JPH09501039A - 直結式フィールド・アクチュエータ・モータ - Google Patents

直結式フィールド・アクチュエータ・モータ

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JPH09501039A
JPH09501039A JP7505796A JP50579695A JPH09501039A JP H09501039 A JPH09501039 A JP H09501039A JP 7505796 A JP7505796 A JP 7505796A JP 50579695 A JP50579695 A JP 50579695A JP H09501039 A JPH09501039 A JP H09501039A
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field
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tightening
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グラーン,アレン,アール.
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ボネヴィル サイエンティフィック インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 何らかのエネルギーのフィールドが加わると寸法が変化する少なくとも1つのフィールド・アクチュエータ(44A)を支持する固定子(14A)と、フィールド・アクチュエータ(44A)の寸法変化によって移動して回転子要素(26A)を移動させ且つ固定子に接触させる少なくとも1つの駆動シュー(46A)とを含む、高トルク低速度の確実駆動フィールド・アクチュエータ・モータ。モータの様々な実施例が開示され、そして、回転子要素は直線または弓形に移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 直結式フィールド・アクチュエータ・モータ 発明の背景 発明の分野:本発明は一般にモータ、特に電界または磁界の変化に応じて物理 的に長くなる、曲がる、または他の方法で寸法が変化する原動力要素を用いる圧 電性およびその他のフィールド・アクチュエータ・モータに関する。 従来の技術:従来の電気モータは、モータの静止部分、つまり固定子にある1 次巻線と、軸すなわち回転子に関連する2次巻線との間に磁界を生成することに より、軸すなわち回転子を回転させる。このようなモータは、出力トルクに対し て相対的に大きく、かつ重量がある。このようなモータは、多くの用途において 、伝達系に接続しなければならない。伝達系は、速度およびトルク出力を変化さ せ、場合によってはモータの回転子の回転運動を直線運動に変換する。しかし、 このような伝達系は、モータに大いにサイズ、重量および複雑さを加える。この ようなモータへの電力入力を変化させても、出力を多少調節することができるが 、大抵の場合、このような調節性は範囲が制限され、伝達系の場合と同様、モー タ・システムの嵩、複雑さおよび費用が増大する。 従来の電気モータのような磁気的な吸引または反発ではなく、原動力要素とし て、圧電性、磁歪性、または電歪性アクチュエータを用いる他の様々なタイプの 電気モータが開発されている。圧電性アクチュエータは、それに第1電圧(また は磁界)が印加されると第1長さを有し、それに第2電圧が印加されると第2長 さを有する。磁歪性アクチュエータは、それに第1磁界が与えられると第1長さ を有し、それに第2磁界が与えられると第2長さを有する。本明細書では、「フ ィールド・アクチュエータ」という用語は、圧電性、磁歪性、または電歪性アク チュエータを指す。 また、構造的に、温度の変動に応じて同様の寸法変化を呈する形状記憶合金構 造体のように、サーモスタットで使用されるバイメタル細片と同様に挙動する「 曲がり」アクチュエータとして構成された圧電性およびその他のフィールド・ア クチュエータも、「フィールド・アクチュエータ」という用語に包含されること も企図される。したがって、「フィールド・アクチュエータ」という用語を、何 らかのエネルギーのフィールドを与えるか除去するかに応じて少なくとも1つの 寸法が変化するよう構成されている構造体を包含するよう特徴付けることも適切 である。 原動力要素として圧電性アクチュエータを使用するモータは、先行技術で、直 線および回転運動を生成するために使用されている。たとえば、Orbachそ の他に帰される米国特許第5,027,027号は、軸の周囲に配置され圧電的 に起動される前部、中央部、および後部の円筒形要素を含む「尺取り虫」モータ と呼ばれるリニア・モータについて述べている。軸は、たとえば前部要素を締め 中央部要素を拡張し、後部要素を締め、前部要素を解放することによって前方に 移動する。 Tojoその他に帰される米国特許第4,578,607号は、圧電性アクチ ュエータがセクションを動かしてディスクを回転させるシステムについて述べて いる。ディスクをセクション上に下げ、その後、アクチュエータがセクションを 移動させる。次に、アクチュエータのリセット中にディスクを上げる。他のアク チュエータが収縮している間に伸張するアクチュエータもある。 発明の要約 本発明は、リニア式にしてもロータリ式にしても、直結式モータ要素の連続運 動またはインクリメンタル運動に適合可能な、ユニークでコンパクト、高トルク の変速モータを提供する。 本発明のモータは、ロボットの手の指、様々なロボットのデザインの四肢の関 節、電気機械制御システム、および高トルクまたは精密配置制御が望ましいその 他の用途、さらに小型、軽量および信頼性が設計の制約要因である従来のモータ 用途など、様々な用途に合わせて簡単に構成される。 本明細書に加えられた請求の範囲内に将来入るかもしれない他の実施例に対す る何らかの制約としてではなく、発明者が現在企図したままの本発明のモータは 、「フィンガ・モータ」、「星形モータ」、または「ラチェット・モータ」とし て機能するよう、構造的に構成することができるステッパ・モータである。本明 細書で開示される本発明の実施例はすべて、原動力のために、電界、磁界または その他のエネルギーのフィールドの周期的変動に応じて(本明細書の上記で規定 したように)フィールド・アクチュエータ内に誘発された寸法変化を利用し、本 明細書では「回転子」とも呼ばれる可動要素を直線または回転方向に駆動する。 フィンガ・モータは、ロボットの指または義手の使用に容易に適用できるため にこのように呼ばれ、回転方向に相互に可動の少なくとも2つの部分を使用する 。一方の部分を回転可能な被駆動要素にロックする締付け手段のための原動力要 素として、選択的に付勢される第1フィールド・アクチュエータを使用し、第1 フィールド・アクチュエータが付勢されて締付け手段を起動する時に、回転可能 な被駆動要素を噛み合わせるための原動力要素として、選択的に付勢される第2 フィールド・アクチュエータを他の部分と共に使用する。回転する部分によって 、より大きなパワーを提供し、実質的に連続する動作を実行するため、2つの逆 回転する駆動アクチュエータを使用することができ、以下で述べるように、それ ぞれは、共働する締付け用アクチュエータと共働して、適宜、周期的に付勢され る。 星形モータは、ロータリ式実施例の側面図または平面図が多くの先端を有する 星に似ているためにこのように呼ばれ、原動力要素として、固定子アセンブリに 支持された1対または複数対のフィールド・アクチュエータを使用し、被駆動回 転子要素に対して回転する長円形の軌跡で、弾性の拘束手段に対して駆動要素す なわちシューを周期的に駆動し、この回転子要素は、実際に、回転または直線方 向に移動することができ、「回転子」という用語は、固定子アセンブリに対して 移動する要素を特定する記述的意味でのみ使用される。望ましい特定の方向に応 じて、対のフィールド・アクチュエータはそれぞれ、駆動シューによって係合さ れた回転子の表面に対して斜角の方向にするか(以降、「Vドライブ」モータと 呼ぶ)、あるいは回転子の表面にほぼ垂直で、それに対してほぼ平行の方向にす ることができる(以降、「Lドライブ」モータと呼ぶ)。適切な時点に適切な間 隔で一方または両方のアクチュエータを選択的に付勢および消勢し、正確な順序 を、モータに使用されるのがVドライブかLドライブかによって決定すると、駆 動シューが回転子と係合し、望ましい回転子の移動の方向を伝達して、その後回 転子から切り離され、アクチュエータに対する始動位置に復帰する。その他のア クチュエータの方向付けおよびモータの構成も開示する。 ラチェット・モータは、単数または複数の駆動フィールド・アクチュエータが 回転子に作用を及ぼす方法のためにこのように呼ばれ、ある意味では、フィール ド・アクチュエータによって制御される単数または複数の締付け手段を、単数ま たは複数の駆動アクチュエータと組み合わせて使用し、リニア駆動アクチュエー タの動作を回転子に伝達するという点で、フィンガ・モータに似ている。 本発明のモータは、多くの場合、動力化されるアセンブリの既存の部品を使用 することによって製造することができるということが、理解され、認識されるべ きである。たとえば、いかなる回転接合部においても、構造部材の間には通常、 ベアリング手段と軸とが挿入される。アクチュエータを受けるよう既存の構造を 変更し、追加部品を幾つか追加することにより、本発明によるモータを簡単に製 造することができる。フィールド・アクチュエータがコンパクトで、出力密度が 極めて高く、さらに本発明の一部を形成する駆動系のため、モータを、トルク出 力に対して非常に小さく軽量にすることができ、好ましい用途の大多数において トランスミッションを必要としない。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1の好ましい実施例によるフィンガ・モータ・アセンブリ の側面図である。 図2Aは、図1の2−2線から見た図1のフィンガ・モータ・アセンブリの分 解上面図である。 図2Bは、図1の2−2線から見たフィンガ・モータ・アセンブリの上面図で ある。 図2Cは、図2Bのフィンガ・モータ・アセンブリの一部の斜視図である。 図3は、図2Aの3−3線から見たフィンガ・モータ・アセンブリの駆動サブ セグメントの側面図である。 図4は、図2Aの4−4線から見たフィンガ・モータ・アセンブリの締付けサ ブアセンブリの側面図である。 図5は、図1のフィンガ・モータ・アセンブリに使用される圧電性アクチュエ ータへの相互接続部および制御回路の部分概略図である。 図6は、図1のフィンガ・モータ・アセンブリに使用されるアクチュエータの 付勢および消勢の好ましいシーケンスを図示したものである。 図7は、本発明による3セグメントのフィンガ・モータを概略的に図示する。 図8は、図7の3セグメントのフィンガ・モータの少なくとも中央セグメント に使用するのに適した駆動構造および締付け構造の両方を有するセグメントを示 す。 図9は、本発明によるフィンガ・モータの別の実施例の上面図である。 図10は、図9のフィンガ・モータの駆動構造体の側面図または平面図である 。 図10Aは、図9および図10のフィンガ・モータの別の実施例の変更例の上 面図である。 図11は、Vドライブ・リニア星形モータの第1の好ましい実施例の側面図で ある。 図12は、図11のVドライブ・リニア星形モータのアクチュエータ動作シー ケンスを図示したものである。 図13は、Lドライブ・リニア星形モータの第1の好ましい実施例の側面図で ある。 図14は、図13のLドライブ・リニア星形モータのアクチュエータ動作シー ケンスを図示したものである。 図15は、Vドライブを使用するロータリ星形モータの側面図または正面図で ある。 図16は、図15のロータリ星形モータの部分側断面図である。 図17は、図15および図16の星形モータの2相ドライブに使用される整相 された正弦波信号を示す。 図18は、ロボットのグリップとして構成された2つのLドライブ星形モータ の概略側面図である。 図18Aは、図18に示した右側の星形モータの拡大側面図である。 図19は、複数の星形モータを使用する把持力のあるロボットの脚部の概略側 面図である。 図20は、複数の星形モータを使用する通常のロボットの脚部の概略側面図で ある。 図21は、ピッチおよびヨーの制御のためにリニア星形モータを使用するロボ ットの手首の部分想像概略斜視図である。 図22は、図21のロボットの手首に使用されるコンパクトなタンデム式リニ ア星形モータ配置構成の概略側面図である。 図23は、ロボットの足部を回転するためのコンパクトなタンデム式リニア星 形モータの概略側面図である。 図24は、伸張性のあるロボットの腿部を駆動するための、「X」字形ドライ ブ構成の高出力タンデム式星形モータの概略側面図である。 図25は、本発明の好ましいラチェット・モータの実施例の概略側面図である 。 図26は、本発明の好ましいラチェット・モータの実施例の概略上面図である 。 図27は、リニア・フィンガ・モータの概略斜視図である。 図28は、図27のリニア・フィンガ・モータの上面図である。 図29は、L字ドライブ・リニア星形モータ構成の側面図である。 図30は、本発明による平行ドライブの別のリニア星形モータの側面図である 。 図31は、本発明による変更された、コンパクトなL字ドライブ・ロータリ星 形モータの概略上面図である。 図32は、図31のモータの概略側面図である。 実施例の詳細な説明 前述したように、本発明は、少なくとも3タイプのモータの実施例を企図し、 便宜上それを「フィンガ・モータ」、「星形モータ」および「ラチェット・モー タ」と呼ぶ。そのモータはいずれも、従来の電気モータと異なり、回転子の高速 度を減衰してトルク出力を強化するためのトランスミッションを必要とせず、指 、肢、弁またはその他の構造に回転子が固定または係合される点で、「直結式」 モータと呼ぶことができる。以下、モータの実施例を上記で言及した順に詳細に 検討する。 A.フィンガ・モータ フィンガ・モータは、その用途がロボットの指または人工的な人間の指(義指 )への使用を含むので、その名称が与えられた。フィンガ・モータは、単数また は複数の振動式駆動構造体および単数または複数の振動式締付け構造体を使用し て、人間の指の1セグメントが関節を中心にして別のセグメントに対し回転する のと同様の方法で、フィンガ・モータの1セグメントが他のセグメントに対して 回転するようにする。本明細書で使用する「振動する」という用語は、電界、磁 界、またはその他のエネルギーのフィールドの適用に応じて、選択的に、長さや 幅な どの少なくとも1つの寸法が変化するか、あるいは形状が変化し(たとえば曲が り)、フィールドを除去するか反対の極性が適用されるのに応じて本来の寸法ま たは寸法に戻るような要素を含む構造を指す。このような変化は周期的に誘起さ れ、本発明のモータの駆動に使用される。 電気用語と同様の用語で述べると、本発明のフィンガ・モータは、伸縮フィー ルド・アクチュエータの前後動作の1方向を利用して、被駆動モータ要素の大き い直線または回転方向の動作を生じさせる機械的整流器として述べることができ る。 1.第1の好ましい実施例 図1〜図6は、本発明によるフィンガ・モータの第1の好ましい実施例を図示 する。 図1は、第1セグメント14および第2セグメント16を含むフィンガ・モー タ・アセンブリ10の側面図を示し、第2セグメント16は、セグメント14に 回転可能な状態で固定され、開示されたように、モータ10が作動するとセグメ ント14に対して回転する。(セグメント16が回転するよう、セグメント14 は静止状態に保持されると仮定する。代替方法として、セグメント14が回転す るように、セグメント16を静止状態に保持することもできる。)セグメント1 4は、2つの振動式駆動構造体を含み、セグメント16は2つの振動式締付け構 造体を含む。 セグメント16は、セグメント14に対して(図1で見えるように)セグメン ト16の時計回りの動きを最終的に制限するうね20Bと、セグメント14に対 してセグメント16の反時計回りの動きを最終的に制限するうね22Bとを含む 。うね20Bおよび22Bの形状および位置は、セグメント14に対するセグメ ント16の時計回りおよび反時計回りの動きの範囲を様々に制限できるよう、望 み通りに変更することができる。 図2Aは、図1の2−2線から見たフィンガ・モータ・アセンブリ10の分解 上面図を示す。図2Bは、図1の2−2線から見たフィンガ・モータ・アセンブ リ10の上面図を示す。フィンガ・モータ10の構築および組立てに便利なよう に、セグメント14をサブセグメント14Aおよび14Bで構成することができ 、これを別個に製造し、最終的な組立てで接合する。同様に、セグメント16を サブセグメント16Aおよび16Bで構成することができ、これを別個に製造し 、最終的な組立てで接合する。サブセグメントをピン、ねじ、ブラケット、接着 剤、またはその他の当技術分野で既知の便利な手段で接合し、セグメントを形成 することができる。サブセグメント14Aは、サブセグメント14Bの鏡像であ る。サブセグメント16Aは、サブセグメント16Bの鏡像であるが、後述する ように、好ましい実施例の変更例においては、それによって支持される振動式駆 動構造体の方向は異なる。本明細書の記述および図面の番号では、「B」という 文字が後に付いた参照番号は、「A」という文字が後に付き、同じ参照番号で識 別された構成要素と同じ、またはおおむねこの構成要素の鏡像である構成要素を 識別する。たとえば、セグメント16Aは外側のうね20Aおよび22A(図示 せず)を含み、これはうね20Bおよび22Bの鏡像である。 サブセグメント16Aおよび16Bは、整列したブッシング用空洞24Aおよ び24Bを含み、これらの空洞は、ブッシング26Aおよび26Bを含む回転式 駆動要素の直径よりわずかに大きい直径を有する。ナックル・ピン28などの円 筒形の棒が、ブッシング用空洞24Aおよび24B内に保持されたブッシング2 6Aおよび26Bを通して延び、各々の端が、それぞれセグメント16Aおよび 16B内のピン受け30Aおよび30Bの当技術分野で既知の手段によって固定 される。ブッシング26Aおよび26Bは、ブッシング用空洞24Aおよび24 B内でナックル・ピン28の周囲を自由に回転する。フィンガ・モータ10のセ グメント14のように組み立てた場合、これに対してセグメント16が動くため に適切なクリアランスを設けるため、シムまたはセパレータ(図示せず)でセグ メント14Aと14Bとを分離してもよい。 振動式駆動構造体32Aおよび32Bを、図3との関係で述べる。図3は、図 2Aの3−3線から見たセグメント14Aの側面図を示す。図3を参照すると、 サブセグメント14Aは、平行であるが横方向に食い違う表面34Aおよび36 A、さらにスロット38Aを含み、このスロットは表面36A内に形成される。 スロット38Aは、圧電性またはその他の同様の構成のフィールド・アクチュエ ータ(以降、おおむね「PZA」と呼ぶ)44Aを支持するよう成形された主要 部分40A、およびPZA44Aに隣接する駆動シュー46Aが中に延びる弓形 の副次的部分42Aを含む。副次的スロット部分42Aは、その遠位端で弾性ま たはその他の弾力性のある復帰部材48Aと、ブッシング26A(線)の外周部 において副次的スロット部42Aの駆動シュー46Aおよび復帰部材48Aの間 に横方向に延びる(図2A参照)駆動ピン52Aとをも受ける。この第1の実施 例では、振動式駆動構造体32Aは、PZA44A、駆動シュー46Aおよび復 帰部材48Aを含む。サブセグメント14Aの記述の最後に、PZA44Aの縦 軸と一直線上にあるネジ穴60Aが、主要スロット部分40A内のPZA44A の位置調節に使用されるネジ(番号なし)を受ける。以上により、PZAが膨張 すると駆動シュー46Aが動いて駆動ピン52Aに押しつけられることになる。 ネジとPZA44Aとの間にシムを配置してもよい。穴64Aおよび66Aは、 図5に示す制御回路74からの電線を受け、制御信号を駆動PZA44Aに与え る。 PZA44Aに与えられる制御または駆動信号は、たとえば正弦波、三角波、 方形波、または矩形波などの様々な波形から選択することができる。制御信号の 電圧が電圧V1(ゼロ・ボルトすなわち「接地」、またはマイナスの電圧の場合 さえある)から電圧V2に増加すると、駆動ピン52Aに対して駆動シュー46 Aを時計回り方向に移動させ、弾性の復帰部材48Aに突き当てるよう、PZA 44Aが長くなる。言うまでもなく、ブッシング26Aは駆動ピン52Aの動き と共に回転し、後述するようにセグメント16がブッシング26Aに押し付けら れると、セグメント16がブッシング26Aと共に回転する。制御信号の電圧が 電圧V2から電圧V1に低下すると、PZA44Aが短くなり、圧縮された復帰 部材48A内に蓄積されたエネルギーが、駆動ピン52Aを反時計回りの方向に 移動させる。PZA44Aとその駆動波形および弾性部材48Aのパラメータは 、ブッシング26Aが時計回りの方向と反時計回りの方向との間で回転するよう 選択される。 振動式駆動構造体32Bは、PZA44B、駆動シュー46Bおよび復帰部材 48Bを含み、これらおよびセグメント14Bのその他の構成要素は、セグメン ト14Aに関して前述したこれらに対応する要素と、素材および構成が実質的に 同一である。したがって、第2の振動式駆動構造体32Bを使用すると、セグメ ント16が連続的に駆動される。というのは、PZA44Aの収縮によって駆動 構造体32Aが「リセット」され、復帰部材48Aによってブッシング26Aが 移動すると、駆動構造体32Bが、ブッシング26Bを介してラチェット様の現 象で、セグメント16を駆動するからである。弾性復帰部材48Aおよび48B を使用し、それに従って締付け構造体78Aおよび78Bのタイミングを再度合 わせることによって、後述するように、遠位セグメント16を逆回転させ、最初 の位置に戻すことができるということが理解されよう。あるいは、単に締付け構 造体を消勢すると、セグメント16がセグメント14に対して、ナックル・ピン 28の回りを自由に旋回することができる。この特徴は、障害のある通路からロ ボットの手を引っ込めたいなら、有用性があると考えられる。PZA44Bの駆 動波形は、PZA44Aのそれと通常は実質的に同一である。 確実な逆回転のための別の選択肢は、セグメント14B内のスロット38Bの 方向を変更し、PZA44Bの伸張に応じてブッシング26Bを反時計回りの方 向に駆動することである。図3を参照すると、このように変更した駆動方向にお けるスロット38Bの方向付けは、スロット38Aの駆動方向が上および右と述 べられるのに対し、下および右と述べられる。したがって、ブッシング26Bは 、 ブッシング26Aと同様に、反時計回りの方向と時計回りの方向との間で回転す るようにされる。しかし、ブッシング26Aと異なり、反時計回り方向のブッシ ング26Bの移動はPZA44Bの伸張に起因し、時計回り方向の移動は圧縮さ れた弾性復帰部材48Bの蓄積されたエネルギーに起因する。 振動式締付け構造体78Aおよび78Bを、図2Aおよび図2B、ならびに図 4との関連で述べ、図4は図2Aの4−4線から見たサブセグメント16Aを示 す。図4を参照すると、サブセグメント16Aは前述したブッシング用空洞24 Aを含み、それはブッシング26Aの直径よりわずかに大きい直径を有する。サ ブセグメント16Aはスロット86Aも含み、これはブッシング用空洞24Aの 中心88Aからの放射線と一直線上の方向で、PZA90AとPZA90Aに隣 接する締付けシュー92Aとを支持するよう形成されることが好ましい。この第 1の実施例では、締付け構造体78Aは、PZA90Aおよび締付けシュー92 Aを含む。締付け構造体78Bは、PZA90Bおよび締付けシュー92Bを含 む。 ネジ穴102Aは、PZA90Aの位置の調節に使用されるネジを受ける。シ ムをネジとPZA90Aとの間に配置することができる。穴106Aおよび10 8Aは、制御回路74からの電線を受け、制御信号を駆動PZA90Aに与える 。 PZA44Aと同様、PZA90Aに与えられる制御すなわち駆動信号は、正 弦波、三角波、方形波、または矩形波などの様々な例示的波形から選択すること ができるが、実際には、特定の波形が必要なことはない。というのは、締付けP ZA90Aは、「オン」または「オフ」のいずれか一方であるからである。 しかし、PZA90Aへの制御すなわち駆動信号として矩形波を使用する場合 は、アクチュエータと直列に抵抗を配置し、サイクルの付勢部分の間の波形の速 度を減速させて、構成要素間の衝撃力を減少させ、それに付随して磨耗およびノ イズを減少させることが好ましい。 制御信号の電圧が電圧V3(ゼロ・ボルトまたはマイナスの電圧の場合さえあ る)から電圧V4に増加すると、サブセグメント16Aがブッシング26Aにロ ックされる(つまり、ブッシング26Aが回転するとサブセグメントが回転し、 ブッシング26Aが回転しないとサブセグメントが回転しない)よう十分な力で 締付けシュー92Aをブッシング26Aに押し付けるよう、PZA90Aが長く なる。電圧V3およびV4は、実際のところ、電圧V1およびV2と対応してい てもよい。制御信号の電圧が電圧V4から電圧V3に減少すると、PZA90A が収縮するので、シュー92Aは十分な力でブッシング26Aに圧力をかけず、 セグメント16Aはブッシング26Aと共に回転しない。振動式駆動構造体32 と同様に、単数または複数の弾性復帰部材94Aを締付け構造体78に容易に組 み込み、PZA90Aに対して締付けシュー92Aに正のバイアスをかけ、PZ A90Aが収縮状態にある場合に締付けシュー92Aがブッシング26Aに対し てかける力を減少させることができる。 前述したように、セグメント16Bはセグメント16Aの鏡像の対であり、振 動式締付け構造体78は、構造体78Bと実質的に同一である。PZA90Aと 同様に、PZA90Bに与えられる制御信号は、セグメント16Bがブッシング 26Bにロックされるような十分な力で、締付けシュー92Bがブッシング26 Bに圧力をかけるか否かを制御する。 図5を参照すると、制御回路74(これは、フィールド・アクチュエータを駆 動するエネルギー源と特徴づけることができる)が電線などの導体を介してPZ A44A、44B、90A、および90Bに接続され、導体はセグメント14お よび16の側面に固定することが好ましい。制御回路74は、おおむね圧電性モ ータ駆動エレクトロニクスと呼ぶことができ、図6に示した方形波形などの整相 された電圧波形を生成するよう設計される。印加電圧は通常、選択される特定の アクチュエータに応じて、−40V〜+500Vの範囲である。ディジタル論理 回路を使用して論理レベルのパルスを生成し、そのタイミングは簡単に調節する ことができる。というのは、当技術分野で周知のように、回路類は、システム・ クロックによって駆動されるシフト・レジスタおよびカウンタを使用しているか らである。クロックの周波数の変動を利用して、モータの速度を比例して変化さ せられるよう、クロックは関数発生器であることが好ましい。ロ−電圧論理レベ ル・パルスは、MOSFETのゲートを駆動し、これは制御信号をアクチュエー タに与える。抵抗器のリード線をアクチュエータと直列で使用して、アクチュエ ータの容量性負荷を切り離し、かつアクチュエータの付勢および消勢の両方の間 の電流を制限する。 上述した構成要素はすべて市販され、作動可能な制御回路74へそれらを組み 込むことは、当技術分野の通常の技術で可能な範囲に十分入るので、機能に関す ること以外に制御回路74についてはこれ以上説明しない。PZAを付勢および 消勢するために適切な形状およびタイミングの信号を与えることに関する以外、 制御信号74は本発明の一部を形成しないということが理解されるべきである。 制御回路74は、たとえば人間のオペレータの指の動きを直接たどるなど、外部 の制御デバイスによる実時間制御に反応するか、あるいは様々なシーケンスで動 作するよう予めプログラミングすることができる。いずれの場合も、このような 制御の方法は当技術分野で周知であり、本発明の一部を形成しない。圧電性タイ プ以外のフィールド・アクチュエータは、改造された制御回路すなわちエネルギ ー源を必要とすることがあるが、このような改造は簡単に実行でき、当業者の能 力の範囲内であることは、当業者には理解されよう。 制御回路74は、出力部122、124、126、128および130を含む 。出力部130は接地電位を提供する。PZA44Aに与えられる制御信号は出 力部122および130に送られ、これらは穴64Aおよび66Aを通る導体に よってPZA44Aに接続される。PZA90Aに与えられる制御信号は、出力 部124および130に送られ、これらは穴106Aおよび108Aを通る(電 線などの)導電体によってPZA44Aに接続される。PZA44Bに与えられ る制御信号は、出力部128および130に送られ、これらは穴64Bおよび6 6 Bを通る導体によってPZA44Bに接続される。PZA90Bに与えられる制 御信号は、出力部126および130に送られ、これらは穴106Bおよび10 8Bを通る導体によってPZA90Bに接続される。 セグメント14Aおよび14Bに対するセグメント16Aおよび16Bの回転 、したがってフィンガ・モータ・アセンブリ10の動作は、以下のように引き起 こされ、制御される。セグメント16Aおよび16Bを時計回りの方向に回転さ せたい場合は、PZA44Aの膨張によってブッシング26Aを時計回りの方向 に回転させる間、PZA90Aを付勢し、次にPZA44Bと組み合わせてPZ A90Bを付勢して、ブッシング26Aをセグメント16から解放して反時計回 りに回転させる間にブッシング26Bを回転させる。PZA44Aが膨張するご とに、ブッシング26Aはたとえば0.15度〜0.3度という非常に小さい円 弧を回転するが、人間の指のサイズのモータ内でPZA44Aが膨張すると、比 較的大きい力、通常は21kgの力が生じるということに留意されたい。したが って、フィンガ・モータ10は、高トルク低速モータと言うことができる。セグ メント16Aおよび16Bを反時計回りの方向に回転させたい場合は、PZA4 4Bの膨張によってブッシング26Bが反時計回りの方向に回転させられる間、 PZA90Bを付勢し、下記の場合を除いて、PZA90Aを付勢しない。 図6は、セグメント16の位置を制御するために方形波の制御信号を使用する PZA44A、44B、90A、および90Bの付勢および消勢の状態の好まし いシーケンスを図示する。図6で、x軸は時間、y軸はPZA44A、44B、 90Aおよび90Bが付勢状態か消勢状態かを示し、消勢状態は対応する波形の 基線で示され、完全に付勢された状態は、方形波の頂部で示される。 時点t0から時点t1まで、制御回路74はセグメント16が回転しないよう決 定する。したがって、時点t0から時点t1まで、PZA44Aおよび44Bの状 態は一定である。セグメント16が重力に引かれてナックル・ピン28の周囲で 下方に回転することがないよう、PZA90Aおよび90Bの少なくとも1 つ(たとえばPZA90A)を付勢し、ブッシングをセグメント16にロックす ると、ブッシングの駆動ピンの移動が制限されているため、それによる回転が防 止される。セグメント16の回転を防止するのに適切なロック用トルクより大き いトルクをPZA90Aから得ることができ、より大きくする必要があるなら、 より大きいPZAを使用するか、あるいはPZA90Aと90Bとの両方を付勢 することができるということに留意されたい。 時点t1の直前に、制御回路74は、セグメント16が時点t1から時点t4ま で時計回りの方向に回転するよう決定する。したがって、時点t1から時点t4ま で、PZA44Aは、PZA44Bと同様に付勢状態と消勢状態とが交互になり 、PZA44Bは、PZA44Aが付勢されている期間との交代期間に付勢され る。PZA44Aが付勢されて駆動シュー46Aをして駆動ピン52Aを移動さ せ、これによってブッシング26Aを時計回りに回転させる間、PZA90Aを 付勢し、PZA90Bを消勢するのがよい。PZA44Aは時点t2まで付勢さ れたままであり、時点t2は、ブッシング26Aが時計回りの回転を停止して弾 性復帰部材48Aが完全に圧縮される時点に対応する。セグメント16が重力に 引かれて下方に回転することがないよう、PZA90AとPZA90Bとの両方 が消勢されている時間がない、あるいは本質的にないのがよい。およそ時点t2 で、ブッシング26Aが本質的に時計回りにも反時計まわりにも移動しない短い 期間がある。この短期間にPZA90Bは付勢され、PZA90Aが消勢される 。ある状況では、PZA44Aが消勢された時に、弾性復帰部材48Aの膨張に 応じてセグメント16が反時計回りに回転することがないよう、PZA90Aが 消勢される前にPZA90Bを付勢することが好ましい。 しかし、この要件は幾つかの要因によって決まる。たとえば、PZA44の付 勢パルスまたは波の周波数が比較的低い(たとえば500Hz以下)場合は、P ZA44Aが消勢された時の弾性復帰部材48Aの復帰力と共に、重力またはそ の他の負荷のために、セグメント16が意図された移動方向と反対に回転する傾 向または可能性が高い。しかし、復帰部材48Aの膨張に応じたセグメント16 の反対方向の動きは、PZA44Aがその膨張の限度に近づきつつある際に、P ZA90Aの消勢および締付けシュー92Aの解放のタイミングを適切に早めに とることにより、最小限に抑えることができる。フィンガ・モータ10を高めの 周波数(たとえば1kHz超)で操作すると、セグメント16にかかる負荷によ る滑りが減少する。というのは、駆動シュー46Aの駆動ストロークがきわめて 急速に連続して発生するので、PZA90Aの消勢の前にPZA90Bを付勢す る必要があるのは、高負荷条件の場合だけである。 おおよそ時点t2から時点t3まで、ブッシング26Aは弾性部材48Aの復帰 力により反時計回りの方向に回転する。しかし、PZA90BがPZA44Bと 同様に付勢されるので、ブッシング26Bとセグメント16とは、駆動ピン52 Bの移動限界まで時計回りの方向に再度回転し、限界に達すると、およそt3で PZA44Bが消勢される。およそt3で、ブッシング26Aと26Bとの両方 が本質的に時計回りにも反時計回りにも移動しない短い期間がある。この短期間 にPZA90Aは付勢され、PZA90Bが消勢される。上述したように、この 場合も、セグメント14に対してセグメント16が滑らないよう、PZA90B が消勢される前にPZA90Aを付勢しても、しなくても良い。 およそt3で、PZA90Aの付勢後に、PZA44Aを付勢して、ブッシン グ26Aが再度、時計回りに回転するようにする。PZA44Aを時点t4まで 付勢し、時点t4は、弾性復帰部材48Aが完全に圧縮されるのでブッシング2 6Aが時計回りの回転を停止する時点に対応する。同じ期間に、ブッシング26 Bは反時計回りに自由に回転する。というのは、PZA90Bが消勢されている からである。およそt4で、ブッシング26Aと26Bとが本質的に時計回りに も反時計回りにも動かない短い期間がある。この場合も、ブッシング26Bを駆 動するPZA44Bの付勢の準備として、この短期間にPZA90Bは付勢され 、PZA90Aは消勢される。 しかし、時点t4で制御回路74は、セグメント16が時点t5から時点t6ま で反時計回りに回転するよう決定し、セグメント16を所定の位置にロックする よう、PZA90Aが付勢状態を維持するよう決定する。次に、時点t5からt8 で、再度PZA44BはPZA44Aと交互に付勢状態および消勢状態になる。 しかし、セグメント16を反時計回りに回転させるため、復帰部材48Aまたは 48B内に蓄積されたエネルギーの復帰力に対応して関連するブッシング26A または26Bが反時計回りに回転している間、PZA90BおよびPZA90A をそれぞれ付勢するのがよい。PZA44Bは時点t5から時点t6まで付勢状態 を維持し、時点t6は、弾性復帰部材48Bが完全に圧縮されるのでブッシング 26B(およびセグメント16)が時計回りの回転を停止する時点に対応する。 およそ時点t6で、ブッシング26Bが基本的に時計回りにも反時計まわりにも 移動しない短い期間がある。この短期間にPZA90Bは付勢され、PZA90 Aは消勢されて、ブッシング26Bおよびセグメント16は、復帰部材48Bに よって反時計回りの方向に回転する。およそ時点t6から時点t7頃も、PZA4 4Aは付勢されて復帰部材48Aに加重する。およそ時点t7で、ブッシング2 6Bが本質的に時計回りにも反時計まわりにも動かない短い期間がある。この短 期間にPZA90Aは付勢され、PZA90Bは消勢されて、ブッシング26A およびセグメント16は反時計回りの方向に回転する。 およそ時点t7で、PZA44Bが付勢され、それによってブッシング26B が反時計回りに回転する。PZA44Bは時点t8まで付勢状態を維持し、時点 t8は、弾性復帰部材48Bが完全に圧縮されるのでブッシング26B(および セグメント16)が時計回りの回転を停止する時点に対応する。およそ時点t8 で、ブッシング26Bが本質的に時計回りにも反時計回りにも移動しない短い期 間がある。この短期間にPZA90Bは付勢され、PZA90Aは消勢されて、 ブッシング26Bおよびセグメント16は、反時計回りの方向に回転する。 本発明の好ましい実施例の原動力要素を構成する圧電性アクチュエータは、チ タン酸バリウムやジルコン酸チタン酸鉛のような多結晶質のセラミック材である 。このような圧電性セラミックは、圧電現象が発生するためには極性を与えなけ ればならず、そのようなプロセスは当技術分野では周知であるので、本明細書で は説明しない。 アクチュエータを形成するためには、個々のセラミック・ウェーハ要素の大き い部材を直列に積み重ね、次いでこれらの要素を並列に配線するのが普通である 。長く、あるいは高く積み重ねるほど、アクチュエータを付勢した時にその変位 は大きくなる。圧電性アクチュエータは現在では市販され、100Vという低い 電圧でほぼ0.1%の歪みを生成し、より高い電圧では、より大きい歪みが観察 されている。このようなアクチュエータは、厚さ約0.1mmの個々の層を保有 し、層は高圧固体焼結プロセスで団結される。 サイズ及び寸法の異なる2つの適切な圧電性アクチュエータの特性を、以下に 述べる。 駆動PZAとして使用するには、より小さいアクチュエータが適しているが、 締付けPZAとしては、人間のサイズのロボットの指には、より大きいアクチュ エータが有用であることが分かっている。 フィンガ・モータ10および本発明のその他の実施例に使用するのに適した圧 電性アクチュエータは、たとえば日本の東京のNEC、日本の東京のTokin Co rporation、カナダ、オンタリオ州Collingwood のSensor Technology Limi ted、およびドイツ連邦共和国のミュンヘンのDr.Lutz Pickelmann,Piezo mechanik.Optikなどから市販されている。このようなアクチュエータは、実質 的に全部のPZAと同様、ゼロ変位で最大の力を生じ、最大変位でゼロの力を生 じる。 このようなアクチュエータは、約150℃を下回る温度で、1011オームのオ ーダーの高い抵抗を有する。したがって、(膨張後の)静止動作状態では、活性 化状態を維持するのに事実上電流は流れず、電力も消費しない。つまり、特定の 位置でロボットの指または義手を固定したいなら、消費電力は無視できる。これ は携帯用電源またはその他の制限のある電源を使用する場合に、主要な利点であ る。 また、本発明の使用に適した特定のPZAに、(ゼロ・ボルトまたは接地電圧 ではなく)マイナス範囲から電圧を印加すると、達成されるアクチュエータの伸 びすなわち変位が増加することも発見され、この既知の現象が望ましい場合、そ れを利用するために適した回路を使用することができる。 人間のサイズのロボットの手の指を駆動するなどの用途では、本発明による圧 電性モータを指に組み込むことによって追加される質量は、上記のように必要な 全構成部品を含めて、関節またはセグメントごとに10グラム未満であることは 、注目に値する。言うまでもなく、重い物体を扱うには、より大きいアクチュエ ータを利用することができ、拡大したはるかに大きい手に組み込むことができる 。 本発明によるフィンガ・モータの材料は、企図された動作環境に従って選択す ることができるが、おおむね軽量で強度があることが理想的である。たとえば、 セグメント14および16は高張力アルミニウム、ベアリング26およびナック ル・ピン28は鋼またはステンレス鋼でもよい。より新種のセグメント材料には チタンがあり、ブッシングは、真鍮、ベリリウム銅またはlnconel(登録 商標)金属など、当技術分野で周知の種々の合金から機械加工することができる 。 弾性復帰部材48Aは、コイルバネ、エラストマーの止め具かプラグ、板バネ か捻りバネ、皿ワッシャ、あるいは当技術分野で周知のその他の手段でよい。 2.別の好ましい実施例 前述したように、本発明は、磁歪性アクチュエータまたは電歪性アクチュエー タなど、PZA以外のフィールド・アクチュエータを使用することができる。 フィンガ・モータは、3個以上のセグメントを有してもよい。たとえば、図7 はセグメント140、142および144を有するセグメント3個の機械的フィ ンガ・モータ138を示す。基本セグメント140を静止状態に維持し、近位セ グメント142および遠位セグメント144を回転可能にすることができる。近 位セグメント142は、たとえば図8で概略的に示すように、基本セグメント1 40の振動式駆動構造体に応じて動き、締付け構造体を有する遠位セグメント1 44を動かすことができるよう、振動式駆動構造体32と締付け構造体78との 両方を含むことができる。 図9および10は、回転子用ブッシングのために弾性または弾力的な復帰では なく積極的な復帰を用いるフィンガ・モータの別の実施例を示す。フィンガ・モ ータ160は、振動式駆動構造体164を含み、これは2つのPZA168およ び170を含み、支持部172によって支持される。PZA168および170 は交互に膨張して、遠位セグメント182を取り付けた固定軸180に回転式に 搭載した回転子178を押す。2つの振動式締付け構造体186および188を 使用する。構造体186および188の起動のタイミングは、回転する遠位セグ メント182が、PZA170の起動および締付け構造体186による回転子1 78の締付けによって時計回りの方向に遠位セグメント182を移動させ、その 後、PZA168によって回転子178が最初の位置に復帰すると、締付け構造 体188によって遠位セグメントが軸180上の所定の位置にロックされるよう にする。回転方向が逆になると、PZA168が駆動PZAになり、PZA17 0が復帰PZAになる。 図9および10の実施例は、図10Aで示すように、第2組のPZA196お よび198を使用し、第2回転子200を駆動することによって、さらに改造さ れる。このような配置を用いることにより、遠位セグメント182を連続的に駆 動することができた。というのは、回転子200を最初の位置にリセットする間 に回転子178がセグメント182を駆動することができたからである。したが って、利用可能なトルクを維持しながら、潜在的な回転速度を実質的に2倍にす ることができた。 図6に関連して図示した例で、時点t1の前に、PZA90Aは既に伸張状態 にあり、PZA90Bは短縮状態にあった。第1のコンピュータ・プログラムで は(図6の例に従う)、PZA90Bは、伸張する必要がない限り、短縮状態の ままになる。第2のコンピュータ・プログラムでは、回転シーケンスの開始前に 、PZA90AとPZA90Bとの両方が伸張する。 第1の好ましい実施例では、付勢に対応して、PZAが図2Aの矢印70の方 向に伸張し、短縮する。しかし、前述したように、曲げタイプのフィールド・ア クチュエータが知られており、より大きい変位(およびモータ速度)が望ましく 、力(およびモータのトルク)がそれほど重大でない、本発明のある用途に適す ることがある。 第1の好ましい実施例は、両方の駆動構造体がセグメント14に支持され、両 方の締付け構造体がセグメント16に支持される好ましい実施例の配置ではなく 、セクション14が1個の振動式駆動構造体と1個の締付け構造体を含み、セク ション16が1個の振動式駆動構造体と1個の締付け構造体を含むことができる のが望ましい場合は、そのように改造することができた。 図1〜図4に示したような「半」フィンガ・モータ10は、駆動構造体32A が1個と締付け構造体78Aが1個のみを使用して製造できることも企図される 。このような実施例は、水車または衝動水車のように作動し、PZA44Aの駆 動ストロークおよびPZA90Aによるブッシング26Aへのセグメント16の 締付けは、適切にタイミングをとる。このような実施例には、好ましい実施例の パワーがないが、多くの用途に適している。 フィンガ・モータのさらに別の実施例は、図27および図28に示したリニア ・モータである。この実施例では、モータ600が、支持ベース604に対する 要素602の直線並進運動を提供する。ベース604はその上に、固定された円 筒形のガイド軸606と、ガイド軸606に平行に延びて縦方向に振動すなわち 往復する駆動軸608とを支持する。PZA610および612は、駆動軸60 8の個々の端に配置され、軸の端とベース604に固定された支持部との間に挿 入される。可動要素602は、締付けシュー622および624に作用するPZ A618および620によって駆動される2つの締付け構造体614および61 6を有する板を含むことができ、締付け構造体614は、要素602をガイド軸 606に選択的にロックする能力を有し、締付け構造体616は要素602を駆 動軸608に選択的にロックする能力を有する。 要素602は、締付け構造体616を介して要素602を振動式駆動軸608 に締め付けてから、タイミングを合わせたPZA610および612の付勢およ び消勢に応じて所望の方向に振動式駆動軸608を移動させ、その方向のストロ ークの最後で要素602を駆動軸608から解放し、ほぼ同時に締付け構造体6 16を介して固定ガイド軸606に要素602を締め付けて、別のパワー・スト ロークのために駆動軸608がリセットされるにつれ要素602が逆に移動する ことを防止することによって動く。このように、モータ600はフィンガ・モー タ10と正確に同じ方法で作動するが、直線モードのみであるということはきわ めて明白であろう。 平行な振動式駆動軸608を2本以上使用し、場合によってはガイド軸606 を削除することができるということも明白であろう。駆動軸が2本の場合、パワ ー・ストロークまたは駆動ストロークを、より頻繁に要素602に与えて、その 潜在速度を上げることができる。さらに、駆動軸1本あたりPZAを1個しか使 用せず、反対側の端にバネまたはその他の弾性部材を配置して軸の「復帰」スト ロークを実行させることも企図される。最後に、モータ600に2つの要素60 2を取り入れ、1本以上の駆動軸608を適切なタイミングに合わせてロックお よびロック解除し、各要素602を所望の方向に動かすことによって、可動グリ ップ顎として使用することができる。 さらにフィンガ・モータの実施例に関して、360度未満の制限された回転で はなく連続的な回転が可能なセグメント16を有するフィンガ・モータは、回転 セグメントによって支持される単数または複数の締付け構造体(または駆動構造 体)に電力を伝達するスリップ・リング整流子を使用することによって、簡単に 製造できることも企図される。 B.星形モータ 以下で、リニア星形モータおよびロータリ星形モータの幾つかの実施例につい て述べる。星形モータは、ロボットの四肢、伸張可能な四肢、および強力な把持 力を有するロボットの手のための回転接合部と組み合わせて使用すると、特定の 効用があると考えられる。このようなモータは、停動トルクの約4倍の保持トル クを有し、増分の小さいステッパ・モータ程度の高い位置決め精度を有すること ができる。これは、動力喪失時に自動制動するか、または自由回転するよう設計 することができ、特定の用途では、小さい重量増だけで高い冗長性を持つことが できるので、モータの特定の駆動セットが動作不能となった場合にも、モータは 依然として機能することができる。モータは非常に堅固かつ非常にコンパクトで あり、ほぼ平面で、3次元目は非常に薄い。複数の固定子アセンブリを積み重ね ることによって、モータのコンパクトな特性を失うことなく、共通の回転子にか かるトルクをさらに強化することができる。最後に、星形モータは回転動作にも 直線動作にも同様に適用することができる。 1.リニア星形モータ 図11は、Vドライブ・リニア星形モータ250の第1の好ましい実施例の側 面図を示す。金属の棒、板、または細片などの被駆動要素254が、支持部25 6によって支持される。駆動機構260は、ほぼ三角形の駆動シュー262、P ZA270、PZA272、およびバイアス構造体276を含み、これらはすべ て固定子ブロック278内に組み込まれ、これは固体の金属片であることが好ま しい。駆動シュー262は、PZA270および272にそれぞれ隣接する上面 264および266と、要素254の上にある下方駆動面268とを含む。PZ A270および272はそれぞれ、要素254に対して斜角に方向づけられ、「 V字」形を規定する。「V字」の開先角度は、45度と135度との間が最適で ある。この角度は、モータの速度または力を最適化するか、あるいはその釣り合 いをとるかによって異なる。たとえば、開先角度の小さい「狭い」Vドライブを 使用し、PZA270および272を要素254に対して比較的垂直に方向づけ ると、PZA270と272とが「広い」Vに方向づけられる場合より、駆動シ ュー262を通して要素254に与えられる力が比較的大きくなり、後者の構成 は、力を犠牲にして、駆動シュー262の1サイクル当たりの要素254の変位 が大きくなる。 バイアス構造体276は、皿ワッシャ282と駆動シュー262に取り付けら れたピアノ線280とを含むことができ、前者はワッシャ用空洞284内に配置 され、後者は固定子ブロック278内のスロットすなわち溝286を通ってシュ ー262に延び、駆動シューを要素254との接触状態から引き離す。駆動シュ ー262に上方向のバイアスをかけるには、言うまでもなく他の配置構成を用い 得るが、開示される構成は特に簡単で効果的である。PZA270またはPZA 272のいずれかが付勢されると、これは駆動シュー264を押し、これが要素 254を押す。PZA270もPZA272も付勢しないと、バイアス構造体2 76は、駆動シュー262を要素254からわずかに引き離す。概略的に図示さ れたスライド機構288が、駆動機構260の位置を上下に調節し、厚さが大き く異なる要素254に対応する。スライド機構288は、支持構造292内の溝 で受けた固定子ブロック278のうねにロック可能な単純な止めネジを含むか、 マイクロメートルの設定値を有する精密な歯車タイプの調節装置を含むか、ある いは要素254に垂直方向で固定子ブロック278に作用する別の星形モータ駆 動装置を含むこともできる。同様の要素254の寸法公差に対応するための調節 装置しか必要がない場合には、PZA270および272による駆動シュー26 2への適切な加重を補助するために、いずれの場合もモータ250に含まれる止 めネジのように、固定子ブロック278にねじ込まれ、PZA270および27 2の上端に配置されて、それと縦方向に整列する単純な調節用止めネジを使用す ることができる。 図12および12Aは、Vドライブ・リニア星形モータ250の動作を図示し 、図12は、図17に図示したような整相された正弦波によって駆動されるPZ A270および272の付勢状態を示す。「E」はPZAが付勢されていること を示し、「NE」は消勢されていることを示す。「E」の表示の隣にある分数は 、正弦波の駆動信号による付勢のおおよその程度を示す。図12は、PZA27 0および272の付勢状態に応じた駆動シュー262および要素254の動作方 向も示し、方向は図11の凡例に従う。「NM」は対象に動きがないことを示す 。図12Aは、駆動シュー262の軌跡のおおむね円形の性質を示し、文字a〜 hは駆動シュー262の様々な位置で、これは図12の上部にある同様の文字に よって、時点t0からt8におけるPZA270および272の様々な付勢状態に 対応する。図12Aの破線は、駆動シュー262が要素254に接触した結果、 平坦でより長円体になった軌跡を示す。モータ250に伴うバイアス構造体によ って、駆動シューが多少移動し、その影響が図12および12Aに考慮されてい るということに留意されたい。さらに、モータの駆動信号間の相の関係を変更し て、駆動シューの軌跡をより長円形にすることができ、長円形の長軸を所望の方 向にすることができるということにも留意されたい。駆動シューの面265と2 66との角度、さらにPZA270と272との間の開先角度も駆動シュー26 2の軌跡に影響を及ぼすということにも留意されたい。 図13は、Lドライブ・リニア星形モータ300の第1の好ましい実施例の側 面図を示す。モータ260の諸要素と同じモータ300の諸要素は、同じ番号で ある。被駆動要素254は、この場合も支持部256によって支持される。駆動 機構304は、駆動シュー306、PZA270、PZA272、およびバイア ス構造体276を含み、これはすべて固定子ブロック278内に組み込まれる。 駆動シュー306は、矩形または正方形であることが好ましい。PZA270は 、被駆動要素254の方向に対して平行に方向づけられ、PZA272はそれに 垂直に方向づけられる。Lドライブ・モータでは、PZA270を付勢すると、 これは駆動シュー306を右方に移動させる。PZA272を付勢すると、これ は駆動シュー306が要素254にしっかり押し付けられるまで、これを下方に 移動させる。PZA270もPZA272も付勢しない場合は、バイアス構造体 276が駆動シュー306を要素254からわずかに引き離す。したがって、ほ ぼ三角形の駆動シューの軌跡が得られる。スライド機構288により、駆動機構 304を上下に調節し、厚さが大きく異なる被駆動要素に対応することができる 。 図14は、Lドライブ・リニア星形モータ300の動作を図示する。図14は 、PZAの付勢に関して図12に使用したのと同じ記号を使用し、駆動シュー2 62および要素254の移動方向は図13の凡例に従い、「NM」は対象が動か ないことを示す。時点t0から時点t1まで、PZA270とPZA272とは両 方とも消勢され、駆動シュー306は要素254に有意の力を何も係合しない。 時点t1から時点t2まで、PZA270は消勢され、PZA272は付勢されて 、シュー306が対象254にしっかり係合するまで、これを下方に移動させる 。時点t2から時点t3まで、PZA270および272は付勢され、前者は 駆動シュー306を右方に移動させ、これが要素254を右方に移動させる。時 点t3から時点t4まで、PZA270および272は消勢され、バイアス構造体 276は駆動シュー306を上方かつ左方に移動させ、元の位置に戻す。時点t4 から時点t5まで、PZA270は消勢され、PZA272は付勢されて、シュ ー306が再び要素254としっかり係合するまで、これを下方に移動させる。 時点t5から時点t6まで、PZA270および272は付勢され、駆動シュー3 06を右方に移動させ、これが要素254を右方に移動させる。各時点間の所要 時間は、必ずしも等しくない。たとえば、時点t2とt3との間の時間は、時点t3 とt4との間の時間と同じではない。モータ300の方向を逆にしたい場合は、 シュー306がバイアス構造体276によって左方に後退するにつれ、シュー3 06が要素254に接触するように、PZA270および272の付勢シーケン スを変更する。 2.ロータリ星形モータ 図15を参照すると、明瞭にするために回転子円盤、軸およびベアリングのア センブリを省略したVドライブ・ロータリ星形モータ500が図示されている。 モータ500は、相互の開先角度がほぼ90度に位置づけられたPZA502と 504との対を備える複数の駆動アセンブリを含み、PZA502および504 の駆動面はそれぞれ、駆動シュー508の荷重面506に接触し、駆動シュー5 08の弓形の外面510は、固定子アセンブリ514の周囲に配置された回転子 512の内径と係合して、固定子アセンブリ514は駆動アセンブリを支持する 。前述したリニア星形モータと同様に、ロータリ星形モータ500は、適切なバ イアス構造体516によって、張力のかかった各駆動シュー508にバイアスを かける。対になったPZAの付勢シーケンスは、リニアVドライブ星形モータに 関して前述し、図12に図示したのと同じである。 図16は、図15のモータ500を、モータ500の中心線520から見た側 面断面図で、回転子の縁512の上にあってそれに固定されている回転子円盤 522と、ベアリング524とを示し、ベアリング524によって、回転子の軸 526が固定子アセンブリ514に対して自由に回転し、したがって回転子全体 もこれに対して自由に回転する。図16は、PZA502、504の下にあるT eflon(登録商標)(テトラフルオロエチレン)製シートまたは摩擦を軽減 するその他の素材526の層も示し、この層は、急速に伸張および収縮するPZ Aと固定子アセンブリ514との間の摩擦を軽減する。固定子アセンブリ514 内でPZA502および504を受ける空洞の側面も、Teflon(登録商標 )または摩擦を軽減するその他の素材で内張りして、PZAの伸張および収縮を 容易にし、モータの磨耗および摩擦による加熱を減少させることも望ましい。 PZAの対はすべて、単相で駆動することができるが、回転子512の動きを より滑らかにし、ノイズ・レベルを低下させるよう、PZAの対を交互に異相で 作動させることが好ましい。さらに、より多くの相を使用することが企図される 。たとえば、図15に図示したような6ドライブ・アセンブリ・モータでは、各 ドライブ・アセンブリを別個の相で駆動し、滑らかなトルク出力を引き出すこと ができる。これに対して、6個のドライブ・アセンブリをすべて同相で作動させ ると、非常に大きい力が出るが、モータから多大なトルクの脈動が生じる。駆動 信号の位相変化によって、ドライブ・アセンブリが複数あるモータでモータの出 力特性をこのように変化させることができれば、様々な作動要件に対応するのに 、有意の融通性が得られる。リニアVドライブ星形モータのシューと同様に、モ ータ500のシュー508は、円形または長円形の経路中を並進し、PZAの付 勢シーケンスを逆転させるだけで、回転子の方向すなわち回転が逆転する。 図17は、PZAの2相起動のためにロータリ星形モータ500に使用される のが好ましい、正弦電圧波形のタイミングを示し、対になったPZAは図15お よび図17の両方で、「A」相または「B」相とする。 言うまでもなく、Lドライブ・ロータリ星形モータを製造することは可能で、 その詳細は前記のリニアLドライブ・モータの記述から明白であろう。ロータリ 星形モータの構成では、LドライブがVドライブに対して、幾つかの利点を有す ることがある。たとえば、コンパクトなので、任意のモータの直径に対して、よ り多くのアクチュエータ対を使用することができる。また、Lドライブの接線P ZAは、Vドライブの実施例で使用されるPZAより小さいことがある。という のは、前者は回転子要素の移動方向に整列しているので、半径方向に与えられた 通常のPZAの力に駆動シュー510と通常のPZAとの間の摩擦係数をかけた 値に等しい力を発生するだけでよいが、Vドライブの実施例では、各PZAが半 径方向および接線方向にかかった力を発生し、駆動シューの内面と両方のPZA との間に摩擦摺動接触がある。 本発明の他の実施例と同様に、ロータリ(およびリニア)星形モータは、新種 の材料を使用せず、妥当な費用で製造することができる。固定子アセンブリの本 体は、アルミニウムを加工して円盤にし、それに溝をフライス加工してPZAを 受けることができる。上述したように、PZAの溝をTeflonの細片で内張 りし、同様にTeflonの帯をPZAに隣接して適切に配置した薄いアルミニ ウムの保持板を、ネジで固定子上に固定する。駆動シューは、アルミニウム、陽 極酸化アルミニウム、鋼、炭化タングステン、アルミ青銅、セラミック、または 当技術分野で周知の他の耐磨耗性材料でよい。バイアス構造体は、単数または複 数の皿ワッシャまたはその他のバネ手段によって張力のかかったピアノ線を備え ることができる。回転子の軸は、縁と同様に鋼でよく、双方ともアルミニウムの 回転子の円盤に固定される。別法として、回転子の縁、円盤および軸を一体にし てもよい。 3.星形モータの別の構成および用途 星形モータには、多種多様な用途があることが、当業者には容易に理解されよ う。たとえば、図18に示すように、直線の棒の上に2個のLドライブ・モータ 300を取り付け、それぞれがロボットのグリップの顎として機能することがで きる。Lドライブ・モータは、前述したコンパクトさのために好まれるが、Vド ライブのグリップも製造することができる。図18Aは、右側のLドライブ・モ ータ300の拡大図である。 図18AのLドライブ・モータ300は、固定子ブロック278′内に支持さ れて改造された矩形の駆動シュー306′に作用するPZA270および272 を含み、駆動シュー306′が棒材254上の固定子ブロック278′を動かす 。駆動シュー306′は開口部308を含み、それを通って弾性要素310が設 定され、さらに、弾性要素310を通って伸びて固定子ブロック278に固定さ れ(固定手段は図示せず)、弾性要素310に予め加重して、駆動シュー306 ′に上方および右方のバイアスをかけるネジ、ボルトまたは棒312を含む。駆 動シュー306′にバイアスをかけるのに、皿バネ314も使用することができ る。星形モータの別の実施例に関して前述した調節用止めネジ316および31 8を、図18Aに示す。支持部256は、その上面に磨耗軽減コーティングを施 し、棒材254上における固定子ブロック278′の移動を容易にすることがで きる。したがって図18Aは、本発明のLドライブ・モータのさらに別の変形を 示す。 上述したように、ロータリ星形モータには、1個の回転子で複数の固定子を使 用して、トルクを複数倍にすることができる。固定子は接合しても別個でもよく 、別個の回転子または共通の回転子を駆動することができる。回転子は、所望す ればその外径上で駆動され、PZAおよび駆動シューが簡単に内側を向くか、あ るいは内径と外径との両方で駆動してもよい。回転子は、輪ではなく円盤を備え ることもでき、PZAの駆動アセンブリを円盤の面に対してある角度の方向にし て、回転子の円盤面に作用することができる。回転子の縁と固定子との間にシー ルを使用して、粒子の侵入を防止してもよい。様々なタイプのベアリングを使用 でき、二硫化モリブデンなどの固体潤滑材が好ましい。 図19〜図24は、アクチュエータAおよび駆動シューDを使用するロータリ およびリニア星形モータの様々なロボットの用途を、概略的に図示する。図19 の装置は、把持力のある脚部に3個のロータリ・モータR1〜R3および3個の リニア・モータL1〜L3を使用し、これは前腕の端にある「手」にフィンガ・ モータを使用することもできる。図20は、2個のロータリ・モータR1〜R2 および1個のリニア・モータL1を使用した普通の脚部を示す。望ましければ、 図19のロボットの「くるぶし」に小型のロータリ星形モータを使用して、前腕 がその基部で縦軸を中心に回転できるようにすることができる。図21は、ロボ ットの手首のデザインを示し、それは手首のピッチおよびヨーの制御のために、 2個のリニア星形モータL1およびL2を使用する。図22は、ジグザグかつ平 行で重なった外向きのリニア星形モータの列を示し、これは図21のロボットの 手首でピッチおよびヨーの制御のためにコンパクトさが要求される構成に使用す ることができる。図23は、ジグザグかつ平行で重なった外向きのリニア星形モ ータの列を示し、これはたとえば図19および図20のモータR2のように、ロ ボットの脚部の回転モータとして使用される。図23では、回転子の要素がフレ キシブルな細片または帯を備えているということに留意されたい。図24は、「 X」字形の駆動星形モータを示し、平行で内向きのリニア星形モータの列がロボ ットの腿の伸張および収縮に使用される。言うまでもなく、ロータリおよびリニ ア星形モータは他にも多くの組合せが可能で、多くは前述したフィンガ・モータ および後述のラチェット・モータと組み合わせて使用される。 図29は、前述したバイアス構造体の代わりに円盤タイプのシュー復帰バネ3 14のみを使用した、改造型Lドライブ・リニア星形モータ300を示す。 図30は、平行ドライブのリニア星形モータ300′を示し、ここで通常は垂 直なPZA272が要素254に対して平行に方向づけられてスペースを有効利 用し、PZA270が要素254の下に配置され、駆動シュー306が要素25 4にしっかり接触するのを確実にするための締付け効果は、締付けウェッジ32 0によって達成される。この実施例では、締付けウェッジ320の要素との接触 面を、摩擦を軽減させる材料322でコーティングまたは覆うことが望ましい。 図31および32は、Lドライブ星形モータのさらに別の変形例を示し、これ はある意味では図30のモータに類似し、図31および図32のモータが締付け 構造体を使用しているという点で、ある意味では前述したフィンガ・モータに類 似する。モータ700は、締付けPZA702および704を含み、これは締付 けウェッジ706および708に作用して、駆動シュー710および712を外 側に移動させて、適切なタイミングの間隔で回転子構造体716の内縁714に 押しつけ、それと共に駆動PZA718および720が周期的に付勢されて、駆 動シュー710および712を内縁714に対してほぼ接線方向に移動させるの で、回転子構造体716が回転する。調節用止めネジ(図の722、274など )は、PZAが作用対象の要素としっかり接触するのを確保するため使用される 。望ましければ、モータ700の適切な位置に弾性の復帰部材を追加し、PZA 718および720の消勢時に駆動シュー710および712をリセットし、P ZA702および704の消勢時に締付けウェッジをリセットすることができる 。締付けウェッジと駆動シューとの間、およびPZAの周囲に摩擦を軽減する材 料を追加して、その伸張および収縮を容易にすることも望ましい。 上述した星形モータは、一自由度系のモータであり、回転子の要素が1本の直 線または弓形の経路内を移動するが、本発明はこれに制限されるものではない。 適切な形状の駆動シューによって、回転子要素の棒が直線状に移動し、その軸を 中心に回転運動もするモータは明らかに可能で、本発明の範囲内と考えられる。 同様に、薄板または板状の回転子要素は、幾つかのPZA駆動アセンブリを適切 に方向づけることによって、その面でいかなる方向にも動かすことができる。た とえば1つを「X」方向にして、1つを「X」方向に対して90度にある「Y」 方向にし、この面の他の方向の動きは、異なった方向の2個(以上)の駆動アセ ンブリの軌跡を組み合わせることによって達成される。 C.ラチェット・モータ 次に図25および26を参照すると、本発明によるラチェット・モータ400 が、それぞれ側面図と上面図との内部に概略的に図示されている。ラチェット・ モータ400は、回転子404を支持する固定子アセンブリ402を備え、回転 子404は、固定子アセンブリ402の2本の脚部408、410内に整列した ブッシング用空洞405、406を通って延びる。回転子404は、円形ブッシ ング412によって各ブッシング用空洞405、406内に支持されているので 、ロボットの肢の「手首」または「腿」を、「ヨー」と呼べる動作で横に回転さ せるためにラチェット・モータを使用する場合に経験されるように、不均一また は偏った荷重がかかった場合でも、自由に回転でき、反り返ったり閉塞したりし ない。このようなロボットでは、固定子アセンブリ402は、ロボットの胴に固 定するか、あるいはその一部であり、回転子404は、ロボットの腕部または脚 部の要素または肢414に固定されることが好ましい。 それらを貫通する締付け用開口部420、422を有する2つの割りリング締 付けアセンブリ416、418が、固定子アセンブリ402の脚部408、41 0内で回転子404の周囲に配置される。締付けアセンブリ416、418が、 応力のかからない弛緩状態にある場合、締付け用開口部420、422の内径は 、回転子404の外径より小さい。PZA424およびPZA426は、回転子 404からずれて、これにほぼ接線方向の締付け構造内にある空洞428および 430の中にそれぞれ配置され、締付けアセンブリ416、418内のスリット 432、434を橋絡する。PZA424または426が付勢されると、個々の 締付けアセンブリを拡張し、回転子404の相対的な回転を可能にする。PZA が消勢されると、締付けアセンブリ材の弾性の性質のために、締付けアセンブリ が回転子404上でロックする。割りリング締付けアセンブリは、フィンガ・モ ータの実施例の振動式締付け構造体に類似させることができる。 固定子アセンブリ402は、アセンブリの基部440付近に、少なくとも1つ 、好ましくは2つの振動式駆動アセンブリ436、438を収容する。駆動アセ ンブリ436、438はそれぞれ、駆動シュー444を有するPZA442を備 え、駆動シュー444は、締付けアセンブリ416または418上にある駆動タ ブ4 48の、(回転子404に対して)半径方向に整列して外方向に延びる駆動面4 46を圧迫する(図25参照)。PZA442に対向し、これと縦方向に整列し ているのは弾性の復帰部材450で、これは適宜、コイルバネ、エラストマー製 の要素、1個以上の皿バネ、または1枚以上の板バネで構成することができる。 ロータ404を迅速かつほぼ連続的に動作させたい場合は、PZAを介して各回 転方向を積極的に駆動するよう、同じ方法で方向付けるか(一方の締付けアセン ブリを逆転させて)対向する方向にした2個の駆動アセンブリを使用してもよい 。言うまでもなく、1個のPZAを使用して、構成要素の復帰部材450に蓄積 されたエネルギーで、フィンガ・モータに関して述べたように、回転子404を 回転させることができる。トルク出力をより滑らかにするか、速度を上げるか、 あるいはその両方のために、星形モータ・ドライブと同様、3個、4個またはそ れ以上の駆動アセンブリを「積み重ねて」、適宜、複数の相で駆動することも考 えられる。 割りリング締付けアセンブリ416、418の固有の弾性に加えて、アセンブ リ416、418は任意選択で、調節可能なネジ付き圧縮棒456、458を収 容する突起452、454(図25参照)も含むことができる。圧縮棒456、 458は、1個以上の皿バネ460、462(またはその他の適切なバイアス手 段)によって作用し、PZA424、426の消勢時に締付けアセンブリ416 、418を回転子404にロックするための追加的な締付け力を提供する。力の 調節は、ネジ付き圧縮棒456、458を調節し、または元に戻すことによって もたらされる。言うまでもなく、モータの用途によって望ましい、あるいは必要 な場合には、他の構造を採用して追加の締付け力を提供することが容易である。 フィンガ・モータの場合と同様、1個以上の駆動アセンブリ436、438に 使用された1個以上のPZAのタイミングを合わされた付勢とともに、締付けア センブリ416、418の締付けモードと解放モードとのタイミングを適切にと ると、回転子404を把持するためにPZAによって解放されている締付けアセ ンブリが、駆動PZA442によって回転する時に、回転子404が回転する。 言い換えると、2個の駆動PZAを有するラチェット・モータは、手首を強化 するためのよく知られた運動と同様の態様で動作する。この運動では、箒の柄の 一部を使用し、ロープを柄の中央に固定し、ロープの他の端に錘を取り付ける。 運動では、両手で箒の柄の両端を握り、箒の柄にロープを巻き付けて錘を上げる ため、柄を回転させる。これは、以下の事象のシーケンスで達成される。 1.右手の握りを締めながら、左手の握りを解放する。 2.右手の手首を後方に、体に向かって返す。 3.左手の握りを締めながら、右手の握りを解放する。 4.左手の手首を後方に返しながら、右手の手首を前方に返し、ステップ1の 元の位置に戻す。 交互の締め付け、回転、解放、および復帰の動作が、必要な回数だけ繰り返さ れる。反対方向の回転動作は、単に、握りの位相を逆転させることによって達成 される。 ラチェット・モータ400を駆動するための制御回路は、フィンガ・モータに 使用される制御回路に類似し、これも当業者が市販の集積回路の構成要素から簡 単に製造することができる。駆動信号は、フィンガ・モータの場合と同様に、適 切なタイミングの方形、矩形、三角形、またはその他の適切な波でよい。フィン ガ・モータの場合と同様、締付けPZAは付勢または消勢され、特定の信号を必 要としない。 ラチェット・モータに適した材料については既に検討したので、繰り返さない 。PZAは前述したタイプでよく、所望の力および動作の迅速さに対応するよう サイズを決める。 本発明のある実施例は、ロボットの手、肢などの様々な構造に組み込む場合に 、消勢時に柔軟になる、あるいは「気が抜ける」ようにすることができるという ことは既に述べた。このような性能は、モータの用途に適するように締め付け、 ロ ックし、あるいは制動するため、モータ・セグメントまたは構成要素を所定の位 置にロックし、アクチュエータの付勢時に構造が硬化する機能と同様に、本発明 の例示された実施例およびその他の実施例すべてについて企図される。 本発明のフィールド・アクチュエータ・モータについて、ある好ましい実施例 および代替実施例に関して述べてきたが、本発明はそれらに限定されるものでは なく、当業者には多くの追加、削除、および改造が明白であり、請求の範囲に記 載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施することができ る。 たとえば、多くの回転子要素の形状、さらに1つ以上の面でフレキシブルな回 転子要素を使用することができる。アクチュエータを並列関係で配置し、より大 きな駆動シュー面に作用させることができる。異なるタイプおよび形状のフィー ルド・アクチュエータを、1個のモータ内で組み合わせることができる。本発明 のモータおよびその構成要素の様々な実施例を、様々な方法で組み合わせて、本 発明の範囲内でさらに別の実施例を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少なくとも1つの寸法が 変化するよう構成されている第1フィールド・アクチュエータ駆動手段を支持す る固定子部材と、 前記固定子部材に対して移動可能な回転子要素と、 前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段と接触し、前記回転子要素に隣 接し、前記第1フィールド・アクチュエータの前記寸法変化に応じて移動して前 記回転子要素と接触することができ、前記固定子部材に対してそれを移動させる 第1駆動シューと、 前記エネルギーのフィールドを与えるエネルギー源と、 を備えるモータ。 2.前記回転子要素が前記固定子部材に蝶番で接続され、前記第1駆動シュー の前記接触によって、前記回転子要素が前記固定子部材に対して前記蝶番の周囲 で回転する請求項1記載のモータ。 3.前記蝶番が、前記固定子部材に固定され且つそれに取り付けられたロータ リ駆動要素を有するピンを含み、前記ロータリ駆動要素は、前記第1駆動シュー に隣接して配置された第1駆動面を含み、前記ロータリ駆動要素は、前記第1駆 動シューによる前記駆動面への接触に応じて第1位置から第2位置へ回転可能で あり、前記回転子要素は、前記回転子要素を前記ロータリ駆動要素に選択的に締 め付ける締付け構造体を有する請求項2記載のモータ。 4.前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段の寸法変化がない場合に、 前記ロータリ駆動要素を前記第2位置から前記第1位置に復帰させる手段を更に 含む請求項3記載のモータ。 5.前記ロータリ駆動要素を前記第1位置に復帰させる前記手段が、バイアス 手段を備える請求項4記載のモータ。 6.前記ロータリ駆動要素を前記第1位置に復帰させる前記手段が、エネル ギーのフィールドが加えられるのに応じて少なくとも1つの寸法を変化させるよ う構成されている第2フィールド・アクチュエータ駆動手段と、前記第2フィー ルド・アクチュエータ駆動手段と接触する第2駆動シューと、前記ロータリ駆動 要素上の第2駆動面とを備える請求項4記載のモータ。 7.前記締付け構造体が、エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少 なくとも1つの寸法を変化させるよう構成されている第1フィールド・アクチュ エータ締付け手段と、前記第1フィールド・アクチュエータ締付け手段に接触し 且つ前記ロータリ駆動要素に隣接する、前記回転子要素を前記ロータリ駆動要素 に締め付ける第1締付けシューとを含む請求項3記載のモータ。 8.前記締付け構造体が、エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少 なくとも1つの寸法を変化させるよう構成されている第2フィールド・アクチュ エータ締付け手段と、前記第2フィールド・アクチュエータ締付け手段と接触す る、前記固定子部材に対して前記回転子要素を固定する第2締付けシューとを更 に含む請求項7記載のモータ。 9.エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少なくとも1つの寸法を 変化させるよう構成されている第2フィールド・アクチュエータ駆動手段と、前 記第2フィールド・アクチュエータ駆動手段に接触し、その前記寸法変化に応じ て移動して前記回転子要素と接触することができ、前記固定子部材に対してそれ を移動させる第2駆動シューとを更に含む請求項1記載のモータ。 10.前記第2駆動シューが、前記第1駆動シューと同じ方向に前記回転子要 素を移動させるよう方向づけられた請求項9記載のモータ。 11.前記第2駆動シューが、前記第1駆動シューとは反対の方向に前記回転 子要素を移動させるよう方向づけられた請求項9記載のモータ。 12.前記回転子要素と結び付いているロータリ駆動要素を更に含み、前記ロ ータリ駆動要素は、前記第1駆動シューに隣接する駆動面を有し、前記ロータリ 駆動要素は、前記第1駆動シューによる前記駆動面との接触に応じて第1位置 から第2位置へ回転することができ、且つ、前記ロータリ駆動要素を前記回転子 要素に選択的に締め付ける締付け構造体を更に含む請求項1記載のモータ。 13.前記締付け構造体が、エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて 少なくとも1つの寸法を変化させるよう構成されている第1フィールド・アクチ ュエータ締付け手段を含む請求項12記載のモータ。 14.前記ロータリ駆動要素が、前記回転子要素の周囲に配置され、且つ、前 記第1フィールド・アクチュエータ締付け手段が、前記ロータリ駆動要素に支持 され、前記エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて前記回転子要素から 前記ロータリ駆動要素を解放するよう方向づけられてそれらの間の相互の回転を 可能にする請求項13記載のモータ。 15.前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段の前記寸法変化がない場 合に、前記ロータリ駆動要素を前記第2位置から前記第1位置に復帰させる手段 を更に含む請求項12記載のモータ。 16.前記ロータリ駆動要素の復帰手段が、バイアス手段を備える請求項15 記載のモータ。 17.エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少なくとも1つの寸法 を変化させるよう構成され且つ前記第1駆動シューと接触する第2フィールド・ アクチュエータ駆動手段を更に含み、前記駆動シューも、前記第2フィールド・ アクチュエータ駆動手段の前記寸法変化に応じて移動可能であり、且つ、前記寸 法変化の間、前記第1および第2フィールド・アクチュエータ駆動手段の少なく とも1つと接触する前記第1駆動シューを維持するバイアス手段を更に含む請求 項1記載のモータ。 18.前記第1駆動シューが実質的に三角形であり、前記フィールド・アクチ ュエータ駆動手段の各々が前記三角形の一側面に接触し、且つ、前記三角形の第 3の側面が前記回転子要素に隣接する請求項17記載のモータ。 19.前記第1駆動シューが実質的に矩形であり、前記フィールド・アクチュ エータ駆動手段のうち一方が、前記回転子要素に隣接するその側面の反対側の側 面と接触し、且つ、前記フィールド・アクチュエータ駆動手段の他方が、前記一 方のフィールド・アクチュエータ駆動手段と接触する側面に対して垂直な前記第 1駆動シューの側面と接触する請求項17記載のモータ。 20.前記回転子要素が、前記第1駆動シューに隣接する弓形の表面を含み、 且つ、隣接する駆動シューの側面が、前記回転子表面と実質的に同じ半径で湾曲 する請求項17記載のモータ。 21.前記第1および第2フィールド・アクチュエータ駆動手段、前記バイア ス手段、および前記駆動シューが、前記回転子要素を移動させる駆動アセンブリ を含み、且つ、前記モータが、複数の前記駆動アセンブリを含む請求項17記載 のモータ。 22.前記複数の駆動アセンブリの少なくとも1つに、前記複数の駆動アセン ブリの少なくとも別の1つに前記エネルギーのフィールドが加えられる期間とは 完全には一致しない期間に、前記エネルギーのフィールドが周期的に加えられる 請求項21記載のモータ。 23.前記第1駆動シューが実質的に矩形であり、前記フィールド・アクチュ エータ駆動手段の一方が、前記回転子要素にほぼ垂直なその側面に接触し、且つ 、前記フィールド・アクチュエータ駆動手段の他方が、ウェッジ手段を介して前 記回転子要素に接触する請求項17記載のモータ。 24.前記第1および第2フィールド・アクチュエータ駆動手段が、前記回転 子要素に実質的に平行に方向づけられ、その対向する側面上にある請求項23記 載のモータ。 25.前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段が圧電性アクチュエータ を備え、且つ、前記エネルギーのフィールドが電圧信号を備える請求項1記載の モータ。 26.前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段が電歪性アクチュエータ を備え、且つ、前記エネルギーのフィールドが電界を備える請求項1記載のモー タ。 27.前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段が磁歪性アクチュエータ を備え、且つ、前記エネルギーのフィールドが磁界を備える請求項1記載のモー タ。 28.第1フィールド・アクチュエータ締付け手段と、それと前記第1駆動シ ューとに接触する第1締付けシューとを更に含み、前記第1フィールド・アクチ ュエータ締付け手段は、エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少なく とも1つの寸法を変化させるよう構成され、前記第1駆動シューを移動させて前 記第1締付け手段を介して前記回転子要素に接触させる請求項1記載のモータ。 29.エネルギーのフィールドが加えられるのに応じて少なくとも1つの寸法 を変化させるよう構成されている第1フィールド・アクチュエータ駆動手段を支 持する固定子部材と、 前記固定子部材に対して移動可能な回転子要素と、 前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段に接触し且つ前記フィールド・ アクチュエータ駆動手段の前記寸法変化に応じて移動可能な、第1の往復可能な リニア駆動要素と、 前記回転子要素を前記第1往復駆動要素に選択的に締め付ける第1締付け構造 体と、 前記第1フィールド・アクチュエータ駆動手段に前記エネルギーのフィールド を周期的に加えるエネルギー源と、 を備えるモータ。 30.前記第1リニア駆動要素と実質的に平行に方向づけられた前記回転子要 素用のリニア・ガイド手段を更に含む請求項29記載のモータ。 31.第2フィールド・アクチュエータ駆動手段と、これに接触し且つ前記第 1リニア往復駆動要素と実質的に平行に方向づけられた第2リニア往復駆動要素 と、前記回転子要素を前記第2往復駆動要素に選択的に締め付ける第2締付け構 造体とを更に含む請求項29記載のモータ。
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