JPH095037A - 膜厚の検査方法 - Google Patents

膜厚の検査方法

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JPH095037A
JPH095037A JP15021495A JP15021495A JPH095037A JP H095037 A JPH095037 A JP H095037A JP 15021495 A JP15021495 A JP 15021495A JP 15021495 A JP15021495 A JP 15021495A JP H095037 A JPH095037 A JP H095037A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーフィルタの膜厚の均一性を画像処理等
の客観的な方法によって定量的に、かつ、感度よく精密
に評価すること。 【構成】 白色光源とカラーフィルタの間に設置された
特定の色調以外の画素部分をマスクする単色マスクによ
って画面全体の出力を一の色調にして、この一の色調に
係わる中心波長λ0から所定の波長Δλ分ずれた波長λ1
を中心波長とするフィルタによって上記画面から出力さ
れる光をフィルタリングし、このフィルタリングされた
光の強度を上記画面の位置ごとに検出し、この画面の位
置ごとに検出された光の強度を画像処理等の方法により
評価する。 【効果】 中心波長から所定の波長分ずれた波長を評価
のために用いることによって膜厚の変化に対して感度の
よい評価が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は二次元的な画面の色調
の不均一性を画像処理によって検出・評価する方法に係
わる。
【0002】
【従来技術】二次元的な画面の例としては液晶パネルや
テレビ画面などがある。特にカラー液晶パネルのように
赤(R),緑(G),青(B)の三色の組み合わせによ
っていろいろな色調を得る二次元的な画面について、そ
の画面上の色調の不均一性を検出・評価するためには従
来は目視に頼っていた。液晶画面の色調の付与の仕方を
図1に示す。液晶画面の光源となるのは白色光によるバ
ックライト1であり、この光にR,G,Bの画素が交互
に配列された微細構造を有するカラーフィルター2を図
1のように液晶充填部分3を介して配設することによっ
て白色光をそれぞれの画素ごとにR,G,Bのいずれか
の色調を有する光に変換する。どの画素について光がバ
ックライト1からカラーフィルター2に到達するかにつ
いては、液晶充填部分3に充填された液晶粒に電位を付
与し、そのテイルトアングルの変化によって、光の透過
・遮断を制御することによって画素ごとに行うことがで
きる。つまり、液晶充填部分3に充填された液晶はガラ
ス基板36上に形成したトランジスタ電極30によって
電圧を印加されそのテイルトアングルの変動を受ける。
トランジスタ電極30は電源線32から電源の供給を受
ける。
【0003】カラーフィルターは浸漬法、電着法、印刷
法などの方法によってガラス板34上に塗布される。例
えば、浸漬法はカラーフィルターを形成するための顔料
中にガラス板34を一旦浸漬して、それを乾燥させるこ
とによってカラーフィルターを形成する技術であるが、
ガラス板の周辺部に厚さの不均一を生じることがある。
電着法、印刷法によれば厚さの不均一は浸漬法ほど顕著
なものではないが、しかし、それでも厚さの不均一の発
生を免れない。
【0004】カラー液晶画面は色調を付与するためのカ
ラーフィルターの厚さが画面全体に渡って均一でない
と、画面全体からその色調に関して均一な明度を得るこ
とができないという問題がある。たとえば、カラーフィ
ルターの厚さが標準よりも厚い部分は光の透過率が低い
ため、同じRの色調を有していても、その明度が小さく
なる。そして、このような明度の変化は画面を見る者に
とっては明度の不均一として認識され望ましくない。
【0005】従来、この画面の明るさの不均一な状態の
検出・判断は全画面を各色のみの色調として目視によっ
ていた。しかし、目視による方法は評価者によって基準
がまちまちであり、また、同一の評価者によってもその
時の体調等で評価基準が左右する。また、どの程度の不
均一ならば問題とすべきかの判定基準が客観的にならな
いために製品の標準化が困難である。さらに、実際は明
るさに不均一な状態が発生していながら人間の目の許容
範囲にあるために検出ができない場合もある。そこで、
この不均一性を画像処理等のより客観的な方法で行う必
要がある。
【0006】このような画像の検査装置・方法として従
来例えば特開平5−181125号公報などのように検
査対象と評価のための画像処理装置との間に光学的ロー
パスフィルタを設置するものがある。パスフィルタを設
置する点については後述するように本願発明と共通であ
るが、この先行例ではパスフィルタをモアレビートの防
止のために使用しており、パスフィルタを感度のよい波
長領域選択のために使用する本願発明とはその用途が異
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明はカラーフィ
ルターの厚さの不均一性を画像処理の方法によって検出
する方法を提供することが目的である。また、かかる方
法を実現するための装置構成を提供することが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の前記目的は、
白色光源と複数色の画素が配列されたカラーフィルタと
を具備する画面において、白色光源とカラーフィルタの
間に設置された特定の色調以外の画素部分をマスクする
単色マスクによって画面全体の出力を一の色調にして、
この一の色調に係わる中心波長から所定の波長分ずれた
波長(第一の波長)を中心波長とするフィルタによって
上記画面から出力される光をフィルタリングし、このフ
ィルタリングされた光の強度または光の強度に相関する
パラメータを検出することによって達成できる。また、
上記画面の位置ごとに光の強度に相関するパラメータを
検出し、この画面の位置ごとに検出された光の強度を画
像処理等の方法により評価することによってカラーフィ
ルタの膜厚の均一性を評価することによっても達成でき
る。評価するための光として中心波長から所定の波長分
ずれた波長を中心波長とするフィルタを透過した光を利
用するのは膜厚に対する光の強度等のパラメータの依存
性が大きくなり、検出感度の向上が望めるからである。
【0009】
【実施例】本願発明による画像処理方法の構成を図3に
示す。ここで、図1と同様に光源としてバックライト
1、色調を付与するカラーフィルター2が置かれる。こ
のカラーフィルター2が検査対象物である。バックライ
ト1とカラーフィルター2の間にはマスク4が設置され
る。このマスク4は図2に示すように、特定の色調の画
素以外の画素をマスクするように置かれる。つまり、図
2のマスク4において、カラーフィルタ5の点線の画素
部分11がマスクされるから、結果として光は画面20
のように実線の画素部分10からのみ透過することがで
きる。例えば、図2においてはこの実線の画素部分はカ
ラーフィルター2のRの位置に対応するので、このとき
画面は全体が赤の色調になる。このように、検査にあた
って画面全体を同一の色調にすることによって同一の色
調に係わるカラーフィルターの厚さの均一性を評価する
ことが可能となる。そして、同一の色調に係わるカラー
フィルタを通過した光の波長の強度がカラーフィルター
の膜厚に相関することを利用して、画面上の位置と光の
強度との相関を検出することによってカラーフィルター
の膜厚の均一性を知ることができるのである。
【0010】本願発明においてはこの光の強度とカラー
フィルタ膜厚との相関を求めるのに、同一の色調に係わ
る光の中心波長からずれた波長の強度を用いてこれを行
う。本来、同一の色調(例えばR)に係わる光であって
も単一の波長から構成されているわけではなく、一定の
分布を持った波長から構成されている。例えば、図4実
線で示すように、Rのフィルターを通過した光について
波長と強度との相関をとると、その中心波長は645n
mであり、その両側に150〜200nm程度の分布を
有している。本願発明においては中心波長λ0からΔλ
ずれた周辺波長λ1を中心波長に有するフィルタを透過
した光を用いて光の強度の画面上の位置分布を検出しカ
ラーフィルタ膜厚の均一性を評価する点に特徴がある。
【0011】このように中心波長λ0からずれた周辺波
長λ1を中心とした透過光を用いて光の強度の画面上の
位置分布を検出するためにカラーフィルター2の前方に
は別のフィルター5が置かれる。このフィルター5は検
査の対象となっている画素に係わる色調(この例では
R)に係わる中心波長λ0から所定の波長Δλ分ずれた
波長λ1(周辺波長という)を中心とした一定範囲の波
長のみを透過する。
【0012】図5に周辺波長λ1を中心波長に有し、中
心波長λ0の光を透過するためのフィルタの透過波長の
分布を示す。図5に示すフィルタの透過特性の波長の幅
λ2は好ましくは100nm程度であるが、あまり大き
な制約はない。20nm〜200nmの範囲であれば十
分に本願発明の目的を達成することができる。このよう
な透過特性を有するフィルタ5によって図4のような分
布を有するRの色調を持つ光をフィルタリングした光を
カラーフィルタ膜厚の評価のために使用する。この評価
を行うために、好ましい実施例では図3に示すように平
面的受光素子6によって画面の位置に対応して受光を行
い、その強度の分布を画像処理装置7によって評価す
る。
【0013】画像処理の原理を図4を用いて説明する。
この原理は上記中心波長λ0からずれた周辺波長λ1にお
いて、カラーフィルタの膜厚に依存して光の強度の変化
の相対量の依存性が大きくなることを利用するものであ
る。
【0014】図4において破線はカラーフィルタ膜厚1
μmの時の波長と強度の依存性を示し、実線は膜厚が2
μmのときの依存性を示す。膜厚が1μmから2μmに
増大すると中心波長λ0での光の強度I1がΔI分減少
しI2になる。しかし、この光の強度の変化率(膜厚と
強度の依存性)ΔI/I1はもとのI1が大きい分さほ
ど大きなものではない。つまり、中心波長λ0において
は膜厚と光の強度の依存性が相対的に小さいのである。
一方、中心波長λ0からΔλ離れた周辺波長λ1で同様に
膜厚が1μmから2μmに変化したとき強度の変化率Δ
I’/I1’はもとのI1’が小さいから相対的に大き
くなる。従って、周辺波長では膜厚と強度の依存性が相
対的に大きい。このように膜厚と強度の依存性が相対的
に大きな波長領域で評価を行えば感度のよい評価が可能
となる。具体的にはかかる波長領域を中心波長にもつフ
ィルタを用いて変化率を測定する。
【0015】表1に具体的な波長と透過率(τ)との相
関を膜厚ごとに示す。ここで、透過率(τ)は光の強度
に対応する指標であり、以下の式で定義される。 τ=I/I0=exp(−μd) ここで、I:フィルターをかけたときの光の強度、I
0:フィルターをかけないときの光の強度、μ:吸収係
数、d:膜厚 をそれぞれ示す。吸収係数μはカラーフ
ィルターの材質に依存するので、一つの面上に分布する
カラーフィルタについておいてμは一定である。従っ
て、透過率τは膜厚dと相関を示すことになるから、τ
を評価することによって膜厚の変動を評価できる。本実
施例では、膜厚に依存するパラメータとして透過率を定
義して用いたが、このパラメータとしては膜厚に依存す
るものであれば問わず、光の強度そのものなど他のもの
でもよい。
【0016】
【表1】 透 過 率 (%) 波長 膜厚1μm 膜厚2μm 変化率 (nm) (I1) (I2) (ΔI/I1) 中心 640 87.5 76.6 0.05 周辺 600 40.7 35.7 0.12 周辺 580 20.7 13.5 0.35 ★ 周辺 560 15.5 8.6 0.45 ★ 周辺 540 14.9 5.7 0.62 ★ 周辺 470 8.1 検出困難 −
【0017】表中★印は本願発明の良好な実施例として
採用し得るフィルタ5の中心波長を示す。表1に示すよ
うに、膜厚が1μmから2μmに変化したときの光の透
過率(光の強度と相関を有す)はRの中心波長640n
mにおいてわずか5%の変化にとどまる。従って、中心
波長λ0を光の強度と膜厚の相関を検出するための波長
として用いてもその検出感度があまりにも低く実用的で
はない。このことは例えば=40nmの場合である60
0nmの場合も同様である。膜厚が1μmから2μmへ
変化したときに、光の透過率の変化はわずか12%にと
どまりその膜厚と透過率の依存性は顕著ではない。
【0018】しかし、Δλ=100nmの430nmで
は膜厚が1μmから2μmと増大するにつれ光の透過率
の変化が60%程度となりこの波長領域では膜厚の変化
に対応して十分に光の透過率(あるいは、光の強度)が
変化することがわかる。従って、中心波長から一定の波
長ずれた波長を評価のための波長として使用すれば感度
よく評価することが可能となる。Δλ=60nm、つま
り、λ1=580nmを中心波長にもつフィルタをかけ
たときは変化率は35%程度となり、Δλ=80nm、
つまり、λ1=560nmでは変化率は45%となる。
この例では、演算系を制御すればΔλ=60nmのとき
でも充分な感度の向上が望める。
【0019】ただし、中心波長と周辺波長の差Δλがあ
まりにも大きいと光の絶対的な強度自体が小さくなり、
受光素子6及び画像処理装置7での検出・評価がノイズ
に埋もれてかえって困難になる。表1に記載されるよう
にΔλ=150nm、つまり、λ1=470nmのとき
の膜厚2μmのデータはかかる理由により検出が困難で
あった。従って、膜厚と強度の依存性、及び、検出光の
絶対的な強度の二つの相反する要請を考慮して検出・評
価に用いるべき周辺波長を決めるべきである。望ましい
周辺波長としてはΔλ=±60〜140nm程度である
と考えられる。
【0020】表2は中心波長λ0=540nm(G)の
時の波長と膜厚を変化させたときの透過率の変化率の依
存性を示す。表中★印は実施例である。
【0021】
【表2】 透 過 率 (%) 波長 膜厚1μm 膜厚2μm 変化率 (nm) (I1) (I2) (ΔI/I1) 中心 540 79.2 75.0 0.05 周辺 490 33.3 25.2 0.24 周辺 460 17.5 10.5 0.40 ★ 周辺 440 10.2 4.1 0.60 ★ 周辺 590 38.4 28.8 0.25 周辺 620 10.3 5.0 0.51 ★
【0022】Rの時と同様にΔλ=100nmの場合に
感度の向上が見られる。しかし、この例においてはΔλ
=80nm程度のずれであっても検出感度としては十分
である。また、Gの場合は中心波長からのずれは短波長
側、長波長側いずれでも表2に示すように同様に感度の
向上が期待できる。
【0023】次に表3に中心波長λ0=430nmであ
るBについて同様の測定を行った結果を示す。表中★印
は実施例である。
【0024】
【表3】 透 過 率 (%) 波長 膜厚1μm 膜厚2μm 変化率 (nm) (I1) (I2) (ΔI/I1) 中心 430 86.8 72.9 0.16 周辺 490 65.0 50.7 0.22 周辺 510 42.0 27.3 0.35 ★ 周辺 530 27.6 8.6 0.69 ★
【0025】この場合はΔλ=100nmの位置での検
出感度は極めて良好である。また、80nmでも感度の
相当の向上が期待できる。
【0026】本願発明においては各R,G,Bについて
表1〜3に示したような中心波長を有するフィルタ5を
用いて単色にした画面から出た光をフィルタリングする
ことによって感度のよい測定が可能となる。なお、用い
るフィルタの帯域幅λ2は20〜200nmの範囲であ
ればよい。
【0027】本明細書においてはカラーフィルタを膜厚
を評価する対象として説明したが、その発明の本旨はあ
る特定の波長λ0を中心として分布する波長分布を有す
る光を透過するための何らかのフィルタの厚さの均一性
を評価するために、この中心波長λ0からΔλだけずれ
たλ1に中心波長を有するフィルタでこの光を透過し、
この透過光を評価の媒体として用いることによってフィ
ルタ膜厚の評価を感度よく行う点にある。従って、本願
発明の技術的思想は本実施例のみに限定されるものでは
ないことは当業者であれば自明であろう。
【0028】
【発明の効果】本願発明によって従来目視によっていた
カラーフィルタの膜厚の均一性を画像処理等の客観的な
方法によって定量的に評価することが可能となった。ま
た、評価のための波長として評価に係わるカラーフィル
タの色調の中心波長から一定の波長分ずれた波長を利用
するので、膜厚の変化に対して高い感度を有し、精密な
評価が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による白色光源とカラーフィルタとの
位置関係を示す。
【図2】カラーフィルタと特定の色調に係わる光のみを
透過するためのマスクとの平面図を示す。
【図3】本願発明によるカラーフィルタの膜厚の評価装
置の模式図を示す。
【図4】本願発明による膜厚の変化と波長による強度の
変化の依存性を示す。
【図5】本願発明による評価に係わる波長のみを透過さ
せるためのフィルタの透過特性を示す。
【符号の説明】
1 白色光源 2 カラーフィルタ 4 マスク 5 フィルタ 6 平面的受光素子 7 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 武 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白色光源と複数色の画素が配列されたカラ
    ーフィルタとを具備する画面において上記カラーフィル
    タの膜厚の検査方法であって、 画面全体の出力を一の色調にするステップと、 上記一の色調に係わる中心波長から所定の波長Δλずれ
    た第一の波長を中心波長とするフィルタによって上記画
    面から出力される光をフィルタリングするステップと、 上記フィルタリングされた光を検出するステップと、 上記検出された光を評価して膜厚の均一性を評価するス
    テップと、を含むカラーフィルタの膜厚の検査方法。
  2. 【請求項2】上記フィルタリングされた光を検出するス
    テップは上記画面の位置ごとに行うことを特徴とする、
    請求項1のカラーフィルタの膜厚の検査方法。
  3. 【請求項3】上記画面の位置ごとに検出された上記光を
    評価することによって、上記カラーフィルタの膜厚の均
    一性を評価する、請求項2のカラーフィルタの膜厚の検
    査方法。
  4. 【請求項4】上記膜厚の均一性を評価するステップは、
    上記検出された光の強度をパラメータとして利用する、
    請求項1のカラーフィルタの膜厚の検査方法。
  5. 【請求項5】上記膜厚の均一性を評価するステップは、
    上記検出された光の強度と相関性を有するパラメータを
    利用する、請求項1のカラーフィルタの膜厚の検査方
    法。
  6. 【請求項6】上記画面全体の出力を一の色調にするステ
    ップは、上記白色光源とカラーフィルタの間に設置され
    た特定の色調以外の画素部分をマスクすることによって
    行う、請求項1のカラーフィルタの膜厚の検査方法。
  7. 【請求項7】上記Δλが上記中心波長に対して±60〜
    140nmの範囲にある、請求項1のカラーフィルタの
    膜厚の検査方法。
  8. 【請求項8】白色光源から出された光のうち特定の分布
    を有する波長分布を透過するカラーフィルタの膜厚を評
    価する膜厚評価装置であって、 白色光源と、 上記カラーフィルタを上記白色光源に対置して設置する
    ための設置手段と、 上記設置手段と上記白色光源とに介在し、特定の色調を
    有するカラーフィルタの部分に到達する光のみを透過す
    るマスク手段と、 上記特定の色調に係わる中心波長から所定の波長Δλず
    れた波長を中心波長に有する波長群を有する光のみを透
    過するフィルタ手段と、 上記波長群に係わる光を評価する手段と、を含む、カラ
    ーフィルタの膜厚評価装置。
  9. 【請求項9】上記Δλが上記中心波長に対して±60〜
    140nmの範囲にある、請求項8のカラーフィルタの
    膜厚評価装置。
  10. 【請求項10】白色光源から発した光を特定の波長λ0
    を中心に透過するフィルタの膜厚の検査方法であって、 上記特定の波長λ0から所定の波長Δλずれた第一の波
    長を中心波長とするフィルタによって上記画面から出力
    される光をフィルタリングするステップと、 上記フィルタリングされた光を上記画面の位置ごとに検
    出するステップと、を含むフィルタの膜厚の検査方法。
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