JPH095028A - 光学式センサ - Google Patents

光学式センサ

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JPH095028A
JPH095028A JP7181765A JP18176595A JPH095028A JP H095028 A JPH095028 A JP H095028A JP 7181765 A JP7181765 A JP 7181765A JP 18176595 A JP18176595 A JP 18176595A JP H095028 A JPH095028 A JP H095028A
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SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENE
SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENEREETA KENKYUSHO KK
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SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENE
SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENEREETA KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であって小型軽量で、しかも広い
温度範囲において高精度な絶対距離測定をすることがで
き、さらに、変位や圧力等の測定をも可能な光学式セン
サを得ること。 【解決手段】 この発明の光学式センサは、駆動制御回
路2と、レーザダイオード1からのレーザ光を分岐する
光ファイバカプラ4と、分岐された一方のレーザ光を光
ファイバ10へ導くととともに、光ファイバ10の端面
10aに反射される参照光と、ダイアフラム12の周縁
部13に反射され上記端面10aに入射した再反射光と
の干渉光を分岐する光ファイバカプラ7と、上記光ファ
イバカプラ7と同様にして、光ファイバ16を伝搬する
干渉光を分岐する光ファイバカプラ8と、両干渉光を電
気信号に変換する光電変換器22と、上記電気信号に基
づいて距離L1、L2を求め、該距離L1、L2に基づいて
圧力Pを求める演算処理回路23とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、距離測定に用い
られ、例えば、ダイアフラムのたわみ量を光学式に測定
して圧力を検出する光学式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧力、変位、絶対距離等を測
定するセンサ(計測装置)としてさまざまなものが知ら
れている。はじめに、従来の電気式圧力センサとして
は、ひずみゲージ式等種々の方式があるが下記の欠点が
ある。 電気式であるため信号伝達に電線を必要とし、電磁
干渉の影響を受け、測定誤差の要因になったり、これを
防止するための対策部品の追加で、重量が重くなったり
回路や構造が複雑になる。 電気式であるため信号線は最低2本以上の電線が必
要であり、しかも単位長さ当たりの電線の重量は光ファ
イバに比べはるかに重いので信号伝送路の重量が重くな
る。
【0003】また、光学式の変位測定センサとしては、
干渉計式等種々の方式、さらに光学式の絶対距離計に
は、一般に知られている三角計量法によるものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解しようとする課題】上述した従来の電気式圧
力センサの問題点を解決するものとして光ファイバ式圧
力センサが開発された。その一例としてマイクロベント
型圧力センサがあるが下記のような欠点がある。 光ファイバにマイクロベンドを与えるための一対の
鋸歯状のマイクロベンド付与部(マイクロベンダ、また
はトランスデューサと称されている)が必要でありこの
機構のため次の問題が生じる。 a)センサ外形が大きくなり、重くなる。 b)マイクロベンダと光ファイバ間のくい込みや摩耗の
ため、耐久性に問題があり、測定誤差の増加の恐れが大
きい。 c)環境温度変化に対しては、主にマイクロベンダ部の
熱膨張により光ファイバへのマイクロベンド力が変わ
り、温度誤差の原因となる。また、これを完全に補償す
るのは容易ではない。 d)上記b),c)等の要因もあり、あまり高精度の圧
力測定はできず精度はせいぜい±1%クラスである。 光源や伝送路の光強度の変動の影響を少なくするため
ディレイラインを用いて光強度比で測定する方法もある
が、トランスデューサにディレイラインを付加する分、
センサの外形が大きくなり重くなる。
【0005】また、上述した従来の干渉計式の変位測定
センサには、以下の欠点がある。 高精度であるが、一般にλ/2(λは、光の波長であ
り、たとえば、λ=850nmであれば、λ/2=42
5nmとなる。)以下の範囲しか測定できず、このλ/
2より大きい変位を計測するためには、複雑な演算をす
る必要がある。 上記で説明したλ/2より大きい変位の計測が可能
であっても、絶対距離を測定するためには、非常に高度
でかつ複雑な演算が必要であり、高価なものとなる。し
たがって、一般工業用ではない。 上記は基本的には変位計であることから、演算系の
電源がオフとされている間における被測定物で変位量が
わからず、電源が再投入後の相対変位しか判らない。な
お、上記でも、電源オフによる同様の影響がある方式
のものが多い。また、上述した従来の光学式の三角計量
法による絶対距離計には、以下の欠点がある。 精度があまり良くない(レンジ方式により異なるが、
±10-1mmオーダである)。 光学系が複雑であるため、大型で重量がある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、構造が簡単であって小型軽量で、しか
も広い温度範囲において高精度な絶対距離測定をするこ
とができ、さらに、変位や圧力等の測定をも可能な光学
式センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】請求項1に記載の発明は、被測定圧力等に
応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じ
て変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射す
るターゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生手段
と、前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有す
る光分岐合流器と、その内部を伝搬するレーザ光を前記
ターゲットの第1の部分へ導き、該第1の部分へ向けて
放射する第1の光ファイバと、その内部を伝搬するレー
ザ光を前記ターゲットの第2の部分へ導き、該第2の部
分へ向けて放射する第2の光ファイバと、前記光分岐合
流器により分岐された一方のレーザ光を前記第1の光フ
ァイバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの端部に
おいて反射された第1の反射レーザ光と、前記第1の光
ファイバの端部から放射され、前記ターゲットの第1の
部分で反射され、前記第1の光ファイバの端部へ入射さ
れた第2の反射レーザ光との干渉波を分岐し、少なくと
も分岐機能を有する第1の光分岐合流器と、前記第1の
光分岐合流器から分岐される前記干渉波から、前記第1
の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光との干渉状態
を検出して前記第1の光ファイバの端部と前記ターゲッ
トの第1の部分との間の距離または変位を測定する第1
の測定回路と、前記光分岐合流器により分岐された他方
のレーザ光を前記第2の光ファイバへ導くとともに、前
記第2の光ファイバの端部において反射された第1の反
射レーザ光と、前記第2の光ファイバの端部から放射さ
れ、前記ターゲットの第2の部分で反射され、前記第2
の光ファイバの端部へ入射された第2の反射レーザ光と
の干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有する第2の
光分岐合流器と、前記第2の光分岐合流器から分岐され
る前記干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2
の反射レーザ光との干渉状態を検出して前記第2の光フ
ァイバの端部と前記ターゲットの第2の部分との間の距
離または変位を測定する第2の測定回路と、前記第1お
よび第2の測定回路の測定結果の差を求める演算回路と
を具備することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、被測定圧力等に
応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じ
て変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射す
るターゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生手段
と、前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有す
る光分岐合流器と、前記レーザ光に周波数変調をかける
レーザ駆動手段と、その内部を伝搬するレーザ光を前記
ターゲットの第1の部分へ導き、該第1の分へ向けて放
射する第1の光ファイバと、その内部を伝搬するレーザ
光を前記ターゲットの第2の部分へ導き、該第2の部分
へ向けて放射する第2の光ファイバと、前記光分岐合流
器により分岐された一方のレーザ光を前記第1の光ファ
イバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの端部にお
いて反射された第1の反射レーザ光と、前記第1の光フ
ァイバの端部から放射され、前記ターゲットの第1の部
分で反射され、前記第1の光ファイバの端部へ入射され
た第2の反射レーザ光との干渉波を分岐し、少なくとも
分岐機能を有する第1の光分岐合流器と、前記第1の光
分岐合流器から分岐される前記干渉波から、前記第1の
反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光とのビート周波
数を検出し、その検出結果から前記第1の光ファイバの
端部と前記ターゲットの第1の部分との間の距離または
変位を測定する第1の測定回路と、前記光分岐合流器に
より分岐された他方のレーザ光を前記第2の光ファイバ
へ導くとともに、前記第2の光ファイバの端部において
反射された第1の反射レーザ光と、前記第2の光ファイ
バの端部から放射され、前記ターゲットの第2の部分で
反射され、前記第2の光ファイバの端部へ入射された第
2の反射レーザ光との干渉波を分岐し、少なくとも分岐
機能を有する第2の光分岐合流器と、前記第2の光分岐
合流器から分岐される前記干渉波から、前記第1の反射
レーザ光と前記第2の反射レーザ光とのビート周波数を
検出し、その検出結果から前記第2の光ファイバの端部
と前記ターゲットの第2の部分との間の距離または変位
を測定する第2の測定回路と、前記第1および第2の測
定回路の測定結果の差を求める演算回路とを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光学式センサにおいて、前記ターゲットと前
記第1および第2の光ファイバの端部との間に各々挿入
され、前記レーザ光を平行光に変換する複数のレンズを
具備することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前記第1
および第2の光ファイバの各端部には、単層または多層
のコーティングが施されており、前記コーティングは、
前記第1および第2の光ファイバ内を伝搬する前記レー
ザ光の一部を前記第1の反射レーザ光として反射させ、
その反射率が調整可能であって、かつ前記ターゲットの
第1および第2の部分に反射された前記レーザ光が入射
する際の入射損失を低減させることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光学式センサにおいて、前記第1および第2
の光ファイバの各端部には、その先端が略球状に形成さ
れたコリメート機能を有する光ファイバの端部が、レー
ザ光の一部を反射するコーティング材等の反射面を介し
て結合されていることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光学式センサにおいて、前記第1および第2
の光ファイバの各端部には、屈折率分布形光ファイバの
端部が、レーザ光の一部を反射するコーティング材等の
反射面を介して、または該反射面を介さずに直接、結合
されていることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前記第2
の測定回路により測定される前記第2の光ファイバの端
部と前記ターゲットの第2の部分との間の距離または変
位の変化から求められる温度変化情報が、各温度毎に補
正係数として予め記憶された記憶手段と、前記第2の測
定回路により測定された前記第2の光ファイバの端部と
前記ターゲットの第2の部分との距離または変位から求
められる温度情報に基づいて、前記記憶手段から前記補
正係数を読みだし、前記演算回路により求められた前記
第1および第2の測定回路の測定結果の差に前記補正係
数を考慮して、温度補償された前記差を求める温度補償
手段とを具備することを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、被測定圧力等に
応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じ
て変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射す
る複数の第1のターゲットと、被測定圧力等に応じて変
位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じて変位し
ない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射する複数の
第2のターゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生
手段と、前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を
有する光分岐合流器と、その内部を伝搬するレーザ光を
前記複数の第1および第2のターゲットの第1の部分へ
各々導き、該第1の部分へ向けて放射する複数の第1の
光ファイバと、その内部を伝搬するレーザ光を前記複数
の第1のターゲットの第2の部分へ各々導き、該第2の
部分へ向けて放射する複数の第2の光ファイバと、前記
光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数の第
1の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第1の
光ファイバの端部において反射された各々の第1の反射
レーザ光と、前記複数の第1の光ファイバの端部から各
々放射され、前記複数の第1および第2のターゲットの
第1の部分で反射され、前記複数の第1の光ファイバの
端部へ入射された各々の第2の反射レーザ光との各々の
干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有する複数の第
1の光分岐合流器と、前記複数の第1の光分岐合流器か
ら各々分岐される前記干渉波から、前記第1の反射レー
ザ光と前記第2の反射レーザ光との干渉状態を検出して
前記複数の第1の光ファイバの端部と前記複数の第1お
よび第2のターゲットの第1の部分との間の各々の距離
または変位を測定する少なくとも1つの第1の測定回路
と、前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記
複数の第2の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数
の第2の光ファイバの端部において反射された各々の第
1の反射レーザ光と、前記複数の第2の光ファイバの端
部から各々放射され、前記複数の第1のターゲットの第
2の部分で反射され、前記複数の第2の光ファイバの端
部へ入射された各々の第2の反射レーザ光との干渉波を
分岐し、少なくとも分岐機能を有する複数の第2の光分
岐合流器と、前記複数の第2の光分岐合流器から各々分
岐される前記干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前
記第2の反射レーザ光との干渉状態を検出して、少なく
とも1本の前記第2の光ファイバの端部と、該第2の光
ファイバに対応する前記第1のターゲットの第2の部分
との間の距離または変位を測定する少なくとも1つの第
2の測定回路と、前記第1および第2の測定回路の測定
結果の差を求める少なくとも1つの演算回路とを具備す
ることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、被測定圧力等に
応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じ
て変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射す
る複数の第1のターゲットと、被測定圧力等に応じて変
位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応じて変位し
ない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射する複数の
第2のターゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生
手段と、前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を
有する光分岐合流器と、前記レーザ光に周波数変調をか
けるレーザ駆動手段と、その内部を伝搬するレーザ光を
前記複数の第1および第2のターゲットの第1の部分へ
各々導き、該第1の部分へ向けて放射する複数の第1の
光ファイバと、その内部を伝搬するレーザ光を前記複数
の第1のターゲットの第2の部分へ各々導き、該第2の
部分へ向けて放射する複数の第2の光ファイバと、前記
光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数の第
1の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第1の
光ファイバの端部において反射された各々の第1の反射
レーザ光と、前記複数の第1の光ファイバの端部から各
々放射され、前記複数の第1および第2のターゲットの
第1の部分で反射され、前記複数の第1の光ファイバの
端部へ入射された各々の第2の反射レーザ光との各々の
干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有する複数の第
1の光分岐合流器と、前記複数の第1の光分岐合流器か
ら各々分岐される前記干渉波から、前記第1の反射レー
ザ光と前記第2の反射レーザ光とのビート周波数を検出
し、その検出結果から前記複数の第1の光ファイバの端
部と前記複数の第1および第2のターゲットの第1の部
分との間の各々の距離または変位を測定する少なくとも
1つの第1の測定回路と、前記光分岐合流器により分岐
されたレーザ光を前記複数の第2の光ファイバへ各々導
くとともに、前記複数の第2の光ファイバの端部におい
て反射された各々の第1の反射レーザ光と、前記複数の
第2の光ファイバの端部から各々放射され、前記複数の
第1のターゲットの第2の部分で反射され、前記複数の
第2の光ファイバの端部へ入射された各々の第2の反射
レーザ光との干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有
する複数の第2の光分岐合流器と、前記複数の第2の光
分岐合流器から各々分岐される前記干渉波から、前記第
1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光とのビート
周波数を検出し、その検出結果から、少なくとも1本の
前記第2の光ファイバの端部と、該第2の光ファイバに
対応する前記第1のターゲットの第2の部分との間の距
離または変位を測定する少なくとも1つの第2の測定回
路と、前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を
求める少なくとも1つの演算回路とを具備することを特
徴とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の光学式センサにおいて、前記複数の第1お
よび第2のターゲットと前記複数の第1の光ファイバの
端部と、前記複数の第1のターゲットと前記複数の第2
の光ファイバの端部との間に各々挿入され、前記レーザ
光を平行光に変換する複数のレンズを具備することを特
徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項8ない
し10のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前記
複数の第1および第2の光ファイバの各端部には、単層
または多層のコーティングが施されており、前記コーテ
ィングは、前記複数の第1および第2の光ファイバ内を
伝搬する前記レーザ光の一部を前記第1の反射レーザ光
として反射させ、その反射率が調整可能であって、かつ
前記複数の第1および第2のターゲットの第1および第
2の部分に反射された前記レーザ光が入射する際の入射
損失を低減させることを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の光学式センサにおいて、前記複数の第1お
よび第2の光ファイバの各端部には、その先端が略球状
に形成されたコリメート機能を有する光ファイバの端部
が、レーザ光の一部を反射するコーティング材等の反射
面を介して結合されていることを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の光学式センサにおいて、前記複数の第1お
よび第2の光ファイバの各端部には、屈折率分布形光フ
ァイバの端部が、レーザ光の一部を反射するコーティン
グ材等の反射面を介して、または該反射面を介さずに直
接、結合されていることを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項8ない
し13のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前記
第2の測定回路により測定される、すくなくとも1本の
前記第2の光ファイバの端部と、該第2の光ファイバに
対応する前記第1のターゲットの第2の部分との間の距
離または変位の変化から求められる温度変化情報が、各
温度毎に補正係数として予め記憶された記憶手段と、前
記第2の測定回路により測定された前記第2の光ファイ
バの端部と前記第1のターゲットの第2の部分との距離
または変位から求められる温度情報に基づいて、前記記
憶手段から前記補正係数を読みだし、前記演算回路によ
り求められた前記第1および第2の測定回路の測定結果
の差に前記補正係数を考慮して、温度補償された前記差
を求める温度補償手段とを具備することを特徴とする。
【0021】請求項15に記載の発明は、被測定圧力等
に応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応
じて変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射
する第1のターゲットと、レーザ光を反射する第2のタ
ーゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、
前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
分岐合流器と、前記レーザ光に周波数変調をかけるレー
ザ駆動手段と、その内部を伝搬するレーザ光を前記第1
のターゲットの第1の部分へ導き、該第1の部分へ向け
て放射する第1の光ファイバと、その内部を伝搬するレ
ーザ光を前記第1のターゲットの第2の部分へ導き、該
第2の部分へ向けて放射する第2の光ファイバと、その
内部を伝搬するレーザ光を前記第2のターゲットの表面
へ導き、該表面へ向けて放射する第3の光ファイバと、
前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第1
の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの
端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
1の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
と、前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波
から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ
光とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第
1の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第1の
部分との間の距離または変位を測定する第1の測定回路
と、前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記
第2の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファイ
バの端部において反射された第1の反射レーザ光と、前
記第2の光ファイバの端部から放射され、前記第1のタ
ーゲットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイ
バの端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を
分岐し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流
器と、前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉
波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レー
ザ光とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記
第2の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第2
の部分との間の距離または変位を測定する第2の測定回
路と、前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前
記第3の光ファイバへ導くとともに、前記第3の光ファ
イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
前記第3の光ファイバの端部から放射され、前記第2の
ターゲットの表面で反射され、前記第3の光ファイバの
端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
し、少なくとも分岐機能を有する第3の光分岐合流器
と、前記第3の光分岐合流器から分岐される前記干渉波
から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ
光とのビート周波数を検出する第3の測定回路と、前記
第3の測定回路で検出された前記ビート周波数が一定と
なるように前記レーザ光駆動手段を制御する制御手段
と、前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求
める演算回路とを具備することを特徴とする。
【0022】請求項16に記載の発明は、被測定圧力等
に応じて変位する第1の部分と、前記被測定圧力等に応
じて変位しない第2の部分とを有し、レーザ光等を反射
する第1のターゲットと、レーザ光を反射する第2のタ
ーゲットと、レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、
前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
分岐合流器と、前記レーザ光に周波数変調をかけるレー
ザ駆動手段と、その内部を伝搬するレーザ光を前記第1
のターゲットの第1の部分へ導き、該第1の部分へ向け
て放射する第1の光ファイバと、その内部を伝搬するレ
ーザ光を前記第1のターゲットの第2の部分へ導き、該
第2の部分へ向けて放射する第2の光ファイバと、その
内部を伝搬するレーザ光を前記第2のターゲットの表面
へ導き、該表面へ向けて放射する第3の光ファイバと、
前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第1
の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの
端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
1の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
と、前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波
から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ
光とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第
1の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第1の
部分との間の距離または変位を測定する第1の測定回路
と、前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記
第2の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファイ
バの端部において反射された第1の反射レーザ光と、前
記第2の光ファイバの端部から放射され、前記第1のタ
ーゲットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイ
バの端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を
分岐し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流
器と、前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉
波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レー
ザ光とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記
第2の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第2
の部分との間の距離または変位を測定する第2の測定回
路と、前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前
記第3の光ファイバへ導くとともに、前記第3の光ファ
イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
前記第3の光ファイバの端部から放射され、前記第2の
ターゲットの表面で反射され、前記第3の光ファイバの
端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
し、少なくとも分岐機能を有する第3の光分岐合流器
と、前記第3の測定回路で検出された前記ビート周波数
に関する情報を基準にして、前記第1および第2の測定
回路の測定結果の差と、前記第2の測定回路の測定結果
との双方またはいずれか一方を補正演算する補正演算回
路とを具備することを特徴とする。
【0023】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の光学式センサにおいて、前記第3の測定回路で検
出された前記ビート周波数が一定となるように前記レー
ザ光駆動手段を制御する制御手段を具備することを特徴
とする。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項15な
いし17のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第3の光ファイバの端部近傍と前記第2のターゲット
とは、真空構造物内に設けられ、前記第3の光ファイバ
の端部と前記第2のターゲットの表面との間の光路長が
大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受けない
ことを特徴とする。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項15な
いし17のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第3の光ファイバの端部近傍と前記第2のターゲット
とは低熱膨張構造物で支持され、前記第3の光ファイバ
の端部と前記第2のターゲットの表面との距離が、周囲
温度の影響をほとんど受けることなく略一定とされてい
ることを特徴とする。
【0026】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の光学式センサにおいて、前記低熱膨張構造物は、
一定温度に維持されている恒温装置内に設けられ、前記
第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの表面
との距離が、周囲の温度の影響をほとんど受けることが
なく略一定とされていることを特徴とする。
【0027】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の光学式センサにおいて、前記低熱膨張構造物は、
自身により前記第3の光ファイバの端部と前記第2のタ
ーゲットの表面との間の空間を真空とし、または真空構
造物内に設けられ、前記第3の光ファイバの端部と前記
第2のターゲットの表面との距離が、周囲の温度の影響
をほとんど受けることなく略一定とされ、かつ前記第3
の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの表面との
間の光路長が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を
一切受けないことを特徴とする。
【0028】請求項22に記載の発明は、請求項19に
記載の光学式センサにおいて、前記低熱膨張構造物は、
自身により前記第3の光ファイバの端部と前記第2のタ
ーゲットの表面との間の空間を真空とし、または真空構
造物内に設けられ、前記第3の光ファイバの端部と前記
第2のターゲットの表面との距離が、周囲の温度の影響
をほとんど受けることなく略一定とされ、かつ前記第3
の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの表面との
間の光路長が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を
一切受けないことを特徴とする。
【0029】請求項23に記載の発明は、請求項15な
いし17のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第3の光ファイバの端部近傍と前記第2のターゲット
とは、一定温度に維持されている恒温装置内に設けられ
ており、前記第3の光ファイバの端部と前記第2のター
ゲットとの間の光路長が、大気圧変動分以外の大気のゆ
らぎによる屈折率の変化の影響をほとんど受けないこと
を特徴とする。
【0030】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の光学式センサにおいて、前記第3の光ファイバの
端部近傍と前記第2のターゲットとは、真空構造物内に
設けられ、さらに前記真空構造物は一定温度に維持する
恒温装置内に設けられており、前記第3の光ファイバの
端部と前記第2のターゲットの表面との間の光路長が大
気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受ることな
く、かつ前記第3の光ファイバの端部と前記第2のター
ゲットの表面との間に距離が、周囲温度の影響をほとん
ど受けることなく略一定とされていることを特徴とす
る。
【0031】請求項25に記載の発明は、請求項15な
いし24のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第1および第2のターゲットと前記第1、第2および
第3の光ファイバの端部との間に各々挿入され、前記レ
ーザ光を平行光に変換する複数のレンズを具備すること
を特徴とする。
【0032】請求項26に記載の発明は、請求項15な
いし25のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第1、第2および第3の光ファイバの各端部には、単
層または多層のコーティングが施されており、前記コー
ティングは、前記第1、第2および第3の光ファイバ内
を伝搬する前記レーザ光の一部を前記第1の反射レーザ
光として反射させ、その反射率が調整可能であって、か
つ前記第1および第2のターゲットの第1および第2の
部分に反射された前記レーザ光が入射する際の入射損失
を低減させることを特徴とする。
【0033】請求項27に記載の発明は、請求項15な
いし24のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第1、第2および第3の光ファイバの各端部には、そ
の先端が略球状に形成されたコリメート機能を有する光
ファイバの端部が、レーザ光の一部を反射するコーティ
ング材等の反射面を介して結合されていることを特徴と
する。
【0034】請求項28に記載の発明は、請求項15な
いし24のいずれかに記載の光学式センサにおいて、前
記第1、第2および第3の光ファイバの各端部には、屈
折率分布形光ファイバの端部が、レーザ光の一部を反射
するコーティング材等の反射面を介して、または該反射
面を介さずに直接、結合されていることを特徴とする。
【0035】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、レーザ光発生
手段が駆動されると、発生したレーザ光は、光分岐合流
器により分岐される。分岐されたレーザ光は、一方のレ
ーザ光が第1の光分岐合流器により第1の光ファイバ
へ、他方のレーザ光が第2の光分岐合流器により第2の
光ファイバへ各々導かれる。そして、一方のレーザ光
は、第1の光ファイバ内を伝搬して、第1の光ファイバ
の端部から放射される。このレーザ光の一部は、第1の
光ファイバの端部に第1の反射レーザ光として反射さ
れ、残りのレーザ光は、ターゲットの第1の部分で反射
されて第1の光ファイバの端部へ第2の反射レーザ光と
して入射し、再び第1の光ファイバ内を伝搬する。第1
の光分岐合流器は、第1の光ファイバ内を伝搬してきた
第1および第2の反射レーザ光の干渉波を第1の測定回
路へ分岐し、第1の測定回路は、該干渉波から、第1の
反射レーザ光と第2のレーザ反射光との干渉状態を検出
して、第1の光ファイバの端部とターゲットの第1の部
分との間の距離または変位を測定する。また、他方のレ
ーザ光は、第2の光ファイバ内を伝搬して、第2の光フ
ァイバの端部から放射される。このレーザ光の一部は、
第2の光ファイバの端部に第1の反射レーザ光として反
射され、残りのレーザ光は、ターゲットの第2の部分で
反射されて、第2の光ファイバの端部へ第2の反射レー
ザ光として入射し、再び第2の光ファイバ内を伝搬す
る。第2の光分岐合流器は、第2の光ファイバ内を伝搬
してきた第1および第2の反射レーザ光の干渉波を第2
の測定回路へ分岐し、第2の測定回路は、該干渉波か
ら、第1の反射レーザ光と第2の反射レーザ光との干渉
状態を検出して、第2の光ファイバの端部とターゲット
の第2の部分との間の距離または変位を測定する。そし
て、演算回路は、第1および第2の測定回路の測定結果
の差を求める。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、レーザ光
発生手段およびレーザ駆動手段が駆動されると、発生し
た周波数変調されたレーザ光は、光分岐合流器により分
岐される。分岐されたレーザ光は、一方のレーザ光が第
1の光分岐合流器により第1の光ファイバへ、他方のレ
ーザ光が第2の光分岐合流器により第2の光ファイバへ
各々導かれる。そして、一方のレーザ光は、第1の光フ
ァイバ内を伝搬して、第1の光ファイバの端部から放射
される。このレーザ光の一部は、第1の光ファイバの端
部に第1の反射レーザ光として反射され、残りのレーザ
光は、ターゲットの第1の部分で反射されて第1の光フ
ァイバの端部へ第2の反射レーザ光として入射し、再び
第1の光ファイバ内を伝搬する。第1の光分岐合流器
は、第1の光ファイバ内を伝搬してきた第1および第2
の反射レーザ光の干渉波を第1の測定回路へ分岐し、第
1の測定回路は、該干渉波から、第1の反射レーザ光と
第2のレーザ反射光とのビート周波数を検出して、この
検出結果から第1の光ファイバの端部とターゲットの第
1の部分との間の距離または変位を測定する。また、他
方のレーザ光は、第2の光ファイバ内を伝搬して、第2
の光ファイバの端部から放射される。このレーザ光の一
部は、第2の光ファイバの端部に第1の反射レーザ光と
して反射され、残りのレーザ光は、ターゲットの第2の
部分で反射されて、第2の光ファイバの端部へ第2の反
射レーザ光として入射し、再び第2の光ファイバ内を伝
搬する。第2の光分岐合流器は、第2の光ファイバ内を
伝搬してきた第1および第2の反射レーザ光の干渉波を
第2の測定回路へ分岐し、第2の測定回路は、該干渉波
から、第1の反射レーザ光と第2の反射レーザ光とのビ
ート周波数を検出して、この検出結果から第2の光ファ
イバの端部とターゲットの第2の部分との間の距離また
は変位を測定する。そして、演算回路は、第1および第
2の測定回路の測定結果の差を求める。
【0037】請求項3、10および25に記載の発明に
よれば、第1、第2および第3の光ファイバの端部から
放射されたレーザ光は、レンズにより平行光に変換され
る。
【0038】請求項4、11および26に記載の発明に
よれば、第1、第2および第3の光ファイバ内を伝搬し
てきたレーザ光は、その一部がコーティング面に第1の
レーザ光反射光として反射される。このときの反射率
は、任意に調節することができる。一方、残りのレーザ
光は、コーティング面から放射され、ターゲットの第1
および第2の部分、第1のターゲットの第1および第2
の部分、および第2のターゲットの表面に反射されコー
ティング面に第2のレーザ反射光として入射する。この
ときの入射損失は減反射効果により低い。
【0039】請求項5、12および27に記載の発明に
よれば、第1、第2および第3の光ファイバ内を伝搬し
てきたレーザ光は、その一部が反射面に反射され、残り
のレーザ光がコリメート光として光ファイバの略球状の
先端から放射される。
【0040】請求項6、13および28に記載の発明に
よれば、第1、第2および第3の光ファイバ内を伝搬し
てきたレーザ光は、その一部が反射面または屈折率分布
形光ファイバの端部に反射され、残りのレーザ光がコリ
メート光として屈折率分布形光ファイバの端部から放射
される。
【0041】請求項7に記載の発明によれば、温度補償
手段は、第2の測定回路により測定された距離または変
位から求められる温度情報に基づいて、記憶手段から補
正係数を読みだす。そして、温度補償手段は、演算手段
により求められた測定結果の差に上記補正係数を考慮し
て、温度補償された測定結果を求める。
【0042】請求項8に記載の発明によれば、レーザ光
発生手段が駆動されると、請求項1に記載の発明と同様
にして、レーザ光は、光分岐合流器により分岐される。
そして、分岐されたレーザ光が複数の第1の光分岐合流
器により、複数の第1の光ファイバへ各々導かれ、ま
た、分岐されたレーザ光が複数の第2の光分岐合流器に
より、複数の第2の光ファイバへ各々導かれる。そし
て、複数の第1の光分岐合流器は、各々、第1の反射レ
ーザ光と、第2の反射レーザ光との干渉波を少なくとも
1つの第1の測定回路へ分岐し、第1の測定回路は、各
々の該干渉波から、第1の反射レーザ光と第2の反射レ
ーザ光との干渉状態を検出して、複数の第1の光ファイ
バの各々の端部と、第1および第2のターゲットの第1
の部分との間の各々の距離または変位を測定する。ま
た、複数の第2の光分岐合流器は、各々、第1の反射レ
ーザ光と、第2の反射レーザ光との干渉波を少なくとも
1つの第2の測定回路へ分岐し、第2の測定回路は、各
々の該干渉波から、第1の反射レーザ光と第2の反射レ
ーザ光との干渉状態を検出して、少なくとも1本の第2
の光ファイバの端部と、第2の光ファイバに対応する第
1のターゲットの第2の部分との間の距離または変位を
測定する。少なくとも1つの演算回路は、第1および第
2の測定回路の測定結果の差を求める。これにより、多
点の測定をすることができる。
【0043】請求項9に記載の発明によれば、レーザ光
発生手段およびレーザ光駆動手段が駆動されると、請求
項2に記載の発明と同様にして、周波数変調されたレー
ザ光が光分岐合流器により分岐される。そして、分岐さ
れたレーザ光が複数の第1の光分岐合流器により、複数
の第1の光ファイバへ各々導かれ、また、分岐されたレ
ーザ光が複数の第2の光分岐合流器により複数の第2の
光ファイバへ各々導かれる。そして、複数の第1の光分
岐合流器は、各々、第1の反射レーザ光と第2の反射レ
ーザ光との干渉波を少なくとも1つの第1の測定回路へ
分岐し、第1の測定回路は、各々の該干渉波からビート
周波数を検出し、その検出結果から複数の第1の光ファ
イバの各々の端部と第1および第2のターゲットの第1
の部分との間の各々の距離または変位を測定する。ま
た、複数の第2の光分岐合流器は、各々、第1の反射レ
ーザ光と第2の反射レーザ光との干渉波を少なくとも1
つの第2の測定回路へ分岐し、第2の測定回路は、各々
の該干渉波から、ビート周波数を検出し、その検出結果
から少なくとも1本の第2の光ファイバの端部と、第2
の光ファイバに対応する第1のターゲットの第2の部分
との間の距離または変位を測定する。少なくとも1つの
演算回路は、第1および第2の測定回路の測定結果の差
を求める。これにより、多点の測定が可能となる。
【0044】請求項14に記載の発明によれば、温度補
償手段は、第2の測定回路により測定された距離または
変位に基づいて、記憶手段から補正係数(距離または変
位の変化による温度変化情報)を読みだす。そして、温
度補償手段は、演算手段により求められた測定結果の差
に上記補正係数を考慮して、温度補償された測定結果の
差を求める。
【0045】請求項15に記載の発明によれば、レーザ
光発生手段およびレーザ駆動手段が駆動されると、レー
ザ光発生手段から周波数変調されたレーザ光が出光す
る。このレーザ光は、光分岐合流器により分岐され、第
1、第2および第3の光分岐合流器により、各々、第
1、第2および第3の光ファイバに導かれる。そして、
請求項2に記載の発明と同様にして、第1および第2の
光分岐合流器により、第1および第2の光ファイバを伝
搬してきた干渉波を各々分岐し、第1および第2の測定
回路により、各々の該干渉波からビート周波数を検出
し、この検出結果から第1の光ファイバの端部とターゲ
ットの第1の部分との距離または変位、および第2の光
ファイバの端部とターゲットの第2の部分との距離また
は変位を各々測定する。他方、第3の光ファイバ中を伝
搬してきたレーザ光は、その一部が第3の光ファイバの
端部に第1の反射レーザ光として反射され、残りのレー
ザ光が第3の光ファイバの端部から第2のターゲットの
表面に向けて放射され、該第2のターゲットの表面で反
射され、第3の光ファイバの端部に第2の反射レーザ光
として入射する。第3の光分岐合流器は、第3の光ファ
イバ中を伝搬してきた第1および第2の反射レーザ光の
干渉波を第3の測定回路へ分岐する。そして、第3の測
定回路は、該干渉波から、第1の反射レーザ光と第2の
反射レーザ光との干渉波のビート周波数を検出し、制御
手段は、該ビート周波数が一定となるようにレーザ光駆
動手段を制御する。これにより、安定したレーザ光が得
られる。演算回路は、第1および第2の測定回路の測定
結果を求める。この測定結果は、レーザ光が安定してい
るため、精度が高い。
【0046】請求項16に記載の発明によれば、演算補
正回路は、第3の演算回路で検出されたビート周波数に
関する情報を基準にして、第1および第2の測定回路の
測定結果の差と、第2の測定回路の測定結果との双方、
またはいずれか一方を補正演算する。これにより、高精
度の測定が可能となる。
【0047】請求項17に記載の発明によれば、制御手
段は、該ビート周波数が一定となるようにレーザ光駆動
手段を制御する。これにより、安定したレーザ光が得ら
れる。演算補正回路は、第3の演算回路で検出されたビ
ート周波数に関する情報を基準にして、第1および第2
の測定回路の測定結果の差と、第2の測定回路の測定結
果との双方、またはいずれか一方を補正演算する。この
ようにレーザ光が安定しており、かつ測定結果が補正演
算されるため、さらに高精度の測定をすることができ
る。
【0048】請求項18に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との光路長
が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受ける
ことがないため、さらに高精度の測定が可能となる。
【0049】請求項19に記載の発明によれば、低熱膨
張構造物は周囲温度による伸縮が極めて小さいため、第
3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との距
離が周囲温度の影響をほとんど受けることなく略一定と
されることから、恒温装置等を用いることなく安価でし
かも簡易な構成で、さらに、高精度の測定が可能とな
る。
【0050】請求項20に記載の発明によれば、低熱膨
張構造物がさらに一定温度に維持されている恒温装置内
に設けられているため、低熱膨張構造物は温度変化によ
る伸縮がほとんどない。これにより、第3の光ファイバ
の端部と第2のターゲットの表面との距離が周囲の温度
の影響をほとんど受けることがなく略一定とされること
から、さらに、高精度の測定が可能となる。
【0051】請求項21に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部と第2の光ファイバの表面との間の空
間が真空とされ、かつ低熱膨張構造物が一定温度に維持
されている恒温装置内に設けられているため、第3の光
ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の光路
長が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受け
ることがなく、かつ第3の光ファイバの端部と第2のタ
ーゲットの表面との距離が周囲の温度の影響をほとんど
受けることなく略一定とされる。これにより、超高精度
の測定が可能となる。
【0052】請求項22に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の空
間が真空とされ、かつ第3の光ファイバの端部と第2の
ターゲットとが低熱膨張構造物で支持されているため、
第3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との
間の光路長が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を
一切受けることがなく、かつ、第3の光ファイバの端部
と第2のターゲットの表面との距離が周囲の温度の影響
をほとんど受けることなく略一定とされる。これによ
り、比較的簡単に、さらに、高精度の測定が可能とな
る。
【0053】請求項23に記載の発明によれば、恒温装
置内が一定温度に維持されているため、第3の光ファイ
バの端部と第2のターゲットの表面との間の光路長が大
気圧変動分以外の大気のゆらぎによる屈折率の変化の影
響をほとんど受けないことから、より高精度の測定が可
能となる。
【0054】請求項24に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部近傍と第2のターゲットとが、真空構
造物内に設けられ、かつ該真空構造物が一定温度に維持
された恒温装置内に設けられているため、第3の光ファ
イバの端部と第2のターゲットの表面との間の光路長
が、大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受け
ない。また、一定温度に維持されていることから、真空
構造物がほとんど伸縮せず、第3の光ファイバの端部と
第2のターゲットの表面との距離が略一定とされる。こ
れにより、高価な低熱膨張材等を用いることなく、さら
に高精度の測定が可能となる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態による光学式センサの構成を示すブロック図で
ある。この図において、符号1は、レーザダイオードで
ある。2は、レーザダイオード1を駆動する駆動制御回
路であり、電源回路、温度制御回路、周波数変調回路を
内部に有している。レーザダイオード1からの出力光
は、必要に応じ光アイソレータ3を通り、光ファイバカ
プラ4に効率よく入光する様に各々が接続されている。
(なお、このためのレーザ光のコリメート光学系は説明
を省略している。) 光ファイバカプラ4には、光ファイバ5、6が接続さ
れ、これらは各々光ファイバカプラ7、8に接続されて
いる。
【0056】光ファイバカプラ(光分岐合流器)7に接
続された光ファイバ10の他方の端面10aは、ダイア
フラム12の周縁部13、すなわち、圧力Pによるたわ
みのない部分に垂直に配置され、光ファイバ10の端面
10aと周縁部13との間には、コリメートレンズ14
が挿入されている。
【0057】一方、光ファイバカプラ(光分岐合流器)
8に接続された光ファイバ16の他方の端面16aは、
ダイアフラム12の中央部12a、すなわち、圧力Pに
よるたわみの最も大きい部分に垂直に配置され、また、
光ファイバ16の端面16aとダイアフラム12の中央
部12aとの間には、コリメートレンズ17が挿入され
ている。そして、必要に応じ、ダイアフラム12の中央
部12aおよび周縁部13には、最適な反射率を有する
反射膜(一例として金コート)がコーティングされてい
る。また、光ファイバ10、16の端面10a、16a
は、共に略平研磨されている。なお、上述したコリメー
トレンズ14、17および反射膜を設けない構成として
もよい。
【0058】光ファイバカプラ7、8のレーザダイオー
ド1側の光ファイバ端子には、光ファイバ19、20の
各一端が接続され、これら光ファイバ19、20の各他
端が各々光電変換器21、22に接続されている。そし
て、光電変換器21、22が、共に演算処理回路23に
電気的に接続されている。演算処理回路23は、光電変
換器21、22から供給される電気信号に基づいて各々
のビート周波数を計測し、該ビート周波数を距離L1、
L2(図1参照)に変換演算し、さらに、距離L1と距離
L2との差からダイアフラム12のたわみ量を計算して
圧力値に変換演算する機能を有する回路である。
【0059】なお、上記距離L1、L2の光ファイバ1
0、16の各端面10a、16aの基点が必ずしも完全
に一致していなくてもよい。これは、上記基点の差が仮
にΔL12(図示略)があっても、測定前のキャリブレー
ションで予め、バイアス距離として処理すれば、測定結
果に何等影響がないためである。以下の説明において
は、上記キャリブレーション等については、その説明を
省略する。また、演算処理回路23は、距離L1の値か
ら温度情報を得て、圧力・温度補償演算を行う機能等を
有する回路であり、上述した駆動制御回路2に電気的に
接続されている。なお、上述した、光ファイバ5、光フ
ァイバカプラ7、光ファイバ10、コリメートレンズ1
4、および光電変換器21で構成される光路を、以下、
基準光路と称し、一方、光ファイバ6、光ファイバカプ
ラ8、光ファイバ16、コリメートレンズ17、および
光電変換器22で構成される光路を、以下、圧力検出光
路と称する。なお、上述した光ファイバカプラ7、8
は、必要に応じて光合分波器に代えてもよい。
【0060】次に、上述した光学式センサの動作を説明
する。まず、駆動制御回路2は、レーザダイオード1か
ら出光されるレーザ光の中心周波数がν0(例えば、中
心波長:λ0=850mm、光速:c≒3×1017nm
/sとすると、ν0=c/λ0=3.53×1014
Z)、レーザ光の周波数偏移幅が△ν(例えば、数十G
Hz〜数THz、通常は高精度化が必要な場合、できる
だけ大きくする)、また、この周波数偏移幅Δνでの三
角波によるレーザダイオード掃引周波数がfm(得よう
とするビート周波数レンジをどの値にするかにより設定
は異なる)となる様にレーザダイオード1の周囲の温度
コントロール、および注入電流の変調を行う。すなわ
ち、駆動制御回路2は、レーザダイオード1に上記の中
心周波数ν0、周波数偏移幅△ν、およびレーザダイオ
ード掃引周波数fm(三角波)の条件で周波数変調をか
ける。このレーザダイオード1からのレーザ光は、通
常、戻り光防止のための光アイソレータ3を経て、光フ
ァイバカプラ4に入光する。そして、レーザ光は、光フ
ァイバカプラ4により分岐され、各々、光ファイバ5、
6により光ファイバカプラ7、8に導かれる。
【0061】光ファイバカプラ7を通過したレーザ光
は、光ファイバ10を介して端面10aから出射して空
間光となり、さらに、コリメートレンズ14を経て平行
光となり、ダイアフラム12のたわみのない周縁部13
で反射されて戻る。この反射光は、コリメートレンズ1
4を経て光ファイバ10の端面10aに、反射再入射光
として入射する。また、上記光ファイバ10の端面10
aからレーザ光が出射する際、一部のレーザ光が端面1
0aにおいて反射されて、参照光として光ファイバ10
を介して光ファイバカプラ7側へ戻る。そして、この参
照光と上記反射再入射光とが干渉光として、光ファイバ
10内を伝搬し、光ファイバカプラ7により光ファイバ
19側に導かれ光電変換器21へ入光する。
【0062】光電変換器21は、上記干渉光をビート周
波数fb1の電気信号に変換して、演算処理回路23へ出
力する。演算処理回路23は、入力された電気信号の周
波数、すなわち、上記ビート周波数fb1を計測する。
【0063】ここで、上記ビート周波数fb1の計測方法
の一例について、図2を参照して説明する。図2(a)
において、Pnは、光ファイバ10の端面10aに反射
された参照光を、Psは、ダイアフラム12の周縁部1
3に反射され、光ファイバ10の端面10aに入射した
反射再入射光を、τは、参照光Pnと反射再入射光Psと
の光路長差による時間遅れを各々表す。また、Sbは、
光電変換器21から演算処理回路23へ供給される電気
信号(ビート周波数fb1)を表す。演算処理回路23
は、図2(b)に示す電気信号Sbの波形のN周期(同
図ではN=1)分、図2(c)に示すゲート信号Sgを
オンとし、ゲート信号Sgがオンとなっている間、クロ
ック信号Sc(例えば、クロック周波数100MHz)
をカウントし、このカウント値の逆数から電気信号Sb
のビート周波数fb1を求める。この例では、ビート周波
数fb1(=1/τ′)を100×106の分解能で測定
することができる。
【0064】そして、演算処理回路23は、公知のFM
(Frequency Modulation)ヘテロダイン測長法により、
距離L1を求める。すなわち、次の(1)式により距離
L1を演算する。 L1=cfb1/(4fm・△ν)・・・・・・・・・・・・・・(1) この(1)式において、cは光速を表す。
【0065】一方、光ファイバカプラ8を通過したレー
ザ光は、光ファイバカプラ7を通過したレーザ光と同様
にして、光ファイバ16、コリメートレンズ17を経
て、ダイアフラム12の中央部12aにおいて反射さ
れ、光ファイバ16の端面16aに反射再入射光として
入射する。また、上記光ファイバ16の端面16aから
レーザ光が出射する際、一部のレーザ光が端面16aに
反射されて、参照光として光ファイバ16へ戻る。そし
て、この参照光と上記反射再入射光とが干渉光として、
光ファイバ16内を伝搬し、光ファイバカプラ8により
光ファイバ20側へ導かれて光電変換器22へ入光す
る。
【0066】光電変換器22は、上記干渉光をビート周
波数fb2の電気信号に変換して、該電気信号を演算処
理回路23へ出力する。演算処理回路23は、入力され
た電気信号の周波数、すなわち上記ビート周波数fb2
を、上述したビート周波数fb1と同様にして計測した
後、(2)式により距離L2を演算する。 L2=cfb2/(4fm・△ν)・・・・・・・・・・・・・・(2) なお、上述した距離L1およびL2は、実際には光路長の
1/2の値であり、さらに、演算処理回路23は、この
求めた距離L1およびL2に光路中の屈折率分布による補
正を行い絶対距離を求める(例えば、コリメートレンズ
14、17の屈折率nが1.8、厚さが3mmであると
すると光路長は2×1.8×3=10.8mmとな
る。)。以下、説明を簡略にするため、距離L1および
L2は上記補正された絶対距離を表すものとする。
【0067】次に、演算処理回路23は、(1)および
(2)式から求められた上記距離L1と距離L2との差を
求める。この差は、熱膨張の影響を受けないダイアフラ
ム12の変位である。この熱膨張の影響等については、
後述する。続いて、演算処理回路23は、以下に示す
(3)式により測定対象である圧力Pを求める。この
(3)式は、ダイアフラム12が円板、周辺固定の場合
において圧力を求めるための式である。
【数1】 ただし、上記(3)式において、Dはダイアフラム12
(板)の曲げ剛性を示す。また、この曲げ剛性Dは、次
の(4)式で表される。 D=Eh3/12(1−u2)・・・・・・・・・・・・・・・・(4) この(4)式において、Eはヤング率(=縦弾性係数)
を、hはダイアフラム12の厚さを、uはダイアフラム
12を構成している材質のポアソン比を各々示す。ま
た、(4)式において、ポアソン比uが0.3であると
きは、以下に示す(5)式を用いて圧力Pを求める。
【数2】
【0068】ここで、上述した距離L1と距離L2との差
が、熱膨張の影響を受けないダイアフラム12の変位で
あることについて、図3を参照して説明する。図3は、
図1に示す光ファイバ10、16、およびダイアフラム
12の近傍の構成を示す図であり、図3(a)は、ダイ
アフラム12の周囲温度が温度T1の時の状態を示し、
図3(b)は、ダイアフラム12の周囲温度が温度T1
から△Tだけ上昇した温度T2の時の状態を示してい
る。なお、図3(b)においては、ボディ25の軸方向
における熱膨張値(=L4+L5)がオーバに図示されて
いる。この図において、L1′は光ファイバ10の端面
10aとダイアフラム12の周縁部13との間の距離、
L2′は光ファイバ16の端面16aとダイアフラム1
2の中央部12aとの間の距離である。また、ダイアフ
ラム12とボディ25は、同一の材質で形成されてい
る。
【0069】上記構成において、ダイアフラム12とボ
ディ25の材質が同一(または熱膨張率αが同等)であ
るとき、図3(b)に示す温度T2における距離L1′お
よびL2′は、各々(6)および(7)式から求められ
る。 L1′=L1(1+△T・α)・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) L2′=L2(1+△T・α)・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) したがって、上記距離L1′と距離L2′との差、すなわ
ち、ダイアフラム12のたわみ量は、(8)式から求め
られる。 L1′−L2′=(L1−L2)+△T(L1−L2)α・・・・・・・(8) ここで、上記(8)式における右辺第2項の(L1−L
2)αが非常に小さい値であることから無視することが
できるため、(8)式は(9)式に示す近似式で表すこ
とができる。 L1′−L2′≒L1−L2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9) すなわち、(9)式によれば、温度変化によって、ダイ
アフラム12およびボディ25が熱膨張(または収縮)
しても、ダイアフラム12のたわみ量は温度変化の影響
を受けない(厳密には殆ど受けない)ことがわかる。
【0070】一方、ボディ25の半径方向の距離L3
(図3(a)参照)は、周囲温度の変化によりL3′=
L3(1+△Tα)(図3(b)参照)に変化するが、
ダイアフラム12も半径方向の距離が、ボディ25の半
径方向と同様に変化する。これにより、周囲温度が変化
しても、測定しているダイアフラム12の中央部12a
の位置には変化はなく、熱膨張の影響を受けることはな
い。
【0071】次に、基準光路(光ファイバ10側の光
路)に基づく圧力・温度補償について説明する。まず、
図3(a)において、演算処理回路23は、ある周囲温
度T1における距離L1を(1)式から求めた後、図3
(b)において、任意の周囲温度T2における距離L1′
を(1)式から同様にして求める。そして、(6)式の
L1′=L1(1+△Tα)に上記距離L1およびL1′、
既知である熱膨張率αを代入することにより温度変化分
△Tが求められる。これにより、周囲温度T1に温度変
化分ΔTを加えると周囲温度T2が求められる。
【0072】そこで、各温度段階における、圧力・温度
の補正係数を予め、ROM(リードオンリメモリ)等の
記憶素子に記憶させておき、上記の基準光路の測定値か
らその時の周囲温度(温度情報)を求め、求めた温度時
の補正係数をROMから読み出して、(3)式(また
は、(5)式)により求めた圧力Pに該補正係数を掛け
たりする補償演算により温度補償を行うことができる。
これにより、広い温度範囲でも温度変化に伴う測定誤差
のない(または、極めて少ない)圧力測定を行うことが
できる。この場合の温度補償範囲は、例えば、約−60
〜約1000℃の範囲であり、また、測定精度は±0.
1%クラスまで可能である。ただし、高温上限側まで測
定する検出端の材質は、溶融石英やサファイヤ、および
耐熱鋼等の耐熱材を用いる必要がある。
【0073】次に、上述したこの発明の一実施形態によ
る光学式センサの各種変形例について説明する。 <第1変形例>この第1変形例は、圧力センサの種類等
に関するものである。 (1)上述した一実施形態によって、ゲージ圧、差圧お
よび絶対圧の計測が可能である。すなわち、図4におい
て、 ダイアフラム12の受圧面とは反対側、すなわち、
光ファイバ10、16が接続されているボディ25の一
方の端面からボディ25内部に貫通する穴wを形成し
て、大気開放状態にすることにより、ゲージ圧式の圧力
センサとなる。 ダイアフラム12の受圧面の反対側に2次圧力P′
を導びく様な構造とすることにより、差圧式の圧力セン
サとなる。 上記で述べた穴wを利用する等により、真空封止
を行なえばダイアフラム12の裏面の空間を真空状態に
することができるため、絶対圧式の圧力センサとなる。
【0074】(2)上述した一実施形態においては、説
明を簡略にするため、円形平板状のダイアフラム12の
例を示したが、これに限定されることなく、どのような
形状でもよい。例えば、断面が波型の円板、または多角
形形状板のダイアフラムを用いてもよい。 (3)上述した一実施形態においては、受圧機構がダイ
アフラム12で構成された例を示したが、これに限定さ
れることなく、圧力により弾性的にひずむ材質であれば
どのようなもでもよく、例えば、ベローズ等で受圧機構
を構成してもよい。 (4)上述した一実施形態においては、圧力センサ検出
端(ダイアフラム12、およびボディ25)の材質につ
いては、特に述べなかったが、以下に示す弾性材料であ
れば種類を問わない。例えば ステンレス鋼、ハステロイや、Ni-SPAN-C、Y
NIC等の恒弾性材料の金属材料全般 溶融石英、サファイア、ジルコニア等のガラス/セラ
ミック材料等 シリコン、二酸化シリコン、ニオブ酸リチウム等の半
導体/光IC用材料等 プラスチック材料等、が考えられる。
【0075】<第2変形例>この第2変形例は、主に、
FMヘテロダインおよび絶対測長に関するものである。 (1)上述した一実施形態においては、単にレーザダイ
オード1(図1参照)として、レーザダイオードの種類
を限定せずに説明したが、一般のレーザダイオード(周
波数偏移幅をあまり大きくとれず、モードホップが生じ
やすい単一モード発振のレーザダイオード)以外の下記
のレーザダイオードを用いてもよい。下記のレーザダイ
オードは、一般のレーザダイオードに比してモードホッ
プがなくレーザ光の周波数偏移幅Δνを大きくできるた
め、性能を重視する場合は、レーザダイオード1として
下記のレーザダイオードを用いることが望ましい。 DFB−LD Distributed Feed back-Laser Diode(分布帰還形レー
ザダイオード) DBR−LD Distributed Bragg Reflector-Laser Diode(分布反射
形レーザダイオード) (2)上述した一実施形態においては、FMヘテロダイ
ン法を用いたが、これは、マイクロ波におけるFMCW
(Frequency Modulated Continuous Wave)による距離
測定原理と同等のものである。このFMヘテロダイン法
に代えて、米国で特許化されているレーザ・レーダ方式
(Patent Number 5,294,075(USA.Boein
g社)参照)により、距離測定を行なってもよい。この
レーザ・レーダ方式を用いると、マルチモードファイバ
を使ったセンサの多重化等の効果が得られる。
【0076】(3)上述した一実施形態においては、図
1に示す距離L1およびL2を絶対距離計測方法で求める
例について説明した。この絶対距離計測方法を用いる理
由は、光学式センサのシステムに供給されている電源
が、一旦切れたとしても、変位計測式センサとは異な
り、電源がオフとされている期間におけるダイアフラム
12のたわみ量変化が不明という不都合がなく、電源が
オンとなった時点から再度計測可能であるという利点が
あるからである。もし、上記絶対距離計測方法に代え
て、変位計測モードでダイアフラム12のたわみ量の計
測を行なえば、停電期間中にダイアフラム12のたわみ
量変化が不明となるという影響を受けることになる。し
かしながら、無停電電源装置が設置されている等、停電
が発生しない条件の場合は、この変位計測モードにより
ダイアフラム12のたわみ量を計測してもよい。この変
位計測モードによる計測を行う場合は、連続的な変位測
定からたわみ量を求めれば良く、この変位(たわみ量Δ
L)は、以下に示す(10)式から求めることができ
る。
【数3】 ただし、上記(10)式において、Θはθ(t1)−θ
(t2):1/fm=t2−t1間の時間変化を示し、上記
θ(t)は、レーザ光の中心周波数ν0における、ビー
ト信号の位相を示す。この変位測定モードによる計測
は、絶対距離計測方法に比べ一般に高精度であることが
知られている。 (4)上述した一実施形態においては、周波数変調波形
を三角波、すなわち、レーザダイオード1に三角波によ
るレーザダイオード掃引周波数fmで周波数変調をかけ
た例を示したが、この三角波に代えてランプ波(鋸歯状
波)等、他の変調波で周波数変調してもよい。 (5)上記第2変形例(2)項で説明した変位計測によ
るたわみ量測定において、周波数変調波形は、三角波で
ある必要はなく正弦波であってもよい。周波数変調波形
を正弦波とした場合は、正弦波変調に関する下記文献に
記載されているフーリエ級数展開を用いた計算法等から
変位(たわみ量)を求める。この計算法を用いて、変位
を求める方法は、高速、高精度である等の特徴がある。 文献例: 小林,金:”半導体レーザによる変位・形状のFM干
渉計測法”,OQE87−154,pp.73-77 Osami Sasaki and Hirokazu Okazaki:”Sinusoidal
phase modulating inーterferometry for surface profi
le measurement”,APPLIED OPTIーCS Vo
l.25,No.18,pp.3137-3140(15 Sep.1986)
【0077】<第3変形例>この第3変形例は、光ファ
イバ(マイケルソン)干渉計に関するものである。 (1)上述した一実施形態においては、図1に示す光フ
ァイバ5、6、10、16、19および20には、シン
グルモード光ファイバ、または偏波面保存光ファイバが
用いられているが、前述したレーザーレーダ方式等の場
合は、上記シングルモード光ファイバ、または偏波面保
存光ファイバに代えて、マルチモード光ファイバを用い
てもよい。 (2)上述した一実施形態において、光ファイバを用い
て特に効果のある部分は、図1に示す端面10aおよび
16a付近の光ファイバ10および16である。このこ
とから、上記光ファイバ10および16以外の光路は、
光ファイバを用いずに空間光によるものでもよく、光フ
ァイバカプラ7および8に代えて、ビームスプリッタ等
を用いてもよい。すなわち、バルク光学系でもよい。
【0078】(3)上述した一実施形態においては、デ
ィスクリート部品による光ファイバ光学系について述べ
たが、上記ディスクリート部品のすべて、または一部
を、ニオブ酸リチウム等の光IC材に代えて、光IC化
を図るとともに、電子回路のICをも含めた光・電IC
化することにより、小形軽量化を図ってもよい。 (4)上述した一実施形態においては、マイケルソン干
渉計を基本とした計測方法について説明したが、これに
限定されることなく、マッハツエンダ干渉計等の参照光
と測定光との間の干渉を用いて、距離に比例したビート
信号が得られる方式であれば他の方式で良く、その名称
も問わない。 (5)上述した一実施形態においては、光ファイバ10
および16の各端面10aおよび16aに、コリメート
レンズ14および17を設けた例を示したが、該コリメ
ートレンズ14および17を用いない構成としてもよ
い。これにより、さらに、小型、軽量化を図ることがで
きる。ただし、コリメートレンズ14および17を用い
ない場合は、ダイアフラム12の反射面(周縁部13お
よび中央部12a)に反射されたレーザ光のビームが広
がってしまうことから、光ファイバ10および16の各
端面10aおよび16aに入射する反射再入射光の光量
が少なくなる。この光量の減少を防ぐためには、適性な
範囲の反射再入射光の光量が得られる様に、光ファイバ
10および16の各端面10aおよび16aをダイアフ
ラム12の周縁部13および中央部12aに近づける必
要がある。さらに、上述したディスクリートなコリメー
トレンズ14、17(図1参照)に代えて、後述する光
ファイバ一体型コリメート機能の付与を行ってもよい。
これにより、小型、軽量な機構で容易に平行光を得るこ
とができる。
【0079】<第4変形例>この第4変形例は、光ファ
イバの端面反射に関するものである。 (1)上述した一実施形態においては、光ファイバ10
および16の先端が略平研磨された各端面10aおよび
16aからの反射を参照光として利用する例を示した
が、これに限定されることなく、上記端面10aおよび
16aに単層または多層膜のコーティングを施し、この
コーティング面からの反射光を参照光として利用しても
よい。ここで、このような構成および効果について図5
を参照して説明する。図5(a)は、図1に示す光ファ
イバ10の端面10a近傍を示す側面図であり、この図
5(a)においては、図1に示すコリメートレンズ14
の図示が省略されている。光ファイバ10は、コア10
c、クラッド10dから構成されている。また、図5
(b)において、26は、図5(a)に示す光ファイバ
10の端面10aにコート層261、262および263
が積層された多層コートである。この多層コート26
は、材質を変えることにより、その反射率を調整でき、
また入射時の入射損失を低減させるものである。なお、
光ファイバ16の構成も同様である。
【0080】図5(a)において、光ファイバ10のコ
ア10c内を伝搬してきたレーザ光は、コア10cの端
面10caから出射する。このとき、一部(例えば、4
%)のレーザ光は端面反射光(参照光)p1として端面
10caに反射される。また、コア10cの端面10c
aから出射したレーザ光は、ダイアフラム12の周縁部
13に反射光p2として反射され、さらに、この反射光
p2は、コア10cの端面10caにより再反射光p3と
して反射される。一方、図5(b)において、光ファイ
バ10のコア10c内を伝搬してきたレーザ光は、コア
10cの端面10caを経てコート層263の端面から
出射する。このとき、一部(例えば、8%)のレーザ光
はコート層261の端面に端面反射光(参照光)p1′と
して反射される。また、コート層263の端面から出射
したレーザ光は、ダイアフラム12の周縁部13に反射
光p2′として反射され、さらに、この反射光p2′は、
コート層263の端面に再反射光p3′として反射され
る。
【0081】上述した図5(b)に示す多層コート26
は、下記のいずれか1つ、または双方の目的、および効
果を得るために形成されている。 光ファイバ10のコア10cへの戻り光、すなわち参
照光の割合を調節可能にする(上述した例では、4%→
8%)。 ダイアフラム12の周縁部13に反射された反射光p
2′を、この多層コート26により減反射(Anti Refrec
t)させることにより、光ファイバ10のコア10cへ
の反射光p2′の入射の効率を高める。 光ファイバ10の端面10cまたは多層コート26の
端面とダイアフラム12との間が、ファブリ・ペロー共
振器となり、このファブリ・ペロー共振器の作用により
発生する共振干渉光が光ノイズとなるのを防止する。
【0082】(2)上記第4変形例の(1)項で説明し
た、図5(b)に示す構成以外に、以下に説明する、光
ファイバにおいて内部反射される構成としてもよい。 図6(a)において、10Aは、光ファイバであ
り、そのクラッド10Adがテーパ状に形成されてい
る。この光ファイバ10Aの一方の端面10Abは、ス
プライス(溶着)法により、TiO2等のコートを介して
光ファイバの端面10aに結合されている。そして、光
ファイバ10のコア10cを伝搬してきたレーザ光は、
その一部が反射面Fにより参照光として反射される。な
お、図6(a)においては、図示が省略されているが、
光ファイバ10Aに対向して、ダイアフラム12(図1
参照)が設けられている。 また、上述した図6(a)に示す構成に加え、以下
に説明する構成としてもよい。
【0083】(3)光ファイバ10Aの先端を下記とし
て、別置きのコリメートレンズ14(図1参照)がなく
てもコリメートの機能を有する構成としてもよい。これ
により、構造簡単化、小型・軽量化を図ることができ
る。 図6(a)に示すように、光ファイバ10Aの先端
(コア10Acの端面10Aca)形状を略球状にし
て、該先端からコリメート光pcが出射する構成とす
る。 図6(b)において、10Bは、例えば、屈折率分
布形光ファイバであり、光ファイバ10のコア10cの
径より大径のコア10Bc、該コア10Bcをとりまく
クラッド10Bdから形成されている。この屈折率分布
形光ファイバ10Bの端面10Bbは、上述したスプラ
イス法により、TiO2等のコートを介して光ファイバ
10の端面10aに結合されている。図6(c)は、図
6(b)に示すA−A'線断面における、屈折率分布形
光ファイバ10Bの屈折率nの特性を示す図である。な
お、図6(b)においては、図示が省略されているが、
屈折率分布形光ファイバ10Bに対向して、ダイアフラ
ム12(図1参照)が設けられている。
【0084】この図において、光ファイバ10のコア1
0cを伝搬してきたレーザ光は、一部が反射面F′によ
り参照光として反射され、残りのレーザ光が屈折率分布
形光ファイバ10Bのコア10Bcを伝搬して、コア1
0Bcの端面10Bcaからコリメート光pc′として
出射する。このように、光ファイバ10の端面10aに
屈折率分布形光ファイバ10Bをスプライスした構成と
することにより、ロッドレンズを別置きにした場合と同
様にコリメート光pc′が出射される。なお、光ファイ
バ10の端面10aに、TiO2のコートを介さずに直
接、屈折率分布形光ファイバ10Bの端面10Bbをス
プライスして、反射面F′を設けない構成としてもよ
い。この場合、光ファイバ10のコア10cを伝搬して
きた光は、その一部が屈折率分布形光ファイバ10Bの
コア10Bcの端面10Bcaに参照光として反射さ
れ、残りのレーザ光がコリメート光pc′として上記端
面10Bcaから出射する。なお、図6(a)および
(b)を参照して説明した例においては、各コリメート
光pc、pc′が各ターゲットに反射されて、光ファイバ
10Aおよび屈折率分布形光ファイバ10Bの各端面1
0Aca、10Bcaに反射再入射光として入射する旨
の説明を省略したが、これは、コリメート光pc、pc′
の出射とは逆の光路をたどる。
【0085】<第5変形例>この第5変形例は、基準光
路、差動式、基準光路および温度補償に関するものであ
る。 (1)上述した一実施形態においては、測定結果に温度
補償をすることにより精度を向上させる例を示したが、
使用温度範囲があまり広くない場合や、さほど精度を必
要としない場合は、この温度補償をしなくてもよい。こ
れにより、電気回路構成の簡略化および軽量化を図るこ
とができる。 (2)上述した一実施形態においては、ファイバ干渉計
を2系統、すなわち基準光路系および圧力検出光路系を
用いて、熱膨張の影響を除去する構成例を示したが、熱
膨張の影響を考慮しなくても良い使用温度環境であれ
ば、図1に示す光ファイバカプラ4、および基準光路系
を用いずに、圧力検出光路系のみ構成としてもよい。こ
れにより、光学式センサのシステム全体の簡単化、およ
び小型軽量化を図ることができる。 (3)上述した一実施形態においては、測定結果に温度
補償を行う際、基準光路の測定値(距離L1)から求め
た、その時の周囲温度を用いた例を示したが、別置 、
または、光学式センサに内蔵させた他方式の温度センサ
により測定された周囲温度のデータを温度補償に用いて
もよい。
【0086】<第6変形例> (1)上述した一実施形態において説明した、圧力を求
めるための演算方法および順序は、光学式センサの動作
を解りやすくするための一例にすぎず、ビート周波数が
距離に比例し、距離が圧力に比例することから、ビート
周波数が圧力に比例することを原則とした演算であれ
ば、その方法および順序は問わない。例えば、上述した
一実施形態においては、距離L1、L2を各々(1)式お
よび(2)式から求めた後、圧力Pを(3)式または
(5)式から求めた例を示したが、これに限定されず、
距離L1、L2を(1)式および(2)式から求めずに、
ビート周波数の段階でビート周波数fb1とビート周波数
fb2との差を求め、(1)式および(2)式におけるc
/4fm・Δνを係数として(3)式または(5) 式の
演算の段階でかけてもよい。この場合、圧力Pは、以下
に示す(11)式から求めることができる。また圧力・
温度補償もビート周波数の段階で行なってよい。
【数4】 ただし、上記(11)式においてk(T)は温度Tにおけ
る補正係数を示す。
【0087】また、ビート周波数の段階でビート周波数
fb1とビート周波数fb2との差を求める場合は、以下に
示す距離Lの一般式である(12)式を、距離L1およ
びL2に適用して、該距離L1およびL2を(5)式に代
入して得られる(13)式から圧力Pを求める。 L=cN/2Δν(=Nλe/2)・・・・・・・・・・・(12) ただし、上記(12)式において、Nは、ビート周波数
(=Φ/2π)を示し、上記Φは、1/2fm(レーザ
ダイオード1(図1参照)の周波数掃引時間間隔)の中
で生じるビート波の位相偏位の積分値を示す。また、λ
e(=c/Δν)は、周波数変調された光波の等価波長
を示す。
【数5】 なお、上記、ビート周波数の測定はFFT(高速フーリ
エ変換)演算法等、いかなる方法を用いて行ってもよ
い。
【0088】(2)上述した一実施形態においては、1
点のみの圧力を計測する光学式センサの構成例を示した
が、これに限定されることなく、図7に示すように多点
の圧力が計測できる構成としてもよい。図7において、
図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その
説明を省略する。この図に示す光学式センサにおいて
は、図1に示すコリメートレンズ14、17がない場
合、または図示を省略した構成を示している。また、各
光電変換器211、221、・・・、21A、22B、・・・は、
図示が省略されているが各々演算処理回路23に電気的
に接続されている。図7において、圧力センサ部27
1、272、・・・は、各々基準光路および圧力検出光路か
ら構成され、その動作は、図1を参照して説明した動作
と同様であるため、その説明を省略する。圧力センサ部
27A、27B、・・・は、基準光路が省略され、圧力検出
光路のみから構成されている。また、図7に示す光学式
センサの構成は、第5変形例(2)項および(3)項で
説明した構成を組み合わせることも可能である。なお、
図7に示す光学式センサの構成において、基準光路を有
する圧力センサ部271、272、・・・のみから構成する
ことにより多点化してもよく、また、基準光路のない圧
力センサ部27A、27B、・・・のみから構成することに
より多点化してもよい。
【0089】次に、上述した圧力センサ部271、27
2、・・・および圧力センサ部27A、27Bを組み合わせた
例について説明する。すなわち、理解しやすくするた
め、基準光路と圧力検出光路を有する3個の圧力センサ
部271、272および273と、圧力検出光路のみを有
する11個の圧力センサ部27A、27B、・・・、27Kと
の計16個の圧力センサ部から構成された例について説
明する。
【0090】上記構成において、前述した一実施形態で
説明した様に、圧力センサ部271〜 273は、それぞ
れ熱膨張の影響を受けないダイアフラム121〜123の
たわみの計測、および基準光路による温度補償が可能で
ある。ここで、上記16個の圧力センサ部271〜273
および27A〜27Kの周囲温度がほとんど同じであると
すると、圧力センサ部271〜273のいずれか1個、ま
たは2個(または、3個)の距離および温度情報(通常
は2out of3の多数決冗長として使われる)を基準光路か
ら得ることができる。この温度情報を基準光路のない圧
力センサ部27A〜27Kにも適用して温度補償を行なう
と、16個全ての圧力センサ部27A〜27Kに対して温
度補償が可能となる。すなわち、基準光路の有る圧力セ
ンサ部271〜273と、基準光路の無い圧力センサ部2
7A〜27Kとを併用することにより、全ての圧力センサ
部271〜273、27A〜27Kの温度補償が可能とな
り、かつ、基準光路のない圧力センサ部27A〜27Kの
個数(11個)分だけシステムの簡略化および小形・軽
量化が可能となる。図7に示す構成の場合、全てのダイ
アフラム121〜123および12A〜12Kの圧力特性、
温度特性、および光路長が、誤差が許容される範囲で均
一に製作されていることが望ましい。なお、上述した多
点化を実現する場合、第3変形例の(3)項において説
明したように、光・電IC化を行なうことにより、小型
・軽量化を図ってもよい。
【0091】(3)第2変形例(2)項で説明したレー
ザーレーダ方式を光路長測定に使い、複数の圧力センサ
を周波数多重で測定してもよい。 (4)上述した一実施形態においては、センサの種類を
圧力センサとした一例について説明したが、この一実施
形態による光学式センサは、基本的に距離または変位を
測定する方式の光センサであるから、下記の種類の光セ
ンサにも適用可能である。 ・距離および変位センサ ・ポジションセンサ ・温度センサ(圧力センサに於る基準光路系の利用) ・ギャップ(すき間の距離)センサ
【0092】<第7変形例>図8は、この発明の一実施
形態による光学式センサの第7変形例の構成を示す図で
あり、この図において図1の各部に対応する部分には同
一の符号を付け、その説明を省略する。この図に示す光
学式センサにおいては、光ファイバ28、光ファイバカ
プラ29、光ファイバ30、ターゲット32、光電変換
器33および光ファイバ34が新たに設けられている。
【0093】この図において、光ファイバカプラ4は、
光ファイバ28を介して光ファイバカプラ29に接続さ
れ、光ファイバカプラ29の一端には、光ファイバ30
の一端が接続されている。光ファイバ30の他方の端面
30aは、所定距離をおいてターゲット32に対向する
ように設けられている。このターゲット32は、その表
面でレーザ光を反射させるためのものである。以下、光
ファイバ30の端面30aとターゲット32との間を標
準光路と称する。この標準光路は、レーザダイオード1
の周波数偏移Δν等のゆらぎの影響を低減して、測定精
度を向上させる目的で設けられている。
【0094】上記構成において、まず、駆動制御回路2
により、前述した一実施形態と同様にしてレーザダイオ
ード1が駆動されると、レーザダイオード1からレーザ
光が出光する。このレーザダイオード1からのレーザ光
は、光アイソレータ3を経て、光ファイバカプラ4に入
光する。そして、レーザ光は、光ファイバカプラ4によ
り3分岐され、光ファイバ5、6および28により各
々、光ファイバカプラ7、8および29に導かれる。な
お、レーザ光が光ファイバカプラ7、8を通過した以降
の動作は、前述した一実施形態と同様であるため、その
説明を省略する。
【0095】一方、光ファイバカプラ29を通過したレ
ーザ光は、光ファイバ30を介して端面30aから出射
して空間光となり、ターゲット32の表面で反射され
る。この反射光は、光ファイバ30の端面30aに、反
射再入射光として入射する。また、上記光ファイバ30
の端面30aからレーザ光が出射する際、一部のレーザ
光が端面30aに反射されて、参照光として光ファイバ
30へ戻る。そして、この参照光と上記反射再入射光と
が干渉光として、光ファイバ30内を伝搬して、光ファ
イバカプラ29により光ファイバ34側へ導かれて光電
変換器33へ入光する。
【0096】光電変換器33は、上記干渉光をビート周
波数fb0の電気信号に変換して該電気信号を演算処理回
路23へ出力する。演算処理回路23は、前述した計測
方法によりビート周波数fb0を計測して、このビート周
波数fb0を駆動制御回路2へフィードバックする。駆動
制御回路2は、フィードバックされたビート周波数fb0
が常に一定となるようにレーザダイオード1を駆動制御
する。これにより、レーザ光の中心周波数ν0および周
波数偏移幅Δνのゆらぎの影響のないレーザ光がレーザ
ダイオード1から出光されるため、光電変換器21、2
2から供給される電気信号のビート周波数fb1およびf
b2の測定精度が向上する。すなわち、距離L1およびL2
の測定精度が向上し、結果的に高精度の光学式センサを
実現することができる。
【0097】さらに、高精度化を図る場合は、未だ若干
のゆらぎ等の誤差の影響を受けているビート周波数fb0
を基準として、ビート周波数fb1およびfb2を比較測定
する。いいかえれば、標準の光路長(2L0)を基準と
してビート周波数fb1およびfb2を測定することになる
ため、きわめて高精度の距離測定が可能となる。なお、
上述した第7変形例においては、ビート周波数fb0が常
に一定となるようにレーザダイオード1を駆動する方法
と、ビート周波数fb0を基準としてビート周波数fb1お
よびfb2を測定する方法とを説明したが、必要に応じ
て、双方またはいずれか一方の方法を用いてもよい。
【0098】なお、上述した第7変形例においては、標
準光路が、基準光路および圧力検出光路と同様の条件下
に置かれている例を示したが、これに限定されることな
く、高精度化を図る目的で以下に述べる構成としてもよ
い。
【0099】例えば、上記標準光路、すなわち、光ファ
イバ30の端面30a近傍とターゲット32を、図8に
一点鎖線で示す低熱膨張構造物31aで支持して、周囲
温度の変化に拘らず、光ファイバ32の端面32aとタ
ーゲット32の表面と間の物理的な距離がほぼ一定とな
る構成としてもよい。この低熱膨張構造物31aには、
ノビナイト(登録商標)や、メートル原器の材料として
用いられている白金が90%、イリジウムが10%の合
金等が用いられる。これにより、上記距離がほぼ一定と
されることから広範囲の温度において、より高精度の測
定をすることができる。
【0100】また、低熱膨張構造物31aに代えて、一
定温度に維持されている恒温装置31bを設けて、該恒
温装置31b内に標準光路を設けてもよい。これによ
り、標準光路が大気圧変動分以外の大気のゆらぎによる
屈折率の変化の影響をほとんど受ないため、光ファイバ
30の端面30aとターゲット32の表面との間の光学
的な標準光路長L0がほぼ一定とされる。また、図示は
省略しているが、光ファイバ30の端面30a近傍とタ
ーゲット32とを支持している支持部材の伸縮がほとん
どなくなるため。光ファイバ30の端面30aとターゲ
ット32の表面との距離が略一定とされる。これによ
り、特別に低熱膨張構造物を用いなくても、さらに高精
度の測定をすることができる。
【0101】さらに、光ファイバ30の端面30a近傍
とターゲット32とを、図示しない真空装置内に設け
て、標準光路を真空とする構成としてもよい。これによ
り、標準光路が大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響
を一切受けないため、光学的な光路長L0が一定とされ
ることから、さらに高精度の測定をすることができる。
【0102】なお、標準光路のみの構成、低熱膨張構造
物31aを設けた構成、恒温装置31bを設けた構成、
真空中に標準光路を設けた構成について説明したが、必
要とする測定精度に応じて、標準光路のみの構成と、低
熱膨張構造物31a、恒温装置31b、および、真空中
に標準光路を設ける3つの構成のいずれかを組み合わせ
てもよい。たとえば、以下の構成としてもよい。 光ファイバ30の端面30aの近傍とターゲット32
とを低熱膨張構造物31aで支持し、かつ低熱膨張構造
物31aを恒温装置31b内に設ける構成とする。これ
により、光ファイバ30の端面30aとターゲット32
の表面との物理的な距離が温度にほとんど影響されるこ
となく略一定とされることから、さらに高精度の測定を
することができる。 光ファイバ30の端面30a近傍とターゲット32と
を低熱膨張構造物31aで支持し、かつ該低熱膨張構造
物31aを恒温装置31b内に設ける構成とする。これ
により、光ファイバ30の端面30aとターゲット32
の表面との間の物理的な距離が温度にほとんど影響され
ることなく略一定とされることから、さらに高精度の測
定をすることができる。 光ファイバ30の端面30aの近傍とターゲット32
とを低熱膨張構造物31aで支持し、かつ該低熱膨張構
造物31aの内部が真空とされる構造にするか、または
該低熱膨張構造物31aを真空装置内に設ける構成とす
る。これにより、光ファイバ30の端面30aとターゲ
ット32の表面との間の物理的な距離が略一定とされ、
かつ大気のゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受け
ないことから光学的な光路長L0が一定とされる。これ
により、簡単な構成で、さらに、高精度の測定をするこ
とができる。 上記に記載した構成に加えて、低熱膨張構造物31
aを恒温装置31b内に設ける構成とする。これによ
り、光ファイバ30の端面30aとターゲット32の表
面との物理的な距離が温度のほとんど影響されることな
くほぼ一定とされ、かつ、大気のゆらぎによる屈折率の
変化の影響を一切受けないことから光学的な光路長L0
が一定とされることにより、極めて高精度の測定をする
ことができる。
【0103】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更があってもこの発明に含まれる。例えば、上
述した一実施形態、第1〜第7変形例のいずれかを組み
合わせるか、または複数を組み合わせて光学式センサを
構成してもよい。また、上述したこの発明の一実施形
態、第1〜第7変形例においては、被測定対象として圧
力の例を示したが、これに限定されることなく、距離測
定を基本とするものであれば、どのような被測定対象で
もよい。
【0104】上述したこの発明の一実施形態および、一
実施形態の変形例によれば、基準光路および圧力検出光
路には、レーザダイオード1で発生した同一のレーザ光
が伝搬するため、レーザ光の中心周波数ν0、周波数偏
移幅Δνおよびレーザダイオード 掃引周波数fm等の誤
差や変動が計測値に及ぼす影響が基準光路および圧力検
出光路ともに同条件となる、これにより、個別のレーザ
ダイオードで発生させたレーザ光を基準光路および圧力
検出光路に各々伝搬させる場合に比べて、測定誤差の要
因を少なくすることができる。さらに、標準光路を新た
に設けたことにより、周波数偏移幅Δν等のゆらぎの影
響を除去できるため、測定精度が向上する。なお、上記
レーザ光の中心周波数ν0、周波数偏移幅Δνおよびレ
ーザダイオード掃引周波数fmは、光学式センサの場
合、個々に絶対値の高精度を必要とせず、それぞれに絶
対値上の誤差があっても良く、以下に示す(14)式の
様にビート周波数fbに掛かる係数kとして安定してい
ればよい。また、この係数kは、光学式センサの使用前
に必要精度に応じてキャリブレーションすればよい。
【数6】
【0105】
【発明の効果】この発明によれば、光ファイバ光学系で
構成されているため、電気式圧力センサに比べ、電磁干
渉の影響を受けず、伝送路の重量も大幅に低減できる。
【0106】請求項1および2に記載の発明によれば、
第1および第2の光ファイバの端部からの第1のレーザ
反射光と、ターゲットの第1および第2の部分からの第
2の反射光とを同一の第1および第2の光ファイバを各
々通る様にしたため、温度変動等の外乱による位相のゆ
らぎ等をキャンセルできる、また、温度変化等による光
ファイバ長の伸縮の影響を受けることがないため、外乱
の影響を受けにくくすることができる。また、周囲温度
の変化によりターゲットが熱膨張しても、この熱膨張の
影響を殆んど受けない、ターゲットのたわみ量等を求め
ることができる。したがって、高精度で計測をすること
ができる。加えて、第1および第2の光ファイバは、通
常、ほぼ同じ長さでほぼ同じ環境下に設けられている。
この条件下において、演算回路で第1および第2の測定
回路の測定結果の差を求めているため、キャンセルノイ
ズ成分も存在する。これにより、S/N比が向上する。
さらに、第1および第2の光ファイバには、同一のレー
ザ光発生手段で発生したレーザ光が伝搬するため、レー
ザ光の中心周波数、周波数偏移幅および掃引周波数等の
誤差や変動が測定値に及ぼす影響が、第1および第2の
光ファイバ等からなる測定系、共に同条件となる、これ
により、第1および第2の光ファイバ内に個別のレーザ
光発生手段で発生させたレーザ光を各々伝搬させる場合
に比べて、測定誤差の要因を少なくすることができる。
【0107】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明の効果に加えて、レンズによりレ
ーザ光が平行光化、および集光されるため、第1および
第2の光ファイバの端部とターゲットの第1および第2
の部分との距離を長くとることができ、比較的長い距離
であっても測定することができる。
【0108】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第1
および第2の光ファイバの各端部に反射される第1の反
射レーザ光を用いずに、反射率を任意にできるコーティ
ング面に反射される第1の反射レーザ光を利用すること
ができる。また、減反射効果により、ターゲットの第2
の部分からの反射光の入射損失が低減される。
【0109】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
または2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第1
および第2の光ファイバとコリメート機能を有する光フ
ァイバとが一体とされているため、コリメート光を得る
ための比較的大きな形状のコリメートレンズを別途設け
る必要がない。これにより、光学式センサを小型および
軽量とすることができる。
【0110】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
または2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第1
および第2の光ファイバとコリメート光を出射する屈折
率分布形光ファイバとが一体とされているため、コリメ
ート光を得るための比較的大きな形状のコリメートレン
ズを別途設ける必要がないため、光学式センサを小型お
よび軽量とすることができる。
【0111】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
ないし6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、温度
補償手段により、第1の測定回路と第2の測定結果の
差、すなわちターゲットのたわみ等が温度補償されるた
め、高精度の測定をすることができる。また、第2の測
定回路により温度情報が得られるため、温度センサとし
ても用いることができる。
【0112】請求項8および9に記載の発明によれば、
請求項2に記載の発明の効果に加え、演算回路は、第2
の測定回路の測定結果(少なくとも、1本の第2の光フ
ァイバの端部と、これに対応する第1のターゲットの第
2の部分との距離または変位)と第1の測定回路の測定
結果の差を演算している。これは、第2の光ファイバの
本数が最低1本あれば測定が可能であることから、光学
式センサの構成の簡略化および小型、計量化を図ること
ができ、さらに、多点の測定をすることができる。
【0113】請求項10に記載の発明によれば、請求項
8または9に記載の発明の効果に加えて、レンズにより
レーザ光が平行光化、および集光されるため、第1およ
び第2の光ファイバの端部とターゲットの第1および第
2の部分との距離を長くとることができ、比較的長い距
離であっても測定することができる。
【0114】請求項11に記載の発明によれば、請求項
8ないし10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
第1および第2の光ファイバの各端部に反射される第1
の反射レーザ光を用いずに、反射率を任意にできるコー
ティング面に反射される第1の反射レーザ光を利用する
ことができる。また、減反射効果により、ターゲットの
第2の部分からの反射光の入射損失が低減される。
【0115】請求項12に記載の発明によれば、請求項
8または9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第
1および第2の光ファイバとコリメート機能を有する光
ファイバとが一体とされているため、コリメート光を得
るための比較的大きな形状のコリメートレンズを別途設
ける必要がないため、光学式センサを小型および軽量と
することができる。
【0116】請求項13に記載の発明によれば、請求項
8または9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第
1および第2の光ファイバとコリメート光を出射する屈
折率分布形光ファイバとが一体とされているため、コリ
メート光を得るための比較的大きな形状のコリメートレ
ンズを別途設ける必要がない。これにより、光学式セン
サを小型および軽量とすることができる。
【0117】請求項14に記載の発明によれば、請求項
8ないし13のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
温度補償手段により、少なくとも1本の第2の光ファイ
バの端部と、これに対応する第1のターゲットの第2の
部分との距離または変位から求められる温度情報に基づ
いて、演算回路により求められた多点の各差を温度補償
している。これは、最低1本の第2の光ファイバで多点
全ての温度補償ができることから、複数の簡略で小型か
つ軽量の光学式センサで、かつ広い温度範囲にわたって
高精度で測定することができる。また、第2の測定回路
で温度情報が得られるため、これを温度センサとして用
いることも可能である。
【0118】請求項15に記載の発明によれば、制御手
段により、第3の測定回路で検出されたビート周波数が
一定となるようにレーザ発生光手段を制御しているため
安定したレーザ光が得られる。これにより、高精度の測
定をすることができる。
【0119】請求項16に記載の発明によれば、補正演
算回路により、上記ビート周波数を基準として、第1お
よび第2の測定回路の測定結果の差と、第1の測定回路
の測定結果との双方、またはいずれか一方を補正演算し
て求めているため、より高精度の測定をすることができ
る。
【0120】請求項17に記載の発明によれば、制御手
段によりレーザ光が安定し、かつ補正演算回路により補
正演算して求めているため、さらに、高精度の測定をす
ることができる。
【0121】請求項18に記載の発明によれば、請求項
15ないし17のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第3の光ファイバの端部と第2のターゲットとの間
の空間が真空とされていることにより、第3の光ファイ
バの端部と第2のターゲットの表面との間の光路長が大
気のゆらぎによる屈折率の変化を一切受けない。これに
より、上記光路長が一定とされることから、さらに、高
精度の測定をすることができる。
【0122】請求項19に記載の発明によれば、請求項
15ないし17のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第3の光ファイバの端部近傍と第2のターゲットと
が低熱膨張構造物で支持されているため、周囲の温度変
化により低熱膨張構造物がほとんど伸縮しないため、第
3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との距
離が周囲温度の影響をほとんど受けることがない。これ
により、該距離が略一定とされることから、恒温装置等
を用いることなく、安価でしかも簡易な構成で、より高
精度の測定をすることができる。
【0123】請求項20に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部近傍と第2のターゲットとが低熱膨張
構造物で支持され、かつ該低熱膨張構造物が恒温装置内
に設けられているため、低熱膨張構造物が温度変化によ
ってほとんど伸縮しない。したがって、第3の光ファイ
バの端部と第2のターゲットの表面と間の距離が略一定
とされることにより、さらに、高精度の測定をすること
ができる。
【0124】請求項21に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部近傍と第2のターゲットとが低熱膨張
構造物で支持され、かつ低熱膨張構造物が恒温装置内に
設けられているため、第3の光ファイバの端部近傍と第
2のターゲットの表面との間の距離が温度にほとんど影
響されることなく略一定とされる。さらに、第3の光フ
ァイバの端部と第2のターゲットの表面との間の空間が
真空とされているため、該空間が大気のゆらぎによる屈
折率の変化の影響を一切受けることがないため、第3の
光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の光
路長が一定とされる。これにより、さらに高精度の測定
をすることができる。
【0125】請求項22に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部近傍と第2のターゲットとが低熱膨張
構造物で支持されているため、第3の光ファイバの端部
と第2のターゲットの表面との距離が周囲温度にほとん
ど影響されることなく略一定とされる。また、第3の光
ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の空間
が真空とされていることにより、該空間が大気のゆらぎ
による屈折率の影響を一切受けることがないため、第3
の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の
光路長が一定とされる。これにより、比較的簡単に、さ
らに高精度の測定をすることができる。
【0126】請求項23に記載の発明によれば、請求項
15ないし17のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面
との間の空間が恒温装置により一定温度に保たれるた
め、該空間が大気圧変動分以外の大気のゆらぎによる屈
折率の変化の影響をほとんど受けない。これにより、第
3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間
の光路長が略一定とされる。これにより、さらに高精度
の測定が可能となる。
【0127】請求項24に記載の発明によれば、第3の
光ファイバの端部と第2のターゲットの表面との間の空
間が真空とされ、かつ温度が一定とされているため、該
空間が大気のゆらぎによる屈折率の影響を一切受けない
ため、第3の光ファイバの端部と第2のターゲットの表
面との間の光路長が一定とされる。さらに、恒温装置に
より真空構造物の伸縮がほとんどないため、第3の光フ
ァイバの端部と第2のターゲットの表面との間の距離が
略一定とされる、これにより、特別に低熱膨張材を用い
なくても、さらに、高精度の測定をすることができる。
【0128】請求項25に記載の発明によれば、請求項
15ないし24のいずれかに記載の発明の効果に加え、
第1、第2および第3の光ファイバとコリメート機能を
有する光ファイバとが一体とされているため、コリメー
ト光を得るための比較的大きな形状のコリメートレンズ
を別途設ける必要がない。これにより、光学式センサを
小型および軽量とすることができる。
【0129】請求項26に記載の発明によれば、請求項
15ないし25のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第1および第2の光ファイバの各端部に反射される
第1の反射レーザ光を用いずに、反射率を任意にできる
コーティング面に反射される第1の反射レーザ光を利用
することができる。また、減反射効果により、ターゲッ
トの第2の部分からの反射光の入射損失が低減される。
【0130】請求項27に記載の発明によれば、請求項
15ないし24のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第1、第2および第3の光ファイバとコリメート機
能を有する光ファイバとが一体とされているため、コリ
メート光を得るための比較的大きな形状のコリメートレ
ンズを別途設ける必要がない。これにより、光学式セン
サを小型および軽量とすることができる。
【0131】請求項28に記載の発明によれば、請求項
15ないし24のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、第1、第2および第3の光ファイバとコリメート光
を出射する屈折率分布形光ファイバとが一体とされてい
るため、コリメート光を得るための比較的大きな形状の
コリメートレンズを別途設ける必要がない。これによ
り、光学式センサを小型および軽量とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による光学式センサの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す演算処理回路23における、ビート
周波数の計測方法を説明する図である。
【図3】図1に示す距離L1およびL2が、熱膨張の影響
を受けないダイアフラムの変位であることを説明する図
である。
【図4】この発明の一実施形態による光学式センサの第
1変形例の構成を示す断面図である。
【図5】この発明の一実施形態による光学式センサの第
4変形例の構成を示す図である。
【図6】この発明の一実施形態による光学式センサの第
4変形例の構成を示す図である。
【図7】この発明の一実施形態による光学式センサの第
6変形例の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の一実施形態による光学式センサの第
7変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 駆動制御回路 3 光アイソレータ 4、4′、7、8、29 光ファイバカプラ 5、51〜53、6、61〜63、6A、6B、10、101
〜103、10A、16、161〜163、19、191〜
193、20、20A、20B、201〜203、28、3
0、34 光ファイバ 10B 屈折率分布形光ファイバ 12、121〜123、12A、12B ダイアフラム 14、17 コリメートレンズ 21、211〜213、22、221〜223、33 光電
変換器 25 ボディ 26 多層コート 261〜263 コート層 271〜273、27A、27B 圧力センサ部 31a 低熱膨張構造物 31b 恒温装置 32 ターゲット

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定圧力等に応じて変位する第1の部
    分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部分
    とを有し、レーザ光等を反射するターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記ターゲットの第1の
    部分へ導き、該第1の部分へ向けて放射する第1の光フ
    ァイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記ターゲットの第2の
    部分へ導き、該第2の部分へ向けて放射する第2の光フ
    ァイバと、 前記光分岐合流器により分岐された一方のレーザ光を前
    記第1の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファ
    イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
    前記第1の光ファイバの端部から放射され、前記ターゲ
    ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
    と、 前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    との干渉状態を検出して前記第1の光ファイバの端部と
    前記ターゲットの第1の部分との間の距離または変位を
    測定する第1の測定回路と、 前記光分岐合流器により分岐された他方のレーザ光を前
    記第2の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファ
    イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
    前記第2の光ファイバの端部から放射され、前記ターゲ
    ットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流器
    と、 前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    との干渉状態を検出して前記第2の光ファイバの端部と
    前記ターゲットの第2の部分との間の距離または変位を
    測定する第2の測定回路と、 前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求める
    演算回路と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  2. 【請求項2】 被測定圧力等に応じて変位する第1の部
    分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部分
    とを有し、レーザ光等を反射するターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 前記レーザ光に周波数変調をかけるレーザ駆動手段と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記ターゲットの第1の
    部分へ導き、該第1の部分へ向けて放射する第1の光フ
    ァイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記ターゲットの第2の
    部分へ導き、該第2の部分へ向けて放射する第2の光フ
    ァイバと、 前記光分岐合流器により分岐された一方のレーザ光を前
    記第1の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファ
    イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
    前記第1の光ファイバの端部から放射され、前記ターゲ
    ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
    と、 前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第1
    の光ファイバの端部と前記ターゲットの第1の部分との
    間の距離または変位を測定する第1の測定回路と、 前記光分岐合流器により分岐された他方のレーザ光を前
    記第2の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファ
    イバの端部において反射された第1の反射レーザ光と、
    前記第2の光ファイバの端部から放射され、前記ターゲ
    ットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流器
    と、 前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第2
    の光ファイバの端部と前記ターゲットの第2の部分との
    間の距離または変位を測定する第2の測定回路と、 前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求める
    演算回路と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  3. 【請求項3】 前記ターゲットと前記第1および第2の
    光ファイバの端部との間に各々挿入され、前記レーザ光
    を平行光に変換する複数のレンズ、 を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の
    光学式センサ。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の光ファイバの各端
    部には、単層または多層のコーティングが施されてお
    り、 前記コーティングは、前記第1および第2の光ファイバ
    内を伝搬する前記レーザ光の一部を前記第1の反射レー
    ザ光として反射させ、その反射率が調整可能であって、
    かつ前記ターゲットの第1および第2の部分に反射され
    た前記レーザ光が入射する際の入射損失を低減させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光
    学式センサ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の光ファイバの各端
    部には、その先端が略球状に形成されたコリメート機能
    を有する光ファイバの端部が、レーザ光の一部を反射す
    るコーティング材等の反射面を介して結合されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の光学式セン
    サ。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の光ファイバの各端
    部には、屈折率分布形光ファイバの端部が、レーザ光の
    一部を反射するコーティング材等の反射面を介して、ま
    たは該反射面を介さずに直接、結合されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の光学式センサ。
  7. 【請求項7】 前記第2の測定回路により測定される前
    記第2の光ファイバの端部と前記ターゲットの第2の部
    分との間の距離または変位の変化から求められる温度変
    化情報が、各温度毎に補正係数として予め記憶された記
    憶手段と、 前記第2の測定回路により測定された前記第2の光ファ
    イバの端部と前記ターゲットの第2の部分との距離また
    は変位から求められる温度情報に基づいて、前記記憶手
    段から前記補正係数を読みだし、前記演算回路により求
    められた前記第1および第2の測定回路の測定結果の差
    に前記補正係数を考慮して、温度補償された前記差を求
    める温度補償手段と、 を具備することを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の光学式センサ。
  8. 【請求項8】 被測定圧力等に応じて変位する第1の部
    分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部分
    とを有し、レーザ光等を反射する複数の第1のターゲッ
    トと、 被測定圧力等に応じて変位する第1の部分と、前記被測
    定圧力等に応じて変位しない第2の部分とを有し、レー
    ザ光等を反射する複数の第2のターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記複数の第1および第
    2のターゲットの第1の部分へ各々導き、該第1の部分
    へ向けて放射する複数の第1の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記複数の第1のターゲ
    ットの第2の部分へ各々導き、該第2の部分へ向けて放
    射する複数の第2の光ファイバと、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数
    の第1の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第
    1の光ファイバの端部において反射された各々の第1の
    反射レーザ光と、前記複数の第1の光ファイバの端部か
    ら各々放射され、前記複数の第1および第2のターゲッ
    トの第1の部分で反射され、前記複数の第1の光ファイ
    バの端部へ入射された各々の第2の反射レーザ光との各
    々の干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有する複数
    の第1の光分岐合流器と、 前記複数の第1の光分岐合流器から各々分岐される前記
    干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射
    レーザ光との干渉状態を検出して前記複数の第1の光フ
    ァイバの端部と前記複数の第1および第2のターゲット
    の第1の部分との間の各々の距離または変位を測定する
    少なくとも1つの第1の測定回路と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数
    の第2の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第
    2の光ファイバの端部において反射された各々の第1の
    反射レーザ光と、前記複数の第2の光ファイバの端部か
    ら各々放射され、前記複数の第1のターゲットの第2の
    部分で反射され、前記複数の第2の光ファイバの端部へ
    入射された各々の第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する複数の第2の光分岐合
    流器と、 前記複数の第2の光分岐合流器から各々分岐される前記
    干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射
    レーザ光との干渉状態を検出して、少なくとも1本の前
    記第2の光ファイバの端部と、該第2の光ファイバに対
    応する前記第1のターゲットの第2の部分との間の距離
    または変位を測定する少なくとも1つの第2の測定回路
    と、 前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求める
    少なくとも1つの演算回路と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  9. 【請求項9】 被測定圧力等に応じて変位する第1の部
    分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部分
    とを有し、レーザ光等を反射する複数の第1のターゲッ
    トと、 被測定圧力等に応じて変位する第1の部分と、前記被測
    定圧力等に応じて変位しない第2の部分とを有し、レー
    ザ光等を反射する複数の第2のターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 前記レーザ光に周波数変調をかけるレーザ駆動手段と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記複数の第1および第
    2のターゲットの第1の部分へ各々導き、該第1の部分
    へ向けて放射する複数の第1の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記複数の第1のターゲ
    ットの第2の部分へ各々導き、該第2の部分へ向けて放
    射する複数の第2の光ファイバと、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数
    の第1の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第
    1の光ファイバの端部において反射された各々の第1の
    反射レーザ光と、前記複数の第1の光ファイバの端部か
    ら各々放射され、前記複数の第1および第2のターゲッ
    トの第1の部分で反射され、前記複数の第1の光ファイ
    バの端部へ入射された各々の第2の反射レーザ光との各
    々の干渉波を分岐し、少なくとも分岐機能を有する複数
    の第1の光分岐合流器と、 前記複数の第1の光分岐合流器から各々分岐される前記
    干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射
    レーザ光とのビート周波数を検出し、その検出結果から
    前記複数の第1の光ファイバの端部と前記複数の第1お
    よび第2のターゲットの第1の部分との間の各々の距離
    または変位を測定する少なくとも1つの第1の測定回路
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記複数
    の第2の光ファイバへ各々導くとともに、前記複数の第
    2の光ファイバの端部において反射された各々の第1の
    反射レーザ光と、前記複数の第2の光ファイバの端部か
    ら各々放射され、前記複数の第1のターゲットの第2の
    部分で反射され、前記複数の第2の光ファイバの端部へ
    入射された各々の第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する複数の第2の光分岐合
    流器と、 前記複数の第2の光分岐合流器から各々分岐される前記
    干渉波から、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射
    レーザ光とのビート周波数を検出し、その検出結果か
    ら、少なくとも1本の前記第2の光ファイバの端部と、
    該第2の光ファイバに対応する前記第1のターゲットの
    第2の部分との間の距離または変位を測定する少なくと
    も1つの第2の測定回路と、 前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求める
    少なくとも1つの演算回路と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  10. 【請求項10】 前記複数の第1および第2のターゲッ
    トと前記複数の第1の光ファイバの端部と、前記複数の
    第1のターゲットと前記複数の第2の光ファイバの端部
    との間に各々挿入され、前記レーザ光を平行光に変換す
    る複数のレンズ、 を具備することを特徴とする請求項8または9に記載の
    光学式センサ。
  11. 【請求項11】 前記複数の第1および第2の光ファイ
    バの各端部には、単層または多層のコーティングが施さ
    れており、 前記コーティングは、前記複数の第1および第2の光フ
    ァイバ内を伝搬する前記レーザ光の一部を前記第1の反
    射レーザ光として反射させ、その反射率が調整可能であ
    って、かつ前記複数の第1および第2のターゲットの第
    1および第2の部分に反射された前記レーザ光が入射す
    る際の入射損失を低減させることを特徴とする請求項8
    ないし10のいずれかに記載の光学式センサ。
  12. 【請求項12】 前記複数の第1および第2の光ファイ
    バの各端部には、その先端が略球状に形成されたコリメ
    ート機能を有する光ファイバの端部が、レーザ光の一部
    を反射するコーティング材等の反射面を介して結合され
    ていることを特徴とする請求項8または9に記載の光学
    式センサ。
  13. 【請求項13】 前記複数の第1および第2の光ファイ
    バの各端部には、屈折率分布形光ファイバの端部が、レ
    ーザ光の一部を反射するコーティング材等の反射面を介
    して、または該反射面を介さずに直接、結合されている
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の光学式セン
    サ。
  14. 【請求項14】 前記第2の測定回路により測定され
    る、すくなくとも1本の前記第2の光ファイバの端部
    と、該第2の光ファイバに対応する前記第1のターゲッ
    トの第2の部分との間の距離または変位の変化から求め
    られる温度変化情報が、各温度毎に補正係数として予め
    記憶された記憶手段と、 前記第2の測定回路により測定された前記第2の光ファ
    イバの端部と前記第1のターゲットの第2の部分との距
    離または変位から求められる温度情報に基づいて、前記
    記憶手段から前記補正係数を読みだし、前記演算回路に
    より求められた前記第1および第2の測定回路の測定結
    果の差に前記補正係数を考慮して、温度補償された前記
    差を求める温度補償手段と、 を具備することを特徴とする請求項8ないし13のいず
    れかに記載の光学式センサ。
  15. 【請求項15】 被測定圧力等に応じて変位する第1の
    部分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部
    分とを有し、レーザ光等を反射する第1のターゲット
    と、 レーザ光を反射する第2のターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 前記レーザ光に周波数変調をかけるレーザ駆動手段と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第1のターゲットの
    第1の部分へ導き、該第1の部分へ向けて放射する第1
    の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第1のターゲットの
    第2の部分へ導き、該第2の部分へ向けて放射する第2
    の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第2のターゲットの
    表面へ導き、該表面へ向けて放射する第3の光ファイバ
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第1
    の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    1の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
    ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
    と、 前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第1
    の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第1の部
    分との間の距離または変位を測定する第1の測定回路
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第2
    の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    2の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
    ットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流器
    と、 前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第2
    の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第2の部
    分との間の距離または変位を測定する第2の測定回路
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第3
    の光ファイバへ導くとともに、前記第3の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    3の光ファイバの端部から放射され、前記第2のターゲ
    ットの表面で反射され、前記第3の光ファイバの端部へ
    入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐し、少
    なくとも分岐機能を有する第3の光分岐合流器と、 前記第3の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出する第3の測定回路と、 前記第3の測定回路で検出された前記ビート周波数が一
    定となるように前記レーザ光駆動手段を制御する制御手
    段と、 前記第1および第2の測定回路の測定結果の差を求める
    演算回路と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  16. 【請求項16】 被測定圧力等に応じて変位する第1の
    部分と、前記被測定圧力等に応じて変位しない第2の部
    分とを有し、レーザ光等を反射する第1のターゲット
    と、 レーザ光を反射する第2のターゲットと、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光を分岐し、少なくとも分岐機能を有する光
    分岐合流器と、 前記レーザ光に周波数変調をかけるレーザ駆動手段と、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第1のターゲットの
    第1の部分へ導き、該第1の部分へ向けて放射する第1
    の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第1のターゲットの
    第2の部分へ導き、該第2の部分へ向けて放射する第2
    の光ファイバと、 その内部を伝搬するレーザ光を前記第2のターゲットの
    表面へ導き、該表面へ向けて放射する第3の光ファイバ
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第1
    の光ファイバへ導くとともに、前記第1の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    1の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
    ットの第1の部分で反射され、前記第1の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第1の光分岐合流器
    と、 前記第1の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第1
    の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第1の部
    分との間の距離または変位を測定する第1の測定回路
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第2
    の光ファイバへ導くとともに、前記第2の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    2の光ファイバの端部から放射され、前記第1のターゲ
    ットの第2の部分で反射され、前記第2の光ファイバの
    端部へ入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐
    し、少なくとも分岐機能を有する第2の光分岐合流器
    と、 前記第2の光分岐合流器から分岐される前記干渉波か
    ら、前記第1の反射レーザ光と前記第2の反射レーザ光
    とのビート周波数を検出し、その検出結果から前記第2
    の光ファイバの端部と前記第1のターゲットの第2の部
    分との間の距離または変位を測定する第2の測定回路
    と、 前記光分岐合流器により分岐されたレーザ光を前記第3
    の光ファイバへ導くとともに、前記第3の光ファイバの
    端部において反射された第1の反射レーザ光と、前記第
    3の光ファイバの端部から放射され、前記第2のターゲ
    ットの表面で反射され、前記第3の光ファイバの端部へ
    入射された第2の反射レーザ光との干渉波を分岐し、少
    なくとも分岐機能を有する第3の光分岐合流器と、 前記第3の測定回路で検出された前記ビート周波数に関
    する情報を基準にして、前記第1および第2の測定回路
    の測定結果の差と、前記第2の測定回路の測定結果との
    双方またはいずれか一方を補正演算する補正演算回路
    と、 を具備することを特徴とする光学式センサ。
  17. 【請求項17】 前記第3の測定回路で検出された前記
    ビート周波数が一定となるように前記レーザ光駆動手段
    を制御する制御手段、 を具備することを特徴とする請求項16に記載の光学式
    センサ。
  18. 【請求項18】 前記第3の光ファイバの端部近傍と前
    記第2のターゲットとは、真空構造物内に設けられ、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との間の光路長が大気のゆらぎによる屈折率の変化
    の影響を一切受けないことを特徴とする請求項15ない
    し17のいずれかに記載の光学式センサ。
  19. 【請求項19】 前記第3の光ファイバの端部近傍と前
    記第2のターゲットとは低熱膨張構造物で支持され、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との距離が、周囲温度の影響をほとんど受けること
    なく略一定とされていることを特徴とする請求項15な
    いし17のいずれかに記載の光学式センサ。
  20. 【請求項20】 前記低熱膨張構造物は、 一定温度に維持されている恒温装置内に設けられ、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との距離が、周囲の温度の影響をほとんど受けるこ
    とがなく略一定とされていることを特徴とする請求項1
    9に記載の光学式センサ。
  21. 【請求項21】 前記低熱膨張構造物は、 自身により前記第3の光ファイバの端部と前記第2のタ
    ーゲットの表面との間の空間を真空とし、または真空構
    造物内に設けられ、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との距離が、周囲の温度の影響をほとんど受けるこ
    となく略一定とされ、かつ前記第3の光ファイバの端部
    と前記第2のターゲットの表面との間の光路長が大気の
    ゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受けないことを
    特徴とする請求項20に記載の光学式センサ。
  22. 【請求項22】 前記低熱膨張構造物は、 自身により前記第3の光ファイバの端部と前記第2のタ
    ーゲットの表面との間の空間を真空とし、または真空構
    造物内に設けられ、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との距離が、周囲の温度の影響をほとんど受けるこ
    となく略一定とされ、かつ前記第3の光ファイバの端部
    と前記第2のターゲットの表面との間の光路長が大気の
    ゆらぎによる屈折率の変化の影響を一切受けないことを
    特徴とする請求項19に記載の光学式センサ。
  23. 【請求項23】 前記第3の光ファイバの端部近傍と前
    記第2のターゲットとは、一定温度に維持されている恒
    温装置内に設けられており、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットと
    の間の光路長が、大気圧変動分以外の大気のゆらぎによ
    る屈折率の変化の影響をほとんど受けないことを特徴と
    する請求項15ないし17のいずれかに記載の光学式セ
    ンサ。
  24. 【請求項24】 前記第3の光ファイバの端部近傍と前
    記第2のターゲットとは、真空構造物内に設けられ、さ
    らに前記真空構造物は一定温度に維持する恒温装置内に
    設けられており、 前記第3の光ファイバの端部と前記第2のターゲットの
    表面との間の光路長が大気のゆらぎによる屈折率の変化
    の影響を一切受ることなく、かつ前記第3の光ファイバ
    の端部と前記第2のターゲットの表面との間に距離が、
    周囲温度の影響をほとんど受けることなく略一定とされ
    ていることを特徴とする請求項23に記載の光学式セン
    サ。
  25. 【請求項25】 前記第1および第2のターゲットと前
    記第1、第2および第3の光ファイバの端部との間に各
    々挿入され、前記レーザ光を平行光に変換する複数のレ
    ンズ、 を具備することを特徴とする請求項15ないし24のい
    ずれかに記載の光学式センサ。
  26. 【請求項26】 前記第1、第2および第3の光ファイ
    バの各端部には、単層または多層のコーティングが施さ
    れており、 前記コーティングは、前記第1、第2および第3の光フ
    ァイバ内を伝搬する前記レーザ光の一部を前記第1の反
    射レーザ光として反射させ、その反射率が調整可能であ
    って、かつ前記第1および第2のターゲットの第1およ
    び第2の部分に反射された前記レーザ光が入射する際の
    入射損失を低減させることを特徴とする請求項15ない
    し25のいずれかに記載の光学式センサ。
  27. 【請求項27】 前記第1、第2および第3の光ファイ
    バの各端部には、その先端が略球状に形成されたコリメ
    ート機能を有する光ファイバの端部が、レーザ光の一部
    を反射するコーティング材等の反射面を介して結合され
    ていることを特徴とする請求項15ないし24のいずれ
    かに記載の光学式センサ。
  28. 【請求項28】 前記第1、第2および第3の光ファイ
    バの各端部には、屈折率分布形光ファイバの端部が、レ
    ーザ光の一部を反射するコーティング材等の反射面を介
    して、または該反射面を介さずに直接、結合されている
    ことを特徴とする請求項15ないし24のいずれかに記
    載の光学式センサ。
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