JPH0950550A - 硬貨処理装置 - Google Patents
硬貨処理装置Info
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- JPH0950550A JPH0950550A JP7219495A JP21949595A JPH0950550A JP H0950550 A JPH0950550 A JP H0950550A JP 7219495 A JP7219495 A JP 7219495A JP 21949595 A JP21949595 A JP 21949595A JP H0950550 A JPH0950550 A JP H0950550A
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- Japan
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- coin
- passage
- movable wall
- processing device
- coins
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で硬貨詰りを解消できる硬貨処理
装置を提供する。 【解決手段】 投入口に投入された硬貨が重力により通
路を通過する途中に、その投入された硬貨の真偽や種別
を判定する検銭部を設けるとともに、その通路内で硬貨
詰りが生じたときにその通路を形成する可動壁を開いて
硬貨を排除するようにした硬貨処理装置において、硬貨
受入れ態勢により起動されるとともに、前記通路を形成
する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨処理装置本
体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定時間経過後
にタイムアップするタイマを設け、そのタイマがタイム
アップしたときに、前記通路を形成する可動壁を所定時
間開動作させる可動壁開閉機構を設ける。
装置を提供する。 【解決手段】 投入口に投入された硬貨が重力により通
路を通過する途中に、その投入された硬貨の真偽や種別
を判定する検銭部を設けるとともに、その通路内で硬貨
詰りが生じたときにその通路を形成する可動壁を開いて
硬貨を排除するようにした硬貨処理装置において、硬貨
受入れ態勢により起動されるとともに、前記通路を形成
する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨処理装置本
体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定時間経過後
にタイムアップするタイマを設け、そのタイマがタイム
アップしたときに、前記通路を形成する可動壁を所定時
間開動作させる可動壁開閉機構を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場の精算料金
の精算機、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、ある
いは各種の自動販売機等の硬貨を受入れて所定の処理を
行う処理機に組込まれる硬貨処理装置に関する。
の精算機、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、ある
いは各種の自動販売機等の硬貨を受入れて所定の処理を
行う処理機に組込まれる硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の硬貨処理装置は、硬貨を
受入れて所定の処理を行う処理機本体に設けられた投入
口から硬貨が投入されると、その硬貨が重力により搬送
される途中において検銭、振分け及び保留されるように
構成されている。
受入れて所定の処理を行う処理機本体に設けられた投入
口から硬貨が投入されると、その硬貨が重力により搬送
される途中において検銭、振分け及び保留されるように
構成されている。
【0003】すなわち、投入口から投入された硬貨は、
硬貨1枚が立った状態で通過できる大きさに形成された
通路の一部に設けられた検銭部で正貨,偽貨(処理機本
体で受入れ対象としていない硬貨、例えば1円あるいは
5円の硬貨も含む)を判別するとともに、正貨と判別さ
れた硬貨の金種が判別される。
硬貨1枚が立った状態で通過できる大きさに形成された
通路の一部に設けられた検銭部で正貨,偽貨(処理機本
体で受入れ対象としていない硬貨、例えば1円あるいは
5円の硬貨も含む)を判別するとともに、正貨と判別さ
れた硬貨の金種が判別される。
【0004】偽貨と判別された硬貨は、シャッタ機構か
ら形成されている振分部を介して返却口に返却され、ま
た正貨は、振分部を介して金種毎に、例えば500円,
100円,50円及び10円にそれぞれ区分されて金種
毎の保留筒に収納される。
ら形成されている振分部を介して返却口に返却され、ま
た正貨は、振分部を介して金種毎に、例えば500円,
100円,50円及び10円にそれぞれ区分されて金種
毎の保留筒に収納される。
【0005】保留筒内の硬貨は、後に、釣銭機構を介し
て返却口に釣銭として排出される。また、保留筒内の硬
貨が釣銭として所定額に達しているときは回収金庫に収
納される。
て返却口に釣銭として排出される。また、保留筒内の硬
貨が釣銭として所定額に達しているときは回収金庫に収
納される。
【0006】ところで、投入口に投入された硬貨が変形
していたり、あるいは、投入口に極めて短時間のうちに
連続投入されると、通路内に硬貨が帯留する硬貨詰り
(ジャム)を生じることがある。
していたり、あるいは、投入口に極めて短時間のうちに
連続投入されると、通路内に硬貨が帯留する硬貨詰り
(ジャム)を生じることがある。
【0007】このため、通路には所定の間隔を保って複
数のホトセンサ等からなるセンサを設けておき、一つの
センサがいつまでも硬貨を検出したとき、あるいは、一
つのセンサが硬貨を検出してから所定時間経過しても次
のセンサが硬貨を検出しないときなどは、硬貨詰りが発
生したと判断される(例えば特開平5−40875号公
報等)。
数のホトセンサ等からなるセンサを設けておき、一つの
センサがいつまでも硬貨を検出したとき、あるいは、一
つのセンサが硬貨を検出してから所定時間経過しても次
のセンサが硬貨を検出しないときなどは、硬貨詰りが発
生したと判断される(例えば特開平5−40875号公
報等)。
【0008】硬貨詰りが発生したときは、通路を形成す
る側壁のうちの可動壁を開いて硬貨を排出するようにし
ている。この可動壁は、返却レバーがソレノイドによっ
て作動されると開動するように構成されている。
る側壁のうちの可動壁を開いて硬貨を排出するようにし
ている。この可動壁は、返却レバーがソレノイドによっ
て作動されると開動するように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の硬貨処理装置における硬貨詰り検出は、複数のセン
サを設けるようにしているのでコスト高になるととも
に、センサの汚れを定期的に清掃しなければならないな
どの面倒があった。
来の硬貨処理装置における硬貨詰り検出は、複数のセン
サを設けるようにしているのでコスト高になるととも
に、センサの汚れを定期的に清掃しなければならないな
どの面倒があった。
【0010】加えて、従来の硬貨詰りの解消は、硬貨詰
りが発生してから対処するのみで、未然に硬貨詰りを防
止できるものではなかった。
りが発生してから対処するのみで、未然に硬貨詰りを防
止できるものではなかった。
【0011】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、センサを用い
ない簡単な構成により硬貨詰りを解消するとともに、利
用者の硬貨投入行動を考慮して硬貨詰りを未然に防止す
ることのできる硬貨処理装置を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、センサを用い
ない簡単な構成により硬貨詰りを解消するとともに、利
用者の硬貨投入行動を考慮して硬貨詰りを未然に防止す
ることのできる硬貨処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る硬貨処理装
置は、上記目的を達成するために、硬貨処理装置本体の
投入口に投入された硬貨が重力により通路を通過する途
中に、その投入された硬貨の真偽や種別を判定する検銭
部を設けるとともに、その通路内で硬貨詰りが生じたと
きにその通路を形成する可動壁を開いて硬貨を排除する
ようにした硬貨処理装置において、前記硬貨処理装置本
体の硬貨受入れ態勢により起動されるとともに、前記通
路を形成する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨処
理装置本体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定時
間経過後にタイムアップするタイマを設け、そのタイマ
がタイムアップしたときに、前記通路を形成する可動壁
を所定時間開動作させる可動壁開閉機構を設けたことを
特徴としている。また、前記可動壁開閉機構は、タイマ
のタイムアップしたとき以外に前記硬貨処理装置本体の
硬貨受入れ態勢時にも前記通路を形成する可動壁を所定
時間開動作させるものであることを特徴としている。
置は、上記目的を達成するために、硬貨処理装置本体の
投入口に投入された硬貨が重力により通路を通過する途
中に、その投入された硬貨の真偽や種別を判定する検銭
部を設けるとともに、その通路内で硬貨詰りが生じたと
きにその通路を形成する可動壁を開いて硬貨を排除する
ようにした硬貨処理装置において、前記硬貨処理装置本
体の硬貨受入れ態勢により起動されるとともに、前記通
路を形成する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨処
理装置本体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定時
間経過後にタイムアップするタイマを設け、そのタイマ
がタイムアップしたときに、前記通路を形成する可動壁
を所定時間開動作させる可動壁開閉機構を設けたことを
特徴としている。また、前記可動壁開閉機構は、タイマ
のタイムアップしたとき以外に前記硬貨処理装置本体の
硬貨受入れ態勢時にも前記通路を形成する可動壁を所定
時間開動作させるものであることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る硬貨処理装置を図面に基づいて説明する。図1は、硬
貨処理機を多数の鎖錠型駐車機を備えた駐車場の出入口
に設置され、一つの精算機で駐車料金を精算する集中精
算式の精算機aに組込んだときの概略構成図である。
る硬貨処理装置を図面に基づいて説明する。図1は、硬
貨処理機を多数の鎖錠型駐車機を備えた駐車場の出入口
に設置され、一つの精算機で駐車料金を精算する集中精
算式の精算機aに組込んだときの概略構成図である。
【0014】硬貨処理装置本体1へ硬貨イを投入する投
入口2は、精算機aの接客面a′に開口している。そし
て、この投入口2は、硬貨処理装置本体1の内部に下向
きに設けられた通路3に接続されている。
入口2は、精算機aの接客面a′に開口している。そし
て、この投入口2は、硬貨処理装置本体1の内部に下向
きに設けられた通路3に接続されている。
【0015】通路3は、精算機aが受入れ可能な硬貨の
うち最も大型の硬貨、例えば500円硬貨1枚が、図1
のように立った状態で通過できるように決められてい
る。なお、通路3の詳細な構造については、図1のA−
A線断面図の図2を用いて後述する。
うち最も大型の硬貨、例えば500円硬貨1枚が、図1
のように立った状態で通過できるように決められてい
る。なお、通路3の詳細な構造については、図1のA−
A線断面図の図2を用いて後述する。
【0016】通路3の途中には、ゲート4及びそのゲー
ト4の下流側に投入口2に投入された硬貨イの真偽及び
種別を判定する周知の検銭部5が設けられている。
ト4の下流側に投入口2に投入された硬貨イの真偽及び
種別を判定する周知の検銭部5が設けられている。
【0017】ゲート4は、精算機aが稼動していないと
きなどのように、硬貨受入れ態勢にないとき、投入され
た硬貨イを検銭部5側に導かれないように図示しないソ
レノイドで作動する通路切替シャッタから構成されてい
る。したがって、このゲート4が閉じているとき、投入
口2から投入された硬貨イはシュート6を介して接客面
a′に設けられた返却口7に返却される。
きなどのように、硬貨受入れ態勢にないとき、投入され
た硬貨イを検銭部5側に導かれないように図示しないソ
レノイドで作動する通路切替シャッタから構成されてい
る。したがって、このゲート4が閉じているとき、投入
口2から投入された硬貨イはシュート6を介して接客面
a′に設けられた返却口7に返却される。
【0018】なお、投入口2に開閉シャッタを設け、精
算機aが硬貨受入れ態勢にないとき、開閉シャッタで投
入口2を閉じるようにしてゲート4を省略することもで
きる。
算機aが硬貨受入れ態勢にないとき、開閉シャッタで投
入口2を閉じるようにしてゲート4を省略することもで
きる。
【0019】傾斜通路から形成されている振分部8は、
検銭部5の出口側に接続されている。そして、その振分
部8には、検銭部5が投入された硬貨を偽貨と判定した
とき開となるシャッタS1 、投入された硬貨を500円
硬貨と判定したときに開となるシャッタS2 、以下、同
様に、10円,50円,100円と判定したときに開と
なるシャッタS3 ,S4 ,S5 がそれぞれ設けられてい
る。
検銭部5の出口側に接続されている。そして、その振分
部8には、検銭部5が投入された硬貨を偽貨と判定した
とき開となるシャッタS1 、投入された硬貨を500円
硬貨と判定したときに開となるシャッタS2 、以下、同
様に、10円,50円,100円と判定したときに開と
なるシャッタS3 ,S4 ,S5 がそれぞれ設けられてい
る。
【0020】シャッタS1 の下部にはシュート6が接続
されていて、偽貨を返却口7に返却できるように構成さ
れているとともに、シャッタS1 〜S5 の下部には釣銭
用に各硬貨を収納する保留筒9a〜9dがそれぞれ設け
られている。
されていて、偽貨を返却口7に返却できるように構成さ
れているとともに、シャッタS1 〜S5 の下部には釣銭
用に各硬貨を収納する保留筒9a〜9dがそれぞれ設け
られている。
【0021】各保留筒9a〜9dの下部には、周知の釣
銭器10が設けられていて、硬貨処理機本体1を統括的
に制御するマイクロコンピュータで形成される図示しな
い制御器(この制御器が精算機を統括的に制御するマイ
クロコンピュータからなる制御器と兼用されているとき
はその制御器)により駆動され、所定額の釣銭をシュー
ト11を開して返却口7へ排出できるように構成されて
いる。
銭器10が設けられていて、硬貨処理機本体1を統括的
に制御するマイクロコンピュータで形成される図示しな
い制御器(この制御器が精算機を統括的に制御するマイ
クロコンピュータからなる制御器と兼用されているとき
はその制御器)により駆動され、所定額の釣銭をシュー
ト11を開して返却口7へ排出できるように構成されて
いる。
【0022】図示しないが、振分部8には、各シャッタ
S1 〜S5 が開いて硬貨が確実に通過したか否かを検出
するホトセンサ等からなるセンサが設けられている。
S1 〜S5 が開いて硬貨が確実に通過したか否かを検出
するホトセンサ等からなるセンサが設けられている。
【0023】したがって、各保留筒9a〜9dの残存枚
数が管理されるとともに、釣銭としての残存枚数が所定
数に達したときは、その保留筒(9a〜9d)に対応し
たシャッタ(S2 〜S5 )は開とならず、振分部8の下
流に接続されている図示しない回収金庫へ収納できるよ
うに構成されている。
数が管理されるとともに、釣銭としての残存枚数が所定
数に達したときは、その保留筒(9a〜9d)に対応し
たシャッタ(S2 〜S5 )は開とならず、振分部8の下
流に接続されている図示しない回収金庫へ収納できるよ
うに構成されている。
【0024】図1中、20は、通路3を形成する側壁の
うちの可動壁、21は、その可動壁21を作動させる返
却レバー、22は、その返却レバー21を作動させる返
却レバー駆動機構であり、図2には、これらが詳細に示
されている。
うちの可動壁、21は、その可動壁21を作動させる返
却レバー、22は、その返却レバー21を作動させる返
却レバー駆動機構であり、図2には、これらが詳細に示
されている。
【0025】通路3は、投入口2から硬貨イが傾斜して
落下するように設けられていて、その傾斜の下側の側面
が可動壁20に形成されている。
落下するように設けられていて、その傾斜の下側の側面
が可動壁20に形成されている。
【0026】可動壁20の上部は、傾斜の上側に向って
L字状に屈曲した屈曲部20aに形成されていて、その
途中が支軸20bにより回動自在に設けられている。そ
して、その支軸20bを中心にして可動壁20と反対側
の屈曲部20aの上面には、返却レバー21が設けられ
ているとともに、その下面には屈曲部20aを常時上方
へ付勢するばね20cが設けられている。
L字状に屈曲した屈曲部20aに形成されていて、その
途中が支軸20bにより回動自在に設けられている。そ
して、その支軸20bを中心にして可動壁20と反対側
の屈曲部20aの上面には、返却レバー21が設けられ
ているとともに、その下面には屈曲部20aを常時上方
へ付勢するばね20cが設けられている。
【0027】したがって、返却レバー21が下方へ押下
されないときは、通路3は図2の実線位置にあって、投
入された硬貨イを通路3に沿って移動させることがで
き、また、返却レバー21が二点鎖線で示されるように
下方へ押下されたときは、可動壁20が矢印方向に開い
て通路3内に存在する硬貨を落下させて通路3内から排
出させることができる。
されないときは、通路3は図2の実線位置にあって、投
入された硬貨イを通路3に沿って移動させることがで
き、また、返却レバー21が二点鎖線で示されるように
下方へ押下されたときは、可動壁20が矢印方向に開い
て通路3内に存在する硬貨を落下させて通路3内から排
出させることができる。
【0028】可動壁20が開いて通路3から排出された
硬貨は、図1に示されるように、ホッパ23で受止めら
れたのち、シュート6を開して返却口7に返却されるよ
うに構成されている。
硬貨は、図1に示されるように、ホッパ23で受止めら
れたのち、シュート6を開して返却口7に返却されるよ
うに構成されている。
【0029】上記返却レバー21は、モータMによって
上下動されるスライド板22aにより上下動されるよう
に構成されている。すなわち、このスライド板22a
は、モータMの偏心軸M′が接続されていて、モータM
が回転駆動されるとスライド板22aを矢印に示される
ように上下動させることができるように構成されてい
る。
上下動されるスライド板22aにより上下動されるよう
に構成されている。すなわち、このスライド板22a
は、モータMの偏心軸M′が接続されていて、モータM
が回転駆動されるとスライド板22aを矢印に示される
ように上下動させることができるように構成されてい
る。
【0030】図2中、24はセンサであって、スライド
板22aの位置、つまり返却レバー21の位置を検出す
るものであり、その検出信号は図示しない制御器に入力
されてモータMの制御に利用される。
板22aの位置、つまり返却レバー21の位置を検出す
るものであり、その検出信号は図示しない制御器に入力
されてモータMの制御に利用される。
【0031】次に、図3のフローチャートを用いて本実
施の形態に係る硬貨処理装置の硬貨詰り解消制御動作に
ついて説明するが、ここにおける制御動作は、利用者の
硬貨投入動作を考慮して行なわれている。
施の形態に係る硬貨処理装置の硬貨詰り解消制御動作に
ついて説明するが、ここにおける制御動作は、利用者の
硬貨投入動作を考慮して行なわれている。
【0032】すなわち、硬貨詰りが生じる原因として
は、変形硬貨等の硬貨自身に原因がある場合以外に、利
用者が極めて短時間のうちに複数の硬貨投入したたと
き、つまり異常な早さで硬貨を連続投入したときに硬貨
詰りが発生しやすく、しかも、このような異常な連続投
入は、硬貨投入の開始時に生じやすいという特徴があ
る。そこで、可動壁20は、上述の利用者の硬貨投入動
作を考慮して制御される。
は、変形硬貨等の硬貨自身に原因がある場合以外に、利
用者が極めて短時間のうちに複数の硬貨投入したたと
き、つまり異常な早さで硬貨を連続投入したときに硬貨
詰りが発生しやすく、しかも、このような異常な連続投
入は、硬貨投入の開始時に生じやすいという特徴があ
る。そこで、可動壁20は、上述の利用者の硬貨投入動
作を考慮して制御される。
【0033】今、駐車場を利用した利用者が、出場しよ
うとして駐車場の出入口に設けられた精算機aに図示し
ないテンキーにより、駐車スペースNo. を入力したとす
る。これにより精算機aは駐車料金処理が開始される
(ステップ100肯定。以下、,ステップをSとす
る。)。
うとして駐車場の出入口に設けられた精算機aに図示し
ないテンキーにより、駐車スペースNo. を入力したとす
る。これにより精算機aは駐車料金処理が開始される
(ステップ100肯定。以下、,ステップをSとす
る。)。
【0034】駐車スペースNo. の入力により、駐車時間
及びその時間に対応した精算料金が図示しない表示器に
表示されるとともに、モータMが回転駆動して返却レバ
ー21が押下される(S102、S104)。したがっ
て、利用者は表示器に料金が表示された直後に異常な早
さで硬貨を連続投入しても、可動壁20が開かれている
ので投入された硬貨は返却口7に返却され、投入開始直
後の硬貨づまりを効果的に防止することができる。
及びその時間に対応した精算料金が図示しない表示器に
表示されるとともに、モータMが回転駆動して返却レバ
ー21が押下される(S102、S104)。したがっ
て、利用者は表示器に料金が表示された直後に異常な早
さで硬貨を連続投入しても、可動壁20が開かれている
ので投入された硬貨は返却口7に返却され、投入開始直
後の硬貨づまりを効果的に防止することができる。
【0035】回転を開始したモータMが図2の実線で示
される元の位置に復帰するとモータMの回転は停止され
る。したがって、モータMが回転する時間が可動壁20
を開いている所定の時間の当る。
される元の位置に復帰するとモータMの回転は停止され
る。したがって、モータMが回転する時間が可動壁20
を開いている所定の時間の当る。
【0036】可動壁20が元の位置に復帰すると、通路
3が形成されて硬貨受入れが可能となり、また、この復
帰と同時に、図示しない制御器に設けられたタイマの駆
動が開始される。このタイマは設定された所定時間経過
後に、例えば10秒後にタイムアップし、その時に、モ
ータMを回転駆動させることができるように構成されて
いる(S106)。
3が形成されて硬貨受入れが可能となり、また、この復
帰と同時に、図示しない制御器に設けられたタイマの駆
動が開始される。このタイマは設定された所定時間経過
後に、例えば10秒後にタイムアップし、その時に、モ
ータMを回転駆動させることができるように構成されて
いる(S106)。
【0037】利用者が投入口2に表示器に表示された金
額を満たすように、複数枚の硬貨イ,イ…を投入し、そ
の投入した硬貨イ,イ…が硬貨詰りを起こすことなく硬
貨処理装置本体1に受入れられたときは、振分部8に設
けられたセンサは、投入された複数枚の硬貨イ,イ…を
順次検出し、検出毎に検出した硬貨の金額が表示器から
減算され、表示器の表示が「0」になって精算の終了が
報知される(S108肯定、S110、S112)。ま
た、硬貨イを検出する度に、タイマはリセットされて再
起動される(S110否定、S111、S106)。
額を満たすように、複数枚の硬貨イ,イ…を投入し、そ
の投入した硬貨イ,イ…が硬貨詰りを起こすことなく硬
貨処理装置本体1に受入れられたときは、振分部8に設
けられたセンサは、投入された複数枚の硬貨イ,イ…を
順次検出し、検出毎に検出した硬貨の金額が表示器から
減算され、表示器の表示が「0」になって精算の終了が
報知される(S108肯定、S110、S112)。ま
た、硬貨イを検出する度に、タイマはリセットされて再
起動される(S110否定、S111、S106)。
【0038】もちろん、精算料金が1枚の硬貨で足りる
とき、例えば精算料金が500円で500硬貨が1枚投
入されたときは、1回の硬貨投入で表示器は「0」とな
る。また、投入した硬貨の金額が精算料金よりも大きい
とき、例えば、精算料金が450円で500円分の硬貨
が投入されたときは、釣銭器10を介して50円分の硬
貨が返却口7に排出される。
とき、例えば精算料金が500円で500硬貨が1枚投
入されたときは、1回の硬貨投入で表示器は「0」とな
る。また、投入した硬貨の金額が精算料金よりも大きい
とき、例えば、精算料金が450円で500円分の硬貨
が投入されたときは、釣銭器10を介して50円分の硬
貨が返却口7に排出される。
【0039】複数枚の硬貨イ,イ…を投入口2に投入す
る場合、一般に等間隔で投入される。このため、投入さ
れた硬貨イ,イ…の金額が精算料金を満たすことなく、
振分部8の図示しないセンサが硬貨を検出しなくなり、
しかも、タイマがタイムアップしたときは、通路3内で
硬貨詰りが発生している可能性が高いので、モータMが
回転駆動して可動壁20が開かれる。これにより硬貨詰
りを起している硬貨があるときは、ホッパ23に排出さ
れたのち、シュート6を介して返却口7に返却され、そ
して、可動壁20が開かれた後は、次の硬貨詰りに対処
するために、タイマが再起動される(S108否定、S
114肯定、S116、S106)。
る場合、一般に等間隔で投入される。このため、投入さ
れた硬貨イ,イ…の金額が精算料金を満たすことなく、
振分部8の図示しないセンサが硬貨を検出しなくなり、
しかも、タイマがタイムアップしたときは、通路3内で
硬貨詰りが発生している可能性が高いので、モータMが
回転駆動して可動壁20が開かれる。これにより硬貨詰
りを起している硬貨があるときは、ホッパ23に排出さ
れたのち、シュート6を介して返却口7に返却され、そ
して、可動壁20が開かれた後は、次の硬貨詰りに対処
するために、タイマが再起動される(S108否定、S
114肯定、S116、S106)。
【0040】以上のように、本実施の形態に係る硬貨処
理装置は、通路3にセンサを設けない簡単な構成により
硬貨詰りを検出して硬貨詰りを解消できるだけでなく、
硬貨投入開始時に発生しやすい硬貨詰りを未然に防止す
ることができる。
理装置は、通路3にセンサを設けない簡単な構成により
硬貨詰りを検出して硬貨詰りを解消できるだけでなく、
硬貨投入開始時に発生しやすい硬貨詰りを未然に防止す
ることができる。
【0041】なお、上述の例は、可動壁20の開閉の駆
動源をモータMで行ったが、所定時間、可動壁20を開
動作させることのできるものであれば、例えばソレノイ
ドであってもよい。
動源をモータMで行ったが、所定時間、可動壁20を開
動作させることのできるものであれば、例えばソレノイ
ドであってもよい。
【0042】また、上述の例では、硬貨処理装置の組込
まれる処理機を集中精算式の精算機aとしたが、自動券
売機やその他の自動販売機などであってもよい。いずれ
にしても、可動壁20が硬貨詰り発生に関係なく開いて
硬貨詰りを未然に防止することができるので、係員の常
駐していない処理機に好適である。
まれる処理機を集中精算式の精算機aとしたが、自動券
売機やその他の自動販売機などであってもよい。いずれ
にしても、可動壁20が硬貨詰り発生に関係なく開いて
硬貨詰りを未然に防止することができるので、係員の常
駐していない処理機に好適である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る硬貨処理装置は、硬貨処理
装置本体の硬貨受入れ態勢により起動されるとともに、
通路を形成する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨
処理装置本体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定
時間経過後にタイムアップするタイマを設け、そのタイ
マがタイムアップしたときに、通路を形成する可動壁を
所定時間開動作させる可動壁開閉機構を設けたので、セ
ンサを設けない簡単な構成により硬貨詰りを解消するこ
とができる。
装置本体の硬貨受入れ態勢により起動されるとともに、
通路を形成する可動壁を開動作したとき、又はその硬貨
処理装置本体が硬貨を受入れたときに再起動され、所定
時間経過後にタイムアップするタイマを設け、そのタイ
マがタイムアップしたときに、通路を形成する可動壁を
所定時間開動作させる可動壁開閉機構を設けたので、セ
ンサを設けない簡単な構成により硬貨詰りを解消するこ
とができる。
【0044】また、タイマがタイムアップしたとき以外
に硬貨処理装置本体の硬貨受入れ態勢時にも、可動壁開
閉機構で可動壁を所定時間開動作させるようにしたとき
は、硬貨投入開始時に発生しやすい硬貨詰りを未然に防
止することができる。
に硬貨処理装置本体の硬貨受入れ態勢時にも、可動壁開
閉機構で可動壁を所定時間開動作させるようにしたとき
は、硬貨投入開始時に発生しやすい硬貨詰りを未然に防
止することができる。
【図1】本発明の硬貨処理装置を駐車場の集中精算式の
精算機に組込んだときの概略構成図である。
精算機に組込んだときの概略構成図である。
【図2】図1のA−A線断面の詳細図である。
【図3】可動壁の開閉制御動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
1 硬貨処理装置本体 2 投入口 3 通路 4 ゲート 5 検銭部 6,11 シュート 7 返却口 8 振分部 9a〜9d 保留筒 10 釣銭器 20 可動壁 21 返却レバー 22 返却レバー駆動機構 22a スライド板 23 ホッパ a 精算機 a′ 接客面 M モータ イ 硬貨
Claims (2)
- 【請求項1】 硬貨処理装置本体の投入口に投入された
硬貨が重力により通路を通過する途中に、その投入され
た硬貨の真偽や種別を判定する検銭部を設けるととも
に、その通路内で硬貨詰りが生じたときにその通路を形
成する可動壁を開いて硬貨を排除するようにした硬貨処
理装置において、 前記硬貨処理装置本体の硬貨受入れ態勢により起動され
るとともに、前記通路を形成する可動壁を開動作したと
き、又はその硬貨処理装置本体が硬貨を受入れたときに
再起動され、所定時間経過後にタイムアップするタイマ
を設け、 前記タイマがタイムアップしたときに、前記通路を形成
する可動壁を所定時間開動作させる可動壁開閉機構を設
けた、 ことを特徴とする硬貨処理装置。 - 【請求項2】 可動壁開閉機構はタイマのタイムアップ
したとき以外に硬貨処理装置本体の硬貨受入れ態勢時に
も通路を形成する可動壁を所定時間開動作させるもので
あることを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219495A JPH0950550A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219495A JPH0950550A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 硬貨処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950550A true JPH0950550A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16736353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7219495A Pending JPH0950550A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050023848A (ko) * | 2003-09-03 | 2005-03-10 | 정진한 | 타이머 기능이 부가된 코인셀렉터 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7219495A patent/JPH0950550A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050023848A (ko) * | 2003-09-03 | 2005-03-10 | 정진한 | 타이머 기능이 부가된 코인셀렉터 |
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