JPS61245928A - 曲げ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、線材、棒材、および管材等の長尺加工素材を
曲げ加工する曲げ加工装置に関する。

〔従来の技術〕

鉄線、硬鋼線などの線材を曲げ加工してなるワイヤフォ
ーミング加工部品は、たとえば、自動車用座席クッショ
ンフレームなどから、オーブントースタなどの家庭電気
製品にも多く使用されている。そして、従来、これらの
部品製造装置としては、一般に、動力ブレス、油圧プレ
ス、マルチプレス、エアシリンダを用いたベンダー、ホ
アースライドなどの専用機が広く使用されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の各装置は、いずれも金型または類似した専用冶具
を必要とし、部品の製造工数を必要とし、コストアップ
となる。

また上述の各装置は、いずれも曲げ方向が決められてお
り、任意の方向に加工素材を曲げることができない。

本発朗は、上述のような問題を解決しようとするもので
、金型または類似した専用冶具を必要とせずに、加工素
材を所望方向に所望角度、自由かつ容易に曲げ加工でき
るようにすることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の曲げ加工装置は、中心部軸方向に加工素材３を
通すガイド孔２４を形成した円筒状の素材ガイド２３と
、この素材ガイド２３の外周部に回動自在に設けられか
つ任意の回動位置に設定される曲げ方向決め体２６と、
この曲げ方向決め体２６の前部にて上記加工素材３に対
し直交方向の支軸３８を中心に回動自在に設けられかつ
上記素材ガイド２３の先端に対向して素材挿通部３９を
有する曲げ作動体３５とを備えたものである。

〔作用〕

本発明は、素材ガイド２３のガイド孔２４に加工素材３
を通すとともに、この加工素材の先端を曲げ作動体３５
の素材挿通部３９に通して所定長さ送り、曲げ方向決め
休２６の３６０°所定角度位置への回動により曲げ作動
体３５の曲げ方向を定め、かつ、上記加工素材３に対し
直交方向の支軸３８を支点とする曲げ作動体３５の所定
角度への回動により加工素材を曲げ成形するものである
。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１はリールスタンドで、図示しない可
変速モータにより回転されるリール２に鉄線、硬鋼線な
どの加工素材（ワイヤ）３が装着されている。このリー
ルスタンドには、次に示すフォーミングマシン本体にお
ける曲げ加ニスピードと、このリールスタンド上の素材
の供給スピードとを同調させるアーム４が突設されてい
る。

上記フォーミングマシン本体は、ベース１１上に素材３
を真直にするための矯正ロール装＠１２．１３および素
材の回転を防ぐためのチャッキングロール装置１４が順
次配設され、これらのロール装置１２゜１３、１４は、
上記ベース１１上に設けたサーボモータ１５により減速
１ｆｉ１６およびベベルギヤ等の伝動機構１７を介して
駆動される。

また、上記ベース１１上に上記チャッキングロール装Ｈ
１４に続いて曲げ加工装置２１が設けられている。

第２図および第３図に示すように、この曲げ加工装置は
、ベース１１上に軸受２２により保持された円筒状の素
材ガイド２３が横架され、この素材ガイド２３の中心部
軸方向にガイド孔２４が形成され、さらにこの素材ガイ
ド２３の先端部に加工素材３の径に応じて交換可能のほ
ぼ円錐状の加工ヘッド２５が一体的に設けられている。

さらに、上記素材ガイド２３の外周部に円筒形の曲げ方
向決め体２６が同心状に嵌合され、前後の軸受２７によ
りベース１１上に回動自在に支持されている。また、こ
の曲げ方向決め体２６の後端部にプーリ２８が設けられ
、さらに第１図に示すように、上記ベース１１上に設け
た曲げ方向制御用のステッピングモータ２９により駆動
される減速ｌ１１３０のプーリ３１と、上記曲げ方向決
め体２６のプーリ２８との間に無端タイミングベルト３
２が掛は渡されている。

そして、上記ステッピングモータ２９の駆動により、減
速機３０．無端タイミングベルト３２等を介して曲げ方
向決め体２６を、素材ガイド２３を中心として３６０゛
所望角度位置に回動するようになっている。

また、上記素材ガイド２３の先端部に位置する加工ヘッ
ド２５に対して曲げ作動体３５が配置されている。この
曲げ作動体３５の両側板部３６は、第５図に示すように
、曲げ方向決め体２６の先端部に一体形成された１対の
軸支部３１の間に、上記加工素材３に対し直交方向の支
軸３８によって、回動自在に軸架されている。

第３図および第４図に示すように、上記曲げ作動体３５
には、その下部から中央部にわたって、素材挿通部３９
が形成され、この挿通部３９の一部が素材ガイド２３の
ヘッド先端に対向されている。

さらに第１図に示すように、ベース１１上に曲げ角度制
御用のステッピングモータ４１およびこのモータにより
駆動される減速機４２が設けられ、この減速機の出力軸
にビニオン４３が設けられ、このビニオンにラック４４
が噛合され、このラック４４に凹形部材４５が設けられ
ている。

さらに、この凹形部材４５と嵌合するフランジ部４６を
一体に有する回転ドラム４１が、上記曲げ方向決め体２
６の外周面に、その外周面のキー溝４８に沿って軸方向
に摺動自在に、かつ一体内に回動するように嵌合されて
いる。

さらに第２図および第３図に示すように、上記回転ドラ
ム４７は、スライドベアリング４９を介して上記曲げ方
向決め体２６に嵌合され、この回転ドラム４７の前面軸
支部５０にリンク５１の一端が回動自在に軸支され、こ
のリンク５１の他端にリンク５２の一端が回動自在に軸
着され、このリンク５２の他端は上記曲げ方向決め体２
６の下部の軸支部５３に回動自在に軸支され、このリン
ク５２の中間部にリンク５４の一端が回動自在に軸着さ
れ、このリンク５４の他端はスライド板５５に回動自在
に軸着されている。

このスライド板５５は、上記曲げ方向決め休２ｅＩの側
面に設けられた軸方向の蟻溝５６に摺動自在に嵌合され
、このスライド板の上部にラック５７が固着され、この
ラックが、曲げ作動体３５の一側に一体的に設けたビニ
オン５８と噛合されている。

そうして、ステッピングモータ４１の駆動により、減速
機４２、ビニオン４３、ラック４４、凹形部材４５を介
して回転ドラム４７を軸方向に摺動し、リンク５１゜５
２、５４を介して、スライド板５５を前後動じ、ラック
５７およびビニオン５８を介して、曲げ作動体３５を支
軸３８を支点として所望角度回動する。

また、第４図に示すように、固定刃を兼ねた上記曲げ作
動体３５の外面に位置する切断刃６１の一部が、曲げ作
動体３５の一側板部３６に設けた蟻溝６２に摺動自在に
嵌着され、さらに第３図に示すように、上記曲げ作動体
３５の上部に一体的に設けられた軸支板６３の上面に、
切断刃作動レバー６４の中間部が支軸６５により回動自
在に軸支され、また前記回転ドラム４１の前面にブラケ
ット６６を介して油圧シリンダ６１が固定され、この油
圧シリンダのピストンロンドロ８（第４図）に上記レバ
ー６４の一端部を側方に押圧する部材６９が取付られて
いる。上記レバー６４の他端部には切断刃作動部７０が
下方に垂直に形成され、この作動部７０が上記切断刃６
１の前面に突設された凸部７１に係合するようになって
いる。

そうして、成形加工が終了した時点で、上記シリンダ６
７により上記レバー６４を回動し、上記作動部７０によ
り上記凸部７１を押圧して上記切断刃６１を第４図左方
に移動し、この刃６１と上記曲げ作動板３５とにより素
材３を切断する。

つぎに、全体的な作動を説明する。

加工素材３をリールスタンド１から引出して矯正ロール
装置１２．１３およびチャッキングロール装置１４を通
し、さらに、素材ガイド２３内のガイド孔２４を通して
、曲げ作動体３５の素材挿通部３９まで導く。そして、
矯正ロール装置１２．１３により素材３の真直性を出し
つつ、チャッキングロール装置１４により素材３の回転
を防ぐ。

これとともに、ステッピングモータ２９の駆動により曲
げ方向決め体２６を所定角度回動じ、これと一体内に曲
げ作動体３５を所定角度位置に回動して設定する。これ
により、素材３の曲げ方向が決められる。

ついで、ステッピングモータ４１の駆動によりビニオン
４３、ラック４４を介して回転ドラム４１を軸方向に摺
動し、リンク機構を介しスライド板５５を軸方向に移動
し、ラック５１およびビニオン５８を介して曲げ作動体
３５を支軸３８を支点として回動し、その曲げ作動板３
５により素材３を側方から押圧することによって、この
素材を素材ガイドのヘッド２５の先端を基準にして曲げ
る。したがって、その曲げ角度は、上記モータ４１の回
転量に基づく上記ドラム４７の移動量により決められる
。

このようにして、加工素材３を素材ガイド２３に所定長
さ送り込み、この素材ガイドのヘッド２５から突出した
部分を、曲げ方向決め体２６の回転角により決められる
３６０°任意の方向へ、曲げ作動体３５の首撮り角度で
決められる任意の角度（最大１２０°）折曲げて成形す
る。そして、この繰り返しで、すなわち、各曲げ工程ご
とに曲げ方向決め休２６の回転位置と曲げ作動体３５の
回動角度とを設定して、素材３を順次所定形状に成形し
、最後に油圧シリンダ６７により作動される切断刃６１
によって切断し、製品を得る。

この場合、モータ１５．２９．４１の駆動と停止をマイ
クロコンピュータにより数値制御することにより、任意
の曲げ加工が可能となる。

なお、本発明は、実施例の線材だけでなく、棒材、管材
等の加工素材に対して使用することも可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、加工素材が素材ガイドから出たところ
で、曲げ方向決め体の回転により曲げ方向が制御される
曲げ作動体により、設定された任意の曲げ角度まで素材
の曲げ加工を行なうようにしたから、この素材を３６０
°の所望方向に所望角度だけ自由かつ容易に曲げ加工す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の曲げ加工装置の一実施例を示す平面図
、第２図は第１図の要部を拡大して示した側面図、第３
図はその断面図、第４図はその正面図、第５図は第２図
のｖ−ｖ線断面図である。 ２３・・素材ガイド、２４・・ガイド孔、２６・・曲げ
方向決め体、３５・・曲げ作動体、３９・・素材挿通部
、３・・加工素材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）中心部軸方向に長尺加工素材を通すガイド孔を形
   成した円筒状の素材ガイドと、 この素材ガイドの外周部に回動自在に設けられかつ任意
   の回動位置に設定される曲げ方向決め体と、 この曲げ方向決め体の前部にて上記加工素材に対し直交
   方向の支軸を中心に回動自在に設けられかつ上記素材ガ
   イドの先端に対向して素材挿通部を有する曲げ作動体と
   、 を備えたことを特徴とする曲げ加工装置。