JPH09511059A - イオン測定のための光学センサー - Google Patents

イオン測定のための光学センサー

Info

Publication number
JPH09511059A
JPH09511059A JP7525070A JP52507095A JPH09511059A JP H09511059 A JPH09511059 A JP H09511059A JP 7525070 A JP7525070 A JP 7525070A JP 52507095 A JP52507095 A JP 52507095A JP H09511059 A JPH09511059 A JP H09511059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
composition
twenty
acid
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7525070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3441461B2 (ja
Inventor
アルデル,アレックス
バーナード,スティーブン
ベルガー,ヨーゼフ
Original Assignee
チバ−ガイギー アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by チバ−ガイギー アクチエンゲゼルシャフト filed Critical チバ−ガイギー アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH09511059A publication Critical patent/JPH09511059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441461B2 publication Critical patent/JP3441461B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/22Amino derivatives of triarylmethanes containing OH groups bound to an aryl nucleus and their ethers and esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B15/00Acridine dyes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators
    • G01N31/221Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators for investigating pH value
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2410/00Assays, e.g. immunoassays or enzyme assays, involving peptides of less than 20 animo acids
    • G01N2410/10Valinomycins and derivatives thereof

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (a)透明支持体を含み、かつ該支持体が、(b)(b1)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、可塑剤を含まない疎水性ポリマー、(b2)親油性塩の形の対イオン、(b3)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び(b4)発蛍光団としての式(I)若しくは(II)[式中、R1及びR3、並びにR4及びR6は、C1−C30アルキル又はC1−C30アルキル−CO−であり;そしてR2及びR5は、H又はC1−C30アルキルであるが、但し、該アルキル基類の炭素原子の総数は、少なくとも5である]で示される化合物、又は無機酸若しくは有機酸とのその塩を含む透明コーティングで少なくとも1つの側がコーティングされていることを特徴とする組成物。この組成物は、蛍光検出によるイオンの定性的又は定量的光学測定に非常に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 イオン測定のための光学センサー 本発明は、蛍光法による水性試料中のイオン(例えば、金属及びアンモニウム カチオンよりなる群からのカチオン、又は例えば、無機及び有機酸のアニオンよ りなる群からのアニオン)の光学的測定のためのセンサー(このセンサーは、活 性コーティング中に発蛍光団としてローダミン類及びアクリジン類よりなる群か らのある種の高度に塩基性の染料を含有する)、この光学センサーを使用する特 に水溶液中のカチオンの定性的又は定量的測定のための方法、並びにこの発蛍光 団及びポリマーを含有する組成物に関する。 例えば、適切な染料の吸光度又は蛍光の変化によりイオンの存在又は濃度を測 定するイオンの光学測定は、最近その重要性が高まりつつある。オプトロード( optrodes)としても知られるこのセンサーは、一般に、透明支持材料及び活性コ ーティングを含む。活性コーティングは、一般に、透明疎水性ポリマー及び活性 成分の適切なイオン拡散と溶解を達成するための親油性可塑剤を含有する。この 活性成分は、イオンの錯化剤としての特異的なイオノホア、電気的中性を維持す るための対イオン、及び環境の化学変化又は物理変化により測定可能な光学シグ ナルを生成する指示物質である。 US−A−4 645 744は、イオノホア/金属カチオン錯体と相互作用 して光学的に測定可能なシグナルとしての色の変化を引き起こす指示物質が、中 性化合物(例えば、染料(p−ニトロフェノール))である、この型の系を記載 している。この相互作用は、電子状態に変化を引き起こす、例えば、染料からの プロトンの脱離を引き起こしうる。適切な化合物は、その蛍光変化が、電子状態 の変化のために起き、蛍光測定法によ り光学的に測定することができる、蛍光性化合物(例えば、フルオレセイン)を 含む。 H.Heらは、Chemical,Biochemical and Environmental Fiber Sensors II,S PIE 1368,165-174(1990)で、イオノホアとしてのバリノマイシン(valinomyci n)による活性コーティング中へのカリウムの輸送が、プロトン担体の解離と水相 へのプロトンの拡散を引き起こす、指示物質としてプロトン担体(ナイルブルー (Nile Blue))を含有する系を記載している。プロトン担体は、その色を青から 赤に変化させ、波長の選択に依存して、青色染料の蛍光の低下又は対応する赤色 染料の蛍光の増加を測定することができる。感度と選択性が高いため、蛍光の測 定は好適である。この方法の著しく不利な点は、使用した指示染料の蛍光量子収 量が低いため、この系の感度が低いことである。 J.N.Roeは、Analyst,115,353-358(1990)で、カリウムを担持したイオノホ アとの三成分錯体を形成する、アニオン型のある種のインドナフトールと共に使 用される蛍光染料の錯体形成による、エネルギー移動に基づく系を記載している 。カリウムを担持後の吸光度の変化を測定することにより、又は蛍光の変化から カリウムを測定する。この系の感度と応答速度は満足できるものではないと考え られる。 K.Kawabataは、Anal.Chem.,62,1528-1531及び2054-2055で、疎水性イオン 交換体、即ち臭化3,6−ビス(ジメチルアミノ)−10−ドデシル−又は−1 0−ヘキサデシルアクリジニウムを使用するカリウムの光学測定のための膜系を 記載している。アクリジニウム塩が、カリウムイオンとのイオン交換により水相 との界面で拡散するため、試料の微小環境における極性が変化することにより蛍 光の変化が起こる。 W.E.Morfらは、Pure & Appl.Chem.,61,9,1613-1618(1989)で、 イオン交換反応に基づくカチオンの光学測定のためのpH感受性クロモ−又はフ ルオロイオノホアの使用を記載している。これらの系の感度は相対的に低く、こ の測定は光学的に密な系では妨害され、そして膜のクロモ−又はフルオロイオノ ホアは相対的に高い濃度を必要とする。 K.Wangらは、Analytical Science,6,715-720(1990)で、金属カチオンの 光学測定のための指示物質として吸収染料(ナイルブルー(Nile Blue))を含有 する膜を記載している。この系は、染料のプロトン化により吸収を低下させるイ オン交換機構に基づく。この系の感度は低すぎると考えられる。 これまでに、イオンの光学的測定のためのイオン交換機構を有し、発蛍光団の 蛍光の変化の測定に基づき、かつ高感度を有する系は開示されていない。これは 、公知のpH感受性の発蛍光団の蛍光量子収量と塩基性度が低すぎるからである 。 従来開示された系は、迅速な応答時間及び適切な感度を保証するため、活性コ ーティング中の可塑剤との組合せで高分子量の疎水性ポリマーを含有する。可塑 剤と他の低分子量成分(例えば、イオノホア又は発蛍光団)は時が経つにつれて 流出するため、これらの膜物質では、長期安定性と繰り返し使用はかなり制限さ れる。更には、低分子量物質が膜中に浸透して、センサーが使用不可能になるこ ともある。 今や驚くべきことに、ある種のアクリジン染料及びローダミン染料が、これら の高い要求を満たしており、また、中性ポリマー膜中でイオノホアと対イオンと 一緒になって、イオン交換機構によるイオンの測定に非常に適しており、かつ対 応するイオン濃度に高度に依存性の蛍光を有する、親油性でpH感受性で高度に 塩基性の発蛍光団であることが見い出された。これらの発蛍光団は、高い蛍光量 子収量、高い塩基性度、プロトン化 型と脱プロトン化型の蛍光シグナルの間の大きな差、高い親油性、適切な光安定 性並びに適切な吸光及び発光の波長により特徴づけられている。蛍光測定に基づ くイオンの光学測定のための高感度系を提供することができる。更に驚くべきこ とに、膜中のポリマーとして、規定されたガラス転移範囲を有する、可塑剤を含 まない疎水性ポリマーを使用することができるため、使用寿命と使用頻度を相当 上昇させうることが見い出された。 本発明は、 (a)透明支持体を含み、かつ (b)該支持体が、(b1)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、 可塑剤を含まない疎水性ポリマー、 (b2)親油性塩の形の対イオン、 (b3)測定すべきイオンとの錯体を形成するイオノホア、及び (b4)発蛍光団としての式(I)又は(II): [式中、R1及びR3、並びにR4及びR6は、C1−C30アルキル又はC1−C30ア ルキル−CO−であり;そしてR2及びR5は、H又は C1−C30アルキルであるが、但し、該アルキル基類の炭素原子の総数は、少な くとも5である]で示される化合物、及び無機酸又は有機酸とのその塩を含む透 明コーティングで少なくとも1つの側がコーティングされていることを特徴とす る組成物に関する。 アルキル基類の炭素原子の総数は、好適には少なくとも8、特に好適には少な くとも10、とりわけ好適には少なくとも12である。 好適な実施態様において、R2はHである。 アルキル基は、直鎖又は分枝であってよく、かつ好適には1〜22個の炭素原 子を含有する。直鎖アルキル基が好適である。アルキルの例は、メチル、エチル 、並びにプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル 、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、 ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエ イコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル及びトリコンチルの異性体であ る。好適実施態様において、R1及びR3は、C6−C24アルキル又はC6−C24ア ルキル−CO−、特に好適にはC10−C24アルキル又はC10−C24アルキル−C O−、とりわけ好適にはC14−C22アルキル又はC14−C22アルキル−CO−で あり、同時にR2はHである。別の実施態様において、R5は、好適にはHであり 、そしてR4及びR6は、好適にはC6−C24アルキル、特に好適にはC10−C24 アルキル、とりわけ好適にはC14−C22アルキルである。更に別の実施態様にお いて、R4及びR5は、好適にはC1−C6アルキル、特に好適にはC1−C4アルキ ル、とりわけ好適にはメチル又はエチルであり、そしてR6は、C10−C24アル キル又はC10−C24アルキル−CO−、好適にはC14−C22アルキル又はC14− C22アルキル−CO−、とりわけ好適にはC16−C22アルキル又はC16−C22ア ルキ ル−CO−である。 式(I)及び(II)の化合物の塩は、例えば、HF、HCl、HBr、HI、 H2SO3、H2SO4、H3PO3、H3PO4、HNO2、HNO3、HClO4、H BF4、HB(C65)4、HPF6、HSbF6、CF3SO3H、トルエンスルホン 酸、C1−C4アルキル−若しくはフェニルホスホン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン 酸、安息香酸、モノ−、ジ−若しくはトリクロロ酢酸、又はモノ−、ジ−若しく はトリフルオロ酢酸から誘導することができる。HCl、HBr、H2SO4、H ClO4、HBF4、HB(C65)4、HPF6及びHSbF6が好適である。 式(I)及び(II)の化合物は、新規であり、かつ市販の3,6−ジアミノア クリジンからそれ自体公知の方法で、種々のアルキル化剤による段階的アルキル 化によるか、又は1つのアルキル化剤若しくはアシル化剤を使用するアルキル化 により調製することができる。適切なアルキル化剤の例は、硫酸ジアルキル又は モノハロアルカン、特にクロロ−、ブロモ−、及びヨウドアルカンである。適切 なアシル化剤の例は、カルボン酸無水物及び特にカルボン酸ハロゲン化物(例え ばカルボン酸塩化物)である。この反応は、不活性で極性の非プロトン溶媒(例 えば、エーテル、アルキル化酸アミド及びラクタム又はスルホン)の存在下で高 温(例えば、50〜150℃)で行うことができる。ハロゲン化水素捕捉剤(例 えば、炭酸アルカリ金属又は第三級アミン、特に立体障害された第三級アミン) を添加することは好都合である。 式(II)の化合物は、例えば、フタル酸無水物と2モル当量の3−モノアルキ ルアミノフェノールとを反応させることにより得ることができる。別の可能な調 製法は、3−モノアルキルアミノフェノールと 1モル当量の2−ヒドロキシ−4−ジアルキルアミノ−2′−カルボキシベンゾ フェノンとの反応を含む。これらの反応は、例えば、US−A−4 622 4 00に記載されている。この反応は好適には不活性溶媒(例えば、炭化水素又は エーテル)中で行われる。有利には数モルの縮合剤(例えば、ルイス酸、濃硫酸 、過塩素酸又はリン酸)が添加される。反応温度は、例えば、50〜250℃で あってよい。 式(I)の化合物は、沈殿、結晶化又は抽出による従来法で単離し、必要であ れば、再結晶又はクロマトグラフィーにより精製することができる。これらは、 結晶性の、赤色、赤褐色又は赤紫色の化合物である。 式(I)及び(II)の化合物は、特に蛍光の変化を測定することによる、水性 環境におけるイオンの光学測定のための発蛍光団性染料指示薬として非常に適し ている。 式(I)及び(II)の化合物は、好適には少なくとも8、特に好適には少なく とも10のPKa値を有する。 支持体は、例えば、プラスチック材料(例えば、ポリカーボネート又はアクリ ル板)、鉱物材料又はガラスから形成することができ、任意の目的の形(例えば 、板、円筒、チューブ、テープ又は繊維)を有してよい。ガラスが好適である。 支持体上のコーティングの厚さは、例えば、0.01〜100μm、好適には 0.1〜50μm、更に好適には0.1〜30μm、そして特に好適には0.1〜 10μmであってよい。 疎水性という用語が、ポリマー中の水含有量がポリマーに基づいて多くて15 重量%、好適には多くて10重量%、特に好適には多くて5重量%、とりわけ好 適には多くて3重量%であることを示す場合に、種々 の型の疎水性ポリマーが本組成物に適している。これらは、好適には少なくとも 5,000、好適には少なくとも10,000そして特に好適には少なくとも2 0,000ダルトン、例えば20,000〜200,000ダルトン、好適には 50,000〜200,000ダルトンの平均分子量を有する。このポリマーは 、他の成分と混合できるように、また従来のコーティング法によりコーティング に変換できるように、有機溶媒への適度な溶解度を有する必要がある。これらは 、更に、イオン透過性である必要がある。ガラス転移温度は、好適には−130 〜0℃である。このポリマーの誘電率は、室温で100Hz、好適には2〜25Hz 、特に好適には5〜15Hzである。光学透明度は、好適には400〜1,200 nm、特に好適には400〜900nmの範囲である。 適切なポリマーは、当業者には公知である。これらは、ホモポリマー、コポリ マー、ブロックポリマー、グラフトポリマー及びポリマーアロイであってよい。 ポリマーアロイの成分は、ガラス転移温度の高いものと低いものの2つ以上のポ リマー成分の組合せであってよい。ガラス転移温度は、例えば、極性、並びに構 造単位の鎖の長さ及び含有量により調整することができる。このポリマーは、例 えば、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリイミド 、ポリエステルアミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエーテルウレタ ン、ポリエステルウレタン、ポリ尿素、ポリウレタン尿素及びポリシロキサンよ りなる群から選択することができ、このポリマーは、イオン化可能な塩基性基( 例えばアミノ基)又はイオン化可能な酸性基(例えばカルボキシル又はスルホニ ル基)を含有することが可能であり、これらの基は、親油性塩の対イオンの代替 物として使用でき、イオン輸送を改善することが可能である。 ポリオレフィンの調製のためのモノマーの例は、C2−C12オレフィン、アク リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、アクリル酸及びメタク リル酸のC1−C30エステル、アクリル酸及びメタクリル酸のC1−C30アミド、 アクリルアミド及びメタクリルアミド、C1−C20カルボン酸のビニルエステル 、アクリロニトリル、ブタジエン、イソプレン、クロロブタジエン、スチレン、 α−メチルスチレン、塩化ビニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン並びにC1− C30アルコールのビニルエーテルである。 ポリエステル、ポリエステルアミド及びポリアミドは、好適にはC2−C12ジ カルボン酸及びC2−C18ジオール又は−ジアミンから合成される。ポリイミド は、好適にはC2−C18テトラカルボン酸及びC2−C18ジアミンから合成される 。ポリエーテルは、好適には脂肪族C2−C12ジオール(1,2−又はα,ω− 結合)又はこれらのジオールの線状付加物及びC8−C30ジグリシジルエーテル から合成される。ポリウレタン及びポリ尿素は、好適にはC2−C18ジオール又 は−ジアミン及びC2−C20ジイソシアネート及び/又はトリイソシアネートか ら合成される。ポリシロキサンは、好適にはジ(C1−C4)アルキルシリルジク ロロシランから合成される。 好適な実施態様において、疎水性ポリマーは、C3−C6アルカンジオールのボ リエーテルと、脂肪族、脂環式、脂環−脂肪族、芳香−脂肪族又は芳香族C2− C20ジイソシアネート[例えば、ポリテトラヒドロフラン及びビス(p−ジイソ シアナトシクロヘキシル)メタン(テコフレックス(Tecoflex)(登録商標)) ]から製造されるポリウレタンである。 別の好適な実施態様において、疎水性ポリマーは、ポリマーに基づい て、a)式(III): で示される、同一又は異なる構造単位10〜90モル%、好適には20〜80モ ル%、特に好適には30〜70モル%、及び、式(IV): [式中、R7及びR8は、互いに独立に、H又はC1−C4アルキルであり;Xは、 −O−又は−NR14−であり;R9は、C6−C20アルキルであり;R14は、H又 はC1−C20アルキルであり;R10及びR11は、互いに独立に、H、F、Cl又 はC1−C4アルキルであり;R12及びR13は、互いに独立に、H、F、Cl、C1 −C4アルキル、−COOH、−COO−C1−C5アルキル、−CONHC1− C5アルキル若しくは−CON(R14)C1−C5アルキルであるか、又はR12は 、Hであり、そしてR13は、−CN、フェニル、クロロフェニル、C1−C12ア ルコキシ又はC2−C18アシルオキシである]で示される同一又は異なる構造単 位90〜10モル%、好適には80〜20モル%、特に好適には70〜30モル %を含むコポリマーである。 R7は、好適にはH又はメチルであり、そしてR8は、好適にはHである。Xは 、好適には−O−である。R9は、好適にはC6−C18アルキルである。R9の例 は、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシ ル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル及びオクタデシル である。 R10は、好適にはH又はメチルであり、R11は、好適にはHであり、そしてR12 は、好適にはHである。R12は、好適には−CN、フェニル、−COO−C1 −C4アルキル、C1−C4アルコキシ又はC2−C6アシルオキシである。アシル オキシの幾つかの例は、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチロイルオキ シ、ペンタノイルオキシ及びヘキサノイルオキシである。 親油性アニオンとの適切な塩の例は、置換又は非置換テトラフェニルホウ酸と の、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩である。好適なカチオ ンは、Li+、Na+、K+、Mg2+、Ca2+、NH4+、及び1〜60個の炭素原 子を含有してもよい、第一級、第二級及び第三級アミンのアンモニウムカチオン 並びに第四級アンモニウムカチオンである。アンモニウムカチオンの幾つかの例 は、メチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ヘキシル−、オクチル−、デ シル−、ドデシル−、テトラデシル−、ヘキサデシル−、オクタデシル−、ジメ チル−、ジエチル−、ジブチル−、ブチルメチル−、ジオクチル−、ジドデシル −、ドデシルメチル−、トリメチル−、トリエチル−、トリプロピル−、トリブ チル−、トリオクチル−、トリドデシル−、ドデシルジメチル−、ジドデシルメ チル−、テトラメチル−、テトラエチル−、テトラプロピル−、テトラブチル− 、テトラヘキシル−、テトラオクチル−、テトラデシル−、テトラドデシル−、 ドデシルトリメチル−、オクチルトリメチル−、ジドデシルジメチル−、トリド デシルメチル−、テトラデシルトリメチル−及びオクタデシルトリメチルアンモ ニウムである。第四級アンモニウム塩は、特に4〜48個、好適には4〜24個 の炭素原子を有する 第四級アンモニウム塩が好適である。親油性アニオンとの他の適切な塩は、アニ オン性界面活性剤(例えば、C12−C22脂肪酸又はC12−C22アルキルスルホン 酸、C12−C22アルキルリン酸、C4−C18アルキル安息香酸、C4−C18アルキ ルフェニルスルホン酸又はC4−C18アルキルフェニルホスホン酸)のアルカリ 金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩である。 適切なホウ酸アニオンの例は、テトラフェニルホウ酸であり、このフェニル基 は、1つ以上、好適には1〜3個、特に好適には1又は2個のC1−C4アルキル 、C1−C4アルコキシ、ハロゲン(例えばF又はCl)、又はトリフルオロメチ ル基で置換されていてもよい。幾つかの具体的な例は、テトラフェニルホウ酸、 テトラ(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ホウ酸及びテトラ(4−ク ロロフェニル)ホウ酸である。親油性アニオンを含む塩は、活性コーティング中 に拡散して錯体の形で測定される金属カチオンの、負電荷の補償として作用する 。 親油性アニオンを含む塩は、また、酸性基又は塩基性基を含有するポリマー( 例えば、ポリスルホン酸又はポリカルボン酸)の塩であってもよい。これらのポ リマーはまた、疎水性ポリマーの構造単位(ランダムに分散した構造単位又はブ ロック成分)であってもよい。 親油性アニオンを含む塩の量は、例えば、ポリマーの量に基づいて、0.01 〜10重量%、好適には0.1〜5重量%、特に好適には0.1〜2重量%であ ってよい。 ポリマーコーティング(膜とも呼ばれる)は、ポリマーの量に基づいて、例え ば、0.01〜10重量%、好適には0.1〜5重量%、特に好適には0.1〜 2重量%の量のイオノホアを含有する。イオノホアは、複数(通常1つおき)の 電子に富んだ複素原子(例えば、S、N及び特に O)を直鎖又は環状炭素鎖に含有し、測定すべきイオンと選択的に錯体形成する ことができる、天然又は合成有機化合物である。この天然化合物は、しばしば大 環状化合物(例えば、カリウムカチオンに選択的に結合することができるバリノ マイシン)である。別の例は、ノナクチンである。イオノホアの大きな基は、外 形やサイズに依存して種々の金属カチオンと錯体形成することができる、大環状 ポリエーテル(クラウンエーテル)を含む。イオノホアの更なる例は、コロナン デン(coronandenes)、クリプタンデン(kryptandenes)及びカリキサレン(ca lixarenens)である。鎖状イオノホアの例は、ポダンデン(podandenes)である 。このようなイオノホアは、例えば、US−A−4 645 744に記載され ている。 アニオンに対するイオノホアの例は、鎖状又は大環状ポリアミン(通常ポリカ チオン又は第四級(ポリ)アンモニウム塩としてプロトン化された形の、モノ− 及びポリ環状化合物);鎖状又は大環状(モノ−及びポリ環状)ポリアミド;鎖 状又は大環状(環状)ポリピリジニウム化合物;カリキサレン;シクロデキスト リン;コビリン酸と金属ポルフィリン錯体;鎖状又は大環状メタロセン化合物; 錯体形成リガンド原子として例えばB、Si、Al又はSnを含有する、モノ− 及びポリデント化リガンド系である。 式(I)及び(II)の化合物の量は、ポリマーの量に基づいて、例えば、0. 01〜10重量%、好適には0.1〜5重量%、特に好適には0.1〜2重量% であってよい。 本発明に使用される発蛍光団は、公知の安価な光源(例えば、ハロゲン若しく はキセノンランプ又は発光ダイオード)の使用が可能な、極めて適切な吸光と発 光の波長範囲を有する。使用することができる検出器の例 は、ホトダイオードである。この発蛍光団は、更に、高い吸収係数を有し、高い 量子収量を達成することができる。高い親油性、高い塩基性度及びプロトン化型 と脱プロトン化型の間の蛍光の変化の大きな有効範囲は、特に蛍光測定法に基づ くイオンの光学測定のための高い要求を満たす。カチオンもアニオンも測定する ことができる。 適切なカチオンの例は、元素の周期表の第I〜第V族の主族及び第I〜第VIII の亜族、並びにランタニド及びアクチニドからの金属のカチオンである。金属の 幾つかの例は、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、Ba、B、A l、Ga、In、Tl、Sn、Pb、Sb、Bi、Cu、Ag、Au、Zn、C d、Hg、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、 Ni、Ru、Os、Rh、Ir、Pt、Pd、La、Ce、Pr、Nd、Pm、 Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Yb、Lu、Ac,Th、Pa、 U、Np及びPuである。好適なカチオンは、アルカリ及びアルカリ土類金属イ オンであり、特にLi+、Na+、K+、Mg2+、Ca2+及びSr2+、更に特にK+ 、Na+、及びCa2+である。適切なアンモニウムカチオンは、NH4 +、及びプ ロトン化した第一級、第二級及び第三級アミンのカチオン、並びに第四級アンモ ニウムである。このアミンは、1〜40個、好適には1〜20個、特に好適には 1〜12個の炭素原子を含有してよい。第四級アンモニウムは、4〜40個、好 適には4〜20個、特に好適には4〜16個の炭素原子を含有してよい。 測定すべきアニオンは、鉱酸、酸素酸及び無機錯体の酸から誘導することがで きる。例としては、ハロゲン化物及び擬ハロゲン化物(pseudohalides)のF-、C l-、Br-、I-、N3 -、CN-、OCN-及びSCN-;無機酸素酸のアニオンの NO2 -、NO3 -、 CO3 2-、PO4 3-、SO4 2-、ClO4 -、MnO4 -及びClO3 -;無機錯体の酸 のアニオンのFe(CN)6 4-及びCo(CN)6 3-;カルボン酸及びフェノールのア ニオン並びにヌクレオチドアニオン(例えばアデノシンリン酸)がある。 本発明の組成物は、好適には蛍光分光測定法による、水性環境下での、イオン 、特にカチオン、更に特に金属カチオン(例えば、カリウムカチオン)の定量測 定のための光学センサーとして非常に適している。この測定は、錯体形成反応と プロトン交換のpH依存性平衡が迅速に確立し、この発蛍光団が高い蛍光量子収 量と高感度を特徴とするため、低い濃度(例えば、マイクロモル濃度範囲からナ ノモル濃度範囲)でも迅速に高精度で行うことができる。この分析は、妨害する カチオンを予め特異的に結合させるか又は除去することができるならば、例えば 、体液(血液、尿、血清)、天然水又は廃液で直接行うことができる。本発明の 組成物は、水性媒体中のカチオンの生理学的量(例えば、カリウムについては0 .5〜10mmolの範囲)の測定に特に適している。一般に6未満のpK値を有す る式(II)のアニオン性化合物を使用して、発蛍光団のこの性質は、新規な検出 法により、アニオン、特にハロゲン化物、とりわけ塩化物を測定するために使用 することができる。これは、この検出にとって6未満、例えば約4以下のpK範 囲が好ましいためである。 蛍光分光法の好適な方法に加えて、他の光学的測定法(例えば、表面プラズマ 共鳴分光法、吸光分光法、反射分光法、干渉分析法又は表面増強ラマン分光法若 しくは蛍光分光法)も使用することができる。 本発明は、更に、(a)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、可 塑剤を含まない疎水性ポリマー、並びに (b)発蛍光団として式(I)若しくは(II): [式中、R1及びR3、並びにR4及びR6は、C1−C30アルキル又はC1−C30ア ルキル−CO−であり;そしてR2及びR5は、H又はC1−C30アルキルである が、但し、該アルキル基類の炭素原子の総数は、少なくとも5である]で示され る化合物、又は無機酸若しくは有機酸とのその塩、 (c)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び (d)親油性塩の形の対イオン、 を含む組成物に関する。 上述の好適なものと実施態様がこの組成物に適用される。この組成物は長い貯 蔵寿命を有し、そしてセンサーの製造のためのコーティング組成物である。 この新規な組成物は、更に、溶液中のこの組成物の濃度が、溶液に基づいて1 〜50重量%、好適には5〜40重量%、特に好適には5〜30重量%であるよ うに、不活性溶媒を含んでもよい。 適切な不活性溶媒の例は、単独で、又は少なくとも2つの溶媒の混合物で使用 することができる、プロトン性極性溶媒及び非プロトン性溶媒であ る。例としては、エーテル(ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ ン、エチレングリコールモノメチル及びジメチルエーテル、エチレングリコール モノエチル及びジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ト リエチレングリコールジメチルエーテル)、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン 、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1 ,1,2,2−テトラクロロエタン)、カルボン酸エステル及びラクトン(酢酸 エチル、プロピオン酸メチル、安息香酸エチル、酢酸2−メトキシエチル、γ− ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ピバロラクトン)、カルボキサミド及び ラクタム(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N ,N−ジメチルアセトアミド、テトラメチル尿素、ヘキサメチルリン酸トリアミ ド、γ−ブチロラクタム、ε−カプロラクタム、N−メチルピロリドン、N−ア セチルピロリドン、N−メチルカプロラクタム)、スルホキシド(ジメチルスル ホキシド)、スルホン(ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、トリメチレンス ルホン、テトラメチレンスルホン)、第三級アミン(N−メチルピペリジン、N −メチルモルホリン)、脂肪族及び芳香族炭化水素、例えば、石油エーテル、ペ ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン又は置換 ベンゼン(クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベ ンゼン、ニトロベンゼン、トルエン、キシレン)並びにニトリル(アセトニトリ ル、プロピオンニトリル、ベンゾニトリル、フェニルアセトニトリル)がある。 溶媒の選択は、センサー用のコーティングとして高度に均質な混合物を与えるべ き新規な組成物中の、個々の成分の溶解度に実質的に依存する。好適な溶媒は非 プロトン性極性溶媒である。 本発明は、更に特に蛍光分光測定法により、水性測定試料中のカチオン の測定のための光学センサーに関し、このセンサーは、 (a)透明支持体を含み、かつ (b)該支持体が、(b1)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、 可塑剤を含まない疎水性ポリマー、 (b2)親油性塩の形の対イオン、 (b3)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び (b4)発蛍光団としての式(I)又は(II)の化合物、 含む透明コーティングで少なくとも1つの側がコーティングされていることを特 徴とする。 上述の好適なもの及び実施態様がこのセンサーに適用される。 この新規なセンサーは、支持体をコーティングすることにより製造される。従 来法、例えば、刷毛塗り、ナイフコーティング、浸し塗り、吹き付け、注ぎ塗り (pouring)、カーテンコーティング及びスピンコーティングをこの目的に使用 することができる。付着性を改善するために、コーティング前に、例えばアルキ ルクロロシランで処理することにより、付着促進層を有する支持体を調製するこ とができる。 本発明は、更に、水性測定試料中のイオンの光学測定のための方法に関し、こ の方法の中で、この水性測定試料に本発明の組成物を接触させて、次に特に活性 ポリマーコーティング中の発蛍光団の蛍光の変化を測定する。本発明の方法は、 例えば、支持体及び活性ポリマーコーティングを含む本発明の組成物を、活性コ ーティングを測定試料と接触させる光学セル中に固定化することにより行うこと ができる。この光学セルは、これを通して活性コーティングが照射により励起す ることができる窓を有し、放出される蛍光放射線を分光蛍光計により測定するこ とができる。波長は、吸収が照射に対して最大で、かつ発光が蛍光測定に対して 最大になるよう に、調整される。この強度は、時間の関数として測定される。測定系は、例えば 測定溶液を測定セルを通してポンピングすることにより、測定が不連続的にも連 続的にも行われるように設計することができる。カチオンの未知の濃度を測定す るために、この系は、最初に既知濃度の測定試料を使用して較正することができ 、この濃度が蛍光強度の関数としてプロットされる。測定の感度、及びその結果 発蛍光団の蛍光強度も、吸収スペクトルのpH依存性により測定溶液のpHに依 存するため、測定試料にpH緩衝液を添加することが好適である。しかし別の実 施態様においては、このpH依存性を測定して計算に含めることもできる。測定 試料のpH範囲は、例えば、4〜8、更に好適には6.5〜7.5であってよい 。適切な緩衝液の例は、クエン酸緩衝液及びリン酸緩衝液である。特に、測定試 料への添加を回避するために活性コーティング中に直接組み込まれる系を含む、 更なる緩衝系は、US−A−4 645 744に記載されている。 以下の実施例により本発明を更に詳細に説明する。 A)式(I)及び(II)の発蛍光団の調製 実施例A1:3,6−ビス(n−オクチルアミノ)アクリジンの調製 無水炭酸カリウム6.33gを、ジメチルスルホキシド50ml中の3,6−ジ アミノアクリジン塩酸塩2.5gと1−ブロモオクタン3.55mlの溶液に添加 して、この混合物を80℃で48時間撹拌した。次に冷却したこの反応混合物を 氷上に注ぎ、この褐色の懸濁液を塩化メチレンで抽出した。有機相を飽和NaC l水溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の留去後、赤褐色の油状 物を塩化メチレン/メタノール(9:1)を使用してシリカゲルクロマトグラフ ィーに付した。溶媒を留去した後、残渣をジエチルエーテル/メタノール(10 :1)にとり、 酸化アルミニウムクロマトグラフィーに付した。この溶出液をメタノールにとり 、2N HClを添加し、この混合物をジエチルエーテルで抽出し、エーテル相を 乾燥して溶媒を留去した。残渣を塩化メチレンに溶解し、n−ヘキサンを添加し 、形成された赤色の結晶性沈殿物を濾別した。溶媒を蒸発させた後に更に母液か ら生成物を単離することができた。標題化合物の融点は245℃であった。吸収 スペクトル(エタノール):λmax=472nm;ε=51,400。 実施例A2:3,6−ビス(n−エイコシルアミノ)アクリジンの調製 無水炭酸カリウム2.53gを、N,N′−ジメチルエチレン尿素20ml中の 3,6−ジアミノアクリジン塩酸塩2.5gと臭化1−エイコシル2.95gの 溶液に添加して、この混合物を50℃で86時間撹拌した。次に冷却したこの反 応混合物を水中に注ぎ入れて、この橙褐色の懸濁液を塩化メチレンで抽出した。 有機相を水で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の留去後、2N HCl をこの褐色の油状物に添加した。形成された赤色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し て、次に高真空下で乾燥した。生じた赤褐色の結晶を塩化メチレン/メタノール (10:1)にとり、シリカゲルクロマトグラフィーに付した。溶媒を留去した 後、残渣をジエチルエーテル/メタノール(10:1)にとり、再びシリカゲル クロマトグラフィーに付して、赤色の結晶として標題化合物を得た。吸収スペク トル(エタノール):λmax=472nm;ε=42,200。 実施例A3:3,6−ビス(n−ヘキシルアミノ)アクリジンの調製 粉砕した水酸化カリウム298mgを、ジメチルホルムアミド25ml中のN,N ′ビストシル−3,6−ジアミノアクリジン500mgと1−ブロモヘキサン79 7mgの溶液に添加して、この混合物を60℃で22時間撹拌した。次に冷却した この反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽 出し、有機相を分離し、NaCl水溶液で洗浄して、次に硫酸ナトリウムで乾燥 した。溶媒を蒸発させ、暗赤色の油状物を得、これをトルエン/酢酸エチル(2 0:1)にとり、シリカゲルクロマトグラフィーに付した。溶媒の留去により黄 色の粘性油を得て、これを氷酢酸11.5mlに溶解し、水冷しながら97%硫酸 4.6mlを添加して、次にこの混合物を室温で15時間撹拌した。この赤色の反 応混合物を氷水中に注ぎ入れて、30%NaOHによりpH11に調整した。この 混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を2N HClと飽和NaCl水溶液で洗浄 して、次に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、暗赤色の粘性油を t−ブチルメチルエーテル/メタノール(5:1)にとり、シリカゲルクロマト グラフィーに付して、融点>200℃(分解)を有する橙赤色の結晶として標題 化合物を得た。1H-NMR(CDCl3): 8.1[s,1H,C(9)]; 7.44[d,2H,c(8)]; 6.93[s ,2H,C(5)]; 6.82[d,2H,C(7)]; 3.20[t,4H,N-CH2]; 1.68[m,6H,CH3]. 実施例A4:3,6−ビス(n−ヘプチルカルボニルアミノ)アクリジンの調製 塩化ヘプタノイル3.1mlを、ピリジン50ml中の3,6−ジアミノアクリジ ン塩酸塩2.5gの懸濁液に滴下によりゆっくり添加して、次にこの混合物を3 0分間撹拌した。次いでこの反応混合物を水中に注ぎ入れた。この黄色の懸濁液 を塩化メチレンで抽出し、有機相を飽和NaCl水溶液で洗浄して、硫酸ナトリ ウムで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、暗赤色の油状物を塩化メチレン/メタノ ール(10:1)にとり、シリカゲルクロマトグラフィーに付した。溶媒を留去 した溶出物を塩化メチレンにとり、シクロヘキサンに滴下により添加した。形成 された黄色の沈殿物を濾過し、シクロヘキサンで洗浄し、高真空下で乾燥して、 243〜244℃ の融点を有する黄色の結晶として標題化合物を得た。吸収スペクトル(エタノー ル):λmax=384nm;ε=2,300。 実施例A5:下記化合物の調製 a)トルエン75ml中でフタル酸無水物12.8gと3−N,N−ジエチルア ミノフェノール13.2gの溶液を110℃で16時間撹拌した。沈殿した生成 物を濾過し、エタノールから再結晶して、214℃の融点を有する1−カルボキ シ−1′−ヒドロキシ−3′−ジエチルアミノベンゾフェノン(生成物A)のレ ンガ赤色の結晶を得た。 b)1,4−ジオキサン250ml中の3−アミノフェノール5.5gと1−ブ ロモエイコサン21.6gの溶液を100℃で48時間撹拌した。この混合物か ら真空下で溶媒を留去し、褐色のゼラチン状の残渣をトルエン/酢酸エチル(1 0:1)にとり、シリカゲルクロマトグラフィーに付して、80℃の融点を有す る白色の結晶として3−N−エイコシルアミノフェノールを得た。 c)リン酸(85%)5ml中で生成物A626mgと3−N−エイコシルアミノ フェノール790mgを170℃で2時間撹拌した。冷却後、メタノール1ml中の 濃HClの1mlの溶液を添加して、次にこの混合物を塩化メチレンで抽出した。 溶媒を除去した後、残渣を塩化メチレン/メタノール(85:15)にとり、シ リカゲルクロマトグラフィーに付して、115℃の融点を有する赤紫色の結晶と して標題化合物を得た。吸収スペ クトル(エタノール):λmax=532nm;ε=90,000。 実施例A6:下記化合物の調製 a)ジオキサン250ml中の3−アミノフェノール5.45gと1−ブロモオ クタン11.6gの溶液を100℃で80時間撹拌し、次に溶媒を留去し、残渣 をトルエン/酢酸エチル(10:1)にとり、シリカゲルクロマトグラフィーに 付して、融点75℃のベージュ色の結晶としてN−オクチルアミノフェノールを 得た。 b)N−オクチルアミノフェノール1.1gとフタル酸無水物0.37gを1 00℃で一緒に融解した。リン酸(85%)1mlをこの融解物に添加し、次にこ れを170℃に加熱した。1時間後、この混合物を冷却して、2N HClを添加 した。この混合物を塩化メチレンで抽出し、溶媒を除去して、赤色の残渣を塩化 メチレン/メタノール(85:15)にとった。シリカゲルクロマトグラフィー により、183℃の融点を有する赤色の結晶として標題化合物を得た。吸収スペ クトル(エタノール):λmax=522nm;ε=73,700。 実施例A7:下記化合物の調製 a)実施例A5aからの生成物A1.57g、3−アミノフェノール0.55 g及びリン酸(85%)10mlを170℃で30分間撹拌した。次に過塩素酸( 50%)6.7mlとメタノール100mlを添加し、この混合物を再加熱して、次 いで溶媒を真空下で除去した。残渣を塩化メチレンにとり、この溶液を水で洗浄 して、再度溶媒を除去した。残渣を塩化メチレン/メタノール(10:1)にと り、シリカゲルクロマトグラフィーに付して、175℃の融点を有する下記式: で示される化合物Bの赤色の結晶を得た。 b)化合物B0.1gを塩化メチレン1mlとピリジン0.3mlに溶解して、塩 化ステアロイル100mgを添加した。3時間後、この混合物を真空下で蒸発乾固 し、残渣を塩化メチレン/メタノール(85:15)に溶解し、シリカゲルクロ マトグラフィーに付して、145℃の融点を有する赤色の結晶として標題化合物 を得た。吸収スペクトル(エタノール):λmax=560nm;ε=10,900 。 B)ポリマーの調製 実施例B1〜B7: 表1にリストされたモノマーを、記載された混合比で0.1重量%のα,α′ −アゾビスイソブチロニトリルと一緒にアンプル中に導入した。酸素を除去する ために、数回このアンプルを真空排気して窒素を充填し、次に密封して、60℃ に加温して48時間この温度で放置した。次にこの混合物を冷却して、テトラヒ ドロフラン(THF)10倍量(モノマーに基づく)に溶解した。この溶液をメ タノール20倍量中に移して、次に沈殿したポリマーを濾過した。乾燥したポリ マーをTHFに再溶解し、メタノールを使用して沈殿させ、分離して、次に真空 下で48時間乾燥した。 下記表1では、以下の略語を使用した:AN=アクリロニトリル、DodMA =メタクリル酸ドデシル、EHA=アクリル酸エチルヘキシル、MMA=メタク リル酸メチル、VAC=酢酸ビニル。固有粘度(IV)は、THF中の0.5重量 %のポリマーの溶液中で25℃で測定した。 実施例B6及びB7: 酢酸エチル(EA)、アクリロニトリル(AN)及びアクリル酸エチルヘキシ ルを使用して、実施例B1〜B6と同じ方法で行った。結果を表2に示した。 C)コーティングした支持体の製造 実施例C1〜C8: a)支持材料 前処理したガラスを支持物質として使用した。円形のガラスシート(直径18 mm、厚さ0.17mm)をジメチルドデシルクロロシランの10容量%イソプロパ ノール溶液中に1時間浸漬した。次にこのガラスシートをイソプロパノール、エ タノール及びメタノール各200mlで順次洗浄して、110℃で1時間乾燥した 。この疎水化した表面は膜コーティングの付着がよい。 b)コーティング溶液の調製 下記の成分をテトラヒドロフラン(THF)と共に2mlビン中に導入して、こ の成分が溶解するまで振盪した。実施例A5の化合物を発蛍光団として使用した 。 実施例C1:実施例B1からのポリマー125mg、発蛍光団1.0mg、バ リノマイシン1.5mg、テトラキス[3,5−(トリフルオロメチル)フェニル ]ホウ酸カリウム1.2mg、THF3ml。 実施例C2:実施例B2からのポリマー100mg、発蛍光団1.0mg、バリノマ イシン1.5mg、テトラキス[3,5−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ 酸カリウム1.2mg、THF2ml。 実施例C3:実施例B3からのポリマー40mg、発蛍光団1.5mg、バリノマイ シン1.5mg、テトラキス[3,5−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸 カリウム1.2mg、THF2ml。 実施例C4:実施例B4からのポリマー38mg、発蛍光団1.5mg、バリノマイ シン1.5mg、テトラキス[3,5−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸 カリウム1.2mg、THF2ml。 実施例C5:実施例B7からのポリマー50mg、発蛍光団1.5mg、バリノマイ シン1.5mg、テトラキス[3,5−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸 カリウム1.2mg、THF2ml。 実施例C6:−70℃のTgを有するポリウレタンのテコフレックス(Tecoflex )(登録商標)(サーメディクス社(Thermedics Inc.)、ウォバーン(Woburn) )20mg、発蛍光団0.5mg、バリノマイシン0.24mg、テトラキス[3,5 −(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸カリウム0.2mg、THF1ml。 実施例C7:−70℃のTgを有するポリウレタンのテコフレックス(Tecoflex )(登録商標)(サーメディクス社(Thermedics Inc.)、ウォバーン(Woburn) )100mg、発蛍光団3mg、N,N−[(4R,5R)−4,5−ジメチル−1 ,8−ジオキソ−3,6−ジオキサオクタメチレン]ビス(12−メチルアミノ )ドデカン酸ジエチル(カルシウムイオノホア、フルカ(Fluka)21102)5 0mg、テトラキス[3,5− (トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸カリウム6mg、THF2ml。 c)コーティングしたガラス支持体の製造 ガラス支持体をスピン−コーティング装置(オプトコートOS35var(Opt ocoat OS 35var)、ウィラー社(Willer Company)、CH−8484ヴァイスリン ゲン(Weisslingen))のチャンバー中にクランプで締めつけた。このチャンバー をテトラヒドロフラン10mlで濯ぎ、3,800回転/分で2分間回転した。次 に特定のコーティング溶液50μlをガラス支持体上にピペットでとり、このガ ラス支持体を更に10秒間回転した。次に膜でコーティングしたこのガラス支持 体を取り出して空気中で10分間乾燥した。 D)イオン濃度の測定 実施例D1〜D6: コーティングしたガラス支持体を、その膜が測定液体と接触するように光学セ ル中にクランプで締めつけた。膜は光学セル中で光学的に励起して、蛍光放射線 を測定することができる。この光学セルを分光蛍光計(パーキン−エルマー(Pe rkin-Elmer)LS−50)中に導入した。膜に使用された発蛍光団の対応する最 大値に吸光と発光の波長を調整した。この膜を、1ml/分の速度でセルを通して ポンピングして、蛍光強度の変化を測定することにより、規定された濃度のKC l水溶液又はCaCl2水溶液と接触させた。測定前と各測定後に、このセルを カリウムを含まない緩衝液で濯ぎ、基線を規定するために蛍光強度を測定した。 実施例A5(膜B1)の発蛍光団及び実施例C1〜C7の種々の組成物について 、各カリウム濃度でのパーセントで表した蛍光強度(ホトダイオードの電圧変化 として測定した)を下記の表に示した。 実施例D1(膜C2): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 4.32 0.1 3.96 0.5 3.67 1.0 3.52 3.0 3.46 5.0 3.33 7.0 3.23 10.0 3.15 実施例D(膜C6): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 5.30 0.1 3.20 0.5 1.70 1.0 1.20 3.0 0.50 5.0 0.40 7.0 0.30 10.0 0.20 実施例D3(膜C1): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 6.89 0.5 4.00 4.0 2.89 10.0 1.89 実施例D4(膜C4): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 6.80 0.5 4.50 4.0 3.20 10.0 2.50 実施例D5(膜C5): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 3.00 0.5 2.40 4.0 2.25 10.0 2.15 実施例D6(膜C7): カリウム濃度(mM) 蛍光(ボルト) 0.00 1.55 0.1 0.96 0.5 0.75 1.0 0.65 3.0 0.50 5.0 0.45 7.0 0.40 10.0 0.38
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月12日 【補正内容】 イオン交換反応に基づくカチオンの光学測定のためのpH感受性クロモ−又はフ ルオロイオノホアの使用を記載している。これらの系の感度は相対的に低く、こ の測定は光学的に密な系では妨害され、そして膜のクロモ−又はフルオロイオノ ホアは相対的に高い濃度を必要とする。 K.Wangらは、Analytical Science,6,715-720(1990)で、金属カチオンの 光学測定のための指示物質として吸収染料(ナイルブルー(Nile B1ue))を含有 する膜を記載している。この系は、染料のプロトン化により吸収を低下させるイ オン交換機構に基づく。この系の感度は低すぎると考えられる。 T.Wernerは、Journal of fluoroscence,Vol.2,(1992)で、新規なローダ ミン及び可塑化PVC膜を使用する光学カリウムセンサーへのそれらの応用を記 載している。可塑化ポリマーに関する問題は、この可塑剤が、滲み出して、次い で安定化問題を引き起こすことである。 これまでに、イオンの光学的測定のためのイオン交換機構を有し、発蛍光団の 蛍光の変化の測定に基づき、かつ高感度を有する系は開示されていない。これは 、公知のpH感受性の発蛍光団の蛍光量子収量と塩基性度が低すぎるからである 。 従来開示された系は、迅速な応答時間及び適切な感度を保証するため、活性コ ーティング中の可塑剤との組合せで高分子量の疎水性ポリマーを含有する。可塑 剤と他の低分子量成分(例えば、イオノホア又は発蛍光団)は時が経つにつれて 流出するため、これらの膜物質では、長期安定性と繰り返し使用はかなり制限さ れる。更には、低分子量物質が膜中に浸透して、センサーが使用不可能になるこ ともある。 今や驚くべきことに、ある種のアクリジン染料及びローダミン染料が、これら の高い要求を満たしており、また、中性ポリマー膜中でイオノホア と対イオンと一緒になって、イオン交換機構によるイオンの測定に非常に適して おり、かつ対応するイオン濃度に高度に依存性の蛍光を有する、親油性でpH感 受性で高度に塩基性の発蛍光団であることが見い出された。これらの発蛍光団は 、高い蛍光量子収量、高い塩基性度、プロトン化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G01N 21/78 0276−2J G01N 21/78 A 31/22 121 0276−2J 31/22 121F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN, MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ベルガー,ヨーゼフ スイス国 ツェーハー−4057 バーゼル シュペルシュトラーセ 40/18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)透明支持体を含み、かつ (b)該支持体が、(b1)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、 可塑剤を含まない疎水性ポリマー、 (b2)親油性塩の形の対イオン、 (b3)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び (b4)発蛍光団としての、式(I)若しくは(II): [式中、R1及びR3、並びにR4及びR6は、C1−C30アルキル又はC1−C30ア ルキル−CO−であり;そしてR2及びR5は、H又はC1−C30アルキルである が、但し、該アルキル基類の炭素原子の総数は、少なくとも5である]で示され る化合物、又は無機酸若しくは有機酸とのその塩、を含む透明コーティングで少 なくとも1つの側がコーティングされていることを特徴とする組成物。 2.R2が、Hである、請求項1記載の組成物。 3.アルキル基が、直鎖アルキル基である、請求項1記載の組成物。 4.アルキル基が、1〜22個の炭素原子を含有する、請求項1記載の組成物。 5.R1及びR3が、C6−C24アルキル又はC6−C24アルキル−CO−であり、 そしてR2が、Hである、請求項1記載の組成物。 6.R1及びR3が、C10−C24アルキル又はC10−C24アルキル−CO−である 、請求項5記載の組成物。 7.R1及びR3が、C14−C22アルキル又はC14−C22アルキル−CO−である 、請求項5記載の組成物。 8.R6が、Hであり、そしてR4及びR6が、C6−C24アルキルである、請求項 1記載の組成物。 9.R4及びR6が、C10−C24アルキルである、請求項8記載の組成物。 10.R4及びR6が、C14−C22アルキルである、請求項9記載の組成物。 11.R4及びR5が、C1−C6アルキルであり、そしてR6が、C10−C24アル キル又はC10−C24アルキル−CO−である、請求項1記載の組成物。 12.R4及びR5が、C1−C4アルキルであり、そしてR6が、C14−C22アル キル又はC14−C22アルキル−CO−である、請求項11記載の組成物。 13.R4及びR5が、メチル又はエチルであり、そしてR6が、C16−C22アル キル又はC16−C22アルキル−CO−である、請求項12記載の組成物。 14.式(I)又は(II)の化合物の塩が、HF、HCl、HBr、HI、H2 SO3、H2SO4、H3PO3、H3PO4、HNO2、HNO3、HClO4、HBF4 、HPF6、HSbF6、CF3SO3H、HB[C65]4、トルエンスルホン酸、 C1−C4ア ルキル−若しくはフェニルホスホン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、 モノ−、ジ−若しくはトリクロロ酢酸、又はモノ−、ジ−若しくはトリフルオロ 酢酸から誘導される、請求項1記載の組成物。 15.式(I)又は(II)の化合物の塩が、HCl、HBr、H2SO4、HCl O4、HBF4、HPF6、HB[C65]4又はHSbF6から誘導される、請求項 14記載の組成物。 16.式(I)又は(II)の化合物が、少なくとも8のpKa値を有する、請求 項1記載の組成物。 17.PKa値が、少なくとも10である、請求項16記載の組成物。 18.支持体が、ガラスである、請求項1記載の組成物。 19.支持体上のコーティングの厚さが、0.01〜100μmである、請求項 1記載の組成物。 20.疎水性ポリマーが、少なくとも5,000ダルトンの分子量を有する、請 求項1記載の組成物。 21.疎水性ポリマーが、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエ ーテル、ポリイミド、ポリエステルアミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、 ポリエーテルウレタン、ポリエステルウレタン、ポリ尿素、ポリウレタン尿素及 びポリシロキサンよりなる群から選択される、請求項1記載の組成物。 22.ポリマーが、イオン化しうる塩基性又は酸性基を含有する、請求項21記 載の組成物。 23.疎水性ポリマーが、C3−C6アルカンジオールのポリエーテルと、脂肪族 、脂環式、脂環−脂肪族、芳香−脂肪族又は芳香族C2−C20ジイソシアネート から製造されるポリウレタンである、請求項21記載の組成物。 24.疎水性ポリマーが、該ポリマーに基づいて、 a)式(III): で示される、同一又は異なる構造単位10〜90モル%、及び式(IV): [式中、R7及びR8は、互いに独立に、H又はC1−C4アルキルであり;Xは、 −O−又は−NR14−であり;R9は、C6−C20アルキルであり;R14は、H又 はC1−C20アルキルであり;R10及びR11は、互いに独立に、H、F、Cl又 はC1−C4アルキルであり;R12及びR13は、互いに独立に、H、F、Cl、C1 −C4アルキル、−COOH、−COO−C1−C5アルキル、−CONHC1− C5アルキル若しくは−CON(R14)C1−C5アルキルであるか、又はR12は 、Hであり、そしてR13は、−CN、フェニル、クロロフェニル、C1−C12ア ルコキシ若しくはC2−C18アシルオキシである]で示される、同一又は異なる 構造単位90〜10モル%を含むコポリマーである、請求項21記載の組成物。 25.親油性アニオンを含む塩が、置換又は非置換テトラフェニルホウ酸との、 アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム塩である、請求 項1記載の組成物。 26.カチオンが、Li+、Na+、K+、Mg2+、Ca2+、NH4 +、あるいは1 〜40個の炭素原子を含有する、第一級、第二級若しくは第三級アミンのアンモ ニウムカチオン又は第四級アンモニウムカチオンである、請求項25記載の組成 物。 27.ホウ酸アニオンが、テトラフェニルホウ酸(ここで、そのフェニル基は、 非置換、又は1個以上のC1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン若し くはトリフルオロメチル基で置換されていてもよい)である、請求項25記載の 組成物。 28.ホウ酸アニオンが、テトラフェニルホウ酸、テトラ(3,5−ビストリフ ルオロメチルフェニル)ホウ酸又はテトラ(4−クロロフェニル)ホウ酸である 、請求項25記載の組成物。 29.親油性アニオンを含む塩の量が、ポリマーの量に基づいて、0.01〜1 0重量%である、請求項16記載の組成物。 30.ポリマーコーティングが、ポリマーの量に基づいて、0.01〜10重量 %の量でイオノホアを含有する、請求項1記載の組成物。 31.カリウムイオノホアが、バリノマイシンである、請求項1記載の組成物。 32.式(I)又は(II)の化合物の量が、ポリマーの量に基づいて、0.01 〜10重量%である、請求項1記載の組成物。 33.式(I)又は(II)の化合物の量が、0.1〜5重量%である、請求項3 2記載の組成物。 34.式(I)又は(II)の化合物の量が、0.1〜2重量%である、請求項3 2記載の組成物。 35.該アルキル基類の炭素原子の総数が、少なくとも10である、請求 項1記載の組成物。 36.該アルキル基類の炭素原子の総数が、少なくとも12である、請求項1記 載の組成物。 37.(a)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、可塑剤を含まな い疎水性ポリマー、並びに (b)発蛍光団として、式(I)若しくは(II): [式中、R1及びR3、並びにR4及びR6は、C1−C30アルキル又はC1−C30ア ルキル−CO−であり;そしてR2及びR5は、H又はC1−C30アルキルである が、但し、該アルキル基類の炭素原子の総数は、少なくとも5である]で示され る化合物、又は無機酸若しくは有機酸とのその塩、 (c)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び (d)親油性塩の形の対イオン、 を含む組成物。 38.(a)透明支持体を含み、かつ (b)該支持体が、(b1)−150〜50℃のガラス転移温度Tgを有する、 可塑剤を含まない疎水性ポリマー、 (b2)親油性アニオンの塩、 (b3)測定すべきイオンと錯体を形成するイオノホア、及び (b4)発蛍光団としての式(I)若しくは(II)の化合物、 を含む透明コーティングで少なくとも1つの側がコーティングされていることを 特徴とする、特に蛍光分光測定法により、水性測定試料中のイオンの測定のため の光学センサー。 39.水性測定試料中のイオンの光学測定のための方法であって、この水性測定 試料に請求項38記載のセンサーを接触させ、次いで活性ポリマーコーティング 中の発蛍光団の蛍光の変化を測定する方法。
JP52507095A 1994-03-25 1995-03-13 イオン測定のための光学センサー Expired - Fee Related JP3441461B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH917/94-0 1994-03-25
CH91794 1994-03-25
PCT/IB1995/000159 WO1995026501A1 (en) 1994-03-25 1995-03-13 Optical sensor for the determination of ions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09511059A true JPH09511059A (ja) 1997-11-04
JP3441461B2 JP3441461B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=4198183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52507095A Expired - Fee Related JP3441461B2 (ja) 1994-03-25 1995-03-13 イオン測定のための光学センサー

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6143570A (ja)
EP (1) EP0758450B1 (ja)
JP (1) JP3441461B2 (ja)
CN (1) CN1144559A (ja)
AT (1) ATE169408T1 (ja)
AU (1) AU683540B2 (ja)
CA (1) CA2183765A1 (ja)
CZ (1) CZ278196A3 (ja)
DE (1) DE69503897T2 (ja)
FI (1) FI963742A (ja)
HU (1) HUP9774482A2 (ja)
NZ (1) NZ281315A (ja)
PL (1) PL316132A1 (ja)
SK (1) SK120396A3 (ja)
WO (1) WO1995026501A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008521985A (ja) * 2004-12-03 2008-06-26 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 発光指示色素および光学センサー
JP2013100463A (ja) * 2011-10-14 2013-05-23 Jsr Corp 着色剤、着色組成物、カラーフィルタ及び表示素子
WO2023013550A1 (ja) * 2021-08-04 2023-02-09 東レ株式会社 化合物、樹脂組成物、硬化物、及び表示装置

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245574B1 (en) * 1997-07-03 2001-06-12 Novartis Ag Sensors
US6306347B1 (en) 1998-01-21 2001-10-23 Bayer Corporation Optical sensor and method of operation
US6190612B1 (en) 1998-01-21 2001-02-20 Bayer Corporation Oxygen sensing membranes and methods of making same
US6254831B1 (en) 1998-01-21 2001-07-03 Bayer Corporation Optical sensors with reflective materials
ATE297251T1 (de) 1998-05-13 2005-06-15 Bayer Ag Gerät zum einführen einer probe
AT410719B (de) * 1998-06-30 2003-07-25 Hoffmann La Roche Ionensensor
US6107083A (en) * 1998-08-21 2000-08-22 Bayer Corporation Optical oxidative enzyme-based sensors
AT407090B (de) * 1998-09-15 2000-12-27 Joanneum Research Forschungsge Opto-chemischer sensor sowie verfahren zu seiner herstellung
GB9905442D0 (en) * 1999-03-10 1999-05-05 Hall Elizabeth A H Selective polymer material
US7157056B2 (en) 1999-05-12 2007-01-02 Bayer Corporation Sample introduction device
US7208121B2 (en) * 2001-12-06 2007-04-24 Auburn University Plasticizer-free-ion-detective sensors
US6660526B2 (en) 2001-12-21 2003-12-09 Bayer Corporation Potassium fluoroionophore
US7247489B2 (en) * 2002-03-11 2007-07-24 Auburn University Ion-detecting microspheres and methods of use thereof
US7201876B2 (en) * 2002-03-11 2007-04-10 Auburn University Ion-detecting sensors comprising plasticizer-free copolymers
US7226563B2 (en) * 2002-12-05 2007-06-05 Auburn University Ion-detecting sensors comprising plasticizer-free copolymers
EP1627025B1 (en) * 2003-05-09 2016-10-12 Applied Biosystems, LLC Fluorescent polymeric materials containing lipid soluble rhodamine dyes
WO2004101709A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-25 Applera Corporation Phenyl xanthene dyes
US20050288475A1 (en) * 2004-06-25 2005-12-29 Hamner Marvine P Pressure and temperature sensitive material
US7678252B2 (en) * 2005-06-14 2010-03-16 Auburn University Long lived anion-selective sensors based on a covalently attached metalloporphyrin as anion receptor
WO2008016646A2 (en) * 2006-07-31 2008-02-07 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Quantum dot based fluorescent ion-sensor
US20080044879A1 (en) * 2006-08-17 2008-02-21 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Systems and methods of voltage-gated ion channel assays
JP5547061B2 (ja) * 2007-06-08 2014-07-09 ザ・チャールズ・スターク・ドレイパ・ラボラトリー・インコーポレイテッド グルコースのためのボロン酸キレーターを使用するジオール類および炭水化物の検出のためのセンサー
EP2020597A1 (de) 2007-08-02 2009-02-04 Mettler-Toledo AG Optochemischer Sensor
US8263358B2 (en) * 2007-10-15 2012-09-11 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Intracellular nanosensors and methods for their introduction into cells
US8470300B2 (en) 2008-09-08 2013-06-25 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Coated sensors and methods related thereto
DE102011118618A1 (de) * 2011-11-16 2013-05-16 Forschungszentrum Jülich GmbH Optode
DE102019116397A1 (de) * 2019-06-17 2020-12-17 Endress+Hauser Conducta Gmbh+Co. Kg Optochemischer Sensor, Sensorkappe und Verfahren zum Herstellen einer analyt-sensitiven Schicht

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1222438A (en) * 1983-05-12 1987-06-02 Steven C. Charlton Unified test means for ion determination
US4549951A (en) * 1984-09-11 1985-10-29 Sentech Medical Corporation Ion selective electrode
US5354825A (en) * 1985-04-08 1994-10-11 Klainer Stanley M Surface-bound fluorescent polymers and related methods of synthesis and use
CA1272941A (en) * 1985-07-02 1990-08-21 Steven C. Charlton Multilayer ion test means
US4762799A (en) * 1985-09-13 1988-08-09 Fisher Scientific Company Method and device for fluorescence determination of alkali metal cations
US5200051A (en) * 1988-11-14 1993-04-06 I-Stat Corporation Wholly microfabricated biosensors and process for the manufacture and use thereof
US5405975A (en) * 1993-03-29 1995-04-11 Molecular Probes, Inc. Fluorescent ion-selective diaryldiaza crown ether conjugates
EP0527210A4 (en) * 1990-05-02 1994-09-21 Univ Michigan Solid state ion sensor with polyurethane membrane
US5154890A (en) * 1990-11-07 1992-10-13 Hewlett-Packard Company Fiber optic potassium ion sensor
JPH05503368A (ja) * 1990-12-12 1993-06-03 アー・ファウ・エル・メディカル・インストルメンツ・アクチェンゲゼルシャフト 或る化学種の濃度を連続的に可逆測定する方法と装置
US5302731A (en) * 1992-07-13 1994-04-12 Becton, Dickinson And Company Fluorescent pH indicators
EP0623599A1 (de) * 1993-03-26 1994-11-09 Ciba-Geigy Ag Optischer Sensor zur Bestimmung von Kationen

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008521985A (ja) * 2004-12-03 2008-06-26 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 発光指示色素および光学センサー
JP2013100463A (ja) * 2011-10-14 2013-05-23 Jsr Corp 着色剤、着色組成物、カラーフィルタ及び表示素子
WO2023013550A1 (ja) * 2021-08-04 2023-02-09 東レ株式会社 化合物、樹脂組成物、硬化物、及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
SK120396A3 (en) 1997-05-07
ATE169408T1 (de) 1998-08-15
AU683540B2 (en) 1997-11-13
WO1995026501A1 (en) 1995-10-05
FI963742A0 (fi) 1996-09-20
EP0758450B1 (en) 1998-08-05
PL316132A1 (en) 1996-12-23
CN1144559A (zh) 1997-03-05
CZ278196A3 (en) 1997-04-16
NZ281315A (en) 1997-10-24
AU1821695A (en) 1995-10-17
EP0758450A1 (en) 1997-02-19
CA2183765A1 (en) 1995-10-05
JP3441461B2 (ja) 2003-09-02
DE69503897T2 (de) 1999-01-14
DE69503897D1 (de) 1998-09-10
HU9602617D0 (en) 1996-11-28
HUP9774482A2 (en) 1997-01-28
MX9603968A (es) 1997-12-31
US6143570A (en) 2000-11-07
FI963742A (fi) 1996-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09511059A (ja) イオン測定のための光学センサー
US5405975A (en) Fluorescent ion-selective diaryldiaza crown ether conjugates
EP2855596B1 (en) FLUOROGENIC pH-SENSITIVE DYES AND THEIR METHODS OF USE
JP4959340B2 (ja) 検体を検出するための試薬
Weidgans et al. Fluorescent pH sensors with negligible sensitivity to ionic strength
Mikhalyov et al. Electronic ground and excited state properties of dipyrrometheneboron difluoride (BODIPY): Dimers with application to biosciences
JP2000501069A (ja) 光イオンセンサーとしてのポリマー結合フルオロフォア
US8642014B2 (en) Luminescent compounds
JP2003509528A (ja) 赤色発光[8,9]ベンゾフェノキサジン核酸色素およびそれらの使用のための方法
EP3060564B1 (en) Azatriangulenium salts as pet-quenched fluorescent probes
AU2019319901B2 (en) Silicon-substituted rhodamine dyes and dye conjugates
JPH06321908A (ja) カチオンを測定するための光学センサー
EP0894261B1 (en) Covalently immobilized fluoroionophores as optical ion sensors
US7411068B2 (en) Luminescent compounds
US11091646B2 (en) Luminescent squaraine rotaxane compounds
Ando et al. A highly Li+-selective glass optode based on fluorescence ratiometry
WO2016116111A1 (en) Substituted acridine-like and xanthenium-like fluorescent dyes
EP0907641B1 (en) Fluoroionophores and their use in optical ion sensors
MXPA96003968A (en) Optical sensor for the determination of io

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees