JPS6234306Y2 - - Google Patents

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JPS6234306Y2
JPS6234306Y2 JP1978162317U JP16231778U JPS6234306Y2 JP S6234306 Y2 JPS6234306 Y2 JP S6234306Y2 JP 1978162317 U JP1978162317 U JP 1978162317U JP 16231778 U JP16231778 U JP 16231778U JP S6234306 Y2 JPS6234306 Y2 JP S6234306Y2
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JP
Japan
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hand
time
center
dial
utility
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JP1978162317U
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JPS54102046U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は柱時計や置時計等の特に幼児向時計
の改良に係り、秒針運進時の微振動による見辛さ
を解消するとともに、逆に秒針にコミカルな運動
を生じさせて幼児に、時計を見ることに対する興
味をそそらせ、時間感覚を持たせることが出来る
時計を提供することを目的とする。
人間の活動範囲が拡大し、活動早さが速くなつ
た近年、多くの場合が時間的制約を受け、時間感
覚を養う必要に迫られている。この時間感覚を養
うという時代的要請は、大人に限らず幼児期から
既にあり、例えばテレビを観る時間、おやつの時
間、友達と遊ぶ時間等常に時間を認識する必要が
ある。
ところで従来の柱時計や置時計などを見ても明
らかなように、大人を使用対象として設計されて
いるため、時刻表示体が単一棒状あるいはデザイ
ン処理された文字であつたり、時針,分針,秒針
なども複雑に飾りつけられていて一目見ただけで
は時刻が読み取れないほど、フアツシヨン化され
ている。これは時計そのものが壁に掛けたり、机
上に置くための装飾品の1つとして設計者に意識
されているからである。
しかしこのような従来のものでは幼児に対して
は不向きであり、興味を持つて時計を見るという
感覚が起らず、なおざりにされている。
このために本考案は文字板の中心から半径方向
へ延びる時針,分針,秒針を備えてなる時計にお
いて、上記秒針を、文字板の周辺に配列された時
刻表示体まで半径方向の両側へ直線的に同一長さ
延設し、時刻表示体の対称位置を同時に指示する
ようにしたものである。
また本考案は、上記秒針の両端部に膨出部を設
け、秒針自身の両端に、運針時の慣性モーメント
を先端偏らせて増大させ、コミカルな運針を生ぜ
しめ、秒針の動きに興味を持たせ、時計への関心
を引かせるようにしたものである。
以下この考案の実施例を図面により説明する。
第1図において、1は本体ケースで、前面に文字
板2を配設し、この文字板2を透明カバー3で覆
つている。文字板2には、周辺に数字の1,2,
…12,および「・」から成る時刻表示体4を円周
上に配列しており、中心に時表示用の時針5,分
表示用の分針6,秒表示用の秒針7を装着してい
る。
上記時刻表示体4のうち「3」と「10」とを他
の表示体4の色彩と異ならしているのは、幼児の
特定生活時間、例えば「3」はおやつの時間、
「10」はテレビを見る時間とし、数字が読めなく
とも時針5がこの位置になつたときにおやつをも
らえ、テレビを見ることができることを簡単に認
識させ得るようにしたものである。
時針5,分針6は中心から半径方向の一方側だ
けしか延設されていないが、秒針7は前記時刻表
示体4まで半径方向の両側へ直線的に延設され、
前記時刻表示体4の対称位置を同時に指示してい
る。またこの秒針7はその両端に円板状に膨出し
た指示体8を一体に形成するとともに、その一方
の指示体8aを着色して他方の指示体8bと異な
らせている。この両側の指示体8を異色にするの
は、識別できる差を持たせるためである。
従来この種時計は第3図に示すように、秒針5
0が文字板51の中心から半径方向へ一方側へ延
長されているだけであつたため、時針52,分針
53に比較して運針速度の極めて早い秒針50は
中心に片持ちされて一方側に重心が偏位し、早い
運針状態がスムーズに見えず、ぎこちなく感じら
れる。
特に上記運針状態が1秒毎の間欠運針であれ
ば、秒針50は、移動直後に小刻みに振え見辛い
ものである。このために従来の時計の秒針50
は、中心から反対側に幅広形状のバランサーを設
けているが、実際の設計時に、その重量比を設定
するのが困難で、試行錯誤によるものであつた。
しかし本考案の時計によれば、秒針7が半径方
向の両側へ直線的に同一長さ延設されているた
め、秒針7の中心軸(図示せず)には両側に対称
的に重心が加わり、1秒刻みの運進の場合でも、
秒針7が小刻みに異常に振れることがなく、本体
ケース1内収納された運進機構に偏荷重が加わ
り、テンプ(図示せず)などが偏摩耗して運進タ
イミングがずれてくるようなこともない。
特に秒針の両端に膨出状指示体8を設けた場合
は、指示体に生じる慣性モーメントによつて、秒
針7全体が振り子状に動きコミカルな運動を呈
し、幼児に興味感を起こさせる。
またこの時計は次のような使用状態において最
も効果を発揮する。つまり幼児間の遊びの中で例
えば何秒間呼吸をがまんできるかというような
「がまん比べ」において、そのスタートタイミン
グをいつにするかが問題となる。この場合第3図
に示すような従来の時計では、秒針50が28秒の
位置を指示しておれば、幼児が時間勘定しやすい
0秒になるまでのA方向の32秒間を要し、この間
幼児はじつと待たねばならない。勿論区切りのよ
い30秒の位置をスタートタイミングとしても良い
のであるが、測定時間が17秒の表示位置で終つた
場合など、幼児にとつて時間勘定するのは困難な
ことである。
しかしこの考案による時計によれば秒針7の一
方側8aが28秒の位置を指示していても、秒針7
の他方側8bは58秒の位置を指示しているため第
2図の矢印B方向に示す2秒間待つだけですぐに
遊戯に移れスタートタイミングが簡単にとらえら
れる。
この効果は秒針7の長さを文字板2の直径方向
全域に亘つて延長していることにより得られる
が、この場合両端にある指示体8a,8bのどち
ら側の指示体8からスタートしたかを、容易に認
識できるようにするためには、上記指示体8a,
8bを着色する色彩を異ならせれば良い。
またスタートタイミングをとらえやすいという
この効果は、秒針7の位置が0秒から30秒までの
指示体4の間で、従来のものに比べて著しく発揮
される。
以上述べたようにこの考案よれば、秒針7が時
刻表示体4の対称位置を同時に指示するように運
針するため、使用者に意外観を与え、注意を換起
することができ、また運針時の秒針7が、回転中
心を対称に回転モーメントが均等に加わるため、
回転軸の偏摩耗が防止でき、微振動による見辛さ
を無くすことができる。
特にこの考案によれば、秒針7が0秒位置を示
す機会が1回転で2回生じるため、幼児の遊戯な
どのスタートタイミングが必要とされるものにお
いて、0秒になるまでの待ち時間を少くすること
ができ、幼児の遊戯を通じて時計を読みとること
に対する認識を深めることができ、時間感覚を養
うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る実施例の外観斜視図、
第2図は同実施例の正面図、第3図は従来例の正
面図である。 2……文字板、4……時刻表示体、5……時
針、6……分針、7……秒針、8……指示体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 文字板2の中心から半径方向へ延びる時針
    5,分針6,秒針7を備えてなる時計におい
    て、上記秒針7を、文字板2の周辺に配列され
    た時刻表示体4まで半径方向の両側へ直線的に
    同一長さ延設し、時刻表示体4の対称位置を同
    時に指示することを特徴とする時計。 (2) 秒針7の両端に、膨出状指示体8a,8bを
    設けた実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    時計。 (3) 秒針7の中央から左右両側を識別可能にする
    色彩を互いに異ならして施した実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載の時計。
JP1978162317U 1978-11-25 1978-11-25 Expired JPS6234306Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978162317U JPS6234306Y2 (ja) 1978-11-25 1978-11-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978162317U JPS6234306Y2 (ja) 1978-11-25 1978-11-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54102046U JPS54102046U (ja) 1979-07-18
JPS6234306Y2 true JPS6234306Y2 (ja) 1987-09-01

Family

ID=29157912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978162317U Expired JPS6234306Y2 (ja) 1978-11-25 1978-11-25

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JP (1) JPS6234306Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131262A (ja) * 1974-09-11 1976-03-17 Seiko Instr & Electronics

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131262A (ja) * 1974-09-11 1976-03-17 Seiko Instr & Electronics

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54102046U (ja) 1979-07-18

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