JPH0948752A - ハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法 - Google Patents
ハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法Info
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Abstract
ホニルクロリド類を製造する方法を提供する。 【解決手段】 ハロベンゼン類を、メチルメルカプチド
アルカリ金属塩によりメチルチオハロベンゼン類とな
し、塩素化剤によりクロロメチルチオハロベンゼン類と
し、さらに水の存在下で塩素化剤により塩素化する。
Description
を原料とする、ハロベンゼンスルホニルクロリド類の新
規な製造方法に関する。ハロベンゼンスルホニルクロリ
ド類は、1級、2級のアミン類と容易に反応し、医薬、
農薬、機能性材料など種々の分野に有用なハロベンゼン
スルホンアミド類を製造する原料として有用であり、ま
たハロベンゼンスルホニルクロリド類自身も、医薬、農
薬、機能性材料などの種々の用途に用いられる。
類を合成する方法としては、いくつか知られているが、
これらの製造方法は、下記のように分類される。
2.511(1940)
公知の方法は、工業的に実施する上において次のような
欠点がある。
に廃水処理の問題があり、経済性や環境保護の面で好ま
しくない。また、この方法では、2位に置換したハロベ
ンゼンスルホニルクロリドの合成は、困難である場合が
多い。
や、銅塩を多量に使用するために廃水処理の問題があ
り、経済性や環境保護の面で好ましくない。また、ジア
ゾニウム塩自体も決して安定とは言い難く、安全な操業
を行なう上でも問題である。
的な実施においては、経済性が見合わない場合が多い。
ニルクロリド類の製造方法は、経済性に欠け、工業的な
製造が容易でない場合が多く、安価に多様なハロベンゼ
ンスルホニルクロリド類を工業的に製造できる方法が求
められていた。
状況に鑑み、工業的に安価にかつ容易にハロベンゼンス
ルホニルクロリド類を製造する方法を提供すべく鋭意検
討を行なった。
ハロベンゼン類を出発原料に用い、メチルチオ化し、引
き続き、塩素化剤によりクロロメチルチオ化し、さらに
水の存在下で塩素化することによって、ハロベンゼンス
ルホニルクロリド類が高収率で得られることを見出し、
本願発明を完成するに至った。
(I)で表わされるハロベンゼン類を、メチルメルカプ
チドアルカリ金属塩により一般式(II)で表わされる
メチルチオハロベンゼン類となし、塩素化剤により一般
式(III)で表わされるクロロメチルチオハロベンゼ
ン類とし、さらに水の存在下で塩素化剤により塩素化す
ることを特徴とする、一般式(IV)で表わされるハロ
ベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法である。
ンゼン類をメチルチオ化し、さらにメチル基を塩素化し
て得られたクロロメチルチオハロベンゼン類の硫黄原子
が水の存在下で塩素化剤により酸化され、スルホキシド
を与える。次いで、クロロメチル基が更に塩素化され、
塩素化剤と水の存在下で硫黄原子とメチル基炭素原子と
の結合が開裂し、ほぼ同時に硫黄原子の酸化・塩素化が
起こってハロベンゼンスルホニルクロリドを与えるもの
と推察される。
れるハロベンゼン類を、メチルメルカプチドアルカリ金
属塩により一般式(II)で表わされるメチルチオハロ
ベンゼン類となし、さらに水の存在下で塩素化剤により
塩素化することを特徴とする、一般式(IV)で表わさ
れるハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法であ
る。
ンゼン類をメチルチオ化して得られたメチルチオハロベ
ンゼン類の硫黄原子が、水の存在下で塩素化剤により酸
化され、スルホキシドを与える。次いで、メチル基が塩
素化剤により塩素化され、塩素化剤と水の存在下で硫黄
原子とメチル基炭素原子との結合が開裂し、ほぼ同時に
硫黄原子の酸化・塩素化が起こってハロベンゼンスルホ
ニルクロリドを与えるものと推察される。
説明する。
に対するメチルメルカプチドアルカリ金属塩による置換
反応により、一般式(II)で表わされるメチルチオハ
ロベンゼン類が得られる。一般式(I)で表わされるハ
ロベンゼン類において、X1、X2、X3で表わされる
ハロゲン原子は、Cl、Br、Iを意味し、Cl、Br
である場合に良好な結果が得られる。具体的には、1,
2−ジクロロベンゼン、1,3−ジクロロベンゼン、
1,4−ジクロロベンゼン、1,2,3−トリクロロベ
ンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼン、1,3,5
−トリクロロベンゼン、1,2−ジブロモベンゼン、
1,3−ジブロモベンゼン、1,4−ジブロモベンゼ
ン、1,2,3−トリブロモベンゼン、1,2,4−ト
リブロモベンゼン、1,3,5−トリブロモベンゼン等
が挙げられる。
金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等を使用す
ることができるが、経済的見地からは、ナトリウム塩水
溶液が好ましく用いられる。
量は、一般式(I)で表わされるハロベンゼン類に対し
て、通常0.1〜3倍モル、好ましくは0.2〜2倍モ
ルである。反応温度は、用いるハロベンゼン類により異
なり一概には言えないが、通常70〜200℃、好まし
くは100〜150℃である。
チドアルカリ金属塩を混合して撹拌するだけでも進行す
るが、界面活性剤の存在下で行なうと、さらに円滑に進
行する。界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸
塩、アルキルスルホン酸塩等の陰イオン界面活性剤、高
級アミンハロゲン酸塩、ハロゲン化アルキルピリジニウ
ム、4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコールアルキル
エーテル等の非イオン界面活性剤、アミノ酸等の両性界
面活性剤等が挙げられるが、中でもポリエチレングリコ
ール、4級アンモニウム塩が経済的見地から好ましく用
いられる。界面活性剤を用いる場合の使用量は、ハロベ
ンゼン類に対して、通常0.001〜5倍重量、好まし
くは0.005〜2倍重量の範囲である。界面活性剤の
使用量が、0.001倍重量未満の場合には、効果が充
分あらわれず、一方、5倍重量を超えて用いても、それ
に見合う効果が得られず経済的に不利である。
塩の水溶液を使用する場合、系内から水を除きながら行
なうと、反応はより円滑に進行する。反応時間は、用い
るハロベンゼン類により異なり一概には言えないが、通
常1〜20時間、好ましくは3〜10時間の範囲であ
る。
溶媒またはハロベンゼン類自身を溶媒として好んで用い
るが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等
の炭化水素類、ジクロロエタン、トリクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類を用いることができる。溶媒を用
いる場合、その使用量は、特に限定されるものではない
が、通常、一般式(I)で表わされるハロベンゼン類に
対して、0.1〜10倍重量である。
ルチオハロベンゼン類は、常法の蒸留、晶析などにより
単離可能であるが、単離することなく、塩を取り除いた
のみの反応液を次の工程に用いることも可能である。
わされるメチルチオハロベンゼン類を塩素化剤と反応さ
せることにより、一般式(III)で表わされるクロロ
メチルチオハロベンゼン類が得られる。
ルチオハロベンゼン類においては、nは1または2の整
数であるが、nが1の方が次工程のスルホニルクロリド
化を円滑に進行させることができる。反応に用いる塩素
化剤としては、塩素、塩化スルフリル、塩化チオニル等
を挙げることができるが、経済的見地からは塩素が好ま
しい。塩素化剤の使用量は、一般式(II)で表わされ
るメチルチオハロベンゼン類により異なり、一概には言
えないが、通常、一般式(II)で表わされるメチルチ
オハロベンゼン類に対して、0.1〜10倍モル量、好
ましくは1〜2倍モル量である。
を溶媒として使用しても可能であるが、例えば、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ジクロ
ロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン
化炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ト
リクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類を挙げることが
できる。溶媒を用いる場合、その使用量は特に限定され
るものではないが、通常、一般式(II)で表わされる
メチルチオハロベンゼン類に対して0.1〜10倍重量
である。
ましくは0〜100℃の範囲である。反応温度が低すぎ
ると反応速度が遅く、逆に高すぎると副反応が起こり、
収率低下の原因となる。反応時間は通常、約0.5〜1
0時間の範囲である。
ロロメチルチオハロベンゼン類は、常法の晶析または蒸
留等により単離可能であるが、単離せず、反応液をその
まま次のスルホニルクロリド化の工程に用いることも可
能である。
表わされるクロロメチルチオハロベンゼン類を、水の存
在下で塩素化剤と反応させることにより、一般式(I
V)で表わされるハロベンゼンスルホニルクロリド類が
得られる。水の使用量は、特に限定されるものではない
が、一般式(III)で表わされるクロロメチルチオベ
ンゼン類に対して、通常1〜100倍モル量、好ましく
は3〜50倍モル量である。
化スルフリル、塩化チオニル等を挙げることができる
が、経済的見地からは塩素が好ましい。塩素化剤の使用
量は、一般式(III)で表わされるクロロメチルチオ
ハロベンゼン類により異なり、一概には言えないが、通
常、一般式(III)で表わされるクロロメチルチオハ
ロベンゼン類に対して、1〜100倍モル量、好ましく
は2〜50倍モル量である。
れるハロベンゼンスルホニルクロリド類に対して不活性
であれば、特に限定されるものではなく、無溶媒または
ハロベンゼン類自身を溶媒として使用してもよく、また
水溶媒でも可能であるが、例えば、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ヘプタン等の炭化水素類、ジクロロエタン、ジ
クロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類を挙げることができる。溶
媒を用いる場合、その使用量は特に限定されるものでは
ないが、通常、一般式(III)で表わされるクロロメ
チルチオハロベンゼン類に対して0.1〜10倍重量で
ある。
ましくは0〜100℃の範囲である。反応温度が低すぎ
ると反応速度が遅く、逆に高すぎると副反応が起こり、
収率低下の原因となる。反応時間は通常、約0.5〜1
0時間の範囲である。
表わされるハロベンゼンスルホニルクロリド類が得られ
る。生成したハロベンゼンスルホニルクロリド類は、通
常の蒸留、晶析等により容易に単離することができる。
チオハロベンゼン類を水の存在下で塩素化剤と反応させ
ることによっても、一般式(IV)で表わされるハロベ
ンゼンスルホニルクロリド類が生成する。しかしなが
ら、上述したように、一般式(II)で表わされるメチ
ルチオハロベンゼン類のメチル基を塩素化剤により塩素
化し、一般式(III)で表わされるクロロメチルチオ
ハロベンゼン類とし、引き続き水の存在下で塩素化剤に
より塩素化反応を行なう方が、収率および品質上好まし
い結果を与える。
ルクロリド類としては、具体的には、2−クロロベンゼ
ンスルホニルクロリド、3−クロロベンゼンスルホニル
クロリド、4−クロロベンゼンスルホニルクロリド、
2,5−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド、3,5
−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド、2,6−ジク
ロロベンゼンスルホニルクロリド、2−ブロモベンゼン
スルホニルクロリド、3−ブロモベンゼンスルホニルク
ロリド、4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド、2,
5−ジブロモベンゼンスルホニルクロリド、3,5−ジ
ブロモベンゼンスルホニルクロリド、2,6−ジブロモ
ベンゼンスルホニルクロリド等が挙げられる。
で表わされるハロベンゼンスルホニルクロリド類は、上
記の例に何等限定されるものではない。
しく説明するが、本願発明はこれらの実施例に何等限定
されるものではない。
受器を備え付けた1リットル四つ口フラスコに、1,2
−ジクロロベンゼン441g(3.00モル)、ポリエ
チレングリコール(平均分子量300)81g(0.2
7モル)を仕込み、撹拌下約135℃で30%メチルメ
ルカプチドナトリウム塩水溶液233g(1.0モル)
を4時間かけて滴下した。この際、水55gおよび1,
2−ジクロロベンゼン112gが系外に留去された。さ
らに1時間撹拌し、反応を終了した。水を添加して分液
し、粗2−クロロメチルチオベンゼンの1,2−ジクロ
ロベンゼン溶液を得た。この溶液に、無水硫酸ナトリウ
ムを約50g加えて約1時間静置して、水分を除去した
後、この反応液に塩素ガス49.7g(0.7モル)を
約35℃で1時間かけて吹き込み、2−クロロ(クロロ
メチルチオ)ベンゼンの1,2−ジクロロベンゼン溶液
を得た。次に、水を200g加え、再び塩素ガス29
8.2g(4.2モル)を約35℃で6時間かけて吹き
込み、さらに3時間撹拌し、反応を終了した。反応終了
後、油層を分離し、1,2−ジクロロベンゼンを留去
し、減圧蒸留により2−クロロベンゼンスルホニルクロ
リドの無色液体143.9gを得た。メチルメルカプチ
ドに対する収率は68.2%であった。
受器を備え付けた1リットル四つ口フラスコに、1,2
−ジクロロベンゼン441g(3.00モル)、ポリエ
チレングリコール(平均分子量300)81g(0.2
7モル)を仕込み、撹拌下約135℃で30%メチルメ
ルカプチドナトリウム塩水溶液233g(1.0モル)
を4時間かけて滴下した。この際、水55gおよび1,
2−ジクロロベンゼン112gが系外に留去された。さ
らに1時間撹拌し、反応を終了した。水を添加して分液
し、粗2−クロロメチルチオベンゼンの1,2−ジクロ
ロベンゼン溶液を得た。この溶液に、水を200g加
え、塩素ガス347.7g(4.9モル)を約35℃で
7時間かけて吹き込み、さらに3時間撹拌し、反応を終
了した。反応終了後、油層を分離し、1,2−ジクロロ
ベンゼンを留去し、減圧蒸留により2−クロロベンゼン
スルホニルクロリドの無色液体133.1gを得た。メ
チルメルカプチドに対する収率は63.1%であった。
施例1と同様の操作により、対応するハロベンゼンスル
ホニルクロリド類を得た。
代わりにテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド9.
6g(0.03モル)を用いた以外は、実施例1と同様
の操作により粗2−クロロメチルチオベンゼンの1,2
−ジクロロベンゼン溶液を得た。この溶液に、無水硫酸
ナトリウムを約50g加えて約1時間静置して、水分を
除去した後、この反応溶液に塩素ガス49.7g(0.
7モル)を約35℃で1時間かけて吹き込み、2−クロ
ロ(クロロメチルチオ)ベンゼンの1,2−ジクロロベ
ンゼン溶液を得た。更に水を200g加え、塩素ガス2
98.2g(4.2モル)を約35℃で6時間かけて吹
き込み、さらに3時間撹拌し、反応を終了した。反応終
了後、油層を分離し、1,2−ジクロロベンゼンを留去
し、減圧蒸留により2−クロロベンゼンスルホニルクロ
リドの無色液体140.7gを得た。メチルメルカプチ
ドに対する収率は66.7%であった。
受器を備え付けた200ml四つ口フラスコに、1,2
−ジブロモベンゼン47.2g(0.200モル)、ポ
リエチレングリコール(平均分子量300)60g
(0.200モル)を仕込み、撹拌下約135℃で30
%メチルメルカプチドナトリウム塩水溶液74.7g
(0.320モル)を3時間かけて滴下した。この際、
系外に留出した1,2−ジブロモベンゼンは適時系内に
戻した。さらに2時間撹拌し、反応を終了した。水を添
加して分液し、粗2−ブロモメチルチオベンゼンを得
た。減圧蒸留を行ない、2−ブロモメチルチオベンゼン
25.5g(0.126モル)を得た。このものにクロ
ロベンゼン80gと水40gを加え、10℃で約3時間
かけて塩化スルフリル102.1g(0.756モル)
を滴下し、その後5時間10℃で撹拌を続け、反応を終
了した。反応終了後、油層を分離し、無水硫酸ナトリウ
ムを約5g加えて約1時間静置し、水分を除去した後、
溶媒を留去して粗結晶を得た。この粗結晶をクロロベン
ゼンに溶解し、貧溶媒を加えて再結晶を行ない、2−ブ
ロモベンゼンスルホニルクロリドの白色結晶29.9g
を得た。1,2−ジブロモベンゼンに対する収率は5
8.5%であった。
どの種々の用途に用いられるハロベンゼンスルホニルク
ロリド類の新規な製造方法を提供するものである。本願
発明の方法によれば、工業的に入手可能で安価なハロベ
ンゼン類をスルフィド化し、水の存在下で塩素化するこ
とにより、簡便なプロセスで目的化合物が得られる。し
たがって、経済的、工業的価値が極めて大きい。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(I)で表わされるハロベンゼン
類を、メチルメルカプチドアルカリ金属塩により一般式
(II)で表わされるメチルチオハロベンゼン類とな
し、塩素化剤により一般式(III)で表わされるクロ
ロメチルチオハロベンゼン類とし、さらに水の存在下で
塩素化剤により塩素化することを特徴とする、一般式
(IV)で表わされるハロベンゼンスルホニルクロリド
類の製造方法。 【化1】 - 【請求項2】 一般式(I)で表わされるハロベンゼン
類を、メチルメルカプチドアルカリ金属塩により一般式
(II)で表わされるメチルチオハロベンゼン類とな
し、さらに水の存在下で塩素化剤により塩素化すること
を特徴とする、一般式(IV)で表わされるハロベンゼ
ンスルホニルクロリド類の製造方法。 【化2】 - 【請求項3】 メチルメルカプチドアルカリ金属塩によ
るメチルチオ化を、界面活性剤の存在下に行なうことを
特徴とする請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 界面活性剤がポリエチレングリコールで
ある請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 界面活性剤が4級アンモニウム塩である
請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】 一般式(III)のnが1である請求項
1および3〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 塩素化剤が塩素である請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項8】 ハロベンゼンスルホニルクロリド類が2
−クロロベンゼンスルホニルクロリドまたは4−クロロ
ベンゼンスルホニルクロリドである請求項1〜7のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項9】 ハロベンゼンスルホニルクロリド類が2
−ブロモベンゼンスルホニルクロリドまたは4−ブロモ
ベンゼンスルホニルクロリドである請求項1〜7のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項10】 ハロベンゼンスルホニルクロリド類が
2,5−ジクロロベンゼンスルホニルクロリドまたは
3,5−ジクロロベンゼンスルホニルクロリドである請
求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970995A JP3837761B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970995A JP3837761B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948752A true JPH0948752A (ja) | 1997-02-18 |
JP3837761B2 JP3837761B2 (ja) | 2006-10-25 |
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ID=16412312
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19970995A Expired - Fee Related JP3837761B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ハロベンゼンスルホニルクロリド類の製造方法 |
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JP (1) | JP3837761B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265276A (ja) * | 2002-06-12 | 2010-11-25 | Symphony Evolution Inc | ヒトadam−10インヒビター |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP19970995A patent/JP3837761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265276A (ja) * | 2002-06-12 | 2010-11-25 | Symphony Evolution Inc | ヒトadam−10インヒビター |
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---|---|
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