JP3479303B2 - ガラス管成型用装置 - Google Patents

ガラス管成型用装置

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JP3479303B2 JP51709595A JP51709595A JP3479303B2 JP 3479303 B2 JP3479303 B2 JP 3479303B2 JP 51709595 A JP51709595 A JP 51709595A JP 51709595 A JP51709595 A JP 51709595A JP 3479303 B2 JP3479303 B2 JP 3479303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラス管を収縮して製造するために、回転
移動が可能であり且つ軟化したガラス管の円周に対して
押圧することが可能な少なくとも1つの成型手段を有す
るガラス管成型用装置に関するものであり、前記収縮に
よるガラスの形状は前記成型手段の外形に対応する。
ガラス管から小さいボトルを製造するためのガラス処
理装置において、上記の型の装置はボトルの首部の成型
に用いられる。このように公知の独国特許公告第17,96,
100号では、1組の成型ローラーによって形成された成
型手段がジブアームによって保持され、該ジブアームは
対向方向前後に揺動可能であり且つ成型処理の間にガラ
ス管の長手方向に向って移動し、これによって前記ガラ
ス管は成型ローラーによりペンチのように把持される。
ガラス管と成型ローラーとが接触するとすぐに、前記ロ
ーラーは回転する型締めチャックに保持されるガラス管
によって持ち上げられ且つ回転運動し、成型ローラーの
最終的な速度はガラス管の回転速度によって決められ、
ウィップラッシュ(むちうち効果)を避けるために前記
回転速度は狭い範囲で制限される。上述の状況におい
て、処理時間を長くすることは経済的理由のためだけで
なくガラスの冷却曲線が前記処理時間に対して相反する
関係にあるので、ガラス管の成型時においてその成型作
業は該ガラス管の1回転に進む距離は比較的長くなけれ
ばならない。回転毎に比較的長い距離を進むことによっ
て、法線力及び接線力がガラス管の軟化した部分に作用
し、これによって望ましくない変形即ち不良品が成型さ
れるという欠点が生じる。
本発明の目的は、ガラスの軟化状況によって予め決め
られた処理時間に従って、管の回転毎に成型手段の進む
距離を短くすることにより慎重且つ高い精度でガラス管
を成型することが可能である手段を有する装置を提供す
ることである。この目的は、ターンテーブルを有する装
置によって達成され、該ターンテーブルはガラス処理時
においてガラス管の長手方向における軸を中心に回転
し、成型手段は該ターンテーブル上に回転自在に取り付
けられ、これによってガラス管の長手方向軸に対して垂
直方向に変位可能である。
本発明の装置では、ターンテーブルの回転速度をガラ
ス管の回転速度に対してガラスの形状にもよるが実際に
は5乃至10倍に増加させることができるので、所定の成
型時間において成型作業を行う部分の長さを公知の構造
と比較して著しく長くすることが可能となる。更に、本
発明の装置では静止したガラス管においても成型処理を
行うことが可能である。
本発明の詳細及び特徴は、従属請求項、添付図面及び
下記の説明により明らかにする。
図面に示す好適な装置はターンテーブル(2)を有
し、該ターンテーブルは中空の駆動シャフト(1)の上
端部に配され、且つボールベアリングの取り付けられた
ローラー状の2つの半径方向に対向した成型手段を支持
する。成型手段(3,4)のボールベアリング(5,6)は円
筒状の軸受部(7)に取り付けられ、該軸受部の長手方
向軸(8)はシャフト(10)の長手方向軸(9)に関し
て各成型手段(3,4)の幅方向の移動しうる距離の半分
に対応する分だけ偏っている。シャフト(10)に回転に
おいて固定して接続されるのはギアホイール(11)であ
り、該ギアホイールは駆動シャフト(1)のボールベア
リング(13,14)を介して支持されるスリーブ(15)の
上端部で歯状リング(12)と噛み合う。シャフト(1)
とスリーブ(15)に回転において固定して配されている
のは、各々対応する歯状ベルトプーリー(16,17)であ
り、前記各ベルトプーリーは歯状ベルト(18,19)を介
して歯状ベルトプーリー(20,21)に接続され、各該ベ
ルトプーリーはシャフト(22,23)によって回転移動す
ることが可能である。シャフト(22,23)は、ボールベ
アリング(24,25)によって偏心ブッシュに取り付けら
れ、これによって各歯状ベルト(18,19)の引張度は偏
心腔(26)に設けられる受部(28)の特定の角度によっ
て該偏心腔が設けられる偏心ブッシュ(27)を揺動させ
ることによって調節することが可能である。
駆動シャフト(1)は、更に中空シャフト(29)を取
り囲み、この中空シャフトにはベアリング(30,31)を
介して支持されている。中空シャフト(29)は、ガラス
管(32)の回転速度と等しい回転速度で駆動可能であ
り、且つその上端部でマンドレル(33)を支持し、この
マンドレルはガラス管(32)の下端部の成型時にガラス
内に挿通し支持機能を果たす。
歯状ベルト(19)を介して駆動可能なスリーブ(15)
は、支柱(37)上で案内されるスライド(36)にボール
ベアリング(34,35)によって支持され、該スライドの
高さはネジ山の設けられたスピンドル(39)を有する調
節装置を用いて支柱(37)の基板(38)に対して変更可
能である。
上述した装置の構成によって、駆動シャフト(1)と
スリーブ(15)を同じ回転速度で駆動させることが可能
である。この場合、シャフト(10)のギアホイール(1
1)と歯状リング(12)の間に相対運動は生じない。相
対運動は、駆動シャフト(1)とスリーブ(15)が異な
る回転速度で回転した場合に生じ、ターンテーブル
(2)の回転毎にガラス管(32)の長手方向軸(40)に
向って成型手段(3,4)を移動させることにより回転速
度の差を非常に小さくすることが可能である。実際に
は、2つのシャフト(22,23)を共通のモーターによっ
て駆動させる場合には、回転速度の差は揺動可能な中間
のホイール上に重なるように移動することによって機械
的に補うことが可能であり、個別の駆動モーターを使用
する場合にも該モーターを電子制御することによって同
じ結果を得ることができる。
成型手段の長手方向における回転毎の移動距離を短く
するためには、ターンテーブル(2)は型締めチャック
に公知の方法で型締めされるガラス管の回転速度よりも
かなり速い速度で回転し、このように速度を速くするこ
とによってガラス管を小さいボトルの首部に滑らかに成
型することが重要である。上記によって、成型時のガラ
ス管に作用する有害な捻り応力の危険はなくなり、迅速
且つ正確に成型処理を施すことが可能となる。ガラス処
理装置の多数の場所に分配されたセグメントに成型処理
を分割することは、従来の装置を用いた場合には通常避
けることはできないが、本発明ではこの成型処理の分割
は不用であり即ち既存の場所を他の目的に用いることが
可能である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス管を収縮して製造するために、回転
    移動が可能であり且つ軟化したガラス管の円周に対して
    押圧することが可能な少なくとも1つの成型手段を有
    し、前記収縮によるガラスの形状は前記成型手段の外形
    に対応するガラス管成型用装置において、ターンテーブ
    ル(2)は成型工程の間にガラス管(32)の長手方向軸
    (40)を中心に回転し、成型手段(3,4)が前記ターン
    テーブル上に回転自在に取り付けられ、これによってガ
    ラス管(32)の長手方向軸(40)に対して垂直方向に変
    位可能であることを特徴するガラス管成型用装置。
  2. 【請求項2】成型手段(3,4)は円筒状の軸受部(7)
    に回転自在に取り付けられ、該軸受部の長手方向軸
    (8)はこれを支持するシャフト(10)の長手方向軸
    (9)に関して成型手段(3,4)の移動しうる距離の半
    分に対応する分だけ偏っていることを特徴とする請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】シャフト(10)に回転運動を伝えるための
    ギアホイール(11)は軸受部(7)を支持するシャフト
    (1)上に位置することを特徴とする請求項2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】軸受部(7)を支持するシャフト(1)上
    に位置するギアホイール(11)はターンテーブル(2)
    の駆動シャフト(1)を取り囲む歯状リング(12)と噛
    み合うことを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】回転運動をターンテーブル(2)の駆動シ
    ャフト(1)及び歯状リング(12)に伝えることが可能
    であり、成型手段(3,4)のガラス管に対する進行及び
    後退の同調運動の間には前記回転運動の回転速度は相互
    に僅かに異なるが、それ以外の時には等しいことを特徴
    とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】歯状リング(12)は、ターンテーブル
    (2)の中空シャフトの構造をとる駆動シャフト(1)
    に回転自在に取り付けられたスリーブ(15)の一部によ
    って形成されることを特徴とする請求項4乃至5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】ガラス管(32)の開口端部内に挿通される
    ことが可能なマンドレル(33)はターンテーブル(2)
    の中央部に配されることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6いずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】外形ローラーによって形成された2つの正
    反対に対向した成型手段(3,4)はターンテーブル
    (2)に取り付けられることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7いずれか1項記載の装置。
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AT (1) ATE158784T1 (ja)
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HU (1) HU218448B (ja)
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