出 管を構成する通路4、5が開けられている。 吸入管4は、たとえば正確に定量して投与する薬品などの吸入液体物質を入れ たタンク(図示されていない)に接続することができる。この用途では、マイク ロポンプを患者の身体につけ、さらに埋め込むことも可能である。吐出管5はた とえば注射針(図示されていない)に接続できる。 ベースプレート2には、シリコン製またはフォトリソグラフィー技術によりエ ッチング加工が可能な他の材料の中間プレート6が備えられている。中間プレー トは、既知の結合技術によりベースプレート2に結合されるが、このような技術 は英語の「anodic bonding」という用語で知られるアノード溶接であり、約30 0°Cに加熱し、プレート間に約500Vの電位差をかけるものである。 好適にはガラス製の上部プレート8も、同様の技術で中間プレート6に結合さ れる。 たとえば、シリコンの中間プレート6は、エッチングがうまく行われるように 結晶構造〈100〉を有する。好適にはプレート2、6、8を丁寧に磨く。次に プレート2、6、8は、特にマイクロポンプで用いられる物質が水溶液である場 合は親水性にする。このためシリコンプレート6を沸騰したHNO3に浸ける。 目安としては、プレート面積の寸法が約15×20mmの場合、プレート2、 6、8の厚さは、それぞれ約1mm、0.3mm、0.8mmにすることができ る。 吸入管4と吐出管5は、原則として、三つの吸入弁12と、ポンプ室14と、 吐出弁16とに接続されている。 吸入弁12は特に図7a)〜7d)に示されており、その二個のダイアフラム 18は、弁の閉位置においてV字形を構成するようにシリコンプレート6に加工 されている(図7c)、7d))。ダイアフラム18はその接合面で離れること ができ、弁の開位置で中央開口部20を形成する(図7a)、7b))。マイク ロ加工によって得られたこの型の弁は特に、IEEE catalog number 91CH2817-5, IEEE,piscataway,NJ(1991年)「Transducers 91,Digest of Technical n self-aligned non reverse valve」に記載されている。 これらのバルブは、非常に小型化することができ、ポンプ室に接続するための 接続スペース22の容積を極めて小さくすることができる。弁がバルブシートと 協働する一般型のバルブで生じるマイクロキャビテーション現象は避けられる。 実際、このような一般型のバルブでは、弁がバルブシートと離れるときに圧力の 著しい減少がバルブシートのレベルで局部的に観察される。こうした圧力低下は 、この場所の液圧が液体の蒸気圧よりも下がった場合に微少の気泡を発生する。 このような欠点は、V字形ダイアフラムを有する本発明のバルブ12では生ぜず 、これは二つのダイアフラムが、この二つのダイアフラムに沿って流体が流れる ようにスライド式に離れるからである。 三個のバルブの寸法は非常に小さいので、三個の吸入弁12の下に位置する接 続スペース22の容積も極めて限られたものになり、すぐにポンプ室4に接続さ れる。 ポンプ室14は、吐出弁16の環状のリブ26を囲む第二接続スペース24に よって吐出弁16に接続される。好適には、この第二接続スペース24の容積も またできるだけ制限される。 従来型の吐出弁16も同様にシリコンプレート6に加工され、酸化膜27で環 状のリブ26を被覆したダイアフラム28を含み、酸化膜27はダイヤフラム2 8に対して予応力を与え、バルブシートの役割をする下部プレート2にリブ26 の頂上を押しつける。ダイヤフラム28の反対側に塗布された酸化膜30は、こ の予応力を補強する。リブ26は、吐出管5と連絡するリブ26の外側の室32 を決定する。 もちろん、V字ダイアフラム型バルブまたはたとえば流量制限装置などの他の 型の流体吐出制御部品を備えることもできよう。 ポンプ室14の形はほぼ円形である。その容積は、ポンプ室14の可動または 可変壁を構成するポンピングダイアフラム36によって変えることができる。こ の可動壁はシリコンプレート6に加工され、ポンピングダイアフラム36の全体 幅に比べると比較的幅広の堅い中央部38を含む。この中央部38の直径は、ポ ンピングダイアフラム36の直径の20〜90%であり、好適には50〜80% である。堅い中央部38の厚さは、ポンピングダイアフラムの環状の縁40より もずっと厚い。目安としては、縁40の厚さは10〜100μm、堅い中央部3 8の厚さは10〜50μmであるが、中央部の厚さはプレート6の全体の厚さよ りも薄いので、プレート6は、たとえば300μmとなる。 このようなポンピングダイアフラム36は、プレート2と向き合った下面にシ リコン酸化薄膜域42を備え、ダイアフラム36がプレート2に貼り付かないよ うにする。同じ目的で、同様のシリコン酸化薄膜44が堅い中央部38の上面に 備えられている。環状の縁40の両面に施されているシリコン酸化膜46、48 は、図1の上部に向かって一定の予応力(図示されていない)をダイアフラムに 与える。堅い中央部38と、この中央部が協働する上部プレート8は、ポンピン グダイアフラム36の吸入運動を制限するストッパ要素を構成する。 吸入弁12と吐出弁16は全て、プレート6の仮想中央面49の同じ側に配置 されていることに注意しなければならない。ポンプ室14は、この中央面と同じ 側にある。吸入弁12と異なる構成の吐出弁16は、この中央面49の方向に開 き、吸入弁12はこの中央面から遠ざかりながら反対に下方に開く。 ポンピングダイアフラム36の作動装置50は、電極54、56を備えた圧電 素子52型のモータ部品を含み、電極は交流電圧を供給するジェネレータ58に 接続される。圧電素子は、PXE−52という名称でフィリップス社が市販して いるものでよい。圧電素子は、接着または溶接などのあらゆる適切な手段によっ て、金属、シリコンまたはプラスチック製の弾性片60に固定される。弾性片6 0は、スペース部品62を介して上部プレート8に取り付けられる。このスペー ス部品62は、プラスチック、金属またはシリコン製の支持リングからなる。ス ペース部品62はまた、所定の厚さの糊または、プレート8と一体成形されるガ ラスから構成することもできよう。画鋲型の中間部品64は、接着または溶接な どのあらゆる適切な手段で、その平らな頭部66により弾性片62と結合するこ とができる。中間部品64は、孔69を通って上部プレートを通過する垂直軸6 8により、ポンピングダイアフラム36の堅い中央部38に作用する。また、ポ ンプが休止している場合は、垂直軸68とポンピングダイアフラム36の間にわ ずかな遊びすなわち機械的な応力があってもよい。 圧電素子52と弾性片60を含む作動装置50はまた、二つまたは複数の圧電 プレートを結合した装置、あるい圧電磁気ディスクと金属ディスクを組み合わせ た装置に代えることもできる。 かくして圧電素子52は、ポンピングダイアフラム36から独立している。圧 電素子52のヒステリシス効果(「ピエゾクリープ」)または、圧電素子の変化 あるいは劣化はポンピングダイアフラム36の形に影響を及ぼさないが、これは 、ポンピングダイアフラム36が圧電素子52から独立しており、中間部品64 によって作動するからである。このような構成から、堅い中央部38はピストン として作動するので、ポンピングダイアフラムの所定の直径に対する移動流体の 容積を多くすることができる。マイクロポンプの加工パーツは、作動装置を任意 のサイズにし、比較的大きくしても、いっそうの小型化が可能である。加工パー ツのこのような小型化により、原価を安くできる。 記載されたマイクロポンプの内部容積(Vi)は、ポンプ室14の容積(Vp )と、片側が吸入弁12によって区切られ、もう片側がポンプ室14の反対側に 接続された接続スペース22の容積(Ve)と、環状のリブ26を囲む環状部分 を含む吐出弁側への接続スペース24の容積(Vs)とを含む。作動手段50は 、可動壁26を移動することにより周期的な変化(△Vp)を引きおこし、ポン プ室14の容積(Vp)を減少し、次に増加する。ポンプ室の容積(Vp)の減 少によるマイクロポンプの内部容積(Vi)の減少は、マイクロポンプの内部容 積に含まれる圧縮可能な空気などの気体または他のあらゆる流体が、少なくとも 吐出弁16をあけるのに十分な圧力に圧縮されることによりマイクロポンプから この空気を排出し、このようにしてマイクロポンプは自動始動するのである。 こうした効果を得るためには、可動壁36の動作によって引き起こされたポン プ室14の容積の変化または減少(△Vp)が、ポンプ室の容積(Vp)よりも ずっと少なくてはならない。さらに、接続スペース22、24の容積(Ve、V s)はできるだけ少なくなければならないが、これはマイクロ加工によって得ら れる。 変化または減少(△Vp)は、内部容積(Vi)の30〜100%であり、好 適には50%以上である。 二つの接続スペース22、24の全体の容積(Ve、Vs)は、内部容積(V i)の30%未満であり、好適にはこの内部容積の15%未満である。 目安としては、実施例の可動壁36の直径は7mm、堅い中央部の直径は5m m、垂直移動は10μmである。その場合、ポンプ室14の容積の変化または減 少(△Vp)は約0.28mm3である。ポンプ室の容積(Vp)は0.38m m3、接続スペースから吸入弁22への容積(Ve)は0.015mm3、接続ス ペース24から吐出弁への容積(Vs)は0.03mm3である。内部容積(V i)は、およそ0.43mm3である。 かくして変化または減少(△Vp)は、内部容積(Vi)の約65%であり、 二つの接続スペース22、24を合わせた容積(Ve+Vs)は、マイクロポン プの内部容積(Vi)の約10%にすぎない。 始動されていない休止状態にあるマイクロポンプに1バールの圧力で空気を満 たし、次にこの空気を初めの容積の35%の容積に圧縮すると仮定すると、マイ クロポンプの内部容積(Vi)に2.5バールを上回る圧力が生じる。 吐出弁16を開けるには1.5バールの内部圧力が必要であるので、マイクロ ポンプ内部に生じた圧力は、マイクロポンプを完全に自動始動するのに全く十分 である。堅い中央部38は、直径が大きく、ピストン式に機能し、また接続スペ ース22、24が非常に小さいので、自動始動するのに十分な圧力をマイクロポ ンプの内部に得ることが可能である。 これは、通常かなり大きい容積のスペースを吸入弁の内側に含む既知のマイク ロポンプでは不可能である。かくして直径7mmの従来のポンピングダイアフラ ムではポンプ運動による容積変化は約0.1mm3であるのに対し、内部容積は 一般に約3mm3である。従来のマイクロポンプは、気体が部分的または全体的 にその内部容積を満たすと途端に機能しなくなる。本発明では、こうした機能お よび始動に関する重大な欠点を完全に解消することができる。同様に、ポンピン グダイアフラム36が完全に上がる場合、ポンプ室14の容積(Vp)の増加に よるマイクロポンプの内部容積(Vi)の増加は、気体すなわち吐出弁16が閉 じた後にマイクロポンプの内部容積に留まる空気が、一つまたは複数の吸入弁1 2を開けるのに十分に低い圧力に減圧されるのである。 上部プレート8と接触する厚く堅い中央部品36は、ベースプレート2と接触 するシリコン酸化域42からなるストッパ部品と向かい合うストッパ部品を形成 する。 ポンピングダイアフラム36の吸入および吐出動作は、このようにして上側と 下側から機械的に制御される。これにより、ダイアフラムの往復ごとに極めて正 確な量の物質を吸い込むことができる。堅い中央部38は、動作がきちんと決ま ったピストンに匹敵する。ポンピングダイアフラム36の環状の縁40の面積は 、ポンピングダイアフラム36の総面積に比べて比較的小さいので、ポンプ室1 4に圧力差があっても、ポンピングダイアフラム36の下の容積はわずかしか変 化しない。 さらに、酸化域42は、アノード溶接中のポンピングダイアフラム36の貼り 付きや、ポンピングダイアフラムが最も下の位置から上部へ向かって移動する時 のダイアフラムの吸いこみを避けることができる。 電気的な接触または電極(図示されていない)は、堅い中央部38と、上部プ レート8の下面に互いに向かい合うように配置される。これらの接触はその場合 ポンプの外に延長され、ポンピングダイアフラム36の機能と流体の吸い込みを 制御する電気回路に接続することができる(図示されていない)。適切な回路は 、たとえば欧州特許出願第0498863号に記載されている。 このマイクロポンプの一般的な機能モードは、「Sensors and Actuators」第 15号(1988年)第153〜167ページのH.Van Lintel等による「A pie zoelectric micropump based on micromachining of silicon」という論文に記 載されたものと同じである。 こうした既知の型のマイクロポンプに対して、本発明によるマイクロポンプは 、確実かつ高信頼性の自動始動を得ることができる。本発明によるマイクロポン プは、往復運動ごとに極めて正確に定量することができ、この定量は吸入管およ び吐出管を支配する圧力とは実際には無関係であり、また圧電素子の性能や、こ の種の作動装置に知られている劣化ならびにヒステリシス現象とは無関係である 。さらにポンピングダイアフラムの動作は、堅い中間部品38と酸化域42とに よって正確に制御される。従って流量は、ポンピングダイアフラム36の加工特 性と作動装置の周波数とによって決定される。 この型のポンプは、特性変化がかなり大きい圧電素子でも使用することができ る。そのうえ、用いられる圧電素子ごとにポンプを区分する必要はない。 圧電素子は外面に固定するので、欠陥がある場合には容易に交換できる。 もちろん上記実施例は限定的なものではなく、特許請求の範囲第一項に記載さ れた枠内であらゆる所望の補正を行うことができる。特に弁の構成と、弁、吐出 管、吸入管ならびにポンプ室の配置は極めて多様である。吐出弁はまた、二個の V字形ダイアフラムを持つタイプであってもよい。ポンプ室およびこれらの弁す なわち流体制御部品もまた、それが望ましい場合は、一部または全体としてベー スプレートに配置することができる。弁または制御部品はその場合、それらが加 工されたプレートのポンプ室に最も近い側に配置され、吸入弁12は、吸入弁が 位置するプレートの外側に向かって開くのに対し、吐出弁16は、吐出弁が位置 するプレートの内側に向かって開く。酸化域の配分は、弁とポンピングの所望の 予応力に合わせることができる。作動装置は、圧電素子以外のモータ部品を有す ることも可能である。 中間部品64は、弾性片60または圧電素子と一体成形してもよい。また、弾 性片とポンピングダイアフラムの間に自由に配置することもできる。 ポンプはさらに、一つまたは複数のネジを含み、このネジはプレート8を通過 し、その端部で堅い中央部38と協働する。これらのネジは、かくして調整可能 なストッパ要素を構成し、吸入動作の振幅を調整する。 調整ネジはまた、弾性片60に取り付けることも可能である。調整ネジはさら に、中間部品の平らな頭部66に取り付けることもできる。 図3に示された第二実施例が第一実施例と異なる点は、作動装置の構成だけで ある。このため二つの実施例の同一要素は同じ数字で示し、詳しい説明は行わな い。 この第二実施例もまた、吸入管4と吐出管5をそれぞれ開けたベースプレート 2と上部プレート8を含む。これらのプレート2と8の間に、フォトリソグラフ ィー技術で加工したシリコン中間プレート6が介在し、吸入弁12、吐出弁16 、ポンプ室14が得られる。 薄い酸化膜27、30、46、48により、加工されたシリコン製のダイアフ ラムに所定の予応力を得ることができる。 ポンプ室14はほぼ円形で、二つの接続スペース22、24により吸入弁と吐 出弁に接続される。シリコンプレート6に加工された変形可能な可動壁型のポン ピングダイアフラム36は、厚く堅い中央部38を含む。 作動装置150は金属製の弾性片160を有し、スペース部品を形成するその 湾曲端162はプレート8の上面に接着されている。圧電素子152としてのモ ータ部品は、溶接または接着によって弾性片160に固定される。モータ部品は 、ポンピングダイアフラム36の堅い中央部38上の中間部品164によって作 用する。この中間部品164は、堅い中央部38と同様の断面および下面を有し 、アノード溶接または接着などのあらゆる適切な手段によってこの中央部に固定 される。中間部品164の直径はかなり大きいので、ポンピングダイアフラム3 6は、その面積の大部分の変形を引き起こさずに垂直に移動する。従ってポンプ 室14の排出はとりわけ有効であり、このため所定の構造の内部容積(Vi)に 対し、マイクロバルブの自動始動効果はさらに強化される。加えてその構成およ び組立は単純であるので、マイクロポンプの原価を下げることができる。 図4に示された第三実施例が第一および第二実施例と異なるのは、主に吐出弁 216と作動装置250の構成によってである。従って、三つの実施例で同じ要 素は同じ数字で示し、詳しい説明は行わない。 この第三実施例もまた、吸入管4および吐出管5をそれぞれ備えたベースプレ ート2と上部プレート8を含む。ベースプレート2と上部プレート8の間に、フ ォトリソグラフィー技術で加工されたシリコン製の中間プレート6が介在し、一 つまたは複数の吸入弁12および吐出弁216と、ポンプ室14が形成される。 酸化薄膜227、230、46、48により、加工したシリコンダイアフラムに 所定の予応力が得られる。 ポンプ室は同様に円形で、接続スペース22、24によって吸入弁と吐出弁に 接続されている。 ガラス製の上部プレート208の厚さは、この実施例では約0.2mmと薄く 、上面に接着固定された圧電素子252によって弾性的に変形可能である。圧電 素子252は、ガラスプレートが堅い中央部38上で弾性的に変形することによ りポンプ運動を得るように作用する。 このような構成により、ガラスプレートに穴を開ける必要はなく、従って組立 はより迅速かつ容易である。 吐出弁216は、環状のリブ226を有する穴を開けていないダイアフラム2 28を含み、環状のリブ226は吐出通路5の周囲に配置され、シリコン酸化薄 膜227によって被覆されている。 この実施例ではさらに、室229がダイアフラム228と上部プレート208 の間に配置されている。この室229は吐出管4に接続することもでき、マイク ロバルブの入り側で超過圧力に対する保護を構成し、圧力が超過した場合は吐出 管5を閉じる。室229はまた、バルブ機能の検出部品に接続することもできる 。さらにまた密封したり、あるいは周囲の空気に結合することもできる。こうし た構成は、環状のリブ226と、直径が小さい吐出管5とが極めて正確に揃えら れることを必要とする。 図5、6に示された第四実施例は、吸入管4および吐出管5を含むベースプレ ーと2と、ベースプレートに結合した加工シリコンプレート6とを有する。 吸入管4は中継管311を備え、中継管は、吸い込む物質を入れたタンク31 5にそれ自体が接続された管313に接続される。タンク315は、穴を開けた キャップ317によって塞がれる。可動ポンプ319が、タンク315の有効容 積と外部とを隔てる。 吐出管5は、チューブ323によって注射針(図示されていない)に接続され る中継管321を含む。 この実施例では、吸入弁の代わりに、吸入流体制御部品として流量制限装置を 有することもでき、この流量制限装置は、吸入管を直接ポンプ室に接続する断面 が極めて小さい管から形成される。従ってここでは、これらの二つの部品の間の 接続スペースの容積は極めて小さく、これは自動始動には特に好都合である。 吐出弁316は、第三実施例の吐出弁と同様であり、環状のリブ326が吐出 弁5を囲む穴の開いていないダイアフラム328を含む。環状のリブ326は、 シリコン酸化薄膜327で被覆され、この薄膜は、ダイアフラム328に予応力 を与え、バルブシートの役割をするベースプレート2に環状のリブ326が押し 当たるようにする。 圧電素子352から構成される作動装置350もまた、直接ポンピングダイア フラム336に接着し、交流電圧を供給するジェネレータ58に接続することが できる。圧電素子352は、ベースプレート2の上面方向にポンピングダイアフ ラム336に作用を及ぼし、ポンプ室14に含まれる流体または気体を急速に圧 縮し、従って急激に圧力を上げるので、これは、吐出弁を開け、吐出管5からこ の流体または気体を排出するのに十分である。 圧電素子の作動周波数はこの流量制限装置の変化例の方が高く、10〜100 ヘルツであるのに対し、吸入弁の実施例では1〜10ヘルツである。こうした高 い周波数と、流量制限装置312の小さい流出断面から、自動始動電流を用いて マイクロポンプの内部容積(Vi)に含まれる気体を吐出管の方へ排出すること ができる。もちろんこの変化例でも、ポンプ室14の容積変化(△Vp)が、ポ ンプ室の容積(Vp)およびマイクロポンプの内部容積(Vi)よりずっと小さ くてはならない。流量制限装置および吐出弁316への接続スペース322、3 24の容積(Ve、Vs)は、有効な自動始動を得るにはできるだけ小さくなけ ればならない。 図8〜10に示された第五実施例は、第一実施例と同様に、流入および吐出管 5を有するガラス製のベースプレート2と、エッチング加工されたシリコン中間 プレート6と、好適にはガラス製の上部プレート8とを含む。この実施例は、「 Technical Digest of the 7th Sensor Symposium」(1988年)217〜22 0ページのショージ等の論文に記載された型の吸入弁412を二個備える。図1 0を参照すると、これらの多結晶性シリコンバルブは、面のマイクロ加工技術に よって得られる。これらのバルブは、プレート6に結合される環状構造418を 含み、プレート6に備えられた穴421と協働する中央閉塞部品420に、4個 のアーム419によって接続される。 吐出弁16は、図1に関して記載されたものと同じ型である。ポンピングダイ アフラム436は、ここではしかしながら休止位置にあって上部に膨らんだ形を し、中央部438の直径は小さい。ポンプ室14に向いた下面は、ダイアフラム 436の貼り付きまたは吸い込みに備えるための複数の円形シリコン酸化域44 2を備える。破線437は、ダイアフラム436とベースプレート2との接触限 界を示す。このダイアフラム436はさらに、接続スペース422を接続スペー ス424に結合するくぼみ439を含む。くぼみ439もまた、ダイアフラム4 36の吸い込みを避けるためのものである。くぼみは同様にベースプレート2に 備えることもできる。 作動装置450は、ダイアフラム436の中央部438の周囲に結合される環 状の圧電素子452を含む。二個の電極454、456は、線457によって交 流電圧ジェネレータに接続される。プレート8の開口部459は、たとえばエポ キシグルーまたは溶接などの手段によって密封される。 圧電素子452を作動すると、ダイアフラム436は図6の下方に移動してほ ぼ平坦な形になるので、ポンプ室14の圧縮比が良好になり、そのときポンプ室 の残留容積は極めて小さくなる。ポンピングダイアフラム436が膨らむ高さは 、従って、このダイアフラムの吸い込み移動にほぼ対応する。 ダイアフラム436の膨らんだ形は、密閉されたダイアフラムの上方に位置す る室460の圧力を下げることにより得られる。この形はまた、適切な変形予応 力をもたらす酸化膜をその上面に塗布することによっても得られる。 このように上方へ膨らむダイアフラムは、上記の他の4つの実施例においても 非常に有効であることに留意されたい。同様に、多結晶性シリコンのバルブ41 2も他の実施例の枠内で吐出弁として用いることができる。これらのバルブのマ イクロ加工はまた、窒化シリコンあるいは、電鋳で用いられる金属などの他の材 料によっても可能である。開口部のストッパとなる中央部品438はなくてもよ いが、この実施例では、ポンプの精度を増すために、また吸入路4の圧力が超過 した場合にポンピングダイアフラム436が破壊しないようにするための安全部 品として有効である。 このようにして上記の実施例は、自動始動効果によりポンプに入る空気を排出 することができ、空気全体がマイクロポンプの吐出管に送られるまで吸入流量の 一時的な減少を観察するだけでよい。 記載された実施例は、特に薬品投与および、患者の体内に埋め込むのに適して いる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月23日 【補正内容】 明細書 〔発明の名称〕 マイクロポンプ 〔発明の詳細な説明〕 この発明は、ポンプ室を決定する少なくとも一つのベースプレートおよび該ベ ースプレートと結合される第二プレートと、ポンプ室に直接接続される吸入およ び吐出制御部品とを含み、該制御部品は二枚のプレートの少なくとも一方の上ま たは中に位置し、これらのプレートの少なくとも一方はフォトリソグラフィーに よるシール材のマイクロ加工技術によって加工され;内部容積(Vi)は、ポン プ室の容積と該制御部品の接続スペースの容積とを含み、ポンプ室はプレートの 一方に加工された可動壁を含み、また該可動壁を移動することにより内部容積を 周期的に減少したり増加したりする作動手段が備えられている。 このようなポンプは、特に原位置での薬品投与に用いることが可能であり、ポ ンプを小型化することで、患者が自分でポンプを所持し、さらに場合によっては 体内に直接ポンプを埋め込むことができる。こうしたポンプはまた、注入する流 体の量が少なくても定量が可能である。 「Sensors and Actuators」第15号(1988年)第153〜167ページ のH.Van Lintel等による「A piezoelectric micropump based on micro-machin ing of silicon」という論文は、三枚のプレートの積層構造すなわち二枚のガラ スプレートの間に一枚の加工シリコンプレートを挟んだ構造をそれぞれ有するマ イクロポンプの実施例を二つ記載している。 シリコンプレートは、空洞を形成するようにエッチングされ、ガラスプレート の一方により、ポンプ室と、吸入弁と、ポンプ室を吸入通路と吐出通路にそれぞ れ連絡する少なくとも一つの吐出弁とを決定する。ポンプ室の壁を形成するプレ ート部分は、たとえば圧電チップまたは圧電結晶から構成される制御素子によっ て変形可能である。この部分は二つの電極を備え、この二電極が一つの電源に接 続されているとき、チップの変形、従ってプレートの変形を引き起こし、ポンプ 室の容積を変えることになる。ポンプ室のこのような可動壁または可変壁は、か くして二つの位置の間を移動することができる。 マイクロポンプの機能は以下の通りである。圧電チップにいかなる電圧も印加 されていない場合、吸入弁と吐出弁は閉じた位置にある。電圧が印加される場合 は、ポンプ室の圧力が増加し、吐出弁が開く。ポンプ室に含まれる流体はそのと き、第一位置から第二位置へ可変壁が移動することによって、吐出通路に向かっ て送り出される。この位相の間、ポンプ室を支配する圧力によって吸入弁は閉じ たままである。 逆に電圧を下げると、ポンブ室の圧力は減少する。これにより吐出弁は閉じ、 吸入弁は開く。そのとき可変壁は第二位置から第一位置へ移動するので、吸入通 路からポンプ室に流体が吸入される。 最も近い技術状態を構成する英国特許A2248891号は、上記引例と同じ 型のマイクロポンプを記載している。しかしながらこのマイクロポンプでは、流 量制限域を有する流量制限装置に吸入弁が代えられている。 このタイプのマイクロポンブの機能は、内部容積に含まれる流体の圧縮率によ って非常に影響され、実際、このようなマイクロポンプは、含まれる空気量が多 すぎると機能しない。かくして吸入流量は著しく減少し、0になってしまうこと さえある。 同様に、このようなポンプの始動は複雑で、真空ポンプ、始動チャンバまたは 注入装置などの多くの装備を必要とする。このことから始動は、製造時に特別な 設備または工場で行うことしかできない。 幾つかのマイクロポンプはさらに、超過圧力に対する保護装置を吸入口に備え ているので、超過圧力を加えることにより始動することは不可能である。 また文献DE−A−3320443により、金属製のベースプレートに二個の バルブを装着したポンプが知られている。内側層がニッケルで、外側層がセラミ ックで構成された切片型の圧電素子は、溶接によってベースプレートに固定され ている。圧電素子に電圧を印加すると収縮して、ポンプに含まれる液体を排出す る。このポンプの構造は、シール材をフォトリソグラフィー・マイクロ加工して 得られたものとは非常に異なる。 文献EP−A−0025005は、二個の圧電素子を固定した両面に、少なく とも一つの好適には金属製の可撓性ダイアフラムを含むマイクロポンプを記載し ている。このダイアフラムはセラミック製の壁に装着される。圧電素子に電圧を 印加すると変形して、ダイアフラムがポンプ運動を行う。このようなダイアフラ ム付きのマイクロポンプの型もまた、シール材をフォトリソグラフィー・マイク ロ加工して得られるマイクロポンプとは全く異なる。 さらにまた、吸込容積を大きくすることが可能で、特にエラストマー製で伸張 性の弾性ポンピング・ダイアフラムを用いた各種小型ポンプが知られている。こ の型のポンプの例としては、水槽で用いられているものが挙げられる。しかしな がら、これらのポンプは前述の加工法を用いるものではない。その上、使用する 材料が容易に伸びると空気や蒸気が逃れ、ハーメチックシールでないと受け入れ られない用途には適用できない。ポンプ装置がたとえばシール室に電子コンポー ネントを含む用途では、ポンプから蒸気が少しも逃げない。 脆くて実際には伸びないシリコンなどのハーメチックシール材では、蒸気の問 題に対して他の解決法を見つけなければならない。 本発明の目的は、マイクロポンプの内部容積に圧縮性の空気あるいは他の気体 または流体が入る場合でも適切に機能する、マイクロポンプの内部を完全に密封 した完全自動始動マイクロポンプを構成することにある。 このためマイクロポンプは、プレート上またはプレート内にある吸入制御部品 がプレートの外側に向かって開く一方で、プレート上またはプレート内にある吐 出制御部品がプレートの内側に向かって開き、その結果、内部容積の減少により 、該内部容積に含まれる気体が吐出制御部品を開けるのに十分な圧力に圧縮され 、自動始動マイクロポンプを得ることができる。 かくして、マイクロポンプの内部容積が完全に気密であるという長所を有する と同時に、内部容積に含まれる空気はマイクロポンプのポンピング効果自体によ って排出されるため、特定の装置類がなくても迅速かつ自動的にマイクロポンプ を始動することが可能である。 ポンプ室の容積の該減少は、該内部容積の30〜100%で、好適には50% 以上であり、吸入および吐出制御部品へポンプ室を接続する該スペースの容積は 内部容積の30%未満で、好適には15%未満である。 かくして始動および空気の排出が特に有効に行われる。 好適な一実施例によれば、可動壁は堅い中央部を含み、この中央部は、堅い中 央部と一体成形された厚さがそれよりも薄い弾性の縁取りで囲まれ、またポンプ 室と逆側の可動壁の面に関して突出し、該作動手段と協働する。 このような構成により、ポンプ室からの排出が極めて有効に行われ、従って始 動は信頼性のあるものになる。可動壁の堅い中央部により、可動壁を正確に移動 することができ、これはピストン運動に匹敵する。ポンプ室の圧力差は、堅い中 央部を囲む弾性の縁の面積が小さいために、わずかな容積変化を生むだけである 。 好適には、マイクロポンプは、第二プレートに結合された少なくとも一つの第 三プレートを有し、作動手段は、第三プレートに可動装着されたモータ部品を含 み、該堅い中央部とモータ部品との間には中間部品が配置されている。 このような構成は有効作動を確保するという利点がある。モータ部品の形およ び変形におけるバリエーションは、好適には圧電チップであるが、可変壁の形に 影響を及ぼさない。 中間部品の内面は、堅い中央部と同じ面積を有し、該堅い中央部と接触する。 作動運動は、従っていかなる変形も受けない堅い中央部品の幅全体にわたって 加えられ、これによりポンプ室の排出は非常に正確になる。 好適な変化例によれば、流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、弁の閉位置 でV字形を形成するように第二プレートに加工された二つのダイアフラムを含む 少なくとも一つの弁から構成され、これらのダイアフラムは、弁の開位置で中央 開口部を形成するように隔てることができる。 この種の弁またはバルブは、非常に小型化することができるので、弁をポンプ 室につなぐスペースの容積は非常に小さくなり、これによりマイクロポンプの自 動始動効果を著しく強化することが可能である。 本発明はまた、薬品投与用に構成され、患者の体内に埋め込むことができるマ イクロポンプに関する。 他の長所は、従属クレームに開示される特徴ならびに、例として概略的に四つ の実施例を示す添付図面を用いた以下の説明とから明らかになろう。 〔図面の簡単な説明〕 図1は、図2のラインI−Iによる発明の第一実施例の断面図である。 図2は、図1のラインII−IIによる水平断面図である。 図3は、第二実施例の断面図である。 図4は、第三実施例の断面図である。 図5a)〜5d)は、開位置と閉位置に対して横断面と下面から示された特定 型の使用弁を示す。 図6は、図7のラインVIII−VIIIによる第四実施例の断面図である。 図7は、図6のラインIV−IVによる水平断面図である。 図8a、8bは、横断面と下面から示された別の型の使用弁を示す。 〔発明を実施するための最適な形態〕 図1〜4、6、7において、同一要素が複数の図に示される場合は、各図で同 じ参照番号が用いられている。以下に記載する実施例において、マイクロポンプ は一つまたは複数の吸入弁あるいは流量制限装置および吐出弁を備える。しかし ながら本発明は、複数の弁をポンプ室と吐出口との間に配置したマイクロポンプ にも適用されることに留意されたい。マイクロポンプはまた、複数の吐出口を備 えることも可能である。吸入弁と吐出弁は、流量制限装置のような他のあらゆる 流体吸入または吐出制御部品と替えることもできよう。 さらに、マイクロポンプを構成する各種のプレートの厚さは、図では非常に誇 張されている。 図1と図2を参照すると、第一実施例によるマイクロポンプは、好適にはガラ ス製のベースプレート2を含む。ベースプレート2には、ポンプの吸入管と吐出 管を構成する通路4、5が開けられている。 吸入管4は、たとえば正確に定量して投与する薬品などの吸入液体物質を入れ たタンク(図示されていない)に接続することができる。この用途では、マイク ロポンプを患者の身体につけ、さらに埋め込むことも可能である。吐出管5はた とえば注射針(図示されていない)に接続できる。 ベースプレート2には、シリコン製またはフォトリソグラフィー技術によりエ ッチング加工が可能な他の材料の中間プレート6が備えられている。中間プレー トは、既知の結合技術によりベースプレート2に結合されるが、このような技術 は英語の「anodic bonding」という用語で知られるアノード溶接であり、約30 0°Cに加熱し、プレート間に約500Vの電位差をかけるものである。 好適にはガラス製の上部プレート8も、同様の技術で中間プレート6に結合さ れる。 たとえば、シリコンの中間プレート6は、エッチングがうまく行われるように 結晶構造〈100〉を有する。好適にはプレート2、6、8を丁寧に磨く。次に プレート2、6、8は、特にマイクロポンプで用いられる物質が水溶液である場 合は親水性にする。このためシリコンプレート6を沸騰したHNO3に浸ける。 目安としては、プレート面積の寸法が約15×20mmの場合、プレート2、 6、8の厚さは、それぞれ約1mm、0.3mm、0.8mmにすることができ る。 吸入管4と吐出管5は、原則として、三つの吸入弁12と、ポンプ14と、吐 出弁16とに接続されている。 吸入弁12は特に図5a)〜5d)に示されており、その二個のダイアフラム 18は、弁の閉位置においてV字形を構成するようにシリコンプレート6に加工 されている(図5c)、5d))。ダイアフラム18はその接合面で離れること ができ、弁の開位置で中央開口部20を形成する(図5a、b))。マイクロ加 工によって得られたこの型の弁は特に、IEEE catalog number 91CH2817-5,IEEE ,piscataway,NJ(1991年)「Transducers 91,Digest of Technical pape lf-aligned non reverse valve」に記載されている。 これらのバルブは、非常に小型化することができ、ポンプ室に接続するための 接続スペース22の容積を極めて小さくすることができる。弁がバルブシートと 協働する一般型のバルブで生じるマイクロキャビテーション現象は避けられる。 実際、このような一般型のバルブでは、弁がバルブシートと離れるときに圧力の 著しい減少がバルブシートのレベルで局部的に観察される。こうした圧力低下は 、この場所の液圧が液体の蒸気圧よりも下がった場合に微少の気泡を発生する。 このような欠点は、V字形ダイアフラムを有する本発明のバルブ12では生ぜず 、これは二つのダイアフラムが、この二つのダイアフラムに沿って流体が流れる ようにスライド式に離れるからである。 三個のバルブの寸法は非常に小さいので、三個の吸入弁12の下に位置する接 続スペース22の容積も極めて限られたものになり、すぐさまポンプ室4に接続 される。 ポンプ室14は、吐出弁16の環状のリブ26を囲む第二接続スペース24に よって吐出弁16に接続される。好適には、この第二接続スペース24の容積も またできるだけ制限される。 従来型の吐出弁16も同様にシリコンプレート6に加工され、酸化膜27で環 状のリブ26を被覆したダイアフラム28を含み、酸化膜27はダイヤフラム2 8に対して予応力を与え、バルブシートの役割をする下部プレート2に対してリ ブ26の頂上を押しつける。ダイヤフラム28の反対側に塗布された酸化膜30 は、この予応力を補強する。リブ26は、吐出管5と連絡するリブ26の外側の 室32を決定する。 もちろん、V字ダイアフラム型バルブまたはたとえば流量制限装置などの他の 型の流体吐出制御部品を備えることもできよう。 ポンプ室14の形はほぼ円形である。その容積は、ポンプ室14の可動または 可変壁を構成するポンピングダイアフラム36によって変えることができる。こ の可動壁はシリコンプレート6で加工され、ポンピングダイアフラム36の全体 幅に比べると比較的幅広の堅い中央部38を含む。この中央部38の直径は、ポ ンピングダイアフラム36の直径の20〜90%であり、好適には50〜80% である。堅い中央部38の厚さは、ポンピングダイアフラムの環状の縁40より もずっと厚い。目安としては、縁40の厚さは10〜100μm、堅い中央部3 8の厚さは10〜50μmであるが、中央部の厚さはプレート6の全体の厚さよ りも薄いので、プレート6は、たとえば300μmとなる。 このようなポンピングダイアフラム36は、プレート2と向き合った下面にシ リコン酸化薄膜域42を備え、ダイアフラム36がプレート2に貼り付かないよ うにする。同じ目的で、同様のシリコン酸化薄膜44が堅い中央部38の上面に 備えられている。環状の縁40の両面に施されているシリコン酸化膜46、48 は、図1の上部に向かって一定の予応力(図示されていない)をダイアフラムに 与える。堅い中央部38と、この中央部が協働する上部プレート8は、ポンピン グダイアフラム36の吸入運動を制限するストッパ要素を構成する。 吸入弁12と吐出弁16は全て、プレート6の仮想中央面49の同じ側に配置 されていることに注意しなければならない。ポンプ室14は、この中央面と同じ 側にある。吸入弁12と異なる構成の吐出弁16は、この中央面49の方向に開 き、吸入弁12はこの中央面から遠ざかりながら反対に下方に開く。 ポンピングダイアフラム36の作動装置50は、電極54、56を備えた圧電 素子型のモータ部品52を含み、電極は交流電圧を供給するジェネレータ58に 接続される。圧電素子は、PXE−52という名称でフィリップス(社)が市販 しているものでよい。圧電素子は、接着または溶接などのあらゆる適切な手段に よって、金属、シリコンまたはプラスチック製の弾性片60に固定される。弾性 片60は、スペース部品62を介して上部プレート8に取り付けられる。このス ペース部品62は、プラスチック、金属またはシリコン製のリングからなる。ス ペース部品62はまた、所定の厚さの糊または、プレート8と一体成形されるガ ラスから構成することもできよう。画鋲型の中間部品64は、接着または溶接な どのあらゆる適切な手段で、その平らな頭部66により弾性片62と結合するこ とができる。中間部品64は、孔69を通って上部プレートを通過する垂直軸6 8により、ポンピングダイアフラム36の堅い中央部38に作用する。また、ポ ンプが休止している場合は、垂直軸68とポンピングダイアフラム36の間にわ ずかな遊びすなわち機械的な応力があってもよい。 圧電素子52と弾性片60を含む作動装置50はまた、二つまたは複数の圧電 プレートを結合した装置、あるい圧電磁気ディスクと金属ディスクを組み合わせ た装置に代えることもできる。 かくして圧電素子52は、ポンピングダイアフラム36から独立している。圧 電素子52のヒステリシス効果(「ピエゾクリープ」)または、圧電素子の変化 あるいは劣化はポンピングダイアフラム36の形に影響を及ぼさないが、これは 、ポンピングダイアフラム36が圧電素子52から独立しており、中間部品64 によって作動するからである。このような構成から、堅い中央部38はピストン として作動するので、ポンピングダイアフラムの所定の直径に対する移動流体の 容積を多くすることができる。マイクロポンプの加工パーツは、作動装置を任意 のサイズにし、比較的大きくしても、いっそうの小型化が可能である。加工パー ツのこのような小型化により、原価を安くできる。 記載されたマイクロポンプの内部容積(Vi)は、ポンプ室14の容積(Vp )と、片側が吸入弁12によって区切られ、もう片側がポンプ室14の反対側に 接続された接続スペース22の容積(Ve)と、環状のリブ26を囲む環状部分 を含む吐出弁側への接続スペース24の容積(Vs)とを含む。作動手段50は 、可動壁26を移動することにより周期的な変化(△Vp)を引きおこし、ポン プ室14の容積(Vp)を減少し、次に増加する。ポンプ室の容積(Vp)の減 少によるマイクロポンプの内部容積(Vi)の減少は空気などの気体によるもの であり、すなわちマイクロポンプの内部容積に含まれる圧縮可能な他のあらゆる 流体が、少なくとも吐出弁16をあけるのに十分な圧力に圧縮されることにより マイクロポンプからこの空気を排出し、このようにしてマイクロポンプは自動始 動するのである。 こうした効果を得るためには、可動壁36の動作によって引き起こされたポン プ室14の容積の変化または減少(△Vp)が、ポンプ室の容積(Vp)よりも ずっと少なくなければならない。さらに、接続スペース22、24の容積(Ve 、Vs)もまたできるだけ少なくなければならないが、これはマイクロ加工によ って得ることができる。 変化または減少(△Vp)は、内部容積(Vi)の30〜100%であり、好 適には50%以上である。 二つの接続スペース22、24の全体の容積(Ve、Vs)は、内部容積(V i)の30%未満であり、好適にはこの内部容積の15%未満である。 目安としては、実施例の可動壁36の直径は7mm、堅い中央部の直径は5m m、垂直移動は10μmである。その場合、ポンプ室14の容積の変化または減 少(△Vp)は約0.28mm3である。ポンプ室の容積(Vp)は0.38m m3、接続スペースから吸入弁22への容積(Ve)は0.015mm3、接続ス ペース24から吐出弁への容積(Vs)は0.03mm3である。内部容積(V i)は、およそ0.43mm3である。 かくして変化または減少(△Vp)は、内部容積(Vi)の約65%であり、 二つの接続スペース22、24を合わせた容積(Ve+Vs)は、マイクロポン プの内部容積(Vi)の約10%にすぎない。 始動されていない休止状態にあるマイクロポンプに1バールの圧力で空気を満 たし、次にこの空気を初めの容積の35%の容積に圧縮すると仮定すると、マイ クロポンプの内部容積(Vi)に2.5バールを上回る圧力が生じる。 吐出弁16を開けるには1.5バールの内部圧力が必要であるので、マイクロ ポンプ内部に生じた圧力は、マイクロポンプを完全に自動始動するのに全く十分 である。堅い中央部38は、直径が大きく、ピストン式に機能し、また接続スペ ース22、24が非常に小さいので、自動始動するのに十分な圧力をマイクロポ ンプの内部に得ることが可能である。 これは、通常かなり大きい容積のスペースを吸入弁の内側に含む既知のマイク ロポンプでは不可能である。かくして直径7mmの従来のポンピングダイアフラ ムではポンプ運動による容積変化は約0.1mm3であるのに対し、内部容積は 一般に約3mm3である。従来のマイクロポンプは、気体が部分的または全体的 にその内部容積を満たすと途端に機能しなくなる。本発明では、こうした機能お よび始動に関する重大な欠点を完全に解消することができる。同様に、ポンピン グダイアフラム36が完全に上がる場合、ポンプ室14の容積(Vp)の増加に よるマイクロポンプの内部容積(Vi)の増加は気体によるものであり、すなわ ち吐出弁16が閉じた後にマイクロポンプの内部容積に留まる空気が、一つまた は複数の吸入弁12を開けるのに十分に低い圧力に減圧されるのである。 上部プレート8と接触する厚く堅い中央部品36は、ベースプレート2と接触 するシリコン酸化域42からなるストッパ部品と向かい合うストッパ部品を形成 する。 ポンピングダイアフラム36の吸入および吐出動作は、このようにして上側と 下側から機械的に制御される。これにより、ダイアフラムの往復ごとに極めて正 確な量の物質を吸い込むことができる。堅い中央部38は、動作がきちんと決ま ったピストンに匹敵する。ポンピングダイアフラム36の環状の縁40の面積は 、ポンピングダイアフラム36の総面積に比べて比較的小さいので、ポンプ室1 4に圧力差があっても、ポンピングダイアフラム36の下の容積はわずかしか変 化しない。 さらに、酸化域42は、アノード溶接中のポンピングダイアフラム36の接着 や、溶接ダイアフラムが最も下の位置から上部へ向かって移動する場合のダイア フラムの吸引を避けることができる。 電気的な接触または電極(図示されていない)は、堅い中央部38と、上部プ レート8の下面に互いに向かい合うように配置する。これらの接触はその場合ポ ンプの外に延長されて、電気回路に接続され(図示されていない)、ポンピング ダイアフラム36の機能と流体の吸い込みを制御することができる。適切な回路 は、たとえば欧州特許出願第0498863号に記載されている。 このマイクロポンプの一般的な機能モードは、「Sensors and Actuators」第 15号(1988年)第153〜167ページのH.Van Lintel等による「A pie zoelectric micropump based on micromachining of silicon」という論文に記 載されたものと同じである。 こうした既知の型のマイクロポンプに対して、本発明によるマイクロポンプは 、確実かつ高信頼性の自動始動を得ることができる。本発明によるマイクロポン プは、往復運動ごとに極めて正確に定量することができ、この定量は吸入管およ び吐出管を支配する圧力とは実際には無関係であり、また圧電素子の性能や、こ の種の作動装置に知られている劣化ならびにヒステリシス現象とは無関係である 。さらにポンピングダイアフラムの動作は、堅い中間部品38と酸化域42とに よって正確に制御される。従って流量は、ポンピングダイアフラム36の加工特 性と作動装置の周波数とによって決定される。 この型のポンプは、特性変化がかなり大きい圧電素子でも使用することができ る。そのうえ、用いられる圧電素子ごとにポンプを区分する必要はない。 圧電素子は外面に固定するので、欠陥がある場合には容易に交換できる。 もちろん上記実施例は限定的なものではなく、特許請求の範囲第一項に記載さ れた枠内であらゆる所望の補正を行うことができる。特に弁の構成と、弁、吐出 管、吸入管ならびにポンプ室の配置は極めて多様である。吐出弁はまた、二個の V字形のダイアフラムを持つタイプであってもよい。ポンプ室およびこれらの弁 すなわち流体制御部品もまた、それが望ましい場合は、一部または全体としてベ ースプレートに配置することができる。弁または制御部品はその場合、それらが 加工されたプレートのポンプ室に最も近い側に配置され、吸入弁12は、吸入弁 が位置するプレートの外側に向かって開くのに対し、吐出弁16は、吐出弁が位 置するプレートの内側に向かって開く。酸化域の配分は、弁とポンピングの所望 の予応力に合わせることができる。作動装置は、圧電素子以外のモータ部品を有 することも可能である。 中間部品64は、弾性片60または圧電素子と一体成形してもよい。また、弾 性片とポンピングダイアフラムの間に自由に配置することもできる。 ポンプはさらに、一つまたは複数のネジを含み、このネジはプレート8を通過 し、その端部で堅い中央部38と協働する。これらのネジは、このようにして調 整可能なストッパ要素を構成し、吸入動作の振幅を調整する。 調整ネジはまた、弾性片60に取り付けることも可能である。調整ネジはさら に、中間部品の平らな頭部66に取り付けることもできる。 図3に示された第二実施例が第一実施例と異なる点は、作動装置の構成だけで ある。このため二つの実施例の同一要素は同じ数字で示し、詳しい説明は行わな い。 この第二実施例もまた、吸入管4と吐出管5をそれぞれ開けたベースプレート 2と上部プレート8を含む。これらのプレート2と8の間に、フォトリソグラフ ィー技術で加工したシリコン中間プレート6が介在し、吸入弁12、吐出弁16 、ポンプ室14が得られる。 薄い酸化膜27、30、46、48により、加工されたシリコン製のダイアフ ラムに所定の予応力を得ることができる。 ポンプ室14はほぼ円形で、二つの接続スペース22、24により吸入弁と吐 出弁に接続される。シリコンプレート6に加工された変形可能な可動壁型のポン ピングダイアフラム36は、厚く堅い中央部38を含む。 作動装置150は金属製の弾性片160を有し、スペース部品を形成するその 湾曲端162はプレート8の上面に接着されている。圧電素子152形のモータ 部品は、溶接または接着によって弾性片160に固定される。モータ部品は、ポ ンピングダイアフラム36の堅い中央部38上の中間部品164によって作用す る。この中間部品164は、堅い中央部38と同様の断面および下面を有し、ア ノード溶接または接着などのあらゆる適切な手段によってこの中央部に固定され る。中間部品164の直径はかなり大きいので、ポンピングダイアフラム36は 、その面積の大部分の変形を引き起こさずに垂直に移動する。従ってポンプ室1 4の排出はとりわけ有効であり、このため所定の構造の内部容積(Vi)に対し 、マイクロバルブの自動始動効果はさらに強化される。加えてその構成および組 立は単純であるので、マイクロポンプの原価を下げることができる。 図4に示された第三実施例が第一および第二実施例と異なるのは、主に吐出弁 216と作動装置250の構成によってである。従って、三つの実施例で同じ要 素は同じ数字で示し、詳しい説明は行わない。 この第三実施例もまた、吸入管4および吐出管5をそれぞれ備えたベースプレ ート2と上部プレート8を含む。ベースプレート2と上部プレート8の間に、フ ォトリソグラフィー技術で加工されたシリコン製の中間プレート6が介在し、一 つまたは複数の吸入弁12および吐出弁216と、ポンプ室14が形成される。 酸化薄膜227、230、46、48により、シリコンの加工ダイアフラムに所 定の予応力が得られる。 ポンプ室は同様に円形で、接続スペース22、24によって吸入弁と吐出弁に 接続されている。 ガラス製の上部プレート208の厚さは、この実施例では約0.2mmと薄く 、上面に接着固定された圧電素子252によって弾性的に変形可能である。圧電 素子252は、ガラスプレートが堅い中央部38上で弾性的に変形することによ りポンプ運動を得るように作用する。 このような構成により、ガラスプレートに穴を開ける必要はなく、従って組立 はより迅速かつ容易である。 吐出弁216は、環状のリブ226を有する穴を開けていないダイアフラム2 28を含み、環状のリブ226は、吐出通路5の周囲に配置され、シリコン酸化 薄膜227によって被覆されている。 この実施例ではさらに、室229がダイアフラム228と上部プレート208 の間に配置されている。この室229は吐出管4に接続することもでき、マイク ロバルブの入り側で超過圧力に対する保護を構成し、圧力が超過した場合は吐出 管5を閉じる。室229はまた、バルブ機能の検出部品に接続することもできる 。さらにまた密封したり、あるいは周囲の空気に結合することもできる。こうし た構成は、環状のリブ226と、直径が小さい吐出管5とが極めて正確に揃えら れることを必要とする。 記載されたマイクロポンプは、吸入弁の代わりに、吸入流体制御部品として流 量制限装置を有することもでき、この流量制限装置は、吸入管を直接ポンプ室に 接続する断面が極めて小さい管から形成される。従ってここでは、これらの二つ の部品の間の接続スペースの容積は極めて小さく、これは自動始動には特に好都 合である。 圧電素子から構成される作動装置もまた、直接ポンピングダイアフラムに接着 し、交流電圧を供給するジェネレータに接続することができる。 圧電素子の作動周波数はこの流量制限装置の変化例の方が高く、10〜100 ヘルツであるのに対し、吸入弁の実施例では1〜10ヘルツである。こうした高 い周波数と、流量制限装置の小さい流出断面から、自動始動電流を用いてマイク ロポンプの内部容積(Vi)に含まれる気体を吐出管の方へ排出することができ る。もちろんこの変化例でも、ポンブ室14の容積変化(△Vp)が、ポンプ室 の容積(Vp)およびマイクロポンプの内部容積(Vi)よりずっと小さくては ならない。流量制限装置および吐出弁への接続スペースの容積(Ve、Vs)も また、有効な自動始動を得るには、できるだけ小さくなければならない。 図6〜8に示された第四実施例は、第一実施例と同様に、流入および吐出管5 を有するガラス製のベースプレート2と、エッチング加工されたシリコン中間プ レート6と、好適にはガラス製の上部プレート8とを含む。この実施例は、「Te chnical Digest of the 7th Sensor Symposium」(1988年)217〜220 ページのショージ等の論文に記載された型の吸入弁412を二個備える。図8を 参照すると、これらの多結晶性シリコンバルブは、面のマイクロ加工技術によっ て得られる。これらのバルブは、プレート6に結合される環状構造418を含み 、プレート6に備えられた穴421と協働する中央閉塞部品420に、4個 のアーム419によって接続される。 吐出弁16は、図1に関して記載されたものと同じ型である。ポンピングダイ アフラム436は、ここではしかしながら休止位置にあって上部に膨らんだ形を し、中央部438の直径は小さい。ポンプ室14に向いた下面は、ダイアフラム 436の貼り付きまたは吸い込みに備えるための複数の円形シリコン酸化域44 2を備える。破線437は、ダイアフラム436とベースプレート2との接触限 界を示す。このダイアフラム436はさらに、接続スペース422を接続スペー ス424に結合するくぼみ439を含む。くぼみ439もまた、ダイアフラム4 36の吸い込みを避けるためのものである。くぼみは同様にベースプレート2に 備えることもできる。 作動装置450は、ダイアフラム436の中央部438の周囲に結合される環 状の圧電素子452を含む。二個の電極454、456は、線457によって交 流電圧ジェネレータに接続される。プレート8の開口部459は、たとえばエポ キシグルーまたは溶接などの手段によって密封される。 圧電素子452を作動すると、ダイアフラム436は図6の下方に移動してほ ぼ平坦な形になるので、ポンプ室14の圧縮比が良好になり、そのときポンプ室 の残留容積は極めて小さくなる。ポンピングダイアフラム436が膨らむ高さは 、従って、このダイアフラムの吸い込み移動にほぼ対応する。 ダイアフラム436の膨らんだ形は、密閉されたダイアフラムの上方に位置す る室460の圧力を下げることにより得られる。この形はまた、適切な変形予応 力をもたらす酸化膜をその上面に塗布することによっても得られる。 このように上方へ膨らむダイアフラムは、上記の他の実施例においても非常に 有効であることに留意されたい。同様に、多結晶性シリコンのバルブ412も他 の実施例の枠内で吐出弁として用いることができる。これらのバルブのマイクロ 加工はまた、窒化シリコンあるいは、電鋳で用いられる金属などの他の材料によ っても可能である。開口部のストッパとなる中央部品438はなくてもよいが、 この実施例では、ポンプの精度を増すために、また吸入路4の圧力が超過した場 合にポンピングダイアフラム436が破壊しないようにするための安全部品とし て有効である。 このようにして上記の実施例は、自動始動効果によりポンプに入る空気を排出 することができ、空気全体がマイクロポンプの吐出管に送られるまで吸入流量の 一時的な減少を観察するだけでよい。 記載された実施例は、特に薬品投与および、患者の体内に埋め込むのに適して いる。 請求の範囲 1.ポンプ室(14)を決定する少なくとも一つのベースプレート(2)およ び該ベースプレートと結合される第二プレート(6)と、ポンプ室に直接接続さ れる吸入制御部品(12)および吐出制御部品(16)とを含み、該制御部品は 二枚のプレートの少なくとも一方の上または中に位置し、これらのプレートの少 なくとも一方はシール材のフォトリソグラフィーによるマイクロ加工技術によっ て加工され;内部容積(Vi)は、ポンプ室(14)の容積と該制御部品を有す る接続スペース(22、24)の容積とを含み、ポンプ室(14)はプレートの 一方に加工された可動壁(36)を含み、また該可動壁(36)を移動すること により内部容積の周期的な減少および増加を引き起こす作動手段(50)が備え られているマイクロポンプにおいて、プレート上またはプレート内にある吸入制 御部品(12)がプレートの外側に向かって開く一方で、プレート上またはプレ ート内にある吐出制御部品(16)がプレートの内側に向かって開き、その結果 、内部容積の減少により、該内部容積に含まれる気体が吐出制御部品を開けるの に十分な圧力に圧縮され、それにより自動始動マイクロポンプが得られることを 特徴とするマイクロポンプ。 2.ポンプ室(14)と接続スペース(22、24)は、ポンプ室の容積の増 加によるマイクロポンプの内部容積の増加が、流体吐出制御部品(16)を閉じ た後でマイクロポンプ内に残る気体が十分に低い圧力に減圧されて流体吸入制御 部品(12)を開けるように構成されることを特徴とする請求の範囲第1項に記 載のマイクロポンプ。 3.ポンプ室の容積の減少(△Vp)は、該内部容積(Vi)の30〜100 %、好適には50%以上であり、ポンプ室(14)を吸入制御部品(12)およ び吐出制御部品(16)へ接続する該スペースの容積(Ve、Vs)は、内部容 積(Vi)の30%未満、好適には15%未満であることを特徴とする請求の範 囲第1項または第2項に記載のマイクロポンプ。 4.ポンプ室(14)は、ポンプ室が加工されたプレートの中または上でプレ ート中央面側に配置され、吸入制御部品(12)および吐出制御部品(16)は それぞれ、それらが加工されたプレートのポンプ室に最も近い側の中または上に 配置されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のマイクロポンプ。 5.一つまたは複数の吸入部品(12)は、一つまたは複数の吐出部品(16 )とは異なる構造を有することを特徴とする請求の範囲第1〜4項のうちのいず れか1項に記載のマイクロポンプ。 6.可動壁(36)が含む堅い中央部(38)は、この堅い中央部(38)と 一体成形されたそれよりも薄い厚さの弾性の縁(40)に囲まれ、この堅い中央 部は、ポンプ室(14)と相対する可動壁の面に関して突出し、該作動手段(5 0)と協働することを特徴とする請求の範囲第1〜5項のうちのいずれか1項に 記載のマイクロポンプ。 7.該堅い中央部(38)の幅は、可動壁(36)の幅の20〜90%であり 、好適には50〜80%であることを特徴とする請求の範囲第6項に記載のマイ クロポンプ。 8.第二プレート(6)に結合する少なくとも一つの第三プレート(8)を有 し、作動手段(50)は、第三プレートに可動装着されたモータ部品(52)を 含み、中間部品(64)は、該堅い中央部(38)とモータ部品(52)との間 に配置されることを特徴とする請求の範囲第1〜7項のうちのいづれか1項に記 載のマイクロポンプ。 9.モータ部品(52)は、該第三プレート(8)の外面に可動装着され、該 中間部品(64)は、開口部(69)によってこの第三プレート(8)を貫通す ることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のマイクロポンプ。 10.モータ部品は圧電素子(52)であり、スペース部品(62)を介して第 三プレート(8)の外面に装着されたることを特徴とする請求の範囲第9項に記 載のマイクロポンプ。 11.中間部品(64)はモータ部品(52)と連結する平らな頭部(66)と 、第三プレート(8)を貫通し、その端部によって可動壁(36)に作用する軸 (68)とを含むことを特徴とする請求の範囲第8〜10項のうちのいずれか1 項にに記載のマイクロポンプ。 12.中間部品(164)の下面は、堅い中央部(38)と同様の面を有し、該 堅い中央部(38)と接することを特徴とする請求の範囲第8項に記載のマイク ロポンプ。 13.第三プレート(208)の外面に装着される作動装置(250)によって 弾性的に変形可能であるような厚さの第三プレート(208)を含み、この第三 プレートの内面は、堅い中央部(38)と協働して可動壁(36)を移動できる ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載のマイクロポンプ。 14.作動手段(450)は、該可動壁(436)に直接装着された圧電素子( 452)を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のマイクロポンプ。 15.可動壁(36、436)の堅い中央部(38、438)は、該第三プレー ト(8)と接するように配され、可動壁(36、436)の流体吸入動作を制限 するストッパ要素を構成することを特徴とする請求の範囲第8項または第14項 に記載のマイクロポンプ。 16.可動壁(436)は、休止位置で、ポンプ室(14)の外側に膨らむ形を 有することを特徴とする請求の範囲第1〜15項のうちのいづれか1項に記載の マイクロポンプ。 17.膨らんだ形の高さは、可動壁(436)によって行われる吸い込み移動に ほぼ対応することを特徴とする請求の範囲第16項に記載のマイクロポンプ。 18.可動壁(436)の膨らんだ形は、可動壁(436)の背面にある室(4 60)の圧力を下げ、およびまたは可動壁(436)の面に当たる材料の少なく とも一つの層が変形予応力をもたらすことによって生じることを特徴とする請求 の範囲第16項に記載のマイクロポンプ。 19.ポンプ室(14)の内側に向いた可動壁(36、436)の面は、向かい 合って位置するプレート(2)と当たることにより、流体の排出動作を制限する ことを特徴とする請求の範囲第1〜18項のうちのいずれか1項に記載のマイク ロポンプ。 20.可動壁(36)の面は、向かい合って位置するプレート(2、8)に該面 が貼り付かないような材料からなる域(42、44)を含むことを特徴とする請 求の範囲第1項に記載のマイクロポンプ。 21.流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、少なくとも一つのバルブ(12 )からなり、このバルブは、バルブの閉位置でV字形を構成するように第二ブレ ート(6)に加工された二つのダイアフラム(18)を含み、これらのダイアフ ラム(18)は、バルブの開位置で中央開口部(20)を形成するように隔たる ことを特徴とする請求の範囲第1〜20項のうちのいづれか1項に記載のマイク ロポンプ。 22.流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、面のマイクロ加工によって加工 された材料からなる少なくとも一つのバルブ(412)から構成されることを特 徴とする請求の範囲第1〜20項のうちのいづれか1項に記載のマイクロポンプ 。 23.流体の吐出制御部品はバルブダイアフラム(228)を含み、このダイア フラムは、向かい合って位置するプレート(2)に対する作用を受けるとともに マイクロポンプの出口(5)を囲む環状のリブ(226)を有し、マイクロポン プは、環状のリブ(226)と向かい合ったバルブダイアフラム(228)の面 と、第三プレート(208)またはベースプレートとによって区切られた少なく とも一つの室(229)を含み、この室(229)は、マイクロポンプの作動す なわち制御空洞を形成することを特徴とする請求の範囲第8項または第13項に 記載のマイクロポンプ。 24.薬品投与用に構成され、患者の体内に埋め込み可能であることを特徴とす る請求の範囲第1〜23項のうちのいずれか1項に記載のマイクロポンプ。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも一つのベースプレート(2)と、ベースプレートに結合する第 二プレート(6)とを含み、これらのプレートの少なくとも一つを加工してポン プ室(14)を決定し、またポンプ室(14)をマイクロポンプの少なくとも一 つの吸入口(4)に接続する少なくとも一つの流体吸入制御部品(12)と、ポ ンプ室(14)をマイクロポンプの少なくとも一つの吐出口(5)に接続する少 なくとも一つの流体吐出制御部品(16)とを含み、ポンプ室(14)はプレー トの一方に加工された可動壁(36)を含み、この可動壁は、ポンプ室の吸入口 に流体を吸い込む場合あるいはこの流体がポンプ室から吐出口に排出される場合 の相対する双方向に移動可能であり、さらに該可動壁(36)を移動することに よりポンプ室(14)の容積の周期的な減少および増加を引き起こす作動手段( 50)が備えられ、マイクロポンプの内部容積(Vi)は、ポンプ室(14)の 容積(Vp)と、ポンプ室を吸入制御部品(12)に接続するスペース(22) の容積(Ve)と、ポンプ室を吐出制御部品(16)に接続するスペースの容積 (Vs)とを含むマイクロポンプにおいて、ポンプ室(14)と接続スペース( 22、24)は、ポンプ室の容積の減少(△Vp)によるマイクロポンプの内部 容積の減少が、マイクロポンプの内部容積に含まれる気体が流体吐出制御部品( 16)を開けるのに十分な圧力に少なくとも圧縮されることにより、マイクロポ ンプを自動始動するように構成されることを特徴とするマイクロポンプ。 2. ポンプ室(14)と接続スペース(22、24)は、ポンプ室の容積の増 加によるマイクロポンプの内部容積の増加が、流体吐出制御部品(16)を閉じ た後でマイクロポンプ内に残る気体が十分に低い圧力に減圧されて流体吸入制御 部品(12)を開けるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のマイ クロポンプ。 3. ポンプ室の容積の減少(△Vp)は、該内部容積(Vi)の30〜100 %、好適には50%以上であり、ポンプ室(14)を吸入制御部品(12)およ び吐出制御部品(16)へ接続する該スペースの容積(Ve、Vs)は、内部容 積(Vi)の30%未満、好適には15%未満であることを特徴とする請求項1 または2に記載のマイクロポンプ。 4. ポンプ室(14)は、ポンプ室が加工されたプレートの中または上でプレ ート中央面側に配置され、吸入制御部品(12)および吐出制御部品(16)は それぞれ、それらが加工されたプレートのポンプ室に最も近い側の中または上に 配置されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロポンプ。 5. 吸入および吐出制御部品(12、16)はバルブであり、一つまたは複数 の吸入制御部品(12)は、それが位置するプレートの外側に開き、一つまたは 複数の吐出制御部品(16)は、それが位置するプレートの内側に開くことを特 徴とする請求項4に記載のマイクロポンプ。 6. 吸入制御部品(12)は、吐出制御部品(16)とは異なる構造を有する ことを特徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ。 7. 可動壁(36)が含む堅い中央部(38)は、この堅い中央部(38)と 一体成形されたそれよりも薄い厚さの弾性の縁(40)に囲まれ、ポンプ室(1 4)と相対する可動壁の面に関して突出し、該作動手段(50)と協働すること を特徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ。 8. 該堅い中央部(38)の幅は、可動壁(36)の幅の20〜90%であり 、好適には50〜80%であることを特徴とする請求項7に記載のマイクロポン プ。 9. 第二プレート(6)に結合する少なくとも一つの第三プレート(8)を有 し、作動手段(50)は、第三プレートに可動装着されたモータ部品(52)を 含み、中間部品(64)は、該堅い中央部(38)とモータ部品(52)との間 に配置されることを特徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ 。 10. モータ部品(52)は、該第三プレート(8)の外面に可動装着され、 該中間部品(64)は、開口部(69)によってこの第三プレート(8)を貫通 することを特徴とする請求項9に記載のマイクロポンプ。 11.モータ部品は圧電素子(52)であり、スペース部品(62)を介して第 三プレート(8)の外面に装着されることを特徴とする請求項10に記載のマイ クロポンプ。 12.中間部品(64)はモータ部品(52)と連結する平らな頭部(66)と 、第三プレート(8)を貫通し、その端部によって可動壁(36)に作用する軸 (68)とを含むことを特徴とする請求項10または11のいずれか一項に記載 のマイクロポンプ。 13.中間部品(164)の下面は、堅い中央部(38)と同様の面を有し、該 堅い中央部(38)と接することを特徴とする請求項9に記載のマイクロポンプ 。 14.第三プレート(208)の外面に装着される作動装置(250)によって 弾性的に変形可能であるような厚さの第三プレート(208)を含み、この第三 プレートの内面は、堅い中央部(38)と協働して可動壁(36)を移動できる ことを特徴とする請求項7に記載のマイクロポンプ。 15.作動手段(350、450)は、該可動壁(336、436)に直接装着 された圧電素子(352、452)を含むことを特徴とする請求項1に記載のマ イクロポンプ。 16.可動壁(36、436)の堅い中央部(38、438)は、該第三プレー ト(8)と接するように配され、可動壁(36、436)の流体吸入動作を制限 するストッパ要素を構成することを特徴とする請求項9または15に記載のマイ クロポンプ。 17.可動壁(436)は、休止位置で、ポンプ室(14)の外側に膨らむ形を 有することを特徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ。 18.膨らんだ形の高さは、可動壁(436)によって行われる吸い込み移動に ほぼ対応することを特徴とする請求項17に記載のマイクロポンプ。 19.可動壁(436)の膨らんだ形は、可動壁(436)の背面にある室(4 60)の圧力を下げ、およびまたは可動壁(436)の面に当たる材料の少なく とも一つの層が変形予応力をもたらすことによって生じることを特徴とする請求 項17に記載のマイクロポンプ。 20.ポンプ室(14)の内側に向いた可動壁(36、436)の面は、向かい 合って位置するプレート(2)と当たることにより、流体の排出動作を制限する ことを特徴とする該請求項のいずれか一項によるマイクロポンプ。 21.可動壁(36)の面は、向かい合って位置するプレート(2、8)に該面 が貼り付かないような材料からなる域(42、44)を含むことを特徴とする請 求項1に記載のマイクロポンプ。 22.流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、少なくとも一つのバルブ(12 )からなり、このバルブは、バルブの閉位置でV字形を構成するように第二プレ ート(6)に加工された二つのダイアフラム(18)を含み、これらのダイアフ ラム(18)は、バルブの開位置で中央開口部(20)を形成するように隔たる ことを特徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ。 23.流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、面のマイクロ加工によって加工 された材料からなる少なくとも一つのバルブ(412)から構成されることを特 徴とする該請求項のいずれか一項に記載のマイクロポンプ。 24.流体の吸入およびまたは吐出制御部品は、流量断面が制限された流量制限 装置(312)によって構成されることを特徴とする該請求項のいずれか一項に 記載のマイクロポンプ。 25.流体の吐出制御部品はバルブダイアフラム(228)を含み、このダイア フラムは、向かい合って位置するプレート(2)に対する作用を受けるとともに マイクロポンプの出口(5)を囲む環状のリブ(226)を有し、マイクロポン プは、環状のリブ(226)と向かい合ったバルブダイアフラム(228)の面 と、第三プレート(208)またはベースプレートとによって区切られた少なく とも一つの室(229)を含み、この室(229)は、マイクロポンプの作動す なわち制御空洞を形成することを特徴とする請求項9または14によるマイクロ ポンプ。 26.患者の体内に埋め込み可能なマイクロポンプとしての請求項1から25の いずれか一項に記載の薬品投与用マイクロポンプの使用法。
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