【発明の詳細な説明】
防汚剤
本発明は海水または淡海水と接触する製品、特に船体、スクリーン、ネット、
構造物、埠頭及び信号装置を侵入に対して保護する方法及び組成物に関する。
レパドモルファ(Lepadomorpha)群の種[グース・バーナクルズ(goose barn
acles)例えば種々のレパス(Lepas)及びスカルペルム(Scalpellum)種または
バラノモルファ(Balanomorpha)群の種[アコーン・バーナクルズ(acorn barn
acles)]例えばバラヌス(Balanus)またはポリシペス(Pollicipes)種による
侵入は船の摩擦抵抗を増大し、そして結果として増大されたエネルギー消費及び
ドライ・ドックにおける頻繁なスペル(spell)を通して操作経費の顕著な増加
を生じさせる。
藻類例えばエクトカープス(Ectocarpus)種及びセラミウム(Ceramium)種に
加えて、シリペディア(Cirripedia)(ツルアン類)なる名称下からなる固着性
のエントモストラカ(Entomostraca)群による侵入が殊に重要である。
加えて、昆虫は幼虫段階から成虫の昆虫に変態する際に作用する活性物質によ
り防除し得る[K.H.ブッヘル(Buchel)、Pflanzenschutz
チーメ・ベルラグ(Georg Thieme Verlag)、シュツッツガルト1977;ファー
ム・ケミカルズ・ハンドブック(Farm Chemicals Handbook,Meister Publ.Comp
.1993;ザ・アグロケミカル・ハンドブック(The Agrochemical Handbook)
、第3版、Royal Society of Chemistry、
ケンブリッジ1991]。
殺虫剤が単独でか、または他の活性物質と組み合わされて顕著な汚染防止(侵
入防止)効果を有することが見い出された。
通常の侵入防止組成物は高含有量の重金属例えばスズまたは銅を有するため、
ここに本発明による殺虫剤を用いることにより重金属化合物例えば硫化ビス(ト
リアルキルスズ)、ラウリン酸トリ−n−ブチルスズ、塩化トリ−n−ブチルス
ズ、酸化銅(I)、塩化トリエチルスズ、トリ−n−ブチル(2−フェニル−4
−クロロフェノキシ)スズ、酸化トリブチルスズ、二硫化モリブデン、酸化アン
チモン、高分子チタン酸ブチル、塩化フェニル−(ビス−ピリジン)−ビスマス
、フッ化トリ−n−ブチルスズ、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、ジ
メチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛、2−ピ
リジンチオール1−オキシドの亜鉛塩、エチレンビスジチオカルバミン酸ビスジ
メチルジチオカルバモイル亜鉛、酸化亜鉛、エチレン−ビス−ジチオカルバミン
酸銅(I)、チオシアン酸銅、ナフテン酸銅及びトリブチルスズハロゲン化物の
使用を省略するか、またはこれらの化合物の濃度を実質的に減少させ得ることが
利点である。
従って本出願は少なくとも1つの殺虫剤を含んでなる防汚組成物に関する。好
適なものは甲殻類の幼虫からの幼虫段階への変態を阻害し得る発育阻害作用を有
する殺虫剤である。
本発明により使用し得る殺虫剤は一般的に公知であり、そして異なった構造群
から由来し得る。
本発明に関して殊に好適な化合物はベンゾイルウレア例えばトリフルムロン、
クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルフェノクスロン、
フルシクロクスロン、ヘキサフルムロン、ペンフルロン、テフルベンズロン、ニ
トロイミン及びニトロメチレンサッカス1−[(6−クロロ−3−ピリジニル)
−メチル]4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−1H−イミダゾル−2−アミン(イ
ミダクロプリド)、N−[(6−クロロ−3−ピリイル)メチル]−N2−シア
ノ−N1−メチルアセトアミド(NI−25);1−[4−(4−クロローフェ
ノキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−3−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイル
)−ウレア及びN−[[[2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサ
フルオロプロポキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−2,6−ジフル
オロベンズアミドである。 好適なものは同様に他の構造群例えば安息香酸[2
−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジド、2,6−ジメトキ
シ−N−[5−]4−(ペンタフルオロエトキシ)−フェニル[−1,3,4−チ
アジアゾル−2−イル]−ベンズアミド、N−シクロプロピル−1,3,5−トリ
アジン−2,4−トリアミン、エチルカルバミン酸2−(4−フェノキシフェノ
キシ)−エチル、1−(デシクロキシ)−4−[(6−メトキシ−4−ヘキシニ
ル)−オキシ]ベンゼン、(2−プロピニル)−4−メトキシベンゾエート、フ
ェノキシカルブ、ピリプロキシフェン、トリアラテン、チアプロニル、ヘキシチ
アゾクス、クロフェンデジン、4−クロロ−5−(6−クロロ−3−ピリジルメ
トキシ)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−ピリダジン−3(2H)−オン
、ブブロフェジン、ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン、シクロプレート、
グサチン、パダン、パラクリン、トリブニル、異性体及びトリプレンからの発育
阻害剤により与えられる。
上記の活性化合物は例としてのみ与えられ;殺虫または発育阻害作用を有する
構造的に関連する活性物質は同様に防汚使用に原理的に適する。好適な例として
次の殺虫剤を挙げ得る:
リン酸エステル例えばアジンフオス-エチル、アジンフオス-メチル、α-1(
4-クロロフエニル)-4-(O-エチル、S-プロピル)ホスホリルオキシ-ピラゾ
ール、クロルピリフオス、コウマフオス、デメトン、デメトン-S-メチル、ダイ
アジノン、ジクロルボス、ジメトエート、エトエート、エトプロフオス、エトリ
ムフオス、フエニトロチオン、フエンチオン、ヘプテノフオス、パラチオン、パ
ラチオン-メチル、フオサロン、フオキシム、ピリミフオス-エチル、ピリミフオ
ス-メチル、プロフエノフオスム、プロチオフオス、スルフプロフオス、トリア
ゾフオス及びトリクロルフオン;カルバメート例えばアルジカルブ、ベンジオカ
ルブ、α-2-(1-メチルプロピル)-フエニルメチルカルバメート、ブトカルボ
キシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルフアン
、クリエトカルブ、イソプロカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プ
ロメカルブ、プロポクスル及びチオジカルブ;有機ケイ素化合物、好ましくはジ
メチル(フエニル)シリル-メチル3-フエノキシベンジルエーテル例えばジメチ
ル-(4-エトキシフエニル)-シリルメチル3-フエノキシベンジルエーテル、或
いは(ジメチルフエニル)-シリル-メチル2-フエノキシ-6-ピリジルメチルエ
ーテル例えばジメチル-(9-エトキシ-フエニル)-シリルメチル2-フエノキシ-
6-ピリジルメチルエーテルまたは[(フエニル)-3-(3-フエノオキシフエニ
ル)-プロピル](ジメチル)-シラン例えば(4-エトキシフエニル)[3-(4
-フルオロ-3-フエノキシフエニル-プロピル]-
シラン、スラフルオフェン;ピレスロイド例えばアレトリン、アルフアメトリン
、ビオレスメトリン、ビフエントリン、シクロプロチン、シフルトリン、デカメ
トリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、アルフア-シアノ-3
-フエニル-2-メチルベンジル、2,2-ジメチル-3-(2-クロロ-2-トリフルオ
ロ-メチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート、フエンプロパトリン、フ
エンフルトリン、フエンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、フルバ
リネート、パーメトリン、レスメトリン及びトラロメトリン;アバメクチン、A
C303,630、アセフエート、アクリナトリン、アラニカルブ、アルドキシ
カルブ、アルドリン、二フッ化アンモニウム、アミトラズ、アザメチフオス、バ
チルス・ツリンジエンシス(Bacillus thrungiensis)、
フオスメット、フオスフアミドン、ホスフイン、プラレトリン、プロパフオス、
プロペタムフオス、プロトエート、ピラクロフオス、ピレトリン、ピリダベン、
ピリダフエンチオン、ピリプロキシフエン、キナルフオス、RH-7988、ロ
テノン、二フッ化ナトリウム、六フッ化ケイ酸ナトリウム、スルフオテップ、フ
ッ化スルフリル、タール油、テフルベンズロン、テフルトリン、テメフオス、テ
ルブフオス、テトラクロルビンフオス、テトラメトリン、O-2-t-ブチル-ピリ
ミジン-5-イル-o-イソプロピルホスフオロチエート、チオンクラム、チオフア
ノックス、チオメトン、トラロメトリン、トリフルムロン、トリメタカルブ、バ
ミドチオン、バーチシリウム・ラカニイ(Verticillium Laca
nii)、XMC、キシリルカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ビフエ
ントリン、ビオアレトリン、MERビオアレトリン(S)-シクロペンテニル異
性体、ブロモフオス、ブロモフ
オス-エチル、ブプロフエジン、カヅサフオス、カルシウムポリスルフイド、カ
ルボフエノチオン、カータップ、キノメチオネート、クロルダン、クロルフエン
ビンフオス、クロルフルアズロン、クロルメフオス、クロロピクリン、クロルピ
リフオス、シアノフオス、ベータ-シフルトリン、アルフア-シペルメトリン、シ
オフエノトリン、シロマジン、ダゾメット、DDT、デメトン-S-メチルスルホ
ン、ジアフエンチウロン、ジアリフオス、ジクロトフオス、ジフルベンズロン、
ジノセブ、ジオキサベンゾフオス、ジアキサカルブ、ジスルフオトン、DNOC
、エムペントリン、エンドスルフアン、EPN、エスフエンバレレート、エチオ
フエンカルブ、エチオン、エトフエンプロクス、フエノブカルブ、フエノキシカ
ルブ、フエンスルホチオン、フイプロニル、フルシクロクスロン、フルフエンプ
ロクス、フルフエノクスロン、フオノフオス、フオルメタネート、フオルモチオ
ン、フオスメチラン、フラチオカルブ、ヘプタクロル、ヘキサフルムロン、ヒド
ラメチルノン、シアン化水素、ヒドロプレン、IPSP、イサゾフオス、イソフ
エンフオス、イソプロチオラン、イソキサチオン、ヨードフエンフオス、カデト
リン、リンダン、マラチオン、メカルバム、メホスホラン、メルクロウス、クロ
ライド、メタム、メタルチジウム、アニソプリエ、メタクリフオス、メタミドフ
オス、メチダチオン、メチオカルブ、メトプレン、メトキシクロル、イソチオシ
アン酸メチル、メトルカルブ、メビンフオス、モノクロトフオス、ナレド、ネオ
ジプソオン-サーテイフアー(Neodiprion sertifer)NP
V、ニコチン、オメトエート、オキシデメトン-メチル、ペンタクロロフエノー
ル、石油、フエノトリン、フエントエート、フオレート。
更に、相乗効果が上記の2種またはそれ以上の組合せの場合に観察される。本
発明による発育阻害剤は好ましくは殺藻剤、除草剤、殺菌・殺カビ剤(fungicid
es)、殺軟体動物剤(molluscicides)及び/または他の防汚活性物質との組合
せで使用され、その場合に相乗効果が同様に観察される。
本発明による防汚組成物に好適に用いられる共成分は殺藻剤例えばジウロン、
ジクロロフェン、エンドタル、酢酸フェンチン、キノクラミン、殺軟体動物剤例
えば酢酸フェンチン、メタルデヒド、メチオカルブ、ニコロサミド、チオジカル
ブ及びトリメタカルブ、殺菌・殺カビ剤例えばジクロフルアニド、トリルフルア
ニド、フルオルホルペット、並びにアゾール例えばテブコナゾールまたは通常の
防汚活性物質例えば2−(N,N−ジメチルチオカルバモイルチオ)−5−ニト
ロチアジル、テトラブチルジスタノキサン、2−t−ブチルアミノ−4−シクロ
プロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、4,5−ジクロロ−
2−n−オクチル−4−イソチアゾアリン−3−オン、2,4,5,6−テトラク
ロロイソフタロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィド、2,4,6−トリ
クロロフェニルマレイミド、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホ
ニル)−ピリジン、ジヨードメチルパラトリルスルホン、チアベンダゾール、テ
トラフェニルホウ素ピリジン塩、2−ピリジンチオール1−オキシドのカリウム
塩、ナトリウム塩及び亜鉛塩である。
本発明による防汚組成物はさらに例えばウンゲラー(Ungerer)、Chem.Ind.3
7(1985)、730〜732及びウィリアムズ(Williams)、Antifouling Ma
rin Coatings 1973、Park Ridge:Noyes 1973
に記載される通常の成分を含む。
防汚コーティング組成物に通常の成分は殊に結合剤である。
結合剤の例には溶媒系中のポリ塩化ビニル、溶媒系中の塩素化されたゴム、溶
媒系中、殊に水系中のアクリル樹脂、水性分散体の状態か、または有機溶媒系の
状態の塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系、ブタジエン/スチレンゴム、ブタジ
エン/アクリロニトリルゴム、ブタジエン/スチレン/アクリロニトリルゴム、
乾燥油例えば亜麻仁油、アスファルト及びエポキシ化合物、樹脂エステルまたは
タールもしくはビチューメンと組合せた改質された硬質樹脂、塩素化ゴム、塩素
化ポリプロピレン及びビニル樹脂がある。
またコーティング組成物は好ましくは海水に不溶性である無機顔料、有機顔料
または染料を含有し得る。加えてコーティング組成物は本発明による発育阻害剤
の徐放性を可能とするためにロジン及び/またはロジン誘導体の如き物質を含有
し得る。コーティングは加えて可塑剤、レオロジー特性に影響する改質剤及びま
た他の通常の成分を含有し得る。また本発明による化合物または最初に挙げた組
合せは自己研磨性防汚系に配合し得る。
上記の活性物質及び/または活性物質の組合せを好適に用いる調製物の例はド
イツ国特許第2,732,145号及びヨーロッパ特許第0,526,441号に記
載される。
更に驚くべきことにまた、本発明による発育阻害剤と殺藻剤、除草剤及び殺菌
・殺カビ剤との混合物が木材保護剤としても使用し得ることが見い出された。こ
れらの混合物はこの場合に殊に昆虫、カビ、木材変色性菌・カビ及び木材破壊性
菌・カビに対して有効である。
次の群の微生物を例として挙げ得るが、これに限定されるものではない:
A:木材変色性菌・カビ:
A1:嚢子菌類(Ascomycetes):セラトシスチス(Cerato
cystis)例えばセラトシスチス・マイナー(Ceratocystis
minor)
A2:不完全菌類(Deuteromycetes):アスペルギルス属(A
spergillus)例えば黒色こうじ菌クロカビ(Aspergillus
niger)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)例えば
アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullul
ans)、ダクチリウム属(Dactylium)例えばダクチリウム・フサリ
オイデス(Dactylium fusarioides)、ペニシリウム属(
Penicillium)例えばペニシリウム・ブレビカウレ(Penicil
lium brevicaule)またはペニシリウム・バリアビレ(Peni
cillium variabile)、スクレロフオーマ属(Sclerop
homa)例えばスクレロフオーマ・ピチオフイラ(Sclerophoma
pithyopaila)、スコプラリア属(Scopularia)例えばス
コプラリア・フイコマイセス(Scopularia phycomyces)
、トリコデルマ属(Trichoderma)例えばトリコデルマ・ビリデ(T
richoderma viride)またはトリコデルマ・リグノルム(Tr
ichoderma lignorum)
A3:接合菌類(Zygomycetes):ケカビ属(Mucor)
例えばムコル・スピノルス(Mucor spinorus)
B:木材破壊性菌・カビ:
B1:嚢子菌類(Ascomycetes):ケトミウム属(Chaetom
ium)例えばケトミウム・グロボスム(Chaetomium globos
um)またはケトミウム・アルバ-アレヌルム(Chaetomium alb
a-arenulum)、フミコラ属(Humicola)例えばフミコラ・グ
リセア(Humicola grisea)、ペトリエラ属(Petriell
a)例えばペトリエラ・セテイフエラ(Petriella satifera
)、トリクルス属(Trichurus)例えばトリクルス・スピラリス(Tr
ichurus spiralis)
B2:担子菌類(Basidiomycetes):コニオフオラ属(Con
iophora)例えばコニオフオラ・プテアナ(Coniophora pu
teana)、コリオルス属(Coriolus)例えばコリオルス・ベルシコ
ラー(Coriolus versicolor)、ドンキオポリア属(Don
kioporia)例えばドンキオポリア・エクスパンサ(Donkiopor
ia expansa)、グレノスポラ属(Glenospora)例えばグレ
ノスポラ・グラフイー(Glenospora graphii)、グロエオフ
イルム属(Gloeophyllum)例えばグロエオフイルム・アビエチヌム
(Gloeophyllum abietinum)、グロエオフイルム・アド
ラツム(Gloeophyllum adoratum)、Gl.プロタクツム
(protactum)、Gl.セピアリウム(sepiarium)またはG
l.トラベウム(trabeum)、レンチ
ヌス属(Lentinus)例えばレンチヌス・シアチフオルメス(Lenti
nus cythiformes)またはL.エドデス(edodes)例えば
L.レピデウス(lepideus)、L.グリヌス(grinus)もしくは
L.スクアロロスス(squarrolosus)、パキシルス属(Paxil
lus)例えばパキシルス・パヌオイデス(Paxillus panuoid
es)、プレウロツス属(Pleurotus)例えばプレウロツス・オストレ
アツス(Pleurotus ostreatus)、ポリア属(Poria)
例えばポリア・モンチコラ(Poria manticola)、P.プラセン
タ(Placenta)、P.バイランチイ(vaillantii)またはP
.バポラリア(vaporaria)、セルプラ属(Serpula)例えばセ
ルプラ・ヒマントイデス(Serpula himantoides)またはセ
ルプラ・ラクリマンス(Serpula lacrymans)、ステレウム属
(Stereum)例えばステレウム・ヒルスツム(Stereum hirs
utum)、チロマイセス属(Tyromyces)例えばチロマイセス・パル
ストリス(Tyromyces palustris)
B3:不完全菌類(Deuteromycetes):不完全真菌属(Alt
ernaria)例えばアルテルナリア・テニウス(Alternaria t
enius)、クラドスポリウム属(Cladosporium)例えばクラド
スポリウム・ヘルバルム(Cladosporium harbarum)
C.木材破壊性昆虫例えば
C1:甲虫:ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes b
ajulus)、クロロホルス・ピロシス(Chlorophorus pil
osis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum
)、キセストビウム・ルフオビロスム(Xestobium rufovill
osum)、プチリヌス・ペクチコルニス(Ptilinus pectico
rnis)、デンドロビウム・ペルチネクス(Dendrobium pert
inex)、エルノビウス・モリス(Ernobius mollis)、プリ
オビウム・カルピニ(Priobium carpini)、リクツス・ブルネ
ウス(Lyctus brunneus)、リクツス・アフリカヌス(Lyct
us africanus)、リクツス・プラニコリス(Lictus pla
nicollis)、リクツス・リネアリス(Lyctus linearis
)、リクツス・プベセンス(Lictus pubescens)、トロゴキシ
ロン・アエクアレ(Trogxylon aequale)、ミンテス・ルジコ
リス(Minthes rugicollis)、キシレボルス種(Xyleb
orus spec.)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron
spec.)、アパテ・モノクス(Apate monochus)、ボスト
リクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボス
トリクス・ブルネウス(Heterobostrychus brunneus
)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)、デイノデルス・ミヌ
ツス(Dinoderus minutus)
C2:膜翅目:シレックス・ジュベンクス(Sirex juvencus)
、ウロセルス.ギガス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス
・タイグヌス(Urocerus gigas ta
ignus)、ウロセルス・アウグル(Urocerus augur)
C3:白蟻:カロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flav
icollis)、クリプトテルメルス・ブレビス(Cryptotermer
s brevis)、ヘテロテルメス・インジコラ(Heterotermes
indicola)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulite
rmes flavipes)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reti
culitermes santonensis)、レチクリテルメス・ルシル
グス(Reticulitermes lucilugus)、マストテルメス
・ダルウイニエンシス(Mastotermes darwiniensis)
、ズーテルモプシス・ネバデンシス(Zootermopsis nevade
nsis)、コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes for
mosanus)。
これらの木材保護剤は0.01〜50重量%の殺藻剤、除草剤及び/または殺
菌・殺カビ剤並びに0.00001〜10重量%の殺虫剤を一般に含む。更に木
材保護剤は40%より多い溶媒及び/または希釈剤及び/または有機化学結合剤
或いは固定剤、処理剤、染料、顔料、染料混合物または顔料混合物の混合物を一
般に含有する。
混合物は殺藻剤として例えば硫酸銅、ジクロロルフェン、エンドタール、酢酸
フェンチン、キノクラミン;除草剤として例えば次のものを含有する:アセトク
ロル、アシフルオルフェン、アクロニフェン、アクロレイン、アラクロル、アロ
キシジム、アメトリン、アミドスルフロン、アシトロール、スルファミン酸アン
モニウム、アニロフォス、アシュラム、アトラジン、アジプロトリン、ベナゾリ
ン、ベンフルラリン、ベン
フレセート、ベンスルフロン、ベンスルフィド、ベンジフェンカップ、ベンズチ
アズロン、ビフェノックス、ビラナフォス、ボラックス、ジクロルプロップ、ジ
クロルプロップ−p、ジクロホップ、ジエタチル、ジフェノクスロン、ジフェン
ゾクアット、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロル、
ジメタメトリン、ジメチピン、ジメチルヒ酸、ジニトラミン、ジノセブ、酢酸ジ
ノセブ、ブロマシル、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブ
タクロル、ブタミフォス、フエナリロル、ブトラリン、ブチレート、カーベタミ
ド、CGA184927、クロルメトキシフェン、クロラムベン、クロルブロム
ロン、クロルブタム、クロルフレノール、クロリダゾン、クロリムロン、クロル
ニトロフェン、クロロ酢酸、アクロロピクリン、クロロトルロン、クロロクスロ
ン、クロルプレファム、クロルスルフロン、クロルタル、クロルチアミド、シン
メチリン、シノフルスロン、クレトジム、クロマゾン、クロメプロップ、クロピ
ラリド、シアナミド、シアナジン、酢酸ジノセブ、ジノテルブ、ジフェンアミド
、ジプロペトリン、ジクアット、ジチオピル、ジズロン、DNOC、PPX−A
788、DPX−E96361、DSMA、エグリナジン、エンドタール、E
PTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エチジムロン、エトフメセート、
フェノキサプロップ、フエノキサプロップ−P、フェヌロン、フラムプロップ、
フラムプロップ−M、フラザスルフロン、フルアジホップ、フルアジホップ−P
、フルクロラリン、フルメツロン、フルオロクギコフェン、フルオロニトロフェ
ン、フルプロパネート、フルレノール、フルリドン、フルロクロリドン、フルオ
ロキシピル、シクロエート、シクロキシジム、2,4−D、ダイムロン、ダラホ
ン、ダゾメット、2,4−DB、デスメ
ジファム、デスメトリン、ジカンバ、ジクロルベニル、イソプロツロン、イソウ
ロン、イソキサベン、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リヌロン
、LS830556、MCPA、MCPA−チオエチル、MCPB、メコプロッ
プ、メコプロップ−P、メフェナセット、メフルイジン、メタム、メタミトロン
、メタザクロル、メタベンズ、チアズロン、メタゾール、メトプロプトリン、メ
チルジムロン、メチルイソチオシアネート、メトブロムロン、ホモサフェン、ホ
サミン、フリルオキシフェン、グルホシネート、グリホセート、ハロキシホップ
、ヘキサジノン、イマザメタベンズ、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、
イオキシニル、イソプロパリン、プロピザミド、プロスルホカブ、ピラゾリネー
ト、ピラゾルスルフロン、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、キ
ンクロラック、キンメラック、キノクロアミン、キザロホップ、キザロホップ−
P、S−23121、セトキシジム、シフロン、シマジン、シメトリン、SMY
1500、ナトリウムクロレート、スルホメツロン、タール油、TCA、メト
ラクロル、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モナリ
ド、モノリヌロン、MSMA、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネ
ブロン、ニコスルフロン、ニピラクロフェン、ノルフルラゾン、オーベンカルブ
、オアリザリン、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、パラクアット、ペブ
レート、ペンジメタリン、ペンタクロロフェノール、ペンタオクロル、石油オイ
ル、フェンメジファム、ピクロラム、ピペロホス、プレチラクロル、プリミスル
フロン、プロジアミン、プログリナジン、プロプメトン、プロメトリン、プロパ
クロル、テブタム、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチラジン
、テルブトリン、チアザフルオロン、
チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、チオクロリム、トラル
コキシジム、トリ−アレート、トリアスルフロン、トリベンズロン、トリクロピ
ル、トリジファン、トリエタジン、トリフルラリン、IBI−C4874ベルノ
レート、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム。
好適な混合物は好ましくは殺虫剤に関して1:9〜9:1の重量比の殺菌・殺
カビ剤例えばヘキサコナゾール、テブコナゾール、プロピコナゾール、シクプロ
コナゾール及び/または2−(1−クロロ−シクロプロピル)−1−(2−クロ
ロフェニル)−3−1H−(1,2,4−トリアゾル−1−イル)−プロパン−2
−オールを含有する。
また好適な追加の殺菌・殺カビ共成分は次のものである:ブロムコナゾール、
ジクロブトラゾール、ジニコナゾール、ペンコナゾール、(E)メトキシイミノ
[α-(o-トリルオキシ)-o-トリル)]酢酸メチル、(E)-2-{2-[6-(
2-シアノフエノキシ)ピリミジン-4-イル-オキシ]フエニル}-3-メトキシア
クリル酸メチル、メトフロキサム、カルボキシン、フエンピクリニル、4-(2,
2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソル-4-イル)-1H-ピロール-3-カーボニ
トリル、ブテナフイン及び/またはn-ブチルカルバミン酸3-ヨード-2-プロピ
ニル。
加えて相乗殺虫共成分例えば次の殺虫剤を用いることができる:リン酸エステ
ル例えばアジンフオス-エチル、アジンフオス-メチル、α-1(4-クロロフエニ
ル)-4-(O-エチル、S-プロピル)ホスホリルオキシ-ピラゾール、クロルピ
リフオス、コウマフオス、デメトン、デメトン-S-メチル、ダイアジノン、ジク
ロルボス、ジメトエート、エトエート、エトプロフオス、エトリムフオス、フエ
ニトロチオン、フエンチ
オン、ヘプテノフオス、パラチオン、パラチオン-メチル、フオサロン、フオキ
シム、ピリミフオス-エチル、ピリミフオス-メチル、プロフエノフオスム、プロ
チオフオス、スルフプロフオス、トリアゾフオス及びトリクロルフオン;カルバ
メート例えばアルジカルブ、ベンジオカルブ、α-2-(1-メチルプロピル)-フ
エニルメチルカルバメート、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバ
リル、カルボフラン、カルボスルフアン、クリエトカルブ、イソプロカルブ、メ
トミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロメカルブ、プロポクスル及びチオジカ
ルブ;有機ケイ素化合物、好ましくはジメチル(フエニル)シリル-メチル3-フ
エノキシベンジルエーテル例えばジメチル-(4-エトキシフエニル)-シリルメ
チル3-フエノキシベンジルエーテル、或いは(ジメチルフエニル)-シリル-メ
チル2-フエノキシ-6-ピリジルメチルエーテル例えばジメチル-(9-エトキシ-
フエニル)-シリルメチル2-フエノキシ-6-ピリジルメチルエーテルまたは[(
フエニル)-3-(3-フエノオキシフエニル)-プロピル](ジメチル)-シラン
例えば(4-エトキシフエニル)[3-(4-フルオロ-3-フエノキシフエニル-プ
ロピル]-シラン、スラフルオフェン、ピレスロイド例えばアレトリン、アルフ
アメトリン、ビオレスメトリン、ビフエントリン、シクロプロチン、シフルトリ
ン、デカメトリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、アルフア
-シアノ-3-フエニル-2-メチルベンジル、2,2-ジメチル-3-(2-クロロ-2-
トリフルオロ-メチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート、フエンプロパ
トリン、フエンフルトリン、フエンバレレート、フルシトリネート、フルメトリ
ン、フルバリネート、パーメトリン、レスメトリン及びトラロメトリン;ニトロ
イミン及びニトロメチレン例えば
1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)-メチル]-4,5-ジヒドロ-N-ニトロ-1H-
イミダゾール-2-アミン(イミダクロプリド)、N-[(6-クロロ-3-ピリジル
)メチル]-N2-シアノ-N1-メチルアセトアミド(NI-25)、アバメクチン
、AC303,630、アセフエート、アクリナトリン、アラニカルブ、アルド
キシカルブ、アルドリン、二フッ化アンモニウム、アミトラズ、アザメチフオス
、バチルス・ツリンジエンシス(Bacillus thrungiensis
)、フオスメット、フオスフアミドン、ホスフイン、プラレトリン、プロパフオ
ス、プロペタムフオス、プロトエート、ピラクロフオス、ピレトリン、ピリダベ
ン、ピリダフエンチオン、ピリプロキシフエン、キナルフオス、RH-7988
、ロテノン、二フッ化ナトリウム、六フッ化ケイ酸ナトリウム、スルフオテップ
、フッ化スルフリル、タール油、テフルベンズロン、テフルトリン、テメフオス
、テルブフオス、テトラクロルビンフオス、テトラメトリン、O-2-t-ブチル-
ピリミジン-5-イル-o-イソプロピルホスフオロチエート、チオンクラム、チオ
フアノックス、チオメトン、トラロメトリン、トリフルムロン、トリメタカルブ
、バミドチオン、バーチシリウム・ラカニイ(Verticillium La
canii)、XMC、キシリルカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ビ
フエントリン、ビオアレトリン、MERビオアレトリン(S)-シクロペンテニ
ル異性体、ブロモフオス、ブロモフオス-エチル、ブプロフエジン、カヅサフオ
ス、カルシウムポリスルフイド、カルボフエノチオン、カータップ、キノメチオ
ネート、クロルダン、クロルフエンビンフオス、クロルフルアズロン、クロルメ
フオス、クロロピクリン、クロルピリフオス、シアノフオス、ベータ-シフルト
リン、アルフア-シペルメトリン、
シオフエノトリン、シロマジン、ダゾメット、DDT、デメトン-S-メチルスル
ホン、ジアフエンチウロン、ジアリフオス、ジクロトフオス、ジフルベンズロン
、ジノセブ、ジオキサベンゾフオス、ジアキサカルブ、ジスルフオトン、DNO
C、エムペントリン、エンドスルフアン、EPN、エスフエンバレレート、エチ
オフエンカルブ、エチオン、エトフエンプロクス、フエノブカルブ、フエノキシ
カルブ、フエンスルホチオン、フイプロニル、フルシクロクスロン、フルフエン
プロクス、フルフエノクスロン、フオノフオス、フオルメタネート、フオルモチ
オン、フオスメチラン、フラチオカルブ、ヘプタクロル、ヘキサフルムロン、ヒ
ドラメチルノン、シアン化水素、ヒドロプレン、IPSP、イサゾフオス、イソ
フエンフオス、イソプロチオラン、イソキサチオン、ヨードフエンフオス、カデ
トリン、リンダン、マラチオン、メカルバム、メホスホラン、メルクロウス、ク
ロライド、メタム、メタルチジウム、アニソプリエ、メタクリフオス、メタミド
フオス、メチダチオン、メチオカルブ、メトプレン、メトキシクロル、イソチオ
シアン酸メチル、メトルカルブ、メビンフオス、モノクロトフオス、ナレド、ネ
オジプソオン-サーテイフアー(Neodiprion sertifer)N
PV、ニコチン、オメトエート、オキシデメトン-メチル、ペンタクロロフエノ
ール、石油、フエノトリン、フエントエート、フオレート。
これに関連して殊に好適な殺虫剤は次のものである:クロルピリフオス、フオ
キシム、シラフルオフエン、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、
パメトリン、イミダクロプリド、ヘキサフルムロン、リンダン。
混合物の相乗作用は99:1〜1:99、好ましくは3:1〜1:3、
極めて殊に好ましくは1:1の混合比で観察される。
木材破壊性の菌・カビに対する更に増大した作用を得るために、これら上記の
ものに加えて次の殺菌・殺カビ剤を混合することも可能である。
トリアゾール:アミトロール、アゾシクロチン、BSA480F、ビテルタノ
ール、ジフエノコナゾール、フエンブコナゾール、フエンクロラゾール、フエネ
タニル、フルキシコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフオル、イミベンコ
ナゾール、イサゾフオス、シクロブタニル、オプス、バクロブトラゾール、±)
-シス-1-(4-クロロフエニル)-2-(1H-1,2,4-トリアゾル-1-イル)-
シクロヘプタノール、テトラコナゾール、トリアジメフオン、トリアジメノール
、トリアペンテノール、トリフルミゾール、ウニコナゾール;
イミダゾール:イマザリル、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾー
ル、2-(1-t-ブチル)-1-(2-クロロフエニル)-3-(1,2,4-トリアゾ
ル-1-イル)-プロパン-2-オール、チアゾルカルボキシアニリド例えば2′,6
′-ジブロモ-2-メチル-4-トリフルオロメトキシ-4′-トリフルオロメチル-1
,3-チアゾール-5-カルボキシアニリド。
銅塩:硫酸銅、炭酸銅、塩化銅、銅アンモニア錯体、銅アミン錯体。
亜鉛塩:硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛。
混合塩:銅/ホウ素混合物、銅/クロム/ホウ素混合物、銅/クロム/ヒ素混
合物。
(E)-2-[2-[6-(2-シアノフエノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]
フエニル]3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-[6-(2-チオアミ
ドフエノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フエニル]-3-メトキシアクリル酸
メチル、(E)-2-[2-[6-(2-フルオロ
フエノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フエニル]-3-メトキシアクリル酸メ
チル、(E)-2-[2-[6-(2,6-ジフルオロフエノキシ)ピリミジン-4-イ
ルオキシ]-フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-[3-
(ピリミジン-2-イルオキシ]フエノキシ]-3-メトキシアクリル酸メチル、(
E)-2-[3-[5-(メチルピリミジン-2-イルオキシ]-フエノキシ]フエニ
ル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-[3-(フエニル-スルホ
ニルオキシ)-フエノキシ]フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-
2-[3-[4-(ニトロフエノキシ)フエノキシ]-フエニル]-3-メトキシアク
リル酸メチル、(E)-2-[2-フエノキシフエニル]-3-メトキシアクリル酸
メチル、(E)-2-[2-(3,5-ジメチルベンゾイル)ピロル-1-イル]-3-
メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(3-メトキシフエノキシ)フエニ
ル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(2-フエニル-エテン-1
-イル)フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(3,5-ジ
クロロフエノキシ)ピリジン-3-イル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)
-2-(2-(3-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フエノキシ)フエニル
)-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-(2-[3-(アルフア-ヒドロキ
シベンジル)フエノキシ]フエニル)-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-
2-(2-(4-フエノキシピリジン-2-イルオキシ)フエニル)-3-メトキシア
クリル酸メチル、(E)-2-[2-(3-n-プロピルオキシフエノキシ)-フエニ
ル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(3-(イソプロピルオキ
シフエノキシ)フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-[
3-(2-フルオロフエノキ
シ)フエノキシ]フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-
(3-エトキシフエノキシ)フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-
2-[2-(4-t-ブチルピリジン-2-イルオキシ)フエニル]-3-メトキシアク
リル酸メチル、(E)-2-[2-[3-(3-シアノフエノキシ)フエノキシ]フ
エニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(3-メチルピリジン
-2-イルオキシメチル)フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-
[2-[6-(2-メチルフエノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フエニル]-3
-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(5-ブロモピリジン-2-イルオ
キシメチル]フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)-2-[2-(3-
(3-ヨードピリジン-2-イルオキシ]フエノキシ]フエニル]-3-メトキシア
クリル酸メチル、(E)-2-[2-[6-(2-クロロピリジン-3-イルオキシ]
ピリミジン-4-イルオキシ]フエニル]-3-メトキシアクリル酸メチル、(E)
,(E)メチル-2-[2-(5,6-ジメチルピラジン-2-イルメチルオキシイミノ
メチル)フエニル]-3-メトキシアクリレート、(E)メチル-2-{2-[6-[
6-メチルピリジン-2-イルオキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フエニル}-3
-メトキシアクリレート、(E),(E)メチル-2-{2-(3-メトキシフエニル
)メチルオキシイミノメチル)フエニル}-3-メトキシアクリレート、(E)メ
チル-2-{2-(6-(2-アジドフエノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フエ
ニル]-3-メトキシアクリレート、(E),(E)メチル-2-{2-[6-フエニ
ルピリミジン-4-イル)メチルオキシイミノメチル)フエニル}-3-メトキシア
クリレート、(E),(E)メチル-2-{2-[(4-クロロフエニル)メチルオ
キシイミノメチル]フエ
ニル}-3-メトキシアクリレート、(E)メチル-2-{2-[6-(2-n-プロピ
ルフエノキシ)-1,3,5-トリアジン-4-イルオキシ]フエニル}-3-メトキシ
アクリレート、(E),(E)メチル-2-{2-[(3-ニトロフエニル)メチル
オキシイミノメチル)フエニル}-3-メトキシアクリレート。
コハク酸塩脱水素酵素阻害剤例えばフエンフラム、フルカルバニル、シリラフ
ルラミド、フルメシクロックス、Seedvax、メトスルフオバックス、ピロ
カルボリド、オキシカルボキシン、シャーラン、メベニル(メプロニル)、ベノ
ダニル、フルトラニル(Moncut)。
ナフタレン誘導体例えばタービナフイン、ナフチフイン、ブテナフイン、3-
クロロ-7-(2-アザ-2,7,7-トリメチル-オクト-3-エン-5-イン)。
スルフエンアミド例えばジクロロフルアニド、トリルフルアニド、フオルペッ
ト、フルオルフオルペット;カプタン、カプトフオル、
ベンズイミダゾール例えばカルベンダジム、ベノミル、フラチオカルブ、フベ
リダゾール、チオフオナトメチル、チアベンダゾールまたはその塩;
チオシアネート例えばチオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、メチレンビ
スチオシアネート;
第4級アンモニウム化合物例えば塩化ベンジルジメチルテトラデシルアンモニ
ウム、塩化ベンジルジメチルドデシルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアン
モニウム、
モルホリン誘導体例えばトリデモルフ、フエンプロピモルフ、フアリモルフ、
ジメトモルフ、ドデモルフ;アルジモルフ、フエンプロピジン
並びにそのアリールスルホン酸塩例えばp-トルエンスルホン酸及びp-ドデシル
フエニル-スルホン酸、
ヨウ素誘導体例えばジヨードメチルp-トリルスルホン、3-ヨード-2-プロピ
ニルアルコール、4-クロロフエニル-3-ヨードプロパルギルホルマール、3-ブ
ロモ-2,3-ジヨード-2-プロペニルエチルカルバメート、2,3,3-トリヨード
アリルアルコール、3-ブロモ-2,3-ジヨード-2-プロペニルアルコール、6-
ヨード-3-オキソ-ヘキシ-5-イン-オールブチルカルバメート、6-ヨード-3-
オキソ-ヘキシ-5-イン-オールフエニルカルバメート、3-ヨード-2-プロピニ
ルn-ヘキシルカルバメート、3-ヨード-2-プロピニルシクロヘキシルカルバメ
ート、3-ヨード-2-プロピニルフエニルカルバメート;
フエノール誘導体例えばトリブロモフエノール、テトラクロロフエノール、3
-メチル-4-クロロフエニル、ジクロロフエン、o-フエニルフエノール、m-フ
エニルフエノール、p-フエニルフエノール、2-ベンジル-4-クロロフエノール
;
グルタルアルデヒド;
臭素誘導体例えば2-ブロモ-2-ニトロ-1,3-プロパンジオール;
イソチアゾリノン例えばN-メチルイソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-N-メ
チル-イソチアゾリン-3-オン、4,5-ジクロロ-N-オクチルイソ-チアゾリン-
3-オン、N-オクチル-イソチアゾリン-3-オン;ベンゾイソチアゾリノン、4,
5-トリメチレン-イソチアゾリノン;
ピリジンまたはピリミジン例えば1-ヒドロキシ-2-ピリジンチオン(並びに
そのナトリウム、鉄、マンガン及び亜鉛塩)、テトラクロロ-4-メチルスルホニ
ルピリジン、ピリメタニル、マパニピリム、ジピリ
チオン;
金属石ケン例えばナフテン酸スズ、オクトン酸スズ、2-エチルヘキサノン酸
スズ、オレイン酸スズ、リン酸スズ、安息香酸スズ、ナフテン酸銅、オクトン酸
銅、2-エチルヘキサノン酸銅、オレイン酸銅、リン酸銅、安息香酸銅、ナフテ
ル酸亜鉛、オクトン酸亜鉛、2-エチルヘキサノン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、リ
ン酸亜鉛及び安息香酸亜鉛;
酸化物例えば酸化トリブチルスズ、Cu2O、CuO、ZnO;
ジアルキルジチオカルバメート例えばジアルキルジチオカルバミン酸のナトリ
ウム及び亜鉛塩、二硫化テトラメチルチウラム;
ジチオカルバメート、クフラネブ、フエルバム、マンカッパー、マンコゼブ、
マネブ、メタム、メチラム、チラム、ジネブ、ジラム;
ニトリル例えば2,4,5,6-テトラクロロイソフタロジニトリル、23,5,6
-テトラフルオロテレフタロジニトリル;
ベンゾチアゾール例えば2-メルカプトベンゾチアゾール;
キノリン例えば8-ヒドロキシキノリン及びそのCu塩;
ベンズアミド例えば2,6-ジクロロ-N-(4-トリフルオロメチルベンジル)-
ベンズアミド(XRD-563);
ホウ素化合物例えばホウ酸、ホウ酸エステル、ボラックス;
ホルムアミド及びホルムアミド放出化合物例えばベンジルアルコールモノ(ポ
リ)ヘミホルマール、オキサゾリジン、ヘキサヒドロ-S-トリアジン、N-メチ
ロールクロロアセトアミド、パラホルムアルデヒド、ニトロピリン、オキソリン
酸、ラクロフタラム;
トリス-N-(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)-アルミニウム、N-(シ
クロ-ヘキシルジアゼニウムジオキシ)-トリブチルスズまたは
カリウム塩、ビス-N-(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)-銅。
また高度に活性な化合物が次の活性物質を用いて更に製造される:殺菌・殺カ
ビ剤:アシペタクス、2-アミノブタン、アンプロピリフオス、アニラジン、ベ
ナラキシル、ブピリメート、キノメチオネート、クロロネブ、クロゾリネート、
シモキサニル、ダゾメット、ジクロメジン、ジクロラム、ジエトフエンカルブ、
ジメチリモル、ジノカブ、ジチアノン、ドジン、ドラゾキソロン、エジフエンフ
オス、エチリモル、エトリジアゾール、フエナリモル、フエニトロパン、酢酸フ
エニチン、水酸化フエニチン、フエリムゾン、フルアジナム、フルロミド、フル
スルフアミド、フルトリアフオル、フオセチル、フタリド、フラフキシル、グア
ザチン、ヒメキサゾル、イプロベンフオス、イプロジオン、イソプロチオラン、
メタラキシル、メタスルフオカルブ、ニトロタルイソプロピル、ヌアリモル、オ
フレース、オキサジイル、パーフルラゾエート、ペンシクロン、フオスジフエン
、ピマリシン、ピペラリン、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピネブ、ピラ
ゾフオス、ピリフエノックス、ピロキロン、キントゼン、タール油、テクナゼン
、チシオフエン、チオフアネート-メチル、トルクロフオス-メチル、トリアゾキ
シド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリフオリン、ビンクロゾリン。
用いる組成物及びまたは濃厚剤の量は昆虫、微生物の種及び頻度、微生物数及
び媒質に依存する。施用する最適量は使用の際の試験群により求めることができ
る。しかしながら、保護する材料をベースとして0.001〜20重量%、好ま
しくは0.05〜10重量%の活性物質混合物を用いることで一般に十分である
。
活性化合物混合物はそのままでか、濃厚物の状態で、または一般に通
常の調製物例えば溶液、懸濁液、乳液またはペーストとして使用し得る。
上記の調製物はそれ自体公知の方法で、例えば活性化合物を溶媒もしくは希釈
剤、乳化剤、分散剤及び/または結合剤及び/または固定剤、撥水剤、適当なら
ば乾燥剤及びUV安定剤並びに適当ならば着色剤及び顔料並びにまた他の処理助
剤と混合することにより製造し得る。
用いる溶媒及び/または希釈剤は有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/また
は油状もしくは油タイプの有機化学溶媒もしくは低揮発性を有する溶媒混合物及
び/または有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/または水並びに少なくとも1
つの乳化剤及び/または湿潤剤であるか、またはこのものからなる。
好適に用いる有機化学溶媒は35以上の蒸発数(evaporation n
umber)及び30℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有する油
状もしくは油タイプの溶媒である。適当な鉱油もしくはその芳香族フラクション
または鉱油含有溶媒混合物、好ましくはホワイト・スピリット(white s
pirit)、石油及び/またはアルキルベンゼンを低揮発性を有し、そして水
に不溶性であるかかる油状及び油タイプの溶媒として用いる。
有利に用いる物質は170〜220℃の沸点範囲を有する鉱油、170〜22
0℃の沸点範囲を有するホワイト・スピリット、250〜350℃の沸点範囲を
有するスピンドル油、160〜280℃の沸点範囲を有する石油または芳香族、
マツヤニの油などである。
好適な具体例において、180〜210℃の沸点範囲を有する液体脂肪族炭化
水素または180〜220℃の沸点範囲を有する芳香族及び脂肪族炭化水素の高
沸点化合物及び/またはスピンドル油及び/またはモ
ノクロロナフタレン、好ましくはα-モノクロロナフタレンを用いる。
35以上の蒸発数及び30℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有
する低揮発性の有機性の油状もしくは油タイプの溶媒を部分的に高または中程度
の揮発性の有機化学溶媒に代えることができ、但しまた溶媒混合物は35以上の
蒸発数及び30℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有し、そして殺
虫剤/殺菌・殺カビ剤混合物はこの溶媒混合物に可溶性または乳化可能であるこ
ととする。
好適な具体例において、有機化学溶媒もしくは溶媒混合物または脂肪族の極性
有機化学溶媒もしくは溶媒混合物のあるものを置換する。好適に用いる物質はヒ
ドロキシル及び/またはエステル及び/またはエーテル基を含む脂肪族の有機化
学溶媒例えばグリコールエーテル、エステルなどである。
また溶媒または希釈剤として殊に適当なものは適当ならば1つまたはそれ以上
の上記有機化学溶媒もしくは希釈剤、乳化剤及び分散剤との混合物の状態の水で
ある。
本発明の範囲内で用いる有機化学結合剤はそれ自体公知であり、そして水で希
釈することができ、そして/または用いる有機化学溶媒中に溶解もしくは分散も
しくは乳化することができる合成樹脂及び/または結合乾燥油、殊にアクリレー
ト樹脂、ビニル樹脂例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重縮合もしくは
重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂もしくは改質アルキド樹脂、フエ
ノール樹脂例えばインデン/クマロン、シリコーン樹脂、乾燥植物及び/または
乾燥油及び/または天然及び/または合成樹脂をベースとする物理的乾燥結合剤
である。
結合剤として用いる合成樹脂は乳液、分散体または溶液の状態で使用
し得る。また10重量%までのビチューメンまたはビチューメン状物質を結合剤
として使用し得る。加えて、それ自体公知である着色剤、顔料、撥水剤、消臭剤
、阻害剤または腐蝕防止剤などを使用し得る。
本発明による組成物または濃厚物は好ましくは有機化学結合剤として少なくと
も1つのアルキド樹脂または改質アルキド樹脂及び/または乾燥植物油を含んで
なる。本発明により好適に用いられる物質は45重量%以上、好ましくは50〜
68重量%の油含有量を有するアルキル樹脂である。
上記結合剤のあるものまたは全てを固定剤(混合物)または可塑剤(混合物)
に代えることができる。これらの添加剤は活性化合物の揮発及び結晶化もしくは
沈殿を防止するためのものである。これらのものは好ましくは0.01〜30%
(用いる結合剤100%をベースとして)の結合剤に代えられる。
可塑剤はフタル酸エステル例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルまた
はフタル酸ベンジルブチル、リン酸エステル例えばリン酸トリブチル、アジピン
酸エステル例えばアジピン酸ジ-(2-エチルヘキシル)、ステアリン酸エステル例
えばステアリン酸ブチルまたはステアリン酸アミル、オレイン酸エステル例えば
オレイン酸ブチル、グリセリンエーテルまたは高分子量グリコールエーテル、グ
リセリンエステル及びp-トルエンスルホン酸の化学群から誘導される。
固定剤の化学的ベースは例えばポリビニルアルキルエーテル例えばポリビニル
メチルエーテルまたはケトン例えばベンゾフエノン及びエチルベンゾフエノン或
いは窒素化合物例えばアルカノアミン及びアンモニアである。
本発明による活性物質混合物または該混合物を含んでなる組成物により保護さ
れ得る木材は、例えば構造用木材、木製角材、線路のまくら木、架橋部品、防波
堤、木製の車、箱、パレット、容器、電話機、木製被覆材、木製の窓及びドア、
合板、削片板、建具屋の仕事または建設業もしくはビル建築に全く一般的に用い
られる木材生成物を意味するものとして理解されよう。
殊に有効な木材の保護は大規模な含浸工程例えば真空、二重真空また圧力工程
により達成される。
木材及び木材物質の保護に用いられる殺微生物組成物または濃厚物は0.01
〜95重量%、殊に0.01〜60重量%の濃度での活性物質の組合を含んでな
る。
好適な組成物(調製済組成物)は好ましくは0.2〜3重量%、殊に0.5〜2
重量%のアルシスチンと殺菌・殺カビ剤及び/または殺藻剤との混合物並びに少
なくとも1つの有機化学溶媒または溶媒混合物及び/または油性もしくは油性の
比較的不揮発性の有機化学溶媒または溶媒混合物及び/または極性の有機化学溶
媒または溶媒混合物及び/または水並びに乳化剤及び/または湿潤剤並びに必要
に応じて残りの成分としての0〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%の固定
剤及び/または他の添加剤を含む。
殊に好適な(調製剤)組成物は固体として計算して2〜30重量%、好ましく
は5〜22重量%の合成樹脂結合剤、好ましくはアルキド樹脂及び/または乾燥
植物油並びに少なくとも1つの有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/または油
性もしくは油状の比較的低揮発性の有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/また
は極性有機化学溶媒もしくは溶媒混
合物及び/または水並びに乳化剤及び/または湿潤剤並びに適当ならば残りの成
分としての乾燥剤、染料着色、顔料、沈殿防止剤及び/またはUV安定剤を含ん
でなる。
木材及び木材物質を保護するための濃厚物は、好ましくは0.2〜25重量%
、好ましくは3〜8重量%のアルシスチンと殺菌・殺カビ剤また殺藻類剤との混
合物、5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%(固体として計算)の少な
くとも1つの有機化学結合剤及び/または固定剤もしくは可塑剤、並びに更に残
りとしての有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/または油性もしくは油状の比
較的低揮発性の有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/または極性有機化学溶媒
もしくは溶媒混合物及び/または浸透補助剤及び/または水並びに乳化剤及び/
または湿潤剤を含んでなる。
本発明による組成物は現在得られる殺微生物組成物をより有効な組成物に有利
に代えることができる。これらのものは良好な安定性を示し、そして有利には広
いスペクトルの作用を有する。
実施例1
バラニド(balanido)の直接試験の代りに、甲殻類に対する発育阻害効果を有
する物質に対する探索においてアルテミア・サリナ(Artemia salina)を用いた
。
この塩水甲殻類はその多くの幼虫段階及び国際的に認識される確立された試験
システムのために高度に適する。ナウプリウス段階の異なった感受性のために、
同調された固体群を試験に用いた[R.B.スリート(Sleet)及びK.ブレン
デル(Brendel):発育毒性学における試験管内試験に対するアルテミア・ナウ
プリイ(Artemia nauplii)及びその
潜在的 etc の均一性固体群、Tetratogenesis,Carcinojenesis and Mtagenesis
5;41〜54(1985)]。試験はソージェルース(Sorgeloos)らにより
出版された方法[P.ソージェルース、C.R.ファン・デル・ビーレン(Van de
r Wielen)及びG.パーソーネ(Persoone):毒性試験に対するアルテミア・ナ
ウプリイの使用−臨界分析、Ecotoxicology and Environmental Safety2,24
9〜255(1978)]により行った。
評価:3=100%死滅
2=50%、<100%死滅
1=20〜50%死滅
0=作用なし
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(72)発明者 ウーア,ヘルマン
ドイツ連邦共和国デー−51379レーフエル
クーゼン・デユツセルドルフアーシユトラ
ーセ167
(72)発明者 クニシユ,フランツ
ドイツ連邦共和国デー−51519オーデンタ
ール・ツムハーネンベルク20