JPH09508403A - ピリジン染料の製法 - Google Patents
ピリジン染料の製法Info
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- JPH09508403A JPH09508403A JP7520374A JP52037495A JPH09508403A JP H09508403 A JPH09508403 A JP H09508403A JP 7520374 A JP7520374 A JP 7520374A JP 52037495 A JP52037495 A JP 52037495A JP H09508403 A JPH09508403 A JP H09508403A
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Abstract
(57)【要約】
オキシム−もしくはホルミルピリジン又はその互変異性体の形を5員の芳香族複素環式化合物と縮合する、ピリジン染料を基礎とするメチン−もしくはアザメチン染料の新規の製法。
Description
【発明の詳細な説明】
ピリジン染料の製法
本発明は、オキシム−もしくはホルミルピリジン又はその互変異性体の形を5
員の芳香族複素環式化合物と縮合する、ピリジン染料を基礎とするメチン−もし
くはアザメチン染料の新規の製法に関する。
米国特許第5079365号明細書から、窒素原子を介してトリアゾロピリジ
ンに結合されている5員の芳香族複素環式基を有するトリアゾロピリジン染料は
、公知である。該染料の製造は、窒素化された複素環式化合物とトリアゾロピリ
ジンの縮合によって行なわれる。
英国特許第2014598号明細書には、ニトロソピリドンとピラゾロンの縮
合が記載されている。
本発明の課題は、目的生成物が簡単にかつ良好な収量及び純度で得られるピリ
ジン染料の新規の製法を提供することであった。
式I:
〔式中、
Xは窒素原子又はCHを表わし、
R1は、場合によっては置換されておりかつ1個もしくはそれ以上の酸素原子に
よってエーテル官能基中で中断されていてもよいC1〜C20−アルキル基、場合
によっては置換されたフェニル基又はヒドロキシ基を表わし、
R2は5員の芳香族複素環式基を表わし、
R3は水素原子、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基又はC1〜C4−ア
ルコキシカルボニル基を表わし、
R4は酸素原子又は式C(CN)2、C(CN)COOL1又はC(COOL1)2
、この場合、式中、L1はそれぞれ、1個もしくは2個の酸素原子によってエー
テル官能基中で中断されているC1〜C8−アルキル基を表わす、で示される基を
表わし、
R5は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を表わす〕で示されるピリジン染料の
製造が、
式II:
〔式中、X、R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ
上記の意味を有する〕で示されるピリジン化合物が式III:
R2−H (III)
〔式中、R2は上記の意味を有する〕で示される5員の芳香族複素環式化合物と
酸性反応媒体中で温度−10〜+100℃で縮合される場合に有利に行なわれる
ことが見いだされた。
式IaもしくはIbの染料は、種々の互変異性体の形であることができ、この
全てが特許請求の範囲によって包含されている。例えば、式Iの化合物(R4=
酸素原子及びR5=メチル基)は、なかでも次の互変異性体の形であることがで
きる:
同様の事態は、式IIのピリジン化合物にも該当する。例えば、式IIの化合
物(R4=酸素原子)は、なかでも次の互変異性体の形であることができる:
上記式中に置換されたアルキル基が登場する場合には、置換基として、他に記
載のない限り、例えばフェ
ニル基、C1〜C4−アルキルフェニル基、C1〜C4−アルコキシフェニル基、ハ
ロゲンフェニル基、C1〜C8−アルカノイルオキシ基、C1〜C8−アルキルアミ
ノカルボニルオキシ基、C1〜C20−アルコキシカルボニル基、C1〜C20−アル
コキシカルボニルオキシ基、この場合、最後に挙げた2つの基のアルキル鎖は、
場合によっては酸素原子1〜4個によってエーテル官能基中で中断されているか
、及び/又はフェニル基もしくはフェノキシ基によって置換されているハロゲン
原子、ヒドロキシ基又はシアノ基は、考慮の対象とすることができる。この場合
にはアルキル基は、通常、置換基1〜2個を有している。
上記式中で酸素原子によってエーテル官能基中で中断されているアルキル基が
登場する場合には、他に記載のない限り、酸素原子1〜4個、特に1〜2個によ
ってエーテル官能基中で中断されているアルキル基は、有利である。
上記式中で置換されたフェニル基が登場する場合には、置換基として、他に記
載のない限り、例えばC1〜C8−アルキル基、C1〜C8−アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、この場合、特に塩素原子もしくは臭素原子、又はカルボキシル基は、考
慮の対象とすることができる。この場合にはフェニル基は、通常、置換基1〜3
個を有している。
基R2は、例えばピロール−、トリアゾール−、チ
オフェン−もしくはインドールの系から成分から誘導することができる。
重要な基R2は、式IIIa〜IIId:
〔式中、
nは0又は1を表わし、
L4及びL5は同じであるか又は異なっておりかつ相互に無関係にそれぞれ水素原
子を表わすか又はヒドロキシ基を除いて上記の基R1を表わすか又は該基を結合
する窒素原子とともに、場合によっては他のヘテロ原子を含有している5員もし
くは6員の飽和複素環式基を表わし、
L6は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C8−アルキル基、場合によっては置換さ
れたフェニル基、場合によっては置換されたベンジル基、シクロヘキシル基、チ
エニル基、ヒドロキシ基又はC1〜C8−モノアルキルアミノ基を表わし、
L7及びL8は相互に無関係にそれぞれ水素原子、ヒド
ロキシ基、場合によってはフェニル基もしくはC1〜C4−アルキルフェニル基に
よって置換されたC1〜C8−アルキル基、場合によってはフェニル基もしくはC1
〜C4−アルキルフェニル基によって置換されたC1〜C8−アルコキシ基、C1
〜C8−アルカノイルアミノ基、C1〜C8−アルキルスルホニルアミノ基又はC1
〜C8−モノ−もしくはジアルキルアミノ基を表わし、
L9はシアノ基、カルバモイル基、C1〜C8−モノ−もしくはジアルキルカルバ
モイル基、C1〜C8−アルコキシカルボニル基又は場合によっては置換されたフ
ェニル基を表わし、
L10はハロゲン原子、水素原子、はC1〜C4−アルキル基、C1〜C4−アルコキ
シ基、C1〜C4−アルキルチオ基、場合によっては置換されたフェニル基又はチ
エニル基を表わす〕で示される基である。
上記の形で登場する全てのアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分枝鎖状
であってもよい。
適当なR1、R5、L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8及びL10は、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基
又はt−ブチル基である。
さらに基R1、L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7及びL8は、例えばペンチ
ル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、ヘキシル基、2−メ
チルペンチル基、ヘプチル基、1−エチルペンチル基、オクチル基、2−エチル
ヘキシル基又はイソオクチル基である。
さらに基R1、L2及びL3は、例えばノニル基、イソノニル基、デシル基、イ
ソデシル基、ウンデシル基又はドデシル基である。
さらに基R1は、例えばトリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、
ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシ
ル基、エイコシル基(上記の名称イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基
及びイソトリデシル基は慣用名でありかつオキソ合成によって得られたアルコー
ルから誘導され、これに関してはUllmanns Encyklopaedie der technischen Che
mie,第4版,第7巻,215〜217頁, ならびに第11巻, 435〜4
36巻が参照される)、2−カルボキシルエチル基、2−メトキシカルボキシル
エチル基、ベンジル基、1−もしくは2−フェニルエチル基、3−ベンジルオキ
シプロピル基、フェノキシメチル基、6−フェノキシ−4−オキサヘキシル基又
は8−フェノキシ−4−オキサオクチル基である。
さらに基R1及びL1は、例えば2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基
、2−プロポキシエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−ブトキシエチル
基、2−もしくは3−メトキシプロピル基、2−もし
くは3−エトキシプロピル基、2−もしくは3−プロポキシプロピル基、2−も
しくは3−ブトキシプロピル基、2−もしくは4−メトキシブチル基、2−もし
くは4−エトキシブチル基、2−もしくは4−プロポキシブチル基、3,6−ジ
オキサヘプチル基、3,6−ジオキサヘプチル基、3,6−ジオキサオクチル基
、4,8−ジオキサノニル基、3,7−ジオキサオクチル基、4,7−ジオキサ
ノニル基、4,7−ジオキサオクチル基、3,7−ジオキサノニル基、2−もし
くは4−ブトキシブチル基又は4,8−ジオキサデシル基である。
さらに基R1は、例えば3,6,9−トリオキサデシル基、3,6,9−トリ
オキサウンデシル基、3,6,9−トリオキサドデシル基、3,6,9,12−
テトラオキサトリデシル基、3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル基、
11−オキサヘキサデシル基、13−ブチル−11−オキサヘプタデシル基又は
4,11−ジオキサペンタデシル基である。
基R3、L2、L3及びL9は、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボ
ニル基、イソブトキシカルボニル基又はs−ブトキシカルボニル基である。
さらに基L9は、例えばモノ−もしくはジメチルカルバモイル基、モノ−もし
くはジエチルカルボニル基
、モノ−もしくはジプロピルカルバモイル基、モノ−もしくはジイソプロピルカ
ルボニル基、モノ−もしくはジブチルカルバモイル基又はN−メチル−N−ブチ
ルカルバモイル基である。
さらに基L7、L8及びL10は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基又はs−ブトキシ基である。
さらに基L10は、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソ
プロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基又はs−ブチルチオ基である
。
さらに基R1、L2、L3、L6及びL10は、例えばフェニル基、2−、3−もし
くは4−メチルフェニル基、2−、3−もしくは4−エチルフェニル基、2−、
3−もしくは4−プロピルフェニル基、2−、3−もしくは4−イソプロピルフ
ェニル基、2−、3−もしくは4−ブチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニ
ル基、2−、3−もしくは4−メトキシフェニル基、2−、3−もしくは4−エ
トキシフェニル基、2−、3−もしくは4−プロポキシフェニル基、2−、3−
もしくは4−イソプロポキシフェニル基、2−、3−もしくは4−ブトキシフェ
ニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2−、3−もしくは4−クロロフェニ
ル基又は2−、3−もしくは4−カルボキシルフェニル基である。
さらに基R1、L2及びL3は、例えば2−ヒドロキシエチル基、2−もしくは
3−ヒドロキシプロピル基、2−シアノエチル基、2−もしくは3−シアノプロ
ピル基、2−アセチルオキシエチル基、2−もしくは3−アセチルオキシエチル
プロピル基、2−イソブチリルオキシエチル基、2−もしくは3−イソブチリル
オキシプロピル基、2−メトキシカルボニルエチル基、2−もしくは3−メトキ
シカルボニルプロピル基、2−エトキシカルボニルエチル基、2−もしくは3−
エトキシカルボニルプロピル基、2−メトキシカルボニルオキシエチル基、2−
もしくは3−メトキシカルボニルオキシプロピル基、2−エトキシカルボニルオ
キシエチル基、2−もしくは3−エトキシカルボニルオキシプロピル基、2−ブ
トキシカルボニルオキシエチル基、2−もしくは3−ブトキシカルボニルオキシ
プロピル基、2−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)エチル基、2−も
しくは3−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)プロピル基、2−(2−
エトキシエトキシカルボニルオキシ)エチル基又は2−もしくは3−(2−エト
キシエトキシカルボニルオキシ)プロピル基である。
さらに基L2及びL3は、例えばピリジル基、2−、3−もしくは4−メチルピ
リジル基、2−、3−もしくは4−メトキシピリジル基、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、
ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、2−エチ
ルヘキサノニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホ
ニル基、イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、シクロペンチルスル
ホニル基、シクロヘキシルスルホニル基、シクロヘプチルスルホニル基、フェニ
ルスルホニル基、トリルスルホニル基、ピリジルスルホニル基、ベンゾイル基、
2−、3−もしくは4−メチルベンゾイル基、2−、3−もしくは4−メトキシ
ベンゾイル基、チエン−2−イルカルボニル基、チエン−3−イルカルボニル基
、シクロペンチル基、シクロヘキシル基又はシクロヘプチル基である。
さらにL6及びL10は、例えばフッ素原子、塩素原子又は臭素原子である。
さらにL7及びL8は、例えばホルミルアミノ基、アセチルアミノ基、プロピオ
ニルアミノ基、ブチリルアミノ基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニ
ルアミノ基、プロピルスルホニルアミノ基、イソプロピルスルホニルアミノ基、
ブチルスルホニルアミノ基、モノ−もしくはジメチルアミノスルホニルアミノ基
又はモノ−もしくはジエチルアミノスルホニルアミノ基である。
L2及びL3又はL4及びL5が該基を結合する窒素原子とともに、場合によって
は他のヘテロ原子を含有している5員もしくは6員の飽和複素環式基を意味する
場合には、このような基として例えばピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホ
リイル基、ピペラジニル基又はN−(C1〜C4−アルキル)ピペラジニル基は、
考慮の対象とすることができる。
R3がシアノ基を意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である。
さらに、R5がメチル基を意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である
。
さらに、R4が酸素原子を意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である
。
さらに、Xが窒素原子を意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である。
さらに、R2がピロール−、チアゾール−もしくはチオフェン系うちの1つを
意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である。
さらに、R1又はR6が、アルキル鎖がそれぞれ酸素原子1個もしくは2個によ
ってエーテル官能基中で中断されていてもよいC1〜C6−アルカノイルオキシ基
、C1〜C8−アルコキシカルボニル基、フェニル基もしくはC1〜C4−アルキル
フェニル基によって場合によっては置換されておりかつ酸素原子1個もしくは2
個によってエーテル官能基中で中断されていてもよいC1〜C12−アルキル基を
意味する式Iのピリジン染料の製造は、有利である。
R1又はR6が、アルキル基、アルコキシアルキル基
、アルカノイルオキシアルキル基もしくはアルコキシカルボニルアルキル基、こ
の場合、これら基はそれぞれ12個までの炭素原子有している、場合によっては
メチル基によって置換されたベンジル基又は場合によってはメチル基によって置
換されたフェニル基を意味する式Iのピリジン染料の製造は、特に有利である。
さらに、R2が、上記式IIIaもしくはIIIc、この場合には特にIII
a、の基を意味し、この場合、
L4及びL5は相互に無関係にアルキル基、アルコキシアルキル基、アルカノイル
オキシアルキル基もしくはアルコキシカルボニルアルキル基、この場合、これら
基はそれぞれ12個までの炭素原子有している、水素原子、場合によってはメチ
ル基によって置換されたベンジル基又は場合によってはメチル基によって置換さ
れたフェニル基を表わし、
L6は水素原子、C1〜C4−アルキル基、場合によってはC1〜C4−アルキル基
もしくはC1〜C4−アルコキシ基によって置換されたフェニル基、ベンジル基も
しくはチエニル基を表わし、
L9はシアノ基を表わし、
L10はハロゲン原子、水素原子、C1〜C4−アルキル基、C1〜C4−アルコキシ
基、C1〜C4−アルキル基によって置換されたフェニル基、ベンジル基もしくは
チエニル基を表わし、かつ
nは0を表わす、
式Iのピリジン染料の製造は、特に有利である。
式IIのピリジン化合物及び式IIIの複素環式化合物は、本発明による方法
に1:2〜2:1、有利に1.4:1〜1.5:1のモル比で使用することがで
きる。
この新規の方法は、通常、大気圧で、及び−10〜+100℃、特に20〜8
0℃、殊に30〜70℃、この場合、55〜65℃の範囲が特に挙げられる、で
酸性反応媒体中で行なわれる。
適当な酸性反応媒体は、例えば水性酸、水性アルコール性酸、アルコール性酸
又は無水酢酸である。
水性酸は、例えば、pH値0〜5、特に1〜3、殊に約2を有する希薄酸であ
る。例えば、希薄酸、希硫酸又はこれら酸と酢酸との混合物は、挙げることがで
きる。
水性アルコール性もしくはアルコール性酸の使用の場合には、適当なアルコー
ルは、例えばC1〜C4−アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、s−ブタノール又はt
−ブタノールである。
水性アルコール性酸として特に前記の水性酸と上記のアルコールとの混合物(
1:2〜20:1 v/v)は、考慮の対象となる。
アルコール性酸とは、特に、上記アルコール中もし
くはポリリン酸とアルコールとの混合物中の塩化水素の半飽和ないしは飽和の溶
液と理解される。
反応成分(ピリジン化合物II及び複素環式化合物III)の重量に対して、
通常、酸性反応媒体10〜40重量%、有利に20〜25重量%は、使用される
。
連続的な処理方法並びに不連続的な処理方法で実施することができる上記の新
規の方法は、式IIのピリジン化合物を酸性反応媒体中に装入しかつ本発明によ
る温度で複素環式化合物IIIに添加することによって有利に行なわれる。通常
0.5〜2時間を要しかつ本発明による温度で行なわれる後からの撹拌フェース
の後に、反応は終了し、かつ目的生成物は、公知方法で単離することができる。
このことは、例えば直接の相分離によって行なうこともできるし、適当な有機
溶剤、例えばトルエンもしくはキシレン中への反応生成物の吸収によって行なう
こともでき、2番目に挙げた方法の場合には、その後に水性層は分離され、かつ
式IaもしくはIbのピリジン染料は、有機溶剤から、例えばメタノールの添加
によって沈澱される。
反応混合物をシリカゲルもしくは酸化アルミニウムを通過させることにより精
製することもできる。
特に有利な変法は、Xが窒素原子を表わす式Iのピリジン染料をワンポット方
法で製造することにある。
このために先ず式IV:
〔式中、R1、R3、R4及びR5はそれぞれ上記の意味を有する〕で示されるピリ
ジンをニトロ化試薬、例えば5〜40重量%の亜硝酸ナトリウム水溶液、固体亜
硝酸ナトリウム又はネオペンチルグリコールニトリトを用いて処理することによ
って、温度−10〜+35℃、有利に0〜20℃で水性酸性反応媒体、例えば濃
塩酸中で、場合によっては酢酸の存在下で、又はアルコール性酸性反応媒体、例
えばポリリン酸とアルコールとからの混合物中で、式II(X=N)のピリジン
化合物に変換される。さらに、得られた反応混合物に、場合によっては酸性反応
媒体を用いた希釈後に複素環式化合物IIIは添加され、かつ前記のとおり、さ
らに処理される。
式IIのピリジン化合物は、自体公知であり、かつ例えば米国特許第5105
028号明細書に記載されているし、この米国特許明細書に記載され、もしくは
下記の例に記載された方法で得ることもできる。
この新規の方法によって、簡単にかつ良好な収量及び純度で式Iのピリジン化
合物が得られる。本発明による方法のさらに特別な利点は、アザメチン染料の製
造の際に、式IIIの複素環式化合物から誘導されたニトロ化された化合物の使
用が回避されることに見ることができ、それというのも、該化合物がしばしば不
十分な安定性を示しかつ僅かな生成物収量をもたらし、かつその上、良好に取り
扱うことができないからである。このことは、4−アルキルチアゾールにまった
く該当する。
冒頭に既に記載したとおり、式Iのピリジン染料は、熱による転染にとって価
値のある染料である。
次に本発明を例につき詳説する。
例 1
酢酸1400ml及び濃塩酸1400ml中の、式:
で示されるトリアゾロピリドン272g(1モル)の溶液に、30分間の撹拌後
に、23重量%の亜硝酸ナトリウム水溶液600mlを0〜5℃で1時間で添加
し、かつ0〜10℃で2時間、後撹拌した。引き続き、水1lを添加したさらに
、温度10〜20℃で2−ジブチルアミノ−4−フェニルチアゾール230g(
0.8モル)を添加し、かつ15〜20℃で30分間撹拌した。引き続き、アミ
ドスルホン酸10gを入
れ、かつこの懸濁液を15〜20℃で20分間撹拌した。さらに、濃厚化した苛
性ソーダ液を全体で800ml用いてpH値2に調整した。この場合にはこの懸
濁液は、溶解し、かつ帯緑青色の溶液が生じた。この溶液を30℃で30分間撹
拌し、60℃に加熱しかつこの温度で2時間、後撹拌した。引き続き、この容器
の内容物を0〜5℃に冷却した。この場合にはべとべとした粘着質の生成物が形
成され、この生成物をトルエン400ml中に吸収させた。水性相を分離し、ト
ルエンを留去し、かつこの溶液にメタノール1000mlを熱時に添加した。引
き続き、この溶液を0〜10℃に冷却し、沈澱した染料を吸引濾過し、かつ僅か
なメタノール及び水で洗浄した。この染料を60℃で減圧下で乾燥し、かつ式:
(純度: >98%; 融点146〜148℃)
で示される染料233g(51%)が得られた。
例 2
例2を例1と同様にして実施したが、しかしながら、アミドスルホン酸を添加
しなかった。染料260g
(57%)が得られた。
例 3
例3を例1と同様にして実施した。しかしながら、60℃で2時間の撹拌の後
に、トルエンを添加せずに、相の直接の分離を50℃で行なった。その後に有機
相にメタノール200mlを添加し、この場合、染料は沈澱し、かつこの染料を
分離した。
収量: 233g(51%)
例 4
a) 例1と同様にして処理を行なったが、しかしながら、亜硝酸ナトリウムを
用いた処理が行なわれた後に、式:
で示される化合物を吸引濾過、洗浄及び乾燥によって単離した。この化合物24
1g(80%)が得られた。
b) 縮合のために、a)で記載された化合物301g(1モル)をイソプロパ
ノール600mlとポリリン酸100gからの混合物中に溶解し、かつ2−ブチ
ルアミノ−4−フェニルチアゾール288g(1モル)を添加した。この混合物
を60℃で2時間撹拌し、かつさらに例1と同様にして後処理を行なった。染料
371g(65%)が得られた。
例 5
クロロホルム250ml中の、例1の場合に出発点として使用されたトリアゾ
ロピリドン272g(1モル)の溶液にN,N−ジメチルホルムアミド120g
及び塩化ホスホリル252g(1モル)を添加した。引き続き、この混合物を還
流下で6時間加熱し、この混合物に水250mlを注意深く添加し、かつ室温で
30分間撹拌した。水の分離後に有機相に無水酢酸180gを添加した。引き続
き、2−ブチルアミノ−4−フェニルチアゾール345g(1.2モル)を滴加
し、その後に水分離器で8時間加熱した。該クロロホルムを留去し、残留物を吸
引濾過し、かつ水及び僅かなメタノールで洗浄した。式:
(融点: 189〜192℃)で示される染料186g(32.5%)が得られ
た。
例 6
式:
で示される化合物6gを無水酢酸30ml中の2−ジエチルアミノ−4−フェニ
ルチアゾール5.1gを35℃で3時間、かつ60℃で2時間撹拌した。式:
(λmax=561mm、DMFの場合; 融点: 205〜206℃)
で示される染料5.75gが得られた。
同様にして次の表に記載された染料が得られた。
例 9
例4a)に記載された化合物7.5g(0.025モル)及び2−(ジ−s−
ブチルアミノ)−4−t−ブチルチアゾール7.5g(0.025モル)を酢酸
12mlとプロピオン酸12ml混合物中で15分間加熱還流した。この混合物
を室温に冷却し、かつシリカゲル上で溶離剤としてのトルエン/酢酸エステル(
9:1 v/v)によって精製した。式:
(λmax= 561 mm、DMFの場合; 融点 : 205〜206℃)
で示される染料2.63g(19%)が得られた。
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 ペーター ザーリング
ドイツ連邦共和国 D−67434 ノイシュ
タット エングガッセ 39
(72)発明者 リューディガー ゼーンス
ドイツ連邦共和国 D−68165 マンハイ
ム メディクスシュトラーセ 12
(72)発明者 ヘルムート ライヒェルト
ドイツ連邦共和国 D−67435 ノイシュ
タット ヨハン−ゴット リープ−フィヒ
テ−シュトラーセ 56
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I 〔式中、 Xは窒素原子又はCHを表わし、 R1は、場合によっては置換されておりかつ1個もしくはそれ以上の酸素原子 によってエーテル官能基中で中断されていてもよいC1〜C20−アルキル基、場 合によっては置換されたフェニル基又はヒドロキシ基を表わし、 R2は5員の芳香族複素環式基を表わし、 R3は水素原子、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基又はC1〜C4− アルコキシカルボニル基を表わし、 R4は酸素原子又は式C(CN)2、C(CN)COOL1又はC(COOL1)2 、この場合、式中、L1はそれぞれ、1個もしくは2個の酸素原子によってエー テル官能基中で中断されているC1〜C8−アルキル基を表わす、で示される基を 表わし、 R5は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を表わす〕で示されるピリジン染料 を製造する方法において、 式II: 〔式中、X、R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ上記の意味を有する〕で 示されるピリジン化合物を式III: R2−H (III) 〔式中、R2は上記の意味を有する〕で示される5員の芳香族複素環式化合物 と酸性反応媒体中で温度−10〜+100℃で縮合させることを特徴とする、ピ リジン染料の製法。 2.R5がメチル基を表わす、請求項1記載の方法。 3.R3がシアノ基を表わす、請求項1記載の方法。 4.R4が酸素原子を表わす、請求項1記載の方法。 5.式IのXが窒素原子を表わす、請求項1記載の方法。 6.R2がピロール−、トリアゾール−、チオフェン−もしくはインドールの系 のうちの1つの基を表わす、請求項1記載の方法。 7.縮合を温度20〜80℃で行なう、請求項1記載の方法。
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