JPH03199682A - マイクロポンプ - Google Patents

マイクロポンプ

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JPH03199682A
JPH03199682A JP34046989A JP34046989A JPH03199682A JP H03199682 A JPH03199682 A JP H03199682A JP 34046989 A JP34046989 A JP 34046989A JP 34046989 A JP34046989 A JP 34046989A JP H03199682 A JPH03199682 A JP H03199682A
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valve
outlet
inlet
outlet valve
chamber
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JP34046989A
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Hajime Miyazaki
肇 宮崎
Masaaki Handa
半田 正明
Tasuke Uehara
太介 上原
Tsukasa Muranaka
司 村中
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マイクロマシーニング技術を応用したマイク
ロポンプに関する。
[従来の技術] 日経エレクトロニクスNo、480(1989年8月2
1日発行)はSiマイクロマシーニング技術について特
集している。その記事の第135頁〜第139頁によれ
ば、マイクロポンプに関し、第12図に示すような構成
が記載されている。これは、ガラス基板200の上にS
i薄膜板201により2つのバルブ202,203とそ
の中間にダイアフラム204を形成して接合し、さらに
そのSi薄膜板201上にガラス板205を接合し、ダ
イアフラム204を空気層206を介して発熱抵抗20
7で駆動する構成である。ガラス基板200にはバルブ
202,203にそれぞれ通じる入口ポート208及び
出口ボート209が設けられ、空気層206の空気膨脂
によりダイアフラム204が膨らむと、ポンプ室210
の内圧の上昇により入口バルブ202を閉じるとともに
出口バルブ203を開き、ポンプ室210内の圧力流体
を出口ポート209へ吐出し、一方空気層206の収縮
によりダイアフラム204が元に戻ると、上記バルブ2
02,203がそれぞれ反対に動作し、入口ボート20
8から流体を吸い込み、出口ポート209への吐出はバ
ルブ203の閉止により遮断するようになっている。
かかるマイクロポンプは微量の精密な流量制御が可能な
ので、医療用(塘尿病患者のインシュリン投薬等)や化
学分析用への応用が可能であることを示唆している。
一方、ポンプの動作速度が遅いことや空気熱によって流
路を流れる液体の温度が上がることなどの問題点も指摘
されている。
また、ダイアフラムの駆動に圧電素子を利用するもの、
逆流防止のために3つのバルブを設けたものなどの記載
も見られる。
[発明が解決しようとする課題] 前述のような2バルブ式のマイクロポンプは3バルブ式
のものに比べて製作が容易である反面、ポンプ性能にお
いて人出列間差圧により流量が次第に低下するという問
題がある。第13図は前記文献の第136頁にも見られ
る特性線図であり、2バルブの場合、流mQは差圧Pの
増加に伴い直線的に城少する(A線)。これに対して、
3バルブの場合はほぼ一定に推移する(B線)。その理
由は、3バルブの場合、入口・出口バルブの流路間に第
3のバルブが設けられているため、この第3のバルブが
差圧による逆流を防止し、一定の流量を確保しているの
に対し、2バルブの場合は差圧が出口バルブに直接作用
し、これを強い力で閉止方向に神しつけるためである。
このような理由から、2バルブ式のマイクロポンプを例
えばインシュリン投薬に利用しようとすると、上記特性
のため背圧が600 mm H20位でほとんど吐出不
能になる。実際問題上、400 mmHO程度まではほ
ぼ一定に吐出することが要求されるので、ポンプ性能の
改善が望まれる。
本発明は、かかるポンプ性能の改善をはかり、所要のポ
ンプ使用範囲においてほぼ一定の流量特性を持つように
するとともに、これをより安価な2バルブ式のマイクロ
ポンプで実現することを目的とする。
本発明の他の目的は、バルブの開閉動作の検知及び1,
1j御が可能で、より安定したシール性を持つマイクロ
ポンプを得ることである。
本発明のさらに他の目的は、薄型てコンノくクトなマイ
クロポンプを得ることである。
その他の本発明の目的は、後述する実施例及び図面につ
いての説明で明らかにされる。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係るマイクロポ
ンプは、基本的に2バルブ式のマイクロポンプにおいて
、出口バルブを出口ポートの入口を覆うキャップ状の弁
体にて構成したものである。
また、ダイアフラムの駆動手段として、制御性のよい圧
電素子を用いる。
入力流体は直接入口バルブを設けた室に導入することも
できるが、入力流体を一旦出ロバルブの隔を上方に設け
た室に導入したのち、入口バルブ側の室に導入する。
また、上記構成とともに、ポンプ室を出口バルブを設け
た室及び入口バルブの隔壁上方に設けた室に連通させ、
バルブの開閉を確実に行わしめる。
特に出口バルブの開閉動作の検知及び制御をはかるため
、少なくとも出口バルブ側の隔壁上方を大気に開放し、
さらにその隔壁上に駆動用圧電素子と同様の圧電素子を
固着する。この場合、入口バルブを出口バルブの場合と
同様に入口ポートの出口を覆うキャップ状の弁体で構成
してもよい。
また、基板と薄膜板の間に中間基板を設け、この中間基
板を利用して入口・出口ポートを横向きに(中間基板の
側方へ)引き出すようにする。
入口バルブ側と出口バルブ側は上下2段に積層構成する
こともでき、中間基板を介して上位に入口バルブ及びポ
ンプ室を設けた上部薄膜板を接合し、下位に出口バルブ
を設けた下部位薄膜板を接合する。そして、入口ボート
から入口バルブの室に通じる流路とポンプ室から出口バ
ルブの室に通じる流路を前記中間基板に設ける。
以上の各構成において、入口・出口バルブのシール部に
予圧を与える付勢膜を基板に設けるとよい。
[作 用] 本発明のマイクロポンプは、出口バルブの弁体が出口ポ
ートの入口を覆うようにキャップ状に形成されているた
め、背圧によりその弁体を持ち上げようとする力の作用
方向とポンプ室の圧力流体により出口バルブを設けた隔
壁を抑し上げようとする力の作用方向が同じになってい
る。したがって、背圧が出口バルブにあらかじめ付与さ
れたシール力に打ち勝つまで、つまりポンプ使用範囲で
はほぼ一定の流量を吐出することになる。
また、この場合において、入力流体を出口バルブの隔壁
上方に設けた室に導入することにより、例えばゴム製タ
ンクに急激な外力が作用したときなどのように人力流体
の急激な圧力変化が出口バルブの隔壁上の室に伝えられ
、出口バルブを積極的に閉じることにより、出口バルブ
からの吐出を防いでいる。
さらに、ポンプ室の圧力を出口バルブを設けた室及び入
口バルブを設けた隔壁上方の室に同時に伝達することに
より、出口・入口バルブの開閉が周期的に確実に行われ
る。
ポンプ室の圧力付与はダイアフラム上に固着した圧電素
子によりダイアフラムを上下に振動させることにより行
われ、圧電素子を使用することで動作速度が早く、流体
の温度上昇のおそれもない。
出口・入口バルブもしくは少なくとも出口バルブの隔壁
上方を大気に開放することにより、バルブの開閉動作の
検知手段の取付けが容易になり、さらに大気に開放され
た出口バルブの隔壁上にダイアフラム駆動用圧電素子と
同様の圧電素子を取り付けることにより、積極的に出口
バルブの開閉動作を制御することができる。この場合、
入口バルブの弁体を出口バルブと同様の構成にでき、構
成が一層簡潔になる。
基板と薄膜板の間に薄膜板と同じ材料の中間基板を設け
ると、入口・出口ポートをエツチング法で横向きに引き
出すことができるようになり、チューブの引き回しのう
えで便利である。
平面に比べて高さ(厚さ)方向に寸法上の余裕がある場
合には、薄膜板を中間基板を介して上下2段の積層構成
とすることができる。ポンプ作用は上記の平面的な構成
によるポンプの場合と同じである。
出口・入口バルブのシール部は基板に形成した付勢膜に
より予圧を与えるという簡単な方法でシール性を向上さ
せることができる。
[実施例コ 第1図は本発明によるマイクロポンプの実施例を示す断
面図で、第2図及び第3図はそれぞれ第1図のA−A線
、B−B線における横断平面図である。
全体符号10で示すマイクロポンプは、基板1、薄膜板
2、表面板3のサンドイッチ構造によるものである。
基板1は、例えば厚さ1 mm程度のガラス基板からな
り、入口ポート11及び出口ポート12が設けられてい
る。これらのボートにはそれぞれチューブ13.14を
液洩れしないように接着剤15で接合し、チューブ13
の基端は例えば薬液タンク(図示せず)に、チューブ1
4の先端は例えば注射針(図示せず)に連結される。
薄膜板2は、例えば厚さ0.3+on程度のSi基板か
らなり、エツチング法により入口バルブ4゜出口バルブ
5.及び両バルブの間にダイアフラム6を形成し、さら
に必要な流路(第2図、第3図参照)を設け、基板1の
上に陽極接合法で接合される。接合個所は符号16a、
16b、16cで示される部位である。
第2図、第3図に見られるように、入口ポート11に連
なる人力流路111が設けられ、入力流路111は通孔
112を介して出口バルブ5の上方に設けた室113に
通じ、さらに通孔114及び連絡流路115を介して入
口バルブ4の室116に通じている。入口バルブ4は正
方形の弁体41で形成されており、その中心に通孔11
7を設け、上方の室118に通じている。さらに室11
8は通孔119及び連絡流路120を介してダイアフラ
ム6下方のポンプ室121に通じ、圧力流体は出力流路
122を経て出口バルブ5の室123に流れる。そして
、出口バルブ5は出口ボート12の入口12aを覆うキ
ャップ状の正方形の弁体51で形成されている。
ダイアフラム6の駆動手段として、ピエゾディスクの圧
電素子7が薄膜の電極板71を介してダイアフラム6上
に接着されている。図中、72゜73は圧電素子7に電
圧を印加するためのリード線である。
薄膜板2の上には基板1と同様のガラス基板からなる表
面板3が圧電素子7の押入口31を設けて陽極接合法に
より接合され、上記のポンプ流路系を確立している。表
面板3の厚さは約0.5m■である。
第4図は圧電素子7を駆動する駆動回路の一実施例を示
すブロック図であり、701はリチウム電池等の電源、
702は昇圧回路、703はcPU、704は低電圧の
信号を高電圧の信号に変換するレベルシフタ、705は
圧電素子7を駆動するドライバー 706はポンプの流
量を表示する表示装置、707は流量の選択スイッチで
ある。
第5図は上記実施例の動作図であり、第4図、第5図を
参照して動作を説明する。
まず、スイッチ707で流量を選択し、CPU703か
らポンプ駆動信号が出力される。CPU703の信号は
一般的に3〜5Vの電圧で動作しており、また圧電素子
7は50V等の高電圧で動作される。そして、昇圧回路
702で3Vの電圧を50Vに昇圧し、レベルシフタ7
04によってCPU70Bからの信号を50Vの信号に
変換する。
このように圧電素子7に50Vの電圧を周期的に印加し
、IHz〜数Hzの振動を与える。ピエゾ効果によりダ
イアフラム6が第5図(a)のように下側へたわむと、
ポンプ室121の圧力が上昇し、この圧力はそれぞれ流
路120,122を通じて室118,123に同時に伝
達されその内圧を昇圧する。室118の内圧の昇圧によ
り入口バルブ4を設けた隔壁42が下側へ押され、入口
バルブ4の弁体41を基板1に押しつけるため、入口バ
ルブ4は閉じることになる。同時に、室123の内圧の
昇圧によりその隔壁52を押し上げるため、出口バルブ
5の弁体51が基板1より離れ、出口バルブ5が開き、
出口ボート12へ定量の圧力流体を吐出する。
反対にダイアフラム6が第5図(b)のように上側へた
わむと、ポンプ室121が減圧するので、これにより室
123の隔壁52が下側へたわみ、出口バルブ5が閉じ
ると同時に、室118の隔壁42が上側へたわみ、入口
バルブ4が開くため、通孔117を通じて入口ボート1
1に連通ずる室116から定量の流体を吸入する。
圧電素子7によりダイアフラム6を振動させることによ
り、上記の吸入・吐出が連続的に行われ、かつ振動数を
増加させれば脈流の少ないポンプが得られる。しかも、
従来の2バルブ式では背圧による力が出口バルブを閉じ
る方向に働いていたため、背圧がかかればかかるほど出
口バルブを開放する力が必要になり、圧電素子を駆動し
てもポンプ室の内圧が上り、それにより圧電素子の振幅
が拘束されることになり、結果として吐出流量が排圧の
量曽加に伴い減少してしまっていたが、本発明では、出
口バルブ5は出口ポート12の入口12aを覆うキャッ
プ状の弁体51で形成されているため、出口ポート12
の背圧による隔壁52の持上げ力(出口バルブ5の開放
力)の作用方向はその隔壁52に対するポンプ室121
の圧力の押上げ方向と同じになり、背圧による圧電素子
の振幅への拘束がなくなるため、背圧が出口バルブ5の
持つ1Jlit性力及び隔壁52に及ぼす外力に基づく
押付力に打ち勝つまでは、つまり所要のポンプ使用範囲
ではほぼ一定の流量を吐出することになる。
かかる本発明のポンプ性能を従来例を示した第13図に
併記すると、同図のC線のようになる。
したがって、2バルブ式のマイクロポンプであっても3
バルブ式のものとほぼ同様の性能が得られ、しかもより
安価に製作できる。
第6図はダイアフラム6の駆動手段として上記の圧電素
子7に代え誘電体8を用いた実施例を示すもので、静電
気力を利用して上記と同様にダイアフラム6に振動を与
えることができる。
第7図は本発明の他の実施例を示す断面図で、第1図の
実施例における室113の上部にある表面板3の部分を
取り除いた場合を示すものである。
すなわち、この実施例では出口バルブ50′)、隔壁5
2上方は大気に開放されている。
この構成によると、第1図の実施例のように人力流体を
出口バルブ5の上方にある室113に導入しないので、
入力流体の急激な圧力変化(例えば、ゴム製のタンクに
急激な外力が作用した場合など)に対する緩和手段は持
っていないが(なお、かかる外力の保護手段は他にとり
得る)、その代りに隔壁52上に例えば歪センサ9を取
り付けることが容易にでき、この歪センサ9により出口
バルブ5のシール具合を検出することが可能になる。
出口バルブ5のシール性は隔壁52の弾性変位で保持さ
れるので、この弾性変位の検出によりポンプ動作の制御
が可能になる。例えば、出口バルブ5の開度とポンプ出
力の関係を知ることができ、これにμづき流量制御が可
能になる。
また、第8図のように表面板3を全部取り除き、それぞ
れの隔壁42.52上に圧電素子17,18を取り付け
、積極的にバルブの開閉を制御する構成とすることもで
きる。この場合、少なくとも出口バルブ5側に圧電素子
18を取り付け、その圧電素子18によって出口バルブ
5の開閉を積極的に助勢し、そのシール性を高める。ま
た、ダイアフラム6の駆動用圧電素子7の動作と同期を
とることによりポンプ動作の安定性、正確性か向上し得
る。
また、入口バルブの4の弁体41を出口バルブ5と同様
に入口ボート11の出口11aを覆うようにキャップ状
に形成することもでき、シール性の安定化がはかり得る
とともに、より薄型に構成できる。
第9図は基板1と薄膜板2の間にさらに中間層として薄
膜板2と同じSi材料の中間基板21を設け、この中間
基板21に入口・出口ポート11゜12が横向きになる
よう形成した構成例を示すものである。入口・出口ポー
ト11.12は前述のようにガラス基板1に孔を設ける
方法よりも、中間基板21にエツチング法で形成するほ
うが簡単で安価であり、かつチューブ13.14を横向
きに引き出すことができるのでチューブの引き回し上部
台がよいからである。
第10図はポンプの入口バルブ4側と出口バルブ5側を
上下2段に積層した構成例を示すものである。中間基板
22としてガラス基板が上下の薄膜板2aと2bの間に
挿入されており、上部の薄膜板2aに入口バルブ4及び
ポンプ室121を形成し、下部の薄膜板2bに出口バル
ブ5を形成する。圧電素子7を固着したダイアフラム6
は上部薄膜板2a上に接合されている。
この実施例は、以上の各実施例が平面的な構成であるの
に対し立体的な構成を示すものである。
人力流体は基板1の入口ポート11から出口バルブ5の
隔壁52上方の流路125を通り、中間延板22の通孔
126を経て入口バルブ4の室116に入る。ポンプ室
121の圧力流体は中間基板22の通孔127を経て出
口バルブ5の室123に入り、出口バルブ5を介して出
口ボート12より吐出する。
この実施例は高さ(厚さ)方向に寸法上の余裕がある場
合に特に有利である。
第11図は以上の実施例において入口・出口バルブのシ
ール部43.53にそれぞれ予圧を与える方法の構成例
を示すものである。この場合、付勢膜19,20はSi
、Au、Ag等のメツキ層を基板1に施して構成したも
のであり、弁体側に同様の付勢膜を設けるよりも簡単で
均一な膜厚の接触面を形成することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、下記のような効果
が得られる。
(1〉出口ポートにおける背圧が出口バルブに対し開く
方向に作用するように構成したので、2バルブ式のマイ
クロポンプであっても所要のポンプ使用範囲においてほ
ぼ一定の流量性能が得られ、かつ安価に製作できる。
(2〉少なくとも出口バルブの隔壁上方を大気に開放す
ることで、シール具合ないしバルブ開度の検出が可能に
なり、それを利用してポンプ動作の制御が可能になる。
さらにその隔壁上に圧電素子を取り付けることにより、
積極的にバルブの開閉動作を制御することができ、シー
ル性がさらに安定する。
(3)本発明のマイクロポンプは薄型でコンパクトな構
成であり、平面的にも、あるいは立体的にも小型にでき
るので携帯に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマイクロポンプの実施例を示す断
面図、第2図及び第3図はそれぞれ第1図A−A線、B
−B線における横断平面図、第4図は上記実施例の駆動
用圧電素子の駆動回路の実施例を示すブロック図、第5
図(a)、(b)は上記実施例の動作図、第6図は誘電
体駆動による場合の構成図、第7図及び第8図は本発明
の他の実施例を示す断面図、第9図は入口・出口ボート
を横向きに引き出す方法を示す構成図、第10図は薄膜
板を中間基板を介して2段に積層する方法を示す構成図
、第11図は入口・出口バルブのシール部に予圧を与え
る方法を示す構成図、第12図は従来のマイクロポンプ
の断面図、第13図は従来例及び本発明の場合のポンプ
性能をあられす特性線図である。 1・・・基板 2・・・薄膜板 3・表面板 4 入口バルブ 5・・・出口バルブ 6・・・ダイアフラム 7・・・圧電素子 10・・・マイクロポンプ 11・・・入口ボート 12・・・出口ポート 17.18・・・圧電素子 19.20・・・付勢膜 21.22・・・中間基板 2a・・・上部薄膜板 2b・・・下部薄膜板 121・・・ポンプ室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)基板と、該基板上に接合され、前記基板の入口ポ
    ート及び出口ポートの開閉を行う入口バルブ及び出口バ
    ルブ、ポンプ室を形成するダイアフラム、及び流体が流
    れる流路系を設けた薄膜板と、該薄膜版の上に接合され
    た表面板と、前記ダイアフラムを駆動する駆動手段とを
    有するマイクロポンプにおいて、 前記出口バルブが前記出口ポートの入口を覆うキャップ
    状の弁体からなることを特徴とするマイクロポンプ。 (2)前記駆動手段が前記ダイアフラムに固着した圧電
    素子であることを特徴とする請求項1記載のマイクロポ
    ンプ。 (3)前記入口ポートは前記出口バルブの隔壁上方に設
    けた室を経由して前記入口バルブを設けた室に通じてい
    ることを特徴とする請求項1記載のマイクロポンプ。 (4)前記ダイアフラムを有するポンプ室が前記出口バ
    ルブを設けた室及び前記入口バルブの隔壁上方に設けた
    室に通じていることを特徴とする請求項3記載のマイク
    ロポンプ。(5)少なくとも前記出口バルブ側の隔壁上
    方が大気に開放されていることを特徴とする請求項1記
    載のマイクロポンプ。 (6)少なくとも前記出口バルブ側の隔壁上方が大気に
    開放され、その隔壁上に圧電素子を固着したことを特徴
    とする請求項5記載のマイクロポンプ。 (7)前記入口バルブが前記入口ポートの出口を覆うキ
    ャップ状の弁体からなることを特徴とする請求項1記載
    のマイクロポンプ。 (8)前記基板と前記薄膜板の間に中間基板を設け、該
    中間基板に前記入口ポート及び出口ポートを横向きに引
    き出すことを特徴とする請求項1記載のマイクロポンプ
    。 (9)前記入口バルブ及びポンプ室を設けた上部薄膜板
    と、前記出口バルブを設けた下部薄膜板とを中間基板を
    介して上下に接合し、該中間基板に前記入口ボートから
    前記入口バルブの室に通じる流路及び前記ポンプ室から
    前記出口バルブの室に通じる流路を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のマイクロポンプ。 (10)前記入口バルブ及び出口バルブのシール部に予
    圧を与える付勢膜を前記基板に設けたことを特徴とする
    請求項1記載のマイクロポンプ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001124789A (ja) * 1999-10-22 2001-05-11 Ngk Insulators Ltd マイクロピペット及び分注装置
JP2004077490A (ja) * 2003-09-16 2004-03-11 Ngk Insulators Ltd マイクロピペット及び分注装置
JP2006274891A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nippon Keiki Works Ltd 圧電ポンプ
KR100693904B1 (ko) * 2005-05-17 2007-03-12 재단법인서울대학교산학협력재단 양방향 마이크로 펌프
JP2011160868A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Ricoh Co Ltd 流量制御装置およびポンプ装置

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