JPH09510946A - ガラス管成型用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ガラス処理装置を用いてガラス管（１）の首部を成型するために、該ガラス処理装置に２つの成型手段を有する装置を使用するものであり、該成型手段の一方はガラス管を取り囲むリング（３）の形状で構成され、他方の成型手段はローラー（２）から成る。

Description

【発明の詳細な説明】 ガラス管成型用装置 本発明は、ガラス管を収縮して製造するために、回転運動が可能であり且つ軟 化したガラス管の円周に対して対向方向から押圧することが可能な２つの成型手 段を有するガラス管成型用装置に関するものであり、前記収縮によるガラス管の 形状は前記成型手段の外形に対応する。 ガラス管から小さいボトルを製造するためのガラス処理装置において、上記の 型の装置はボトルの首部の成型に使用される。独国特許公告第１７，９６，１０ ０号から公知の装置において、対をなして配された成型ローラーはジブアームに よって保持され、該ジブアームは対向方向前後に移動自在であり且つ成型処理の 間にはガラス管の長手方向軸に向って移動し、これによって前記ガラス管は成型 ローラーによりペンチのように把持される。成型時には、成型ローラーと熱効果 によって軟化したガラス管とは実質的に直線状に接触する。従来においては、ガ ラス管、特にその壁部の厚さにおいてむらがあり、従ってボトル首部の形状は所 望の形状から許容範囲を著しく逸脱することになる。 本発明の目的は、ガラス管の成型に関する装置を成型精度において改良させる ことである。この目的は、２つの成型手段の一方がガラス管を取り囲むリングで あり、他方はローラーによって形成される本発明の装置により達成される。 本発明による装置は、ガラス管の所望の寸法における偏差に対して公知の装置 よりも影響を受けにくいように作用するので有益である。このように作用効果を 改善できる要因は、リングから成る外側成型手段と軟化したガラス管との間が直 線状の接触に対して広い接触領域を有し、且つ外側成型手段の内面とガラス管の 外面との間におけるくさび状ギャップの領域の角度が少ないことにある。 本発明の詳細及び特徴は、従属請求項、添付図面及び下記の説明により明らか にする。添付図面において、 図１は、装置の側方から見た部分断面図を示す。 図２は、図１の装置の上方から見た部分断面図を示す。 図面において、符号（１）はガラス管を示し、このガラス管から小さいガラス ボトルが公知のガラス処理装置を用いて製造される。図面には成型手段の配置が 示されており、該成型手段は成型作業が終了した際にガラス管（１）の首部を製 造することができる。前記成型手段は、ローラー（２）及びこのローラー（２） を取り囲むリング（３）によって形成される。電動モーター（図示せず）によっ てシャフト（４）を介してローラー（２）に回転運動が伝達され、矢印（７）と 同じ方向に回転する３つの駆動ローラー（８，９，１０）はリング（３）を矢印 （６）の方向に回転させる役割を果たし、前記駆動ローラーはリング（３）を保 持し且つ上記とは別の電動モーター（図示せず）によって共同して駆動し、ロー ラー（２）及びリング（３）の駆動に使用する該モーターの回転速度は成型手段 とガラス管（１）との間に回転運動を生じさせるように制御される。 ローラー（２）のシャフト（４）は、スライド（１２）に矢印（１１）の方向 に移動自在に取り付けられ、駆動ローラー（８，９，１０）及びこれらの駆動ロ ーラーに保持されるリング（３）のシャフト（１３，１４，１５）は、スライド （１２）の移動と対向方向に矢印（１６）の方向に移動するようにスライド（１ ７）に各々取り付けられる。この２つのスライド（１２，１７）は、更に矢印（ １９）の方向に昇降スライド（１８）を用いて上下移動することが可能である。 これらのスライド（１２，１７，１８）は公知の手段で駆動させることができる ので、該スライドの図面及び詳細は省くことにする。 成型作業時において、マンドレル（２０）がガラス管（１）の下方開口端部内 に挿通することは一般的に慣例であり且つ公知であるので同様に省略する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ガラス管を成型手段の外形に対応するように収縮して製造するために、回 転移動が可能であり且つ軟化したガラス管の円周に対して対向方向から押圧する ことが可能な２つの成型手段を有するガラス管成型用装置において、２つの成型 手段の一方はガラス管（１）を取り囲むリング（３）であり、他方の成型手段は ローラー（２）によって形成されることを特徴とするガラス管成型用装置。 ２． リング（３）によって形成される成型手段は、前記リングの円周の外側に 配される少なくとも３つの駆動ローラー（８，９，１０）によって保持されるこ とを特徴とする請求項１記載の装置。 ３． リング（３）から成る成型手段用の駆動ローラー（８，９，１０）のシャ フト（１３，１４，１５）は、ガラス管（１）の長手方向軸に垂直な方向に移動 自在であるスライド（１７）に取り付けられていることを特徴とする請求項１又 は２に記載の装置。 ４． ローラー（２）から成る成型手段のシャフト（４）は、ガラス管（１）の 長手方向軸に垂直な方向で移動可能であるスライド（１２）に取り付けられてい ることを特徴とする先行請求項の１つ又はそれ以上に記載の装置。 ５． ２つの前記スライド（１２，１７）は、対向方向に移動することが可能で あることを特徴とする請求項３又は４に記載の装置。 ６． 前記成型手段（２，３）は、昇降スライド（１８）を用いて上下に移動可 能であることを特徴とする先行請求項の１つ又はそれ以上に記載の装置。 ７． マンドレル（２０）はガラス管（１）のオリフィス内に挿入されることを 特徴とする先行請求項の１つ又はそれ以上に記載の装置。