JPH0948279A - 車載用ルームランプ制御回路 - Google Patents
車載用ルームランプ制御回路Info
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- JPH0948279A JPH0948279A JP7221080A JP22108095A JPH0948279A JP H0948279 A JPH0948279 A JP H0948279A JP 7221080 A JP7221080 A JP 7221080A JP 22108095 A JP22108095 A JP 22108095A JP H0948279 A JPH0948279 A JP H0948279A
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- Japan
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- optical sensor
- vehicle
- control circuit
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- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光センサーに対して手又は紙等の反射体を所
定距離まで接近させた時、この反射体で反射した反射光
を検知することにより、きわめて容易に、かつ確実にル
ームランプの点灯・消灯の切換え制御を行うことができ
る車載用ルームランプ制御回路を得る。 【構成】 光の送信素子4aと受信素子4bから成る光
センサー4と、この光センサー4が反射体5からの反射
光を受信するごとに応答してパルス信号を出力する制御
部6bと、この制御部6bのパルス信号でONし、次の
パルス信号でOFFする信号を出力する出力部6cと、
光センサー4及び制御部bへ電圧を供給する電源部6a
と、この電源部6aと出力部6cとの間に直列接続され
たイグニションスイッチ8及びルームランプ2とを備え
た構成としたことを特徴とする。
定距離まで接近させた時、この反射体で反射した反射光
を検知することにより、きわめて容易に、かつ確実にル
ームランプの点灯・消灯の切換え制御を行うことができ
る車載用ルームランプ制御回路を得る。 【構成】 光の送信素子4aと受信素子4bから成る光
センサー4と、この光センサー4が反射体5からの反射
光を受信するごとに応答してパルス信号を出力する制御
部6bと、この制御部6bのパルス信号でONし、次の
パルス信号でOFFする信号を出力する出力部6cと、
光センサー4及び制御部bへ電圧を供給する電源部6a
と、この電源部6aと出力部6cとの間に直列接続され
たイグニションスイッチ8及びルームランプ2とを備え
た構成としたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの車両の
室内灯として使用するルームランプの点灯・消灯を、ス
イッチ体を用いて切換え制御する車載用ルームランプ制
御回路に関する。
室内灯として使用するルームランプの点灯・消灯を、ス
イッチ体を用いて切換え制御する車載用ルームランプ制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの車両の室内を照明す
るために使用するルームランプは、車両の室内の天井に
おけるほぼ中央部分に取付けられている。通常、ルーム
ランプはランプ取付基盤に対し全周方向に回動自在(例
えば、全周にわたり15°の可動範囲)に取付けられ、
また、ルームランプに近接して押釦式スイッチ(シーソ
ースイッチ)がランプ取付基盤に取付けられている。
るために使用するルームランプは、車両の室内の天井に
おけるほぼ中央部分に取付けられている。通常、ルーム
ランプはランプ取付基盤に対し全周方向に回動自在(例
えば、全周にわたり15°の可動範囲)に取付けられ、
また、ルームランプに近接して押釦式スイッチ(シーソ
ースイッチ)がランプ取付基盤に取付けられている。
【0003】そして、ルームランプの点灯・消灯は、押
釦式スイッチのON・OFF操作によって切換え制御さ
れるような構成となっている。また、ルームランプの点
灯・消灯は、車両のドアを開閉することに応動してON
・OFF動作するドアスイッチに連動して切換え制御さ
れるような構成となっているものも広く一般的に使用さ
れている。
釦式スイッチのON・OFF操作によって切換え制御さ
れるような構成となっている。また、ルームランプの点
灯・消灯は、車両のドアを開閉することに応動してON
・OFF動作するドアスイッチに連動して切換え制御さ
れるような構成となっているものも広く一般的に使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、車両
の室内灯として使用するルームランプは、ほとんどが車
両の室内の天井におけるほぼ中央部分に取付けられてい
るため、ルームランプの点灯・消灯を押釦式スイッチに
よりON・OFF操作する場合、ドライバーは後方向へ
振返り手を上げて押釦式スイッチのON・OFF操作を
する必要があり、このような押釦式スイッチのON・O
FF操作は、特に車両が走行中などでは大変に危険であ
るという問題点があった。
の室内灯として使用するルームランプは、ほとんどが車
両の室内の天井におけるほぼ中央部分に取付けられてい
るため、ルームランプの点灯・消灯を押釦式スイッチに
よりON・OFF操作する場合、ドライバーは後方向へ
振返り手を上げて押釦式スイッチのON・OFF操作を
する必要があり、このような押釦式スイッチのON・O
FF操作は、特に車両が走行中などでは大変に危険であ
るという問題点があった。
【0005】さらに、ルームランプの点灯・消灯を後部
の座席にいる乗客が手を上げて押釦式スイッチのON・
OFF操作をしようとする場合、通常、後部の座席にい
る乗客からはルームランプまでの距離が遠いために、中
腰の状態で手を上げて押釦式スイッチのON・OFF操
作をしなければならない不便があるという問題点があっ
た。
の座席にいる乗客が手を上げて押釦式スイッチのON・
OFF操作をしようとする場合、通常、後部の座席にい
る乗客からはルームランプまでの距離が遠いために、中
腰の状態で手を上げて押釦式スイッチのON・OFF操
作をしなければならない不便があるという問題点があっ
た。
【0006】また、通常はルームランプの点灯・消灯
は、車両のドアの開閉に応動してON・OFF動作する
ドアスイッチに連動して切換え制御されるルームランプ
機能の外に、上述したように、押釦式スイッチのON・
OFF操作によってルームランプの点灯・消灯が切換え
制御されるルームランプ機能を有しているため、押釦式
スイッチをON操作してルームランプを点灯状態にした
ままで、ドライバーが不用意に車両の室内から離れた場
合には、ルームランプの電源であるバッテリー電源を無
駄に消耗させてしまうことがあるという問題点があっ
た。
は、車両のドアの開閉に応動してON・OFF動作する
ドアスイッチに連動して切換え制御されるルームランプ
機能の外に、上述したように、押釦式スイッチのON・
OFF操作によってルームランプの点灯・消灯が切換え
制御されるルームランプ機能を有しているため、押釦式
スイッチをON操作してルームランプを点灯状態にした
ままで、ドライバーが不用意に車両の室内から離れた場
合には、ルームランプの電源であるバッテリー電源を無
駄に消耗させてしまうことがあるという問題点があっ
た。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、スイッチ体として機能する光
センサーに対して、手又は紙等の反射体を所定距離まで
近接させてこの反射体からの反射光を検知し、ルームラ
ンプの点灯・消灯を切換え制御するように構成した車載
用ルームランプ制御回路を得ることを目的とする。
るためになされたもので、スイッチ体として機能する光
センサーに対して、手又は紙等の反射体を所定距離まで
近接させてこの反射体からの反射光を検知し、ルームラ
ンプの点灯・消灯を切換え制御するように構成した車載
用ルームランプ制御回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の車
載用ルームランプ制御回路としては、スイッチ体の機能
を有する光の送信素子と受信素子から成る構成体をな
し、この構成体に対して手又は紙等の反射体を所定距離
まで近接させた時、上記反射体で反射した反射光を受信
するように構成した光センサーと、この光センサーが上
記反射光を受信するごとに応答してパルス信号を出力す
る制御部と、この制御部からのパルス信号でONし、次
のパルス信号でOFFする信号を出力する出力部と、上
記センサー及び上記制御部へ電圧を供給する電源部と、
この電源部と上記出力部との間に直列接続されたイグニ
ションスイッチ及びルームランプとを備えたことを特徴
としている。
載用ルームランプ制御回路としては、スイッチ体の機能
を有する光の送信素子と受信素子から成る構成体をな
し、この構成体に対して手又は紙等の反射体を所定距離
まで近接させた時、上記反射体で反射した反射光を受信
するように構成した光センサーと、この光センサーが上
記反射光を受信するごとに応答してパルス信号を出力す
る制御部と、この制御部からのパルス信号でONし、次
のパルス信号でOFFする信号を出力する出力部と、上
記センサー及び上記制御部へ電圧を供給する電源部と、
この電源部と上記出力部との間に直列接続されたイグニ
ションスイッチ及びルームランプとを備えたことを特徴
としている。
【0009】この発明の請求項2の車載用ルームランプ
制御装置としては、請求項1記載の車載用ルームランプ
制御回路であって、上記光センサーに赤外線光を使用
し、この光センサーから赤外線光を送信し、上記光セン
サーに対して所定距離まで近接させた反射体で反射した
上記赤外線光を受信するような構成を備えていることを
特徴とする。
制御装置としては、請求項1記載の車載用ルームランプ
制御回路であって、上記光センサーに赤外線光を使用
し、この光センサーから赤外線光を送信し、上記光セン
サーに対して所定距離まで近接させた反射体で反射した
上記赤外線光を受信するような構成を備えていることを
特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の請求項1の車載用ルームランプ制御
回路によれば、ルームランプの点灯・消灯を切換え制御
する場合、ドライバーは後方向へ振り返ることなく、単
に上方向に上げた手(反射体)を光センサーへ所定距離
まで近付けることにより、また、後部の座席の乗客は新
聞紙(反射体)等を同様に上記光センサーへ所定距離ま
で近付けることにより、いずれの場合にもルームランプ
の点灯・消灯の切換え制御が可能となる。
回路によれば、ルームランプの点灯・消灯を切換え制御
する場合、ドライバーは後方向へ振り返ることなく、単
に上方向に上げた手(反射体)を光センサーへ所定距離
まで近付けることにより、また、後部の座席の乗客は新
聞紙(反射体)等を同様に上記光センサーへ所定距離ま
で近付けることにより、いずれの場合にもルームランプ
の点灯・消灯の切換え制御が可能となる。
【0011】この発明の請求項2の車載用ルームランプ
制御回路によれば、上記光センサーに赤外線光を使用
し、この光センサーへ所定距離まで近接させた反射体に
対して赤外線光を送信し、その反射光を受信するように
しており、このように赤外線光の反射光を検知すること
によって、ルームランプの点灯・消灯の切換え制御が可
能となる。
制御回路によれば、上記光センサーに赤外線光を使用
し、この光センサーへ所定距離まで近接させた反射体に
対して赤外線光を送信し、その反射光を受信するように
しており、このように赤外線光の反射光を検知すること
によって、ルームランプの点灯・消灯の切換え制御が可
能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明の実施例である車載用ルームランプ制御
回路を備えた装置を示す上面図、図2は図1の車載用ル
ームランプ制御回路を備えた装置を示す一部断面図であ
る。図1及び図2において、1はランプ取付基盤であ
り、樹脂材料でほぼ長方形状に形成され、さらに、全周
にわたり内方向へ湾曲した形状に形成されている。2は
ルームランプであり、このルームランプ2はランプ取付
基盤1の円形状の開口部1aに対し全周方向に回動自在
(例えば全周にわたり15°の可動範囲)に取付けられ
ている。2aはルームランプ2の湾曲状の後方部分を支
持する湾曲状のランプカバーである。
図1はこの発明の実施例である車載用ルームランプ制御
回路を備えた装置を示す上面図、図2は図1の車載用ル
ームランプ制御回路を備えた装置を示す一部断面図であ
る。図1及び図2において、1はランプ取付基盤であ
り、樹脂材料でほぼ長方形状に形成され、さらに、全周
にわたり内方向へ湾曲した形状に形成されている。2は
ルームランプであり、このルームランプ2はランプ取付
基盤1の円形状の開口部1aに対し全周方向に回動自在
(例えば全周にわたり15°の可動範囲)に取付けられ
ている。2aはルームランプ2の湾曲状の後方部分を支
持する湾曲状のランプカバーである。
【0013】3はフェルトであり、ルームランプ2が全
周にわたり15°可動範囲内で回動する場合に、ルーム
ランプ2に適度の摩擦力を与える作用をする。4は、例
えば赤外線光を送信・受信する送信素子と受信素子から
成る光センサー、1bはランプ取付基盤1に設けられた
小形の楕円形状の開口部、1cはランプ取付基盤1に設
けられた開口部1bの周縁部から下方向へ一体に突出形
成された支持部であり、この支持部1c内には光センサ
ー4が保持されている。
周にわたり15°可動範囲内で回動する場合に、ルーム
ランプ2に適度の摩擦力を与える作用をする。4は、例
えば赤外線光を送信・受信する送信素子と受信素子から
成る光センサー、1bはランプ取付基盤1に設けられた
小形の楕円形状の開口部、1cはランプ取付基盤1に設
けられた開口部1bの周縁部から下方向へ一体に突出形
成された支持部であり、この支持部1c内には光センサ
ー4が保持されている。
【0014】図3は図1の車載用ルームランプ制御回路
を備えた装置の制御系の内部構成を示す図、図4は図3
の制御系の内部構成を詳細に示す回路図、図5は図4の
回路図の動作を説明するための信号の波形のタイミング
を示す図である。図3及び図4において、2はルームラ
ンプ、4は光センサー、4a及び4bは光センサー4の
送信素子及び受信素子、5は手又は紙等の反射体であ
り、この反射体5は光センサー4へ所定距離lまで近接
させた時、光センサー4の送信素子4aからの赤外線光
を反射し、その反射光を受信素子4bへ伝送する作用を
行う。
を備えた装置の制御系の内部構成を示す図、図4は図3
の制御系の内部構成を詳細に示す回路図、図5は図4の
回路図の動作を説明するための信号の波形のタイミング
を示す図である。図3及び図4において、2はルームラ
ンプ、4は光センサー、4a及び4bは光センサー4の
送信素子及び受信素子、5は手又は紙等の反射体であ
り、この反射体5は光センサー4へ所定距離lまで近接
させた時、光センサー4の送信素子4aからの赤外線光
を反射し、その反射光を受信素子4bへ伝送する作用を
行う。
【0015】6は光センサー4の受信素子4bが受信し
た反射光に応動する制御回路であるユニット制御構成部
であり、6a,6b及び6cはそれぞれユニット制御構
成部6内の電源部、制御部及び出力部である。7は車両
のドアを開閉するごとに応動してON・OFF動作する
ドアスイッチ、8は車両のキースイッチ(図示しない)
の回動に応動して開閉するイグニションスイッチ、9は
車両に搭載する電源(DC12V)のバッテリ電源であ
る。
た反射光に応動する制御回路であるユニット制御構成部
であり、6a,6b及び6cはそれぞれユニット制御構
成部6内の電源部、制御部及び出力部である。7は車両
のドアを開閉するごとに応動してON・OFF動作する
ドアスイッチ、8は車両のキースイッチ(図示しない)
の回動に応動して開閉するイグニションスイッチ、9は
車両に搭載する電源(DC12V)のバッテリ電源であ
る。
【0016】また、電源部6aは、バッテリー電源9の
DC12Vの電圧を、光センサー4と制御部6bへ供給
する5Vの電圧へ変換するための電源部、制御部6bは
光センサー4が反射体5からの反射光を受信するごとに
応答してパルス信号を出力するように制御する制御部、
出力部6cは制御部6bからのパルス信号でONし、次
のパルス信号でOFFする信号を出力する出力部であ
る。
DC12Vの電圧を、光センサー4と制御部6bへ供給
する5Vの電圧へ変換するための電源部、制御部6bは
光センサー4が反射体5からの反射光を受信するごとに
応答してパルス信号を出力するように制御する制御部、
出力部6cは制御部6bからのパルス信号でONし、次
のパルス信号でOFFする信号を出力する出力部であ
る。
【0017】図6は図1の車載用ルームランプ制御回路
を備えた装置の取付け態様を示す説明図、図7は図1の
車載用ルームランプ制御回路を備えた装置におけるルー
ムランプの作動態様を示す説明図である。図6及び図7
において、1はランプ取付基盤、2はルームランプ、4
は光センサー、10は車両の室内の天井、11は人間の
手(反射体)である。
を備えた装置の取付け態様を示す説明図、図7は図1の
車載用ルームランプ制御回路を備えた装置におけるルー
ムランプの作動態様を示す説明図である。図6及び図7
において、1はランプ取付基盤、2はルームランプ、4
は光センサー、10は車両の室内の天井、11は人間の
手(反射体)である。
【0018】上記のような構成を有する車載用ルームラ
ンプ制御回備えた装置の動作について説明する。まず、
図6に示されるように、車両の室内の天井10における
ほぼ中央部分に、この発明に係る車載用ルームランプ制
御回路を備えた装置のランプ取付基盤1が適当な取付部
材(図示しない)によって取付けられる。
ンプ制御回備えた装置の動作について説明する。まず、
図6に示されるように、車両の室内の天井10における
ほぼ中央部分に、この発明に係る車載用ルームランプ制
御回路を備えた装置のランプ取付基盤1が適当な取付部
材(図示しない)によって取付けられる。
【0019】次に、ドライバーがルームランプ2の点灯
・消灯を切換え制御する場合、図7(A)に示すよう
に、ルームランプ2が消灯状態である光センサー4にお
いて、図7(B)に示すように、ドライバーは後方向へ
振り返ることなく、単に上方向へ上げた手(反射体)1
1を光センサー4へ所定距離まで近付けることにより、
光センサー4は手11からの反射光を検知し、ルームラ
ンプ2の点灯を行う。ルームランプ2が点灯状態にある
時、再びドライバーが上方向へ上げた手11を光センサ
ー4へ所定距離まで近付けると、光センサー4は手11
からの反射光を検知し、ルームランプ2の消灯を行う。
・消灯を切換え制御する場合、図7(A)に示すよう
に、ルームランプ2が消灯状態である光センサー4にお
いて、図7(B)に示すように、ドライバーは後方向へ
振り返ることなく、単に上方向へ上げた手(反射体)1
1を光センサー4へ所定距離まで近付けることにより、
光センサー4は手11からの反射光を検知し、ルームラ
ンプ2の点灯を行う。ルームランプ2が点灯状態にある
時、再びドライバーが上方向へ上げた手11を光センサ
ー4へ所定距離まで近付けると、光センサー4は手11
からの反射光を検知し、ルームランプ2の消灯を行う。
【0020】上記したようなルームランプ2の点灯・消
灯の切換え制御は、ドライバー以外に後部の座席の乗客
が、例えば新聞紙(反射体)等を同様に光センサー4へ
所定距離まで近付けることによっても行うことが可能で
ある。
灯の切換え制御は、ドライバー以外に後部の座席の乗客
が、例えば新聞紙(反射体)等を同様に光センサー4へ
所定距離まで近付けることによっても行うことが可能で
ある。
【0021】ここで、光センサー4の感知距離、感知範
囲及び応答時間について実験的な数値例を説明する。光
センサー4の感知距離は、90%反射紙の場合で350
±100mm以内であり、参考として人間の手11の場
合は約50%減少して約150mmとなる。また、光セ
ンサー4の感知範囲は、光センサー4の窓(図1の開口
部1b)以内である。また、光センサー4の応答時間
は、光センサー4に対し手又は紙等の反射体が通過する
時間として0.3秒以下である。
囲及び応答時間について実験的な数値例を説明する。光
センサー4の感知距離は、90%反射紙の場合で350
±100mm以内であり、参考として人間の手11の場
合は約50%減少して約150mmとなる。また、光セ
ンサー4の感知範囲は、光センサー4の窓(図1の開口
部1b)以内である。また、光センサー4の応答時間
は、光センサー4に対し手又は紙等の反射体が通過する
時間として0.3秒以下である。
【0022】次に、車載用ルームランプ制御回路を備え
た装置の制御系について説明する。図3の制御系に示す
ように、ルームランプ2の点灯・消灯を切換え制御する
光センサー4の制御回路には、車両のキースイッチの回
動に応動して開閉するイグニションスイッチ8が存在し
ているために、イグニションスイッチ8がON状態の時
には光センサー4の機能は作動するが、イグニションス
イッチ8がOFF状態の時には光センサー4の機能は作
動しない。一方、車両のドアを開閉することに応動して
ON・OFF動作するドアスイッチ7の制御回路には、
イグニションスイッチ8が存在していないために、この
イグニションスイッチ8のON又はOFF状態にかかわ
らずドアスイッチ7の開閉によってルームランプ2は点
灯・消灯が切換え制御される。
た装置の制御系について説明する。図3の制御系に示す
ように、ルームランプ2の点灯・消灯を切換え制御する
光センサー4の制御回路には、車両のキースイッチの回
動に応動して開閉するイグニションスイッチ8が存在し
ているために、イグニションスイッチ8がON状態の時
には光センサー4の機能は作動するが、イグニションス
イッチ8がOFF状態の時には光センサー4の機能は作
動しない。一方、車両のドアを開閉することに応動して
ON・OFF動作するドアスイッチ7の制御回路には、
イグニションスイッチ8が存在していないために、この
イグニションスイッチ8のON又はOFF状態にかかわ
らずドアスイッチ7の開閉によってルームランプ2は点
灯・消灯が切換え制御される。
【0023】また、図3の制御系の内部構成を詳細に示
す図4の回路図ついて説明する。光の送信素子4aと受
信素子4bから成る光センサー4に対して、手又は紙等
の反射体5を所定距離lまで近接させた時、送信素子4
aからの光が反射体5で反射した反射光を受信素子4b
が受信する。ここで、車両のキースイッチの回動に応動
して開閉するイグニションスイッチ8が図5の(イ)に
示すようにON状態にある時、受信素子4bが反射体5
からの反射光を受信するごとに制御部6bは応答して図
5の(ロ)に示すようなパルス信号(パルス幅tが最小
で0.35秒)を出力する。
す図4の回路図ついて説明する。光の送信素子4aと受
信素子4bから成る光センサー4に対して、手又は紙等
の反射体5を所定距離lまで近接させた時、送信素子4
aからの光が反射体5で反射した反射光を受信素子4b
が受信する。ここで、車両のキースイッチの回動に応動
して開閉するイグニションスイッチ8が図5の(イ)に
示すようにON状態にある時、受信素子4bが反射体5
からの反射光を受信するごとに制御部6bは応答して図
5の(ロ)に示すようなパルス信号(パルス幅tが最小
で0.35秒)を出力する。
【0024】出力部6cは、制御部6bが出力するパル
ス信号によってONし、次に出力するパルス信号によっ
てOFFするような信号を出力する回路構成を有してい
るため、ルームランプ2の点灯・消灯を切換え制御する
光センサー4の制御回路は、出力部6cが出力する信号
によってON・OFF動作する。すなわち、ルームラン
プ2は図5の(ハ)に示すように、制御部6bが出力す
るパルス信号によって点灯し、次に出力するパルス信号
によって消灯することになる。そして、このようなルー
ムランプ2の点灯・消灯の切換え制御は、制御部6bか
ら出力するパルス信号に応答して繰り返し行われる。
ス信号によってONし、次に出力するパルス信号によっ
てOFFするような信号を出力する回路構成を有してい
るため、ルームランプ2の点灯・消灯を切換え制御する
光センサー4の制御回路は、出力部6cが出力する信号
によってON・OFF動作する。すなわち、ルームラン
プ2は図5の(ハ)に示すように、制御部6bが出力す
るパルス信号によって点灯し、次に出力するパルス信号
によって消灯することになる。そして、このようなルー
ムランプ2の点灯・消灯の切換え制御は、制御部6bか
ら出力するパルス信号に応答して繰り返し行われる。
【0025】従って、この発明の車載用ルームランプ制
御回路を備えた装置においては、ドライバーが車両のキ
ースイッチの回動によってイグニションスイッチ8をO
FF状態にした上で車両の室内から離れた場合に、イグ
ニションスイッチ8がOFF状態の時には光センサー4
の機能は作動しないため、決してルームランプ2が点灯
することがなく、それゆえ、この種の従来例における押
釦式スイッチの切り忘れによりルームランプ2の点灯状
態が継続するという不都合を解消することができ、これ
により、ルームランプ2のバッテリー電源9の無駄な消
耗を防止することができる。
御回路を備えた装置においては、ドライバーが車両のキ
ースイッチの回動によってイグニションスイッチ8をO
FF状態にした上で車両の室内から離れた場合に、イグ
ニションスイッチ8がOFF状態の時には光センサー4
の機能は作動しないため、決してルームランプ2が点灯
することがなく、それゆえ、この種の従来例における押
釦式スイッチの切り忘れによりルームランプ2の点灯状
態が継続するという不都合を解消することができ、これ
により、ルームランプ2のバッテリー電源9の無駄な消
耗を防止することができる。
【0026】また、上記したような光センサー4に赤外
線光を使用し、この光センサー4に対して所定距離まで
近接させた反射体5へ赤外線光を送信し、その反射光を
受信するように構成したものにおいては、特に車両の室
内が真暗である環境下でも容易にルームランプ2の点灯
・消灯の切換え制御を行うことができるという特徴があ
る。
線光を使用し、この光センサー4に対して所定距離まで
近接させた反射体5へ赤外線光を送信し、その反射光を
受信するように構成したものにおいては、特に車両の室
内が真暗である環境下でも容易にルームランプ2の点灯
・消灯の切換え制御を行うことができるという特徴があ
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、手又は紙等の反射体を所定距離まで近接させた
時、上記反射体で反射した反射光を受信するように構成
した光センサーと、この光センサーが上記反射光を受信
するごとに応答してパルス信号を出力する制御部と、こ
の制御部からのパルス信号でONし、次のパルス信号で
OFFする信号を出力する出力部と、上記センサー及び
上記制御部へ電圧を供給する電源部と、この電源部と上
記出力部との間に直列接続されたイグニションスイッチ
及びルームランプとを備えた構成としたので、ドライバ
ーは後方向へ振り返ることなく、単に上方向に上げた手
を、また、後部の座席の乗客は新聞紙等を、いずれも同
様に上記光センサーへ所定距離まで近付けることによ
り、きわめて容易に、かつ確実にルームランプの点灯・
消灯の切換え制御を行うことができる。
れば、手又は紙等の反射体を所定距離まで近接させた
時、上記反射体で反射した反射光を受信するように構成
した光センサーと、この光センサーが上記反射光を受信
するごとに応答してパルス信号を出力する制御部と、こ
の制御部からのパルス信号でONし、次のパルス信号で
OFFする信号を出力する出力部と、上記センサー及び
上記制御部へ電圧を供給する電源部と、この電源部と上
記出力部との間に直列接続されたイグニションスイッチ
及びルームランプとを備えた構成としたので、ドライバ
ーは後方向へ振り返ることなく、単に上方向に上げた手
を、また、後部の座席の乗客は新聞紙等を、いずれも同
様に上記光センサーへ所定距離まで近付けることによ
り、きわめて容易に、かつ確実にルームランプの点灯・
消灯の切換え制御を行うことができる。
【0028】この発明の請求項2によれば、上記光セン
サーに赤外線光を使用し、この光センサーに対して所定
距離まで近接させた反射体へ赤外線光を送信し、その反
射光を受信するように構成したので、特に車両の室内が
真暗な場合においても、上記光センサーの機能は正確に
作動するために、ルームランプの点灯・消灯の切換え制
御を容易に、かつ誤動作なく行うことができる。
サーに赤外線光を使用し、この光センサーに対して所定
距離まで近接させた反射体へ赤外線光を送信し、その反
射光を受信するように構成したので、特に車両の室内が
真暗な場合においても、上記光センサーの機能は正確に
作動するために、ルームランプの点灯・消灯の切換え制
御を容易に、かつ誤動作なく行うことができる。
【図1】この発明の実施例である車載用ルームランプ制
御回路を備えた装置を示す上面図である。
御回路を備えた装置を示す上面図である。
【図2】図1の車載用ルームランプ制御回路を備えた装
置を示す一部断面図である。
置を示す一部断面図である。
【図3】図1の車載用ルームランプ制御回路を備えた装
置の制御系の内部構成を示す図である。
置の制御系の内部構成を示す図である。
【図4】図3の制御系の内部構成を詳細に示す回路図で
ある。
ある。
【図5】図4の回路図の動作を説明するための信号の波
形のタイミングを示す図である。
形のタイミングを示す図である。
【図6】図1の車載用ルームランプ制御回路を備えた装
置の取付け態様を示す説明図である。
置の取付け態様を示す説明図である。
【図7】図1の車載用ルームランプ制御回路を備えた装
置におけるルームランプの作動態様を示す説明図であ
る。
置におけるルームランプの作動態様を示す説明図であ
る。
1 ランプ取付基盤 1a,1b 開口部 1c 支持部 2 ルームランプ 2a ランプカバー 3 フェルト 4 光センサー 4a 送信素子 4b 受信素子 5 反射体 6 ユニット制御構成部 6a 電源部 6b 制御部 6c 出力部 7 ドアスイッチ 8 イグニションスイッチ 9 バッテリ電源 10 天井 11 手(反射体)
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のルームランプと、このルームラン
プの点灯・消灯を切換え制御するスイッチ体とを備えた
車載用ルームランプ制御回路において、上記スイッチ体
の機能を有する光の送信素子と受信素子から成る構成体
をなし、この構成体に対して手又は紙等の反射体を所定
距離まで近接させた時、上記送信素子からの光を上記反
射体で反射し、その反射光を上記受信素子で受信するよ
うに構成した光センサーと、この光センサーが上記反射
光を受信するごとに応答してパルス信号を出力するよう
に制御する制御部と、この制御部からのパルス信号でO
Nし、次のパルス信号でOFFする信号を出力する出力
部と、上記センサー及び上記制御部へ電圧を供給する電
源部と、この電源部と上記出力部との間に直列接続され
たイグニションスイッチ及びルームランプとを備えたこ
とを特徴とする車載用ルームランプ制御回路。 - 【請求項2】 上記光センサーは、赤外線光を送信し、
上記光センサーに対して上記反射体を所定距離まで近接
させた時、上記反射体で反射した上記赤外線光を受信す
るように構成した光センサーであることを特徴とする請
求項1記載の車載用ルームランプ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7221080A JPH0948279A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 車載用ルームランプ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7221080A JPH0948279A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 車載用ルームランプ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948279A true JPH0948279A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16761181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7221080A Pending JPH0948279A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 車載用ルームランプ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948279A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004039631A1 (de) * | 2002-10-31 | 2004-05-13 | Gerd Reime | Einrichtung zur steuerung einer beleuchtung, insbesondere für fahrzeuginnenräume sowie verfahren zu ihrer steuerung |
JP2005297637A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Denso Corp | 車両用操作装置 |
JP2010260547A (ja) * | 2010-07-28 | 2010-11-18 | Denso Corp | 車両用操作装置 |
JP2011501365A (ja) * | 2007-10-26 | 2011-01-06 | ライト−オン・アイティー・コーポレーション | 1dジェスチャー光制御 |
US8090497B2 (en) | 2006-12-06 | 2012-01-03 | Kojima Press Industry Co., Ltd. | Vehicle accessory touch switch |
US8203468B2 (en) | 2006-08-29 | 2012-06-19 | Kojima Press Industry Co., Ltd. | Electric capacitance-type touch switch |
JP2018052393A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 飛鳥車体株式会社 | 車内灯制御システム |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7221080A patent/JPH0948279A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4622289B2 (ja) * | 2004-04-07 | 2011-02-02 | 株式会社デンソー | 車両用操作装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010821 |