JPH09511731A - 連続紙の切断装置 - Google Patents

連続紙の切断装置

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JPH09511731A JP51310097A JP51310097A JPH09511731A JP H09511731 A JPH09511731 A JP H09511731A JP 51310097 A JP51310097 A JP 51310097A JP 51310097 A JP51310097 A JP 51310097A JP H09511731 A JPH09511731 A JP H09511731A
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 連続紙(108)を切断するために用いられ、切断する連続紙(108)をほぼ一定速度で供給する紙送り機構(102;302)と、切断手段(104;310)とを備えた装置(100;300;500)であって、紙遅延手段(106;502)が紙送り機構(102;302)と切断手段(104;310)との間に配置されている。紙遅延手段(106;502)は供給された連続紙(108)を遅延させて切断手段(104;310)が連続紙(108)を切断する位置を連続紙(108)の上に決定させる。さらに、紙送り機構(102;302)と紙遅延手段(106;502)との間に配置され、かつ連続紙(108)が遅延させられている時に溜まってゆく長さ分の連続紙(108)をその中でループ(170)の形状にして収容するためのバッファ(120;316)が設けられている。このバッファは溜まっていく連続紙を案内するための手段(122,124a,124b;318,320)と、この溜まった連続紙の振動をダンピングするための手段(124c,188;318)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 連続紙の切断装置 本発明は、請求項1の包括句に記載のような連続紙(paper webs)の切断装置に 関する。本発明は特に、複合的な書類取扱いシステム(complex paper handling system)の一部を構成する連続紙の切断装置に関する。 書類取扱いシステムは、主として大企業,銀行,保険会社,サービス業などで 用いられている。これらの企業では、書類取扱いシステムは、送り状,督促状, 計算書,保険証券,小切手などの大量の書類を処理する役割を果たす。このよう な書類取扱いシステムによって取り扱われる個々の書類は、多くの場合、連続紙 上に手紙や書式などを印刷する高速プリンタによって作成される。この連続紙は 、典型的には大きな供給ロールから供給され、印刷された後、書類取扱いシステ ムに送られる。しかしながら、書類取扱いシステムが個々の紙片を組み合わせる 作業等それぞれの作業を開始する前に、高速プリンタによって印刷された連続紙 を切断し、個々の紙片を書類取扱いシステムに供給する必要がある。そのために 、ナイフまたは他の種類のカッターを備えた切断機が用いられ、切断すべき連続 紙が紙送り装置によってそのナイフに供給されるようになっている。これらの書 類取扱いシステムは、多くの場合、色々なフォーマットを持つ色々な紙片を取り 扱うことができるような構造に設計されている。このような、書類取扱いシステ ムに用いられるフォーマットに柔軟に対応するためには、連続紙が種々のフォー マットに従って切断されなければならない。 書類取扱いシステムに関するさらに重要な観点として、これらの書類取扱いシ ステムの制御モードに従って、様々な枚数の紙片がそれぞれの処理に対して必要 とされるという点が挙げられる。すなわち、ある手紙に対しては例えば5頁を追 加する必要がある一方で、他の手紙に対してはたった1頁しか追加する必要がな いという状況が起こる。紙片の種々の割合での供給を確実にするためには、切断 機は、一方では色々なフォーマットでの切断が可能でなければならず、同時に他 方では、これら色々なフォーマットの紙片を種々の速度で書類取扱いシステムに 送ることが可能でなければならない。 さらに言えば、複合的な書類取扱いシステムの一部を構成する上述の切断シス テムは、例えば日刊新聞を作成する印刷所において使用されている、いわゆる回 転式切断機(rotary cutting machines)が満たす条件とは基本的に異なった条 件を満たしていると言える。そのような回転式切断機は、ある所定のフォーマッ トに連続紙を切断するだけである。所定のフォーマットが一つしかない事実を考 慮すると、これらの切断機においては連続紙はその回転式ナイフに対してある一 定の速度で送られることが可能であり、その駆動速度は、固定的に決められたフ ォーマットと回転ナイフの回転速度とに従って決定されることがわかる。このよ うな回転式切断機の場合には、異なるフォーマットへの変更は本質的な困難を伴 う。なぜなら、回転式ナイフの駆動速度と連続紙の供給速度とが、その新しいフ ォーマットに従って調整されなければならないからである。そのような回転式切 断機が使用される場合、新しいフォーマットに対してそれぞれのパラメータを自 動的に調整することは、制御技術において大きな投資を必要とする。 以下に、上述のタイプの書類取扱いシステムにおける先行技術の 中で用いられた切断機を、図6に基づいて詳細に説明する。図6aは既に知られ た紙切断機600の概略を示す。切断機600は、モータ602aによって駆動 される紙送り装置(paper feed device)602を備えている。図6aに示され るように、この紙送り装置602は、モータ602aによって速度V1で駆動さ れる第1駆動プーリ604を備えている。望ましくは送りベルト608または送 りチェインの形を持つ送り要素は、上記駆動プーリ604とガイドプーリ606 とによって案内される。連続紙612は、供給領域610から屈曲ガイド手段6 14を介して上記送り装置602へと延びている。 図6aに示された切断機において、連続紙612は穴開き縁部を持ち、そこに は連続紙を案内して送り出すために一定の間隔で開けられた穴を備えている。こ の連続紙612が確実に送り出され案内されるように、上記送り装置602のガ イドベルト608は複数の歯608aを備え、連続紙612の穴開き縁部の穴と かみ合うようになっている。送り装置602によって、連続紙612は切断手段 616に供給される。この切断手段616は、本質的に断頭台の形をしたいわゆ る降下ナイフ618を備えている。この降下ナイフは2つのガイド手段620, 622の間を動くように案内される。上記切断手段はさらにカウンタ刃624を 備えており、降下ナイフ618は連続紙612に対して垂直方向に切断動作を行 う間にこのカウンタ刃624を通り過ぎるようになっている。降下ナイフ618 はモータ626によって作動され、このモータ626は、例えば駆動プーリ62 8とガイドプーリ630とベルト632とを備えたベルト駆動機構を速度V2で 駆動させている。ガイドプーリ630の偏心した位置に、連結棒632の一端部 が連結されており、連結棒632の反対側の端部は上記降下ナイフ618に連結 されている。 駆動手段626と連結棒632とガイド手段620,622との作用が結合した 結果、モータ626が駆動する時に降下ナイフは連続的な上下運動を行う。切断 された紙片を前進させるための紙排出機構634が、連続紙の移動方向から見て 上記切断手段616の後に配置されている。この紙排出機構は、モータ636に よって作動される駆動ローラ638を備えている。このモータ636は、駆動ロ ーラ638を一定の速度V3で駆動させる。通常、駆動ローラ638の速度V3は 上記連続紙612が供給される速度よりも速く、切断された紙片が確実に先へ送 り出されるようになっている。紙排出機構634は駆動ローラ638に加えてガ イドローラ640を備え、切断された紙片は駆動ローラ638とガイドローラ6 40の間を移動する。ガイドローラ640はスプリング642によって付勢され 、このガイドローラ640が紙片を駆動ローラ638に対して圧接させるように なっている。 以下に、図6aに示した切断機の動作の基本的なモードを、図6bに示すグラ フを基にして詳細に説明する。 時刻t=0において、モータ602aが駆動して紙送り機構602を駆動させ 、連続紙は速度V1まで加速される。この速度は時刻t1において所定の速度V1 に達し、その所定速度は時刻t2まで維持される。この時刻t2において、連続紙 612の切断されるべき位置は、既に上記切断手段616の近傍に位置している 。紙送り機構の駆動手段は、連続紙612が上記時刻t2から減速されて時刻t3 には静止状態になるように制御される。この時刻t3の直後にモータ626は駆 動され、時刻t4において速度V2に達するように加速される。この速度は時刻t5 まで維持され、その後は減速されて時刻t6にはゼロになる。時刻t3から時刻 t6までの間に、 連結棒632の上下運動によって降下ナイフ618の切断動作が実行され、連続 紙は所望の位置で切断される。モータ636によって速度V3で連続的に駆動さ れる紙排出機構634は、切断された紙片を前進させる。上記時刻t6の直後に 、図6bに示された速度制御が再び開始され、連続紙612の切断手段616方 向への供給は、連続紙612上にあるそれぞれの切断位置が切断手段616に達 するまで継続される。 図6aに基づいて説明された切断手段によって、一時間当たり最高25,00 0枚の標準印刷書式を切断する切断能力、つまり一時間当たり時間当たり25, 000枚の切断枚数が達成された。この場合に切断されたフォーマットは、88 .9×210mmである。 図6に示される切断機の一つの欠点として、上記切断機の作業には、大きな質 量体すなわち連続紙が絶えず加速されなければならないことが挙げられる。連続 紙のこの絶え間ない加速と減速のために、動作モードを連続的に続けることは不 可能である。この連続紙の絶え間ない加速と減速のために、使用されている部品 、特にモータ602a,626の耐用年数はかなり短くなるという影響がある。 達成可能な加速および減速と、その結果として達成可能な切断能力とは、さらに 以下の事実によっても制限を受ける。すなわち、過度の加速によってガイド穴の 縁が引きちぎられるであろうし、連続紙を横切る方向にミシン目の入った材料が 使用された場合には連続紙を引き裂くであろうという事実である。さらに、供給 される多量の紙を突然加速すると、大きな騒音を発生させる原因にもなる。 これらの既に知られた切断機のさらなる問題点として、絶え間ない加速と減速 とによって紙の移動速度が遅く制限されるために、こ れら切断機はいわゆるオンライン操作に適さないという点が挙げられる。この場 合のオンライン操作とは、連続紙を高速プリンタに供給するステップと、その連 続紙を印刷するステップと、それをプリンタの速度で切断機に直接供給するステ ップとを含んでいる。 先行技術で知られた切断機が使用される時、供給庫610が準備され、そこに は離れた場所にあるプリンタから完全に印刷された連続紙が供給され、次にその 連続紙はこの供給庫から切断機に供給される。連続紙が移動する遅い速度も、こ のような切断機の最大能力を制限することになる。この最大能力とは、上述した ように、現在知られた切断機の場合では、1時間当たり最高約25,000枚の 標準印刷書式を切断する切断能力、あるいは単位時間当たりの切断枚数(cuts pe r hour)であり、この場合に切断されたフォーマットは、88.9×210mm である。 これらの知られた切断機の能力に関する上述の限界のさらなる原因として、1 時間当たり25,000回以上の切断が実行された場合には連続紙が無秩序な振 る舞いをするであろうという点が挙げられる。これは絶え間のない加速と減速に よって起こり、技術的手段で抑制することも制御することも不可能である。 先行技術は既に、切断されるべき連続紙がナイフに絶え間なく供給され、切断 操作の間でも連続紙が静止状態にされないような書類取扱いシステムを開示して いる。 ドイツ公開公報第2165194号は、紙片処理機および紙片加工機に対して 材料を供給する方法と装置について言及している。連続した材料は送り部材によ って材料ロールからナイフシリンダへと 送られる。連続材料の切断作業は以下のように実行される。すなわち、上記連続 材料がナイフシリンダへ到達した時に、吸引手段の助力を得てナイフシリンダ上 の位置に保持され、その後いわゆる捨て帯(waste strip)がまず切り落とされ、 その結果生じた連続材料の先端部(leading edge)はまだ上記吸引手段に保持さ れながら、ナイフシリンダの回転によってガイドシリンダに送り出される。連続 材料の先端部は、上記シリンダがさらに回転する間ガイドシリンダ上の位置に保 持され、連続材料の移動速度で搬送されて切断ゾーンに到達し、そこでナイフに よって紙片が切断される。切断機が作動している時には、材料のロールとナイフ との間にループが形成される。このループは、切断動作中には形成されるが、切 断動作の後には消滅する。 ドイツ特許第723878号は、連続した物、特に連続紙のための搬送手段で あって、横切断および折り畳み機械に設けられた搬送手段に関するものである。 連続紙がローラを介して均一速度でナイフに供給され、吸引クランプが上記ナイ フと上記ローラの間に準備されている。この吸引クランプは連続紙をある位置に 保持し、連続紙がそれ以上ナイフの方向に搬送されないようにする。この保持作 用の結果、ループが形成される。なぜなら、紙は連続的に供給されているからで ある。 上述の紙取扱いシステムでは、切断されるべき連続紙が切断動作中に絶え間な く供給されるのであるが、このシステムは、紙供給速度がある特定値を越えたと たんに切断の正確さの点において避けがたい問題を伴う。切断の正確性は、10 分の1ミリメートルの範囲内であれば許容されるが、この正確性は紙のループの 形成に左右されることが確認されている。紙供給速度が毎秒0.8mを越えた時 、 ループはもはや再生不可能な動きを示す。このループの再生不可能な動きは、切 断の正確性において許容できないばらつきを生む結果となる。 以上に示された先行技術を基にして本発明の目的は、連続紙を切断するための 装置であって、本質的に高度な処理能力を持ち、簡単な方法と安い価格で実現可 能で、かつ紙が高速で供給された場合でも高度な正確性をもって切断できるよう な切断装置を提供することにある。 この目的は、請求項1に記載の装置によって達成できる。 本発明は、連続紙の切断装置であって、切断されるべき連続紙をほぼ一定の速 度で供給する紙送り機構と、切断手段と、上記紙送り機構と上記切断手段との間 に配置され、かつ供給された連続紙を遅延させて切断手段が連続紙を切断する位 置を連続紙の上に決定させるような紙遅延手段と、上記紙送り機構と上記紙遅延 手段との間に配置され、かつ連続紙が遅延させられている時に溜まってゆく連続 紙をその中でループの形状にして収容するためのバッファとを含み、上記バッフ ァは溜まっていく連続紙を案内するための手段と、この溜まった連続紙の振動を ダンピングするための手段とを含む装置を提供する。 本発明は次のような発見に基づいてなされた。すなわち、紙送り機構と切断手 段との間にバッファを配置し、連続紙が遅延させられている間に溜まった連続紙 をバッファの中でループの形状にして収容し、同時にこのバッファが溜まった紙 のループ形成を制御し、かつこのループの振動を弱める働きをするようにすれば 、たとえ連続 紙が高速で供給された時でもループは良好な再現性を示し、切断の高度な正確性 が得られるという発見である。 本発明の利点として、切断されるべき位置を決定するために連続紙が短い期間 遅延させられている時に、連続紙がほぼ一定の速度で供給され得るということが 挙げられる。 本発明のさらなる利点として、連続紙が均一な速度で供給されることから、連 続紙の絶え間ない加速と減速が必要でなくなり、モータを絶えずスイッチオン, オフする必要がなくなり、その結果としてこれらのモータや他の部品の耐用年数 が実質的に延びることが挙げられる。 本発明のもう一つの利点として、先行技術によって知られた機械の中で紙が移 動する速度に比べ、本発明の装置においては、紙の移動速度を2倍に高速化でき るという点が挙げられる。これは処理能力を100パーセント上昇させる効果が あり、本発明における装置を使えば一時間当たり約50,000回の切断が可能 になる。 本発明のさらにもう一つの利点として、連続紙が一定の速度で送られるという 事実から、本発明の装置は連続的な動作モードで動作できるということが挙げら れる。つまり、上記装置を高速プリンタの排出口のすぐ後ろに設置することが可 能であり、連続紙の位置を変えたり途中で蓄えたりする必要がないのである。 本発明の望ましい実施例は、従属項の中で定義される。 以下に本発明の望ましい実施例を、添付した図に基づいて詳細に 説明する。 図1は本発明にかかる装置の望ましい第1実施例を示し、 図1Aはバッファの一実施例の拡大図を示し、 図1Bは図1Aにおけるバッファの平面図を示し、 図2は図1に示された実施例の駆動要素を示し、 図3は本発明にかかる装置の望ましい第2実施例を示し、 図4は図3に示された実施例の駆動要素を示し、 図5は本発明にかかる装置の望ましい第3実施例を示し、 図6は先行技術における切断機を示す。 図1を基にして、本発明の装置の望ましい第1実施例を以下に説明する。 図1は本発明にかかる切断機100を示す。 本発明にかかる切断機100は、紙送り機構102と、切断手段104と、こ れら紙送り機構102と切断手段104との間に配置された紙遅延手段106と を備えている。紙送り機構102は、連続紙108をほぼ一定の速度で供給する 。紙遅延手段106は、切断手段104が連続紙を切断する位置をその連続紙1 08の上に決定できるように、連続紙108の切断手段104への供給を遅延さ せる。紙の移動方向は矢印110によって示される。 図1に示される切断機100は本発明の望ましい第1実施例であり、この実施 例によれば、さらなる部品と要素とを備えている。これらの部品と要素は、以下 に詳細に説明される。 連続紙108は、例えば高速プリンタ(図示せず)から供給され ることができる。この供給は、輸送案内手段112を介して実行される。図1に 示された実施例の中では、連続紙108はミシン目入りの縁部を持ち、その縁部 には一定間隔で穴が開けられており、これら穴によって連続紙が駆動され案内さ れる。紙送り機構102は駆動プーリ114と、ガイドプーリ116と、これら 駆動プーリ114とガイドプーリ116とによって案内される紙送り要素118 とを備えている。この紙送り要素118は複数の歯118aを持ち、この複数の 歯118aが連続紙108のミシン目入りの縁部に配置された穴とかみ合い、こ のようにして連続紙108を案内しかつ駆動する。 紙送り機構102と紙遅延手段106との間にはバッファ120が設けられ、 このバッファ120は、連続紙が紙遅延手段によって遅延させられている間に溜 まった長さ分の連続紙を収容する役割を果たす。このバッファの望ましい第1実 施例は、以下に図1,図1A,図1Bを基にして詳細に説明する。 図1から明らかなように、バッファは底板とも言うべき下部ガイド手段122 と、2つのガイドプレート124a,124bからなる上部ガイド手段とを備え る。切断されるべき連続紙108は、これら下部および上部ガイド手段の間を移 動する。さらに、バッファ120はカバーフード124cを備えている。下部ガ イド手段122はそこに2つのノズル126a,126bを持ち、そこから望ま しくは空気を噴出させている。ノズルは、連続紙108の移動が紙遅延手段10 6によって遅延させられている時に連続紙108と下部ガイド手段122との間 に空気を送るためにあり、これによって連続紙108が望ましからざるゆがみや 折り目を受けることなく一様に浮かび上がるようになっている。ノズル126a ,126bは、 紙遅延手段が作動している時にのみ働いて、連続紙108が紙遅延手段106を 通過している時には働かないように制御可能である。 下部および上部ガイド手段とフードの機能は、以下に図1Aをもとにして説明 するが、ここでは同一の要素には同一の参照番号が付されている。これらの描写 をより明確にするために、図1Aの中にはノズルは示されていない。 遅延動作が起こっていない時には、下部ガイド手段122は連続紙108を紙 遅延手段と切断手段の方向に向かってそれぞれ適切な方法で確実に供給する。図 1Aから分かるように、下部ガイド手段122は底板からなり、この底板は紙供 給平面に対して山形を形成し、上記紙供給平面からバッファ120に進入して来 る連続紙108をそらせるようになっており、その結果ループの形成が引き起こ される。底板122は複数の開口部172を備え、ノズル(図1の126a,1 26b)によって排出された空気がそこを通って底板122と連続紙108との 間に導かれる。このことは、傾斜した底板122による効果に加えて、ループ1 70の形成を助ける働きをする。 上部ガイド手段124は、もし連続紙108が吹き込まれた空気によってこの 上部ガイド手段124に触れた時には、この上部ガイド手段の補助によって連続 紙108が確実に紙遅延手段に案内されるようにするという役割を果たす。この 上部ガイド手段は第1ガイドプレート124aと第2ガイドプレート124bと を備えている。これらのガイドプレート124a,124bは、それぞれ紙供給 方向(矢印176)に対して角度を持って配置された第1セクション174a, 174bを持つ。矢印178で概略を示したように、こ れら第1セクション174a,174bを配置する角度は調整可能である。さら に、ガイドプレート124a,124bは、それぞれ紙供給方向176に対して ほぼ平行に伸び、かつ上記第1セクション174a,174bにつながる第2セ クション180a,180bを持つ。ガイドプレート124a,124bは、そ の第2セクション180a,180bにおいて、締めつけ手段182a,182 bに取り付けられている。ある実施例によれば、この締めつけ手段182a,1 82bはこの位置に取り付けられたベアリングとして製造されており、上記第1 セクション174a,174bの角度調整を可能にしている。図1Aから分かる ように、ガイドプレート124a,124bの第2セクション180a,180 bは底板122とともにバッファ120の入口部184と出口部186とを形成 している。 図1から分かるように、別の実施例によれば、バッファ120の第2ガイドプ レート124bは紙遅延手段の一つのガイド手段136aに取り付けることも可 能である。 カバーフード124cは図1Aに示された実施例におけるガイドプレート12 4a,124bの第2セクション180a,180bに取り付けられているので 、空気室188が形成され、その中で紙の高速供給時におけるループ形成の間に 起きる振動が抑制される。フード124cはさらに、音を抑制する効果がある。 バッファ120の上記の構造上の特徴により、例えば毎秒0.8mを越える紙 の高速供給時においても、ループ170の動きは良好な再現性を示すようになり 、切断の精度に対して悪い影響を及ぼすことがない。このようにして切断精度の 許容誤差が守られることが でき、不正確な紙片切断は避けられる。 図1Bはフードを除いたバッファ120の部分平面図を示す。同一の要素には 同一の参照番号が付されている。参照番号190はバッファ120の下部カバー または支持構造を示す。 以下に、図1を再度参照しながら説明する。紙遅延手段106は、クランプ要 素保持手段130に保持されたクランプ要素128を備えている。紙遅延手段1 06はさらにカウンタクランプ132を備え、連続紙108は上記クランプ12 8と上記カウンタクランプ132の間を案内される。クランプ128はクランプ 要素保持手段130を介してピストン134に連結されている。ピストン134 はガイド手段136a,136bの中を案内される。上記ピストン134はスプ リング138によって付勢され、この付勢力はクランプ128がカウンタクラン プ132から離れる方向に働いている。上記ピストンはクランプとは反対側の端 部においてローラ140に連結されている。クランプの動作、すなわち上記カウ ンタクランプ132に対する上下運動は、上記ローラ140に接触したカムディ スクまたはカムシャフト142によって作動される。カムシャフト142は第1 部分142aを備え、ローラ140が第1部分142aに接している時には、ク ランプ128はカウンタクランプ132に対して圧接した状態になる。上記ロー ラ140がカムシャフト142の第2部分142bに接している時には、上記ス プリング138のバネ力によって、クランプ130はカウンタクランプ132か ら離れた状態になる。 このことは、換言すれば、ローラ140がカムディスク142の部分142a に接している時には紙が遅延され、ローラ140がカ ムディスク142の部分142bに接している時には紙が遅延されないというこ とを意味する。 紙遅延手段106と切断手段104との間にはガイド手段144が配置され、 このガイド手段144は駆動プーリ146とガイドプーリ148を備え、これら のプーリの間を連続紙108が案内される。ガイドプーリ148はスプリング1 50により、駆動プーリ146に向かって付勢されている。ガイド手段144の 搬送速度は、紙送り機構102の搬送速度よりも数倍速い。このガイド手段14 4の速い搬送速度により、遅延工程の間に形成されたループは次のクランプ作業 が始まる前に除去される。 図1に示された実施例の中で、切断手段104は2つのガイド手段154,1 56の間を案内される降下ナイフ152を備えている。このナイフ152は断頭 台ナイフの形を持つことができ、連続紙108の移動方向に対しほぼ垂直に配置 されている。ナイフ152とカウンタ刃158の間を、切断されるべき連続紙1 08が案内される。切断機100はさらに紙排出機構160を備え、この排出機 構160は連続紙の移動方向から見て上記切断手段104の後に配置されている 。紙排出機構160は駆動プーリ162とガイドプーリ164とを備え、これら のプーリの間を切断された紙が案内される。上記プーリ164はスプリング16 6の働きにより、駆動プーリに向かって付勢されている。切断された紙が切断手 段104から紙排出機構に向かって確実に案内されるように、水平案内手段16 8が設けられている。 ここで注目すべき事実は、紙排出機構160が紙を排出する速度は、紙送り機 構102が紙を供給する速度よりも速いという事実で ある。紙ガイド手段144,160が動作する速度はほぼ同一である。これによ り、切断された紙は切断機100から確実に送り出されていく。 連続紙108は印刷機(図示せず)によって、例えば一面または両面に印刷さ れることができる。連続紙の移動方向から見れば、上記印刷機は紙送り機構10 2の前方に配置される。 図1に示された実施例の中で、切断手段104内に配置されたナイフ152は 、例えば降下ナイフである。降下ナイフが用いられた場合、紙遅延手段106は 次のように制御される。すなわち、切断作業中においては、クランプ128が連 続紙108に及ぼす影響によって連続紙108が完全に静止された状態になるよ うに制御される。 図2に基づき、図1に示された部品の駆動要素を以下に詳細に説明する。図2 の中においても、同一の部品または構成要素に対しては同一の参照番号を付した 。 図2から分かるように、紙送り機構102はモータまたは駆動手段200を備 え、この駆動手段200は上記紙送り機構102の駆動プーリ114と連結され 、その駆動プーリを一定の速度で駆動させる。 さらに、図2は切断手段104と紙遅延手段106のための駆動システムを示 す。この図から明らかなように、これら2つの手段は一つの駆動手段202によ って駆動されている。モータ202は駆動プーリ204を作動させるように連結 され、この駆動プーリ20 4は例えはベルト206を駆動させ、次にこのベルト206は切断手段のための 駆動プーリ208と紙遅延手段のための駆動プーリ210とを駆動させる。上記 切断手段のための駆動プーリ208の偏心した位置に、連結棒212の一端部が 連結されている。連結棒212の反対側の端部は切断手段の降下ナイフに連結さ れており、上記駆動プーリ208が回転するにつれて降下ナイフが上下運動する ようになっている。遅延手段の駆動シャフト210はカムディスク142に連結 されており、このカムディスクを駆動させ、その結果クランプを上下に運動させ る。 図2に示された切断手段104と紙遅延手段106のための駆動システムから 明らかなように、このシステムは、切断動作が行われている時には、連続紙10 8は同時に紙遅延手段106の働きによって静止状態になるという構造上の特徴 を持つ。 しかしながら、他の駆動構造も可能であるという事実も言及すべきである。そ の場合には、切断手段104と紙遅延手段106とが別個の駆動手段またはモー タを持ち、それらモータが適当な制御装置を介して同期させられる。 また、図2はガイド手段144と紙排出機構160との駆動システムを示す。 このシステムは駆動プーリ162を作動させるように連結されたモータ214を 備え、上記駆動プーリ162は次にベルト216を介してガイド手段144の駆 動プーリ146と連結されている。モータ214は駆動プーリ162と駆動プー リ146とを駆動させる。 図1,図2を参照しながら説明された切断機の中では、切断され るべき連続紙108は、個々のモータ200,202の制御によって所望のフォ ーマットに従って供給される。この制御は、例えば印刷された連続紙が所望のフ ォーマットに従って確実に切断されるように行われる。 本発明の一つの実施例によれば、いわゆるフォーマット検知手段は、当業者の 間ではそれ自体は公知であるが、紙の移動方向から見て紙送り機構の前方に配置 することができる。このフォーマット検知手段は、紙送り機構と紙遅延手段と紙 切断手段とのそれぞれの駆動手段200と202とを制御し、連続紙が所定のフ ォーマットに従って切断されるようにする。 他の実施例によれば、検知手段は紙遅延手段106の近傍に配置されることが でき、上記検知手段は連続紙108上に付された所定のマークを検知し、このマ ークの検知に従って紙遅延手段106と切断手段104とを制御し、連続紙が所 定のフォーマットに従って切断されるようにする。 紙遅延手段106の近傍に配置された検知手段は、例えば連続紙上のそれぞれ のマークを検知できる光電素子(optoelectronic transducer)であってもよい。 図3に基づき本発明の望ましい第2実施例を以下に詳細に説明する。 既に図1に基づいて示された同一の構成要素と部品に対しては同一の参照番号 を付し、これらの要素や部品に関する繰り返しの説明は省略した。 図3は切断機300を示し、駆動プーリ304とガイドプーリ306とからな る紙送り機構302を備えている。ガイドプーリ306はスプリング308によ って駆動プーリ304に向かって付勢されている。連続紙108は紙送り機構3 02の駆動プーリ304とガイドプーリ306との間を案内され、駆動させられ る。図3に示された紙送り機構302は、ガイド穴を備えたミシン目入りの縁部 を持たない連続紙に対して使用される。 図3に示された実施例に沿った切断機300は、回転ナイフの形をした切断手 段310を備えている。この回転ナイフは刃314が取り付けられたロール31 2を備えている。ここで、この回転ナイフは別の構造設計を持ってもよいことを 指摘しておく。ある場合には、刃314は上記ロール312の一定の角度位置( fixed angular position)に配置され、カウンタ刃158と共に連続紙に対して 切断効果を与える。この切断効果とは、刃とカウンタ刃との適当な構造設計によ って生み出されるが、それ自体は当業者の間では公知である。この場合、切断動 作の間に紙遅延手段106が連続紙を完全に静止させることが必要である。 回転ナイフのさらなる実施例としては、刃314がロール312の一定の角度 位置に固定されておらず、第1角度位置から第2角度位置に連続的に延びるよう になったものが可能である。さらに、紙遅延手段106は切断すべき位置を決定 するだけのために連続紙を静止させ、次に連続紙108を回転ナイフの回転速度 でその移動を継続させ、連続紙の移動方向に対して垂直の角度で延びるような切 断縁部が生み出されるようにすることが必要である。紙遅延手段から切断手段へ の連続紙の搬送はガイド手段144の補助を得て実行 されるが、上述の速度が直線的な切断が実行されるような速度となるように確実 に調整される。上記速度と連続紙が切断機300に対して供給される速度との差 異は、設けられたバッファ316によって補正される。 図3に示された実施例の中で、バッファ316は図1に沿って示された実施例 のバッファとは異なる構造設計を持つ。図1の実施例とは対照的に、バッファ3 16は溜まっていく紙によって形成されるループを収容するために用いられる下 部ガイド手段318を備えている。さらに、2つのノズル322a,322bを 持つ一体型の上部ガイド手段320が設けられ、紙遅延手段106が連続紙を遅 延させる場合には、ノズル322a,322bが上部ガイド手段320と連続紙 108との間に下部ガイド手段318方向へ空気を送り込み、その結果、連続紙 108が下部ガイド手段318に向かって動くようになっている。これにより、 連続紙が遅延させられている間に連続紙に望ましくない歪みや折れが生じること を確実に防止する。図3に示されたバッファにより、図1におけるバッファによ って得られた効果と同一の効果が得られる。図1で使用されたフードに代えて、 この実施例では下部ガイド手段318が封入される空気の量を決定する。加えて 、下部ガイド手段の角度位置は調整できない。 下部ガイド手段318と上部ガイド手段320とは、紙送り機構302に隣接 する一端と、紙遅延手段106に隣接する他端とにおいて、連続紙に対するジョ イントガイド手段として働き、紙遅延手段106に対する適切な供給と紙送り機 構302からの適切な搬送を確実にする。 ここで指摘しておくべき事実として、もし望むならば、図3に基づいて示され た紙送り機構302および/またはバッファ316は、図1に基づいて示された 実施例と組み合わせて使用することも可能であることが挙げられる。第2実施例 の送り機構302を第1実施例に使用することは、縁部にミシン目のない連続紙 が第1実施例に用いられた場合に特に望ましい。 図4を参照しながら、図3に基づいて示された本発明の実施例に適用可能な駆 動構造(drive configuration)を以下に詳細に説明する。 紙送り機構は、駆動プーリ304を所定の速度で駆動させるためにこのプーリ と連結された駆動手段またはモータ400を備えている。駆動プーリ304はさ らに、周囲に例えば駆動ベルト404が巻きかけられた追加プーリ402を備え 、その駆動ベルト404はガイド手段144の駆動プーリに連結された追加プー リ406に延びている。2つのプーリ402,406は、ガイド手段144が送 り機構302よりも早い速度で駆動されるような所定の変速比が得られるように 選択されている。プーリ406は追加プーリ408に連結され、この追加プーリ 408は追加ベルト410を介して紙排出機構160の駆動プーリ162に連結 され、紙排出機構がガイド手段144と同一速度で駆動されるようになっている 。 既に第1実施例に関連して説明したように、遅延手段106と切断手段310 は一つのモータ412によって共通に駆動されている。モータ412は駆動プー リ414を駆動し、この駆動プーリ414によって遅延手段106のカムディス クと回転ナイフとがベルト416を介して同時に駆動させられる。 上記制御と、上記以外の可能な制御モードとに関しては、図2に関連した説明 文を参照されたい。そこに示された実施例は、本発明の第2実施例に同様に適用 することができる。 以下に、本発明の望ましい第3実施例を図5に基づいて詳細に説明する。 図1に基づいて既に説明した要素に関しては同一の参照番号を付し、説明の重 複を避けた。 図5に示された切断機500と、図1に従って示された切断機とは、紙遅延手 段502の構造が違うという点で異なっている。紙遅延手段502はクランプ保 持手段506に支持されたクランプ504を備えている。紙遅延手段502はさ らにカウンタクランプ508を備え、そこにはバッファ120の上部ガイド手段 124が取り付けられている。この取り付け方法は、クランプ504の対向位置 にあるカウンタクランプ508の表面に沿って上部ガイド手段124が伸び、動 作時においては、上記クランプ504が連続紙108をバッファの上部ガイド手 段の一部に向って圧接するようになっている。クランプ504はクランプ保持手 段506を介してレバーアーム510に連結されており、このレバーアーム51 0は上記クランプ504から離れた位置にある端部512において回動可能に取 り付けられてている。レバー510はカムディスク516上を動くロール514 を備えている。このカムディスクは第1セクション516aと第2セクション5 16bとを備えている。ロール514がカムディスク516の第1セクション5 16aに沿って動いている時には、クランプ504は連続紙108をカウンタク ランプ508 或いはむしろカウンタクランプ508に取り付けられたバッファ120の上部ガ イド手段の一部に向かって圧接するようになっている。ロール514がカムディ スクの第2セクション516bに沿って動いている時には、スプリング518の バネ力がクランプが取り付けられたレバー510の端部に働き、クランプの連続 紙108に対する動作を防ぐ、つまり、クランプが連続紙を遅延させないように する。 ここで言及すべき事実として、送り機構102の代わりに、図3に示された送 り機構302を、図5に従って示された本発明の実施例と組み合わせて使用する ことも可能であることが挙げられる。この場合には、図5に示された切断機50 0はミシン目入り縁部を持たない連続紙108を切断するために用いられる。 さらに、図5に示された切断手段104に代えて、図3に示された回転ナイフ を用いる切断手段310を使用することも可能である。 切断機500は図5に示されたバッファ120を用いることに限定されるわけ ではなく、図3に示されたバッファ316を用いることも同様に可能である。 個々の構成要素の駆動と、切断機によって生み出されるそれぞれのフォーマッ トを検出する可能性とに関しては、図1,図2に関連して述べられ、かつ切断機 500にも同様に適用される説明文を参照されたい。 以下に、例えば図1に基づいて示されてきた切断機のいくつかの性能パラメー タを具体的に示す。 図1に基づいて示された切断機100は、1時間当たり50,000回の切断 能力があり、この場合の切断紙片のフォーマットは88.9×210mmである 。これは1秒当たり約14回切断することになる。このような切断機が一定速度 で紙を送る割合は、毎秒1.23mまたは毎分243フィートである。 ナイフの駆動速度は約830rpmであり、搬入ローラの回転数は約485r pmであり、排出ローラの回転数は約3,450rpmで、1秒当たり約4mに 相当する。 切断機100は72ミリ秒のサイクル時間と、約45ミリ秒のクランプ時間と を持ち、その結果約56mm長のループを形成し、さらに非クランプ時間は約2 7ミリ秒である。
【手続補正書】 【提出日】1997年5月2日 【補正内容】 (1)請求の範囲を別紙のとおり補正する。 (2)明細書中、次の箇所を補正する。 (A)明細書第3頁第24行において、「ベルト632」とあるのを「ベルト 631」に訂正する。 (B)明細書第14頁第22行において、「クランプ130」とあるのを「ク ランプ128」に訂正する。 (C)明細書第16頁第1行において、「紙ガイド手段144,160」とあ るのを「紙ガイド手段144と紙排出機構160」に訂正する。 (D)明細書第17頁第7行において、「駆動シャフト210」とあるのを「 駆動プーリ210」に訂正する。 (E)明細書第22頁第12行、第14行〜第15行において、「上部ガイド 手段124」とあるのを「上部ガイド手段124b」に訂正する。 (3)添付図面中、図3,図5,図6を別紙の通り訂正する。 請求の範囲 1.連続紙の切断装置(100;300;500)であって、 切断されるべき連続紙(108)をほぼ一定の速度で供給する紙送り機構(1 02;302)と、 切断手段(104;310)と、 上記紙送り機構(102;302)と上記切断手段(104;310)との間 に配置され、かつ供給された連続紙(108)を遅延させて切断手段(104; 310)が連続紙(108)を切断する位置を連続紙(108)の上に決定させ るような紙遅延手段(106;502)と、 上記紙送り機構(102;302)と上記紙遅延手段(106;502)との 間に配置され、かつ連続紙(108)が遅延させられている時に溜まってゆく長 さ分の連続紙(108)をその中でループ(170)の形状にして収容するため のバッファ(120;316)とを備え、 上記バッファ(120)は溜まっていく連続紙を案内するためのガイド手段( 122,124a,124b;318,320)と、この溜まった連続紙の振動 を抑制するためのダンピング手段(124c,188;318)とを含むことを 特徴とする切断装置。 2.請求項1に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段は、紙供給方向(176)に対して山形に形成されかつ複数の 開口部(172)を含む底板状の下部ガイド手段(122)を含み、上記底板( 122)には一つまたは複数のエアーノズル(126a,126b)が上記連続 紙(108)とは反対側に配置されていることを特徴とする切断装置。 3.請求項2に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段は第1ガイドプレート(124a)と第2ガイドプレート(1 24b)とを備えた上部ガイド手段を含み、上記ガイドプレートは、紙供給方向 (176)に対して角度を持って配置されたそれぞれの第1セクション(174 a,174b)と、上記紙供給方向に対してほぼ平行に配置されたそれぞれの第 2セクション(180a,180b)とを持ち、上記第1セクション(174a ,174b)が配置される角度は調整可能であることを特徴とする切断装置。 4.請求項1乃至3のいずれかに記載の切断装置であって、 上記ダンピング手段は、上記ガイド手段を包囲しかつ空気室(188)を形成 するフード(124c)で構成されていることを特徴とする切断装置。 5.請求項1に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段および上記ダンピング手段は、上部ガイド手段(320)と下 部ガイド手段(318)とによって形成されることを特徴とする切断装置。 【図3】 【図5】 【図6】
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.連続紙の切断装置(100;300;500)であって、 切断されるべき連続紙(108)をほぼ一定の速度で供給する紙送り機構(1 02;302)と、 切断手段(104;310)と、 上記紙送り機構(102;302)と上記切断手段(104;310)との間 に配置され、かつ供給された連続紙(108)を遅延させて切断手段(104; 310)が連続紙(108)を切断する位置を連続紙(108)の上に決定させ るような紙遅延手段(106;502)と、 上記紙送り機構(102;302)と上記紙遅延手段(106;502)との 間に配置され、かつ連続紙(108)が遅延させられている時に溜まってゆく長 さ分の連続紙(108)をその中でループ(170)の形状にして収容するため のバッファ(120;316)とを備え、 上記バッファ(120)は溜まっていく連続紙を案内するためのガイド手段( 122,124a,124b;318,320)と、この溜まった連続紙の振動 を抑制するためのダンピング手段(124c,188;318)とを含むことを 特徴とする切断装置。 2.請求項1に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段は、紙供給方向(176)に対して山形に形成されかつ複数の 開口部(172)を含む底板状の下部ガイド手段(122)を含み、上記底板( 122)には一つまたは複数のエアーノズル(126a,126b)が上記連続 紙(108)とは反対側に配置されていることを特徴とする切断装置。 3.請求項2に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段は第1ガイドプレート(124a)と第2ガイドプレート(1 24b)とを備えた上部ガイド手段を含み、上記ガイドプレートは、紙供給方向 (176)に対して角度を持って配置されたそれぞれの第1セクション(174 a,174b)と、上記紙供給方向に対してほぼ平行に配置されたそれぞれの第 2セクション(180a,180b)とを持ち、上記第1セクション(174a ,174b)が配置される角度は調整可能であることを特徴とする切断装置。 4.請求項1乃至3のいずれかに記載の切断装置であって、 上記ダンピング手段は、上記ガイド手段を包囲しかつ空気室(188)を形成 するフード(124c)で構成されていることを特徴とする切断装置。 5.請求項1に記載の切断装置であって、 上記ガイド手段および上記ダンピング手段は、上部ガイド手段(320)と下 部ガイド手段(318)とによって形成されることを特徴とする切断装置。 6.請求項1乃至5のいずれかに記載の切断装置であって、 上記紙遅延手段(106;502)は上記連続紙(108)に作用するクラン プ手段(128;504)を備えたことを特徴とする切断装置。 7.請求項1乃至6のいずれかに記載の切断装置であって、 上記切断手段(104)は切断される上記連続紙(108)に対 してほぼ垂直に配置された降下ナイフ(152)を備えたことを特徴とする切断 装置。 8.請求項7に記載の切断装置であって、 上記紙遅延手段(106;502)は上記連続紙(108)を完全な静止状態 にさせることを特徴とする切断装置。 9.請求項1乃至6のいずれかに記載の切断装置であって、 上記切断手段(310)は回転ナイフ(314)を備えたことを特徴とする切 断装置。 10.請求項9に記載の切断装置であって、 上記紙遅延手段(106;502)は上記連続紙を完全な静止状態にさせるこ とを特徴とする切断装置。 11.請求項1乃至10のいずれかに記載の切断装置であって、 上記連続紙(108)はガイド穴を備え、 上記紙送り機構(102)は上記連続紙(108)を案内するための牽引手段 (118,118a)を含むことを特徴とする切断装置。 12.請求項1乃至11のいずれかに記載の切断装置であって、 切断される上記連続紙(108)の少なくとも一面は印刷されていることを特 徴とする切断装置。 13.請求項12に記載の切断装置であって、 上記連続紙(108)の移動方向から見て上記紙送り機構(102;302) の前方に配置され、かつ上記連続紙(108)を印刷 するために使用されるプリンタを持つことを特徴とする切断装置。 14.請求項1乃至13のいずれかに記載の切断装置であって、 上記連続紙の移動方向において上記切断機構(104;310)の後に配置さ れ、かつ切断された個々の紙片をそれぞれ前進させるために使用される紙排出機 構(160)を持つことを特徴とする切断装置。 15.請求項14に記載の切断装置であって、 上記紙排出機構(160)は、切断された個々の紙片を、上記紙送り機構(1 02;302)が上記連続紙(108)を供給する速度よりも速い速度で排出す ることを特徴とする切断装置。 16.請求項1乃至15のいずれかに記載の切断装置であって、 上記切断手段(104;310)および上記紙遅延手段(106;502)は 共通の駆動手段(202;412)を持つことを特徴とする切断装置。 17.請求項1乃至16のいずれかに記載の切断装置であって、 上記連続紙の移動方向から見て上記紙送り機構(102;302)の前方にフ ォーマット検知手段が配置され、上記フォーマット検知手段は上記紙送り機構( 102;302)と、上記紙遅延手段(106;502)と、上記紙切断手段( 104,310)とのそれぞれの駆動手段(200,202;400,412) を制御し、上記連続紙(108)が所定のフォーマットに従って切断されるよう にすることを特徴とする切断装置。 18.請求項1乃至17のいずれかに記載の切断装置であって、 検知手段が上記紙遅延手段(106;302)の近傍に配置され、上記検知手 段は連続紙(108)上の所定のマークを検知し、このマークの検知に従って上 記紙遅延手段(106;302)と上記切断手段(104;310)とを制御し 、上記連続紙(108)が所定のフォーマットに従って切断されるようにするこ とを特徴とする切断装置。 19.請求項18に記載の切断装置であって、 上記検知手段は光電手段を備えたことを特徴とする切断装置。
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