JPH09506976A - サッカー審判用の時計 - Google Patents

サッカー審判用の時計

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JPH09506976A JP8501475A JP50147596A JPH09506976A JP H09506976 A JPH09506976 A JP H09506976A JP 8501475 A JP8501475 A JP 8501475A JP 50147596 A JP50147596 A JP 50147596A JP H09506976 A JPH09506976 A JP H09506976A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(競技中の中断を埋め合わせるために)ゲームが延びた場合に、競技時間及び延長時間のアナログ表示用のサッカー審判の時計、好ましくは腕時計に関するものであり、好ましくは45度の目盛りと60度の目盛りとの間の扇形部分(4)と、非作動状態において延長時間を示すためにダイヤルプレートの下に配置されている回転シグナルディスク(2)を備えており、前記ダイヤル(1)の上には色の異なる分針(3)を備えており、前記アナログディスプレイ(2、3)は、独立したモータ(M1、M2)によって作動し、ディスプレイは、開始及びストップ及び特殊の機能を伴う主種のキー(T1、T2、T3、T4、T5、T6)とは独立している電子回路(E1)によって制御される。

Description

【発明の詳細な説明】 サッカー審判用の時計 本発明は分スケールを備えたダイヤルプレート、電子回路、駆動モータ、及び アナログ(analogous)ディスプレイを動かすためのギヤを有するサッカー審判用 の時計に関する。 1994年にアメリカ合衆国で行われたサッカーのワールドカップから、一方 又は他方のチームによって勝手気ままに引き延ばされた競技の中断、ブレイク、 タイムアウトその他(例えば、フリーキック等の前におけるようなもの)に対し て、サッカー審判は、正規の競技時間経過後にそれぞれのロスタイムの時間だけ 実質的な競技時間を延長することによって罰を課すように勧告されている。これ は、競技のハーフタイムが15分程度延長された時に発生した。サッカー審判た ちは、適当な時計を持っていないため、簡単なストップウォッチだけでこのよう な競技の延長時間を決定しなければならなかった。 ドイツ特許第4205585号は、2つのディスプレイ面と、制御手段とアナ ログディスプレイを駆動するためのモータとを備えたスポーツ競技用の時計を開 示して いる。前記ディスプレイ面の1つはその日の時刻を示すための中心で回転するシ グナルディスクであり、この場合異なる大きさの扇形がその日の時刻を示すこと になる。この時計はスタート及びストップ手段も備えている。測定値(例えば、 温度及び時間)は針及びスケールを使用することなくアナログ的に示される。正 規の競技時間の後に“ロスタイム”として競技されるべき時間である総タイムア ウト時間を決定するために、競技の中断の決定及び/又は記録をこの装置で行う ことはできない。 ドイツ特許出願第2411799号の対象はその日の時間を示すための腕時計 であり、そのディスプレイ表面は切り欠きを備えており、色付きの扇形が設けら れた下側のディスプレイ面は前記切り欠きを介して見ることができる。 米国特許第2183548号は、スポーツ競技の時間を知らせるための指示器 であって、ディスプレイ部材を動かすために、正逆回転可能な2つのモータを備 えている指示器を開示する。 ドイツ特許出願第3918480号は1日の通常の日程用として、同軸回転面 によって象徴される表示装置を開示する。この装置の目的は、セグメントとして 配置され回転ディスクによって、一日のうちの特定の時間を特 に示すことである。これは短針と長針をなくしたデザインウォッチであるが他の 解決を示している。セグメントディスクの時間行程と時計針の時間行程との組み 合わせはこの文献では開示されていない。 ドイツ特許出願3639814号の対象は、レース用の、特にボートレース用 のスタートクロノメータであり、1つの針のみがダイヤルプレートのある種のマ ークが付された扇形上で異なる速度で動く。サッカーゲーム中に時々起こるよう な選手による長い競技中断の決定はこのクロノメータを用いては行うことができ ない。正規の競技時間の後に競技されるべき各時間(ロスタイム)は、この時計 では決定もしくは記録ができない。 最後にドイツ特許出願第32940326号の対象は、“測定値を示すための 手段”を示している。これらは、スケールディスクの前で動くマーク、変色効果 、印影を有するセグメントディスク又はフルディスクである。サッカー審判用時 計が果たす役割、即ち、ゲームの中断時間を補償するために総競技時間を表示す ることができるように、正規のハーフタイムとゲームの中断を決定すること、記 録すること、示すことは、この文献では説明又は解決されていない。 従って、本発明の目的は上述のタイプのサッカー審判 用時計であって、サッカー審判が非常に簡単に、素早く、正確にロスタイムを決 定することができ、誰が使用しても同じに見える時計を提供することである。 この目的は、独立請求項に特徴付けられた項目及び特徴を有する本発明によっ て解決される。発明の改良及び有利な変更態様は従属項で開示されている。 本発明の時計によって、特に赤く認識されるシグナルディスクによって、審判 は競技時間の現在の状況を正確に視覚的に認識することができ、使用者がさらに 操作を行わなくてもロスタイムを正規競技時間に加算することができ、正確な競 技時間が時計によって示される。エクストラタイムについても同様である。 本発明の好ましい実施例は添付の図面を用いて説明される。図面は以下のもの を示す。 図1 本発明にかかるサッカー審判用時計の正面図 図2 本発明にかかるサッカー審判用時計を制御するための電子回路 図3 本発明にかかるサッカー審判用時計の変更態様を示す正面図 図1はダイヤルプレート1が設けられ、該ダイヤルプレートの45分の目盛と 60分の目盛の間の部分には切 り欠き4が設けられ、0分の目盛と15分の目盛の間の部分には、15分のプレ イハーフタイムの時間の視覚性を改善するために、着色された(たとえば黄色に )印影が設けられた本発明にかかる時計を示している。時計は、さらに正規のプ レイハーフタイムと正規のエクストラタイムを示すための分針3と、ダイアルプ レート1の下に取り付けられたシグナルディスク2とを備えている。シグナルデ ィスク2は(ゲーム開始時の最初の位置における)30分の目盛から45分の目 盛の間の部分で着色(例えば赤色)され、45分の目盛から30分の目盛(時計 方向に)の間の残された部分は好ましくは灰色に着色される。 さらに、競技の開始時に時計をスタートさせるためのキーT1と、分針3を“ 零”の位置にリセットするため及びシグナルディスク2を45分の目盛の位置に リセットするために競技の終了時に押されるT2とが設けられている。キーT3 はシグナルトーンジェネレータの電源を切る機能を有する。キーT4は各ロスタ イムの開始時に押される。キーT5はロスタイムの終了時に押される。キーT6 を押すことによって延長時間(エクストラタイム)がスタートする。ディスプレ イD1は1日のうちのそのときの時間を示す。 キーT1を押すことによって正規の競技時間がスタートする。電子回路E1に よってモータM1(マイクロプロセッサによって制御される)がスイッチオンし 、モータM1はギア手段を介して分スピードで分針を動かす。分針3が45分の 目盛に到達した後、トーンジェネレータST1のシグナルトーンが自動的に鳴り 、分針は停止する。キーT2を押すことによって正規の競技時間は終了する。キ ーT1機能はキャンセルされ、シグナルトーンジェネレータST1停止し、モー タM1をスイッチオンして逆方向に回転する。そのため、分針3は、動きを止め る留め具に到達するまで、スターティングポジションに向けて逆方向に素早く動 く。その後時計は次の使用に備えられる。 キーT3を押すことにより、トーンジェネレータST1は他から独立してスイ ッチオフとなる。これは、キーT3を押すことによって、電流は電子回路E1に よって遮断されることを意味する。 正規の競技タイムが中断され、ロスタイムを競技する必要があるときには、キ ーT4が押される。回路E1によってモータM2が作動し、モータM2は中間ギ ヤを介して分速度で、シグナルディスク2を時間が進む方向に動かし、その結果 シグナルディスク2の赤い扇形がダイ ヤルプレート1の切り欠き4からあらわれる。 ゲームの中断が終了するとキーT5が押される。回路E1はモータM2に供給 する電流を遮断し、シグナルディス2が止まる。 この手順は15分となるまで繰り返される。分針3はキーT4及びT5とは独 立して時計の進む方向に動く。 分針3が45分の目盛に到達して、ロスタイムが記録されていたときには、モ ータM2が電子回路E1よって、自動的に逆方向に回転し、シグナルディスク2 の赤い扇形が見えなくなるまで、正規の競技時間にロスタイムが自動的に加算さ れる。 シグナルディスク2の赤い扇形が45分の目盛の位置に到達すると、シグナル トーンジェネレータST1が自動的にオンする。キーT2を押すと、回路E1に よって、シグナルトーンジェネレータST1はスイッチが切られ、分針3はその スターティングポジションに戻される。 ロスタイム中にゲームの中断が起こった場合は、キーT4が押される。すると 、シグナルディスク2は停止し、キーT5が押された後にのみ、逆方向に動き続 ける。 引き分けの場合となり、15分ずつで2回あるエクストラタイムによる延長戦 が必要とされる場合には、キーT6が押される。これにより、正規の競技時間の 終了は、 回路手段E1によって15分にセットされる。この時、時間の測定は、45分の 正規のサッカーハーフタイムでの手順に関する上記の説明と同様にして行われる 。 図1に示されているように、本発明にかかる時計は、その日の通常の時間を示 すために、独立して時間を設定できるディスプレイD1を備えている。本発明に かかる時計は好ましくは液晶時計として製造される。 図3には、サッカーの審判用時計の変更態様の前面が示されている。この場合 、ダイヤルプレート11は中心から外れて配置された第2のディスプレイ15を 備えている。キーのこの列びの配置は図1に示されている時計のキー配置とは異 なる。各キーはそれぞれ押されたときに以下の機能を実行する。 T1:ゲームの開始 T2:ゲームの終了 T3:15分の延長時間(エクストラタイム)による競技の延長 T4:ゲームのタイムアウト(開始) T5:ゲームのタイムアウト(終了) T6:時計を進める方向に動かす T7:時計を戻す方向に動かす ロスタイム中のタイムアウトの間キーT4を押すこと によって、(シグナルディスク2の)逆回転が停止する。 ハーフタイムがより短い(45分以下)学生及び少年のサッカーゲーム用とし ては、本発明にかかる審判用時計の使用を、学生及び少年に有効なそれぞれの短 い時間に適合させる必要がある。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月22日 【補正内容】 明細書 サッカー審判用の時計 本発明は、分スケールを備えたダイヤルプレート、電子回路、駆動モータ、及 びアナログ(analogous)ディスプレイを動かすためのギヤを有するサッカー審判 用の時計、特に腕時計に関する。 1994年にアメリカ合衆国で行われたサッカーのワールドカップから、一方 又は他方のチームによって勝手気ままに引き延ばされた競技の中断、ブレイク、 タイムアウトその他(例えば、フリーキック等の前におけるようなもの)に対し て、サッカー審判は、正規の競技時間経過後にそれぞれのロスタイムの時間だけ 実質的な競技時間を延長することによって罰を課すように勧告されている。これ は、競技のハーフタイムが15分程度延長された時に発生した。サッカー審判た ちは、適当な時計を持っていないため、簡単なストップウォッチだけでこのよう な競技の延長時間を決定しなければならなかった。 ドイツ特許第4205585号は、2つのディスプレイ面と、制御手段とアナ ログディスプレイを駆動するためのモータとを備えたスポーツ競技用の時計を開 示して いる。前記ディスプレイ面の1つはその日の時刻を示すための中心で回転するシ グナルディスクであり、この場合異なる大きさの扇形がその日の時刻を示すこと になる。この時計はスタート及びストップ手段も備えている。測定値(例えば、 温度及び時間)は針及びスケールを使用することなくアナログ的に示される。正 規の競技時間の後に“ロスタイム”として競技されるべき時間である総タイムア ウト時間を決定するために、競技の中断の決定及び/又は記録をこの装置で行う ことはできない。 ドイツ特許出願第2411799号の対象はその日の時間を示すための腕時計 であり、そのディスプレイ表面は切り欠きを備えており、色付きの扇形が設けら れた下側のディスプレイ面は前記切り欠きを介して見ることができる。 米国特許第2183548号は、スポーツ競技の時間を知らせるための指示器 であって、ディスプレイ部材を動かすために、正逆回転可能な2つのモータを備 えている指示器を開示する。 ドイツ特許出願第3918480号は1日の通常の日程用として、同軸回転面 によって象徴される表示装置を開示する。この装置の目的は、セグメントとして 配置され回転ディスクによって、一日のうちの特定の時間を特 に示すことである。これは短針と長針をなくしたデザインウォッチであるが他の 解決を示している。セグメントディスクの時間行程と時計針の時間行程との組み 合わせはこの文献では開示されていない。 ドイツ特許出願3639814号の対象は、レース用の、特にボートレース用 のスタートクロノメータであり、1つの針のみがダイヤルプレートのある種のマ ークが付された扇形上で異なる速度で動く。サッカーゲーム中に時々起こるよう な選手による長い競技中断の決定はこのクロノメータを用いては行うことができ ない。正規の競技時間の後に競技されるべき各時間(ロスタイム)は、この時計 では決定もしくは記録ができない。 最後にドイツ特許出願第32940326号の対象は、“測定値を示すための 手段”を示している。これらは、スケールディスクの前で動くマーク、変色効果 、印影を有するセグメントディスク又はフルディスクである。サッカー審判用時 計が果たす役割、即ち、ゲームの中断時間を補償するために総競技時間を表示す ることができるように、正規のハーフタイムとゲームの中断を決定すること、記 録すること、示すことは、この文献では説明又は解決されていない。 従って、本発明の目的は上述のタイプのサッカー審判 用時計であって、サッカー審判が非常に簡単に、素早く、正確にロスタイムを決 定することができ、誰が使用しても同じに見える時計を提供することである。 この目的は、請求項1に特徴付けられた項目及び特徴を有する本発明によって 解決される。発明の改良及び有利な変更態様は従属項で開示されている。 本発明の時計によって、特に着色されて(例えば赤)認識されるシグナルディ スクによって、審判は常に、正規の競技ハーフタイム中に彼自身によって正確に 記録された1又は2以上のゲーム中断の長さを見ること及びチェックすることが できるようになる。審判は競技の残り時間(ロスタイムを含んだ残りの正規の競 技時間)をチェックすることができ、正規の競技ハーフタイムに加算されるロス タイムを目的的に決定することができる。エクストラタイムについても同様であ る。 本発明の好ましい実施例は添付の図面を用いて説明される。図面は以下のもの を示す。 図1 本発明にかかるサッカー審判用時計の正面図 図2 本発明にかかるサッカー審判用時計を制御するための電子回路 図3 本発明にかかるサッカー審判用時計であって、キーの配置が異なる変更態 様を示す正面図 図1はダイヤルプレート1に分スケール6が設けられた本発明にかかる審判用 時計を示している。(ダイヤルプレート1の)45分の目盛と60分の目盛の間 の部分には切り欠き4が設けられている。(ダイヤルプレート1の)0分の目盛 と15分の目盛の間の部分には、15分のプレイハーフタイムの時間を視覚的に 確認するため及びその見え方を改善するために、着色された(たとえば黄色に) 印影5が設けられている。 時計は、さらに正規のプレイハーフタイム(45分)と正規のエクストラタイ ム(15分)を示すための分針3と、ダイアルプレート1の下に取り付けられた シグナルディスク2とを備えている。シグナルディスク2は(ゲーム開始時の最 初の位置で)30分の目盛から45分の目盛の間の部分(半径R1と半径R2の 間)で変色(例えば赤色)する。45分の目盛から30分の目盛(時計方向に) の間の残された部分は灰色に変色する。 本発明にかかる時計のハウジング内及びハウジングでは、以下の部分が図1の ように設けられている。 −分針3を動かすためのモータM1 −シグナルディスクを動かすためのモータM2 −電子回路E1(マイクロプロセッサにより制御される) −シグナルトーンを発生させるトーンジェネレータ(ブザー)ST1 −その日の通常の時間を示すための時計ディスプレイD1 −正規のゲームのハーフタイム(45分)の開始時に押すキーT1 −正規のゲームのハーフタイム(45分)の終了時に押すキーT2 −トーンジェネレータST1を他から独立してオフにするためのキーT3 −正規のゲームのハーフタイム(45分又は15分)中におけるゲームの中断 の開始時に押すキーT4 −正規のゲームのハーフタイム(45分または15分)の間のゲーム中断の終 了時に押すキーT5 −正規のエクストラタイム(15分が二回)の場合にセットするキーT6 本発明にかかる時計の操作モード及び時計に設けられたキーT1、T2、T3、 T4、T5及びT6の機能は、以下で正確に説明される。 正規のゲームのハーフタイム(45分)の開始時にキーT1は押される。その 結果、(マイクロプロセッサに よって制御される)電子回路E1によってモータM1のスイッチが入り、中間ギヤ を介して分針3が分速度で動かされる。分針3が分スケール6上の45分の目盛 に到達すると、電子回路E1は自動的にトーンジェネレータST1を作動させてシ グナルトーンを発生させるとともに分針3を止める。 正規のゲームのハーフタイム(45分または15分)の終了時にキーT2が押 される。キーT1の機能はキャンセルされ、トーンジェネレータST1は音を出す のを停止し、モータM1は逆方向に回転する。そして、分針3は元のゼロストッ プ(スタートポジション)に素早くリセットされる。同時にシグナルディスク2 もスタートポジションにリセットされる。 これにより、扇形の半径R1(シグナルディスク2の赤い扇形を確定する)は 、分スケール6の45分の目盛の位置(ダイヤルプレート1の切り欠き4のリム の位置)に配置される。その後時計は次の使用に備えられる。 キーT3を押すことにより、トーンジェネレータST1は他から独立してスイッ チオフとなる。これにより、トーンジェネレータST1に供給されていた電流は 電子回路E1によって遮断される。 正規のゲームのハーフタイムの終了時に加算されるロ スタイム(1または2以上の長いゲーム中断で生じる)は、本発明にかかる時計 によって以下のように決定され且つ記録される。 ゲームのハーフタイム中の長いゲーム中断の開始時に、審判はキーT4を押す 。すると、回路E1はモータM2をオンにし、モータM2は中間ギヤを介して分速 度で、シグナルディスク2を時間が進む方向に動かし、その結果シグナルディス ク2の赤い扇形がダイヤルプレート1の切り欠き4から見えるようになる。扇形 の半径R1が分スケール6に対応する位置は、ゲームの中断により生じたロスタ イムのトータルの長さを示している。 例:ダイヤルプレート1の分スケール6に対して扇形の半径R1が51分の目 盛の位置になっているとする(図1に対応する)と、正規のゲームのハーフタイ ムに加算すべきロスタイムは6分ということになる。 ゲームの中断が終了するとキーT5が押される。回路E1はモータM2に供給す る電流を遮断し、シグナルディス2が止まる。 この手順はトータルロスタイムが最大の15分となるまで、ゲームのハーフタ イムの間繰り返される。分針3はキーT4及びT5とは独立して時計の進む方向に 動く(ゲーム中断中も)。 分針3が正規のゲームのハーフタイムの終了時に45分の目盛に到達しても、 特に中断することなく、自動的にロスタイム(正規のゲームハーフタイム中に記 録されている)によって延長される。 このため、モータM2は回路E1によって、逆方向に動かされる。モータM2は シグナルディスク2の赤い扇形の半径R1がダイヤルプレート1の分スケール6 の45分の目盛の位置になり、シグナルディスク2の赤い扇形が見えなくなるま で、シグナルディスク2を(反時計方向に)回転させる。 シグナルディスク2の赤い扇形の半径R1が分スケール6の45分の位置に到 達すると、トーンジェネレータST1によって自動的にシグナルトーンが発生す る。キーT2を押すと、回路E1によって、トーンジェネレータST1はスイッチ が切られる。分針3はそのスターティングポジションに戻される。 ロスタイム中にゲームの中断が起こった場合は、キーT4が押される。すると 、シグナルディスク2の逆回転は中断する。シグナルディスク2は停止し、キー T5が押されることによって、ゲームの中断が終了した時点が確認された後のみ 逆方向に動き続ける。これにより、長いゲーム中断は、ロスタイム中であっても 考慮され得る。 引き分けの場合(例えば、1:1または2:2)となり、15分ずつで2回あ るエクストラタイムによる延長戦が必要とされる場合には、キーT6が押される 。これにより、正規の競技時間の終了は、回路手段E1によって15分にセット される。時間の測定は、45分の正規のサッカーハーフタイムでの手順に関する 上記の説明と同様にして行われる。 図1に示されているように、本発明にかかる時計は、その日の通常の時間を示 すために、独立して時間を設定できるディスプレイD1を備えている。本発明に かかる時計は好ましくは液晶時計として製造される。 図3には、サッカーの審判用時計の変更態様の前面が示されている。この場合 、ダイヤルプレート11は中心から外れて配置された第2のディスプレイを備え ている。キーのこの列びの配置は図1に示されている時計のキー配置とは異なる 。各キーはそれぞれ押されたときに以下の機能を実行する。 T1:ゲームの開始 T2:ゲームの終了 T3:15分の延長 T4:ゲームの中断(開始) T5:ゲームの中断(終了) T6:時計を進める方向に動かす T7:時計を戻す方向に動かす ハーフタイムがより短い(45分以下)学生及び少年のサッカーゲーム用とし ては、本発明にかかる審判用時計の使用を、学生及び少年に有効なそれぞれの短 い時間に適合させる必要がある。 請求の範囲 1.サッカーの正規の競技時間、延長の競技時間及びロスタイム(ゲーム中断に よってゲームの進行が停止した時間の総和)をアナログ表示するサッカー審判用 の時計であって、 (a)競技時間を示す分スケール(6)が設けられており、且つ該分スケール( 6)の45分の目盛と60分の目盛との間に扇形の切り欠き(4)を有するダイ ヤルプレート(1)と、 (b)ロスタイムを示すために、前記ダイヤルプレート(1)の下で中央に回転 可能に取り付けられており、且つ少なくとも1つの扇形の着色印影部分(5)を 有するシグナルディスク(2)と、 (c)前記ダイヤルプレートの上方の分針(3)とを備えており、 アナログ表示手段(2、3)は、別個のモータ(M1、M2)によって駆動され 、表示手段(2、3)は、開始、停止その他特定の機能を有する別々のプレスキ ー(T1、T2、T3、T4、T5、T6)に応じてマイクロプロセッサによって制御 される電子回路(E1)で作動することを特徴とするサッカー審判用の時計。 2.前記シグナルディスク(2)には、2つの異なる色彩が施された表示部が設 けられており、(競技の開始時または時計を操作しない状況において、) (a)分スケール(6)の30分の目盛と45分の目盛との間(時計方向に)の シグナルディスク(2)上の90度の扇形領域は、ダイヤルプレート(1)の下 側に見えないように配置され、且つ(例えば赤)に着色されており、 (b)分スケール(6)の45分の目盛から30分の目盛との間(時計方向に) のシグナルディスク(2)上の270度の扇形領域は、ダイヤルプレート(1) の下側に配置されており且つ(例えば灰色のような別の色に)着色されており、 270度の扇形はダイヤルプレート(1)の切り欠き(4)から部分的に見える ことを特徴とする請求項1記載のサッカー審判用の時計。 3.ダイヤルプレート(1)には、0分の目盛から15分の目盛の間(時計方向 に)の扇形の部分に15分が2回ある正規の競技延長時間(エクストラタイム) についての15分のハーフタイムを視覚的に示すために(例えば黄色に)印刷さ れた表面または印影(5)が設けられていることを特徴とする請求項1または2 記載のサッカ ー審判用の時計。 4.分針(3)の駆動モータ(M1)は、正規の45分のハーフ競技タイムの開 始時に、回路(E1)を作動させるキー(T1)を押すことによって作動し、正規 の競技ハーフタイムの終了時に、回路(E1)によって自動的に停止することを 特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 5.キー(T2)を押すことにより回路(E1)が作動して、 (a)駆動モータ(M1)は、分針(3)を、“素早い動き”で分スケール(6 )の0分の目盛のスターティングポジションへ移動させ、 (b)駆動モータ(M2)は、シグナルディスク(2)を“素早い動き”でスタ ーティングポジションへ移動させて、シグナルディスク(2)の赤い扇形の半径 (R1)が分スケール(6)の45分の目盛の位置にくるようにすることを特徴 とする請求項1から4のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 6.分針(3)の駆動モータ(M1)は、回路(E1)を 作動させるキー(T6)を、正規の15分の競技時間の開始時に押すことによっ て作動し、正規の競技ハーフタイムの終了時に、回路(E1)によって自動的に 停止することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のサッカー審判用の 時計。 7.前記時計は、分針(3)が45分の目盛の位置(正規の競技ハーフタイムの 終了時)又は15分の目盛の位置(正規の延長タイムの終了時)に到達すると、 回路(E1)によって作動し、且つロスタイムが経過した後に、シグナルディス ク(2)の赤い扇形部分の半径(R1)がダイヤルプレート(1)の分スケール の45分に到達するとシグナルトーンを発生させる、他から独立したトーンジェ ネレータ(ST1)を備えており、該トーンジェネレータ(ST1)はキー(T3 )を押した後に、回路(E1)によって他から独立してスイッチを切ることがで きることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のサッカー審判用の時計 。 8.(a)前記回路(E1)は長い中断時間の開始時にキー(T4)を押すことに よって作動し、これによりモータ(M2)がスイッチオンし、モータ(M2)がシ グナルデ ィスク(2)を時計方向に回転させ、このシグナルディスク(2)の回転は分針 (3)の動きと同じ速度とされ、(b)シグナルディスク(2)の赤い扇形部分 の半径(R1)は、シグナルディスク(2)の回転によってダイヤルプレート( 1)の切り欠き(4)から見えるようになり、この扇形の角度が中断の長さに応 じて連続的に増加し、 (c)回路(E1)は中断(タイムアウト)の終了時にキー(T5)を押すことに よってスイッチオフされ、駆動モータ(M2)の動き及びシグナルディスク(2 )の回転が停止し、シグナルディスク(2)はこの位置で保持され、赤い扇形の 角度もさらに中断(タイムアウト)があるまでその位置を保ち、 (d)赤い扇形の角度の大きさは、記録された中断時間の合計を示し、ロスタイ ムのトータルの長さに対応するものであり、 (e)回路(E1)は、分針(3)が45分の目盛の位置(正規の競技ハーフタ イムの終了時)又は15分の目盛の位置(正規の延長競技タイムの終了時)に達 したときシグナルディスク(2)の駆動モータ(M2)を作動させ、シグナルデ ィスク(2)上の赤い扇形部分がダイヤルプレート(1)の切り欠き(4)から 再び消えてダイヤル プレート(1)の後ろになるまで(ロスタイムの終了)、又はダイヤルプレート (1)のシグナルディスク(2)の赤い扇形部分の半径(R1)がダイヤルプレ ート(1)の45分の位置にくるまで、駆動モータ(M2)を作動させ、このシ グナルディスクの逆方向の動きが分針(3)の動きと同じ速度であることを特徴 とする請求項1から7のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 9.時計のハウジングには、その日の通常の時間を示すために別個の液晶ディス プレイ(D1)が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに 記載のサッカー審判用の時計。 10.前記時計は腕時計として設計されていることを特徴とする請求項1から9 のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 【図1】 【図2】 【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.サッカーの正規の競技時間、延長の競技時間及びロスタイム(ゲーム中断ま たはタイムアウトによってゲームの進行が停止した時間の総和)をアナログ表示 するサッカー審判用の時計であって、 競技時間を示す分スケール(6)が設けられており、且つ該分スケール(6)の 45分の目盛と60分の目盛との間に扇形の切り欠き(4)を有するダイヤルプ レート(1)と、 ロスタイムを示すために、前記ダイヤルプレート(1)の下で中央に回転可能に 取り付けられており、且つその停止位置に他の着色印影部分を有するシグナルデ ィスク(2)と、 前記ダイヤルプレートの上方の分針(3)とを備えており、 アナログ表示手段(2、3)は、別個のモータ(M1、M2)によって駆動さ れ、表示手段(2、3)は、開始、停止その他特定の機能を有する別々のプレス キー(T1、T2、T3、T4、T5、T6)に応じて電子回路(E1)で作動 することを特徴とするサッカー審判用の時計。 2.ダイヤルプレートの下に設けられたシグナルディス ク(2)は(競技の開始時のスターティングポジションで見ると)30分の目盛 と45分の目盛の間の部分が赤色に、(時計方向に)45分の目盛と30分の目 盛との間の部分が灰色に着色され、ロスタイムが生じたときには、キー(T4) を押すことによって、赤い扇形部分がダイヤルプレート(1)の切り欠き(4) 内に見えるようになることを特徴とする請求項1記載のサッカー審判用の時計。 3.45分の目盛から60分の目盛の間の切り欠き(4)のほかにダイヤルプレ ート(1)には、0分も目盛から15分の目盛の間に(例えば黄色に)着色され た印刷面が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のサッカー審 判用の時計。 4.キー(T1)を押すことによってモータ(M1)が電子回路手段(E1)に より作動して、分針(3)の動きが、スタートし、45分経過した後に電子回路 (E1)によってモータ(M1)は、自動的に停止することを特徴とする請求項 1から3のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 5.キー(T4)を押すことにより電子回路(E1)によりモータ(M2)が作 動して、シグナルディスク(2)の前方向の動きがスタートし、キー(T5)を 押すことによりシグナルディスク(2)の前方向の動きが停止し、分針(3)が 45分の位置に到達した後、電子回路(E1)によって作動するモータ(M2) がシグナルディスク(2)を逆方向に回転させることを特徴とする請求項1から 4のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 6.モータ(M1)はキー(T2)を押すことによって及び電子回路手段(E1 )によって作動し、分針(3)を素早く前向きに回転させて0分のスターティン グポジションに動かし、モータ(M2)はシグナルディスク(2)を逆向きに回 転させて45分のスターティングポジションに動かすことを特徴とする請求項1 から5のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。 7.キー(T6)を押して電子回路手段(E1)がモータ(M1)を作動させる ことにより、分針(3)の動きがスタートし、15分後には電子回路(E1)に よって分針(3)の動きが自動的に停止することを特徴とする請求項1から6の いずれかに記載のサッカー審判用の時 計。 8.前記時計には、独立したシグナルジェネレータ(ST1)が設けられており 、分針(3)が45分の位置又は15分の目盛の位置に到達したとき、及びシグ ナルディスク(2)が45分の位置に到達したとき、電子回路手段(E1)によ ってシグナルジェネレータ(ST1)がシグナルトーンを発生し、シグナルトー ンジェネレータ(ST1)はキー(T3)を押すことによって電子回路(E1) により独立して非動作状態になることを特徴とする請求項1から7のいずれかに 記載のサッカー審判用の時計。 9.時計のハウジングには、その日の通常の時間を示すために別個の液晶ディス プレイ(D1)が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに 記載のサッカー審判用の時計。 10.前記時計は腕時計として設計されていることを特徴とする請求項1から9 のいずれかに記載のサッカー審判用の時計。
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