JPH09501949A - ベンゾジアゼピン受容体部位アゴニスト及びアンタゴニストとしての5−ヘテロアリールインドール誘導体 - Google Patents

ベンゾジアゼピン受容体部位アゴニスト及びアンタゴニストとしての5−ヘテロアリールインドール誘導体

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JPH09501949A JP7508846A JP50884695A JPH09501949A JP H09501949 A JPH09501949 A JP H09501949A JP 7508846 A JP7508846 A JP 7508846A JP 50884695 A JP50884695 A JP 50884695A JP H09501949 A JPH09501949 A JP H09501949A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)

Description

【発明の詳細な説明】 ベンゾジアゼピン受容体部位アゴニスト及びアンタゴニストとしての 5−ヘテロアリールインドール誘導体発明の背景 本発明は、インドール誘導体、その調製用の中間体、それを含む医薬組成物、 並びにその医学的使用に関する。本発明の活性化合物は、ベンゾジアゼピン受容 体において有効なアゴニスト(作動剤)及びアンタゴニスト(拮抗剤)である。 ベンゾジアゼピン受容体アゴニスト及びアンタゴニストは、不安、記憶喪失(m emory loss)、睡眠障害、又は発作の治療、予防、及び診断に有用で ある。また、本発明の化合物は、ベンゾジアゼピン医薬の過剰投与の治療に有用 である。 不安及び他の障害の治療におけるベンゾジアゼピン受容体リガンドの使用は、 「ベンゾジアゼピン研究における新傾向(New Trends in Ben zodiazepine Research)」[24 Drugs of T oday,649−663(1988)]で議論されている。 ヨーロッパ特許公開第499527号公報(1992年8月19日公開)には 、ベンゾジアゼピン受容体に対して親和性があり、そして、従って変性中枢神経 系障害(例えばアルツハイマー病)の治療において有用な薬剤であるβ−カルボ リン誘導体が記載されている。 米国特許第5243049号明細書(1993年9月7日発行)には、γ−ア ミノ酪酸(GABA)受容体アンタゴニストであるピロロキノリン誘導体が記載 されている。前記ピロロキノリン誘導体は、不安、睡眠障害、又は発作の治療、 及び記憶力の向上に有用であるものとして請求項に記載されている。 J.Med.Chem.,35,4105−4117(1992)には、一連 の平面的アザジインドール類、ベンズアネル化(benzannelated) ピリドインドール類、及びインドロピリドイミダゾール類が、ベンゾジアゼピン 受容体の分子認識要素を規定するのに有用な分子プローブとして記載されている 。 国際特許出願WO93/23396号公報(1993年11月25日公開)に は、片頭痛及びその他の障害の治療に有用な5−HT1受容体アゴニストとして 、縮合イミダゾール及びトリアゾール誘導体が記載されている。 発明の概要 本発明は、式 [式中、X及びYは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり; R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数 1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル )、−(CH2nCHO、−(CH2nCO27、−(CH2nCONR78、 3−スクシンアミド、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭 素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル )−ベンゼン縮合複素環式環からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前 記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環 式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、オ キサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチア ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,3,5−オキ サジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、1,3,5−チアジアゾリ ル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニ ル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル基、1,2,3−トリアジニ ル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5−チアジアジニル基、1,2, 5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサチアジニル基からそれぞれ独 立 して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合複素環式環基、及び前記の−( 炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環のベンゼン縮合複素環式環 部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、 チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラ ニル基、クロメニル基、イソインドリル基、インドリル基、インダゾリル基、イ ソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル 基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基から、それぞれ独立して選んだ 基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、− (炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアル キル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭素原子1又はそれ以上におい て、置換基0〜3個で場合により置換されていることができ、前記置換基は、臭 素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア ルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素数1〜5のアルキルアミノ基 、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1〜5のジアルキルアミノ基、 水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、−COO(炭 素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CONH(炭素数1〜5のアルキル )、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及びホルミル基から、それぞれ 独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸 基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基 から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ;R3 、R4、R5、及びR6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、 −(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−CN、−CHO、−CO29、−N O2、−CONR910、−(CH2pOH、−(CH2pOR9、−(CH2p NR910、及びハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又 はヨウ素原子)から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記アリール 基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基のアリール部分は、フ ェニル基及び置換フェニル基からそれぞれ独立に選択した基であり、ここで、前 記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子(例えば、フッ 素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸基、シアノ基、カルボキ サミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基から、それぞれ独立して 選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; R7、R8、R9、及びR10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール 基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮 合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−( 炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環から、それぞれ独立して選 択した基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3 のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基 、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル 基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラ ゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基 、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基 、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル 基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5− チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサ チアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合 複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式 環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル 基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾ フラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、インド リル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノ キサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基か ら、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、ベ ンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、 及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭 素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されているこ とができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のア ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素 数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1 〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフル オロメチル基、−COO(炭素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CON H(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及 びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸 基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基 から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; nは、0、1、2、又は3であり; pは、0、1、又は2である] で表される化合物及び薬剤学的に許容することのできるその塩に関する。 また、本発明は、式(I)で表される化合物の薬剤学的に許容することのでき る酸付加塩及び塩基付加塩に関する。本発明の塩基性化合物の薬剤学的に許容す ることのできる酸付加塩を調製するのに用いられる酸は、無毒性酸付加塩すなわ ち薬理学的に許容することのできるアニオンを含む塩を形成する酸、例えば、塩 酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩又は重硫酸塩、リン酸塩 又は酸性リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩又は酸性クエン酸塩、酒石酸塩 又は重酒石酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、糖酸 塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、及びパモ酸塩(pamoate)[すな わち1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩)]であ る。 本来、酸性でもある式(I)で表わされる前記化合物(例えば、R2がカルボ キシレートを含むもの)は、種々の薬理学的に許容することのできるカチオンに よ り、塩基性塩を形成することができる。本発明の薬剤学的に許容することのでき る塩基性塩を調製する試薬として使用される化学塩基は、式(I)で表わされる 本明細書に記載の酸性化合物により、無毒性塩基性塩を形成する塩基である。こ れら無毒性塩基性塩としては、薬理学的に許容することのできるアルカリ金属又 はアルカリ土類金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、及 びマグネシウム)由来の塩が含まれる。 本発明の好ましい化合物は、Xが炭素原子であり、Yが炭素原子であり、R1 が水素原子である、式(I)で表される化合物である。 本発明の特に好ましい化合物は、R3、R5、及びR6が水素原子である、式( I)で表される化合物である。 本発明のより特に好ましい化合物は、以下の通りである: 5−シアノ−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−シアノ−1−(3−ホルミルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 1−(インドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール; 5−シアノ−1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル) ベンゾイミダゾール; 1−(3−ホルミルインドール−5−イル)−1H−ピリド[4,5−b]イミ ダゾール; 1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル)−5−メチル ベンゾイミダゾール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾ ール;及び 1−(3−ベンゾイルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール ; 並びに薬剤学的に許容することのできる前記化合物の塩。 式(I)で表される他の化合物は、以下の通りである。 5−エチル−1−(3−インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−エチル−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−エチル−1−(3−エチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−エチルベンゾイミダゾ ール; 5−メチル−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 1−(3−エチルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール; 1−(3−イソプロピルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾー ル; 1−(3−シクロペンチルイルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミ ダゾール; 1−(インドール−5−イル)−5−メトキシベンゾイミダゾール; 1−(3−メチルインドール−5−イル)−5−メトキシベンゾイミダゾール; 1−(3−エチルインドール−5−イル)−5−メトキシベンゾイミダゾール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メトキシベンゾイミダ ゾール; 5−クロロ−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−クロロ−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−クロロ−1−(3−エチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−クロロ−1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾ ール; 5−メチル−1−(3−メチルインドール−5−イル)ピリド[4,5−b]イ ミダゾール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メチルピリド[4,5 −b]イミダゾール; 5−カルボキサミド−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−カルボキサミド−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾ ール; 5−カルボキサミド−1−(3−エチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾ ール; 5−カルボキサミド−1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)ベンゾ イミダゾール; 5−ホルミル−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−ホルミル−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−ホルミル−1−(3−エチルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−ホルミル−1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)ベンゾイミダ ゾール; 1−(インドール−5−イル)−5−フェニルエチルベンゾイミダゾール; 1−(3−メチルインドール−5−イル)−5−フェニルエチルベンゾイミダゾ ール; 1−(3−エチルインドール−5−イル)−5−フェニルエチルベンゾイミダゾ ール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−フェニルエチルベンゾ イミダゾール; 1−(インドール−5−イル)−5−メトキシメチルベンゾイミダゾール; 1−(3−メチルインドール−5−イル)−5−メトキシメチルベンゾイミダゾ ール; 1−(3−エチルインドール−5−イル)−5−メトキシメチルベンゾイミダゾ ール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メトキシメチルベンゾ イミダゾール; 5−ジメチルアミノメチル−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール ; 5−ジメチルアミノメチル−1−(3−メチルインドール−5−イル)ベンゾイ ミダゾール; 5−ジメチルアミノメチル−1−(3−エチルインドール−5−イル)ベンゾイ ミダゾール;及び 5−ジメチルアミノメチル−1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル) ベンゾイミダゾール。 また、本発明は、不安、パニック性発作(panic attacks)、睡 眠障害、発作(seizures)、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用から選ばれ た症状又は障害の治療又は予防を必要とする哺乳類(好ましくはヒト)に、式( I)で表される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を前記症状 の治療又は予防に有効な量で投与することを含む、前記哺乳類における前記症状 又は障害の治療又は予防の方法に関する。 また、本発明は、不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣、 及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治療又は予防に有効な量の式(I)で 表される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許 容することのできる担体を含む、哺乳類(好ましくはヒト)における前記症状又 は障害の治療又は予防用医薬組成物に関する。 また、本発明は、ベンゾジアゼピン受容体神経伝達の増加又は減少によって起 こる症状又は障害の治療又は予防を必要とする哺乳類(好ましくはヒト)に、式 (I)で表される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を前記症状 又は障害の治療又は予防に有効な量で投与することを含む、前記症状又は障害の 治療又は予防の方法に関する。 また、本発明は、ベンゾジアゼピン受容体神経伝達の増加又は減少によって起 こる症状又は障害の治療又は予防に有効な量の式(I)で表される化合物又は薬 剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することのできる担 体を含む、哺乳類(好ましくはヒト)における前記症状又は障害の治療又は予防 用医薬組成物に関する。 また、本発明は、式(I)で表される化合物又は薬剤学的に許容することので きるその塩を、ベンゾジアゼピン受容体を拮抗(antagonize)又は作 動(agonize)させる量で哺乳類(好ましくはヒト)に投与することを含 む、前記哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容体の拮抗又は作動方法に関する。 また、本発明は、ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量の式(I) で表される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に 許容することのできる担体を、哺乳類(好ましくはヒト)に投与することを含む 、前記哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容体の拮抗又は作動用医薬組成物に関 する。 また、本発明は、式(I)で表される化合物又は薬剤学的に許容することので きるその塩を、ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量で哺乳類(好ま しくはヒト)に投与することを含む、前記哺乳類における不安、パニック性発作 、 睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治 療又は予防方法に関する。 また、本発明は、ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量の、式(I )で表される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的 に許容することのできる担体を、哺乳類(好ましくはヒト)に投与することを含 む、前記哺乳類における不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙 攣、及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治療又は予防用医薬組成物に関す る。 また、本発明は、式 [式中、X及びYは、それぞれ独立して炭素原子又は窒素原子であり; R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数 1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル )、−(CH2nCHO、−(CH2nCO27、−(CH2nCONR78、 3−スクシンアミド、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭 素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル )−ベンゼン縮合複素環式環からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前 記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環 式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、オ キサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチア ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,3,5−オキ サ ジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、1,3,5−チアジアゾリル 基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル 基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル基、1,2,3−トリアジニル 基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5−チアジアジニル基、1,2,5 −オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサチアジニル基からそれぞれ独立 して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合複素環式環基、及び前記−(炭 素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環のベンゼン縮合複素環式環部 分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、チ アナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニ ル基、クロメニル基、イソインドリル基、インドリル基、インダゾリル基、イソ キノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基 、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基から、それぞれ独立して選んだ基 であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−( 炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキ ル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭素原子1又はそれ以上において 、置換基0〜3個で場合により置換されていることができ、前記置換基は、臭素 原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアル コキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素数1〜5のアルキルアミノ基、 炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1〜5のジアルキルアミノ基、水 酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、−COO(炭素 数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CONH(炭素数1〜5のアルキル) 、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及びホルミル基から、それぞれ独 立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基の アリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択した 基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲ ン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸基 、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基か ら、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; R3、R4、R5、及びR6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基 、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−CN、−CHO、−CO29、− NO2、−CONR910、−(CH2pOH、−(CH2pOR9、−(CH2p NR910、及びハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又 はヨウ素原子)から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記アリール 基及び、前記−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基のアリール部分は、フェ ニル基及び置換フェニル基からそれぞれ独立に選択した基であり、ここで、前記 置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子(例えば、フッ素 原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸基、シアノ基、カルボキサ ミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基から、それぞれ独立して選 んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; R7、R8、R9、及びR10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール 基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮 合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−( 炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環から、それぞれ独立して選 択した基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3 のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基 、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル 基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラ ゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基 、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基 、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル 基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5− チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサ チアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合 複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式 環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル 基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾ フラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、イン ドリル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キ ノキサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基 から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、 ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環 、及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環 炭素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されている ことができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5の アルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭 素数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数 1〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフ ルオロメチル基、−COO(炭素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CO NH(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、 及びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基の アリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択した 基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲ ン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子)、水酸基 、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ基か ら、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; nは、0、1、2、又は3であり; pは、0、1、又は2である] で表される化合物に関する。 式(III)で表される化合物は、式(I)で表される化合物の調製において、 中間体として有用である。 特に断らないかぎり、本明細書において、アルキル基、及び他の基(例えば、 アルコキシ基)のアルキル部分は、直鎖状又は分枝状であることができ、また、 環状(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、若しく はシクロヘキシル基)であるか、あるいは直鎖状又は分枝状で、かつ環状部分を 含むことができる。 発明の詳細な説明 式(I)で表される化合物は、反応工程式(I)により調製することができる 。特に断らない限り、本明細書の反応工程式及びその後の説明においてR1、R2 、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、X、及びYは、式(I)で定義 した意味である。 式(III)で表される化合物は、式(IV)で表される化合物と式(V)[式中 LGは離脱基(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル メルカプト(SCH3)基、メタンスルホニル(SO2CH3)基、チオフェニル (SPh)基、又はフェニルスルホニル(SO2Ph)基)]で表される化合物 とを、不活性溶媒中、酸性、中性、又は塩基性の条件で反応させることによって 調製することができる。塩基性条件が好ましい。適当な塩基としては、炭酸水素 ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリアルキルアミン(例えばトリエチルアミン) 、ナトリウム、及び水素化ナトリウムを挙げることができる。好ましい塩基は、 トリエチルアミンである。適当な溶媒としては、炭素数1〜4のアルコール、ジ オキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N− ジメチルホルムアミド、及びN−メチルピロリジンを挙げることができる。好ま しい溶媒は、エタノールである。反応は、通常、約25℃〜約154℃、好まし くは約70℃〜約80℃の温度で実施する。 式(II)で表される化合物は、式(III)で表される化合物を、不活性溶媒中 で還元することによって調製することができる。この還元は、遷移金属、又はそ の他の金属還元剤によって媒介させることができる。遷移金属が反応を媒介する 場合には、水素源も使用する。適当な遷移金属としては、炭素上パラジウム、炭 素上水酸化パラジウム、及び酸化プラチナを挙げることができる。炭素上パラジ ウムが好ましい。適当な水素源としては、水素ガス、蟻酸アンモニウム、及び蟻 酸を挙げることができる。約1〜約3気圧の水素ガスが好ましい水素源であり、 水素ガスの気圧は3気圧が好ましい。適当な溶媒としては、炭素数1〜4のアル コール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、及びN−メチルピロ リジンを挙げることができる。好ましい溶媒は、エタノールである。その他の金 属還元剤としては、水性塩酸中の、亜鉛(金属)(Zn)、及び硫酸鉄(FeS O4)を挙げることができ、これらの中では硫酸鉄(FeSO4)が好ましい。硫 化鉄(FeSO4)が還元剤の場合、適当な溶媒として、エタノールと混合した 水性水酸化アンモニウム、及び水性濃塩酸を挙げることができる。(エタノール と混合した)水性水酸化アンモニウムが好ましい溶媒である。前記還元反応の全 ては、通常約25℃〜約100℃、好ましくは約25℃〜約50℃で実施する。 式(II) で表される化合物は、還元反応後、精製なしで直接使用される。 不活性媒体中で、中性又は酸性条件下、式(II)で表される化合物と蟻酸シン ソン(synthon)とを反応させ、式(I)で表される化合物を調製する。 蟻酸シンソンとは、求核性化合物と反応してホルミル残さを生成することのでき る蟻酸と等価の任意の分子を意味する。適当な蟻酸シンソンとしては、ジメチル ホルムアミドジメチルアセタール、オルト蟻酸トリメチル、オルト蟻酸トリエチ ル、エトキシメチレンマロンニトリル、及びジエチルエトキシメチレンマロネー トを挙げることができる。エトキシメチレンマロンニトリルが好ましい蟻酸シン ソンである。中性条件が好ましいが、適当な酸性触媒により反応を促進すること ができる。好適な酸性触媒としては、p−トルエンスルホン酸、塩酸、及び酢酸 を挙げることができる。適当な溶媒としては、炭素数1〜4のアルコール、ジオ キサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジ メチルホルムアミド、及びN−メチルピロリジンを挙げることができる。2−プ ロパノールが好ましい溶媒である。前記反応は、通常約25℃〜約154℃、好 ましくは約75℃〜約85℃で実施する。 式中R2が水素原子である式(I)で表される化合物は、当業者に公知の方法 を用いて更に変更し、式(I)におけるR2が前記の通りである式(I)で表さ れる他の化合物を形成することができる。例えば、温度約0℃〜約80℃で、不 活性溶媒(好ましくは、ベンゼン)中の塩基(好ましくは、ハロゲン化アルキル マグネシウム)により、R2が水素原子である式(I)で表される化合物を処理 すると、塩基性インドール塩を形成する。こうして形成された前記インドール塩 は、不活性溶媒(好ましくは、ベンゼン)中で温度約0℃〜約80℃で、インド ール環のC3の位置において、求電子試薬[すなわち、ハロゲン化アルキル、ミ カエル受容体(Michael acceptors)、イソシアン化物、ケト ン、アルデヒド、酸塩化物、無水物]と反応させ、R2が炭素数1〜6のアルキ ル基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7 のシクロアルキル)、−(CH2nCHO、−(CH2nCO27、−(CH2 nCONR78、3−スクシンアミド、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複 素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素 数1〜3のア ルキル)−ベンゼン縮合複素環式環である式(I)で表される化合物を得ること ができる。あるいは、R1又はR2が水素原子である式(I)で表される化合物は 、中性又は酸性の条件下、求電子試薬と反応させ、R1又はR2がそれぞれ独立し て、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数1〜3のアルキル)ア リール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル)、−(CH2nCH O、−(CH2nCO27、−(CH2nCONR78、3−スクシンアミド、 不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル )−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素 環式環である式(I)で表される化合物を得ることができる。前記反応を実施す る操作及び条件は、例えば、「複素環式化合物の化学(The Chemist ry of Heterocyclic Compounds)」[Wiley −Interscience、ニューヨーク(1972年)(A.Weissb erger and E.C.Talor編)25巻、第1部(W.J.Hou lihan編)70〜134頁に記載の「インドール類、イソインドール類、及 びそれらの水素添加した誘導体の、性質及び反応(Properties an d Reactions of Indoles,Isoindoles,an d Their Hydrogenated Derivatives)」W. A.Reimers]から、当業者には公知である。前記文献は、全体として本 明細書に参照用として挿入される。 式(IV)、及び式(V)で表される化合物は、どちらも市販されているか、又 は当業者に公知である。 特に断らないかぎり、前記各反応の圧力は臨界的ではない。一般的に、反応は 、約1〜約3気圧、好ましくは周囲圧力(約1気圧)で実施されることになる。 本来、塩基性である式(I)で表される化合物は、種々の無機酸及び有機酸に より、多様な種々の塩を形成することができる。前記塩は、動物への投与用に薬 剤学的に許容される必要がある。しかしながら、最初に、式(I)で表される化 合物を、薬剤学的に許容することのできない塩として反応混合物から単離し、次 に、アルカリ性試薬で処理することにより、単純にそれを遊離塩基に戻す変換を 行い、続いて、その遊離塩基を薬剤学的に許容することのできる酸付加塩に変換 することが、実際にはしばしば望ましい。本発明の塩基性化合物の酸付加塩は、 水住溶媒媒質中、又は適当な有機溶媒(例えば、メタノール若しくはエタノール )中の、実質的に当量の選ばれた鉱酸又は有機酸で、塩基性化合物を処理するこ とによって容易に調製される。溶媒を注意深く蒸発させると、所望の固体塩が得 られる。 本来、酸性である式(I)で表される前記化合物は、種々の無機塩基及び有機 塩基により、多様な種々の塩を形成することができる。前記塩は、当業者に周知 の通常方法によりすべて調製される。一般的に、前記塩は、所望の薬理学的に許 容することのできるカチオンを含む水溶液で、相当する酸性化合物を処理し、次 に、得られた溶液を(好ましくは減圧下で)蒸発乾固することによって、容易に 調製することができる。あるいは、所望のアルカリ金属アルコキシド及び酸性化 合物の低級アルカノール溶液を一緒に混合し、次に、得られた溶液を前記と同じ 方法で蒸発乾固することによって、調製することもできる。いずれの場合でも、 所望の最終生成物を最大生成収率で得て、かつ反応の完結を確保するために、化 学量論的量の試薬を使用することが好ましい。 式(I)で表される化合物及び薬剤学的に許容することのできるその塩(以下 、本発明の活性化合物とも称する)は、有用な精神療法剤であり、かつ中枢神経 系内のベンゾジアゼピン受容体に対して高い親和力を有している。本発明の活性 化合物は、ベンゾジアゼピン受容体のアゴニスト、部分的アゴニスト、アンタゴ ニスト、部分的アンタゴニスト、又は逆転(reverse)アンタゴニストで ある。アゴニストである本発明の活性化合物は、不安、及び変性中枢神経障害( 例えばアルツハイマー病)の治療に使用することができる。アンタゴニストであ る本発明の活性化合物は、抗痙攣剤として、又は発作の予防若しくは記憶喪失の 治療用に使用することができる。また、部分的又は逆転アンタゴニストである本 発明の活性化合物は、記憶の向上に有用である。 ベンゾジアゼピン受容体に対する前記化合物の親和性は、イン・ビトロ受容体 結合アッセイ(例えば、P.Supavilai、及びM.karobathに より、Eur.J.Pharm.70巻、183頁(1981年)に記載)によ り測定することができる。 あるいは、モルモットの小脳を受容体源とすることができ、また放射リガンド が[3H]フルニトラゼパン(flunitrazepam)である以下の方法 に従ったイン・ビトロ受容体結合アッセイを用いることができる。前記の二つの 結合アッセイは、アンタゴニスト、アゴニスト、部分的又は逆転アンタゴニスト 、及び部分的アゴニストを区別するのに用いることができる。[3H]フルニト ラゼパンアッセイを以下にまとめる。 ハートレイ(Hartley)モルモット(雄性)を断首し、切開して小脳を 取り出すことができる。次に、小脳をそれぞれ50mMトリスアセテート(トリ ス[ヒドロキシメチル]アミノメタンアセテート)緩衝液中でホモジェナイズす ることができる。次に、ホモジェナイズしたものを、10分間40000gで遠 心することができる。 次に、上清をデカンテーションし、残ったペレットを新しいトリスアセテート 緩衝液で希釈することができる。次に、ペレットを再懸濁し、再び10分間40 000gで遠心することができる。次に、上清をデカントし、前記と同様の操作 によりもう1回ペレットを洗浄することができる。 最後の洗浄サイクルの終了後、ペレットを50mMトリスアセテート緩衝液に 再懸濁することができる。前記の方法に従って調製した組織懸濁液750μlと 、薬剤又は緩衝液100μlと、[3H]フルニトラゼパン(flunitra zepam)150μl[但し、[3H]フルニトラゼパンの最終濃度が1nM となるようにする]とを試験管に加えることによって、式(I)で表される化合 物のベンゾアゼピン結合を測定することができる。次に、組織、薬剤、及びフル ニトラゼパンを、0℃で90分間、暗所でインキュベートすることができる。 非特異的結合は、組織と、フルニトラゼパン及びアルプラゾラン(alpra zolam)10μM又はクロルジアゼポキシド(chlordiazepox ide)10μMとをインキュベートすることによって測定することができる。 90分後、細胞採集機を用いて、1%ポリエチレンイミン(PEI)に予浸し たガラス繊維フィルター(例えば、Whatman GF/B登録商標)を通し た真空下の急速ろ過により、インキュベートを終了させることができる。次に、 フィルターを氷冷5mMトリス塩酸塩緩衝液(pH7.2)で3回洗浄すること ができる。次に、フィルターをシンチレーションバイアルに入れ、シンチレーシ ョン液6ml中に浸し、一晩静置することができる。 一晩静置後、前記バイアルを回転撹拌し、当業界に周知の方法に従って液体シ ンチレーション計測により、放射活性を測定することができる。 式(I)で表される化合物の各用量に関して、特異的結合の阻害パーセントを 計数することができる。阻害パーセントデータからIC50価を計数することがで きる。本発明の活性化合物は、前記のどちらの操作による計測においてもベンゾ ジアゼピン受容体に対して250nM未満のIC50を有する化合物である。 本発明の組成物は、1種又はそれ以上の薬剤学的に許容することのできる担体 を使用して、通常の方法で製剤化することができる。従って、本発明の活性化合 物は、経口、頬、鼻腔内、非経口(例えば、静脈、筋肉内、若しくは皮下)、若 しくは直腸投与用に、又は吸入若しくはガス注入による投与用に適する形状に製 剤化することができる。 経口投与用の医薬組成物は、薬剤学的に許容することのできる賦形剤、例えば 、結合剤(例えば、プレゲル化トウモロコシ澱粉、ポリビニルピロリドン、若し くはヒドロキシプロピルメチルセルロース);充填剤(例えば、ラクトース、微 結晶性セルロース、若しくはリン酸カルシウム);滑剤(例えば、ステアリン酸 マグネシウム、タルク、若しくはシリカ);崩壊剤[例えば、ポテトスターチ若 しくはスターチグリコール酸ナトリウム];又は湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸 ナトリウム)と共に、通常の方法により調製される、例えば、錠剤又はカプセル の形状をとることができる。錠剤は、当業界に周知の方法でコートすることがで きる。経口投与用の液体調製物は、例えば、溶液、シロップ、又は懸濁液の形状 をとることができ、あるいは、使用前に水又は他の適当なビヒクルと構成される 乾燥生成物として提供することができる。前記液体調製物は、薬剤学的に許容す ることのできる添加剤、例えば、懸濁剤(例えば、ソルビトールシロップ、メチ ルセルロース、又は水素化食用脂肪);乳化剤(例えば、レクチン又はアラビア ゴム);非水性ビヒクル[例えば、アーモンドオイル、油状エステル類、又はエ チルアルコール];及び防腐剤(例えば、p−オキシ安息香酸メチル若しくはプ ロピル、又はソルビン酸)と共に、通常の方法により調製することができる。 頬投与用の組成物は、通常の方法で製剤化される錠剤又はロゼンジの形状をと ることができる。 本発明の活性化合物は、注射(通常のカテーテル法又は注入の使用を含む)に よる非経口投与用に製剤化することができる。注射用の製剤は、付加された防腐 剤と共に、単位投与形状(例えば、アンプル又は複数回投与容器)で提供するこ とができる。組成物は、例えば、油性又は水性ビヒクル中の懸濁液、溶液、又は 乳液の形状をとることができ、そして製剤化剤、例えば、懸濁剤、安定剤、及び /又は分散剤を含むことができる。あるいは、活性成分は、適当なビヒクル(例 えば、使用前の、発熱物質を除去した滅菌水)と再構成される粉末形状として製 剤化することができる。 また、本発明の活性化合物は、直腸用組成物、例えば、座薬又は停留浣腸(例 えば、通常の座薬基剤、例えば、ココアバター若しくは他のグリセリド類を含む もの)中に配合することができる。 鼻腔内投与又は吸入による投与用に、本発明の活性化合物は、患者がしぼり出 すか、又はポンプ輸送するポンプスプレー容器からの溶液又は懸濁液の形状で、 あるいは、適当な噴射剤(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフル オロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素、又は他の適当なガス )を使用する、噴霧器又は加圧容器からエアゾールスプレー提供物として送出す るのが好都合である。加圧エアゾールの場合には、投与単位は、バルブを提供す ることによって決定することができ、計量した量を送出することができる。加圧 容器又は噴霧器は、活性化合物の溶液又は懸濁液を含むことができる。吸入器又 はガス注入器用のカプセル又はカートリッジ(例えば、ゼラチンから作製)は、 本発明の化合物と適当な粉末基剤(例えば、ラクトース若しくは澱粉)との粉末 混合物を含んで製剤化することができる。 前記症状を治療するために平均的成人ヒトに経口、非経口、直腸、又は頬投与 する本発明活性化合物の適切な投与量は、一般的に単位投与量当たり活性成分約 0.1〜約200mgの範囲となろう。好ましくは、単位投与量は、活性成分約 1〜約100mgの範囲となろう。投与は繰り返すことができ、例えば1日当た り1〜4回投与することができる。しかしながら、治療する動物の種及び前記薬 剤に対するその個々の応答、選んだ製剤形態のタイプ、並びにその投与が行われ る時期及び間隔によって変化させることができる。或る場合には、投与量が前記 範囲の下限以下であっても充分以上の量となることがあり、別の場合には、それ よりも多量の投与量を1日の投与において数回の少量の投与量に分割すれば、有 害な副作用を伴わずに用いることができる。 平均的成人ヒトにおける前記症状(例えば、片頭痛)の治療用のエアロゾール 製剤は、好ましくは、エアロゾールの「パフ(puff)」又は各計量投与量が 、本発明の化合物20μg〜1000μgを含むように調整する。エアロゾール を含む1日の全投与量は、100μg〜10mgの範囲内となろう。投与は1日 数回、例えば、2、3、4、又は8回とすることができる。 以下の実施例は、本発明の化合物の調製を説明するものである。市販の試薬は 、更に精製することなく利用した。融点は補正していない。NMRデータは、B ruker 300MHz機器により得て、ppm(d)で示し、サンプル溶媒 由来の重水素ロックシグナルに参照させる。クロマトグラフィーとは、32〜6 3μmシリカゲルを使用して実施するカラムクロマトグラフィーを意味し、窒素 圧力(フラッシュクロマトグラフィー)条件下で実施した。室温とは20〜25 ℃を意味する。実施例1:1−インドリル−1H−ベンゾ[b]イミダゾール類及び1−インド リル−1H−ピリド[4,5−b]イミダゾール類の一般的合成 無水エタノール(20ml)中の、5−(2−ニトロアリールアミノ)−1H −インドール(2.00mmol)及び炭素(20重量%)上10%パラジウム (Pd)の混合物を、室温にて水素雰囲気(3気圧)下で8時間振盪した。得ら れた反応混合物を、ケイソウ土(セライト:登録商標)を通してろ過し、ろ液を 減圧下で蒸発させ、粗製の5−(2−アミノアリールアミノ)−1H−インドー ルを得た。これをそのまま使用した。 あるいは、水酸化アンモニウム/水/エタノール(それぞれ1:5:3,総容 量=27ml)中の5−(2−ニトロアリールアミノ)−1H−インドール(2 .00mmol)及び硫酸鉄(FeSO4)(5.5g,20mmol,10当 量)を室温で24時間撹拌した。次に、得られた反応混合物をケイソウ土(セラ イト: 登録商標)を通してろ過した。ろ液を減圧下で蒸発させ、エタノールを除去した 。残留した水性混合物を塩化メチレン(25mlで3回)で抽出し、有機抽出物 を一緒にし、硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥し、そして減圧下で蒸発 させ、粗製の5−(2−アミノアリールアミノ)−1H−インドールを得た。こ れを、次の工程で直接使用した。 次に、2−プロパノール(10ml)中で、ジメチルホルムアミドジメチルア セタール10ml、オルト蟻酸トリエチル/蟻酸(5ml/5ml)、又はエト キシメチレン−マロノニトリル(0.49g,4.01mmol,2.0当量) と5−(2−アミノアリールアミノ)−1H−インドールを一緒にし、窒素下で 、基質に従って1〜24時間、還流加熱した。ジメチルホルムアミドジメチルア セタールを使用した場合、1時間後に反応溶媒をトルエンに代え、p−トルエン スルホン酸を触媒量(5mg)加え、そして反応溶液を、窒素下で、基質に従っ て12〜24時間還流加熱した。次に、得られた反応溶液を減圧下で蒸発し、そ して残さをこねるか、又は(シリカゲル約50g及び適当な溶媒系を用いる)カ ラムクロマトグラフィーで処理し、適当な1−インドリル−1H−ベンゾ[b] イミダゾール又は1−インドリル−1H−ピリド[4,5−b]イミダゾールを 得た。 以下の手順に従って、以下の化合物を調製した。 A.5−シアノ−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール 5−(4−シアノ−2−ニトロフェニルアミノ)−1H−インドール(0.5 6g,2.0mmol)を、接触水素添加により還元し、5−(4−シアノ−2 −アミノフェニルアミノ)−1H−インドール(0.50g,2.0mmol) を得た。5−(4−シアノ−2−アミノフェニルアミノ)−1H−インドールを 、プロパノール中のエトキシメチレンマロノニトリル(0.49g,2.0mm ol)を用いて環化した。環化反応物を、24時間加熱した。酢酸エチル/ヘキ サン(1:1)を用いたカラムクロマトグラフィーで処理し、黄色固体として標 記化合物(94%)を得た。 融点:263.0−264.0℃; 13C NMR(DMSO−d6)δ147.2,143.5,137.5, 135.8,128.5,128.1,127.3,127.0,125.3, 120.2,118.2,116.7,113.1,112.6,104.8, 102.2; C16104のHRMS計算値:258.0904, 実測値:258.0904。 C16104の分析計算値:C,74.40;H,3.90;N,21.69, 実測値:C,74.20;H,3.92;N,21.69。 B.1−(インドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール 5−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)−1H−インドール(0.4 7g,2.0mmol)を、接触水素添加により還元し、5−(4−メチル−2 −アミノフェニルアミノ)−1H−インドール(0.41g,2.0mmol) を得た。5−(4−メチル−2−アミノフェニルアミノ)−1H−インドールを 、プロパノール中のエトキシメチレンマロノニトリル(0.49g,2.0mm ol)を用いて、14時間加熱して環化した。塩化メチレン中の10%酢酸メチ ルを用いたカラムクロマトグラフィーで処理し、黄色固体として標記化合物(8 1%)を得た。 融点:215.0−216.0℃; Rf=0.3(塩化メチレン中10%酢酸メチル中); 1H NMR(DMSO−d6)δ11.43(br s,NH),8.42( s,1H),7.76(d,J=1.4Hz,1H),7.61(d,J=8. 4Hz,1H),7.56(d,J=0.5Hz,1H),7.52(t,J= 2.6Hz,1H),7.42(d,J=8.3Hz,1H),7.30(dd ,J=8.5及び1.7Hz,1H),7.12(br d,J=8.3,1H ),6.56(dd,J=2.7及び0.9Hz,1H),2.44(s,3H ); 13C NMR(DMSO−d6)δ156.5,144.3,143.8,1 37.2,134.0,130.0,129.1,128.0,126.4,1 19.7,119.0,117.3,113.4,111.7,103.0,2 1.6; FAB LRMS(m/z,相対強度):249(23),248([MH+ ], 100); C16133のHRMS計算値:247.1107, 実測値:247.1092。実施例2:5−シアノ−1−(3−ホルミルインドール−5−イル)ベンゾイミ ダゾール オキシ塩化リン(0.54ml,5.81mmol,1.5当量)をジメチル ホルムアミド(10ml)に室温において加え、その溶液に、5−シアノ−1− (インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール(1.00g,3.87mmol )を加えた。得られた反応溶液を40℃窒素下で2時間加熱した。次に、10% 水酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、続いて固形水酸化ナトリウムを充分量 で加え、pHが13以上になるように調節した。この混合物を窒素下で1時間還 流加熱し、冷却し、そして析出した固体をろ過し、灰白色固体として標記化合物 (90%)1.00gを得た。 融点:200℃より高い IR(KBr)2225,1675cm-11H NMR(DMSO−d6)δ10.00(s,1H),8.82(s,1 H),8.49(s,1H),8.38(d,J=0.7Hz,1H),8.2 6(d,J=2.0Hz,1H),7.78(d,J=8.6Hz,1H),7 .73(dd,J=8.5及び1.4Hz,1H),7.67(d,J=8.4 Hz,1H),7.54(dd,J=8.6及び2.2Hz,1H); LRMS(m/z,相対強度)287(18),286(M+,100),2 58(18),230(11); C17104OのHRMS計算値:286.0853, 実測値:286.0870。実施例3:5−シアノ−1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール− 5−イル)ベンゾイミダゾール N,N−ジメチルホルムアミド8ml中のナトリウムメトキシド(0.25g ,4.6mmol,3当量)、5−シアノ−1−(インドール−5−イル)ベン ゾイミダゾール(0.40g,1.54mmol)、及びシクロヘキサノン(0 . 175ml,1.69mmol,1.1当量)溶液を、窒素下130℃で12時 間加熱した。減圧下で留去して溶媒を除去し、残さを酢酸エチル25ml及び水 25ml間で分配した。有機層で分離し、MgSO4で乾燥し、減圧下で留去し た。残さ0.16gを[シリカゲル約5gを用い、酢酸エチル/ヘキサン(1: 1)で溶出をする]カラムクロマトグラフィーで処理し、淡黄色固体として標記 化合物(19%)を得た。 Rf=0.3[酢酸エチル/ヘキサン(1:1)中]; 1H NMR(CDCl3)δ10.35(br s,1H),8.18(s, 1H),8.05(s,1H),7.80(s,1H),7.45−7.43( m,3H),7.21(s,1H),7.07(dd,J=8.5及び1.9H z,1H),6.04(br m,1H),2.32(br m,2H),2. 08(br m,2H),1.72−1.60(m,2H),1.60−1.5 0(m,2H); 13C NMR(CDCl3)δ145.7,142.4,137.5,136 .7,130.9,126.8,125.7,124.8,123.8,123 .6,122.5,119.5,119.2,118.2,117.2,112 .7,112.1,105.6,28.4,25.5,22.9,22.2。実施例4:1−(3−ホルミルインドール−5−イル)−1H−ピリド[4,5 −b]イミダゾール 無水エタノール(75ml)中の、5−(3−ニトロピリド−5−イルアミノ )−1H−インドール(5.50g,21.63mmol)及び炭素上10%パ ラジウム1.00gの混合物を、水素雰囲気(3気圧)下で5時間振盪した。得 られた混合物を、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下で蒸発さ せた。残さ4.95gを、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール25ml中 に溶解し、得られた溶液を窒素下で12時間還流加熱した。得られた反応溶液を 減圧下で蒸発し、10%水性水酸化ナトリウム及びエタノール(5:1,75m l)溶液に懸濁した。得られた混合物を窒素下で3時間還流加熱した。濃塩酸( HCl)、続いて炭酸水素ナトリウム飽和溶液によって、この混合物のpHをp H7 に調整した。得られた水性混合物を酢酸エチル(75mlで3回)で抽出した。 有機抽出物を一緒にし、乾燥(硫酸マグネシウム)し、減圧下で蒸発させた。メ タノールを用いて残さをシリカゲル約10gに付け、そしてこの混合物をシリカ ゲルプラグ200gの上部に配置した。前記シリカゲルフィルターに、酢酸エチ ル5リットル中の5%メタノール溶液を通した。残った溶媒3リットルを減圧下 で蒸発させた。残さを熱酢酸エチル中でこね、灰白色粉末として標記化合物(2 9%)1.54gを得た。 融点:280℃より高い; Rf=0.2(酢酸エチル中); 1H NMR(DMSO−d6)δ12.45(br s,NH),9.99( s,1H),8.86(s,1H),8.51(d,J=1.8Hz,1H), 8.45(s,1H),8.43(dd,J=4.7及び1.5Hz,1H), 8.22(dd,J=8.0及び1.5Hz,1H),7.73(d,J=8. 7Hz,1H),7.69(dd,J=8.7及び1.9Hz,1H),7.3 9(dd,J=8.0及び4.7Hz,1H); LRMS(m/z,相対強度)263(19),262(M+,100),2 34(57),233(37),206(17); C15104O・0.25H2Oの 分析計算値:C,67.54;H,3.97;N,21.00, 実測値:C,67.82;H,3.99;N,20.68。実施例5:1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル)− 5−メチルベンゾイミダゾール 無水メタノール10ml中にナトリウム(0.325g,14.2mmol, 7.0当量)を入れて撹拌した溶液に、1−(インドール−5−イル)−5−メ チルベンゾイミダゾール(0.500g,2.02mmol)及びシクロヘキサ ノン(0.84ml,8.08mmol,4.0当量)を加え、そして得られた 反応溶液を窒素下で12時間還流加熱した。得られた混合物を減圧下で蒸発させ 、残さを[シリカゲル約25gを用い、塩化メチレン中の20%酢酸メチルで溶 出する]カラムクロマトグラフィーで処理し、淡黄色泡状物として標記化合物( 0. 160g,0.49mmol,24%)を得た。 融点:101.0−102.0℃; Rf=0.75[塩化メチレン中の5%メタノールの中]; 1H NMR(CD3OD)d8.25(s,1H),7.88(s,1H), 7.53−7.50(m,2H),7.35−7.33(m,2H),7.21 (br d,J=8.5Hz,1H),7.12(d,J=8.2Hz,1H) ,6.14(br m,1H),4.90(s,1(交換可能な)H),2.4 6(s,3H),2.19(br m,2H),1.86−1.75(m,2H ),1.75−1.63(m,2H); IR(KBr):2929,2859,1615,1579,1494,14 47cm-1実施例6:1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メチルベン ゾイミダゾール 1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル)−5−メチ ルベンゾイミダゾール(0.110g,0.34mmol)、炭素上10%パラ ジウム0.027g、及び無水エタノール2mlの混合物を、水素雰囲気(3気 圧)下で、72時間振盪した。得られた反応混合物をセライト(登録商標)を通 してろ過し、ろ液を減圧下で蒸発させ、暗褐色泡状物として標記化合物(80% )0.090gを得た。 融点:120℃で分解; 1H NMR(DMSO−d6)d11.5(br s,NH),8.41(s ,1H),7.73(s,1H),7.56−7.52(m,2H),7.39 (d,J=8.4Hz,1H),7.27−7.24(m,2H),7.13( d,J=8.0Hz,1H),2.88−2.75(m,1H),2.45(s ,3H),2.10−1.60(m,10H); IR(KBr):2924,2851,1612,1580,1492,144 7cm-1; FAB LRMS(m/z,相対強度)331(25),330([MH]+ ,100); C22233のHRMS計算値:329.1887, 実測値:329.1874。実施例7:1−(3−ベンゾイルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイ ミダゾール 無水ベンゼン10ml中に1−(インドール−5−イル)−5−メチルベンゾ イミダゾール(1.00g,4.04mmol,2.0当量)を入れて0℃にて 窒素下で撹拌した溶液に、エーテル中の臭化エチルマグネシウム溶液(3.0M ,1.33ml,4.00mmol,2.0当量)を滴下することにより加え、 そして得られた反応溶液を、0℃にて窒素下で30分間撹拌した。次に、反応溶 液に、塩化ベンゾイル(0.23ml,1.98mmol)を急速に滴下するこ とにより加え、得られた混合物を室温にて窒素下で30分間撹拌した。次に、反 応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液25mlを加え、得られた水性混合物を 酢酸エチル(25mlで2回)で抽出した。抽出物を一緒にし、乾燥(硫酸マグ ネシウム)し、そして減圧下で蒸発した。残さ2.1gを[シリカゲル約100 gを用い、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で溶出する]カラムクロマトグラフ ィーで処理し、白色泡状物として標記化合物(0.045g,0.13mmol ,6%)を得た。 Rf=0.65[酢酸エチル/ヘキサン(1:1)中]; 1H NMR(CD3OD)d8.05−7.95(m,3H),7.81(d ,J=6.8Hz,1H),7.71(d,J=8.5Hz,1H),7.61 −7.39(m,7H),7.18(d,J=8.4Hz,1H),2.48( s,3H); FAB LRMS(m/z,相対強度)352([MH]+,78%),2 48([MH]+,−Ph(CO),100)。実施例8:5−(2−ニトロアリールアミノ)−1H−インドール類の一般的合 適当な不活性溶媒(10ml)中の、5−アミノ−1H−インドール(2.0 0mmol)、2−ニトロハロアレーン(3.00mmol,1.5当量)、及 び塩基(3.00mmol)の溶液を、窒素下で、基質に従って1〜24時間還 流加熱した。減圧下で溶媒を蒸発させ、残さを(シリカゲル約50gを用い、適 当な溶媒系を用いて溶出する)カラムクロマトグラフィーで処理し、5−(2− ニトロアリールアミノ)−1H−インドール誘導体を得た。或る場合には、クロ マトグラフィーで処理して得られた固体を再結晶化することにより、分析的に純 粋な、適当な5−(2−ニトロアリールアミノ)−1H−インドールの試料を得 た。 以下の手順に従って、以下の化合物を調製した。 A.5−(4−シアノ−2−ニトロフェニルアミノ)−1H−インドール 無水エタノール中で、5−アミノインドール(0.264g,2.00mmo l)、及び4−クロル−3−ニトロベンゾニトリル(0.444g,3.00m mol)をトリエチルアミン(0.42ml,3.01mmol)と一緒にし、 反応物を窒素下で3時間還流加熱した。溶媒を留去した後、エーテル/ヘキサン (1:1)を用いたクロマトグラフィーで処理し、赤色無定型固体として標記化 合物(79%)を得た。 融点:134℃より高い; 13C NMR(DMSO−d6)δ146.9,137.3,134.8,1 31.9,131.3,128.9,128.3,126.9,119.8,1 18.2,117.9,117.2,112.5,101.5,97.4; LRMS(m/z,相対強度)278(M+,100),261(31),2 44(73),231(78); C151042のHRMS計算値:278.0802, 実測値:278.0808。 C151042の 分析計算値:C,64.74;H,3.62;N,20.13, 実測値:C,64.84;H,3.57;N,20.13。 B.5−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)−1H−インドール 5−アミノインドール(0.264g,2.00mmol)、及び4−フルオ ロ−3−ニトロトルエン(0.465g,3.00mmol)をトリエチルアミ ン(0.42ml,3.01mmol)と一緒にした。混合液中では4−フルオ ロ−3−ニトロトルエンのみが溶媒である。反応物を窒素下で225℃にて18 時間加熱した。エーテル/ヘキサン(1:1)を用いたクロマトグラフィーで処 理し、赤色無定型固体として標記化合物(90%)を得た。 融点:94℃で分解; Rf=0.55[酢酸エチル/ヘキサン(1:1)中]; 13C NMR(CDCl3)δ143.4,137.3,134.2,131 .8,131.1,128.7,126.1,125.6,120.8,117 .9,116.2,112.1,102.8,20.1; LRMS(m/z,相対強度)267(M+,45),250(5),233 (20),220(13); C151332のHRMS計算値:267.1005, 実測値:267.0993。 C.5−(3−ニトロピリド−2−イルアミノ)−1H−インドール 無水エタノール中で、5−アミノインドール(0.264g,2.00mmo l)、及び2−クロル−3−ニトロピリジン(0.476g,3.00mmol )をトリエチルアミン(0.42ml,3.01mmol)と一緒にした。反応 物を室温にて、窒素下で72時間加熱した。得られた反応混合物をろ過し、暗赤 色固体として標記化合物(69%)を得た。 融点:162.0−163.5℃; Rf=0.6(ジエチルエーテル中); 13C NMR(DMSO−d6)δ155.6,150.5,135.5,1 33.5,129.7,127.9,127.6,125.9,118.5,1 15.0,113.4,111.2,101.2; C131042の 分析計算値:C,61.41;H,3.96;N,22.04, 実測値:C,61.22;H,3.80;N,22.08。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月28日 【補正内容】 補正書(第1頁差し替え分;発明の背景のみ) 5−ヘテロアリールインドール誘導体 発明の背景 本発明は、インドール誘導体、その調製用の中間体、それを含む医薬組成物、 並びにその医学的使用に関する。本発明の活性化合物は、ベンゾジアゼピン受容 体において有効なアゴニスト(作動剤)及びアンタゴニスト(拮抗剤)である。 ベンゾジアゼピン受容体アゴニスト及びアンタゴニストは、不安、記憶喪失(m emory loss)、睡眠障害、又は発作の治療、予防、及び診断に有用で ある。また、本発明の化合物は、ベンゾジアゼピン医薬の過剰投与の治療に有用 である。 不安及び他の障害の治療におけるベンゾジアゼピン受容体リガンドの使用は、 「ベンゾジアゼピン研究における新傾向(New Trends in Ben zodiazepine Research)」[24 Drugs of T oday,649−663(1988)]で議論されている。 ヨーロッパ特許公開第499527号公報(1992年8月19日公開)には 、ベンゾジアゼピン受容体に対して親和性があり、そして、従って変性中枢神経 系障害(例えばアルツハイマー病)の治療において有用な薬剤であるβ−カルボ リン誘導体が記載されている。 米国特許第5243049号明細書(1993年9月7日発行)には、γ−ア ミノ酪酸(GABA)受容体アンタゴニストであるピロロキノリン誘導体が記載 されている。前記ピロロキノリン誘導体は、不安、睡眠障害、又は発作の治療、 及び記憶力の向上に有用であるものとして請求項に記載されている。 米国特許第5066654号明細書(1991年11月19日発行)には、2 −アリール−3−複素環式メチル−3H−イミダゾ[4,5−B]ピリジンが記 載されており、抗不安剤及び抗痙攣剤として有用であると記載されている。 J.Med.Chem.,35,4105−4117(1992)には、一連 の平面的アザジインドール類、ベンズアネル化(benzannelated) ピリドインドール類、及びインドロピリドイミダゾール類が、ベンゾジアゼピン 受容体の分子認識要素を規定するのに有用な分子プローブとして記載されている 。 国際特許出願WO93/23396号公報(1993年11月25日公開)に は、片頭痛及びその他の障害の治療に有用な5−HT1受容体アゴニストとして 、縮合イミダゾール及びトリアゾール誘導体が記載されている。 補正書(第26頁差し替え分;請求項1のみ) 請求の範囲 1.式 [式中、X及びYは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり; R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数 1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル )、シクロヘキセン−1−イル、ベンゾイル、−(CH2nCHO、−(CH2 nCO27、−(CH2nCONR78、3−スクシンアミド、不飽和複素環 式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複 素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環からそ れぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記− (炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分 は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基 、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾ リル基、テトラゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキ サジアゾリル基、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル 基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4 −トリアジニル基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基 、1,2,5−チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1, 2,6−オキサチアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前 記ベンゼン 縮合複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素 環式環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾ リル基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベ ンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、イ ンドリル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、 キノキサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル 基から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、 ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環 、及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環 炭素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されている ことができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5の アルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭 素数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数 1〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフ ルオロメチル基、−COO(炭素数1〜5アルキル)、−CONH2、−CON H(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及 びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり、 【ここまで、差し替え英文第26頁】 ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4 のアルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されている ことができ; R3、R4、R5、及びR6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基 、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−CN、−CHO、−CO29、− NO2、−CONR910、−(CH2pOH、−(CH2pOR9、−(CH2p NR910、及びハロゲン原子から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで 、前記アリール基及び、前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基のアリ ール部分は、フェニル基及び置換フェニル基からそれぞれ独立に選択した基であ り、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子 、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコ キシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることがで き;R7、R8、R9、及びR10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリ ール基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、不飽和複素環式環基、ベンゼ ン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び −(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環から、それぞれ独立し て選択した基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1 〜3のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリ ル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾ リル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テ トラゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリ ル基、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジ ル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジ ニル基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2, 5−チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オ キサチアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン 縮合複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素 環式環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾ リル基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベ ンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、イ ンドリル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、 キノキサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル 基から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基 、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式 環、及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも 環炭 素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されているこ とができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のア ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素 数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1 〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフル オロメチル基、−COO(炭素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CON H(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及 びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基の アリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択した 基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲ ン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4の アルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されているこ とができ; nは、0、1、2、又は3であり; pは、0、1、又は2である] で表される化合物、及び薬剤学的に許容することのできるその塩。 補正書(第29頁差し替え分;請求項12は1部分のみ) 6.ベンゾジアゼピン受容体神経伝達の増加又は減少によって起こる症状又は障 害の治療又は予防を必要とする哺乳類に、請求項1に記載の化合物又は薬剤学的 に許容することのできるその塩を前記症状又は障害の治療又は予防に有効な量で 投与することを含む、前記哺乳類における前記症状又は障害の治療又は予防の方 法。 7.哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容神経伝達の増加又は減少によって起こ る症状又は障害の治療又は予防に有効な量の請求項1に記載の化合物又は薬剤学 的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することのできる担体を 含む、前記症状の治療又は予防用医薬組成物。 8.請求項1に記載の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を、ベ ンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量で哺乳類に投与することを含む、 前記哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容体拮抗又は作動方法。 9.ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる有効量の請求項1に記載の化 合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容すること のできる担体を含む、哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容体の拮抗又は作動用 医薬組成物。 10.請求項1に記載の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を、 ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量で哺乳類に投与することを含む 、前記哺乳類における不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣 、及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治療又は予防方法。 11.ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる有効量の請求項1に記載の 化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容するこ とのできる担体を含む、哺乳類における不安、パニック性発作、睡眠障害、発作 、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治療又は予防用医 薬組成物。 12.式
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 401/12 209 9159−4C C07D 401/12 209 471/04 107 9283−4C 471/04 107Z 487/04 144 9271−4C 487/04 144

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 [式中、X及びYは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり; R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数 1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル )、−(CH2nCHO、−(CH2nCO27、−(CH2nCONR78、 3−スクシンアミド、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭 素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル )−ベンゼン縮合複素環式環からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前 記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環 式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、オ キサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチア ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,3,5−オキ サジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、1,3,5−チアジアゾリ ル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニ ル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル基、1,2,3−トリアジニ ル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5−チアジアジニル基、1,2, 5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサチアジニル基からそれぞれ独 立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合複素環式環基、及び前記−( 炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環のベンゼン縮合複素環式環 部 分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、チ アナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニ ル基、クロメニル基、イソインドリル基、インドリル基、インダゾリル基、イソ キノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基 、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基から、それぞれ独立して選んだ基 であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭 素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル )−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭素原子1又はそれ以上において、 置換基0〜3個で場合により置換されていることができ、前記置換基は、臭素原 子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコ キシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素数1〜5のアルキルアミノ基、炭 素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1〜5のジアルキルアミノ基、水酸 基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、−COO(炭素数 1〜5アルキル)、−CONH2、−CONH(炭素数1〜5のアルキル)、− CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及びホルミル基から、それぞれ独立し て選んだ基であり、 ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4 のアルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されている ことができ; R3、R4、R5、及びR6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基 、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−CN、−CHO、−CO29、− NO2、−CONR910、−(CH2pOH、−(CH2pOR9、−(CH2p NR910、及びハロゲン原子から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで 、前記アリール基及び、前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基のアリ ール部分は、フェニル基及び置換フェニル基からそれぞれ独立に選択した基であ り、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子 、水 酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコキシ 基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることができ; R7、R8、R9、及びR10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール 基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮 合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−( 炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環から、それぞれ独立して選 択した基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3 のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基 、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル 基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラ ゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基 、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基 、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル 基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5− チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサ チアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合 複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式 環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル 基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾ フラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、インド リル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノ キサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基か ら、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、ベ ンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、 及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭 素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されているこ とができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のア ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素 数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1 〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフル オロメチル基、−COO(炭素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CON H(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及 びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基の アリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択した 基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲ ン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4の アルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されているこ とができ; nは、0、1、2、又は3であり; pは、0、1、又は2である] で表される化合物、及び薬剤学的に許容することのできるその塩。 2.Xが炭素原子であり、Yが炭素原子であり、かつR1が水素原子である請求 項1に記載の化合物。 3.5−シアノ−1−(インドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 5−シアノ−1−(3−ホルミルインドール−5−イル)ベンゾイミダゾール; 1−(インドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール; 5−シアノ−1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル) ベンゾイミダゾール; 1−(3−ホルミルインドール−5−イル)−1H−ピリド[4,5−b]イミ ダゾール; 1−(3−(シクロヘキセン−1−イル)インドール−5−イル)−5−メチル ベンゾイミダゾール; 1−(3−シクロヘキシルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾ ール;及び 1−(3−ベンゾイルインドール−5−イル)−5−メチルベンゾイミダゾール ; から選んだ、請求項1に記載の化合物、及び薬剤学的に許容することのできるそ の塩。 4.不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用か ら選ばれた症状の治療又は予防を必要とする哺乳類に、請求項1に記載の化合物 又は薬剤学的に許容することのできるその塩を、前記症状又は障害の治療又は予 防に有効な量で投与することを含む、前記哺乳類における前記症状の治療又は予 防の方法。 5.不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用か ら選ばれた症状又は障害の治療又は予防に有効な量の請求項1に記載の化合物又 は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することのでき る担体を含む、哺乳類における前記症状又は障害の治療又は予防用医薬組成物。 6.ベンゾジアゼピン受容体神経伝達の増加又は減少によって起こる症状又は障 害の治療又は予防を必要とする哺乳類に、請求項1に記載の化合物又は薬剤学的 に許容することのできるその塩を前記症状又は障害の治療又は予防に有効な量で 投与することを含む、前記哺乳類における前記症状又は障害の治療又は予防の方 法。 7.哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容神経伝達の増加又は減少によって起こ る症状又は障害の治療又は予防に有効な量の請求項1に記載の化合物又は薬剤学 的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することのできる担体を 含む、前記症状の治療又は予防用医薬組成物。 8.請求項1に記載の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を、ベ ンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量で哺乳類に投与することを含む、 前記哺乳類におけるベンゾジアゼピン受容体拮抗又は作動方法。 9.ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量の請求項1に記載の化合物 又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することので きる担体を、哺乳類に投与することを含む、前記哺乳類におけるベンゾジアゼピ ン受容体の拮抗又は作動用医薬組成物。 10.請求項1に記載の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩を、 ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量で哺乳類に投与することを含む 、前記哺乳類における不安、パニック性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣 、及び薬物乱用から選ばれた症状又は障害の治療又は予防方法。 11.ベンゾジアゼピン受容体を拮抗又は作動させる量の請求項1に記載の化合 物又は薬剤学的に許容することのできるその塩、及び薬剤学的に許容することの できる担体を、哺乳類に投与することを含む、前記哺乳類における不安、パニッ ク性発作、睡眠障害、発作、記憶喪失、痙攣、及び薬物乱用から選ばれた症状又 は障害の治療又は予防用医薬組成物。 12.式 [式中、X及びYは、それぞれ独立して炭素原子又は窒素原子であり; R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−(炭素数 1〜3のアルキル)アリール、−(CH2n−(炭素数4〜7のシクロアルキル )、−(CH2nCHO、−(CH2nCO27、−(CH2nCONR78、 3−スクシンアミド、不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭 素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキル )−ベンゼン縮合複素環式環からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前 記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環 式環における不飽和複素環式環部分は、ピロリル基、フリル基、チエニル基、オ キサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチア ゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,3,5−オキ サジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、1,3,5−チアジアゾリ ル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニ ル 基、ピリダジニル基、1,2,4−トリアジニル基、1,2,3−トリアジニル 基、1,3,5−トリアジニル基、1,2,5−チアジアジニル基、1,2,5 −オキサチアジニル基、及び1,2,6−オキサチアジニル基からそれぞれ独立 して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼン縮合複素環式環基、及び前記−(炭 素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環のベンゼン縮合複素環式環部 分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、チ アナフテニル基、イソチアナフテニル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニ ル基、クロメニル基、イソインドリル基、インドリル基、インダゾリル基、イソ キノリル基、キノリル基、フタラジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基 、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニル基から、それぞれ独立して選んだ基 であり;ここで、前記の不飽和複素環式環基、ベンゼン縮合複素環式環基、−( 炭素数1〜3のアルキル)一不飽和複素環式環、及び−(炭素数1〜3のアルキ ル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭素原子1又はそれ以上において 、置換基0〜3個で場合により置換されていることができ、前記置換基は、臭素 原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアル コキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素数1〜5のアルキルアミノ基、 炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1〜5のジアルキルアミノ基、水 酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、−COO(炭素 数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CONH(炭素数1〜5のアルキル) 、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及びホルミル基から、それぞれ独 立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4 のアルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されている ことができ; R3、R4、R5、及びR6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基 、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、−CN、−CHO、−CO29、− N O2、−CONR910、−(CH2pOH、−(CH2pOR9、−(CH2p NR910、及びハロゲン原子から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで 、前記アリール基及び、前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基のアリ ール部分は、フェニル基及び置換フェニル基からそれぞれ独立に選択した基であ り、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子 、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4のアルコ キシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されていることがで きる;R7、R8、R9、及びR10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、ア リール基、−(炭素数1〜3のアルキル)アリール、不飽和複素環式環基、ベン ゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環、及 び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環から、それぞれ独立 して選択した基であり;ここで、前記不飽和複素環式環基、及び前記−(炭素数 1〜3のアルキル)−不飽和複素環式環における不飽和複素環式環部分は、ピロ リル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミダ ゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、 テトラゾリル基、1,3,5−オキサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾ リル基、1,3,5−チアジアゾリル基、1,2,4−チアジアゾリル基、ピリ ジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、1,2,4−トリア ジニル基、1,2,3−トリアジニル基、1,3,5−トリアジニル基、1,2 ,5−チアジアジニル基、1,2,5−オキサチアジニル基、及び1,2,6− オキサチアジニル基からそれぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記ベンゼ ン縮合複素環式環基、及び前記−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複 素環式環のベンゼン縮合複素環式環部分は、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチア ゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、チアナフテニル基、イソチアナフテニル基、 ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、イソインドリル基、 インドリル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基 、キノキサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、及びベンゾオキサジニ ル基から、それぞれ独立して選んだ基であり;ここで、前記の不飽和複素環式環 基、ベンゼン縮合複素環式環基、−(炭素数1〜3のアルキル)−不飽和複素環 式環、 及び−(炭素数1〜3のアルキル)−ベンゼン縮合複素環式環は、いずれも環炭 素原子1又はそれ以上において、置換基0〜3個で場合により置換されているこ とができ、前記置換基は、臭素原子、塩素原子、フッ素原子、炭素数1〜5のア ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルチオ基、炭素 数1〜5のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、炭素数1 〜5のジアルキルアミノ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、トリフル オロメチル基、−COO(炭素数1〜5のアルキル)、−CONH2、−CON H(炭素数1〜5のアルキル)、−CON−ジ(炭素数1〜5のアルキル)、及 びホルミル基から、それぞれ独立して選んだ基であり; ここで、前記アリール基、及び前記の−(炭素数1〜3のアルキル)アリール基 のアリール部分は、フェニル基及び置換フェニル基から、それぞれ独立に選択し た基であり、ここで、前記置換フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロ ゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキサミド基、ニトロ基、及び炭素数1〜4 のアルコキシ基から、それぞれ独立して選んだ置換基1〜3個で置換されている ことができ; nは、0、1、2、又は3であり; pは、0、1、又は2である] で表される化合物。 13.Xが炭素原子であり、Yが炭素原子であり、かつR1が水素原子である請 求項12に記載の化合物。
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