JPH0951176A - 電気機器収納用箱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は部品点数を減らすと共に製造コスト
の低い電気機器収納用箱体を提供すること。 【解決手段】 底面部材５と上面部材２と内機取り付け
用部材３と本体部材４とで構成され、内機取り付け用部
材３は、断面Ｓ字状に形成され電気機器収納用箱体１の
構成部材であると共に電気機器を載置した機器取り付け
板が取り付け可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器を収
納するための組立式の電気機器収納用箱体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術における電気機器収納用箱体の
構造は、図３に示すように、底面板３１、上面板３２、
側面板３３、背面板３４から構成される箱体本体３５の
背面板３４にレール３６を敷設し、電気機器が設置され
る内機取り付け板３７をレール３６に取り付けていた。

【０００３】または、図４に示すような断面Ｌ字状の部
材で構成されているものがあった。底面部材を４本のＬ
字状部材３８で組み、同様に上面部材を４本のＬ字状部
材３９で組む。Ｌ字状に形成されている本体部材４０で
底面部材と上面部材の四隅を接続し、箱体本体４１を構
成する。そして、図５に示すように、電気機器を取り付
けるための機器取り付け板４２を箱体本体に固定する
時、本体部材４０に略コ字状に折曲形成された支持部材
４３を取り付けてから、支持部材４３に機器取り付け板
４２を取り付けていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によると、図３に示すような電気機器収納用箱体で
はパイプシャフト室で使用する場合でも、本来必要のな
い側面板３３や底面板３１まで取り付いてしまい、過剰
品質となり、製造コストも引き上げられてしまうという
欠点があった。

【０００５】また、図４に示すような電気機器収納用箱
体では、特に機器をとりつける部分においては、図５に
示すように本体部材４０、支持部材４３と機器取り付け
板４３の３点の部材が必要となり、製造コストの引き上
げにつながると共に、部品管理が煩雑になるという欠点
があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】以上述べたように、本発
明は部品点数を減らすと共に製造コストの低い電気機器
収納用箱体を提供することを目的とし、その構造は、底
面部材と上面部材と内機取り付け用部材と本体部材とで
構成され、内機取り付け用部材は、断面Ｓ字状に形成さ
れ電気機器収納用箱体の構成部材であると共に電気機器
を載置した機器取り付け板が取り付け可能にしたことで
ある。

【０００７】

【発明実施の形態】本発明に係る電気機器収納用箱体
は、底面部材と上面部材と内機取り付け用部材と本体部
材とから構成され、内機取り付け用部材は電気機器収納
用箱体の枠組と電気機器を取り付けた機器取り付け板が
取り付け可能な形状をしているので、内機取り付け用部
材を用いることで電気機器収納用箱体を構成するのに部
材が少なくてすむ。

【０００８】

【実施例】本発明に係る電気機器収納用箱体構造の実施
例を図１〜図２の添付図面に基づいて説明する。

【０００９】図１は本発明に係る電気機器収納用箱体の
説明図であるが、電気機器収納用箱体１は上面部材２と
内機取り付け用部材３と本体部材４と底面部材５とで構
成されている。上面部材２と底面部材５は同一の部材で
よく、上面部材２、底面部材５のどちらも一つの部材で
構成され、その形状は、方形の板の四辺を折曲形成した
もので、この折曲部６のそれぞれ突き合わされる部分に
は、螺子挿通孔７を設けている。

【００１０】内機取り付け用部材３は、断面がＳ字状に
なるように折曲形成し折曲部６を形成し、機器取り付け
板が取り付けられる取り付け面８と、上面部材２と底面
部材５に接続される接続面９には、螺子挿通孔１０が等
間隔にあけ、必要に応じて扉体、上面板、底面板、側面
板、仕切り板を電気機器収納用箱体に螺着することがで
きるように構成されている。また、内機取り付け用部材
３は左右どちら側の部材としても用いることができるよ
うに螺子挿通孔１０を設けている。

【００１１】本体部材４は、断面がＬ字状になるように
折曲形成し、それぞれの面に螺子挿通孔１１が設けられ
ている。

【００１２】電気機器収納用箱体１の構成は、図１に示
すように、上下に上面部材２と底面部材５を配置する。
上面部材２と底面部材５の背面側の螺子挿通孔７に内機
取り付け用部材３の螺子挿通孔１０を対向させて、螺子
を挿通させ、内機取り付け用部材３を上面部材２と底面
部材５に螺着する。

【００１３】また、上面部材２と底面部材５の前面側の
螺子挿通孔７には、本体部材４の螺子挿通孔１１を対向
させ螺子を挿通させ、本体部材４を上面部材２と底面部
材５に螺着し、電気機器収納用箱体１を構成する。

【００１４】内機取り付け用部材３には、図２に示すよ
うに機器取り付け板１２を取り付ける。機器取り付け板
１２には各種電気機器を載置する。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、底面部
材と上面部材と内機取り付け用部材と本体部材とで構成
され、内機取り付け用部材は、断面Ｓ字状に形成され電
気機器収納用箱体の構成部材であると共に電気機器を載
置した機器取り付け板が取り付け可能したため、内機取
り付け用部材が電気機器収納用箱体を構成させる部材と
機器取り付け板を取り付ける部材とを兼用されるため、
部品点数の削減を図ることができる。また、上面部材と
底面部材は一体構造になっているため従来の組立式の箱
体に比べ、ねじ止め等の手間が省くことができる。必要
に応じて扉体、側面板、上面板、底面板を取り付けるこ
とも可能であるため、必要最小限の部材で電気機器収納
用箱体を構成でき、コストも抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電気機器収納用箱体の分解斜視図
である。

【図２】本発明に係る電気機器収納用箱体の内機取り付
け用部材に機器取り付け板を取り付ける場合の説明図で
ある。

【図３】従来技術の説明図である。

【図４】従来技術の説明図である。

【図５】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

１・・・電気機器収納用箱体、２・・・上面部材、３・
・・内機取り付け用部材、４・・・本体部材、５・・・
底面部材、６・・・折曲部、７・・・螺子挿通孔、８・
・・取り付け面、９・・・接続面、１０・・・螺子挿通
孔、１１・・・螺子挿通孔、１２・・・機器取り付け
板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種電気機器を収納するための電気機器
   収納用箱体において、該電気機器収納用箱体は、底面部
   材と上面部材と内機取り付け用部材と本体部材とで構成
   され、前記内機取り付け用部材は、断面Ｓ字状に形成さ
   れ前記電気機器収納用箱体の構成部材であると共に前記
   電気機器を載置した機器取り付け板が取り付け可能であ
   ることを特徴とする電気機器収納用箱体。