JPH0950349A - データ記憶装置 - Google Patents

データ記憶装置

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JPH0950349A
JPH0950349A JP21948795A JP21948795A JPH0950349A JP H0950349 A JPH0950349 A JP H0950349A JP 21948795 A JP21948795 A JP 21948795A JP 21948795 A JP21948795 A JP 21948795A JP H0950349 A JPH0950349 A JP H0950349A
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JP
Japan
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input
data
disk
bus
buffer memory
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Application number
JP21948795A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shiotani
浩之 塩谷
Takushi Totsuka
卓志 戸塚
Yasunobu Kato
泰信 加藤
Noboru Oya
昇 大宅
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バスに最低限度要求される転送レートが高く、
またデイスク装置の増設に伴う転送レートの増加率が非
常に大きい。 【解決手段】1又は複数のデイスク装置と当該デイスク
装置のデータを一時的に格納するデイスクバツフアメモ
リとを有する複数の記憶モジユールと、1又は複数の入
出力装置とをバスを介して互いに接続する。これにより
バスに最低限度要求される転送レートを入出力装置の転
送レートによつて決まる一定レートに設定することがで
きる。かくしてバスに最低限度要求される転送レートを
従来に比して格段的に低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図3) (1)基本構成(図1) (2)具体例(図2及び図3) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ記憶装置に関
する。例えばハードデイスクや光磁気デイスク等に代表
される大容量かつランダムアクセス可能な記録媒体を内
蔵するデータ記憶装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】今日、大容量かつランダムアクセス可能
な記録媒体を用いるデータ記憶装置はノンリニア編集シ
ステムやビデオオンデマンド(VOD:Video On Deman
d )システムを始め様々な分野で使用されている。因に
ノンリニア編集システムは、記録媒体上の物理的に離れ
た位置に位置する動画像や音声をランダムに読み出し、
瞬時に途切れることなくつなぎ合わせるシステムであ
り、VODシステムは複数の視聴者の要求に従つて複数
の異なるシーケンスの動画像や音声をランダムに読み出
しながら同時に提供するシステムである。
【0004】図4にこれらシステムで使用されるデータ
記憶装置の構成を示す。図4に示すデータ記憶装置は、
入出力装置1を介して外部から入力されたデータをデイ
スクバツフアメモリ2、バス3、バツフアメモリ4を介
してデイスク装置5のいづれかに記憶する一方、デイス
ク装置5から読み出したデータを記憶時とは逆の経路で
読み出して入出力装置1から外部機器に出力する。
【0005】入出力装置1は外部機器とのインターフエ
ースであり、外部機器から一定レートで入力されるデー
タをデイスクバツフアメモリ2に転送する一方、デイス
クバツフアメモリ2から読み出したデータを一定レート
で外部機器に出力する。この入出力装置1における平均
転送レート及び最大転送レートは図5に示すように常に
一定であり、その値は同じ値である。
【0006】一方、デイスク装置5はデータの記憶装置
であり、外部機器から入力されたデータを記憶する他、
外部機器が必要とするデータを瞬時に読み出すようにな
されている。このデイスク装置5における転送レートは
図6に示すように時刻によつて変動があり、その最大転
送レートは平均転送レートの数倍に及ぶ。そこで従来の
データ記憶装置にはこれら入出力装置1とデイスク装置
5の転送レートの違いによつて転送に破綻が生じないよ
うにデイスクバツフアメモリ2が設けられている。
【0007】従つてデイスクバツフアメモリ2に対する
データの書き込み量と読み出し量との関係は常に一定で
はあり得ず、データの書き込み量が読み出し量に対して
多い場合には、デイスクバツフアメモリ2の記憶量が図
7に示すように増加し、逆にデータの読み出し量が書き
込み量より多い場合には、デイスクバツフアメモリ2の
記憶量が減少する。このデイスクバツフアメモリ2を用
いて、データ記憶装置は入出力装置1とデイスク装置5
との間で破綻なくデータを送受するようになされてい
る。
【0008】この際、データ記憶装置は特定の入出力装
置1と特定のデイスク装置5との間でデータを送受して
いる訳ではなく、バス3を介して接続された任意の入出
力装置1と任意のデイスク装置5との間でデータをやり
取りしている。このデータ記憶装置全体の性能を上げる
ためには同時に複数のデイスク装置5を用いてデータを
転送する必要があるが、1つのバス3を複数のデイスク
装置5で共用するにはいくつかの制約を満たさなければ
ならない。
【0009】1つはバス3を複数の入出力装置によつて
同時に使用することはできないことである。そこで従来
はバス3の使用権を時分割し、複数のデイスク装置5が
バス3の使用権を意識せずに同時並行的にデータを転送
できるようにするバスの制御方法が用いられている。図
4では制御装置6がバスの使用権を時分割制御してい
る。なおバス3を時分割で使用しようとする場合、デイ
スク装置5とバス3とが直結されているとバス3を使用
できない期間にデータの転送を要求するデイスク装置5
にデータの転送上滞りが生じるおそれがあるため、図4
に示すデータ記憶装置にはデータを一時的に貯めておく
バツフアメモリ4が設けられている。
【0010】このバツフアメモリ4の記憶量は、(バス
3の転送レート)×(デイスク装置5がバス3を使用で
きない期間)で求められるデータ量を記憶するのに十分
な容量が最低限度必要とされる。なお各デイスク装置5
によるバス3の占有率は、(デイスク装置5の転送レー
ト)/(バス3の転送レート)で与えられることからバ
ス3の占有率は転送レートが変動するデイスク装置5の
影響を受けて常に変化することが分かる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて図4に示すように
複数のデイスク装置5が1つのバス3に接続されている
場合、各デイスク装置5の転送レートの時間的変動によ
らず、全てのデイスク装置5についてバス3の占有率の
和を1を越えない範囲に抑制するためには、バス3の転
送レートを全てのデイスク装置5の最大転送レートの合
計値以上に設定しなければならない。
【0012】すなわちバス3に最低限度必要な転送レー
トは、全てのデイスク装置5のデータの最大転送レート
の合計値である。この値は全てのデイスク装置5による
平均転送レートの合計値の数倍となるため非常に大きな
値になる。例えば最大転送レートが20〔MB/s〕であつ
て、平均転送レートが 6〔MB/s〕であるデイスク装置5
が4台ある場合、全てのデイスク装置5についての平均
転送レートの合計値が24〔MB/s〕であるのに対し、全て
のデイスク装置5についての最大転送レートの合計値は
80〔MB/s〕にもなる。
【0013】このようにバス3に求められる最低限度必
要な転送レートは、デイスク装置5の平均転送レートの
合計値に対して3倍強にもなり、バス3に求められる転
送能力は非常に大きな値になる。そこでバス3に求めら
れる転送レートを最低限度必要な転送レートに比して小
さく設定し、バス3の転送能力を越えた分のデータにつ
いてはバス3の転送能力に余裕が生じたときに転送する
方法が考えられる。しかしこの方法は大容量のバツフア
メモリ4が必要となるため、データの転送完了時刻がそ
の分遅れるのを避け得ない問題があつた。
【0014】さてこの問題を解決する一つの装置例とし
て、特開昭60-136828や特開昭60-138634に開示された構
成のデータ記憶装置がある。このデータ記憶装置はCP
Uの処理を中断させずに画像を入出力することを目的と
するもので、その構成は図4に示すように各入出力装置
1に対応してデイスクバツフアメモリ2を設けるのでは
なく、複数の入出力装置をバスに接続された1つのデイ
スクバツフアメモリで共有するものである。
【0015】しかしこの構成のデータ記憶装置において
もバスに最低限度必要となる転送レートが非常に大きく
なるのを避け得ないため、複数のバスを使用してバスの
最大転送レートを高める工夫がなされている。しかしこ
の方法ではデータの転送用に複数のバスが必要になるた
めハードウエアが高価なるを避け得ない。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来システムで要求される転送レートに比して小さ
い転送レートのバスを用いた簡単なハードウエア構成で
ありながら、従来システムと同様のデータ転送を実現で
きるデータ記憶装置を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、1又は複数のデイスク装置と、当
該デイスク装置のデータを一時的に格納するデイスクバ
ツフアメモリとを含む複数の記憶モジユールをバスを介
して1又は複数の入出力装置に接続するようにする。こ
の接続の場合、各デイスク装置における転送レートの変
動はデイスクバツフアメモリによつて吸収されるのでバ
スに最低限度要求される転送レートは入出力装置の転送
レートで定まる一定レートとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0019】(1)基本構成 図4との対応部分に同一符号を付して示す図1に、本発
明にかかるデータ記憶装置の基本構成を示す。このデー
タ記憶装置は、1又は複数のデイスク装置5を含む複数
の記憶モジユール11をバス12を介して1又は複数の
入出力装置1と接続した点に特徴がある。因に記憶モジ
ユール11にはデイスク装置5の他、デイスク装置5の
データを一時的に格納するデイスクバツフアメモリ10
とが内蔵されている。
【0020】さてこの実施例の場合、バス12に接続さ
れる入出力装置1の転送レートはいずれも一定であるた
め、バス12に最低限必要とされる転送レートも各入出
力装置1に固有の転送レートの合計値に定まる。このよ
うに転送レートに変動のない入出力装置1によつてバス
12の転送レートを設定できることにより、同じ転送能
力を有する入出力装置1を従来構成のデータ記憶装置に
接続する場合に比して転送レートを数分の1に減少させ
ることができる。
【0021】なお各入出力装置1とバス12との間には
バツフアメモリ13がそれぞれ接続されている。このバ
ツフアメモリ13の存在によつて、入出力装置1はバス
12上の間欠的なデータ転送によらず、連続的なデータ
の入出力を実現できるようになされている。さらにこの
実施例では、バス12上のデータ転送が効率良くなされ
るように制御装置6によつてバス12上のデータ転送を
制御するようになされている。因に制御装置6は複数の
入出力装置1から出される転送要求に基づいてバス12
上のデータ転送を制御するものであり、複数の入出力装
置1から複数の転送要求が出された場合には各入出力装
置1に対応する各バツフアメモリ13が常に空又は満杯
にならないように転送要求に対する応答順序を決定する
ようになされている。
【0022】加えて、制御装置6は各入出力装置1に対
するデータ転送頻度(すなわち前期間のデータ転送が終
了してから次のデータ転送が開始されるまでの時間間
隔)が各入出力装置1のデータ転送レートの逆数に比例
するように転送要求の処理順序を決定している。これは
転送レートの高い入出力装置と転送レートの低い入出力
装置とがあつた場合、転送レートの高い入出力装置の占
有する時間を長くし、転送レートの低い入出力装置の占
有する時間を短くすることを意味する。
【0023】このように制御装置6はバス12の占有時
間を各入出力装置1の転送レートに比例して配分してい
ることにより、各入出力装置1がデータを転送するのに
要する転送レートを常に一定に保つことができるように
なされている。またこのようにバス12の占有時間を設
定したことにより、一方の入出力装置1がバス12を占
有している間に他方の入出力装置がバツフアメモリ13
に書き込むデータ量又は読み出すデータ量は同じ値とな
る。従つて本実施例に示すデータ記憶装置の場合、バツ
フアメモリ13には入出力装置1のデータ転送レートに
よらず同じ容量のものを用いれば良いようにでき、ハー
ドウエアの設計を簡易化できると共に増設も簡単にする
ことができる。
【0024】(2)具体例 続いて図1との対応分に同一符号を付して示す図2に、
本発明に係るデータ記憶装置の一例として画像用ハード
デイスクレコーダを示す。ここで画像用ハードデイスク
レコーダはハードデイスクや光磁気デイスク等のデイス
ク装置における任意の記憶領域にランダムアクセスしな
がら画像データを一定レートで記録し又は再生する装置
である。
【0025】さて図2では、入出力装置1とバツフアメ
モリ13とで構成される部分を1つの機能モジユールと
して扱つている。ここでは入出力モジユール14と呼
ぶ。この入出力モジユール14の入出力装置1に接続さ
れているのが外部機器15であり、入出力モジユール1
4はこの外部機器15との間でデータを送受するように
なされている。
【0026】またこの図2に示す記憶モジユール11は
デイスクバツフアメモリ10及びデイスク装置5の他、
デイスクコントローラ16とによつて構成されている。
ここでデイスクコントローラ16はデイスクバツフアメ
モリ10とデイスク装置5との間でデータの読み出しと
書き込みとを制御している。なおこのデイスクコントロ
ーラ16はCPUモジユール17から制御線18を介し
て入力される制御信号に基づいて動作する。
【0027】ここでCPUモジユール17はデイスクコ
ントローラ16と入出力装置1との間で制御線18を介
して書き込み又は読み出しに必要な制御信号を送受し、
入出力装置1が読み出しを要求するデータの位置をデイ
スクコントローラ16に指示すると共に、入出力装置1
が書き込みを要求するデータの格納領域をデイスクコン
トローラ16に確保するように指示を与えるようになさ
れている。
【0028】以上の構成において、本実施例に示す画像
用ハードデイスクレコーダの記録再生動作を説明する。
まず画像再生時の動作例を示す。画像再生時、表示装置
やビデオテープレコーダ等でなる外部機器15からは入
出力装置1に対して連続した画像データの再生が要求さ
れる。入出力装置1はこの要求をCPUモジユール17
に伝える。CPUモジユール17は要求に応じて画像を
再生するための画像用ハードデイスクレコーダ全体の制
御を開始する。
【0029】続いてCPUモジユール17は制御線18
を介してデイスクバツフアメモリ10に指示を与え、画
像データを転送する領域を確保する。さらにCPUモジ
ユール17はデイスク装置5のデータ転送命令をデイス
クコントローラ16に伝え、デイスク装置5に記憶され
ている画像データをデイスクコントローラ16を介して
デイスクバツフアメモリ10に転送させる。この転送の
完了はデイスクコントローラ16からCPUモジユール
17に伝えられる。続いてCPUモジユール17は入出
力装置1に対して画像データの転送命令を伝える。
【0030】このときデイスクバツフアメモリ10は、
デイスク装置5の転送レートが変動しても入出力装置1
へのデータ転送が時刻通り間に合うように予めデイスク
装置5からデータを読み込んでおくメモリとして機能す
る。かかる後、画像の再生が開始されると、デイスク装
置5からデイスクバツフアメモリ10に対しては図6の
示すように転送レートが変動しながらデータが転送され
る。
【0031】一方、デイスクバツフアメモリ10から入
出力装置1に対しては図5に示すように一定転送レート
でデータが転送される。この間、デイスクバツフアメモ
リ10のデータ記憶量は図7のように変動する。このよ
うにデイスク装置5がデイスクバツフアメモリ10へデ
ータを転送する一方で、制御装置6はバツフアメモリ1
3に一時記憶される画像データが空にならないようにバ
ス12を制御し、デイスクバツフアメモリ10からバツ
フアメモリ13に画像データを転送する。
【0032】同時に入出力装置1はバツフアメモリ13
に書き込まれた画像データを書き込み後すぐに表示装置
やビデオテープレコーダ等の外部機器15に一定レート
で出力する。この一連の動作により、デイスク装置5に
記憶されていた画像データは画像用ハードデイスクレコ
ーダから読み出され、外部機器15に連続的に出力され
る。
【0033】続いて画像記録時の動作を説明する。画像
記録時、カメラやビデオテープレコーダ等の外部機器1
5は、入出力装置1に対して画像データの録画を要求
し、一定レートで画像データを出力する。入出力装置1
はその要求をCPUモジユール17に伝える。CPUモ
ジユール17は、その要求に応じて、画像用ハードデイ
スクレコーダの全体を制御する。
【0034】まずCPUモジユール17はデイスクバツ
フアメモリ10に制御信号を与え、画像データを転送す
る領域を確保する。続いて入出力装置1にデータの転送
命令を伝える。入出力装置1は、この転送命令に従い外
部機器15から入力された連続画像データをバツフアメ
モリ13に一時的に記憶する。同時に、入出力装置1は
バツフアメモリ13の画像データが満杯にならないよう
に、デイスクバツフアメモリ10にバス12を経由して
画像データを転送する。
【0035】ここでCPUモジユール17は入出力装置
1からデータ転送の完了を伝えられると、デイスク装置
5のデータ転送命令をデイスクコントローラ16に伝え
る。そしてデイスク装置5はデイスクコントローラ16
を介してデイスクバツフアメモリ10にある画像データ
を転送する。この一連の動作により、外部機器15から
入力された一定レートの画像データをデイスク装置5に
記憶する。
【0036】以上は複数の入出力装置1からの転送要求
が重ならない場合の例であるが、複数の入出力装置1か
らの転送要求が重なつた場合におけるバス12とバツフ
アメモリ13との使用状態を図3を用いて説明する。こ
こでは2つの入出力装置1からデイスク装置5へのデー
タの書き込み要求があつた場合を説明する。各入出力装
置1と外部機器15との間の転送レートは前述したよう
に一定であり、外部機器15から入出力装置1に対して
は図3(A)及び(C)に示すように一定の転送レート
でデータが転送される。因に図3では転送レートの低い
方の入出力装置をAと表示し、転送レートの高い方の入
出力装置をBと表示している。
【0037】ここで制御装置6は、図3(E)に示すよ
うに、各入出力装置1の転送レートの逆数に比例した頻
度でバス12の使用権を各入出力装置1に割り当て、各
バツフアメモリ13から読み出されたデータを任意のデ
イスクバツフアメモリ10に対して時分割的に転送する
ように動作する。
【0038】このときバス12は複数の入出力装置1の
間で転送レートの比率に比例して時分割的に使用され、
その際の転送レートは一定であるためバス12に最低限
度必要な転送レートは各入出力装置1について定められ
ている転送レートの合計値となる。これはデータ記憶装
置における入出力装置1の入出力量とデイスク装置5の
入出力量が同じであることによる。
【0039】従つて全てのデイスク装置5の平均転送レ
ートの合計値は全ての入出力装置1の平均転送レートの
合計値と同じになる。因に従来例のバスに求められる最
低限度必要な転送レートは、デイスク装置5の最大転送
レートの合計値であつた。この値は、全てのデイスク装
置5の平均転送レートの合計値の数倍である。このこと
から本実施例のバス12に求められる最低限度必要な転
送レートは従来例の場合に最低限度必要とされた転送レ
ートに対して数分の1で良いことが分かる。かくしてハ
ードウエア構成を簡略化できる。またその比率はデイス
ク装置5の台数に比例するため、その台数が多いほどよ
り大きな効果を期待できる。
【0040】また入出力装置Aの転送レートを10〔MB/
s〕とし、入出力装置Bの転送レートを20〔MB/s〕とす
ると、制御装置6のバス制御により入出力装置A側のバ
ス占有比率が 1/3、入出力装置B側のバス占有比率は 2
/3となる。この制御に基づき、各入出力装置A及びBに
対応するバツフアメモリ13の記憶量は、図3(B)及
び(D)に示すように一定間隔で増減を繰り返す。
【0041】因に図3(B)の場合、バツフアメモリ1
3の記憶量は転送レートが低い分ゆるやかに増加する
が、転送レートの高い入出力装置Bがバス12を占有し
ている時間をバツフアメモリ13へのデータの書き込み
に使用するため、最大20/3〔MB〕(=10〔MB/s〕× 2/3
〔s〕)が書き込まれる。
【0042】一方、図3(D)の場合、バツフアメモリ
13の記憶量は転送レートが高い分急傾斜で増加する
が、転送レートの低い入出力装置Aがバス12を占有し
ている時間をバツフアメモリ13へのデータの書き込み
に使用するため、最大20/3〔MB〕(=20〔MB/s〕× 1/3
〔s〕)が書き込まれる。これより記憶モジユール11
に入出力装置1からデータを転送する場合に必要なバツ
フアメモリ13の最大記憶量は入出力装置1間の転送レ
ートの違いによらず同じであることが分かる。
【0043】なおこのバス制御は上述の場合と反対に記
憶モジユール11から出力装置1側にデータを転送する
場合にも同じであり、バツフアメモリ13における記憶
量の変化は図3(B)及び図3(D)の時間軸を逆にし
たものと同じになる。これら2つの転送方向から得られ
た結果よりバツフアメモリ13の最大記憶量は各入出力
装置1に固有の転送レートの違いによらず最大記憶量が
同じものを用いれば良いことが分かる。
【0044】これにより入出力モジユール14の設計及
び構成は簡略化され、これを単位とする増設が可能とな
る。また記憶モジユール11を単位として、データ記憶
装置の記憶量も増設することができる。その場合におけ
るバス12の転送レートは、従来よりも大幅に低くな
る。なおバツフアメモリ13の記憶量は制御装置5によ
る制御の周期を小さくすればするほどその記憶量を十分
に小さくすることもできる。
【0045】以上の構成によれば、途切れることなく連
続的にデータを記憶し又は再生することができるデータ
記憶装置のバスに要求される転送レートを、従来構成と
同じ転送レートでデータを転送する入出力装置を用いる
場合に比して数分の1に低下させることができる。また
記憶モジユール11の増設による転送レートの増加率を
従来構成に比して大幅に低下させることができる。
【0046】また各入出力装置1にバス12を占有させ
る時間を各入出力装置1の転送レートに比例させるよう
にしたことにより、各入出力装置1に接続するバツフア
メモリの容量を各入出力装置の転送レートによらず一定
にでき、ハードウエア構成を簡易化することができる。
この分、入出力モジユールを単位とする増設を簡単に実
行することができる。
【0047】なお上述の実施例においては、記憶モジユ
ール11と入力モジユール14との間の読み書きを制御
する専用の制御装置としてCPUモジユール17を設け
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、バス
12を管理する制御装置6にこれらの機能も含めて実行
させるようにしてもよい。
【0048】また上述の実施例においては、画像用ハー
ドデイスクレコーダについて述べたが、本発明はこれに
限らず、音声や2値データの記録に用いられるデータ記
憶装置に広く適用し得る。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、1又は複
数のデイスク装置と当該デイスク装置のデータを一時的
に格納するデイスクバツフアメモリとを有する複数の記
憶モジユールをバスを介して1又は複数の入出力装置と
接続したことにより、バスに最低限度要求される転送レ
ートを入出力装置の転送レートによつて決まる一定レー
トに設定することができる。かくしてバスに最低限度要
求される転送レートを従来に比して格段的に低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ記憶装置の一実施例を示す
ブロツク図である。
【図2】画像用ハードデイスクレコーダの構成例を示す
ブロツク図である。
【図3】入出力装置から記憶モジユールへデータを転送
する場合におけるバツフアメモリの記憶量とバスの使用
状態との関係を示す略線図である。
【図4】従来用いられているデータ記憶装置の構成例を
示すブロツク図である。
【図5】入出力装置と外部機器との間の転送レートを示
す略線図である。
【図6】デイスクバツフアメモリとデイスク装置との間
の転送レートを示す略線図である。
【図7】デイスクバツフアメモリの記憶量変動を示す略
線図である。
【符号の説明】
1……入出力装置、2……デイスクバツフアメモリ、
3、12……バス、4、13……バツフアメモリ、5…
…デイスク装置、6……制御装置、11……記憶モジユ
ール、15……外部機器、16……デイスクコントロー
ラ、17……CPUモジユール、18……制御線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大宅 昇 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は複数のデイスク装置と、当該デイス
    ク装置のデータを一時的に格納するデイスクバツフアメ
    モリとを含む記憶モジユールを複数有し、 上記複数の記憶モジユールにはバスを介して1又は複数
    の入出力装置が接続されていることを特徴とするデータ
    記憶装置。
  2. 【請求項2】上記入出力装置は、上記バス上のデータ転
    送が間欠的であつても外部機器との間では常に連続的に
    データを入出力できるようにするバツフアメモリを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】上記バツフアメモリの容量は、上記入出力
    装置に固有のデータ転送レートの違いによらず同じであ
    ることを特徴とする請求項2に記載のデータ記憶装置。
  4. 【請求項4】上記入出力装置から出された転送要求に基
    づいて上記バス上でのデータ転送を制御する制御手段を
    具えることを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装
    置。
  5. 【請求項5】上記制御装置は、複数の上記入出力装置か
    ら出された転送要求が複数存在する場合、上記入出力装
    置に接続された各バツフアメモリが常に空又は満杯にな
    らないように転送要求を処理する順番を決定することを
    特徴とする請求項4に記載のデータ記憶装置。
  6. 【請求項6】上記制御装置は、上記バスに接続された上
    記入出力装置が複数ある場合、上記入出力装置が上記バ
    スを使用する頻度が上記入出力装置に固有のデータ転送
    レートの逆数に比例するように転送要求を処理する順番
    を決定することを特徴とする請求項5に記載のデータ記
    憶装置。
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