JPH09510325A - 金属フィルムベースに部品を製造する方法 - Google Patents

金属フィルムベースに部品を製造する方法

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Abstract

(57)【要約】 1.キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造する方法であって、以下の工程を含む。すなわち、金属フィルム(10)を第1キャリア(15)に取り付ける工程と、上記金属フィルム(10)を構築する工程と、上記第1キャリア(15)と上記金属フィルム(10)との間の付着力を減少させる工程であって、上記金属フィルム(10)を導通接続させるステップと、上記第1キャリア(15)を上記金属フィルム(10)と一緒に電解質水溶液に浸漬するステップと、上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、上記金属フィルム(10)と上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ工程と、第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)に取り付ける工程と、上記第1キャリア(15)から上記第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)と一緒に引き離す工程と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 金属フィルムベースに部品を製造する方法 本発明は、金属フィルムベースに部品を製造する方法に関するものであって、 特に、キャリアに取り付けられた金属フィルムから成る部品を製造する方法に関 する。 上述のタイプの典型的な部品とは、薄膜型(foil-type)のプラチナ温度センサ のようなセンサであって、一般的にも知られ、多様な目的に使用されている。公 知のプラチナ温度センサの構成は、薄いプラチナのワイヤが曲がりくねった状態 でキャリア薄膜(carrier foil)の上に貼り付けられており、上記キャリア薄膜 は、例えばカプトン(商品名)から成る。このようなセンサの製造は、非常に労 働集約的な作業である。さらに、たとえ使用されている薄膜の寸法が、数平方セ ンチメートルという範囲の比較的大きなものであった場合でも、100 オームまた はそれ以下の範囲の低い抵抗値しか許容できないという事実によって、製造可能 なワイヤの厚みには、さらなる制限や障害が生まれてくる。これに加え、小さな 寸法、例えば1平方センチメートル以下の薄膜で、100 オーム程度の通常の抵抗 値を持つものは、全く実現不可能である。 薄膜型温度センサを例えばニッケルのような卑金属で製造することは公知であ る。なぜなら、この場合には金属フィルムは、キャリア薄膜上に覆われた後に通 常の方法によって構築することができるからである。このような方法は、フォト レジスト技術や化学エッチングを含む。しかしこの場合には、この方法で製造さ れた温度センサの特性が、周知のDIN(ドイツ工業規格),IEC(国際工業 規格)に合致しないという欠点に耐えなければならないことになる。 さらに卑金属は、プラチナが持つ長期間の安定性を持ち合わせてはいない。 プラチナの温度センサが、その特徴的な優れた安定性を持つためには、プラチ ナフィルムの製造途中または製造後に、可能ならば1000°C以上という高温での 温度処理を受ける必要がある。その特徴的な安定性とは、0°CにおいてはR0 であり、抵抗器の温度係数はTKである。 しかしながら、金属フィルムで覆われた薄膜がこの高温処理を受けることは不 可能である。なぜなら、カプトン(商品名),絶縁コーティングされた金属薄膜 (metal foils),ガラス薄膜(glass foils)等から成るキャリア薄膜は、これらの 高温では破壊されてしまうからである。これに加え、薄膜に取り付けられたプラ チナフィルムを構築することは問題が多い。なぜなら、貴金属であるプラチナは 、非常に浸食性の強い溶剤でのみエッチングすることが可能だからである。さら に、薄膜型のキャリアは、抵抗値を望ましい目標値に調整するために必要なトリ ミング工程を行うことを困難にする。このトリミング工程は、例えばレーザー照 射を行うことにより実行される。 ドイツ特許 25 07 731 B2 は、キャリアとしての絶縁体と抵抗材料としての薄 いプラチナ層からなる計測用抵抗器(measurement resistor)を開示している。 この計測用抵抗器は、酸素を含む空気中での陰極スパッタリングによって薄いプ ラチナ層をキャリアに取り付けることにより製造され、このプラチナ層はその後 アニーリングされる。この特許に開示された方法の場合、キャリアはアニーリン グ工程の間に起きる高温に耐えなければならない。 ドイツ特許 41 13 483 は、コンダクタトラック(導電軌道)の製造方法を教 えている。一実施例によれば、この特許が開示する方法は、補助表面のコンダク タトラックと一致する粘着性領域に、導電性材料の粉末を付着させる工程を含ん でいる。その後、その粉末は焼かれ、補助または中間の表面に弱く接着している だけのコンダクタトラックが製造される。その後、最終キャリアがその焼かれた コンダクタトラックのパターンに圧力をかけて取り付けられ、この後キャリアが 補助表面から離され、導電性材料が上記キャリアに接着することになる。 G.Seidel の著書“Gedruckte Schaltungen”,Verlag Technik,Berlin,Ber liner Union,シュツッツガルト 1959 年には、プリント回路に関する種々の製 造モードを開示している。この関連では、様々なプリント技術,電気メッキ技術 ,薄膜エッチング工程が紹介されている。 ドイツ特許公開 39 27 735 A1 は、プラスチック薄膜(plastic foil)に取り 付けられた曲がりくねった薄膜抵抗体(thin-film resistor)から成る輻射温度 計(radiation thermometer)を開示している。ドイツ特許 23 02 615 B2 は、温 度依存式の電気抵抗体とその製造方法を紹介している。この抵抗体は、0以外の 温度係数を持つ曲がりくねったコンダクタトラックから成り、上記コンダクタト ラックは、円筒状の表面を持つ棒上に配置された薄い絶縁薄膜の上に設けられて いる。 文献“e & i”,107,1990 年号,No.5,頁271 〜275 には、厚膜技術又は薄 膜技術によって製造された様々な部品が示されている。文献“etz”,第109 巻( 1988),No.11,頁502 〜507 には、センサ 技術の分野で用いられる、薄膜と厚膜の技術が紹介されている。 ドイツ特許公開 42 18 938 A1 には、抵抗素子の製造方法が開示されており、 その方法には次の工程が含まれている。即ち、重合可能(polymerizable)で導電 性ペースト状の抵抗路(resistor path)をキャリアに塗布する工程と、その塗布 されたキャリアを赤外線炉に通過させることにより上記ペーストの重合を引き起 こす工程である。その後、プラスチックコア(plastic core)がこの塗布済キャ リアの上に圧接され、さらにキャリアがこのプラスチックコアから引き離される 。その結果、上記導電性ペーストから製造された抵抗路は、上記プラスチックコ アの中に残ることになる。ドイツ特許出願 S 39 021 VIb/32b,(1954年5月5 日出願,1955年10月20日公開)には、金属メッキとガラスまたはセラミックとの 間の付着力を高める方法が開示されている。 これらの先行技術を基にして、本発明の目的は、金属フィルムベースに部品を 、その部品の特性が望ましい特性と合致するように製造する方法を提供すること である。 この目的は、請求項1に示された方法と請求項2に示された方法とによって達 成することができる。 第1の方法によれば、本発明は、キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造 する方法であって、 金属フィルムを第1キャリアに取り付ける工程と、 上記金属フィルムを構築する工程と、 上記第1キャリアと上記金属フィルムとの間の付着力を減少させる工程であっ て、 上記金属フィルムを導通接続させるステップと、 上記第1キャリアを上記金属フィルムと一緒に電解質水溶液に浸漬するステッ プと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルムと上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ工程と、 第2キャリアを上記金属フィルムに取り付ける工程と、 上記第1キャリアから上記第2キャリアと上記金属フィルムを一緒に引き離す 工程と、を含む製造方法を提供する。 第2の方法によれば、本発明は、キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造 する方法であって、 金属フィルムを第1キャリアに取り付ける工程と、 上記金属フィルムを構築する工程と、 上記第1キャリアと上記金属フィルムとの間の付着力を減少させる工程であっ て、 上記金属フィルムを導通接続させるステップと、 上記第1キャリアを上記金属フィルムと一緒に電解質水溶液に浸漬するステッ プと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルムと上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ工程と、 第2キャリアを上記金属フィルムに取り付ける工程と、 上記第1キャリアから上記第2キャリアを上記金属フィルムと一緒に引き離す 工程と、 上記第2キャリアに取り付けられた上記金属フィルムを第3キャリアに乗り移 らせる工程と、を備えた製造方法を提供する。 本発明が基礎とする考え方は、本発明において第1キャリアと呼ばれる従来の キャリア材料の上に、ある製造工程までは公知の薄膜または厚膜技術を使って金 属フィルムを製造し、既にアニーリングと通常ならば構築とトリミングとを終え た金属フィルムを第1キャリアと一緒に第2キャリアに移し、次に第1キャリア を引き離すという考え方である。 第2キャリアは、金属フィルムのための新しいキャリアとして使用されること も可能であるし、または金属フィルムを別のキャリアに移動させるための移動媒 体としてのみ使用されることも可能である。 本発明のさらなる展開は、従属請求項の中に示される。 以下に、本発明の望ましい実施例の詳細を、図を参照しながら説明する。 図1A〜1Cは本発明に沿った金属フィルム部品の製造における様々な工程を示 し、 図2A,図2B,図3は本発明に沿って製造された金属フィルム部品の様々な実 施例を示し、 図4は円筒または円柱形の部品とそれを製造するために用いられた構成部品とを 示し、 図5はその中にトリミングの軌道が示された、金属フィルム構造の詳細を示す。 本発明に沿った製造方法は、望ましい実施例を基にして、以下に詳細に説明す る。 図1A〜1Cは、様々な工程後のプラチナフィルム部品の平面図と側面図をそ れぞれ示す。図1Aから分かるように、プラチナフィルム10は、例えばセラミ ック基板などの第1キャリア15に取り付けられる。セラミック基板の代わりに 、ガラス基板または何か別の適当なキャリア材料を用いることも可能である。プ ラチナフィルムは公知の薄膜または厚膜技術によって第1キャリアに取り付けら れる。 プラチナフィルム10は、取り付けられた後に構築される。ここで構築とは、 高温での温度処理(アニーリング工程)や、プラチナフィルムを構築するための イオンビームエッチング工程や、例えば抵抗値を望ましい目標値に調整するため に行われる、プラチナフィルムをトリミングするためのレーザー照射を行う工程 などを含むことができる。 特に温度処理によって、プラチナフィルムは第1キャリアに対してある程度の 付着力を持つ。望ましい実施例においては、この付着力は特別な工程により、実 質的に減少される。この目的のために、完全に構築されたプラチナフィルム10 を持つ第1キャリア15は、導電性溶液に浸漬される。この導電性溶液とは電解 質水溶液である。プラチナフィルム10を持つ第1キャリア15を電解質水溶液 に浸漬する前に、プラチナフィルム10は電気的に導通するように接続され、そ の結果、第1電極を形成する。さらに、第2電極がその水溶液に浸漬される。 続いて、適当な電圧が2つの電極間に流され、その結果、その電気化学回路(e lectrochemical circuit)の中に対応する電流が生じる。これは、プラチナフィ ルム10の上に水素ガスを発生させる原 因になり、これによってプラチナフィルム10が第1キャリア15に付着する力 を弱める結果となる。プラチナフィルム10は、望ましくはその後すすぎ工程で 洗浄されて化学溶液を洗い落とし、その後乾燥される。 導電性溶液とは、望ましくは電解質水溶液である。 一般的に電解質とは、またこの用語が本文中に使用されている意味においては 、電気分解によって個々の物質に分解され、結果的に溶解状態や溶液中で電流を 導通させる物質のことを総称的に表している。ゆえに、上記電解質とは、塩類, 酸類,塩基類を含む。一つの区別法としては、純粋な電解質、即ち例えばNaC lのように、溶解または溶液になる以前にすでにイオンの形で存在するものと、 潜在的な電解質、即ちHClのように、溶液となった時にのみイオンの形になる ものとに区別できる。 この場合に起こる水溶液の電気分解の中では、溶解された電解質に加えて、水 もまた分解工程で役割を果たすことができる。これは、次のような効果をもたら す、即ち、水素が陰極に形成され、一方、使われた電解液によるが、塩素または 酸素が陽極に形成されることになる。 実験の結果、基板に対する金属フィルムの付着力を弱めることは、両方のタイ プの極性の場合に起こることが分かった。すなわち、金属フィルムまたはプラチ ナフィルムが、陰極として使用された場合も陽極として使用された場合も起こる のである。これはまた、次のことを意味する。すなわち、キャリア15に対する 金属フィルム10の付着力を弱めることは、水素が金属フィルム上に形成される 時、つまり上記金属フィルムが陰極として使われた時に起こるだけでな く、酸素または塩素が金属フィルム上に形成される時、つまり上記金属フィルム が陽極として使われた時にも起こるのである。 例えばNaClが使用された時にできるナトリウムによる金属フィルム10の 汚染を避ける目的で、使用される電解質水溶液とは、HClまたはHNO3が望 ましく、金属フィルム10は陰極として使われるのが望ましい。 金属フィルムは、このような方法で前処理されており、望ましくはプラチナフ ィルム10を意味するが、その後これに第2キャリアに相当する薄膜20が取り 付けられる。この薄膜20は所定の付着性を有し、プラチナフィルム10は薄膜 20に対して接着する。その後、第2キャリアを構成する薄膜20はプラチナフ ィルム10とともに第1キャリア15からはぎとられ、引き離される(図1C) 。 望ましい実施例によれば、第2キャリアは薄膜であることが望ましい。この薄 膜は、例えばカプトン(商品名),テフロン(商品名),ポリイミド等のプラス チック材料から成るのが望ましい。代わりに、第2キャリアは、電気的に絶縁コ ーティングが施された金属薄膜で構成してもよい。さらに、第2キャリアは、セ ラミック,ガラス,不動態化シリコン(passivated silicon)等から作られた特 殊なキャリアであっても良い。 金属フィルムは、薄膜技術を使って、平面層(planar layer)として第1キャ リアに取り付けても良い。これを実現する公知の方法としては、蒸着,スパッタ リング,薄膜スクリーン印刷等が挙げられる。所望の構造を製造するために、平 面層として取り付けられたプラチナフィルムは、例えばイオンビームエッチング ,レーザー照 射等、種々の方法で構築される。これら一連の工程は、小さい表面上に高抵抗セ ンサを作る場合に望ましい。 別の方法として、金属フィルムは第1キャリアに対し、厚膜または薄膜スクリ ーン印刷の技術を使って、抵抗構築物(resistance structure)として取り付け られても良い。これは特に、目的となるセンサが大きな面積を持つセンサである 場合に有利である。さらに、プラチナフィルムは、厚膜技術と薄膜技術とを組み 合わせることによって、第1キャリア上に形成することもできる。この場合は、 基礎コーティングと構築は薄膜技術を使って行われ、必要になるであろう接点補 強は厚膜技術を使って行われる。さらに、金属フィルムは第1キャリア上に、コ ンタクトワイヤまたはコンタクトリボンが付けられた状態で供給されても良い。 この方法は、例えば個々の部品がライン状に配置されている時等に有利である。 第2キャリアは金属構築物のための新たなキャリアとして用いることができる 。これは、この装置が薄膜温度センサ(foil temperature sensor)として用いら れるときに有利である。これに代えて、上記第2キャリアはまた、「転写画」の ような技術を用いて、さらなるキャリアに載り移すことも可能である。この技術 は、例えばプラチナフィルム製造の途中で起こる変形には耐えられないであろう シリコンチップの中に、金属構築物を集積させるために用いることができる。 図2Aは金属フィルム10と、第2キャリアに相当する薄膜20とが、例えば シリコンチップまたはガラスから成る第3キャリアに取り付けられた状態の金属 フィルム部品を示す。図2Bから分かるように、金属フィルム10と薄膜20の 組み合わせを取り付けた後 にこの第2薄膜を取り外すことができる。第3キャリア30はこの時、金属フィ ルムのための新たなキャリアとなる。この新たなキャリアは、この後、さらなる 工程を施されることができる。例えば、第3キャリアは背面をエッチングされて キャリアの厚みを減少させることも可能である(図2B)。この方法は、「高速 」センサを製造するのに有利である。このタイプのセンサは、例えばガスフロー の検出や、自動車における空気量測定などに用いられている。 もし、図2Bに見られるように、金属フィルム10が第3キャリア30に移っ た後で、第2キャリア20が引き離されるならば、「上部」の保護層を種々の方 法でプラチナフィルムに取り付けることができる。この保護層は例えばスクリー ン印刷,スパッタリング等の手法を用いて取り付けることができるし、またはカ ウンタ薄膜(counterfoil)の形で取り付けることができる。さらに、上記保護層 は、種々の材料で構成することができる。 図3は、金属フィルム10と、第2薄膜を構成する乗り写し薄膜(transfer fo il)20とが、キャリア薄膜(carrier foil)40に取り付けられた金属フィル ム部品を示す。この場合、第2キャリアすなわち乗り写し薄膜20は、金属フィ ルムをキャリア薄膜40に取り付けた後に、引き離されることも、そのままの状 態で留まることも可能である。 第3キャリアは種々の形態を取ることができる。望ましい実施例によれば、第 3キャリア(薄膜40)は平面状で、一面は移し替えられるべき金属フィルムで 覆われている。代わりに、この平面状の第3キャリアは、その両面すなわち表面 と裏面が金属フィルムで覆われていても良い。この場合、同一または異質の金属 フィルムが、 表面と裏面に取り付けられてもよい。もし異質の金属フィルムが表面と裏面とに 取り付けられる場合には、これらの金属フィルムは、材料および構造において異 なっていてもよい。 図4に示されたさらなる実施例によれば、第3キャリアは円筒または円柱形の 形状を持つ。図4は、第3キャリアを構成する円筒または円柱形キャリア45と 、第2キャリアを構成する薄膜20と、薄膜20に取り付けられた金属フィルム 10とを、分離状態と組立状態において示している。組立状態においては、金属 フィルムは円筒または円柱形キャリアの円周面を覆うように取り付けられている 。さらにこの実施例の場合、金属フィルムは第3キャリアに取り付けられた後に 、外側保護層によって覆われても良い。この外側保護層とは、例えば薄肉チュー ブ(thin-walled tube)状の形状を持つ。 第3キャリアと保護層は、同一または異質の材料、例えばセラミックやガラス のような材料で構成されてもよい。図4はさらに、円筒形エレメントのラジアル 接触子55を示し、ここではこれら接触子は、シリンダーの一端側に配置されて いる。これに代えて、対向する位置関係に配置された軸方向接触子を設けること も可能である。このような円筒または円柱形の部品は、通常、円環状センサ(cir cular sensor)と呼ばれている。 図5は、プラチナフィルムの構造を詳細に示す。このような構造は、例えばイ オンビームエッチング法を用いて金属フィルムを構築する工程の間に得ることが でる。上記構造においては、トリミングポイントは、細密なトリミング50また は粗いトリミング60がレーザー照射によって実行可能な場所に設定され、抵抗 体を所望の目的値に調整する。 本発明に沿った方法によって製造された個々のセンサは、一つの抵抗体(プラ チナ温度センサ,発熱体等)から構成されることも可能であるし、あるいは複数 の個々の要素の相互接続や結合から構成されることも可能である。複数の個々の 要素は、例えば、フローセンサ,ガスセンサ,湿度センサ等で必要とされる。個 々の要素の寸法は、典型的には20〜50mmの間である。しかし、この寸法か らかなり逸脱した寸法であっても、同様に可能である。 金属フィルムは、プラチナ,ロジウム,イリジウムに限らず、例えばプラチナ ・ロジウムなどのプラチナ合金で構成されても良いし、他の金属、例えばニッケ ルや他の合金から構成されても良い。
【手続補正書】 【提出日】1997年2月3日 【補正内容】 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)請求の範囲を別紙の通り補正する。 (3)図面(全図)を別紙の通り補正する。 明細書 金属フィルムベースに部品を製造する方法 本発明は、金属フィルムベースに部品を製造する方法に関するものであって、 特に、キャリアに取り付けられた金属フィルムから成る部品を製造する方法に関 する。 上述のタイプの典型的な部品とは、薄膜型(foil-type)のプラチナ温度センサ のようなセンサであって、一般的にも知られ、多様な目的に使用されている。公 知のプラチナ温度センサの構成は、薄いプラチナのワイヤが曲がりくねった状態 でキャリア薄膜(carrier foil)の上に貼り付けられており、上記キャリア薄膜 は、例えばカプトン(商品名)から成る。このようなセンサの製造は、非常に労 働集約的な作業である。さらに、たとえ使用されている薄膜の寸法が、数平方セ ンチメートルという範囲の比較的大きなものであった場合でも、100 オームまた はそれ以下の範囲の低い抵抗値しか許容できないという事実によって、製造可能 なワイヤの厚みには、さらなる制限や障害が生まれてくる。これに加え、小さな 寸法、例えば1平方センチメートル以下の薄膜で、100 オーム程度の通常の抵抗 値を持つものは、全く実現不可能である。 薄膜型温度センサを例えばニッケルのような卑金属で製造することは公知であ る。なぜなら、この場合には金属フィルムは、キャリア薄膜上に覆われた後に通 常の方法によって構築することができるからである。このような方法は、フォト レジスト技術や化学エッチングを含む。しかしこの場合には、この方法で製造さ れた温度センサの特性が、周知のDIN(ドイツ工業規格),IEC(国際工業 規格)に合致しないという欠点に耐えなければならないことになる。 さらに卑金属は、プラチナが持つ長期間の安定性を持ち合わせてはいない。 プラチナの温度センサが、その特徴的な優れた安定性を持つためには、プラチ ナフィルムの製造途中または製造後に、可能ならば1000°C以上という高温での 温度処理を受ける必要がある。その特徴的な安定性とは、0°CにおいてはR0 であり、抵抗器の温度係数はTKである。 しかしながら、金属フィルムで覆われた薄膜がこの高温処理を受けることは不 可能である。なぜなら、カプトン(商品名),絶縁コーティングされた金属薄膜 (metal foils),ガラス薄膜(glass foils)等から成るキャリア薄膜は、これらの 高温では破壊されてしまうからである。これに加え、薄膜に取り付けられたプラ チナフィルムを構築することは問題が多い。なぜなら、貴金属であるプラチナは 、非常に浸食性の強い溶剤でのみエッチングすることが可能だからである。さら に、薄膜型のキャリアは、抵抗値を望ましい目標値に調整するために必要なトリ ミング工程を行うことを困難にする。このトリミング工程は、例えばレーザー照 射を行うことにより実行される。 ドイツ特許 25 07 731 B2 は、キャリアとしての絶縁体と抵抗材料としての薄 いプラチナ層からなる計測用抵抗器(measurement resistor)を開示している。 この計測用抵抗器は、酸素を含む空気中での陰極スパッタリングによって薄いプ ラチナ層をキャリアに取り付けることにより製造され、このプラチナ層はその後 アニーリングされる。この特許に開示された方法の場合、キャリアはアニーリン グ工程の間に起きる高温に耐えなければならない。 ドイツ特許 41 13 483 は、コンダクタトラック(導電軌道)の製造方法を教 えている。一実施例によれば、この特許が開示する方法は、補助表面のコンダク タトラックと一致する粘着性領域に、導電性材料の粉末を付着させる工程を含ん でいる。その後、その粉末は焼かれ、補助または中間の表面に弱く接着している だけのコンダクタトラックが製造される。その後、最終キャリアがその焼かれた コンダクタトラックのパターンに圧力をかけて取り付けられ、この後キャリアが 補助表面から離され、導電性材料が上記キャリアに接着することになる。 G.Seidel の著書“Gedruckte Schaltungen”,Verlag Technik,Berlin,Ber liner Union,シュツッツガルト 1959 年には、プリント回路に関する種々の製 造モードを開示している。この関連では、様々なプリント技術,電気メッキ技術 ,薄膜エッチング工程が紹介されている。 ドイツ特許公開 39 27 735 A1 は、プラスチック薄膜(plastic foil)に取り 付けられた曲がりくねった薄膜抵抗体(thin-film resistor)から成る輻射温度 計(radiation thermometer)を開示している。ドイツ特許 23 02 615 B2 は、温 度依存式の電気抵抗体とその製造方法を紹介している。この抵抗体は、0以外の 温度係数を持つ曲がりくねったコンダクタトラックから成り、上記コンダクタト ラックは、円筒状の表面を持つ棒上に配置された薄い絶縁薄膜の上に設けられて いる。 文献“e & i”,107,1990 年号,No.5,頁271 〜275 には、厚膜技術又は薄 膜技術によって製造された様々な部品が示されている。文献“etz”,第109 巻( 1988),No.11,頁502 〜507 には、センサ 技術の分野で用いられる、薄膜と厚膜の技術か紹介されている。 ドイツ特許公開 42 18 938 A1 には、抵抗素子の製造方法が開示されており、 その方法には次の工程が含まれている。即ち、重合可能(polymerizable)で導電 性ペースト状の抵抗路(resistor path)をキャリアに塗布する工程と、その塗布 されたキャリアを赤外線炉に通過させることにより上記ペーストの重合を引き起 こす工程である。その後、プラスチックコア(plastic core)がこの塗布済キャ リアの上に圧接され、さらにキャリアがこのプラスチックコアから引き離される 。その結果、上記導電性ペーストから製造された抵抗路は、上記プラスチックコ アの中に残ることになる。ドイツ特許出願 S 39 021 VIb/32b,(1954年5月5 日出願,1955年10月20日公開)には、金属メッキとガラスまたはセラミックとの 間の付着力を高める方法が開示されている。 これらの先行技術を基にして、本発明の目的は、金属フィルムベースに部品を 、その部品の特性が望ましい特性と合致するように製造する方法を提供すること である。 この目的は、請求項1に示された方法と請求項2に示された方法とによって達 成することができる。 第1の方法によれば、本発明は、キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造 する方法であって、 金属フィルムを第1キャリアに取り付ける工程と、 上記金属フィルムを構築する工程と、 上記第1キャリアと上記金属フィルムとの間の付着力を減少させる工程であっ て、 上記金属フィルムを導通接続させるステップと、 上記第1キャリアを上記金属フィルムと一緒に電解質水溶液に浸漬するステッ プと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルムと上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ工程と、 第2キャリアを上記金属フィルムに取り付ける工程と、 上記第1キャリアから上記第2キャリアと上記金属フィルムを一緒に引き離す 工程と、を含む製造方法を提供する。 第2の方法によれば、本発明は、キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造 する方法であって、 金属フィルムを第1キャリアに取り付ける工程と、 上記金属フィルムを構築する工程と、 上記第1キャリアと上記金属フィルムとの間の付着力を減少させる工程であっ て、 上記金属フィルムを導通接続させるステップと、 上記第1キャリアを上記金属フィルムと一緒に電解質水溶液に浸漬するステッ プと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルムと上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ工程と、 第2キャリアを上記金属フィルムに取り付ける工程と、 上記第1キャリアから上記第2キャリアを上記金属フィルムと一緒に引き離す 工程と、 上記第2キャリアに取り付けられた上記金属フィルムを第3キャリアに乗り移 らせる工程と、を備えた製造方法を提供する。 本発明が基礎とする考え方は、本発明において第1キャリアと呼ばれる従来の キャリア材料の上に、ある製造工程までは公知の薄膜または厚膜技術を使って金 属フィルムを製造し、既にアニーリングと通常ならば構築とトリミングとを終え た金属フィルムを第1キャリアと一緒に第2キャリアに移し、次に第1キャリア を引き離すという考え方である。 第2キャリアは、金属フィルムのための新しいキャリアとして使用されること も可能であるし、または金属フィルムを別のキャリアに移動させるための移動媒 体としてのみ使用されることも可能である。 本発明のさらなる展開は、従属請求項の中に示される。 以下に、本発明の望ましい実施例の詳細を、図を参照しながら説明する。 図1〜図3は本発明に沿った金属フィルム部品の製造における様々な工程を示 し、(A),(B)はその平面図と断面図であり、 図4〜図6は本発明に沿って製造された金属フィルム部品の様々な実施例を示 し、(A),(B)はその平面図と断面図であり、 図7〜図10は円筒または円柱形の部品とそれを製造するために用いられた構 成部品であって、図7は第2キャリアの平面図,図8は第3キャリアの斜視図, 図9は第3キャリアに第2キャリアを巻き付けた状態の側面図,図10は円筒形 エレメントに接触子を取り付けた状態の斜視図 を示し、 図11はその中にトリミングの軌道が示された、金属フィルム構造の詳細を示 す。 本発明に沿った製造方法は、望ましい実施例を基にして、以下に詳細に説明す る。 図1〜図3は、様々な工程後の金属フィルム部品の平面図と側面図をそれぞれ 示す。図1から分かるように、プラチナフィルムなどの金属フィルム10は、例 えばセラミック基板などの第1キャリア15に取り付けられる。セラミック基板 の代わりに、ガラス基板または何か別の適当なキャリア材料を用いることも可能 である。金属フィルム10は公知の薄膜または厚膜技術によって第1キャリア に取り付けられる。 金属フィルム10は、取り付けられた後に構築される。ここで構築とは、高温 での温度処理(アニーリング工程)や、金属フィルムを構築するためのイオンビ ームエッチング工程や、例えば抵抗値を望ましい目標値に調整するために行われ る、金属フィルムをトリミングするためのレーザー照射を行う工程などを含むこ とができる。 特に温度処理によって、金属フィルム10は第1キャリア15に対してある程 度の付着力を持つ。望ましい実施例においては、この付着力は特別な工程により 、実質的に減少される。この目的のために、完全に構築された金属フィルム10 を持つ第1キャリア15は、導電性溶液に浸漬される。この導電性溶液とは電解 質水溶液である。金属フィルム10を持つ第1キャリア15を電解質水溶液に浸 漬する前に、金属フィルム10は電気的に導通するように接続され、その結果、 第1電極を形成する。さらに、第2電極がその水溶液に浸漬される。 続いて、適当な電圧が2つの電極間に流され、その結果、その電 気化学回路(electrochemical circuit)の中に対応する電流が生じる。これは、金属フィルム 10の上に水素ガスを発生させる原因になり、これによって金属フ ィルム 10が第1キャリア15に付着する力を弱める結果となる。金属フィルム 10は、望ましくはその後すすぎ工程で洗浄されて化学溶液を洗い落とし、その 後乾燥される。 導電性溶液とは、望ましくは電解質水溶液である。 一般的に電解質とは、またこの用語が本文中に使用されている意味においては 、電気分解によって個々の物質に分解され、結果的に溶解状態や溶液中で電流を 導通させる物質のことを総称的に表している。ゆえに、上記電解質とは、塩類, 酸類,塩基類を含む。一つの区別法としては、純粋な電解質、即ち例えばNaC lのように、溶解または溶液になる以前にすでにイオンの形で存在するものと、 潜在的な電解質、即ちHClのように、溶液となった時にのみイオンの形になる ものとに区別できる。 この場合に起こる水溶液の電気分解の中では、溶解された電解質に加えて、水 もまた分解工程で役割を果たすことができる。これは、次のような効果をもたら す即ち、水素が陰極に形成され、一方、使われた電解液によるが、塩素または 酸素が陽極に形成されることになる。 実験の結果、基板15に対する金属フィルム10の付着力を弱めることは、両 方のタイプの極性の場合に起こることが分かった。すなわち、金属フィルム10 が、陰極として使用された場合も陽極として使用された場合も起こるのである。 これはまた、次のことを意味する。すなわち、キャリア15に対する金属フィル ム10の付着力を弱めることは、水素が金属フィルム10上に形成される時、つ まり上記金属フィルム10が陰極として使われた時に起こるだけでなく、酸素ま たは塩素が金属フィルム10上に形成される時、つまり上記金属フィルム10が 陽極として使われた時にも起こるのである。 例えばNaClが使用された時にできるナトリウムによる金属フィルム10の 汚染を避ける目的で、使用される電解質水溶液とは、HClまたはHNO3が望 ましく、金属フィルム10は陰極として使われるのが望ましい。 金属フィルム10は、このような方法で前処理されており、望ましくはプラチ ナフィルム10を意味するが、その後これに第2キャリアに相当する薄膜20が 取り付けられる。この薄膜20は所定の付着性を有し、金属フィルム10は薄膜 20に対して接着する。その後、第2キャリアを構成する薄膜20は金属フィル 10とともに第1キャリア15からはぎとられ、引き離される(図3)。 望ましい実施例によれば、第2キャリア20は薄膜であることが望ましい。こ の薄膜は、例えばカプトン(商品名),テフロン(商品名),ポリイミド等のプ ラスチック材料から成るのが望ましい。代わりに、第2キャリア20は、電気的 に絶縁コーティングが施された金属薄膜で構成してもよい。さらに、第2キャリ ア20は、セラミック,ガラス,不動態化シリコン(passivated silicon)等か ら作られた特殊なキャリアであっても良い。 金属フィルム10は、薄膜技術を使って、平面層(planar layer)として第1キ ャリア15に取り付けても良い。これを実現する公知の方法としては、蒸着,ス パッタリング,薄膜スクリーン 印刷等が挙げられる。所望の構造を製造するために、平面層として取り付けられ た金属フィルムは、例えばイオンビームエッチング,レーザー照射等、種々の方 法で構築される。これら一連の工程は、小さい表面上に高抵抗センサを作る場合 に望ましい。 別の方法として、金属フィルム10は第1キャリア15に対し、厚膜または薄 膜スクリーン印刷の技術を使って、抵抗構築物(resistance structure)として 取り付けられても良い。これは特に、目的となるセンサが大きな面積を持つセン サである場合に有利である。さらに、金属フィルム10は、厚膜技術と薄膜技術 とを組み合わせることによって、第1キャリア15上に形成することもできる。 この場合は、基礎コーティングと構築は薄膜技術を使って行われ、必要になるで あろう接点補強は厚膜技術を使って行われる。さらに、金属フィルム10は第1 キャリア15上に、コンタクトワイヤまたはコンタクトリボンが付けられた状態 で供給されても良い。この方法は、例えば個々の部品がライン状に配置されてい る時等に有利である。 第2キャリア20は金属構築物のための新たなキャリアとして用いることがで きる。これは、この装置が薄膜温度センサ(foil temperature sensor)として用 いられるときに有利である。これに代えて、上記第2キャリア20はまた、「転 写画」のような技術を用いて、さらなるキャリアに載り移すことも可能である。 この技術は、例えばプラチナフィルム製造の途中で起こる変形には耐えられない であろうシリコンチップの中に、金属構築物を集積させるために用いることがで きる。 図4は金属フィルム10と、第2キャリアに相当する薄膜20と が、例えばシリコンチップまたはガラスから成る第3キャリア30に取り付けら れた状態の金属フィルム部品を示す。図5から分かるように、金属フィルム10 と薄膜20の組み合わせを取り付けた後にこの第2薄膜20を取り外すことがで きる。第3キャリア30はこの時、金属フィルム10のための新たなキャリアと なる。この新たなキャリア30は、この後、さらなる工程を施されることができ る。例えば、第3キャリア30は背面をエッチングされてキャリアの厚みを減少 させることも可能である(図5)。この方法は、「高速」センサを製造するのに 有利である。このタイプのセンサは、例えばガスフローの検出や、自動車におけ る空気量測定などに用いられている。 もし、図5に見られるように、金属フィルム10が第3キャリア30に移った 後で、第2キャリア20が引き離されるならば、「上部」の保護層を種々の方法 で金属フィルム10に取り付けることができる。この保護層は例えばスクリーン 印刷,スパッタリング等の手法を用いて取り付けることができるし、またはカウ ンタ薄膜(counterfoil)の形で取り付けることができる。さらに、上記保護層は 、種々の材料で構成することができる。 図6は、金属フィルム10と、第2薄膜を構成する乗り写し薄膜(transfer fo il)20とが、キャリア薄膜(carrier foil)40に取り付けられた金属フィル ム部品を示す。この場合、第2キャリアすなわち乗り写し薄膜20は、金属フィ ルム10をキャリア薄膜40に取り付けた後に、引き離されることも、そのまま の状態で留まることも可能である。 第3キャリアは種々の形態を取ることができる。望ましい実施例 によれば、第3キャリア(薄膜40)は平面状で、一面は移し替えられるべき金 属フィルム10で覆われている。代わりに、この平面状の第3キャリア40は、 その両面すなわち表面と裏面が金属フィルムで覆われていても良い。この場合、 同一または異質の金属フィルムが、表面と裏面に取り付けられてもよい。もし異 質の金属フィルムが表面と裏面とに取り付けられる場合には、これらの金属フィ ルムは、材料および構造において異なっていてもよい。 図7〜図10に示されたさらなる実施例によれば、第3キャリア45は円筒ま たは円柱形の形状を持つ。図7〜図10は、第3キャリアを構成する円筒または 円柱形キャリア45と、第2キャリアを構成する薄膜20と、薄膜20に取り付 けられた金属フィルム10とを、分離状態と組立状態において示している。組立 状態においては、金属フィルム10は円筒または円柱形キャリア45の円周面を 覆うように取り付けられている。さらにこの実施例の場合、図9のように第3キ ャリア45に薄膜20を巻き付けて金属フィルム10を第3キャリアに取り付け た後、薄膜20を引き剥がし、金属フィルム10を外側保護層によって覆っても よい。 この外側保護層とは、例えば薄肉チューブ(thin-walled tube)状の形状 を持つ。 第3キャリア45と保護層は、同一または異質の材料、例えばセラミックやガ ラスのような材料で構成されてもよい。図10はさらに、円筒形エレメントのラ ジアル接触子55を示し、ここではこれら接触子55は、円筒形エレメントの一 端側に配置されている。これに代えて、対向する位置関係に配置された軸方向接 触子を設けることも可能である。このような円筒または円柱形の部品は、通常、円形 センサ(circular sensor)と呼ばれている。 図11は、金属フィルムの構造を詳細に示す。このような構造は、例えばイオ ンビームエッチング法を用いて金属フィルムを構築する工程の間に得ることがで る。上記構造においては、トリミングポイントは、細密なトリミング50または 粗いトリミング60がレーザー照射によって実行可能な場所に設定され、抵抗体 を所望の目的値に調整する。 本発明に沿った方法によって製造された個々のセンサは、一つの抵抗体(プラ チナ温度センサ,発熱体等)から構成されることも可能であるし、あるいは複数 の個々の要素の相互接続や結合から構成されることも可能である。複数の個々の 要素は、例えば、フローセンサ,ガスセンサ,湿度センサ等で必要とされる。個 々の要素の寸法は、典型的には20〜50mmの間である。しかし、この寸法か らかなり逸脱した寸法であっても、同様に可能である。 金属フィルムは、プラチナ,ロジウム,イリジウムに限らず、例えばプラチナ ・ロジウムなどのプラチナ合金で構成されても良いし、他の金属、例えばニッケ ルや他の合金から構成されても良い。 〔特許請求の範囲〕 1.キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造する方法であって、 金属フィルム(10)を第1キャリア(15)に取り付ける工程と、 上記金属フィルム(10)を構築する工程と、 上記第1キャリア(15)と上記金属フィルム(10)との間の付着力を減少 させる工程であって、 上記金属フィルム(10)を導通接続させるステップと、 上記第1キャリア(15)を上記金属フィルム(10)と一緒に電解質水溶液 に浸漬するステップと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルム(10)と上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ 工程と、 第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)に取り付ける工程と、 上記第1キャリア(15)から上記第2キャリア(20)を上記金属フィルム (10)と一緒に引き離す工程と、を備えた製造方法。 2.キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造する方法であって、 金属フィルム(10)を第1キャリア(15)に取り付ける工程と、 上記金属フィルム(10)を構築する工程と、 上記第1キャリア(15)と上記金属フィルム(10)との間付着力を減少さ せる工程であって、 上記金属フィルム(10)を導通接続させるステップと、 上記第1キャリア(15)を上記金属フィルム(10)と一緒に電解質水溶液 に浸漬するステップと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルム(10)と上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ 工程と、 第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)に取り付ける工程と、 上記第1キャリア(15)から上記第2キャリア(20)を上記金属フィルム (10)と一緒に引き離す工程と、 上記第2キャリア(20)に取り付けられた上記金属フィルム(10)を第3 キャリア(30,40,45)に乗り移らせる工程と、を備えた製造方法。 3.請求項1または2に記載の製造方法であって、上記金属フィルム(10)は プラチナフィルム,ロジウムフィルム,イリジウムフィルム,ニッケルフィルム ,またはこれら金属の合金からなるフィルムである 製造方法。 4.請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法であって、上記第1キャリア( 15)はセラミック基板またはガラス基板である 製造方法。 5.請求項1乃至4のいずれかに記載の製造方法であって、上記第2キャリア( 20)はプラスチック材料の薄膜,絶縁コーティングを施された金属薄膜,セラ ミックキャリア,ガラスまたは不動態化シリコンからなる 製造方法。 6.請求項2を引用する請求項3乃至5のいずれかに記載の製造方法であって、上記第3キャリア(30,40)は平面状であり、その一面または両面に金属フ ィルム(10)が取り付けられる 製造方法。 7.請求項2に記載の製造方法であって、上記第2キャリア(20)はプラスチ ック材料の薄膜または絶縁コーティングを施された金属薄膜からなり、上記第3 キャリア(45)は円筒または円柱形であり、その円周面に金属フィルム(10 )が取り付けられる 製造方法。 8.請求項2を引用する請求項3乃至7のいずれかに記載の製造方法であって、 上記第3キャリア(30,40,45)はシリコンまたはガラスからなる 製造方 法。 9.請求項2を引用する請求項3乃至8のいずれかに記載の製造方法であって、 上記金属フィルム(10)を上記第3キャリア(30,45)に取り付ける工程 の後に、上記第2キャリア(20)が金属フィルム(10)から引き離される 製 造方法。 10.請求項9に記載の製造方法であって、上記第2キャリア(20)が引き離 された後に、保護層が金属フィルム(10)に取り付けられる 製造方法。 11.請求項1乃至10のいずれかに記載の製造方法であって、上記金属フィル ム(10)の構築工程は、イオンビームエッチング,レーザー照射によるトリミ ングまたは高温での温度処理を含む 製造方法。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造する方法であって、 金属フィルム(10)を第1キャリア(15)に取り付ける工程と、 上記金属フィルム(10)を構築する工程と、 上記第1キャリア(15)と上記金属フィルム(10)との間の付着力を減少 させる工程であって、 上記金属フィルム(10)を導通接続させるステップと、 上記第1キャリア(15)を上記金属フィルム(10)と一緒に電解質水溶液 に浸漬するステップと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルム(10)と上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ 工程と、 第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)に取り付ける工程と、 上記第1キャリア(15)から上記第2キャリア(20)を上記金属フィルム (10)と一緒に引き離す工程と、を備えた製造方法。 2.キャリア上の金属フィルムを含む部品を製造する方法であって、 金属フィルム(10)を第1キャリア(15)に取り付ける工程と、 上記金属フィルム(10)を構築する工程と、 上記第1キャリア(15)と上記金属フィルム(10)との間付着力を減少さ せる工程であって、 上記金属フィルム(10)を導通接続させるステップと、 上記第1キャリア(15)を上記金属フィルム(10)と一緒に電解質水溶液 に浸漬するステップと、 上記電解質水溶液の中に電極を浸漬するステップと、 上記金属フィルム(10)と上記電極との間に電圧をかけるステップとを持つ 工程と、 第2キャリア(20)を上記金属フィルム(10)に取り付ける工程と、 上記第1キャリア(15)から上記第2キャリア(20)を上記金属フィルム (10)と一緒に引き離す工程と、 上記第2キャリア(20)に取り付けられた上記金属フィルム(10)を第3 キャリア(30,40,45)に乗り移らせる工程と、を備えた製造方法。 3.請求項1または2に記載の製造方法であって、上記金属フィルム(10)は プラチナフィルムである製造方法。 4.請求項1または2に記載の製造方法であって、上記金属フィルム(10)は ロジウムフィルム,イリジウムフィルム,ニッケルフィルム,またはこれら金属 の合金から成るフィルムである製造方法。 5.請求項1乃至4のいずれかに記載の製造方法であって、上記第1キャリア( 15)はセラミック基板またはガラス基板である製造方法。 6.請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法であって、上記第2キャリア( 20)はプラスチック材料の薄膜である製造方法。 7.請求項6に記載の製造方法であって、上記プラスチック材料はカプトン(商 品名),テフロン(商品名),またはポリイミドである製造方法。 8.請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法であって、上記第2キャリア( 20)は絶縁コーティングを施された金属薄膜である製造方法。 9.請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法であって、上記第2キャリア( 20)はセラミックキャリアである製造方法。 10.請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法であって、上記第2キャリア (20)はガラスまたは不動態化シリコンから成る製造方法。 11.請求項2を引用する請求項3乃至10のいずれかに記載の製造方法であっ て、上記第3キャリア(30,40)は平面状であり、その一面または両面に金 属フィルム(10)が取り付けられている製造方法。 12.請求項2を引用する請求項6乃至8のいずれかに記載の製造方法であって 、上記第3キャリア(45)は円筒または円柱形であり、その円周面に金属フィ ルム(10)が取り付けられている製造方法。 13.請求項2を引用する請求項3乃至12のいずれかに記載の製造方法であっ て、上記第3キャリア(30,40,45)はシリコンから成る製造方法。 14.請求項2を引用する請求項3乃至12のいずれかに記載の製造方法であっ て、上記第3キャリア(30,40,45)はガラスから成る製造方法。 15.請求項2を引用する請求項3乃至14のいずれかに記載の製造方法であっ て、上記金属フィルム(10)を上記第3キャリア(30,45)に取り付ける 工程の後に、上記第2キャリア(20)が金属フィルム(10)から引き離され る製造方法。 16.請求項15に記載の製造方法であって、上記第2キャリア(20)が引き 離された後に、保護層が金属フィルム(10)に取り付けられる製造方法。 17.請求項16に記載の製造方法であって、上記保護層は、スクリーン印刷ま たはスパッタリングにより取り付けられる薄膜である製造方法。 18.請求項1乃至17のいずれかに記載の製造方法であって、上記金属フィル ム(10)は上記第1キャリア(15)に、厚膜技術を用いて構築物として取り 付けられるか、または薄膜技術を用いて平面層または構築物として取り付けられ る製造方法。 19.請求項1乃至18のいずれかに記載の製造方法であって、上記金属フィル ム(10)の構築工程は、イオンビームエッチングを含む製造方法。 20.請求項1乃至19のいずれかに記載の製造方法であって、上記金属フィル ム(10)の構築工程は、レーザー照射を含む製造方法。 21.請求項1乃至20のいずれかに記載の製造方法であって、上 記金属フィルム(10)は、その構築前,構築中,構築後のいずれか、またはこ れらを通して、高温での温度処理を施される製造方法。
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