JPH0948599A - 電動運搬車 - Google Patents

電動運搬車

Info

Publication number
JPH0948599A
JPH0948599A JP7200802A JP20080295A JPH0948599A JP H0948599 A JPH0948599 A JP H0948599A JP 7200802 A JP7200802 A JP 7200802A JP 20080295 A JP20080295 A JP 20080295A JP H0948599 A JPH0948599 A JP H0948599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
high speed
switched
motor
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7200802A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Sukeitsu
康裕 資逸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KORETSUKU KK
Original Assignee
KORETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KORETSUKU KK filed Critical KORETSUKU KK
Priority to JP7200802A priority Critical patent/JPH0948599A/ja
Publication of JPH0948599A publication Critical patent/JPH0948599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行方向を切替えるときの衝撃を緩和でき、
しかも安価に構成できる電動運搬車を提供する。 【解決手段】 走行方向が前進と後進に切替えられ、走
行速度が低速と高速に切替えられる。走行用の駆動輪、
駆動輪を駆動する直流電動機10、走行方向と走行速度を
切替える操作レバー、および操作レバーの操作状態に基
づいて電動機10の回転方向と回転速度を切替える電動機
制御回路2を備えている。電動機制御回路2が、電動機
10の電機子10a に直列に接続された抵抗回路31の抵抗値
を切替えることにより、電動機10の回転速度を低速回転
状態と高速回転状態に切替える。操作レバーが一方の走
行方向の高速に切替えられたときに、電動機制御回路2
が、電動機10の回転速度を所定時間だけ低速回転状態に
した後、高速回転状態に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば電動ロ
ーリフトトラックなど、走行用の駆動輪が直流電動機に
よって駆動される電動運搬車に関する。さらに詳しく
は、走行方向が前進と後進に切替えられ、かつ少なくと
も一方の走行方向について走行速度が低速と高速に切替
えられるようになされている電動運搬車に関する。さら
に詳しくは、電動機の電機子に直列に接続された抵抗回
路の抵抗値を切替えることにより、電動機の回転速度を
低速回転状態と高速回転状態に切替えるようになされて
いる電動運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
種の電動運搬車においては、運転者が走行方向と走行速
度を切替えるための操作レバーが設けられ、通常、前
進、後進の両走行方向について走行速度が低速と高速に
切替えられるようになっている。操作レバーの操作状態
は複数のリミットスイッチによって検出され、それに基
づいて電動機の回転方向および回転速度が制御される。
操作レバーは、これを操作していないときは、ばねなど
によって中立位置に保持されており、このときには電動
機は停止している。操作レバーを前進側に小さく回動さ
せると、電動機が前進方向の低速回転状態に切替えられ
て、運搬車が低速で前進し、操作レバーを前進側に大き
く回動させると、電動機が前進方向の高速回転状態に切
替えられて、運搬車が高速で前進する。逆に、操作レバ
ーを後進側に小さく回動させると、電動機が後進方向の
低速回転状態に切替えられて、運搬車が低速で後進し、
操作レバーを後進側に大きく回動させると、電動機が後
進方向の高速回転状態に切替えられて、運搬車が高速で
後進する。
【0003】上記の従来の電動運搬車において、たとえ
ば、前進方向に走行している状態で操作レバーを急に後
進側に大きく回動させた場合、電動機の回転が前進方向
から急に後進方向の高速回転状態に切替わり、運搬車は
逆方向(後進方向)に急発進する。このため、大きな衝
撃が発生して、運搬物が荷崩れを起こし、危険である。
また、電動機と駆動輪との間の動力伝達機構に大きな負
担がかかり、消耗、破損の原因となる。後進方向に走行
している状態で操作レバーを急に前進側に大きく回動さ
せた場合も同様である。
【0004】なお、電動運搬車に使用される直流電動機
の速度制御方式として、いわゆるチョッパ制御方式が知
られており、この制御方式において、電動機の回転方向
を切替えるときにいわゆるプラキング(逆転制動)制御
を行って衝撃を緩和することが知られている。しかしな
がら、チョッパ制御方式は高価であり、これにプラキン
グ制御を付加すると、さらに高価になるという問題があ
る。
【0005】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
走行方向を切替えるときの衝撃を緩和でき、しかも安価
に構成できる電動運搬車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】この発明によ
る電動運搬車は、走行方向が前進と後進に切替えられ、
かつ少なくとも一方の走行方向について走行速度が低速
と高速に切替えられるようになされている電動運搬車で
あって、走行のための駆動輪、前記駆動輪を駆動するた
めの直流電動機、運転者が走行方向と走行速度を切替え
るための操作部、および前記操作部の操作状態に基づい
て前記電動機の回転方向と回転速度を切替えるための電
動機制御手段を備え、前記電動機制御手段が、前記電動
機の電機子に直列に接続された抵抗回路の抵抗値を切替
えることにより、前記電動機の回転速度を低速回転状態
と高速回転状態に切替えるようになされている電動運搬
車において、前記操作部が一方の走行方向の高速に切替
えられたときに、前記電動機制御手段が、前記電動機の
回転速度を所定時間だけ低速回転状態にした後、高速回
転状態に切替えるようになされていることを特徴とする
ものである。
【0007】運搬車が一方の走行方向に走行している状
態で、操作部が他方の走行方向の高速に急に切替えられ
た場合でも、電動機の回転速度が所定時間は低速回転状
態になり、すぐには高速回転状態にならないので、運搬
車が逆方向に急発進することがなく、走行方向を切替え
るときの衝撃が小さくなる。このため、運搬物が荷崩れ
を起こすことがなく、安全である。また、衝撃が小さい
ので、動力伝達機構の負担も小さくなり、消耗、破損の
おそれが小さくなる。また、電動機制御手段が、電動機
の電機子に直列に接続された抵抗回路の抵抗値を切替え
ることにより電動機の回転速度を低速回転状態と高速回
転状態に切替える、いわゆる電機子直列抵抗制御方式を
採用しているので、電動機制御手段を半導体素子を使用
しない比較的簡単なシーケンス制御回路で構成すること
ができ、安価に製作できる。
【0008】通常、前進、後進の両方向について、走行
速度が高速と低速に切替えられる。その場合、操作部が
前進方向の高速に切替えられたときも、後進方向の高速
に切替えられたときも、電動機制御手段が、電動機の回
転速度を所定時間だけ低速回転状態にした後、高速回転
状態に切替えるようになされる。このようにすれば、前
進走行状態から後進方向の高速に切替えられた場合も、
後進走行状態から前進の高速に切替えられた場合も、衝
撃を小さくすることができる。
【0009】好ましくは、操作部が、走行方向と走行速
度を切替えるための操作レバーを含み、電動機制御手段
が、複数のリミットスイッチによって操作レバーの操作
状態を検出し、タイマを使用して、操作部が一方の走行
方向の高速に切替えられたときに電動機の回転速度を所
定時間だけ強制的に低速回転状態にするようになってい
る。このようにすれば、半導体素子を使用せずに、電動
機制御手段を安価に製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0011】図1は歩行運転型電動ローリフトトラック
(1) (電動運搬車)の全体概略構成を示し、図2〜図5
はその一部の詳細を示している。また、図6は、電動機
制御手段を構成する電動機制御回路(2) を示している。
【0012】図1に示すように、ローリフトトラック
は、上下動自在な前部車体(3) と、その後部に連結され
た後部車体(4) を備えている。前部車体(3) の前部に左
右1対のフォーク(5) が設けられ、各フォーク(5) の前
部下面に揺動自在に取付けられた車輪支持レバー(図示
略)の揺動端部に前輪(6) がそれぞれ回転自在に取付け
られている。前部車体(3) の上端部に後方に水平に突出
した連結アーム(7) が設けられ、このアーム(7) の後端
部下面に後部車体(4) の上部が連結されている。後部車
体(4) は軸線を中心に旋回する旋回軸(8) を備えてお
り、この軸(8) の下端部に後輪(操行兼駆動輪)(9) が
取付けられている。後輪(9) は、直流電動機(10)により
駆動される。図1には電動機(10)は図示されていない
が、図6に電動機(10)の電機子(10a) と界磁巻線(10f)
が図示されている。旋回軸(8) の上端部に後方に水平に
のびる旋回ベース(11)が固定されており、上方にほぼ垂
直にのびる操作ハンドル(12)の下端部が固定されてい
る。詳細な図示は省略したが、前部車体(3) のアーム
(7) は昇降装置を介して旋回ベース(11)の上方に連結さ
れている。昇降装置は、電動機により旋回ベース(11)に
対してアーム(7) を昇降させる電動式のものである。ハ
ンドル(12)の上端部に操作箱(13)が設けられており、こ
れに設けられた図示しない昇降スイッチを操作すること
により、後部車体(4) に対して前部車体(3) が昇降する
ようになっている。また、図示は省略したが、前述のフ
ォーク(5) 前部の車輪支持レバーはリンク機構を介して
前後の車体(3)(4)に連結されており、前部車体(3) が上
昇したときに起立してフォーク(5) を上昇させ、前部車
体(3) が下降したときに倒伏してフォーク(5) を下降さ
せるようになっている。ハンドル(12)の操作箱(13)に左
右外側に水平にのびる握り棒(14)が固定され、そのすぐ
上の操作箱(13)の左右外側に、運転者が走行方向と走行
速度を切替えるための操作部を構成する左右1対の操作
レバー(15)が設けられている。操作レバー(15)を操作す
ることにより、後に詳しく説明するように、走行方向が
前進と後進に切替えられ、かつ前進、後進の両走行方向
について走行速度が低速と高速に切替えられるようにな
っている。運転者は両手で握り棒(14)を握って歩行しな
がらローリフトトラックを運転するようになっており、
指先で操作レバー(15)を操作することによって走行方向
および走行速度を切替えることができ、両手でハンドル
(12)を旋回させてベース(11)および旋回軸(8) を旋回さ
せることにより、後輪(9) の方向を変えて操舵を行うこ
とができる。
【0013】図2および図3に示すように、左右の操作
レバー(15)は前後方向に長くのびるものであり、その長
さ方向の中間部が、操作箱(13)内を左右方向にのびる操
作軸(16)の両端部に一体に固定されるとともに、操作箱
(13)の左右両側壁(13a)(13b)に操作軸(16)の軸線を中心
に前後に回動しうるように支持されており、操作レバー
(15)の一方を回動させると操作軸(16)と他方が一体に回
動するようになっている。操作レバー(15)の回動方向に
ついては、前側が下方に回動する方向(左側から見て反
時計方向)が前進方向、これと反対の方向を後進方向と
なっている。また、前進および後進方向の比較的小さい
回動範囲が低速域、それより大きい回動範囲が高速域と
なっている。図3および図4に詳細に示すように、操作
レバー(15)は、通常は、ねじりコイルばね(弾性部材)
(17)によって前後方向にほぼ水平にのびる中立位置に保
持されている。操作箱(13)内の操作軸(16)の左端寄りの
部分にブロック(18)がねじ(19)によって固定され、この
ブロック(18)の後部に操作軸(16)と平行に操作箱(13)の
左側壁(13a) 近くまでのびる位置決めアーム(20)の右側
部分が固定されている。操作箱(13)内の操作軸(16)の後
方において、これと平行な位置決め軸(21)が左右両側壁
(13a)(13b)間にわたし止められている。ブロック(16)と
操作箱(13)の左側壁(13a) との間の操作軸(16)の周囲に
ねじりコイルばね(17)のコイル部分(17a) が装着されて
いる。ばね(17)の右側端部(17b) と左側端部(17c) はと
もに後方に長くのびており、自然状態においては、右側
端部(17b) はコイル部分(17a) の右端上部から斜め上方
にのび、左側端部(17c) はコイル部分(17a) の左端下部
から斜め下方にのびている。そして、ばね(17)の弾性力
に抗して、右側端部(17b) が斜め下方に回動させられる
とともに、左側端部(17c) が斜め上方に回動させられ
て、右側端部(17b) が位置決めアーム(20)と位置決め軸
(21)の下側に通されるとともに、左側端部(17c) が位置
決めアーム(20)と位置決め軸(21)の上側に通されてい
る。このため、図4(a) に示すように、右側端部(17b)
が上向きの弾性力により位置決め軸(21)の下部に圧接す
るとともに、左側端部(17c) が下向きの弾性力により位
置決め軸(21)の上部に圧接し、位置決めアーム(20)が両
端部(17b)(17c)に挟まれて、一定の位置に保持されてい
る。その結果、操作軸(16)および各操作レバー(15)が一
定の中立位置に保持されている。少なくとも一方の操作
レバー(15)に指で前進方向の力を加えると、図4(b) に
示すように、ばね(17)の左側端部(17c) が位置決めアー
ム(20)を下方に押す弾性力に抗して、位置決めアーム(2
0)、操作軸(16)および操作レバー(15)が前進方向に回動
し、左側端部(17c) は位置決め軸(21)から上方に離れ
る。このような状態で、操作レバー(15)から指を離す
と、ばね(17)の左側端部(17c) の下向きの弾性力によ
り、位置決めアーム(20)、操作軸(16)および操作レバー
(15)は図4(a)の中立位置に戻る。同様に、少なくとも
一方の操作レバー(15)に指で後進方向の力を加えると、
ばね(17)の弾性力に抗して位置決めアーム(20)、操作軸
(16)および操作レバー(15)が後進方向に回動し、操作レ
バー(15)から指を離すと、ばね(17)の弾性力により、位
置決めアーム(20)、操作軸(16)および操作レバー(15)は
図4(a)の中立位置に戻る。
【0014】操作箱(13)内の左右方向中央部において、
操作軸(16)の上方に3個のリミットスイッチ(以下、L
Sと略す。)(22)(23)(24)が左右方向に並べて配置され
ている。右側の第1のLS(22)は操作レバー(15)が前進
方向に操作されたことを検出するためのもの、中間の第
2のLS(23)は操作レバー(15)が後進方向に操作された
ことを検出するためのもの、左側の第3のLS(24)は操
作レバー(15)が高速域まで操作されたことを検出するた
めのものである。操作軸(16)の中間部に、円柱状のLS
作動部材(25)が同心状に固定されている。作動部材(25)
は、3個のLS(22)〜(24)に対応して、左右方向に3つ
の作動部分に分けられている。右側の第1の作動部分(2
5a) は第1のLS(22)に対応するものであり、図5(a)
に示すように、中立位置において外周の最上部よりわず
かに後側の部分と最前部近くの部分との間が直線状に切
欠かれている。中間の第2の作動部分(25b) は第2のL
S(23)に対応するものであり、図5(b) に示すように、
中立位置において外周の最上部よりわずかに前側の部分
と最後部近くの部分との間が直線状に切欠かれている。
左側の第3の作動部分(25c) は第3のLS(24)に対応す
るものであり、図5(c) に示すように、中立位置におい
て外周の最上部を中心とする前後両側が少し円弧状に切
欠かれている。各LS(22)〜(24)の作動片(アクチュエ
ータ)(26)の先端部は操作軸(16)のほぼ真上に位置して
おり、操作軸(16)すなわち操作レバー(15)が中立位置に
ある状態では、LS(22)〜(24)の作動片(26)はいずれも
対応する作動部分(25a) 〜(25c) に接触しておらず、す
べてのLS(22)〜(24)はオフ(非作動状態)になってい
る。このとき、第1のLS(22)の作動片(26)の先端部は
第1の作動部分(25a) の切欠き部分の後端部に位置し、
切欠き部分の後端との間にはわずかな間隔があいている
だけである。第2のLS(23)の作動片(26)の先端部は第
2の作動部分(25b) の切欠き部分の前端部に位置し、切
欠き部分の前端との間にはわずかな間隔があいているだ
けである。第3のLS(24)の作動片(26)の先端部は第3
の作動部分(25c) の切欠き部分の中間部に位置し、切欠
き部分の前端および後端との間にはある程度の間隔があ
いている。操作レバー(15)を中立位置から前進方向に少
し回転させると、第1の作動部分(25a) の切欠き部分の
後端が第1のLS(22)の作動片(26)の先端部に当って、
第1のLS(22)がオン(作動状態)になり、操作レバー
(15)が低速域と高速域のいずれの位置にあるときも第1
のLS(22)はオンのままである。操作レバー(15)が前進
方向の低速域にある間は、第3のLS(24)はオフのまま
であるが、操作レバー(15)が前進方向の高速域まで回動
すると、第3の作動部分(25c) の切欠き部分の後端が第
3のLS(24)の作動片(26)の先端部に当って、第3のL
S(24)がオンになり、操作レバー(15)が前進方向の高速
域にある間は第3のLS(24)はオンのままである。ま
た、操作レバー(15)が前進方向に回動したときには、第
2の作動部分(25b) の切欠き部分の前端が第2のLS(2
3)の作動片(26)の先端部から離れ、第2のLS(23)はオ
フのままである。すなわち、操作レバー(15)が前進方向
の低速域にある間は、第1のLS(22)だけがオンにな
り、操作レバー(15)が前進方向の高速域にある間は、第
1および第3のLS(22)(24)がオンになる。同様に、操
作レバー(15)が後進方向の低速域にある間は、第2のL
S(23)だけがオンになり、操作レバー(15)が後進方向の
高速域にある間は、第2および第3のLS(23)(24)がオ
ンになる。
【0015】電動機制御回路(2) は、次のように構成さ
れている(図6参照)。
【0016】直流電源の+側と接地(G) 側との間に、第
1のLS(22)のa接点(常開接点)(22a) と第1の電磁
開閉器(以下、MSと略す。)(27)の直列接続回路、第
2のLS(23)のa接点(23a) と第2のMS(28)の直列接
続回路、第3のLS(24)のa接点(24a) とタイマ(29)の
直列接続回路、タイマ(29)の接点(29a) と第3のMS(3
0)の直列接続回路、および走行速度切替え用の抵抗回路
(31)と回転方向切替え回路(32)と電動機(10)の界磁巻線
(10f) の直列接続回路がそれぞれ接続されている。抵抗
回路(31)は、抵抗器(33)と第3のMS(30)のa接点(30
a) が並列に接続されたものである。回転方向切替え回
路(32)においては、第1のMS(27)のa接点(27a) とb
接点(常閉接点)(27b) の直列接続回路と、第2のMS
(28)のa接点(28a) とb接点(28b) の直列接続回路と
が、並列に接続され、第1のMS(27)のa接点(27a) と
b接点(27b) の間の部分と、第2のMS(28)のa接点(2
8a) とb接点(28b) の間の部分との間に、電動機(10)の
電機子(10a) が接続されている。タイマ(29)の接点(29
a) は、タイマ(29)に電圧が印加されていない間はオフ
(開状態)であり、タイマ(29)に電圧が印加されてから
所定時間(たとえば0.5秒程度)後にオン(閉状態)
になり、その後はタイマ(29)に電圧が印加されている間
だけオンになっている。
【0017】上記のローリフトトラックにおいて、操作
レバー(15)が前進方向の低速域に操作されている間は、
前述のように、3個のLS(22)〜(24)のうち第1のLS
(22)だけがオンになっている。このため、第1のMS(2
7)がオン、第2のMS(28)がオフになり、タイマ(29)に
は電圧が印加されておらず、第3のMS(30)はオフにな
っている。そして、抵抗回路(31)、第1のMS(27)のa
接点(27a) 、電機子(10a) 、第2のMS(28)のb接点(2
8b) および界磁巻線(10f) を通って前進方向の電流が流
れる。一方、第3のMS(30)がオフになっているため、
そのa接点(30a) がオフになっており、抵抗回路(31)に
おいては抵抗器(33)を通って電流が流れる。すなわち、
抵抗回路(31)の抵抗値は抵抗器(33)の抵抗値とほぼ等し
い大きな値になる。このため、電機子(10a) の印加電圧
が低くなり、電動機(10)は低速で前進方向に回転する。
その結果、ローリフトトラック(1) は前進方向に低速で
走行する。このような状態から操作レバー(15)が後進方
向の高速域に急に切替えられた場合を考える。この場
合、操作レバー(15)は、前進方向の低速域から中立位置
および後進方向の低速域を経て、後進方向の高速域に切
替えられる。操作レバー(15)が中立位置に切替えられた
瞬間には、前述のように、3個のLS(22)〜(24)が全て
オフになり、3個のMS(27)(28)(30)が全てオフになる
ため、電機子(10a) に電圧が印加されなくなる。操作レ
バー(15)が後進方向の低速域に切替えられた瞬間には、
前述のように、第2のLS(23)だけがオンになり、第2
のMS(28)だけがオンになる。このため、抵抗回路(31)
の抵抗器(33)、第2のMS(28)のa接点(28a) 、電機子
(10a) 、第1のMS(27)のb接点(27b) および界磁巻線
(10f) を通って後進方向の電流が流れて、電動機(10)が
後進方向に低速で回転し、ローリフトトラック(1) は後
進方向に低速で走行する。さらに、操作レバー(15)が後
進方向の高速域に切替えられると、前述のように、第2
のLS(23)の他に第3のLS(24)がオンになる。第3の
LS(24)がオンになると、タイマ(29)に電圧が印加され
るが、前述の所定時間はタイマ(29)の接点(29a) はオフ
のままであるから、その間は、抵抗回路(31)の抵抗器(3
3)を通って電流が流れ、ローリフトトラック(1) は後進
方向への低速走行を続ける。そして、上記の所定時間が
経過すると、タイマ(29)の接点(29a) がオンになり、第
3のMS(30)がオンになる。このため、抵抗回路(31)に
おいて第3のMS(30)のa接点(30a) を通って電流が流
れる。すなわち、抵抗回路(31)の抵抗値はほぼ0に等し
い小さな値になる。このため、電機子(10a) の印加電圧
が高くなり、電動機(10)は後進方向に高速で回転する。
その結果、ローリフトトラック(1) は後進方向に高速で
走行する。
【0018】操作レバー(15)が前進方向の高速域に切替
えられて、ローリフトトラック(1)が前進方向に高速で
走行している状態から、後進方向の高速域に急に切替え
られた場合も、操作レバー(15)は前進方向の低速域を通
過するので、上記と同じ動作になる。
【0019】このように、操作レバー(15)が前進方向の
低速域あるいは高速域に切替えられて、ローリフトトラ
ック(1) が前進している状態から、操作レバー(15)が後
進方向の高速域に急に切替えられた場合、電動機(10)の
回転速度はすぐに高速回転状態にならず、所定時間は低
速回転状態になるので、ローリフトトラック(1) が後進
方向に急発進することがなく、衝撃が小さい。
【0020】操作レバー(15)が後進方向の低速域あるい
は高速域に切替えられて、ローリフトトラック(1) が後
進している状態から、操作レバー(15)が前進方向の高速
域に急に切替えられた場合も、上記と同じである。
【0021】図7は、従来の電動機制御回路の1例を示
している。次にこの図面を参照して、従来の問題点につ
いて詳細に説明する。
【0022】図7の回路は図6の回路(2) からタイマ(2
9)を除いたものであり、第3のLS(24)のa接点(24a)
と第3のMS(30)の直列接続回路が直流電源の+側と接
地側との間に接続されている。他は図6のものと同じで
あり、同じ部分には同一の符号を付している。
【0023】図7の回路を用いた場合、操作レバー(15)
が前進方向の低速域に操作されている間は、前記同様、
第1のLS(22)と第1のMS(27)だけがオンになって、
電動機(10)は前進方向に低速で回転している。このよう
な状態から操作レバー(15)が後進方向の高速域に急に切
替えられた場合を考えると、操作レバー(15)が中立位置
および後進方向の低速域を経て後進方向の高速域に切替
えられた瞬間に、第3のLS(24)がオンになって、第3
のMS(30)がオンになる。このため、第3のMS(30)の
a接点(30a) がオンになって、抵抗回路(31)の抵抗値が
小さな値になり、電動機(10)は後進方向に高速で回転す
る。その結果、ローリフトトラックは逆方向(後進方
向)に急発進し、大きな衝撃が発生する。操作レバー(1
6)が前進方向の高速域に操作されている状態から後進方
向の高速域に切替えられた場合、操作レバー(15)が後進
方向の低速域あるいは高速域に操作されている状態から
前進方向の高速域に急に切替えられた場合も、同様であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すローリフトトラッ
クの左側面図である。
【図2】図1のローリフトトラックの操作ハンドル上部
の部分切欠き背面図である。
【図3】図2のIII −III 線の拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV線の断面図である。
【図5】図5(a) は図3のA−A線の拡大断面図、図5
(b) は図3のB−B線の拡大断面図、図5(c) は図3の
C−C線の拡大断面図である。
【図6】電動機制御回路の1例を示す電気回路図であ
る。
【図7】電動機制御回路の従来例を示す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
(1) ローリフトトラック(電動運搬車) (2) 電動機制御回路(電動機制御手段) (9) 後輪(駆動輪) (10) 直流電動機 (15) 操作レバー(操作部) (31) 抵抗回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行方向が前進と後進に切替えられ、かつ
    少なくとも一方の走行方向について走行速度が低速と高
    速に切替えられるようになされている電動運搬車であっ
    て、走行のための駆動輪、前記駆動輪を駆動するための
    直流電動機、運転者が走行方向と走行速度を切替えるた
    めの操作部、および前記操作部の操作状態に基づいて前
    記電動機の回転方向と回転速度を切替えるための電動機
    制御手段を備え、前記電動機制御手段が、前記電動機の
    電機子に直列に接続された抵抗回路の抵抗値を切替える
    ことにより、前記電動機の回転速度を低速回転状態と高
    速回転状態に切替えるようになされている電動運搬車に
    おいて、 前記操作部が一方の走行方向の高速に切替えられたとき
    に、前記電動機制御手段が、前記電動機の回転速度を所
    定時間だけ低速回転状態にした後、高速回転状態に切替
    えるようになされていることを特徴とする電動運搬車。
JP7200802A 1995-08-07 1995-08-07 電動運搬車 Pending JPH0948599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200802A JPH0948599A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 電動運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200802A JPH0948599A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 電動運搬車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0948599A true JPH0948599A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16430442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7200802A Pending JPH0948599A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 電動運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0948599A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191765A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Shinko Electric Co Ltd 車両の荷役/走行制御装置
CN107380010A (zh) * 2017-07-28 2017-11-24 福州大学 基于组合电动机驱动的电动汽车系统及其驱动控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191765A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Shinko Electric Co Ltd 車両の荷役/走行制御装置
CN107380010A (zh) * 2017-07-28 2017-11-24 福州大学 基于组合电动机驱动的电动汽车系统及其驱动控制方法
CN107380010B (zh) * 2017-07-28 2023-04-18 福州大学 基于组合电动机驱动的电动汽车系统及其驱动控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3465841A (en) Reversible electric motor speed control
US6805218B2 (en) Motorized vehicle
JP3874595B2 (ja) 横行システムを持ったフォークリフト
JPH08268286A (ja) 電動手押し作業車
JPH1176220A (ja) 移動型x線装置
JPH0948599A (ja) 電動運搬車
US4216847A (en) Lift truck control
JP4495043B2 (ja) 除雪機
JPH04356272A (ja) 産業車両の前後進切換装置
JP2630176B2 (ja) リーチ式フォークリフトの発進時における荷役制御装置
JPH10165454A (ja) 小型電動車
EP3437973B1 (en) Vehicle
JP3822744B2 (ja) 作業車
US2531061A (en) Two-speed power steering mechanism and switch control mounting therefor
JP2001249719A (ja) 作業車の走行制御装置
JP4470580B2 (ja) 電動車椅子
JPH08229173A (ja) 一人用電動ゴルフカート
JP3285486B2 (ja) 有人車の自動操舵切替方法
JP3359022B2 (ja) 荷役車両
JP3904441B2 (ja) 荷役車輌
JP3824305B2 (ja) 荷役車輌
JPH0511704Y2 (ja)
JP2000134722A (ja) アシストモータ付き運搬車
JP3140013B2 (ja) 横行システムを持ったフォークリフト
GB1581231A (en) Wheelchairs

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511