JPH09503003A - クラスiiのアルファ鎖断片による免疫調節 - Google Patents

クラスiiのアルファ鎖断片による免疫調節

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JPH09503003A
JPH09503003A JP8502506A JP50250696A JPH09503003A JP H09503003 A JPH09503003 A JP H09503003A JP 8502506 A JP8502506 A JP 8502506A JP 50250696 A JP50250696 A JP 50250696A JP H09503003 A JPH09503003 A JP H09503003A
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クレイバーガー、キャロル
クレンスキー、アラン、エム.
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Abstract

(57)【要約】 クラスIIMHC抗原のαサブユニットのペプチドは、T細胞の活性の調節に用いられる。前記ペプチドは、それ自身のみ又は他の薬剤と併用することによって、治療、特に移植に関連した治療に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の名称] クラスIIのアルファ鎖断片による免疫調節 [発明の属する技術分野] 本発明は免疫調節療法に関する。 [発明の背景] 免疫抑制療法の進歩にも拘らず、移植(transplant engraftment)を成功させ るための主題の障害は移植拒絶または移植片対宿主の病気(host disease)とな る同種異系間の免疫応答である。現在利用できる非特異的な免疫抑制療法は腎臓 毒(nephrotoxicity)、高血圧症、高脂血症及び骨病(bone disease)を含む感 染と種々の有害な副作用の危険性が増大している。現在の免疫抑制剤のすべてを もってしても、激しい移植拒絶と長期間の移植による生存の失敗が続いている。 体液の及び細胞のリンパ応答はゆっくりと明瞭になりつつある。しかしながら 達成されてきた実質的な進歩にも拘らず、説明のつかない免疫応答についての多 くの面がなお存在する。移植を成功させるために実質的に重要である1つの面は 寛容(tolerization)であり、これは細胞の消耗、抑制、アネルギー(anergy) を伴うかもしれない。 移植体の他にT細胞の増殖及び/または活性化の抑制が重要であるという他の 指摘もある。これらは自己免疫、ガン、T細胞が媒介する細胞毒性等を含む。し たがって同種異系間の移植を受け入れるための寛容を伴う自然に起こるプロセス を集めることができることは実質的な価値があるだろう。 [参考文献] Sayeth et al.,Induction of Immunity and Oral Tolerance with Polymorph ic Class II Major Histocompatibility Complex Allopeptides in the Rat,Pr oc.Natl.Acad Sci.USA,89:7762-7766(1992)。Sayegh et al.,Thymic Reco gnition of Class II Major Histocompatibility Complex Allopeptides Induce s Donor Specific Unresponsiveness to Renal Allografts,Transplantation 5 6:461(1993)。Sayegh et al.,Induction of Immunity and Oral Tolerance to Alloantigen by Polymorphic Class II Major Histocompatibility Complex All opeptides in the Rat,Transplantation Proc.25:357(1993)。Beuichon et al .,Donor MHC Peptides Are Presented by Recepient MHC Molecules during Gr aft Rejection,J.Exp.Med.175:305(1992)。Wachtsinger et al.Mechanisms of Allo-Recognition,Transplantation 57:572-576(1994). [発明の概要] クラスII主要組織適合性複合体(MHC)抗原のアルファ鎖のα1ヘリック スの少なくとも一部分に対応するペプチドは免疫調節のために用いられる。その ペプチド、それから誘導される変異体、及び擬ペプチド剤が免疫応答が調節され る宿主に対して与えられる。 [具体的な態様の説明] 本発明に従って、成分、特にオリゴペプチドが提供される、これはクラスII MHC抗原のアルファ鎖のα1ヘリックスの中に入る少なくとも8つのアミノ酸 について同じ配列をもち、または配列と競合できるものである、さらに特には人 間のリンパ球抗原(HLA)を提供する。人間のMHC抗原または他の種におい て同等のものと関連のあるクラスIIのHLAはDP、DQ、及びDRを含む。 特に重要なのはおよそアミノ酸50からアミノ酸85までのアミノ酸、より一般 にはおよそアミノ酸53からアミノ酸80までのアミノ酸、特にはおよそアミノ 酸71からアミノ酸80までの範囲のアミノ酸を含むアルファ鎖の領域である。 実質的にはより長いアミノ酸配列が用いられうる、これらの付加的なフランキン グ(flanking)アミノ酸群は免疫調節活性を提供するよりもむしろ特異的な目的 に使われるであろう。 多くの場合、特異的なアミノ酸は重要ではない、したがって置換することがで きる、特に保存的な置換については可能である。さらに、完全なα1ヘリックス は結合にとって必須でないと思われる、このためオリゴペプチド間で保存された 領域のみが望ましい効果のために要求される。保存された領域においてさえ、種 々の置換がなされうる、そこでは極性と大きさの変動が結合パートナーによって 占められうる。便利なことに、置換はアラニンとバリン、またはそのいずれかの アミノ酸、または酸性、塩基性のアミノ酸すなわちN及びQ間でなされる。 大部分は、本発明のペプチド成分はつぎの配列を含む少なくともおよそ8つの アミノ酸のオリゴペプチドを含む。式1: aa53aa54aa55aa56Faa58aa59Qaa61aa62Laa64NIAaa68 aa69aa70aa71NLaa74aa75aa76aa77aa78Raa80aa81 aa82aa83 ここでaa53、aa54及びaa55はプロリン、脂肪族及び芳香族の両方 の酸性アミノ酸または塩基性アミノ酸、さらに特にV、I、L、D、E、K、R またはF以外の中性アミノ酸を含むアミノ酸である。 aa56はK,R,S又はT、特にR又はS; aa58はD又はE; aa59はG,A又はP、特にA又はP; aa61はA,G又はF、特にG又はF; aa62はA又はG; aa64G,A,S又はT、特にA又はT; aa68はI,L又はV、特にI又はV; aa69はD,E,I,L又はV、特にD又はL; aa70はK,N,Q又はR、特にK又はN; aa71はH,N,Q,S又はT、特にH,N又はS; aa74はD,E,N又はQ、特にE又はN; aa75はI,L,S,T又はV、特にI又はT; aa76はI,L,N又はV、特にL,M又はV: aa77はI,L,S,T又はV、特にI又はT; aa78はK,N,Q又はR、特にK又はQ; aa80はS,T又はY、特にS又はY; aa81はN,Q,V,A又はY; aa82はS,T又はC;及び aa83S,T,K又はR。 特に重要なのは配列71〜79のなかにある少なくとも8つのアミノ酸をもつ 配列である、この領域においてさえ、ある置換は全体の活性の損失なしに許容さ れるにも拘らず、そこではこれらのアミノ酸は置換による活性の減退に対するさ らなる実体(subject)であろう。 一般には20%未満、より一般的には10%未満のアミノ酸が置換されまたは 消滅するであろう、置換される数は一般には3未満、より一般的には2未満であ る。大部分は、これらの置換は保存的な置換であろう、そこでは次表は同列上の アミノ酸は互いに置換されうることを示している。 ここでPはG又はAの置換には用いられないであろう。一方I,L,M,N, Q及びVは互いに置換されうる。 HLAからの特に重要な配列は以下の通りである: 主題のペプチドは広い種々の方法で修正されうる。すでに示したように主題の ペプチドは天然のまたは非天然のアミノ酸、特にD−ステレオイソマーにより変 異原化するかもしれない。置換と消滅に関しては、予め示された制限が適用され るであろう、そこでは置換は異なるステレオイソマーを含む、一方アミノ酸のす べては非天然のステレオイソマーで置換されうる。部 位74及び77は活性の保持のための修正を許容する。例えば、ほぼ同じ鎖長( およそ5から8の領域において、ヘテロ原子を含む)、例えばT、をもつ中性の アミノ酸によるIの置換は部分的に活性の損失を招く。一方位置74の中性のN の置換は活性について実質的な効果をもたない。そこでは酸性アミノ酸、D、が 置換のために用いられる。対照的にDによるNの置換は活性を消滅させる。その 活性はT細胞増殖を誘発するコンコナバリン(Conconavalin)Aのペプチドによ る阻害である。ある特定の部位が示されたペプチドにおいて置換にしたがうかど うかを決定するために、組み合わせの手法を用いてペプチドが合成によって製造 されうる。そこでは示されたアッセイにおいてその活性のためにスクリーンされ うる。アッセイは簡単でペプチドは活性のためにスクリーンされうる、そこでは 保存的または非保存的置換がある特定部位のアミノ酸が必須であるかどうかを決 定するために用いられうる。通常置換の数は3以下、より通常は2以下、一般的 には1以下であろう。ある特別な部位が必須でないと決定されると、その部位は 置換されてもよい。一方1つの必須でない部位を含む2つの置換の効果を決定す るために他の部位の置換をしてもよい。 主題のペプチドはあらゆる哺乳類から得られる:家畜、実験動物のような;例 えばマウス、子牛、イヌ科 の動物、ネコ科の動物、ウマ科の動物、うさぎ、霊鳥類;そして特に人間。主題 の配列は異なるMHC抗原の対立遺伝子の広い範囲にわたって活性を有するので 、同種異系間のまたは異種間の配列を用いてもよい。 さらにペプチドは異なる目的のために種々の他の成分に対してペプチドにそっ たあらゆる近接した部位、特に末端部に、共有結合等によって結合してもよい、 そこではN末端群が置換され及び/またはC末端群が置換される。 ペプチドは以下のものに結合できる:a)抗体の生産のための免疫化のための 宿主への投与のための免疫原;b)合成遺伝子等の合成、発現手段による特別な MHC抗原についての近接していないMHC配列;c)脂質またはポリアルキレ ンオキシ(polyalkyleneoxy)群;d)糖;またはe)核酸。特に重要なのは合 成遺伝子の合成または発現により他のペプチドに主題のペプチドを結合すること である、そこではその他のペプチドは宿主に投与されたときに主題のペプチドの 安定性を高めるために提供される。免疫グロブリンの定常領域IgG Fcのよ うな種々のペプチドを用いることができる。ペプチドは標的分子に対するペプチ ドの結合の検索のために、直接的かまたは間接的に種々の標識にリンクしてもよ い。標識は酵素、蛍光、化学的発光(chemiluminescers)、ラジオアイソトープ 等を 含む。さらに主題のペプチドは、主題の分子に対して特異的な親和性を有する分 子を含む細胞または細胞断片のアフィニティーセパレーション(affinity separ ation)に供するために、粒子、容器壁等の固体基質に結合してもよい。 主題のペプチドはT細胞の活性とアネルギーに関連したメカニズムの調査と解 明に拡張して用いることができる。主題のペプチドは特別な刺激、例えばコンカ ナバリンAに対するT細胞の活性を保護するために用いてもよい、そこでは経路 のブロックが調査されうる。主題のペプチドと関連して細胞内または細胞外のい ずれかの異なる試薬を用いることにより、主題のペプチドの存在により影響され るT細胞の活性に関連した経路を分離することができる。主題のペプチドは、主 題のペプチドの効果を増加させるため、またはいずれかの経路にT細胞を導くた め主題のペプチドの効果を支配する能力に関する成分をスクリーニングするのに 用いられうる。 T細胞の部分的な集合は他の表現型特性と同様に主題のペプチドに対する結合 親和性によって分類することができる。例えば、腫瘍浸潤(infiltrating)リン パ球、ナチュラルキラー細胞、滑液に向かう細胞、粘膜組織、皮下組織、リンパ 組織等は、主題のペプチドに対する結合に関して分類することができる。この方 法で、主題のペプチドは特異な指示関連した特異な応用のために用いることがで きる。 主題のペプチドはシングルポリペプチドを供給するために共に結合することが できる。そこではポリペプチドはシングルペプチドの重合体または異なる主題の ペプチドの組み合わせである。通常配列の数は少なくとも2で20以下、通常は およそ10以下の配列または繰り返しであろう。あるいは主題のペプチドはより 広い活性スペクトルまたは相乗的な活性を提供するための混合物中で結合してい るかもしれない。 主題のペプチドは種々の方法で調製されうる。便利にもそれらはベックマン( Beckman,Applied Biosystem Inc.)のような自動合成機または他の自動装置を用 いて伝統的な技術によって合成することができる。あるいは特別なペプチドをコ ードするDNA配列が調製され望ましいペプチドを提供するためにクローンされ 、発現されうる。この場合、メチオニンが第1のアミノ酸でありまたはシグナル 配列が提供されうる。そこでは発現されたペプチドがシグナルペプチドのプロセ ッシングおよび除去のために分泌される。合成されたDNA配列を調製するため の技術は文献で広範に記載されており議論する必要はない。Molecular Biology: A Lboratory Manual,eds.Sambrook et al.,Cold Spring Harbor Laboratorie s,Cold Spring Harbor,NY 1989を参照せよ。 あるいは、ペプチドは天然のソース(sources)から単離できうる。また例え ばイオン交換物質のクロマトグラフィ、大きさによる分離、イムノアフィニティ クロマトグラフィおよび電気泳動を含む既知の技術によって精製できうる。ここ で用いられているように、用語”実質的に純粋なペプチド成分の調製”とは通常 およそ70%より多いペプチドがポリペプチドが自然に会合する原料−これは天 然のまたはペプチドの生産原である−を有さない、好ましくはおよそ80%より 多いペプチドがこれらの原料を有さない、さらに好ましくはおよそ95%より多 いペプチドがこれらの原料を有さないペプチドの調製を意味する。しかしながら これらの原料はペプチドが薬剤成分の調製において混合される原料を排除する。 配列は意図された目的に応じて修正されうる。固体基質または他の分子に対す るペプチドのリンクを許容する異なるNまたはC末端群が導入されうる。ペプチ ドを製造する合成過程においてあらゆる分子が内部の部位または末端に導入され うる、それはペプチドが調製される目的に依存して連続的反応を許容しうる。 診断の目的のために広い種々の標識が末端にリンクされうる。それは直接的ま たは間接的に検出シグナルを提供しうる。例えば蛍光体、酵素、粒子等のような 標識に結合を提供する末端または他の分子に蛍光体が導入されうる。そこでは他 の分子は特異的な結合をペアまたは受容体、例えば抗体のハプテニックな(hapt enic)または抗原的なメンバーである。例えば結合は末端または例えばビオチン (biotin)に導入されうる。それは酵素または蛍光体等接合するアビジン(avid in)と結合するであろう。あるいは種々の反応部位が粒子、固体基質、巨大分子 などとリンクするため末端に導入されうる。例えば保護された中間の側鎖により 固体基質と結合した伸張鎖の内部のアミノ基がメチルジチオベンゾイン酸(meth yldithiobenzoic acid)(MDTB)と接合するかもしれない。フリーのメルカ プタン群(group)は活性化されたオレフィンとの接合のために用いられうる。 こうして血清アルブミン、キーホールリンペットヘモシアニン(keyhole limpet hemocyanin)、小牛βグロブリン等のようなタンパタ質はイムノアッセイに用 いるため、アフィニティクロマトグラフィ等のためペプチドに対する抗体を生産 するための免疫原を提供するためペプチドに接合しうる。あるいはペプチドはD NA配列を調製することにより他のポリペプチドを結合できる。そのDNA配列 は重要な結合ペプチドを含む融合タンパク質を提供するようにタンパク質に対し てN末端、C末端または内部でペプチドを有する。この方法で酵素的活性を有す る融合 タンパク質が生産されうる。その酵素的活性は重要なペプチドと結合する巨大分 子、例えば抗体により調節されうる。こうして本発明のペプチドは種々の最終目 的のために広い種々の方法で修飾されうるがなお生物学的活性を維持してきた。 主題のペプチドに結合するT細胞に同定することにより、その活性は主題のペ プチドにより調節され、移植の場合の拒絶を抑制することができるかどうかを決 定しうる。結合のための宿主のT細胞および主題のペプチドに対する応答をスク リーニングすることにより拒絶を防止するための治療の方向を決定することがで きる。 脂質、特にリポソームまたは膜表面のペプチドまたはタンパタ質の存在を提供 するためのリン脂質に対してペプチドまたはタンパク質を結合するために種々の 技術が利用できる。ホスファチジルコリン(phosphatidyl choline)、ホスファ チジルエタノールアミン(phosphatidyl ethanolamine)または他の脂質がMB SE、グルタルアルデヒド(glutaraldehyde)、メチルジチオベンゾイン酸(me thyldithiobenzoic acid)等のような二重機能的リンク剤と共に用いうる。接合 されたタンパク質を持ったリポソームの構造は文献で広く支持されている、US P atent 3,887,698;4,261,975および4,193,983を参照せよ。あるいはホスファチジ ルイ ノシトール、ファルネシル(farnesyl)、ジェラニルジェラニル(geranylgeran yl)、またはミリストイル(myristoyl)に対してペプチドを結合するコードす る配列を提供しうる。修飾されたペプチドまたはタンパク質は水性媒質中で脂質 と結合し望ましいリポソームを提供するために超音波処理される。それからリポ ソームは回収され指示された方法で用いられる。 主題のペプチドはそれ自体でまたは他のペプチドまたはタンパク質との組み合 わせにより、主題のペプチドまたは主題のペプチドと他のペプチドもしくはタン パク質の結合と結合するCTLの存在を診断するために用いうる。主題のペプチ ドと他のペプチドまたはタンパク質との接合は前に記載したようにリンク剤を用 いることにより調製できる、そこでは他のペプチドまたはタンパク質は結合して いるCTLの分離のための抗体と結合するための検出シグナル、抗原を提供する ための酵素でありうる。あるいは主題のペプチドと他のペプチドは粒子、容器表 面等のような固体表面と、共有結合的にまたは抗原抗体結合を通して、結合しう る。望むならば、主題のペプチドと抗原的なペプチドまたはタンパク質は蛍光的 である粒子またはタンパク質と接合しうる。粒子またはタンパク質の結合は蛍光 活性セルソーターにおいて選別し計数することを許容するであろう。 主題のペプチドは哺乳類の宿主においてCTL活性を調節するために用いられ うる。調節はCTL活性を阻害することによりまたは標的細胞を感作することに より行われる。これは生体外(ex vivo)でアフェレシス(apheresis)、を用い ることにより達成できる、そこでは患者の血液は患者から取り出され、ペプチド が存在する装置を通して循環するが、主題のペプチドと活性のあるCTLを除去 するために表面に結合するかまたはCTLに結合しその活性を阻害するために生 理学適に受け入れられる媒質中でペプチドを添加することにより達成できる。あ るいは、主題のペプチドは動脈または静脈のリンパ管内に、またはCTLの阻害 もしくは刺激を提供する移植部位において宿主に投与される。 主題のペプチドは患者からとられた数の細胞と結合しうる、そこでは細胞は末 梢における全細胞の一部にすぎないまたはその数は特別な細胞のタイプ、例えば CTL、クラスI T細胞、クラスII T細胞、NK細胞等を増加させる。そ の数が患者から除去されると細胞は調節されるべき細胞活性のために十分な時間 培養されうる。それから細胞は洗浄されてペプチドを除去し宿主に対して再保存 される。 器官の移植の場合、前記主題のペプチドは、移植の前に投与され得り、一般的 に、約2週間を超えず、繰り返しの処置が行われ得る。移植の時ないしその近く の時、前記主題の化合物は、その処置の間ないし直ちに投与され得る。前記主題 のペプチドを含む媒質内に器官を浸すことにより、該主題のペプチドは前記器官 を取り扱うのに用いられ得る。このように、器官とともに存在するCTLは移植 片対宿主の病気を防ぐために活性化される。前記ペプチドは10-3〜10-6の濃 度で存在することができる。前記器官は貯蔵媒質なしに洗浄することができ、ま た、器官は、該器官の細胞に結合したペプチドとともに用いることができる。 前記主題のペプチド、又は該主題のペプチドからなる化合物は、CTL活性を 阻害することができ、このことにより、標的細胞の溶解を阻害する。加えて、前 記主題のペプチドは、不活性な前駆体の、活性状態の成熟したCTLへの分化を 減らすことによって、阻害を増大するのに用いられ得る。また、前記主題のペプ チドは、分裂促進因子や、例えばコンカナバリンAやアンチCD3抗体のような 他の活性化合物の分裂促進的な応答を減少させるのに用いられ得る。 前記主題のペプチドは、該ペプチドが誘導される特定のHLA抗原への特異性 によるよりも、広範な種類のMHC抗原を有するCTLで活性状態となることが 見いだされた。 前記主題のペプチドは、宿主を支配するための様々の手段において投薬され得 る。主題のペプチドは、それ自身のみに用いてもよいし、サイクロスポリンA、 FK506、イミュノトキシン、アンチOKT3、又はその類似体のような他の 免疫抑制剤と組み合わせに用いてもよい。公知の免疫抑制剤と組み合わせて主題 のペプチドを用いることにより、該免疫抑制剤の実質的に減らされた濃度を薬剤 として用いることができ、一般的に約60%未満、更に一般的には約40%未満 の通常の投薬が特定の状況下で用いられ、CTL活性の十分な阻害を提供する。 このように、免疫抑制剤組成の実質的側面の効果は、そのより低い濃度という利 点により改善され得る。前記主題の薬剤は、クラスIMHC抗原のα鎖のα−ヘ リックスから得られるペプチドとともに用いることができる。特に、PCT/U S93/01758及び本書面内に言及されている引例を参照。特別に重要なの はペプチドB2702,75−84であり、それは、特に、例えば84−75/ 75−84のように反転の繰り返しである、1又はそれ以上の複製で存在し得る 。 種々の生理学的な受容伝達物を、ペプチド自身のみ、又は脱イオン水、塩類、 燐酸緩衝液に添加された塩類、水溶したエタノール等の他の薬と組み合わせて、 前記 主題のペプチドからなる薬剤において用いることができる。大抵の場合において 、前記ペプチドは前記伝達物に高い溶解性を持っていると予想されるので、前記 ペプチドの濃度は非常に広範な範囲にすることができる。通常、前記ペプチドは 、約75重量%、更に一般的には約50重量%以下と予想され、また通常は1重 量%以上である。投薬は、投与、投与の周期数、前記ペプチドの効能、及びそれ に似たものの目的に非常に依存する。一般的に投薬は、活性配列を基準として、 宿主に対して約0.01〜10mg/kgの範囲である。 主題のペプチドの半減期を促進するために、前記ペプチドはカプセル化される か、リポソームのルーメン内に導入されるか、コロイドとして調製されるか、又 は該ペプチドの寿命をのばす他の技術を用いることができる。 前記主題のペプチドの活性に類似している薬剤の活性を評価する定量において 、該ペプチドを用いることができる。一つは、結合条件下で、CTL、ミクロソ ーム、ペプチドに結合した抗体、及びその類似物とともに、結合定量における薬 剤と組み合わせた、標識されたペプチドを用いることである。このように、主題 のペプチドと比較して、化合物はその効果性をスクリーニングされ得り、該主題 のペプチドにより提供され た作用の方式に関係づけられる。前記主題のペプチドは、薬剤をスクリーニング するのに用いられるための同定プロトコルを標準化するのに用いられ得る。 前記主題のペプチドに結合する相補的な化合物を検出するために、該ペプチド を用いることができる。このように、前記主題のペプチドに結合する蛋白質を単 離して、精製、例えば、アフィニティークロマトグラフィーをすることができる 。 次の実施例は、実例のために提供され、限定するために提供されない。 実施例 実施例1:クラスIIα鎖由来ペプチドの調製 4つのペプチドを標準的な固相技術を用いた従来の合成法により調製した。参 照により本書面内に組み込まれているエリクソンとメリフィールド(The Protei ns,Vol.2,3rd ed.,eds Neurath,H.and Hill,R.L.,p.255-527,Academic Press,N. Y.(1970))を参照。前記ペプチドの3つは、アミノ酸53〜77の前記α1ドメ イン由来のアミノ酸であり、一つは前記α1ドメインのアミノ酸56〜80であ り、一つは前記α1ドメインのアミノ酸68〜77であった。前記4つのペプチ ドは次の構造及び配列であった。: 実施例2:クラスIIHLAのα鎖の残基50〜80に相当するペプチドは、細胞 障害性Tリンパ球(CTL)前駆体がエフェクターCTLに分化するのを阻害す る。 通常のドナー由来のPBLを、フィコール(Ficoll;ファルマシア社)を用い て単離し、10%の胎児の子牛の血清及びL−グルタミンで補われたRPMI1 640でマイクロチターウエル(microtiter well)で示された数で24の複製 に培養した。前記EBV形質転換された細胞系JYを、同種異系刺激細胞として 用いた。前記JY細胞の細胞分裂を防ぐため、それらを培養前に10,000radで照 射した。ペプチドを、DMSOに50mg/mlで溶解し、最終濃度100μg /mlを示すように添加した。6日後、培養を、51Crで標識されたHLA−A 2が移入されたC1R細胞の溶解を用いて、試験した。溶解が自発的な解放を超 える10%より多いのでウエルは陽性であると考えられた。 実施例3:分裂促進因子コンカナバリンA(Con A)に対するヒトPBLの増殖 に対するペプチドの効果。 通常のドナー由来の4×105PBLを、マイクロチターウエルで1μg/m lと示されたペプチド量に培養した。24時間後、ウエルは3H−チミジンで1 μCiのパルスを発し、付加的な24時間の培養後、それを収集した。DQ.5 6−80及びDR53−77ペプチドが、ConAに対するPBLの増殖を強く 阻害することがわかった。前記DQ.71−80及び前記DP.53-77はそ れほど増殖を阻害しなかった。阻害は対立遺伝子に特異的でなかった。 実施例3:HLA−A2特異的CD8+CTL、AJYの溶解に対するペプチド の効果 実施例1で調製されたペプチドを、エフェクターで51 Cr標識されたA2+標的絹胞の103cpmの付加前にCTLとともに30 分間、プレインキュベートした:標的比率1:1,2.5:1,5:1,及び1 0:1。細胞毒性の同定は、クレイバーガーら(Clayberger et al.,J.Exp.Med. (1984)162:1709-1714)、ライスら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1980)77:5432-54 36)の論文に記載された通り行った。ペプチドを、100μg/ml添加し、プ レートを4時間後に収集した。溶解はDQ.56-80ペプチドによって阻害さ れたが、ペプチドDQ.68−77、DR.53−77、及びDP53−77で は阻害されなかった。 実施例4 CD8+CTLにより溶解を阻害するためのDQ.56−80におけ る重要な残基の決定。 一連の重複する15アミノ酸ペプチドを調製し、上述のように溶解に対する効 果を試験した。ペプチドは、DQ.53−67、56−80、65−79、及び 71−85を用いた。前記DQ.65−79及び71−85は、溶解を阻害する のに最も有効であった。他の対立遺伝子に特異的なCTLにおいて、似たような 結果が得られた。前記DQ.71−85は合成が難しいので、更なる試験で65 −79を選択した。 実施例5:DQ.65−79ペプチドの阻害効果にお ける単一アミノ酸の変異の効果 単一アミノ酸置換を、DQ.65−79ペプチドに導入した。PBLを、上述 のようなConAの増殖のために試験した。残基72におけるNからDへの置換 は、PBLのConAに対する増殖に対する阻害効果を阻害する。76における VからTへの置換は、活性の部分的な損失を導く。残基74におけるNからDへ の置換は、阻害の効果がなくなった。 クラスIB2702.84−75/75−84ペプチドと、クラスIIペプチド DQ.65−79と、の活性の間に観測された類似性及び相違性の比較を行った 。 主題のペプチドは、CTLの攻撃を阻害する治療、特に同種異系細胞や組織、 特に固相組織の移植の治療機会を提供することが、上述の結果から明らかになっ た。前記ペプチドは細胞を殺さないので、いったん該ペプチドの投薬が終われば 、免疫応答は直ちに回復する。加えて、主題のペプチドを他の免疫抑制剤と組み 合わせて用いてもよい。該薬剤は、望まざる有害な効果があるので、より低濃度 の前記薬剤が望まざる側の効果を減らすために用いられる。 本明細書内で言及された全ての出版物及び特許出願は、あたかも各々の独立し た出版物又は特許出願が参照により組み込まれるよう特別に及び独立して示され ているように、参照により本書面内に組み込まれている。 前述の発明は、理解の明快さの目的のために、例解及び実施例によりいくらか 詳しく記載されているが、付随する請求項の範囲から離れないところで特定の変 異及び修飾がなされることは、本発明の技術において当業者にとって自明であろ う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 39/395 9454−4C A61K 49/00 Z 49/00 8415−4C 43/00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.CTL活性を調節するための方法であって、 完全なクラスIIMHC抗原とは別のポリペプチドであり、α1ドメイン、該ド メインのD−立体異性体(stereoisomer)類似体、又は3未満の置換若しくは欠 失を有する該ドメインの変異誘導体、の少なくとも8つのアミノ酸を含む、同種 異系細胞に対して前記CTL活性を調節するのに十分な量存在する、ポリペプチ ドと、宿主由来のCTLを含む細胞集団と、を細胞接触させ、それにより前記C TL活性が調節されることを特徴とする方法。 2.前記細胞集団が血中に存在することを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記細胞集団が固相器官と関連していることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 4.前記細胞接触が生体外で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.CTL活性を調節するための方法であって、 完全なクラスIIMHC抗原とは別のポリペプチドであり、α1ドメイン、該ド メインのD−立体異性体(stereoisomer)類似体、又は3未満の置換がある該ド メインの変異誘導体、のアミノ酸71〜80の少なくとも8つのアミノ酸を含む 、同種異系細胞に対して前記CTL活性を調節するのに十分な量存在する、ポリ ペプチドと、宿主由来のCTLを含む細胞集団と、を細胞接触させることを特徴 とする方法。 6.前記クラスIIMHC抗原がHLA DP0101、DQ03011、又はD R0101であることを特徴とする請求項5に記載の方法。 7.前記細胞集団が血中に存在することを特徴とする請求項5に記載の方法。 8.前記細胞集団が固相器官と関連していることを特徴とする請求項5に記載の 方法。 9.前記細胞接触が生体外で行われることを特徴とする請求項5に記載の方法。 10.前記細胞接触が免疫抑制剤と組合わせて行われることを特徴とする請求項 5に記載の方法。 11.前記免疫抑制剤が、クラスIMHC抗原のα1ヘリックス由来の配列を有 するペプチドであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.前記免疫抑制剤が、B2702,75−84ペプチドの少なくとも一つの 複製を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.CTLの活性を調節することが可能なポリペプチドであって、 前記ポリペプチドは完全なクラスIIMHC抗原とは別のポリペプチドであり、 α1ドメイン、該ドメインのD−立体異性体(stereoisomer)類似体、又は3未 満の保存性のある置換若しくは欠失がある該ドメインの変異誘導体、のアミノ酸 71〜80の少なくとも8つのアミノ酸からなることを特徴とするポリペプチド 。 14.免疫源に結合されたことを特徴とする請求項13に記載のポリペプチド。 15.検出可能な信号を提供することが可能な標識に結合されたことを特徴とす る請求項13に記載のポリペプチド。 16.前記標識が、酵素、蛍光体、ラジオアイソトープ、化学発光体、特異的な 結合対を形成するハプテン類、特異的な結合対を形成する抗原類、レセプター、 又は固体支持体であることを特徴とする請求項15に記載のポリペプチド。 17.請求項13に記載のポリペプチドに応答するように調製され、前記少なく とも8つのアミノ酸に特異的に結合する抗体。 18.前記抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項17に記載 の抗体。 19.CTLの免疫調節における、薬剤活性を評価する方法であって、 結合条件下において、前記薬剤と、請求項15に記載のポリペプチドと、CT L相補性結合物若しくは前記ポリペプチド用モノクローナル抗体と、を組合せて 、前記薬剤の存在しない同一条件下における前記ポリペ プチドの結合と比較して、前記CTL相補性結合物若しくは抗ポリペプチドモノ クローナル抗体に対する、前記ポリペプチドの結合量を評価することを特徴とす る方法。 20.CTLによる標的細胞の分解の阻害剤が存在しない条件で、前記標的細胞 と前記CTL細胞とを含む細胞混合物における、CTLによる標的細胞の溶解を 阻害する方法であって、 クラスIIMHC抗原HLA DP0101、DQ03011、DR0101の アミノ酸71〜80の少なくとも8つのアミノ酸からなるポリペプチドを溶菌を 阻害する量、前記混合物に添加することを特徴とする方法。
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