JPH09509869A - 再定着可能な外科用の管状体及びケーブル用拘束具 - Google Patents

再定着可能な外科用の管状体及びケーブル用拘束具

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、管状体及びケーブル用拘束具(1)であって、表面(68)への付着に適した接着剤のコーティング(18)を下側に有する柔軟性材料の付着用ストリップ(16);固定端(65、82)、再定置可能端(96)及び前記固定端(65、82)と前記再定置可能端(96)との間の橋架セクション(60)を有し、前記固定端において剥離を阻止するように切断されている柔軟性材料の保持用ストリップ(22);前記拘束具(1)の少なくとも各端部において前記保持用ストリップ(22)の底面と前記付着用ストリップ(16)の上面との間に存在する接着剤層(12);並びにフィンガータブ(13)を含む管状体及びケーブル用拘束具を提供する。本発明はまた、管状体及びケーブル用拘束具(202)が付着している外科用ドレープ(200)及びガウンをも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 再定着可能な外科用の管状体及びケーブル用拘束具 発明の分野 本発明は、患者の体や外科用ドレープ又はガウンに管状体やケーブルを一時的 に定着するために用いられる管状体及びケーブル用拘束具に関する。本発明はま た、このような拘束具が付着している外科用ドレープ及びガウンにも関する。 発明の背景 患者の体や外科用ドレープ又はガウンに細長い管状体又はケーブル(以降、本 明細書では一般的に「管状体」と呼ぶ場合がある)を経済的に定着又は拘束する 必要性が高い。例えば、供給用の管状体又はその他のケーブルを患者に定着する こと、潅注用及び排液用の管状体を患者又は患者のベッドに定着すること、或い はその他の管状体及び/又はケーブルを外科用ドレープに定着することができ、 これらの管状体及び/又はケーブルを組織的に且つ手術現場の邪魔にならないよ うに保持しておく拘束具(restraint)が必要である。 管状体やケーブルの種類によって、その管状体やケーブルが拘束具を通して容 易に調整されることが望ましい場合がある。「調整される」又は「調整可能な」 とは、管状体又はケーブルが、望ましい力に応じて拘束具を通して滑ることがで きることを意味する。このため、拘束具のいずれかの側にさらに長い管状体やケ ーブルが必要である場合には、管状体又はケーブルを容易に調整することができ る。場合によっては、管状体やケーブルの調整を制限し、管状体やケーブルが拘 束具を通して容易には滑ることができないようにすべ きである。 また、管状体やケーブルを切断することなく拘束具から容易に除去又は解放す ることも望まれる。好ましくは、管状体やケーブルを、拘束具を損なうことなく 拘束具から容易に除去又は解放すべきである。より好ましくは、管状体又はケー ブル用拘束具は再定着可能である。「再定着可能(refastenable)」とは、管状体 又はケーブル用拘束具による管状体及び/又はケーブルの固定(securing)及び解 放が複数回可能であることを意味する。これは、ケーブルを一回だけ固定する機 能しかない拘束具(すなわち、ケーブルの解放によって固定手段又はケーブルの 団結性のいずれかが破壊されてしまうもの)とは対照的である。さらに、好適な 管状体やケーブル用拘束具は片手だけで容易に使用されるべきである。このこと により、ユーザーは、一方の手で1本又は2本以上の管状物やケーブルを掴みな がら、他方の手で拘束具を操作することができる。最も好ましくは、管状体やケ ーブル用拘束具は、手袋をした片手で容易に使用されるべきである。 残念ながら、これらの要件を達成できる多能な管状体及びケーブル用拘束具を 製造しようとする試みは失敗に終わっている。これらの拘束具は、コストが高す ぎたり、調整可能でなかったり、再定着可能でなかったり、使用が容易でない、 或いは多能でない。経済的で、再定着可能で、そして多能な管状体及びケーブル 用拘束具を製造することが望まれている。 米国特許第5,266,401号明細書(Tollini)に、タブ又はつまみ(tab)を 有するベース部を含む固定テープが開示されている。このタブは固定端と自由端 を有し、テープから切り出すことにより形成されている。タブの自由端は、フッ ク及びループ装置を用いてベース部に対して固定されている。 1米国特許第4,457,754号明細書(Buttaravolli)に、患者の体表面で使 用するための多目的固定ストリップが開示されている。この固定ストリップは、 細長い柔軟性カバーストリップ及び柔軟性材料のベースストリップを含む。この 柔軟性カバーストリップは、縫製のような機械的手段又は非剥離性接着剤層を用 いてベースストリップの上面に永久的に固着されると記述されている。 発明の概要 本発明は、調整可能で且つ再定着可能である安価な管状体及びケーブル用拘束 具を提供する。この拘束具は、片手だけで容易に操作することができ、そして患 者の皮膚又は外科用ドレープ若しくはガウンのような織物表面に付着することが できる。 一般に、本発明の管状体及びケーブル用拘束具は、表面へ付着させるための接 着剤のコーティングを下側に有する細長い柔軟性材料の付着用ストリップ;固定 端、再定置可能端及び前記固定端と前記再定置可能端との間の橋架ストリップを 有する柔軟性材料の保持用ストリップ:並びに(拘束具の少なくとも各端部に) 該保持用ストリップの底面と該付着用ストリップの上面との間の接着剤層、を含 む。本発明の管状体及びケーブルの拘束具は、付着用ストリップから保持用スト リップを部分的に剥離することを促進するためのフィンガータブを再定置可能端 付近に含む。現在好ましい態様では、保持用ストリップと接着剤層(すなわち、 「保持テープ」)は、接着テープ材料の単一シートから形成される。固定端にお いて保持テープが付着用ストリップから分離しないように、保持テープを、その 「剥離縁部」がヒンジ線(hinge line)で抑制されるように切断する。これは、例 えば、剥離層の幅を狭くしていくことにより達成することができる。保持テープ の一部は剥離せずに付着用ストリップに しっかりと付着したまま残る(よって、ヒンジ線を越えるようなさらなる剥離を 抑える)。現在好ましい態様では、付着用ストリップ及び保持用ストリップの両 方に、プラスチックで裏打ちされた接着テープが含まれる。 図面の簡単な説明 第1a図は、管状体又はケーブルを保持するための保持用ストリップと表面に 拘束具を付着するための付着用ストリップとを有する本発明の管状体及びケーブ ル用拘束具の断面図である。この拘束具は、使用時まで付着用ストリップの接着 剤露出面を保護するライナー材料と共に図示されている。 第1b図及び第1c図は、本発明の拘束具の各端部の拡大断面図であり、第1 b図では、片面接着テープの二つの層で構築された拘束具を、また第1c図では 、両面接着テープの層と非付着性フィルムの層とから構築された拘束具を図示し ている。各拘束具の中心部は図示されていない。 第1d図及び第1e図は、別のフィンガータブを例示する本発明の拡大断面図 である。 第1f図、第1g図及び第1h図は、拘束具を表面から除去するために用いら れる別の除去用タブを例示する本発明の拡大断面図である。 第2a図及び第2b図は、本発明の管状体及びケーブル用拘束具の剥離開放状 態と管状体又はケーブルを拘束している状態とをそれぞれ例示する。 第3a図、第3b図、第3c図、第3d図、第3e図及び第3f図は、橋架ス トリップと剥離停止部を作るために用いられる代用可能な切断パターンを例示す る本発明の拘束具の上面図である。 第4a図及び第4b図は、本発明による管状体及びケーブル用拘束具の2通り の製造方法を例示する。 第5図は、複数の管状体及びケーブル用拘束具が付着している本発明の外科用 ドレープを例示する。 第6図は、「T型剥離」剥離力試験モード及び動的剪断力試験モードを例示す る。 本発明の詳細な説明 本発明の管状体用拘束具は、表面へ付着させるための接着剤のコーティングを 下側に有する細長い柔軟性材料の付着用ストリップ;固定端、再定置可能端及び 橋架ストリップを有する柔軟性材料の保持用ストリップ;並びに(拘束具の少な くとも各端部に)該保持用ストリップの底面と該付着用ストリップの上面との間 の接着剤層、を含む。本発明の管状体及びケーブルの拘束具は、付着用ストリッ プから保持用ストリップを部分的に剥離することを促進するため、該再定置可能 端付近にフィンガータブを含む。現在好ましい態様では、保持用ストリップと接 着剤層は、単一シート状の接着テープ材料から形成される。固定端において保持 テープが付着用ストリップから分離しないように、保持テープを、その「剥離縁 部」がヒンジ線で抑制されるように切断する。これは、例えば、剥離層の幅を狭 くしていくことにより達成することができる。保持テープの一部は剥離せずに付 着用ストリップにしっかりと付着したまま残る(よって、ヒンジ線を越えるよう なさらなる剥離を抑える)。現在好ましい態様では、付着用ストリップ及び保持 用ストリップの両方に、プラスチックで裏打ちされた接着テープが含まれる。 付着用ストリップは、拘束具を表面(例、皮膚、外科用ドレープ、等)に付着 するための手段を提供すると共に、保持用ストリップ が付着するための「ランディング・ゾーン」を提供する。好適な付着用ストリッ プは、所望の表面に容易に付着して保持用ストリップを受容する新規表面を提供 すると共に、拘束具の望ましい再定着性を提供する。このように、付着用ストリ ップは保持用ストリップと付着される表面との間を結合する。現在好ましい態様 では、本明細書で例示したように、付着用ストリップは除去用タブをさらに含み 、拘束具が使用後に表面から除去されやすいようにする。この特徴は、外科用ド レープのような再利用可能な物品に拘束具を使用した場合に特に有利である。こ の除去用タブは、拘束具の再定置可能端から離れた端部に(すなわち、好ましく はフィンガータブから離れた、固定端の近くに)あることが好ましい。 一実施態様において、付着用ストリップは、使用前にはライナー材料で被覆さ れていることが好ましい「片面」接着テープ(すなわち、裏材料と、その片面上 に被覆されている感圧接着剤「PSA」とを含むテープ)を含む。ライナー材料 はテープから容易に剥離除去されて接着剤が露出され、表面に付着するための片 面接着テープを開放することができる。片面接着テープの非付着性面は、保持用 ストリップを再定置可能に(repositionably)付着させるための適合可能な表面を 提供する。好ましくは、片面接着テープの非付着性面に、保持用ストリップの剥 離除去を容易にするために低付着性のバックサイズ(LAB)を被覆する。好適 な片面接着テープについては後述する。別の実施態様において、付着用ストリッ プは「両面」接着テープ(すなわち、裏材料と、その両面に被覆されているPS Aとを含むテープ)を含む。該両面接着テープの第一の面は、使用前には、ライ ナー材料で被覆されていることが好ましい。ライナー材料はテープから容易に剥 離除去されて接着剤面の一方が露出され、表面に付着するための両面接着テープ を開放することができる。 該両面接着テープの反対側は、保持用ストリップで被覆されている。好適な両面 接着テープについては後述する。 保持用ストリップは付着用ストリップの上にあり、使用に際しては、固定すべ き管状体やケーブルを被覆する。好ましくは、保持用ストリップは、単一シート 状材料から構築される。保持用ストリップは、付着用ストリップに少なくとも二 つの端部で付着される。保持用ストリップの一端(すなわち、「固定端」)は付 着用ストリップに永久的に付着される。「永久的に付着」とは、使用に際し、保 持用ストリップと付着用ストリップとがその固定端では分離しないことを意味す る。保持用ストリップの他端(すなわち、「再定置可能端(repositionable end) 」)は、付着用ストリップに再定置可能に付着される。「再定置可能に付着」と は、使用中に保持用ストリップと付着用ストリップを分離し、再結合することに よりケーブルや管状体を固定することを意味する。保持用ストリップの中央部を 「橋架(bridging)ストリップ」と称する。拘束具の中央部を「橋架セクション」 と称する。後述するように、この橋架セクションには接着剤がなくてもよい。し かしながら、製造を簡素化するため、この橋架セクションには固定端及び/又は 再定置可能端を付着用ストリップに固定するために用いられるものと同じ接着剤 が含まれる場合が多い。 保持用ストリップは、本明細書に記載したように、一体式の「剥離停止部」を 作るために切断されることが好ましい。この剥離停止部によって、保持用ストリ ップの全体が下部の付着用ストリップから剥離してしまうことが固定端で防止さ れる。こうして、ユーザーは、「ヒンジ線」に至るまでは、保持用ストリップを 下部の付着用ストリップから容易に剥離することができる。このヒンジ線におい て剥離が阻止される。この一体式剥離停止部は、固定端において望 ましくない分離を防止しようとするために採用される可能性のある他の機械的方 法又は接着方法よりも重要な利点を提供する。第一点として、本発明の拘束具は 固定端において厚さが実質的に変わらず均一である。機械的なステープル又は縫 製による突出部がない。第二点として、本発明の拘束具は、織物に付着した場合 に、損傷を与えることなく容易に折り畳む又は曲げることが可能である。さらに 、保持用手段を2種以上の接着剤で被覆する必要がない(すなわち、固定端及び 再定置可能端の両方について同一の接着剤を使用することができる)。 保持用ストリップは、それ自体の上で後方に容易に剥離して曲がり、ケーブル の上に橋部(ブリッジ)を形成するに十分な柔軟性を有するべきである。このよ うに折り畳まれ又は曲げられた場合に容易に破壊又は引き裂かれる材料は、本発 明における使用には不適当であると考えられる。付着用ストリップ及び橋架スト リップの柔軟性は、拘束具の操作範囲全体にわたり維持されるべきである。非常 に低温(例、0℃)又は非常に高温(例、100℃)のいずれかで柔軟性を失う 材料は避けるべきである。 付着用ストリップ及び保持用ストリップは、一定幅において、ケーブルから加 わる可能性のある力を支持するに十分な強度を有するべきである。好ましくは、 これらのストリップは、ケーブルの重力による重量を支持するに十分な強度を、 より好ましくは、被覆されたケーブルが引っ張られ又は動かされたときに拘束具 に加わる可能性のある中位の「引張り力」に耐えるに十分な強度を有するべきで ある。最も好ましくは、橋架ストリップは、表面と付着用ストリップとの間の接 着層破壊前に、保持用ストリップと付着用ストリップとの間の接着破壊層前に、 固定されるケーブルの破壊前に、又は付着対象である表面の凝集破壊(例、ドレ ープ材料の引裂き)の前に 引裂き又は破壊に対して耐性を示すに十分な強度を有する。適当な付着用及び橋 架用ストリップ材料の引張強さは、本明細書中に記載するように変更を加えたA STM試験法D882により試験した場合に、4N/cm幅以上である。好適な 付着用及び橋架用ストリップ材料の引張強さは、5M/cm幅以上、より好まし くは10N/cm幅以上、最も好ましくは13N/cm幅以上である。所望であ れば、付着用ストリップ又は橋架用ストリップ材料は、該ストリップを強化する ための強化用材料の層(例、長さ方向に配向したガラス繊維層又は別の高強度シ ート材料の層)を含むことができる。 本発明における使用に適した付着用及び保持用ストリップ材料には、布、不織 布、フォーム又はプラスチック材料を含むシート材料又はラミネートが含まれる 。現在好ましい付着用及び保持用ストリップ材料としてプラスチックシート材料 が含まれる。好適なプラスチックシート材料として、天然物系の有機ポリマー、 例えば、アセテート、アズロン、レーヨン及びトリアセテート;並びに合成物系 の有機ポリマー、例えば、アクリル系、アラミド、ナイロン(商標)、オレフィ ン〔例、ポリ(1−ブテン)、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエステル 、ポリ(3−メチル−1−ブテン)、ポリ(1−ペンテン)、ポリプロピレン及 びポリスチレン〕、ポリスルホン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ(ビニル アルコール)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)及びポリ(フッ化 ビニリデン)が挙げられる。好適な合成ポリマーとして、アセテート、アクリル 系、ナイロン(商標)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル及びレー ヨンが含まれる。最も好適な合成ポリマーとしてポリエステル及びポリエチレン のフィルムが挙げられる。好ましい材料は無毒性であり、より好ましくは低アレ ルゲン性であり、そして最も好ましくはさらに環境的に安全である(例、生態系 を損なわないように廃棄可能又はリサイクル可能である)。 所望であれば、付着用又は保持用ストリップ材料はエラストマー材料を含むこ とができる。好適なエラストマー材料として、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリ ブタジエン、ジエン−スチレン系コポリマー、エチレン−プロピレン系コポリマ ー、エチレン−プロピレン−ジエン系ターポリマー、スチレン−ブタジエン系ブ ロックコポリマー、スチレン−イソプレン系ブロックコポリマー及びポリウレタ ン(例、スパンデックス)が挙げられる。 上記したように、付着用又は保持用ストリップ材料は、2種以上の材料から成 るラミネートを含むことができる。例えば、第一の材料を別の第二の材料に結合 、被覆又は固定することができる。第一の材料が接着剤層(後述)との必要な適 合性を有するラミネートを提供する一方、第二の材料が物理的団結性又は強度を 有するラミネートを提供することができる。 保持用ストリップ材料は、これを付着用ストリップに固定するために用いられ る接着剤と適合するものでなければならない。付着用ストリップ材料は、これを 表面及び保持用ストリップに固定するために用いられる接着剤と適合するもので なければならない。 橋部が形成された場合、橋架ストリップ材料と付着用ストリップ材料が管状体 又はケーブルを包囲する。管状体又はケーブルの種類によって、管状体又ケーブ ルが拘束具を通して容易に調整されることが望まれる場合がある。「調整される 」とは、管状体又はケーブルが、望ましい張力に応じて拘束具を通して滑ること ができることを意味する。このため、拘束具のいずれかの側にさらに長い管状体 やケーブルが必要である場合には、橋部を開放しなくても、管状体又はケーブル を容易に調整することができる。場合によっては、管状体やケーブルの調整を制 限し、管状体やケーブルが拘束具を通し て容易には滑ることができないようにすべきである。特定の拘束具の橋部を通し て滑ることができる特定の管状体の性能は、橋架ストリップ及び付着用ストリッ プ材料と管状体との間の摩擦(又は付着)による。橋部の領域に接着剤層が存在 すると滑りに影響を及ぼしうることは着目すべき点である。橋部を通した管状体 の滑りを阻止又は制限するため、橋架ストリップ(又は橋部の領域における付着 用ストリップ)に接着剤を被覆することが好ましい。対照的に、橋部を通した再 定置可能性を容易にするためには、管状体との摩擦係数の低い材料を選ぶことが できる。 保持用ストリップは、固定すべき一本又は複数本の管状体又はケーブルを橋架 すると共に、付着用ストリップに再定置可能に付着させるに十分な長さを有する べきである。好ましい実施態様では、細長い柔軟性材料のストリップを使用して 橋架用ストリップを形成すると共に、保持用ストリップの一端を付着用ストリッ プに永久的に固定し且つ他端を再定置可能に固定するのに用いられる接着剤の配 置領域を提供する。こうして、保持用ストリップ材料は、所望の一本又は複数本 の管状体又はケーブルを差し渡す適当な大きさの橋部と、各端部において接着剤 の配置のための適当な領域と、そして好ましくは適当な大きさのフィンガータブ とを提供するに十分な長さを有するべきである。医療分野で用いられる好ましい 管状体及びケーブル用拘束具は5cm以上、より好ましくは8cm以上、最も好 ましくは10cm以上の橋架用ストリップを含む。固定端、再定置可能端及びフ ィンガータブを収容するためには、好ましい管状体及びケーブル用拘束具は9c m以上、より好ましくは12cm以上、最も好ましくは14cm以上の細長い柔 軟性材料のストリップを含む。所望であれば、さらに長い拘束具を使用してもよ い。 拘束具の幅はいくつかの因子によって変わる。例えば、拘束具と して機能するための最低強度要件は、特定の保持用ストリップ材料についての最 小幅及び/又は厚さを決めることができる。さらに、付着用ストリップ及び/又 は保持用ストリップの固定端若しくは再定置可能端の必要最小表面積は、拘束具 の最小幅を決めることができる。その上、保持用ストリップに必要な寸法(例、 幅)は、付着用ストリップに必要な寸法と同じではない場合もありうる。例えば 、より幅広い付着用ストリップをより狭い保持用ストリップと共に使用すること ができる。しかしながら、経済的理由から、本発明の拘束具は概して長方形で製 作することが現在は好ましい。このため、保持用ストリップと付着用ストリップ は幅が同じであることが好ましい。医療分野で用いるのに好ましい管状体及びケ ーブル用拘束具の全幅は1cm以上、より好ましくは2cm以上、最も好ましく は2〜5cmの範囲である。 本発明の橋架ストリップの厚さは、十分な強度を有する橋部を提供するに十分 な厚さでなければならない。その最小厚さは、橋架ストリップの幅に一般に依存 する(概して、材料の強度は該材料の「断面積」に依存する)。本発明の典型的 な拘束具を形成するために用いられる適当なフィルム(付着用ストリップ又は保 持用ストリップのいずれかのためのもの)は、0.02mm以上、より好ましく は0.04mm以上、最も好ましくは0.07〜0.2mmの範囲の厚さを有す る。 本発明の拘束具は、物品(例、外科用ドレープ又はガウン)に予め付着してお いてもよいし、また使用時に外科用ドレープ又はガウンに付着される別個の拘束 具として提供してもよい。さらに、本発明の拘束具は、使用時に患者の皮膚に付 着される個々の管状体及びケーブル用拘束具として提供してもよい。所期の用途 によって、付着用ストリップの接着剤層にライナー材料を被覆してもよい。 物品に予め付着した拘束具として使用するため、その付着用ストリップは適当 な接着剤付着手段を含む。適当な接着剤付着手段には、例えば、熱可塑性若しく は熱硬化性接着剤、感圧接着剤(PSA)又はこれらを含むテープが包含される 。好ましい接着剤付着手段には、感圧接着剤又は本明細書で記述したPSAテー プが含まれる。好ましくは、接着手段は「永久的」である、すなわち、該拘束具 は、一度ドレープ又はガウンに付着したならば、ドレープ又はガウン上で再配置 することができず、その位置に永久的に付着していることを意味する。 独立した「ポイント・オブ・ユース(point-of-use)」式の拘束具(すなわち、 使用時にドレープ、ガウン又は患者の皮膚に付着するために個別に提供される拘 束具)として使用するため、付着手段は、使用前にはライナーで被覆されている 接着剤付着手段であることが好ましい。該接着剤付着手段は、細長い柔軟性材料 のストリップの表面に被覆されることが好ましい。該接着剤付着手段は、1層又 は2層以上の接着剤層と必要に応じて1層又は2層以上の裏層とを含むことがで きる。接着剤付着手段が表面汚染されないように、使用前は接着剤表面を(例、 別のライナー材料で)被覆することが好ましい。所望であれば、使用前に、該接 着剤表面を、細長いストリップの別の部分で、又は別の独立したライナー材料の 代わりに別の拘束具(すなわち、拘束具の積重ね体)で被覆してもよい。 本発明において使用するのに適した感圧接着剤として、要求される機能を発揮 するに必要な量の剥離強度及び/又は引裂強度を提供することができる感圧接着 剤が挙げられる。例えば、好適な感圧接着剤は、付着手段として用いた場合、意 図しない脱離を伴うことなく表面に拘束具を確実に付着せしめるに十分な強度を 有する。さらに、好適な感圧接着剤は、保持用ストリップを付着用ストリップに 確実に付着して橋部の望ましくない解放を防止するに十分な剪断強度を有する一 方、ユーザーが橋部を容易に解放できる程度の剥離強度を有する。医療分野にお いて使用されるのに適した接着剤は、無毒性であり、好ましくは低アレルゲン性 (hypoallergenic)であり、そして最も好ましくはさらに環境的に安全である。 本発明において用いるのに適したアクリレート系感圧接着剤には、少なくとも 一種の「A」モノマーと少なくとも一種の「B」モノマーとの重合反応生成物で あって、内部粘度が約1.0dl/g〜約2.0dl/gであるコポリマーが含 まれる。「A」モノマーは、非第三アルコール又は非第三アルコール混合物であ って、該アルコールの炭素原子数が1〜14個、望ましくは平均で約4〜12個 であるもののアクリル酸又はメタクリル酸エステルを含む重合性モノマーである 。「B」モノマーはエチレン系不飽和化合物であるが、望ましくはアクリル酸、 メタクリル酸、イタコン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロニト リル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン又はこれらの組 合せであることができる。「A」モノマーは重合性であって、感圧接着剤コポリ マーの粘弾性に寄与する。このような「A」モノマーの一例として、アクリル酸 又はメタクリル酸と非第三アルキルアルコール、例えば、1−ブタノール、1− ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノ ール、1−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ペンタノール、2−メチ ル−1−ペンタノール、3−メチル−1−ペンタノール、2−エチル−1−ブタ ノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサ ノール、3−ヘプタノール、2−オクタノール、1−デカノール、1−ドデカノ ール、等、とのエステルが挙げられる。このようなアクリル酸又はメタクリル酸 のエステル単量体は当該技 術分野では公知であり、その多くが市販されている。「B」モノマーは、「A」 モノマーと共重合し、得られる感圧接着剤コポリマーの物理特性に影響を及ぼす エチレン系不飽和化合物である。「B」モノマーが存在すると、得られる感圧接 着剤コポリマーの柔軟性は一般に低下する。このため、約1.0dl/g〜約2 .0dl/gの内部粘度を有する感圧接着剤コポリマーが得られるように、「A 」モノマーと「B」モノマーの重量パーセントのバランスをとらなければならな い。「A」モノマー:「B」モノマーの重量パーセント比率は約85:15〜約 98:2、望ましくは約90:10〜97:3の範囲にある。 感圧接着剤コポリマーは室温においても動物の皮膚温度においても粘着性を有 するべきである。また、該接着剤は低アレルゲン性であること、すなわち、皮膚 に連続接触した後、付着中に顕著な皮膚の感作又は刺激がないことが必要である 。接着剤が低アレルゲン性であるか否かを決める手法として、細胞毒性、皮膚刺 激性及び感作ポテンシャルの評価を行う場合が多い。米国食品医薬品局は、医療 装置のための3部分の生物適合性ドラフトガイダンス(Tripartite Biocompatibi lity Draft Guidance for Medical Devices)においてこのような評価法を推奨し ている。本明細書に記載した種類のアクリレート系感圧接着剤を使用した本明細 書に記載した市販の医療用テープは、一般に低アレルゲン性であると考えられる 。本発明において用いられるテープのアクリレート系感圧接着剤として現在好ま しいものは、重量比約94:6のアクリル酸イソオクチル/アクリル酸系コポリ マーである。このコポリマーの内部粘度は約1.4〜1.6dl/gである。ア クリレート系感圧接着剤は、粘着性を改良するために配合物に添加される粘着付 与剤を含むことが好ましい。市販の粘着付与剤として、商標「Foral」のロ ジン酸、例え ば、「Foral AX」や「Foral 85」ロジン(Hercules社より市販 )及び部分水素化メチルスチレン炭化水素樹脂、例えば、「Piccolast ic A25」樹脂(Hercules社より市販)が挙げられる。このような粘着付与 剤は、アクリレート系感圧接着剤の製造時にコポリマー固形分の約35〜40重 量%の量で添加することができる。 本発明において有用な別の感圧接着剤は、テキサス州、ヒューストンのシェル ・オイル社からKratonの商標のコポリマーとして市販されているスチレン −ブタジエン系又はスチレン−イソプレン系コポリマーを用いて製造された低ア レルゲン性のKratonゴム系感圧接着剤である。米国特許第5,019,0 71号(Banyら)及び同第5,158,557号(Noreenら)明細書に、各種のK raton系感圧接着剤が開示されている。Kratonゴム系感圧接着剤とし て好ましいものに、Kraton 1107、Kraton 1111、Kraton 1101及びKraton Dの商 品名のコポリマーであって、相溶性の粘着付与剤、例えば、Exxon Chemicalsよ り市販されている商品名Escorez 1310LCの粘着付与剤、オハイオ州、アクロンの Goodyear Tire and Rubber社より商品名Wingtack Plusとして市販されている固 体C5粘着付与性樹脂、及びShell Oil社よりShellflexの商品名で市販されている 芳香族含有量10%のナフテン系オイルがある。このような粘着付与剤は、感圧接 着剤の約45〜約70重量%を占めることができる一方、Kraton系コポリ マーは約30〜55重量%を占めることができる。現在のところ好ましいものは 、米国特許第5,019,071号明細書の実施例1〜13に開示されているも のと同様の配合物において、Kraton 1111を約35重量%と、Wingtack Plusを約53 重量%と、Shellflex 371を約11重量%と、商品名Irganox 1010及び1076の酸化 防止剤を約2重量%とを含む、 Kraton系の感圧接着剤である。 本発明において有用な代わりのさらなる感圧接着剤は、米国特許第3,865 ,770号、同第4,413,080号、同第4,569,960号、同第5, 125,995号及び同第5,270,111号並びに米国特許出願第07/7 63,823号、同第07/889,647号及び同第08/093,080号 明細書に記載されている水分散性感圧接着剤である。 感圧接着剤コポリマーは、乳化重合や溶液重合のような公知の重合技法によっ て共重合することができる。重合調製物や方法の出所として、Organic Polymer Chemistry, Saunders et al.(Halsted Publishing Company,New York 1973); Applied Polymer Science,Tess et al.(American Chemical Society,Washing ton,D.C.,1981); Principles of Polymerization, Odien(John Wiley and Son s,New York,1981);及び Handbook of Pressure-Sensitive Adhesive Technolo gy,Second Edition, Satas,Ed.,(Van Nostrand Reinhold Company,New York ,1989)が挙げられる。具体的に、アクリレート系感圧接着剤コポリマーは米国 特許第2,884,126号/再発行特許第24,906号(Ulrich)明細書に 従い合成することができる。現在好ましいアクリレート系コポリマー感圧接着剤 は米国特許第2,884,126号/再発行特許第24,906号明細書の実施 例5により乳化重合法で合成することができるが、但し、コポリマー固形分の約 35〜40重量%の量で粘着付与剤を乳濁液に添加し、そして粘着付与されたコ ポリマーをヘプタン−イソプロパノール(70:30)溶液に溶解する。現在好 ましいKratonコポリマー系感圧接着剤は、米国特許第5,019,071 号明細書の実施例1〜13に記載されている方法で調製することができる。 (付着用ストリップ又は保持用ストリップのいずれかについて)本発明におけ る使用に適したテープ成分に、市販の医療用テープが含まれる。先に述べたよう に、物品の構築によって、適当なテープには両面テープ(すなわち、二つの主面 に接着剤が被覆されているテープ)又は片面テープ(すなわち、一つの主面に接 着剤が被覆されているテープ)のいずれかが含まれる。 許容できる両面テープ成分の一例として、第1509番透明ポリエチレン0.124 mm 両面医療用テープ、第1512番透明ポリエチレン0.086mm両面医療用テープ、第151 3番透明ポリエステル0.086 mm両面医療用テープ、第1522番透明ポリエチレン0.1 60 mm両面医療用テープ、第9874番透明ポリエチレン0.122 mm両面医療用テープ 、第9920番ポリエチレン0.024 mm両面拘束テープ、第9877番ポリエステル0.144 mm高性能テープ、及び第9878番水分散性接着テープ0.1mm両面医療用テープが挙 げられる。上記の市販テープは(Kraton系医療用テープの第9877番を除き )すべて低アレルゲン性の感圧アクリレート系接着剤を両面に被覆した適当な裏 材に、接着剤保護のためのシリコーン処理済漂白Kraft−Glassine 紙ライナーを巻き付けたものから成る。上記市販のテープはすべて米国ミネソタ 州、セント・ポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング ・カンパニーから市販されている。これら医療用テープの大部分は、1991年 に3Mのヘルスケアの刊行物3M Medical Specialties Product Reference Guide に記載されており、3M Medical Specialties Departmentで利用することができ る。これら医療用テープの残りについても3M Medical Specialties Department の刊行物において利用することができる。別法として、他の市販テープも有用で ある。一例は、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カン パニーから市販されている第9416番テー プである。これは、裏材の対向面に異なるコーティング素材フラッド(flood)を 有する二種の感圧接着剤による両面テープである。 本発明における使用に適した市販の医療用片面テープの例として、第1523番淡 褐色 0.13 mmポリエチレン医療用テープ;第1526番透明 0.13 mmポリエチレン医 療用テープ;第9830番透明 0.07 mmポリエチレン医療用テープ;及び第9835番白 色 0.14 mm同時押出エチレンビニルアセテート/ポリエチレン医療用テープが挙 げられる。第1523番、第1526番及び第9835番の医療用テープは、非付着性面がマ ット仕上げされている。第1523番及び第1526番は、コロナ処理された非付着性面 がマット仕上げされている。どのテープにも、片面に低アレルゲン性のアクリレ ート系感圧接着剤が被覆されている。どのテープも、シリコーン処理済ポリエチ レン被覆面を有する漂白済Kraft紙ライナー(必要に応じて長さ方向のスリ ットを有する)と共に巻き付けられている。このライナーは、テープを拘束具へ 適用する際にテープから分離することができる。列挙した医療用テープはいずれ もミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニーから市 販されている。 本発明における使用に適したさらに別の市販の医療用片面テープの例として、 第1505番耐熱性 0.16 mm医療用テープ;第1529番微孔質レーヨン不織布 0.14 mm 医療用テープ;第1776番スパンレースドポリエステル不織布 0.29 mm医療用テー プ;第9903番微孔質ナイロン不織布 0.23 mm医療用テープ;及び第9906-W番白色 弾性ポリウレタン不織布 0.23 mm医療用テープのような不織布の裏材を有するテ ープがある。列挙した医療用テープはいずれもミネソタ・マイニング・アンド・ マニュファクチャリング・カンパニーから市販されている。 「T型剥離」方向における剥離力を採用し、(第6図に図示した ように)一端112の他端113からの軸方向剥離により本発明の保持用ストリ ップの再定置可能端の開放容易性を測定した。適当な引張試験機(例、INSTRON 1122型、変位速度30.5 cm/分で操作)で端部を掴み、矢印「A」及び「A’」 の方向に加える力を増加させながら、「T型剥離」剥離力及び強度を発生させ測 定する。剥離力はニュートン/センチメートル幅(N/cm)で測定する。付着 用ストリップ130の上面からの保持用ストリップ125の初期剥離力は、約 0 .09 N/cm〜約 2.80 N/cm、望ましくは約 0.35 N/cm〜約 1.45 N/cm、好ましくは 約 0.70 N/cm〜約 1.00 N/cmの範囲にあることができる。このような剥離力によ って、所期の橋部の開放に必要な手先の器用さが最小限で済む。 動的剪断力を採用して、橋部の各端部の付着用ストリップと保持用ストリップ との間の接着結合の強度(例、拘束具の軸方向以外の角度で橋架ストリップに加 わる剪断力による橋部の意図しない開放に抵抗するために利用できる結合の強さ )や、付着用ストリップと表面との間の接着結合の強度を測定する。適当な引張 試験機(例、INSTRON 1122型、変位速度30.5 cm/分で操作)において端部114 及び115を掴み、矢印「B」及び「B’」の方向に加える力を増加させながら 動的剪断力及び強度を発生させ測定する。動的剪断力はニュートン/平方センチ メートル(N/cm2)で測定される。橋部形成手段の動的剪断強度は、該橋部 を確実に閉じておくために、約5 N/cm2〜約90 N/cm2、望ましくは約10 N/cm2〜 約20 N/cm2、好ましくは約12 N/cm2〜約17 N/cm2の範囲にあることができる。 管状体又はケーブルは、これらを切断することなく拘束具から容易に除去又は 解放されることが望ましい。好ましくは、管状体やケーブルは、拘束具を損なう ことなく拘束具から容易に除去又は解放されるべきである。すなわち、該拘束具 は再定着可能でなければな らない。「再定着可能」とは、手袋をした手でも、管状体又はケーブル用拘束具 による管状体及び/又はケーブルの固定及び解放が複数回可能であることを意味 する。これは、ケーブルを一回だけ固定する機能しかない拘束具(すなわち、ケ ーブルの解放によって固定手段又はケーブルのいずれかが破壊されてしまうもの )とは対照的である。 本発明の拘束具の特徴は、再定着可能な橋部形成手段(すなわち、再定置可能 端での保持用ストリップと付着用ストリップとの間の再定着可能な接着結合)で ある。本発明の拘束具は、管状体、ケーブル又は物体を複数回固定、解放できる ことが好ましい。このことは、ユーザーがケーブルを拘束具に付加したり拘束具 から取り外したりしたい場合、或いはケーブルや管状体の位置を調整したい場合 に有益である。最も好ましくは、管状体又はケーブル用拘束具は手袋をした片手 で容易に使用できなければならない。これにより、ユーザーは片手で管状体又は ケーブルを掴みながら拘束具の操作を行うことができる。 最も好ましくは、該拘束具は、橋部の容易な開放及び閉鎖を促進する手段を含 む。橋部の容易な開放及び閉鎖を促進するための好適な手段には、ユーザーが容 易に掴み、保持用ストリップの再定置可能端の剥離開放を促進することができる タブ及び突起物が含まれる。本発明における使用に適したフィンガータブは、手 袋を拘束具へ粘着させることなく、典型的なユーザーの手袋をした指と親指の間 で容易に掴み取れる十分な大きさのものでなければならない。好ましくは、フィ ンガータブは100mm2以上、より好ましくは400mm2以上、最も好ましく は600mm2以上である。製造を容易にするため、フィンガータブは非付着性 面を有するフィルム片を含むことが好ましい。この非付着性フィルムは、保持用 ストリップ を付着用ストリップに再定置可能に付着させるのに用いられる接着剤の一部分( すなわち、拘束具の縁部付近)を覆う。別法として、保持用ストリップと付着用 ストリップとの間に接着剤を「ストリップコート」し、ストリップ間の界面の一 部分(すなわち、拘束具の縁部付近)が接着剤で被覆されないようにしてもよい 。さらに、保持用ストリップが片面接着テープを含む場合には、該保持用ストリ ップの縁部をそれ自体の上に折り畳むこともできる。これにより、フィンガータ ブとして作用しうる非付着性部分ができる。最後に、別の独立した部材からフィ ンガータブ又は同様の突起物を製造し、これを拘束具に取り付けてもよい。 最も好ましくは、該拘束具は、それが取り付けられる表面からの拘束具の容易 な除去を促進するための手段を含む。拘束具の容易な除去を促進するための好適 な手段には、ユーザーが容易に掴むことができ、表面からの拘束具の剥離を促進 することができるタブ及び突起物が含まれる。最も好ましくは、この除去用タブ は拘束具のフィンガータブから離れた端部(すなわち、固定端付近)に定置され る。本発明における使用に適した除去用タブは、典型的なユーザーの指と親指の 間で容易に掴み取れる十分な大きさのものでなければならない。好ましくは、除 去用タブは100mm2以上、より好ましくは400mm2以上、最も好ましくは 600mm2以上である。 製造を容易にするため、除去用タブは非付着性面を有するフィルム片を含むこ とが好ましい。この非付着性フィルムは、付着用ストリップを表面に付着させる のに用いられる接着剤の一部分(すなわち、拘束具の縁部付近)を覆う。別法と して、付着用ストリップの下側に接着剤を「ストリップコート」し、付着用スト リップの一部分(すなわち、拘束具の縁部付近)が接着剤で被覆されないように してもよい。さらに、付着用ストリップが片面接着テープを含む場合には、該付 着用ストリップの縁部をそれ自体の上に折り畳むこともできる。これにより、除 去用タブとして作用しうる非付着性部分ができる。同様に、付着用ストリップの 底面側に保持用ストリップの縁部を折り畳み込むこともできる。これによっても 、除去用タブとして作用しうる非付着性部分ができる。また、別法として、付着 用ストリップの接着面を覆うために用いられるライナー材料にスリットを入れ、 該ライナーの一部(すなわち、拘束具の縁部付近)を接着剤を被覆させたままに しておき、よって除去用タブとして機能させてもよい。 好ましくは、除去用タブは長方形であって、付着用ストリップと同等な幅を有 する。しかしながら、除去用タブは様々な形状を有することができる。例えば、 付着用ストリップの角部をそれ自体の上に折り畳むことができる(例、三角形の 非付着性部分ができる)。同様に、ライナー材料の非長方形部分又は非付着性フ ィルムの非長方形部分を除去用タブとして利用することもできる。 好ましくは、拘束具全体を滅菌できなければならない。医療分野では、数種類 の滅菌方法が用いられる。例えば、蒸気オートクレーブ、ガンマ線照射及びエチ レンオキシドを使用することができる。好ましい拘束具は、所望の滅菌法の少な くとも1回のサイクルに耐えられるものでなければならない。例えば、拘束具は 、好ましくは、医療装置の滅菌によく採用される線量である少なくとも25kG ysまでのガンマコバルト−60輻射線による照射後に機能を残存していなけれ ばならない。より好ましくは、拘束具は、少なくとも50kGysまでのガンマ コバルト−60輻射線による照射後に機能を残存していなければならない。 拘束具の使用を助長するため(又は、拘束具が適切に用いられて いるか否かをユーザーが決めることを助けるため)、拘束具は、可視インジケー ター(例、発色指示手段)をさらに含むことができる。例えば、本発明の管状体 及びケーブル用拘束具は、多色材料を含むことができる。色の使用はユーザーを 様々に助けることができる。一実施態様では、再定置可能端が取り付けられた場 合に色が配合又は添加されるように、管状物及びケーブル用拘束具の「調整領域 」を着色してもよい。これは、橋部形成手段が実際に取り付けられているか否か (或いは、それがどの程度か)を表示するのに役立つ。この表示は、橋部形成手 段と調整領域との間の意図しない「ミス」を回避する助けとなる。さらに、拘束 具のフィンガータブを目立つように着色(又は目立つような模様で印刷)し、ユ ーザーの注意をその領域に仕向けることができる。 図面の詳細な説明 図面を参照する。同等な部分には同じ参照番号を付した。図面では、説明しや すく且つ明確にするべく各種の層状のテープ、接着剤又はライナー材料の厚さは 誇張されている。特に、接着剤層の厚さは誇張して図示されている。さらに、所 望により、各種部材の大きさを変更し、拘束具の具体的ニーズに応えることは可 能である。 第1a図は、拘束具を表面に定着するための付着用ストリップ16と管状物又 ケーブルを保持するための保持用ストリップ22とを有する本発明の管状体及び ケーブル用拘束具1の断面図である。拘束具は、付着用ストリップの露出した接 着剤を使用前に保護しておくためのライナー材料10と共に図示されている。さ らに、タブ材料11を含むフィンガータブ13が図示されている(例、保持用ス トリップ22の底面に付着している)。材料11のタブは、拘束具の対向面とタ ブ11との間に非付着性界面を提供する。フィンガー タブは、ユーザーの(手袋をした場合でも)親指と指の間で容易に掴むことがで き、拘束具を剥離して開放することができる(第2a図に図示)。 第1b図及び第1c図は、同じ管状体及びケーブル用拘束具の二つの拡大断面 図である。第1b図は、二層の片面接着テープ(16及び22)から構築された 拘束具を例示する。この実施態様では、付着用ストリップ16は接着剤層12と 裏材料14を有する片面接着テープを含み、そして保持用ストリップ22は接着 剤層18と裏材料20を有する片面接着テープを含む。これら二つのテープの組 成は同じであっても異なってもよい。この実施態様では、拘束具を剥離して開放 した場合、接着剤層18は裏材料20の下側に付着したまま残る。好ましくは、 接着剤層18の剥離解放を促進するために裏材14の上面に低付着性バックサイ ズ(図示なし)を被覆しておく。第1c図は、一層の両面接着テープ36と第二 の層の非付着性フィルム材料40とから構築された拘束具を例示する。この実施 態様では、付着用ストリップ36は、接着剤層32及び38並びに裏層34を有 する両面接着テープを含み、保持用ストリップ40は非付着性フィルムを含む。 拘束具を剥離開放した場合、接着剤層38は裏材34の上側に付着したまま残る 。所望であれば、接着剤層38の剥離解放を促進するためにフィルム40の底面 に低付着性バックサイズ(図示なし)を被覆してもよい。第1b図及び第1c図 にはいずれもライナー材料が図示されている。このライナーは、使用前に剥離除 去し、それが被覆している接着剤層を露出させる。 第1d図及び第1e図は、第1a図に示したフィンガータブの二つの拡大断面 図である。第1d図は、保持用ストリップから形成されたフィンガータブを例示 する。ここで、保持用ストリップの底面と付着用ストリップの上面は、拘束具の 一端の縁部に沿って接着剤 を含まない(参照番号19)。保持用ストリップのタブは、ユーザーが容易に掴 み取ることができ、拘束具の剥離開放を助長することができる。第1e図は、保 持用ストリップをそれ自体の上に折り畳み込むことにより保持用ストリップ22 から形成されたフィンガータブを例示する。この実施態様では、保持用ストリッ プは片面接着テープを含む。該テープをその一端において自体の上に折り畳み、 接着剤が覆われたタブ領域をつくる。 第1f図、第1g図及び第1h図は、別の「除去用タブ」を例示する本発明の 拡大断面図である。第1f図は、タブ材料15を含む除去用タブを例示する(例 、付着用ストリップ16の底面に付着している)。タブ材料15は、拘束具が付 着する表面と拘束具との間に非付着性面を提供する。該除去用タブは、ユーザー の親指と指の間で容易に掴み取ることができ、拘束具の表面からの容易な除去( 例、剥離による)を可能にする。第1g図及び第1h図は、第1f図に示した除 去用タブの別態様の二つの下位拡大断面図である。第1g図は、ライナー材料1 0の一部によって形成された除去用タブを例示する。この実施態様では、ライナ ー10は切断されて部分10a及び10bに分かれている。使用時には、ライナ ー部分10bを除去し、拘束具を表面に取り付ける。ライナー部分10aは拘束 具に残存し、該拘束具と表面との間に非付着性界面を提供する。拘束具を表面か ら除去するためには、該拘束具の非付着部分(すなわち、除去用タブ)を単に掴 むだけで、拘束具を表面から剥し取ることができる。第1h図は、付着用ストリ ップから形成された除去用タブを例示する。ここで、付着用ストリップの底面は 、拘束具の一端の縁部に沿って接着剤を含まない(参照番号17)。接着剤を含 まない付着用ストリップのタブは、ユーザーによって容易に掴み取ることができ 、拘束具の表面からの剥離を助長する。別法として、 付着用ストリップ又は保持用ストリップを付着用ストリップの下側の上に折り畳 み込むことによって除去用タブを形成してもよい(図示なし)。この方法は、第 1e図のフィンガータブを形成する方法と類似している。 第2a図及び第2b図は、管状物又はケーブルを保持するための本発明の管状 物及びケーブル用拘束具を例示する。付着用ストリップ16は表面68に付着さ れた状態で図示されており、ライナー材料は含まれないことがわかる。さらに、 保持用ストリップ22は剥離開放されており、管状物62を覆う橋架用ストリッ プ60がつくられている。保持用ストリップの剥離は、固定端65における剥離 停止部66によってヒンジ線64で阻止される。使用時には、最初にライナー材 料を除去して接着剤の露出面を表面に接触させることによって付着用ストリップ 16を表面68に付着する。次いで、ユーザーはフィンガータブ61を掴むこと により保持用ストリップ22を剥離開放する。剥離は剥離停止部66によって( すなわち、未剥離領域63によって付与される剪断付着抵抗によって)ヒンジ線 64で阻止される。次いで、管状体又はケーブル62を、橋架部分69において 拘束具を差し渡して配置する。その後、第2b図に図示したように、保持用スト リップを付着用ストリップに再定着させ、管状体又はケーブルを包含する。管状 体又はケーブルを被覆する保持用ストリップの部分を橋架(bridging)ストリップ 60と称する。所望であれば、上記手順を繰り返すことによって該管状体又はケ ーブルを除去又は調整することができる。 第3a図、第3b図、第3c図、第3d図、第3e図及び第3f図は、橋架ス トリップ85及び剥離停止部88をつくるために用いられる別態様の切断パター ンを例示する本発明の拘束具の上面図である。第3a図は、本発明の現在好まし い実施態様を例示する。該 拘束具の上層を切断(例、回転ダイによって)し、下部の付着用ストリップから 容易に剥離されうる上層の部分をつくる。この剥離は固定端82において阻止さ れることがわかる。第3a図に図示したように、該拘束具は、再定置可能端96 (フィンガータブ86をさらに含む)と固定端82を含む。該再定置可能端は、 フィンガータブをグリップとして使用して剥離開放した後、再封止することによ り管状体又はケーブルを固定することができる。保持用ストリップを下部の付着 用ストリップから剥離する場合、切断線に沿って分離する。フィンガータブ86 と接続しているストリップ部分を付着用ストリップから剥離すると、橋架ストリ ップ84が形成される。剥離されない部分90は、付着用ストリップに付着した まま残る。保持用ストリップをヒンジ線まですべて剥離した場合、付着部分が剥 離停止部88として作用し、剥離を阻止する。このため、分離しない固定端82 が残る。所望であれば、拘束具94の中央部には、必要に応じて橋架ストリップ と下部の付着用ストリップとの間で接着剤が含まれないようにしてもよい。第3 b図、第3c図、第3d図、第3e図及び第3f図は、切断パターン(87b、 87c、87d87e又は87f)を若干変更しただけの類似の拘束具を例示す る。本発明の剥離停止部をつくるためには各種のパターンが使用できることが考 えられる。この切断パターンは、剥離縁部を(例、剥離縁部を狭くすることによ り)「妨害」し、剪断付着性を提供する剥離縁部の裏に未剥離領域をつくりだし 、よって剥離を阻止しなければならない。とりわけ、第3e図では、切断パター ンがヒンジ線の付近又はこれに並んでおり、該ヒンジ線付近の保持用ストリップ の塑性変形がヒンジ線の裏側に未剥離領域をつくりだし、これが剥離を阻止する ものと予想される。換言すると、該ヒンジ線は、保持用ストリップの塑性変形に よって短距離を移動する又は「曲がる」 ことができ、こうして剥離を阻止する未剥離領域が残る。 第4a図及び第4b図は、それぞれ第1a図及び第1f図の拘束具を製造する 現在好ましい2種類の方法を例示する。第4a図は、本明細書に記載したように 、最初に組み合わされ、その後個々の拘束具に転換される材料の別々の4本のロ ール(ジャンボ)を図示するものである。ロール100は、一部巻き戻したライ ナー材料10の巨大ロールを例示する。このライナー材料10の表面に、好まし くは連続的に、ロール102(接着剤層12と裏材14を含む)からテープのス トリップ16を付着する。テープ16の上面に、ロール106(接着剤層18と 裏材20を含む)から別のテープ22のロールを付着する。テープ16とテープ 22の間に、ロール104から幅の狭いタブ材料11のストリップを挟み込む。 テープの(テープ間の、タブ材料に対する、及びライナー材料に対する)付着を 助長するため、このラミネートを、例えばローラー間でプレスしてもよい。次い で、このラミネートを、好ましくは1個又は複数の回転ダイを用いて切断し、そ してスリットを入れる。橋架ストリップ108をつくるために用いられる第一の パターンは、深さを制御しながらラミネートを切断する(すなわち、ラミネート の上層を切断するが付着用層又はライナー材料は切断しない)。保持用ストリッ プ及び付着用ストリップを切断する深さで拘束具110をその全幅にわたり切断 することにより、個々の拘束具が得られる。所望であれば、ライナー材料につい てもこのダイによって切断してもよい(こうして、独立した拘束具112が得ら れる)。別法として、ライナー材料はそのまま残し、そのライナーから個々の拘 束具を剥がし取ってもよい。第4a図に示したように、ラミネートに線114に 沿ってスリットを入れ、二つの隣接する拘束具を分離する。第4b図に示したよ うに、テープ16とライナー10の間にストリップ幅 の狭い2本の除去用タブ材料15a(ロール105aから)及び15bを挟み込 む。とりわけ、除去用タブ材料15bは点線で図示されており、それが出てくる ロールは視野から隠れている。 第5図は、複数の管状体及びケーブル用拘束具202が付着している本発明の 外科用ドレープ200を例示する。これらの拘束具は、ドレープを介して開口部 204の周囲に定置されることが好ましい。 第6図は、本発明の管状体及びケーブル用拘束具のための「T型剥離」剥離力 試験モード及び動的剪断力試験モードを例示する。この図面に記載した原理は他 の実施態様の橋部形成手段にも当てはまり、限定されるものではないことを理解 されたい。T型剥離力を発生(及びT型剥離強度を測定)するため、適当な引張 試験機を利用して端部112及び113を矢印A及びA’の方向に引っ張り分離 する。これによりテープを剥離し分離する。好ましくは、橋部形成手段125( この実施態様では接着剤層116と裏材114を含む)が接着剤層116と調整 領域130の間で分離する。動的剪断力を発生(及び動的剪断強度を測定)する ため、適当な引張試験機を利用して端部114及び115を矢印B及びB’の方 向に引っ張る。 本発明の理解を助けるために下記実施例を提供するが、これらを本発明の範囲 を限定するものと解釈してはならない。特に断らない限り、部及びパーセントは すべて重量基準とする。 実施例 実施例1a 再定着可能な管状体及びケーブル用拘束具 第4a図に図示したようにいくつかの管状体及びケーブル用拘束 具を製造した。これらの拘束具は、2種類の層の片面テープ(参照番号16及び 22で図示)と、非付着性フィルム状タブ片(参照番号11で図示)と、除去可 能なライナー(参照番号10で図示)とを含むものとした。 幅32cmのライナー材料の中央部の上に、第1516番透明ポリエステル片 面接着テープ〔3M社(St.Paul MN)より入手できる幅30cmのもの〕を配置 した。この第1516番テープの中央部の上に幅の狭いストリップの青色ポリエ チレンを配置し、そして第9833番白色ポリエチレン片面接着テープ〔3M社 (St.Paul MN)より入手できる幅30cmのもの〕の層と共に適当に保持した 。 上記ラミネートを、回転ダイを用いて第3a図に図示したように切断し、橋架 ストリップ及び剥離停止部を形成した。この最初のダイ切断は、ラミネートの最 上部のテープ層のみを切断した。第二の回転ダイを使用して、ウェブの横方向で ラミネートを切断し、個々の拘束具を分離した。さらに、このウェブにスリット を入れて半分にし、二つの対称なより狭いウェブ状の拘束具を製造した。このス リット操作により2層のテープ層、タブフィルム及びライナー材料の全体を切断 した。個々の拘束具の大きさは、長さ15.5cm、幅3.81cmであった。 該フィンガータブの大きさは、3.81cm×1cmであった。拘束具の一端で ライナーを1cm余分に露出させておき、ライナーを付着用テープから剥離しや すいようにした。 使用時には、この管状物及びケーブル用拘束具は皮膚並びに外科用ドレープ及 びガウン織物によく付着する。保持用ストリップは下部の付着用ストリップから 容易に剥離するが、この剥離は剥離停止部によって拘束具の端部から3cmの所 で有効に阻止される。この管状体及びケーブル用拘束具は、意図しない脱離を起 こすことなく 管状体又はケーブルを表面に有効に固定する。 実施例1b 再定着可能な管状体及びケーブル用拘束具 第4b図に図示したようにいくつかの管状体及びケーブル用拘束具を製造した 。これらの拘束具は、2種類の層の片面テープ(参照番号16及び22で図示) と、二つの非付着性フィルム状タブ片(参照番号11及び15で図示)と、除去 可能なライナー(参照番号10で図示)とを含むものとした。 幅32cmのライナー材料の中央部の上に、第1516番透明ポリエステル片 面接着テープ〔3M社(St.Paul MN)より入手できる幅30cmのもの〕を配置 した。このライナー材料の上面と第1516番テープ材料の底面との間に該テー プ材料の各縁部に沿って2本の幅の狭いストリップのポリエチレンを挟み込んだ 。この第1516番テープの中央部の上に幅の狭いストリップの青色ポリエチレ ンを配置し、そして第9833番白色ポリエチレン片面接着テープ〔3M社(St .Paul MN)より入手できる幅30cmのもの〕の層と共に適当に保持した。 上記ラミネートを、回転ダイを用いて第3a図に図示したように切断し、橋架 ストリップ及び剥離停止部を形成した。この最初のダイ切断は、ラミネートの最 上部のテープ層のみを切断した。第二の回転ダイを使用して、ウェブの横方向で ラミネートを切断し、個々の拘束具を分離した。さらに、このウェブにスリット を入れて半分にし、二つの対称なより狭いウェブ状の拘束具を製造した。このス リット操作により2層のテープ層、タブフィルム及びライナー材料の全体を切断 した。個々の拘束具の大きさは、長さ15.5cm、幅3.81cmであった。 フィンガータブ及び除去用タブの大きさは、各々3.81cm×1cmであった 。 使用時には、この管状体及びケーブル用拘束具は皮膚並びに外科用ドレープ及 びガウン織物によく付着する。保持用ストリップは下部の付着用ストリップから 容易に剥離するが、この剥離は剥離停止部によって拘束具の端部から3cmの所 で有効に阻止される。この管状体及びケーブル用拘束具は、意図しない脱離を起 こすことなく管状体又はケーブルを表面に有効に固定する。この管状体及びケー ブル用拘束具は、除去用タブを掴み、拘束具を表面から剥離することにより、拘 束具が付着していた表面から容易に除去することができる。除去用タブを有する 拘束具は、除去用タブのない拘束具よりも簡単に掴んで表面から剥がし取られる 。 実施例2 剥離強度及び動的剪断強度 拘束具の剥離強度及び動的剪断強度を試験するため、以下の操作を行った。2 kgのゴム被覆ローラーを使用して、付着用ストリップ〔この場合は、3M社(S t.Paul MN)より入手できるストリップ状の第9833番白色ポリエチレン片面 接着テープ〕の上面に保持用ストリップ〔この場合は、3M社(St.Paul MN)よ り入手できるストリップ状の第1516番透明ポリエステル片面接着テープ〕を プレスして閉じさせた。第6図に図示したように、Instron1122引張 試験機を用いて「T型剥離」試験法で保持用ストリップの剥離接着力を測定した 。引張試験機の変位速度は30.5cm/分とした。力の値は幅3.81cm当 たりのグラム数で測定され、これをN/cm幅に変換した。剥離強度の平均値は 約0.36N/cm幅であった。 変位速度30.5cm/分で運転するInstron1122引張試験機によ って同様に動的剪断力を測定した。保持用ストリップと付着用ストリップとの間 の接着剤の接触面積は幅3.81cm× 長さ5.08cm(19.35cm2)であった。破壊に至るまで加えた平均剪 断力は約57.8Nであった。この値を動的剪断強度に変換すると約2.986 N/cm2である。特に、この試験中、保持用ストリップはネックダウンを起こ し始め、剥離を起こさせた。この剥離を抑制すれば、剪断強度はさらに高くなる ものと予想される。 Instron1122引張試験機によって保持用ストリップの端部を掴み変 位速度30.5cm/分で運転することにより、保持用ストリップの引張強度を 測定した。とりわけ、最初に、テープの端部を2枚のタビングテープの間に挟み 込み、特定のゲージ長のみを残し且つテープのタブの端部をジョー面の外側に残 しておくようにした。幅2.54cmの試料でゲージ長15cmの場合に引張強 度を算出すると12.25N/cm幅となった。この結果は、本発明の再定着可 能な管状体及びケーブル用拘束具が、容易に剥離して開放されると同時に、異例 の動的剪断強度及び引張強度を有することを例示している。 本発明の精神及び範囲から逸脱することのない各種の変形や置換が当業者には 明白である。本明細書中に記載した例示の実施態様に本発明は限定されないこと を理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年4月15日 【補正内容】 1)明細書 国際出願明細書第13頁(明細書翻訳文第16頁第8行〜第17頁第17行「 本発明において・・・が挙げられる。」) 本発明において有用な別の感圧接着剤は、テキサス州、ヒューストンのシェル ・オイル社からKratonの商標のコポリマーとして市販されているスチレン −ブタジエン系又はスチレン−イソプレン系コポリマーを用いて製造された低ア レルゲン性のKratonゴム系感圧接着剤である。米国特許第5,019,0 71号(Banyら)及び同第5,158,557号(Noreen ら)明細書に、各種の Kraton系惑圧接着剤が開示されている。Kratonゴム系感圧接着剤と して好ましいものに、Kraton 1107、Kraton 1111、Kraton 1101及びKraton Dの 商品名のコポリマーであって、相溶性の粘着付与剤、例えば、Exxon Chemicals より市販されている商品名Escorez 1310LCの粘着付与剤、オハイオ州、アクロン のGoodyear Tire and Rubber社より商品名Wingtack Plusとして市販されている 固体C5粘着付与性樹脂、及びShell Oil社よりShellflexの商品名で市販されてい る芳香族含有量10%のナフテン系オイルがある。このような粘着付与剤は、感圧 接着剤の約45〜約70重量%を占めることができる一方、Kraton系コポ リマーは約30〜55重量%を占めることができる。現在のところ好ましいもの は、米国特許第5,019,071号明細書の実施例1〜13に開示されている ものと同様の配合物において、Kraton 1111を約35重量%と、Wingtack Plusを約 53重量%と、Shellflex 371を約11重量%と、商品名Irganox 1010及び1076の酸 化防止剤を約2重量%とを含む、Kraton系の感圧接着剤である。 本発明において有用な代わりのさらなる感圧接着剤は、米国特許第3,865 ,770号、同第4,413,080号、同第4,5 69,960号、同第5,125,995号、同第5,270,111号及び同 第5,379,614号並びに欧州特許出願第92.918098.2号並びに 国際特許出願公開第WO93/24152号公報に記載されている水分散性感圧 接着剤である。 感圧接着剤コポリマーは、乳化重合や溶液重合のような公知の重合技法によっ て共重合することができる。重合調製物や方法の出所として、Organic Polymer Chemistry, Saunders et al.(Halsted Publishing Company,New York 1973); Applied Polymer Science, Tess et al.(American Chemical Society,Washingt on,D.C.,1981); Principles of Polymerization, Odien(John Wiley and Sons ,New York,1981); 及び Handbook of Pressure-Sensitive Adhesive Technolo gy,Second Edition, Satas,Ed.,(Van Nostrand Reinhold Company,New York ,1989)が挙げられる。 国際出願明細書第20頁(明細書翻訳文第24頁第27行〜第26頁第7行「 材料11のタブ・・・テープを含む。」) 材料11のタブは、拘束具の対向面とタブ13との間に非付着性界面を提供す る。フィンガータブは、ユーザーの(手袋をした場合でも)親指と指の間で容易 に掴むことができ、拘束具を剥離して開放することができる(第2a図に図示) 。 第1b図及び第1c図は、同じ管状体及びケーブル用拘束具の二つの拡大断面 図である。第1b図は、二層の片面接着テープ(16及び22)から構築された 拘束具を例示する。この実施態様では、付着用ストリップ16は接着剤層12と 裏材料14を有する片面接着テープを含み、そして保持用ストリップ22は接着 剤層18と裏材料20を有する片面接着テープを含む。これら二つのテープの組 成は同じであっても異なってもよい。この実施態様では、拘束具を剥離して開放 した場合、接着剤層18は裏材料20の下側に付着し たまま残る。好ましくは、接着剤層18の剥離解放を促進するために裏材14の 上面に低付着性バックサイズ(図示なし)を被覆しておく。第1c図は、一層の 両面接着テープと第二の層の非付着性フィルム材料40とから構築された拘束具 を例示する。この実施態様では、付着用ストリップ36は、接着剤層32及び3 8並びに裏層34を有する両面接着テープを含み、保持用ストリップ40は非付 着性フィルムを含む。拘束具を剥離開放した場合、接着剤層38は裏材34の上 側に付着したまま残る。所望であれば、接着剤層38の剥離解放を促進するため にフィルム40の底面に低付着性バックサイズ(図示なし)を被覆してもよい。 第1b図及び第1c図にはいずれもライナー材料が図示されている。このライナ ーは、使用前に剥離除去し、それが被覆している接着剤層を露出させる。 第1d図及び第1e図は、第1a図に示したフィンガータブの二つの拡大断面 図である。第1d図は、保持用ストリップから形成されたフィンガータブを例示 する。ここで、保持用ストリップの底面と付着用ストリップの上面は、拘束具の 一端の縁部に沿って接着剤を含まない(参照番号19)。保持用ストリップのタ ブは、ユーザーが容易に掴み取ることができ、拘束具の剥離開放を助長すること ができる。第1e図は、保持用ストリップをそれ自体の上に折り畳み込むことに より保持用ストリップ22から形成されたフィンガータブを例示する。この実施 態様では、保持用ストリップは片面接着テープを含む。 2)請求の範囲(請求の範囲翻訳文第35頁〜第37頁第2行) 請求の範囲 1.管状体用拘束具であって、 表面への接着に適した接着剤のコーティングを下側に有する柔軟性材料の付着 用ストリップ; 固定端、再定置可能端及び前記固定端と前記再定置可能端との間の橋架ストリ ップを有し且つ前記付着用ストリップの上に存在しており、前記固定端において 剥離を阻止するようにその上面が切断されている柔軟性材料の保持用ストリップ ; 前記拘束具の少なくとも各端部において前記保持用ストリップの底面と前記付 着用ストリップの上面との間に存在する接着剤層;並びに 前記橋架ストリップの下部の付着用ストリップからの容易な分離及び再付着を 促進するための手段 を含む管状体用拘束具。 2.表面への接着に適した複数の管状体用拘束具の製造方法であって、 ライナー材料の上に、表面への接着に適した接着剤のコーティングを下側に有 する付着用ストリップと、接着剤層と、柔軟性材料の保持用ストリップとを積層 する工程; 前記柔軟性材料の保持用ストリップをダイ切断して内部に一体式の剥離停止部 を形成する工程; 前記積層体を少なくともライナー材料の深さにまでダイ切断し、該積層体を個 々の拘束具へと分離する工程 を含む製造方法。 3.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、布、不織布、フォー ムシート又はプラスチックシート材料から成る群より選択された、請求の範囲1 又は2に記載の管状体用拘束具又は方法。 4.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、各々独立に、プラス チックシート材料を含む、請求の範囲1〜3のいずれか一項に記載の管状体用拘 束具又は方法。 5.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、各々独立に、ポリエ ステル及びポリエチレンから成る群より選ばれたプラスチックシート材料を含み 、且つ、前記橋架ストリップの引張強度が5N/cm幅以上である、請求の範囲 1〜4のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 6.前記拘束具が、前記管状体の周囲に橋部を形成するように適合されている 前記固定端と前記再定置可能端との間の表面には実質的に接着剤を含まない、請 求の範囲1〜5のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 7.前記橋架ストリップが、長さが8cm以上で且つ幅が2〜5cmの範囲に ある、請求の範囲1〜6のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 8.前記付着用ストリップが片面感圧接着テープを含み且つ前記保持用ストリ ップが片面感圧接着テープを含む、請求の範囲1〜7のいずれか一項に記載の管 状体用拘束具又は方法。 9.前記付着用ストリップが両面感圧接着テープを含み且つ前記保持用ストリ ップが非付着性プラスチックシート材料を含む、請求の範囲1〜8のいずれか一 項に記載の管状体用拘束具又は方法。 10.前記保持用ストリップが、前記拘束具を剥離開放した際に、前記固定端に おいて前記橋架ストリップの阻止により形成されたヒンジ線の裏側に前記保持用 ストリップの未剥離領域を含む一体式の剥離停止部を提供するようにダイ切断さ れている、請求の範囲1〜9のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 11.前記橋架ストリップが前記固定端において前記保持用ストリップよりも狭 い、請求の範囲1〜10のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 12.前記表面が外科用ドレープ、ガウン及び皮膚から成る群より 選ばれた、請求の範囲1〜11のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,FI,JP,M X (72)発明者 キップ,ウィンフリード アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.管状体用拘束具であって、 表面への接着に適した接着剤のコーティングを下側に有する柔軟性材料の付着 用ストリップ; 固定端、再定置可能端及び前記固定端と前記再定置可能端との間の橋架ストリ ップを有し、前記固定端において剥離を阻止するように切断されている柔軟性材 料の保持用ストリップ; 前記拘束具の少なくとも各端部において前記保持用ストリップの底面と前記付 着用ストリップの上面との間に存在する接着剤層;並びに 前記橋架ストリップの容易な開放及び閉鎖を促進するための手段 を含む管状体用拘束具。 2.管状体用拘束具の製造方法であって、 ライナー材料の上に、表面への接着に適した接着剤のコーティングを下側に有 する付着用ストリップと、接着剤層と、柔軟性材料の保持用ストリップとを積層 する工程; 前記柔軟性材料の保持用ストリップをダイ切断して内部に一体式の剥離停止部 を形成する工程; 前記積層体を少なくともライナー材料の深さにまでダイ切断し、該積層体を個 々の拘束具へと分離する工程 を含む製造方法。 3.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、布、不織布、フォー ムシート又はプラスチックシート材料から成る群より選択された、請求の範囲1 又は2に記載の管状体用拘束具又は方法。 4.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、各々独 立に、プラスチックシート材料を含む、請求の範囲1〜3のいずれか一項に記載 の管状体用拘束具又は方法。 5.前記付着用ストリップ及び前記保持用ストリップが、各々独立に、ポリエ ステル及びポリエチレンから成る群より選ばれたプラスチックシート材料を含み 、且つ、前記橋架ストリップの引張強度が5N/cm幅以上である、請求の範囲 1〜4のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 6.前記拘束具が、前記管状体の周囲に橋部を形成するように適合されている 前記固定端と前記再定置可能端との間の表面には実質的に接着剤を含まない、請 求の範囲1〜5のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 7.前記橋架ストリップが、長さが8cm以上で且つ幅が2〜5cmの範囲に ある、請求の範囲1〜6のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 8.前記付着用ストリップが片面感圧接着テープを含み且つ前記保持用ストリ ップが片面感圧接着テープを含む、請求の範囲1〜7のいずれか一項に記載の管 状体用拘束具又は方法。 9.前記付着用ストリップが両面感圧接着テープを含み且つ前記保持用ストリ ップが非付着性プラスチックシート材料を含む、請求の範囲1〜8のいずれか一 項に記載の管状体用拘束具又は方法。 10.前記保持用ストリップが、前記固定端における前記拘束具のヒンジ線の裏 側に前記保持用ストリップの未剥離領域を含む一体式の剥離停止部を提供するよ うにダイ切断されている、請求の範囲1〜9のいずれか一項に記載の管状体用拘 束具又は方法。 11.前記橋架ストリップが前記固定端において前記保持用ストリップよりも狭 い、請求の範囲1〜10のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 12.前記表面が外科用ドレープ、ガウン及び皮膚から成る群より選ばれた、請 求の範囲1〜11のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 13.前記拘束具が、長さ9cm以上であり且つ幅2cm以上である、請求の範 囲1〜12のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 14.前記プラスチックシート材料の厚さが0.07〜0.2mmである、請求 の範囲1〜13のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 15.前記橋架ストリップの容易な開放及び閉鎖を促進するための手段が、前記 拘束具の縁部における前記再定置可能端においてフィンガータブを含む、請求の 範囲1〜14のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 16.前記フィンガータブが、前記保持用ストリップの底面と前記付着用ストリ ップの上面との間の前記接着剤層に付着した非付着性フィルム片を含む、請求の 範囲1〜15のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 17.前記柔軟性材料の付着用ストリップの下側の前記接着剤のコーティングに 付着したライナー材料をさらに含む、請求の範囲1〜16のいずれか一項に記載の 管状体用拘束具又は方法。 18.前記拘束具が外科用ドレープに付着している、請求の範囲1〜17のいずれ か一項に記載の管状体用拘束具又は方法。 19.前記拘束具が、前記橋部形成手段のかみ合い表示に適合した可視表示体を さらに含む、請求の範囲1〜18のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法 。 20.前記拘束具が、前記表面からの前記拘束具の容易な除去を促進する除去手 段をさらに含む、請求の範囲1〜19のいずれか一項に 記載の管状体用拘束具又は方法。 21.前記拘束具が、前記表面からの前記拘束具の容易な除去を促進する除去手 段をさらに含み、前記除去手段が前記固定端における前記拘束具の縁部において 除去用タブを含む、請求の範囲1〜20のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又 は方法。 22.前記除去用タブが、前記付着用ストリップの下側に付着した非付着性フィ ルム片を含む、請求の範囲1〜21のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方 法。 23.前記ライナー材料が少なくとも二つの独立した部分に切断され、且つ、前 記ライナー部分が前記拘束具の固定端において除去用タブを提供する、請求の範 囲1〜22のいずれか一項に記載の管状体用拘束具又は方法。
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