JPH0950310A - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置Info
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- JPH0950310A JPH0950310A JP20060595A JP20060595A JPH0950310A JP H0950310 A JPH0950310 A JP H0950310A JP 20060595 A JP20060595 A JP 20060595A JP 20060595 A JP20060595 A JP 20060595A JP H0950310 A JPH0950310 A JP H0950310A
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- JP
- Japan
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- tool
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- retract
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不完全な加工面を発生させない加工再開機能
を有する数値制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 工具逃げ動作指令手段1と工具退避指令
手段2と工具復帰指令手段6は各指令を補間手段5に送
信する。補間手段5は各指令に基づいて必要な補間演算
をし、補間パルスをX軸、Y軸、及びZ軸の各軸に送信
する。工具移動数値テ−ブル20は補間演算に必要な工
具の移動数値を格納する。工具交換手段3は破損工具を
正常な工具に交換する。工具後戻り量設定手段4は操作
者によって入力された工具の後戻り量を工具移動数値テ
−ブル20に設定する。よってこのような構成をとるこ
とにより、不完全な加工面を発生させずに加工を再開す
ることができる。
を有する数値制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 工具逃げ動作指令手段1と工具退避指令
手段2と工具復帰指令手段6は各指令を補間手段5に送
信する。補間手段5は各指令に基づいて必要な補間演算
をし、補間パルスをX軸、Y軸、及びZ軸の各軸に送信
する。工具移動数値テ−ブル20は補間演算に必要な工
具の移動数値を格納する。工具交換手段3は破損工具を
正常な工具に交換する。工具後戻り量設定手段4は操作
者によって入力された工具の後戻り量を工具移動数値テ
−ブル20に設定する。よってこのような構成をとるこ
とにより、不完全な加工面を発生させずに加工を再開す
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御装置に関
し、特に加工再開機能を有する数値制御装置に関する。
し、特に加工再開機能を有する数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、加工再開機能として工具退避・復
帰機能を有する数値制御装置が広く使用されている。こ
のような数値制御装置では、加工中に破損した工具を交
換したり加工状況の確認を行いたい場合に、工具をワー
クから退避させ、さらに加工再開のために工具の復帰動
作を行っていた。
帰機能を有する数値制御装置が広く使用されている。こ
のような数値制御装置では、加工中に破損した工具を交
換したり加工状況の確認を行いたい場合に、工具をワー
クから退避させ、さらに加工再開のために工具の復帰動
作を行っていた。
【0003】工具が退避する位置は、操作者が工具が破
損していることに気付いて工具退避スイッチをONした
位置であった。また、工具が復帰する位置も退避した位
置と同じであった。
損していることに気付いて工具退避スイッチをONした
位置であった。また、工具が復帰する位置も退避した位
置と同じであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工具が破損し
てそれを退避させた場合、その退避位置でのワーク周辺
では加工が不十分な部分があり、この位置に工具を復帰
していたのでは加工面が不完全になることがあった。
てそれを退避させた場合、その退避位置でのワーク周辺
では加工が不十分な部分があり、この位置に工具を復帰
していたのでは加工面が不完全になることがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、不完全な加工面を発生させることのない加工
再開機能を有する数値制御装置を提供することを目的と
する。
のであり、不完全な加工面を発生させることのない加工
再開機能を有する数値制御装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、加工再開機能を有する数値制御装置にお
いて、工具退避スイッチの操作信号を受け、工具逃げ動
作を指令する工具逃げ動作指令手段と、前記工具逃げ動
作完了後、工具退避動作を指令する工具退避指令手段
と、前記工具退避動作をした位置で破損工具を正常な工
具に交換する工具交換手段と、工具復帰スイッチの操作
信号を受け、工具復帰動作を指令する工具復帰指令手段
と、前記工具逃げ動作、前記工具退避動作及び前記工具
復帰動作に必要な前記工具の移動数値を格納する工具移
動数値テーブルと、前記工具逃げ動作、前記工具退避動
作及び前記工具復帰動作に必要な補間演算をして補間パ
ルスを出力する補間手段と、前記工具の後戻り量を前記
工具移動数値テーブルに設定する工具後戻り量設定手段
とを有することを特徴とする数値制御装置が提供され
る。
決するために、加工再開機能を有する数値制御装置にお
いて、工具退避スイッチの操作信号を受け、工具逃げ動
作を指令する工具逃げ動作指令手段と、前記工具逃げ動
作完了後、工具退避動作を指令する工具退避指令手段
と、前記工具退避動作をした位置で破損工具を正常な工
具に交換する工具交換手段と、工具復帰スイッチの操作
信号を受け、工具復帰動作を指令する工具復帰指令手段
と、前記工具逃げ動作、前記工具退避動作及び前記工具
復帰動作に必要な前記工具の移動数値を格納する工具移
動数値テーブルと、前記工具逃げ動作、前記工具退避動
作及び前記工具復帰動作に必要な補間演算をして補間パ
ルスを出力する補間手段と、前記工具の後戻り量を前記
工具移動数値テーブルに設定する工具後戻り量設定手段
とを有することを特徴とする数値制御装置が提供され
る。
【0007】ここで、工具逃げ動作指令手段は工具逃げ
動作指令を補間手段に送信する。工具退避指令手段は工
具退避指令を補間手段に送信する。工具交換手段は破損
工具を正常な工具に交換する。工具復帰指令手段は工具
復帰指令を補間手段に送信する。補間手段は各指令に基
づいて必要な補間演算をし、補間パルスをX軸、Y軸及
びZ軸の各軸に送信する。工具移動数値テーブルは補間
演算に必要な工具の移動数値を格納する。工具後戻り量
設定手段は操作者によって入力された後戻り量を工具移
動数値テーブルに設定する。
動作指令を補間手段に送信する。工具退避指令手段は工
具退避指令を補間手段に送信する。工具交換手段は破損
工具を正常な工具に交換する。工具復帰指令手段は工具
復帰指令を補間手段に送信する。補間手段は各指令に基
づいて必要な補間演算をし、補間パルスをX軸、Y軸及
びZ軸の各軸に送信する。工具移動数値テーブルは補間
演算に必要な工具の移動数値を格納する。工具後戻り量
設定手段は操作者によって入力された後戻り量を工具移
動数値テーブルに設定する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本願発明の概念図である。加
工再開機能を有する数値制御装置は機械操作盤10と、
工具逃げ動作指令手段1と、工具退避指令手段2と、工
具交換手段3と、工具後戻り量設定手段4と、補間手段
5と、工具復帰指令手段6と、サーボアンプ7と、サー
ボモータ8と工具移動数値テーブル20で構成される。
また、工具移動数値テーブル20は後戻り量21とリト
ラクト量22と退避経路テーブル23とで構成される。
基づいて説明する。図1は本願発明の概念図である。加
工再開機能を有する数値制御装置は機械操作盤10と、
工具逃げ動作指令手段1と、工具退避指令手段2と、工
具交換手段3と、工具後戻り量設定手段4と、補間手段
5と、工具復帰指令手段6と、サーボアンプ7と、サー
ボモータ8と工具移動数値テーブル20で構成される。
また、工具移動数値テーブル20は後戻り量21とリト
ラクト量22と退避経路テーブル23とで構成される。
【0009】機械操作盤10には工具退避スイッチ11
と工具復帰スイッチ12が設けられている。この2つの
スイッチを用いて、工具退避と工具復帰を行う。まず、
工具退避の場合を説明する。工作機械が自動運転モード
中、操作者は機械操作盤10上の工具退避スイッチ11
をONにする。すると工具逃げ動作指令手段1は工具の
逃げ動作指令を補間手段5に送信する。ここで逃げ動作
をリトラクトと呼び、以下この言葉を使用する。リトラ
クト指令を受けた補間手段5は工具移動数値テーブル2
0を検索する。そして工具移動数値テーブル20内に既
に設定されているリトラクト量22を補間する。ここで
リトラクト量22はリトラクト方向θとリトラクト距離
Lからなる。その後補間されたパルスは各軸に対応する
サーボアンプ7へ分配される。サーボアンプ7はこの分
配パルスを受けてサーボモータ8を駆動する。従って工
具はリトラクト量22で定められたリトラクト位置Pr
まで移動する。また、このリトラクト位置Prの座標
(Xr、Yr、Zr)は自動的に退避経路テーブル23
内に記憶される。また、サーボアンプ7とサーボモータ
8の動作は補間パルス受信後は同様の動作をするので以
下の説明では省略する。
と工具復帰スイッチ12が設けられている。この2つの
スイッチを用いて、工具退避と工具復帰を行う。まず、
工具退避の場合を説明する。工作機械が自動運転モード
中、操作者は機械操作盤10上の工具退避スイッチ11
をONにする。すると工具逃げ動作指令手段1は工具の
逃げ動作指令を補間手段5に送信する。ここで逃げ動作
をリトラクトと呼び、以下この言葉を使用する。リトラ
クト指令を受けた補間手段5は工具移動数値テーブル2
0を検索する。そして工具移動数値テーブル20内に既
に設定されているリトラクト量22を補間する。ここで
リトラクト量22はリトラクト方向θとリトラクト距離
Lからなる。その後補間されたパルスは各軸に対応する
サーボアンプ7へ分配される。サーボアンプ7はこの分
配パルスを受けてサーボモータ8を駆動する。従って工
具はリトラクト量22で定められたリトラクト位置Pr
まで移動する。また、このリトラクト位置Prの座標
(Xr、Yr、Zr)は自動的に退避経路テーブル23
内に記憶される。また、サーボアンプ7とサーボモータ
8の動作は補間パルス受信後は同様の動作をするので以
下の説明では省略する。
【0010】リトラクト完了後、操作者は工作機械を手
動運転モードに切り換え、工具を手動運転によって工具
交換を行う位置まで退避させる。この時工具退避指令手
段2は工具の退避指令を補間手段5に送信する。補間手
段5は工具が退避した経路の座標を、自動的に工具移動
数値テーブル20内の退避経路テーブル23に記憶す
る。例えばこの図ではリトラクト位置Prから位置P
1、位置P2、位置Pkの順に工具が退避し、各位置に
対応する座標Pr(Xr、Yr、Zr)、P1(X1、
Y1、Z1)、P2(X2、Y2、Z2)、Pk(X
k、Yk、Zk)が退避経路テーブル23内に自動的に
記憶される。また位置Pkで工具交換手段3によって工
具交換が行われる。
動運転モードに切り換え、工具を手動運転によって工具
交換を行う位置まで退避させる。この時工具退避指令手
段2は工具の退避指令を補間手段5に送信する。補間手
段5は工具が退避した経路の座標を、自動的に工具移動
数値テーブル20内の退避経路テーブル23に記憶す
る。例えばこの図ではリトラクト位置Prから位置P
1、位置P2、位置Pkの順に工具が退避し、各位置に
対応する座標Pr(Xr、Yr、Zr)、P1(X1、
Y1、Z1)、P2(X2、Y2、Z2)、Pk(X
k、Yk、Zk)が退避経路テーブル23内に自動的に
記憶される。また位置Pkで工具交換手段3によって工
具交換が行われる。
【0011】次に工具復帰の場合を説明する。工具交換
された後、操作者はワーク加工面の状態から判断して任
意の工具後戻り量をMDI(Manual Data
Input)で設定する。この時工具後戻り量設定手段
4は工具移動数値テーブル20に後戻り量21を設定す
る。図では後戻り量21は△Rと設定されている。
された後、操作者はワーク加工面の状態から判断して任
意の工具後戻り量をMDI(Manual Data
Input)で設定する。この時工具後戻り量設定手段
4は工具移動数値テーブル20に後戻り量21を設定す
る。図では後戻り量21は△Rと設定されている。
【0012】後戻り量21を設定後、操作者は工作機械
を手動運転モードから自動運転モードに戻し、機械操作
盤10上の工具復帰スイッチ10bをONにする。する
と工具復帰指令手段6は工具の復帰指令を補間手段5に
送信する。補間手段5は工具退避時に退避経路テーブル
23に記憶された座標値を順次逆行させる。つまり位置
Pk、P2、P1の順に補間して、リトラクト位置Pr
まで工具を復帰させる。次に補間手段5は工具移動数値
テーブル20に格納された後戻り量21を補間して、工
具をリトラクト位置Prからさらに△Rだけ後戻りさせ
る。よって工具復帰位置はリトラクト位置ではなく、工
具が破損した位置に復帰する。
を手動運転モードから自動運転モードに戻し、機械操作
盤10上の工具復帰スイッチ10bをONにする。する
と工具復帰指令手段6は工具の復帰指令を補間手段5に
送信する。補間手段5は工具退避時に退避経路テーブル
23に記憶された座標値を順次逆行させる。つまり位置
Pk、P2、P1の順に補間して、リトラクト位置Pr
まで工具を復帰させる。次に補間手段5は工具移動数値
テーブル20に格納された後戻り量21を補間して、工
具をリトラクト位置Prからさらに△Rだけ後戻りさせ
る。よって工具復帰位置はリトラクト位置ではなく、工
具が破損した位置に復帰する。
【0013】次に工具が退避・復帰して加工再開するま
での動作について詳しく説明する。図2は加工中に破損
した工具がリトラクトするまでの図である。(A)はワ
ーク31を加工中に工具32が破損した図であり、
(B)は破損した工具32がリトラクトした図である。
での動作について詳しく説明する。図2は加工中に破損
した工具がリトラクトするまでの図である。(A)はワ
ーク31を加工中に工具32が破損した図であり、
(B)は破損した工具32がリトラクトした図である。
【0014】(A)では、ワーク31上を正常な工具3
2が右向きに進行し加工している。その後位置Paで工
具32が破損し、操作者は破損したことに位置Pbで気
付きこの位置で工具退避スイッチをONにした。このた
め不十分な加工面31aが位置Paと位置Pbの間にで
きる。
2が右向きに進行し加工している。その後位置Paで工
具32が破損し、操作者は破損したことに位置Pbで気
付きこの位置で工具退避スイッチをONにした。このた
め不十分な加工面31aが位置Paと位置Pbの間にで
きる。
【0015】(B)では、工具退避スイッチをONした
後、破損した工具32は工具移動数値テーブル20内に
既に設定されているリトラクト角度θ、リトラクト距離
Lだけ移動する。よって位置Prでリトラクト動作を完
了する。
後、破損した工具32は工具移動数値テーブル20内に
既に設定されているリトラクト角度θ、リトラクト距離
Lだけ移動する。よって位置Prでリトラクト動作を完
了する。
【0016】図3は破損した工具32が工具交換されて
復帰するまでの図である。(A)は破損した工具32が
工具交換位置Pkまで退避する経路を表した図であり、
(B)は破損した工具32が次の正常な工具33に交換
されて、その交換された工具33が復帰するまでの経路
を表した図である。
復帰するまでの図である。(A)は破損した工具32が
工具交換位置Pkまで退避する経路を表した図であり、
(B)は破損した工具32が次の正常な工具33に交換
されて、その交換された工具33が復帰するまでの経路
を表した図である。
【0017】(A)では、操作者は手動運転によって工
具32を工具交換を行う位置Pkまで退避させる。経路
としては工具32をリトラクト位置Prから位置P1、
位置P2を経て工具交換位置Pkまで順次退避させる。
具32を工具交換を行う位置Pkまで退避させる。経路
としては工具32をリトラクト位置Prから位置P1、
位置P2を経て工具交換位置Pkまで順次退避させる。
【0018】(B)では、位置Pkで工具交換した後、
操作者はMDIにより工具の後戻り量△Rを設定する。
そして工具復帰スイッチをONにする。すると交換され
た工具33は手動運転で動かされた経路を位置Pk、P
2、P1、Prと逆行する。つまりそれぞれの位置の座
標Pk(Xk、Yk、Zk)、P2(X2、Y2、Z
2)、P1(X1、Y1、Z1)、Pr(Xr、Yr、
Zr)を結ぶ直線に沿って順次補間されリトラクト位置
Prまで復帰する。さらに位置Prからもとの進行方向
の逆方向に距離△Rだけ工具33は後戻りする。この
時、進行方向が曲線であったならば、その曲線上を設定
された後戻り量だけ工具は後退する。よって最終的に工
具33は位置Pcまで復帰する。従ってこの位置で元の
自動運転モードに戻るので、不十分な加工面31aを残
すことなく加工を再開することができる。
操作者はMDIにより工具の後戻り量△Rを設定する。
そして工具復帰スイッチをONにする。すると交換され
た工具33は手動運転で動かされた経路を位置Pk、P
2、P1、Prと逆行する。つまりそれぞれの位置の座
標Pk(Xk、Yk、Zk)、P2(X2、Y2、Z
2)、P1(X1、Y1、Z1)、Pr(Xr、Yr、
Zr)を結ぶ直線に沿って順次補間されリトラクト位置
Prまで復帰する。さらに位置Prからもとの進行方向
の逆方向に距離△Rだけ工具33は後戻りする。この
時、進行方向が曲線であったならば、その曲線上を設定
された後戻り量だけ工具は後退する。よって最終的に工
具33は位置Pcまで復帰する。従ってこの位置で元の
自動運転モードに戻るので、不十分な加工面31aを残
すことなく加工を再開することができる。
【0019】図4は加工再開機能の処理手順を示すフロ
ーチャートである。 〔S1〕操作者は機械操作盤上の工具退避スイッチをO
Nにする。 〔S2〕破損工具がリトラクト位置に移動する。 〔S3〕操作者は自動運転モードから手動運転モードに
切り換えて、破損工具を工具交換位置まで移動する。 〔S4〕破損工具を正常な工具に交換する。 〔S5〕操作者はMDIで工具後戻り量を設定する。 〔S6〕操作者は機械操作盤上の工具復帰スイッチをO
Nにする。 〔S7〕リトラクト位置まで工具は復帰する。 〔S8〕リトラクト位置から設定された後戻り量の距離
分さらに移動する。 〔S9〕自動運転が再開される。
ーチャートである。 〔S1〕操作者は機械操作盤上の工具退避スイッチをO
Nにする。 〔S2〕破損工具がリトラクト位置に移動する。 〔S3〕操作者は自動運転モードから手動運転モードに
切り換えて、破損工具を工具交換位置まで移動する。 〔S4〕破損工具を正常な工具に交換する。 〔S5〕操作者はMDIで工具後戻り量を設定する。 〔S6〕操作者は機械操作盤上の工具復帰スイッチをO
Nにする。 〔S7〕リトラクト位置まで工具は復帰する。 〔S8〕リトラクト位置から設定された後戻り量の距離
分さらに移動する。 〔S9〕自動運転が再開される。
【0020】図5は本発明が適用されるハードウェアの
概略構成を示す図である。プロセッサ(CPU)41は
数値制御装置の基本機能を制御する。読み取り専用記憶
装置(ROM)42にはシステム制御用プログラムが格
納されている。ランダムアクセスメモリ(RAM)43
には入力出力信号等の一時的なデータが格納される。不
揮発性メモリ44には加工プログラム等の電源切断後も
保持すべき各種データが格納される。パネル50内には
グラフィック制御回路51、表示装置52、キーボード
53、ソフトウェアキー54が設けられている。グラフ
ィック制御回路51はCPU41から送られた画像情報
を表示可能な信号に変換し、表示装置52に出力する。
表示装置52はCRTや液晶ディスプレイ等が使用され
る。キーボード53はデータ入力に使用される操作キー
や、ファンクションキーなどを備えている。ソフトウェ
アキー54はオペレータの画面選択に合わせてキーの意
味が変わりその画面で必要なキーが表示される。軸制御
回路45はCPU41からの補間パルス等の指令を受け
て軸の移動指令をサーボアンプ7に出力する。サーボア
ンプ7はこの移動指令を受けて工作機械48内のサーボ
モータを駆動する。プログラマブル・マシン・コントロ
ーラ(PMC)46はラダー形式で形成されたシーケン
スプログラムで工作機械48を制御する。なおこれらの
構成要素はバス47によって互いに結合されている。
概略構成を示す図である。プロセッサ(CPU)41は
数値制御装置の基本機能を制御する。読み取り専用記憶
装置(ROM)42にはシステム制御用プログラムが格
納されている。ランダムアクセスメモリ(RAM)43
には入力出力信号等の一時的なデータが格納される。不
揮発性メモリ44には加工プログラム等の電源切断後も
保持すべき各種データが格納される。パネル50内には
グラフィック制御回路51、表示装置52、キーボード
53、ソフトウェアキー54が設けられている。グラフ
ィック制御回路51はCPU41から送られた画像情報
を表示可能な信号に変換し、表示装置52に出力する。
表示装置52はCRTや液晶ディスプレイ等が使用され
る。キーボード53はデータ入力に使用される操作キー
や、ファンクションキーなどを備えている。ソフトウェ
アキー54はオペレータの画面選択に合わせてキーの意
味が変わりその画面で必要なキーが表示される。軸制御
回路45はCPU41からの補間パルス等の指令を受け
て軸の移動指令をサーボアンプ7に出力する。サーボア
ンプ7はこの移動指令を受けて工作機械48内のサーボ
モータを駆動する。プログラマブル・マシン・コントロ
ーラ(PMC)46はラダー形式で形成されたシーケン
スプログラムで工作機械48を制御する。なおこれらの
構成要素はバス47によって互いに結合されている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、工具復
帰時に工具後戻り量を設定することで、工具が退避した
位置ではなく破損した位置に工具が復帰するようにし
た。これにより、不完全な加工面を発生させることなく
加工が再開できる。
帰時に工具後戻り量を設定することで、工具が退避した
位置ではなく破損した位置に工具が復帰するようにし
た。これにより、不完全な加工面を発生させることなく
加工が再開できる。
【図1】本発明の原理を示すブロック図である。
【図2】加工中に破損した工具がリトラクトするまでの
図である。
図である。
【図3】破損工具が工具交換されて復帰するまでの図で
ある。
ある。
【図4】加工再開機能の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図5】本発明が適用されるハードウェアの概略構成を
示す図である。
示す図である。
1 工具逃げ動作指令手段 2 工具退避指令手段 3 工具交換手段 4 工具後戻り量設定手段 5 補間手段 6 工具復帰指令手段 7 サーボアンプ 8 サーボモータ 10 機械操作盤 11 工具退避スイッチ 12 工具復帰スイッチ 20 工具移動指令テーブル 21 後戻り量 22 リトラクト量 23 退避経路テーブル
Claims (2)
- 【請求項1】 加工再開機能を有する数値制御装置にお
いて、 工具退避スイッチの操作信号を受け、工具逃げ動作を指
令する工具逃げ動作指令手段と、 前記工具逃げ動作完了後、工具退避動作を指令する工具
退避指令手段と、 前記工具退避動作をした位置で破損工具を正常な工具に
交換する工具交換手段と、 工具復帰スイッチの操作信号を受け、工具復帰動作を指
令する工具復帰指令手段と、 前記工具逃げ動作、前記工具退避動作及び前記工具復帰
動作に必要な前記工具の移動数値を格納する工具移動数
値テーブルと、 前記工具逃げ動作、前記工具退避動作及び前記工具復帰
動作に必要な補間演算をして補間パルスを出力する補間
手段と、 前記工具の後戻り量を前記工具移動数値テーブルに設定
する工具後戻り量設定手段と、 を有することを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】 前記工具移動数値テーブルは前記工具逃
げ動作の工具逃げ方向及び逃げ量と、前記工具後戻り量
と、前記工具の退避経路とを格納することを特徴とする
請求項1記載の数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20060595A JPH0950310A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20060595A JPH0950310A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950310A true JPH0950310A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16427153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20060595A Withdrawn JPH0950310A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006227894A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 切削再開方法、切削加工システム及び切削加工用制御装置 |
JP2017167997A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | ファナック株式会社 | 工作機械 |
WO2022054768A1 (ja) * | 2020-09-11 | 2022-03-17 | ファナック株式会社 | ロボットシステム及びロボット動作の方法 |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP20060595A patent/JPH0950310A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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