JPH0947A - コンバインの操向旋回制御装置 - Google Patents
コンバインの操向旋回制御装置Info
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- JPH0947A JPH0947A JP15427795A JP15427795A JPH0947A JP H0947 A JPH0947 A JP H0947A JP 15427795 A JP15427795 A JP 15427795A JP 15427795 A JP15427795 A JP 15427795A JP H0947 A JPH0947 A JP H0947A
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- turning
- clutch
- brake
- lever
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コンバイン作業において、緩旋回モードによる
操向旋回時にパワステレバーに設けた切替スイッチを操
作したときは、緩旋回モードからブレーキ旋回モードへ
瞬時に切り替えて旋回半径を大から小に変更する。 【構成】左右一対のクロ−ラ1の一方に操向ブレーキ2
を効かせて操向旋回するブレーキ旋回モードAと、一方
の回転を他方の回転に対して緩速駆動して操向旋回する
緩旋回モードBとに切り替えできる旋回モード切替レバ
ー3を有すると共に、左又は右への傾斜操作によって各
旋回モードA,Bにおける操向旋回を入り切りさせるパ
ワステレバー4を有するコンバインにおいて、該パワス
テレバー4で緩旋回モードBからブレーキ旋回モードA
に切り替え可能な切替スイッチ5を設けてなる操向旋回
制御装置の構成とする。
操向旋回時にパワステレバーに設けた切替スイッチを操
作したときは、緩旋回モードからブレーキ旋回モードへ
瞬時に切り替えて旋回半径を大から小に変更する。 【構成】左右一対のクロ−ラ1の一方に操向ブレーキ2
を効かせて操向旋回するブレーキ旋回モードAと、一方
の回転を他方の回転に対して緩速駆動して操向旋回する
緩旋回モードBとに切り替えできる旋回モード切替レバ
ー3を有すると共に、左又は右への傾斜操作によって各
旋回モードA,Bにおける操向旋回を入り切りさせるパ
ワステレバー4を有するコンバインにおいて、該パワス
テレバー4で緩旋回モードBからブレーキ旋回モードA
に切り替え可能な切替スイッチ5を設けてなる操向旋回
制御装置の構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの操向旋
回制御装置に関し、ブレーキ旋回,緩旋回の各旋回モー
ドを適時切り替えて作業時の旋回を行うもの等に利用で
きる。
回制御装置に関し、ブレーキ旋回,緩旋回の各旋回モー
ドを適時切り替えて作業時の旋回を行うもの等に利用で
きる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】コン
バインの作業時に、圃場端の枕地等において操向旋回を
行うときに、ブレーキ制動による標準的な旋回を行うブ
レーキ旋回モードと、回転差による緩やかな旋回を行う
緩旋回モードとを、圃場の条件に合わせて適時切り替え
て走行するもの等については、既に周知である。
バインの作業時に、圃場端の枕地等において操向旋回を
行うときに、ブレーキ制動による標準的な旋回を行うブ
レーキ旋回モードと、回転差による緩やかな旋回を行う
緩旋回モードとを、圃場の条件に合わせて適時切り替え
て走行するもの等については、既に周知である。
【0003】しかし、このような緩旋回モードによるブ
レーキ制動を行わない操向旋回においては、どうしても
旋回半径が大きくなるので、この大きな旋回半径により
刈取条の条合わせ等が阻害されたり、極端な場合には危
険を伴うこともある。このため、瞬時に緩旋回モードか
らブレーキ旋回モードに切り替える必要があるが、従来
では、この切り替えを行うには、旋回モードを切り替え
る旋回モード切替レバーの操作が必要であり、瞬時の切
り替えを行い難く、作業の進行や危険の回避に支障をき
たしかねない。また、この切り替え時に、その都度旋回
モード切替レバーの操作を行うことは大変に面倒で煩わ
しいものであった。
レーキ制動を行わない操向旋回においては、どうしても
旋回半径が大きくなるので、この大きな旋回半径により
刈取条の条合わせ等が阻害されたり、極端な場合には危
険を伴うこともある。このため、瞬時に緩旋回モードか
らブレーキ旋回モードに切り替える必要があるが、従来
では、この切り替えを行うには、旋回モードを切り替え
る旋回モード切替レバーの操作が必要であり、瞬時の切
り替えを行い難く、作業の進行や危険の回避に支障をき
たしかねない。また、この切り替え時に、その都度旋回
モード切替レバーの操作を行うことは大変に面倒で煩わ
しいものであった。
【0004】そこでこの発明は、緩旋回モードによる操
向旋回時に、パワステレバーに設けた切替スイッチを操
作したときは、緩旋回モードからブレーキ旋回モードへ
瞬時に切り替わるようにする。
向旋回時に、パワステレバーに設けた切替スイッチを操
作したときは、緩旋回モードからブレーキ旋回モードへ
瞬時に切り替わるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、左右一対の
クロ−ラ1の一方に操向ブレーキ2を効かせて操向旋回
するブレーキ旋回モードAと、一方の回転を他方の回転
に対して緩速駆動して操向旋回する緩旋回モードBとに
切り替えできる旋回モード切替レバー3を有すると共
に、左又は右への傾斜操作によって各旋回モードA,B
における操向旋回を入り切りさせるパワステレバー4を
有するコンバインにおいて、該パワステレバー4で緩旋
回モードBからブレーキ旋回モードAに切り替え可能な
切替スイッチ5を設けてなる操向旋回制御装置の構成と
する。
クロ−ラ1の一方に操向ブレーキ2を効かせて操向旋回
するブレーキ旋回モードAと、一方の回転を他方の回転
に対して緩速駆動して操向旋回する緩旋回モードBとに
切り替えできる旋回モード切替レバー3を有すると共
に、左又は右への傾斜操作によって各旋回モードA,B
における操向旋回を入り切りさせるパワステレバー4を
有するコンバインにおいて、該パワステレバー4で緩旋
回モードBからブレーキ旋回モードAに切り替え可能な
切替スイッチ5を設けてなる操向旋回制御装置の構成と
する。
【0006】
【作用、及び発明の効果】コンバインの作業時に圃場端
の枕地等において、旋回モードを旋回モード切替レバー
3により緩旋回モードBに切り替え、パワステレバー4
を左又は右へ傾斜操作したときは、操向側の操向クラッ
チを切ると同時に、操向側のクロ−ラ1の回転比を変え
て、非操向側のクロ−ラ1に対して緩速駆動させる比較
的大きな旋回半径の操向旋回を行うが、この緩旋回では
旋回半径が大きすぎて旋回途中において何等かの不都合
が生じるようなときには、該パワステレバー4に設けた
切替スイッチ5を操作することによって、該旋回モード
切替レバー3の切り替えを行うことなく、瞬時に緩旋回
モードBからブレーキ旋回モードAへ切り替え、操向側
の操向クラッチの切りと操向ブレーキ2の制動とによ
り、比較的小さな旋回半径の操向旋回に移行することが
できる。
の枕地等において、旋回モードを旋回モード切替レバー
3により緩旋回モードBに切り替え、パワステレバー4
を左又は右へ傾斜操作したときは、操向側の操向クラッ
チを切ると同時に、操向側のクロ−ラ1の回転比を変え
て、非操向側のクロ−ラ1に対して緩速駆動させる比較
的大きな旋回半径の操向旋回を行うが、この緩旋回では
旋回半径が大きすぎて旋回途中において何等かの不都合
が生じるようなときには、該パワステレバー4に設けた
切替スイッチ5を操作することによって、該旋回モード
切替レバー3の切り替えを行うことなく、瞬時に緩旋回
モードBからブレーキ旋回モードAへ切り替え、操向側
の操向クラッチの切りと操向ブレーキ2の制動とによ
り、比較的小さな旋回半径の操向旋回に移行することが
できる。
【0007】このように、パワステレバー4の傾斜操作
による操向旋回時に、このレバー4に設けた切替スイッ
チ5の操作により、旋回モード切替レバー3の切替操作
を不要として、緩旋回モードBによる比較的大きな旋回
半径からブレーキ旋回モードAによる比較的小さな旋回
半径に、瞬時に切り替えることができるので、刈取条の
条合わせ等の齟齬により作業の進行を妨げられるような
こともなく、極端な場合における危険からも回避が可能
であると共に、モード切り替えの都度、旋回モード切替
レバー3の操作を必要とする煩わしさからも解放され
る。
による操向旋回時に、このレバー4に設けた切替スイッ
チ5の操作により、旋回モード切替レバー3の切替操作
を不要として、緩旋回モードBによる比較的大きな旋回
半径からブレーキ旋回モードAによる比較的小さな旋回
半径に、瞬時に切り替えることができるので、刈取条の
条合わせ等の齟齬により作業の進行を妨げられるような
こともなく、極端な場合における危険からも回避が可能
であると共に、モード切り替えの都度、旋回モード切替
レバー3の操作を必要とする煩わしさからも解放され
る。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの車台6の下部側に土壌面を走行
する左右一対のクロ−ラ1を有する走行装置7を配設
し、該車台6上にフィ−ドチェン8に挟持して供給され
る穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収して一
時貯留する穀粒タンク9を備えた脱穀装置10を載設す
る。この脱穀装置10の前方側に前端位置から立毛穀稈
を分草する分草体11と、分草された穀稈を引き起こす
引起部12と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部1
3と、この刈り取られた穀稈を後方へ搬送して該フィ−
ドチェン8へ受渡しする穀稈搬送部14とを有する刈取
装置15を、該車台6の前端部へ刈取懸架部16によっ
て上下回動自在に懸架支持すると共に、土壌面に対して
昇降自在に設ける。該刈取装置15の一側に、コンバイ
ンの操作制御を行う操作装置17と、この操作のための
操作席18とを設け、この操作席18の下方にエンジン
19を搭載し、これらの後方側に該穀粒タンク9を配置
すると共に、該走行装置7,脱穀装置10,刈取装置1
5,操作装置17,エンジン19等によってコンバイン
の車体20を構成する。
説明する。コンバインの車台6の下部側に土壌面を走行
する左右一対のクロ−ラ1を有する走行装置7を配設
し、該車台6上にフィ−ドチェン8に挟持して供給され
る穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収して一
時貯留する穀粒タンク9を備えた脱穀装置10を載設す
る。この脱穀装置10の前方側に前端位置から立毛穀稈
を分草する分草体11と、分草された穀稈を引き起こす
引起部12と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部1
3と、この刈り取られた穀稈を後方へ搬送して該フィ−
ドチェン8へ受渡しする穀稈搬送部14とを有する刈取
装置15を、該車台6の前端部へ刈取懸架部16によっ
て上下回動自在に懸架支持すると共に、土壌面に対して
昇降自在に設ける。該刈取装置15の一側に、コンバイ
ンの操作制御を行う操作装置17と、この操作のための
操作席18とを設け、この操作席18の下方にエンジン
19を搭載し、これらの後方側に該穀粒タンク9を配置
すると共に、該走行装置7,脱穀装置10,刈取装置1
5,操作装置17,エンジン19等によってコンバイン
の車体20を構成する。
【0009】該車台6の前端側に走行用ミッションケー
ス24を装架し、このミッションケース24にギヤ伝動
機構を内装して設ける。このギヤ伝動機構は、図2,
3,4に示す如く、第1軸としての入力軸25に軸回転
する二連の変速ギヤ26に、シフタステー27によって
左右摺動可能に軸承する変速シフタ28を嵌挿するシフ
タ溝26aを設け、この変速シフタ28の作用によっ
て、該変速ギヤ26と、第2軸としてのカウンタ軸29
に軸止する高速ギヤ30と低速ギヤ31とを、各々切り
替え噛み合い連動させ、該カウンタ軸29に横並びに軸
止した変速伝動ギヤ32と、第3軸としての操向軸21
に軸止する二連の操向センタギヤ33とを、カウンタ軸
29による高速側と低速側との変速動力を伝達させるべ
く噛み合い連動させる。
ス24を装架し、このミッションケース24にギヤ伝動
機構を内装して設ける。このギヤ伝動機構は、図2,
3,4に示す如く、第1軸としての入力軸25に軸回転
する二連の変速ギヤ26に、シフタステー27によって
左右摺動可能に軸承する変速シフタ28を嵌挿するシフ
タ溝26aを設け、この変速シフタ28の作用によっ
て、該変速ギヤ26と、第2軸としてのカウンタ軸29
に軸止する高速ギヤ30と低速ギヤ31とを、各々切り
替え噛み合い連動させ、該カウンタ軸29に横並びに軸
止した変速伝動ギヤ32と、第3軸としての操向軸21
に軸止する二連の操向センタギヤ33とを、カウンタ軸
29による高速側と低速側との変速動力を伝達させるべ
く噛み合い連動させる。
【0010】該操向センタギヤ33の両側面に噛み合い
用のクラッチ爪33bを各々設け、この左右のクラッチ
爪33bに近接させて、ギヤ部23aの側面に該クラッ
チ爪33bと噛み合い接続するクラッチ爪23bを有し
た、左右の操向クラッチ23を各々遊転軸承すると共
に、この左右の操向クラッチ23には、各々クラッチ爪
23bの反対側の延長部分に左右の操向ブレーキ2を係
合して設けると共に、この延長部分に操向クラッチ23
のリターン用ばね48を内装し、該ギヤ部23aと延長
部分との間に、各々操向クラッチ23を左右に摺動させ
る左右の操向シフタ34を嵌挿するシフタ溝23cを設
け、この左右の操向シフタ34をシフタ軸34aの回動
により作用させ、該両クラッチ爪33bと23bとを噛
み合いさせて、操向クラッチ23が入りとなる側と、逆
に、該両クラッチ爪33bと23bとを切り離して、操
向クラッチ23が切りとなり、同時に操向ブレーキ2が
制動される側とに作用させる構成としている。
用のクラッチ爪33bを各々設け、この左右のクラッチ
爪33bに近接させて、ギヤ部23aの側面に該クラッ
チ爪33bと噛み合い接続するクラッチ爪23bを有し
た、左右の操向クラッチ23を各々遊転軸承すると共
に、この左右の操向クラッチ23には、各々クラッチ爪
23bの反対側の延長部分に左右の操向ブレーキ2を係
合して設けると共に、この延長部分に操向クラッチ23
のリターン用ばね48を内装し、該ギヤ部23aと延長
部分との間に、各々操向クラッチ23を左右に摺動させ
る左右の操向シフタ34を嵌挿するシフタ溝23cを設
け、この左右の操向シフタ34をシフタ軸34aの回動
により作用させ、該両クラッチ爪33bと23bとを噛
み合いさせて、操向クラッチ23が入りとなる側と、逆
に、該両クラッチ爪33bと23bとを切り離して、操
向クラッチ23が切りとなり、同時に操向ブレーキ2が
制動される側とに作用させる構成としている。
【0011】該二連の操向センタギヤ33の片方の小径
ギヤ33aと、第6軸としての旋回軸22に遊転軸承し
た緩旋回ギヤ35、及び第4軸としての減速軸36に遊
転軸承した二連のスピン中間ギヤ37の一方の小径ギヤ
37aとを各々噛み合い連動させると共に、このスピン
中間ギヤ37の他方の大径ギア37bと、該旋回軸22
に遊転軸承したスピン旋回ギヤ38とを噛み合い連動さ
せ、該緩旋回ギヤ35とスピン旋回ギヤ38との間に、
両側面にクラッチ爪39aを設けた切替クラッチ39を
配置し、この切替クラッチ39に、該クラッチ39を左
右に摺動させる切替シフタ40を嵌挿するシフタ溝39
bを設け、この切替シフタ40の作用により該両クラッ
チ爪39aと、該両旋回ギヤ35及び38の各側面に設
けたクラッチ爪35a及び38aとの何れか一方とを、
各別に噛み合い接続させる構成としている。
ギヤ33aと、第6軸としての旋回軸22に遊転軸承し
た緩旋回ギヤ35、及び第4軸としての減速軸36に遊
転軸承した二連のスピン中間ギヤ37の一方の小径ギヤ
37aとを各々噛み合い連動させると共に、このスピン
中間ギヤ37の他方の大径ギア37bと、該旋回軸22
に遊転軸承したスピン旋回ギヤ38とを噛み合い連動さ
せ、該緩旋回ギヤ35とスピン旋回ギヤ38との間に、
両側面にクラッチ爪39aを設けた切替クラッチ39を
配置し、この切替クラッチ39に、該クラッチ39を左
右に摺動させる切替シフタ40を嵌挿するシフタ溝39
bを設け、この切替シフタ40の作用により該両クラッ
チ爪39aと、該両旋回ギヤ35及び38の各側面に設
けたクラッチ爪35a及び38aとの何れか一方とを、
各別に噛み合い接続させる構成としている。
【0012】前記左右の操向クラッチ23の各ギヤ部2
3aと、該減速軸36に遊転軸承する左右の二連の操向
伝動ギヤ41とを各々噛み合い連動させると共に、前記
旋回軸22に左右の旋回伝動ギヤ42を各々遊転軸承
し、この旋回伝動ギヤ42を軸回転させる左右の旋回ク
ラッチ50を各々軸止させ、該左右の旋回伝動ギヤ42
と、第7軸としての旋回中間軸43に各々遊転軸承した
左右の二連の旋回中間ギヤ44とを各々噛み合い連動さ
せ、この左右の旋回中間ギヤ44の片方の小径ギヤ44
aと、該左右の操向伝動ギヤ41とを各々噛み合い連動
させる構成としている。
3aと、該減速軸36に遊転軸承する左右の二連の操向
伝動ギヤ41とを各々噛み合い連動させると共に、前記
旋回軸22に左右の旋回伝動ギヤ42を各々遊転軸承
し、この旋回伝動ギヤ42を軸回転させる左右の旋回ク
ラッチ50を各々軸止させ、該左右の旋回伝動ギヤ42
と、第7軸としての旋回中間軸43に各々遊転軸承した
左右の二連の旋回中間ギヤ44とを各々噛み合い連動さ
せ、この左右の旋回中間ギヤ44の片方の小径ギヤ44
aと、該左右の操向伝動ギヤ41とを各々噛み合い連動
させる構成としている。
【0013】該左右の二連の操向伝動ギヤ41の片方の
小径ギヤ41aと、第5軸としての左右のホイル軸45
の一端部に軸止した、左右のホイルギヤ46とを各々噛
み合い連動させ、該左右のホイル軸45の他端部に、前
記左右のクローラ1を駆動させる左右の駆動輪47を各
々軸止して構成する。ブレーキ旋回モードA・緩旋回モ
ードB・スピン旋回モードCの各旋回モードを切り替え
る切替クラッチ39を作用させる旋回モード切替レバー
3と、図5に示す如く、このレバー3が各々緩旋回モー
ドB又はスピン旋回モードCの位置のときに係合してO
Nさせる弁切替スイッチ49と、車体20の進行方向の
左右操向及び旋回を行わせるパワステレバー4と、この
レバー4に係合してその操作角度を検出するポジション
センサ52と、図6に示す如く、該レバー4の傾斜操作
時にその左右両端位置において各々接当ONするよう係
合配置した左右の補助スイッチ5aがON状態のときに
操作することにより、緩旋回モードBからブレーキ旋回
モードAに切り替える該レバー4の握り部4aに設けた
押しボタン形式の切替スイッチ5とを、各々前記操作装
置17の一側に配置して構成する。
小径ギヤ41aと、第5軸としての左右のホイル軸45
の一端部に軸止した、左右のホイルギヤ46とを各々噛
み合い連動させ、該左右のホイル軸45の他端部に、前
記左右のクローラ1を駆動させる左右の駆動輪47を各
々軸止して構成する。ブレーキ旋回モードA・緩旋回モ
ードB・スピン旋回モードCの各旋回モードを切り替え
る切替クラッチ39を作用させる旋回モード切替レバー
3と、図5に示す如く、このレバー3が各々緩旋回モー
ドB又はスピン旋回モードCの位置のときに係合してO
Nさせる弁切替スイッチ49と、車体20の進行方向の
左右操向及び旋回を行わせるパワステレバー4と、この
レバー4に係合してその操作角度を検出するポジション
センサ52と、図6に示す如く、該レバー4の傾斜操作
時にその左右両端位置において各々接当ONするよう係
合配置した左右の補助スイッチ5aがON状態のときに
操作することにより、緩旋回モードBからブレーキ旋回
モードAに切り替える該レバー4の握り部4aに設けた
押しボタン形式の切替スイッチ5とを、各々前記操作装
置17の一側に配置して構成する。
【0014】車速を検出する車速センサ51と、左右の
操向クラッチ23の切り状態を検出する左右のクラッチ
センサ65とを、前記ミッションケース24の伝動経路
に係合して配設構成する。CPUを主体として各自動回
路の演算制御を行うコントローラ53を該操作装置17
の近傍に設けると共に、図7に示す如く、このコントロ
ーラ53の入力側に、前記切替スイッチ5及び左右の補
助スイッチ5a,車速センサ47,弁切替スイッチ4
9,ポジションセンサ52,左右のクラッチセンサ65
等を各々接続すると共に、出力側に、左右の操向クラッ
チ23と操向ブレーキ2用の操向シフタ34を作用させ
る操向クラッチ電磁弁54,左右の旋回クラッチ50を
作動させる旋回クラッチ電磁弁55,左右の操向クラッ
チ23の切りに伴う操向ブレーキ2のブレーキ出力を切
り替え制御する圧抜き電磁弁56等を各々接続して構成
する。
操向クラッチ23の切り状態を検出する左右のクラッチ
センサ65とを、前記ミッションケース24の伝動経路
に係合して配設構成する。CPUを主体として各自動回
路の演算制御を行うコントローラ53を該操作装置17
の近傍に設けると共に、図7に示す如く、このコントロ
ーラ53の入力側に、前記切替スイッチ5及び左右の補
助スイッチ5a,車速センサ47,弁切替スイッチ4
9,ポジションセンサ52,左右のクラッチセンサ65
等を各々接続すると共に、出力側に、左右の操向クラッ
チ23と操向ブレーキ2用の操向シフタ34を作用させ
る操向クラッチ電磁弁54,左右の旋回クラッチ50を
作動させる旋回クラッチ電磁弁55,左右の操向クラッ
チ23の切りに伴う操向ブレーキ2のブレーキ出力を切
り替え制御する圧抜き電磁弁56等を各々接続して構成
する。
【0015】該左右の操向クラッチ23を入り切りさせ
る操向油圧回路Sと、左右の旋回クラッチ50を入り切
りさせる旋回油圧回路Tとを各々別系統の回路構成と
し、該操向油圧回路Sは、図8に示す如く、油圧無段変
速装置57及び前記刈取装置15その他の油圧系統を作
用させる同一の油タンク58から、油圧ポンプ59によ
り供給される圧油を該操向クラッチ電磁弁54を経由し
て、左右の操向クラッチ23と操向ブレーキ2を作用さ
せる左右の操向シリンダ60の一方側に、送油又は返油
可能に切り替え接続させると共に、この左右の操向シリ
ンダ60の他方側から、該圧抜き電磁弁56と可変絞り
弁61及び固定絞り62とを介して該油タンク58に返
油するよう接続させる。
る操向油圧回路Sと、左右の旋回クラッチ50を入り切
りさせる旋回油圧回路Tとを各々別系統の回路構成と
し、該操向油圧回路Sは、図8に示す如く、油圧無段変
速装置57及び前記刈取装置15その他の油圧系統を作
用させる同一の油タンク58から、油圧ポンプ59によ
り供給される圧油を該操向クラッチ電磁弁54を経由し
て、左右の操向クラッチ23と操向ブレーキ2を作用さ
せる左右の操向シリンダ60の一方側に、送油又は返油
可能に切り替え接続させると共に、この左右の操向シリ
ンダ60の他方側から、該圧抜き電磁弁56と可変絞り
弁61及び固定絞り62とを介して該油タンク58に返
油するよう接続させる。
【0016】この接続により、ブレーキ旋回モードAで
は、前記旋回モード切替レバー3の操作に伴う弁切替ス
イッチ49のOFFにより、圧抜き電磁弁56をパワス
テ回路側へ接続し、パワステレバー4の操作によるポジ
ションセンサ52の検出値ににより、操向クラッチ電磁
弁54及び可変絞り弁61によって、操向クラッチ23
の切りから操向ブレーキ2の制動までの作用を行わせ
る。緩旋回モードB又はスピン旋回モードCでは、該旋
回モード切替レバー3の切り替え操作に伴う弁切替スイ
ッチ49のONにより、圧抜き電磁弁56をバイパス回
路側へ切り替え接続し、パワステレバー4の操作による
ポジションセンサ52の検出値により、操向クラッチ電
磁弁54及び固定絞り62によって、操向クラッチ23
を切りのみで保持し、操向ブレーキ2の制動は行わせな
い構成とする。
は、前記旋回モード切替レバー3の操作に伴う弁切替ス
イッチ49のOFFにより、圧抜き電磁弁56をパワス
テ回路側へ接続し、パワステレバー4の操作によるポジ
ションセンサ52の検出値ににより、操向クラッチ電磁
弁54及び可変絞り弁61によって、操向クラッチ23
の切りから操向ブレーキ2の制動までの作用を行わせ
る。緩旋回モードB又はスピン旋回モードCでは、該旋
回モード切替レバー3の切り替え操作に伴う弁切替スイ
ッチ49のONにより、圧抜き電磁弁56をバイパス回
路側へ切り替え接続し、パワステレバー4の操作による
ポジションセンサ52の検出値により、操向クラッチ電
磁弁54及び固定絞り62によって、操向クラッチ23
を切りのみで保持し、操向ブレーキ2の制動は行わせな
い構成とする。
【0017】該旋回油圧回路Tは、図9に示す如く、前
記ミッションケース24から油圧ポンプ63により供給
される圧油を、該旋回クラッチ電磁弁55を経由して各
々左右の旋回クラッチ50を作用させる左右の旋回シリ
ンダ64に、送油又は返油可能に切り替え接続して構成
させる。走行用ミッションケース24におけるギヤ伝動
は、入力軸25へ動力が伝達され、この入力軸25の二
連の変速ギヤ26を左右摺動させて、カウンタ軸29に
軸回転する高速ギヤ30へ連動したときは高速に、低速
ギヤ31へ連動させたときは低速に変速させ、この変速
された動力を、同じくカウンタ軸29に軸回転する変速
伝動ギヤ32によって、操向軸21に軸回転する操向セ
ンタギヤ33へ連動させる。
記ミッションケース24から油圧ポンプ63により供給
される圧油を、該旋回クラッチ電磁弁55を経由して各
々左右の旋回クラッチ50を作用させる左右の旋回シリ
ンダ64に、送油又は返油可能に切り替え接続して構成
させる。走行用ミッションケース24におけるギヤ伝動
は、入力軸25へ動力が伝達され、この入力軸25の二
連の変速ギヤ26を左右摺動させて、カウンタ軸29に
軸回転する高速ギヤ30へ連動したときは高速に、低速
ギヤ31へ連動させたときは低速に変速させ、この変速
された動力を、同じくカウンタ軸29に軸回転する変速
伝動ギヤ32によって、操向軸21に軸回転する操向セ
ンタギヤ33へ連動させる。
【0018】旋回モード切替レバー3をブレーキ旋回モ
ードAに切り替え、例えば、パワステレバー4を左へ傾
斜操作したときは、バイパス回路側へ切り替わった圧抜
き電磁弁56を介して、ポジションセンサ52の検出値
に比例して、操向クラッチ電磁弁54と可変絞り弁61
とによって、左の操向シリンダ60を作動させ、左の操
向シフタ34の作用により、操向センタギヤ33のクラ
ッチ爪33bと、左の操向クラッチ23のクラッチ爪2
3bとが切りとなって、操向軸21に軸回転している操
向クラッチ23を遊転させると同時に、左の操向ブレー
キ2により制動させる。
ードAに切り替え、例えば、パワステレバー4を左へ傾
斜操作したときは、バイパス回路側へ切り替わった圧抜
き電磁弁56を介して、ポジションセンサ52の検出値
に比例して、操向クラッチ電磁弁54と可変絞り弁61
とによって、左の操向シリンダ60を作動させ、左の操
向シフタ34の作用により、操向センタギヤ33のクラ
ッチ爪33bと、左の操向クラッチ23のクラッチ爪2
3bとが切りとなって、操向軸21に軸回転している操
向クラッチ23を遊転させると同時に、左の操向ブレー
キ2により制動させる。
【0019】この制動により、該操向クラッチ23のギ
ヤ部23aと連動する減速軸36に遊転させた、二連の
左の操向伝動ギヤ41の回転を停止させると共に、該操
向センタギヤ33により伝動を継続している、右の操向
クラッチ23から右の操向伝動ギヤ41へ、更に、この
操向伝動ギヤ41の片方の小径ギヤ41aから右のホイ
ルギヤ46を経て右の駆動輪47へ連動させる。この右
の駆動輪47による右のクロ−ラ1の駆動と、前記の左
の操向クラッチ23の制動により、ブレーキング状態の
左のクロ−ラ1とによって、左側へのブレーキ旋回を行
わせる。
ヤ部23aと連動する減速軸36に遊転させた、二連の
左の操向伝動ギヤ41の回転を停止させると共に、該操
向センタギヤ33により伝動を継続している、右の操向
クラッチ23から右の操向伝動ギヤ41へ、更に、この
操向伝動ギヤ41の片方の小径ギヤ41aから右のホイ
ルギヤ46を経て右の駆動輪47へ連動させる。この右
の駆動輪47による右のクロ−ラ1の駆動と、前記の左
の操向クラッチ23の制動により、ブレーキング状態の
左のクロ−ラ1とによって、左側へのブレーキ旋回を行
わせる。
【0020】該旋回モード切替レバー3を緩旋回モード
Bに切り替え、操向センタギヤ33の片方の小径ギヤ3
3aから連動された、旋回軸22に遊転する緩旋回ギヤ
35のクラッチ爪35aと、軸回転する切替クラッチ3
9のクラッチ爪39aとを、切替シフタ40による噛み
合い接続により、緩旋回ギヤ35を軸回転させると共
に、弁切替スイッチ49をONさせた状態において、例
えば、パワステレバー4を左へ傾斜操作したときは、バ
イパス回路側へ切り替わった圧抜き電磁弁56を介し
て、該ポジションセンサ52の検出値により、操向クラ
ッチ電磁弁54と固定絞り62とによって左の操向シリ
ンダ60を作動させ、左の操向シフタ34の作用により
操向センタギヤ33のクラッチ爪33bと、左の操向ク
ラッチ23のクラッチ爪23bとが切りとなって、操向
軸21に軸回転している操向クラッチ23を遊転させ
る。
Bに切り替え、操向センタギヤ33の片方の小径ギヤ3
3aから連動された、旋回軸22に遊転する緩旋回ギヤ
35のクラッチ爪35aと、軸回転する切替クラッチ3
9のクラッチ爪39aとを、切替シフタ40による噛み
合い接続により、緩旋回ギヤ35を軸回転させると共
に、弁切替スイッチ49をONさせた状態において、例
えば、パワステレバー4を左へ傾斜操作したときは、バ
イパス回路側へ切り替わった圧抜き電磁弁56を介し
て、該ポジションセンサ52の検出値により、操向クラ
ッチ電磁弁54と固定絞り62とによって左の操向シリ
ンダ60を作動させ、左の操向シフタ34の作用により
操向センタギヤ33のクラッチ爪33bと、左の操向ク
ラッチ23のクラッチ爪23bとが切りとなって、操向
軸21に軸回転している操向クラッチ23を遊転させ
る。
【0021】この遊転をクラッチセンサ65により検出
したときは、この操向クラッチ23の切りを保持させる
と共に、操向ブレーキ2を制動させない状態において、
旋回クラッチ電磁弁55により左の旋回シリンダ64を
介して左の旋回クラッチ50を入りとして、緩旋回ギヤ
35から、軸遊転する左の旋回伝動ギヤ42を軸回転さ
せ、この旋回伝動ギヤ42から、旋回中間軸43に遊転
する左の二連の旋回中間ギヤ44を介して、前記の操向
クラッチ23の切りにより軸遊転する左の二連の操向伝
動ギヤ41へ連動し、この操向伝動ギヤ41の小径ギヤ
41aから左のホイルギヤ46を経て、左の駆動輪47
を駆動して左のクロ−ラ1を、右のクロ−ラ1に対して
緩駆動させることによって、左側への緩旋回を行わせ
る。
したときは、この操向クラッチ23の切りを保持させる
と共に、操向ブレーキ2を制動させない状態において、
旋回クラッチ電磁弁55により左の旋回シリンダ64を
介して左の旋回クラッチ50を入りとして、緩旋回ギヤ
35から、軸遊転する左の旋回伝動ギヤ42を軸回転さ
せ、この旋回伝動ギヤ42から、旋回中間軸43に遊転
する左の二連の旋回中間ギヤ44を介して、前記の操向
クラッチ23の切りにより軸遊転する左の二連の操向伝
動ギヤ41へ連動し、この操向伝動ギヤ41の小径ギヤ
41aから左のホイルギヤ46を経て、左の駆動輪47
を駆動して左のクロ−ラ1を、右のクロ−ラ1に対して
緩駆動させることによって、左側への緩旋回を行わせ
る。
【0022】該旋回モード切替レバー3をスピン旋回モ
ードCに切り替え、操向センタギヤ33の片方の小径ギ
ヤ33aから、減速軸36に遊転する二連のスピン中間
ギヤ37の小径ギヤ37aに連動すると共に、その大径
ギヤ37bから反転させて、旋回軸22に遊転するスピ
ン旋回ギヤ38へ連動させ、この反転によって、緩旋回
ギヤ35に対して逆回転するスピン旋回ギヤ38のクラ
ッチ爪38aと、軸回転する切替クラッチ39のクラッ
チ爪39aとを、切替シフタ40による噛み合い接続に
より、スピン旋回ギヤ38を軸回転させると共に、該弁
切替スイッチ49をONさせた状態において、例えば、
パワステレバー4を左へ傾斜操作したときは、バイパス
回路側へ切り替わった圧抜き電磁弁56を介して、該ポ
ジションセンサ52の検出値により、操向クラッチ電磁
弁54と固定絞り62とによって左の操向シリンダ60
を作動させ、左の操向シフタ34の作用により操向セン
タギヤ33のクラッチ爪33bと、左の操向クラッチ2
3のクラッチ爪23bとが切りとなって、操向軸21に
軸回転している操向クラッチ23を遊転させる。
ードCに切り替え、操向センタギヤ33の片方の小径ギ
ヤ33aから、減速軸36に遊転する二連のスピン中間
ギヤ37の小径ギヤ37aに連動すると共に、その大径
ギヤ37bから反転させて、旋回軸22に遊転するスピ
ン旋回ギヤ38へ連動させ、この反転によって、緩旋回
ギヤ35に対して逆回転するスピン旋回ギヤ38のクラ
ッチ爪38aと、軸回転する切替クラッチ39のクラッ
チ爪39aとを、切替シフタ40による噛み合い接続に
より、スピン旋回ギヤ38を軸回転させると共に、該弁
切替スイッチ49をONさせた状態において、例えば、
パワステレバー4を左へ傾斜操作したときは、バイパス
回路側へ切り替わった圧抜き電磁弁56を介して、該ポ
ジションセンサ52の検出値により、操向クラッチ電磁
弁54と固定絞り62とによって左の操向シリンダ60
を作動させ、左の操向シフタ34の作用により操向セン
タギヤ33のクラッチ爪33bと、左の操向クラッチ2
3のクラッチ爪23bとが切りとなって、操向軸21に
軸回転している操向クラッチ23を遊転させる。
【0023】この遊転をクラッチセンサ65により検出
したときは、この操向クラッチ23の切りを保持させる
と共に、操向ブレーキ2を制動させない状態において、
旋回クラッチ電磁弁55により左の旋回シリンダ64を
介して左の旋回クラッチ50を入りとして、スピン旋回
ギヤ38から、軸遊転する左の旋回伝動ギヤ42を軸回
転させ、この旋回伝動ギヤ42から、旋回中間軸43に
遊転する左の二連の旋回中間ギヤ44を介して、前記の
操向クラッチ23の切りにより軸遊転する左の二連の操
向伝動ギヤ41へ連動し、この操向伝動ギヤ41の小径
ギヤ41aから左のホイルギヤ46を経て、左の駆動輪
47を駆動して、左のクロ−ラ1を、右のクロ−ラ1に
対して逆回転駆動させることにより、左側へのスピン旋
回を行わせる。
したときは、この操向クラッチ23の切りを保持させる
と共に、操向ブレーキ2を制動させない状態において、
旋回クラッチ電磁弁55により左の旋回シリンダ64を
介して左の旋回クラッチ50を入りとして、スピン旋回
ギヤ38から、軸遊転する左の旋回伝動ギヤ42を軸回
転させ、この旋回伝動ギヤ42から、旋回中間軸43に
遊転する左の二連の旋回中間ギヤ44を介して、前記の
操向クラッチ23の切りにより軸遊転する左の二連の操
向伝動ギヤ41へ連動し、この操向伝動ギヤ41の小径
ギヤ41aから左のホイルギヤ46を経て、左の駆動輪
47を駆動して、左のクロ−ラ1を、右のクロ−ラ1に
対して逆回転駆動させることにより、左側へのスピン旋
回を行わせる。
【0024】このように、旋回モードを該旋回モード切
替レバー3により、緩旋回モードBに切り替えて操向旋
回を行うときは、ブレーキ制動を行わないため、どうし
ても旋回半径が大きくなり、旋回終了時の刈取条の条合
わせが数回のやり直しを行う等、大変な手間を必要とし
て作業の進行が阻害されたり、最悪の場合には危険な場
面に遭遇することもありうるので、このときには、該パ
ワステレバー4の傾斜操作端部への操作によって補助ス
イッチ5aがONしているときに、該レバー4に設けた
切替スイッチ5をONさせることにより、旋回クラッチ
50を切ると同時に圧抜き電磁弁56をパワステ回路側
へ切り替えて、旋回モード切替レバー3による切替操作
を行うことなく、瞬時にブレーキ旋回モードAへの切り
替えによる小さな旋回半径によって、作業の進行や危険
の回避を阻害されず円滑な操向旋回を行いうるものであ
る。
替レバー3により、緩旋回モードBに切り替えて操向旋
回を行うときは、ブレーキ制動を行わないため、どうし
ても旋回半径が大きくなり、旋回終了時の刈取条の条合
わせが数回のやり直しを行う等、大変な手間を必要とし
て作業の進行が阻害されたり、最悪の場合には危険な場
面に遭遇することもありうるので、このときには、該パ
ワステレバー4の傾斜操作端部への操作によって補助ス
イッチ5aがONしているときに、該レバー4に設けた
切替スイッチ5をONさせることにより、旋回クラッチ
50を切ると同時に圧抜き電磁弁56をパワステ回路側
へ切り替えて、旋回モード切替レバー3による切替操作
を行うことなく、瞬時にブレーキ旋回モードAへの切り
替えによる小さな旋回半径によって、作業の進行や危険
の回避を阻害されず円滑な操向旋回を行いうるものであ
る。
【0025】また、パワステレバーによる旋回モードの
切り替えを、上記と異なる実施例として、図10に示す
如く、パワステレバー66の軸心に上下動自在のレバー
ピン66aを設け、このレバーピン66aを常時下動さ
せるピンばね66bにより押圧させ、該レバー66の握
り部66cに設けた押しボタン66dの押圧操作によ
り、レバーピン66aをピンばね66bに抗して上動さ
せる構成とし、該レバー66の傾斜操作角の通常操作域
αに対して各々左右両側に緊急操作域βを設け、この両
操作域α,βを区切るため、該レバー66を回動自在に
支承するレバーステー66eに、通常操作域αの終点と
緊急操作域βの終点とに各々ピン孔a及びbを設け、こ
の各ピン孔a,bにレバーピン66aが自動的に嵌挿ロ
ックされて該レバー66を各操作域で停止させる構成と
する。
切り替えを、上記と異なる実施例として、図10に示す
如く、パワステレバー66の軸心に上下動自在のレバー
ピン66aを設け、このレバーピン66aを常時下動さ
せるピンばね66bにより押圧させ、該レバー66の握
り部66cに設けた押しボタン66dの押圧操作によ
り、レバーピン66aをピンばね66bに抗して上動さ
せる構成とし、該レバー66の傾斜操作角の通常操作域
αに対して各々左右両側に緊急操作域βを設け、この両
操作域α,βを区切るため、該レバー66を回動自在に
支承するレバーステー66eに、通常操作域αの終点と
緊急操作域βの終点とに各々ピン孔a及びbを設け、こ
の各ピン孔a,bにレバーピン66aが自動的に嵌挿ロ
ックされて該レバー66を各操作域で停止させる構成と
する。
【0026】これらの構成により、緩旋回モードBによ
り操向旋回を行っているときに、緊急にブレーキ旋回モ
ードAに切り替える必要があるときは、該パワステレバ
ー66を、その押しボタン66dを押圧しながら通常操
作域αを越えて緊急操作域βへ傾斜操作することによ
り、この操作域βの角度をポジションセンサ52により
検出して、上記と同様に、瞬時に緩旋回モードBからブ
レーキ旋回モードAに切り替えることができる。
り操向旋回を行っているときに、緊急にブレーキ旋回モ
ードAに切り替える必要があるときは、該パワステレバ
ー66を、その押しボタン66dを押圧しながら通常操
作域αを越えて緊急操作域βへ傾斜操作することによ
り、この操作域βの角度をポジションセンサ52により
検出して、上記と同様に、瞬時に緩旋回モードBからブ
レーキ旋回モードAに切り替えることができる。
【0027】なお、上記の旋回モードの緊急切替手段に
ついては、本発明の要旨を逸脱しない限り、如何なる手
段を用いるとも差し支えないものである。また、図1
1,12に示す如く、前記左右の操向クラッチ23の入
り切りを作用させる左右の操向シフタ34を、左右のシ
フタ軸34aに各々軸止し、この左右のシフタ軸34a
をミッションケース24の前面壁24aと後面壁24b
によって各々回動自在に支承させると共に、該左右のシ
フタ軸34aの前端部を該前面壁24aから各々外方へ
突出させ、この左右の突出部34bの該ケース24への
近接側位置に左右の従動アーム67を各々上方側に位置
させて固着し、この左右の従動アーム67の上端部近傍
に駆動ピン67aを各々前側に向けて固着して構成す
る。
ついては、本発明の要旨を逸脱しない限り、如何なる手
段を用いるとも差し支えないものである。また、図1
1,12に示す如く、前記左右の操向クラッチ23の入
り切りを作用させる左右の操向シフタ34を、左右のシ
フタ軸34aに各々軸止し、この左右のシフタ軸34a
をミッションケース24の前面壁24aと後面壁24b
によって各々回動自在に支承させると共に、該左右のシ
フタ軸34aの前端部を該前面壁24aから各々外方へ
突出させ、この左右の突出部34bの該ケース24への
近接側位置に左右の従動アーム67を各々上方側に位置
させて固着し、この左右の従動アーム67の上端部近傍
に駆動ピン67aを各々前側に向けて固着して構成す
る。
【0028】該左右の突出部34bの各従動アーム67
より前側の位置に左右のクラッチアーム68を軸承し、
この左右のクラッチアーム68の上端部近傍に各々設け
た長孔68aに該駆動ピン67aを嵌入させ、該左右の
クラッチアーム68のシフタ軸34aより下方の各内側
面に、前記左右の操向シリンダ60のピストンにより押
圧作用させる間隙調節用の調節ネジ68bを設けると共
に、この調節ネジ68b部とシフタ軸34a部との中間
位置の各外側面に、前記左右のクラッチセンサ65を接
当検出させる各検出板68cを設けて構成する。
より前側の位置に左右のクラッチアーム68を軸承し、
この左右のクラッチアーム68の上端部近傍に各々設け
た長孔68aに該駆動ピン67aを嵌入させ、該左右の
クラッチアーム68のシフタ軸34aより下方の各内側
面に、前記左右の操向シリンダ60のピストンにより押
圧作用させる間隙調節用の調節ネジ68bを設けると共
に、この調節ネジ68b部とシフタ軸34a部との中間
位置の各外側面に、前記左右のクラッチセンサ65を接
当検出させる各検出板68cを設けて構成する。
【0029】該左右の従動アーム67の一方のアーム6
7の上端折曲部67bに、前記操作装置17のフロア1
7a上に設けたペダル69から接続されるワイヤ70の
アウタ側を固定し、このワイヤ70のインナ側を他方の
アーム67の駆動ピン67aの先端部に回動可能に係止
して構成する。これらの構成により、操向シリンダ60
の作用によりクラッチアーム68を回動させ、この回動
により駆動ピン67aを介して従動アーム67を共に回
動させて、シフタ軸34aによる操向シフタ34の回動
によって操向クラッチ23の入り切りと操向ブレーキ2
の制動とを行わせる。
7の上端折曲部67bに、前記操作装置17のフロア1
7a上に設けたペダル69から接続されるワイヤ70の
アウタ側を固定し、このワイヤ70のインナ側を他方の
アーム67の駆動ピン67aの先端部に回動可能に係止
して構成する。これらの構成により、操向シリンダ60
の作用によりクラッチアーム68を回動させ、この回動
により駆動ピン67aを介して従動アーム67を共に回
動させて、シフタ軸34aによる操向シフタ34の回動
によって操向クラッチ23の入り切りと操向ブレーキ2
の制動とを行わせる。
【0030】車体20を駐・停車させる駐車ブレーキ制
動を行わせるときは、ペダル69の踏み込みによって、
ワイヤ70の作用により左右の従動アーム67が双方同
時に内側向いて回動し、この回動により左右のシフタ軸
34aが共に回動して、左右の操向シフタ34によって
左右の操向ブレーキ2を同時に制動させる。この制動時
にクラッチアーム68は、その長孔68aにより従動ア
ーム67の駆動ピン67aが作用しても回動することが
なく、クラッチセンサ65が操向クラッチ23の切りを
検出することがないので、緩旋回又はスピン旋回の旋回
クラッチ50は作用せず、メカロックを防止することが
できる。なお、このためメカロック防止用の牽制装置等
を特別に設ける必要がなく、その構成を簡素化できると
共に、コストアップも抑制することができる。
動を行わせるときは、ペダル69の踏み込みによって、
ワイヤ70の作用により左右の従動アーム67が双方同
時に内側向いて回動し、この回動により左右のシフタ軸
34aが共に回動して、左右の操向シフタ34によって
左右の操向ブレーキ2を同時に制動させる。この制動時
にクラッチアーム68は、その長孔68aにより従動ア
ーム67の駆動ピン67aが作用しても回動することが
なく、クラッチセンサ65が操向クラッチ23の切りを
検出することがないので、緩旋回又はスピン旋回の旋回
クラッチ50は作用せず、メカロックを防止することが
できる。なお、このためメカロック防止用の牽制装置等
を特別に設ける必要がなく、その構成を簡素化できると
共に、コストアップも抑制することができる。
【0031】また、該左右のクラッチセンサ65をミッ
ションケース24に取り付ける左右の取付板71は、該
ケース24の左右側面壁に、左右の操向ブレーキ2を内
装した左右のブレーキメタル72を各々取り付ける締結
ネジ73を利用して、共締めとして構成する。(図12
参照) これらの構成により、該クラッチセンサ65とクラッチ
アーム68やブレーキメタル72等との関係精度は、ミ
ッションケース24を基準としているので、操向クラッ
チ23の切り状態の調節を高精度で行うことができる。
なお、該取付板71の取付部を特別な加工等により設け
る必要がなく、その構成を簡素化できると共に、コスト
アップも抑制することができる。
ションケース24に取り付ける左右の取付板71は、該
ケース24の左右側面壁に、左右の操向ブレーキ2を内
装した左右のブレーキメタル72を各々取り付ける締結
ネジ73を利用して、共締めとして構成する。(図12
参照) これらの構成により、該クラッチセンサ65とクラッチ
アーム68やブレーキメタル72等との関係精度は、ミ
ッションケース24を基準としているので、操向クラッ
チ23の切り状態の調節を高精度で行うことができる。
なお、該取付板71の取付部を特別な加工等により設け
る必要がなく、その構成を簡素化できると共に、コスト
アップも抑制することができる。
【0032】また、該左右のクラッチセンサ65の検出
板68aを、左右のクラッチアーム68のシフタ軸34
aより下方側に各々設けているので(図11参照)、操
向クラッチ23の切りを検出する際に、機械効率の良い
クラッチアーム68の作用により直接電気的に検出がで
きると共に、操向クラッチ23の切り状態の調節が容易
であり、応答性についても優れている。なお、該左右の
検出板68cは、左右のクラッチアーム68の下部側に
おいて各々検出できるよう位置しているので、検出板6
8cの回動円の上部側に位置する従動アーム67等と干
渉する恐れがないと共に、クラッチアーム68の回動円
内にあるため周辺部品のレイアウトに影響を与えるよう
なことがない。
板68aを、左右のクラッチアーム68のシフタ軸34
aより下方側に各々設けているので(図11参照)、操
向クラッチ23の切りを検出する際に、機械効率の良い
クラッチアーム68の作用により直接電気的に検出がで
きると共に、操向クラッチ23の切り状態の調節が容易
であり、応答性についても優れている。なお、該左右の
検出板68cは、左右のクラッチアーム68の下部側に
おいて各々検出できるよう位置しているので、検出板6
8cの回動円の上部側に位置する従動アーム67等と干
渉する恐れがないと共に、クラッチアーム68の回動円
内にあるため周辺部品のレイアウトに影響を与えるよう
なことがない。
【0033】また、該左右のクラッチセンサ65の取付
板71が、ミッションケース24の前面壁24aに取り
付けた左右の操向シリンダ60の外形面60aより突出
しない内側位置に、コンパクトに取り付けられているの
で(図12参照)、作業時に畦越え等で該ケース24の
前面部が衝突した場合でも、クラッチセンサ65の破損
や関係位置の狂い等がなく、藁屑等の引っ掛かりも少な
くすることができる。
板71が、ミッションケース24の前面壁24aに取り
付けた左右の操向シリンダ60の外形面60aより突出
しない内側位置に、コンパクトに取り付けられているの
で(図12参照)、作業時に畦越え等で該ケース24の
前面部が衝突した場合でも、クラッチセンサ65の破損
や関係位置の狂い等がなく、藁屑等の引っ掛かりも少な
くすることができる。
【図1】コンバインの全体を示す側面図。
【図2】走行用ミッションケースのギヤ伝動機構を示す
正断面展開図。
正断面展開図。
【図3】走行用ミッションケースのギヤ伝動機構を示す
正面配列線図。
正面配列線図。
【図4】走行用ミッションケースのギヤ伝動機構を示す
側面配列線図。
側面配列線図。
【図5】旋回モード切替レバーの作用状態を示す側面概
略図。
略図。
【図6】パワステレバーの作用状態を示す正面概略図。
【図7】自動制御の電気回路を示すブロック図。
【図8】ブレーキ旋回の油圧回路を示すブロック図。
【図9】緩旋回及びスピン旋回の油圧回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図10】別実施例のパワステレバーの作用状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図11】操向クラッチ及び操向ブレーキの操作機構を
示す正面図。
示す正面図。
【図12】操向クラッチ及び操向ブレーキの操作機構を
示す一部を断面した側面図。
示す一部を断面した側面図。
1. クロ−ラ 2. 操向ブレーキ 3. 旋回モード切替レバー 4. パワステレバー 5. 切替スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のクロ−ラ1の一方に操向ブレ
ーキ2を効かせて操向旋回するブレーキ旋回モードA
と、一方の回転を他方の回転に対して緩速駆動して操向
旋回する緩旋回モードBとに切り替えできる旋回モード
切替レバー3を有すると共に、左又は右への傾斜操作に
よって各旋回モードA,Bにおける操向旋回を入り切り
させるパワステレバー4を有するコンバインにおいて、
該パワステレバー4で緩旋回モードBからブレーキ旋回
モードAに切り替え可能な切替スイッチ5を設けてなる
操向旋回制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15427795A JP3570014B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | コンバインの操向旋回制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15427795A JP3570014B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | コンバインの操向旋回制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947A true JPH0947A (ja) | 1997-01-07 |
JP3570014B2 JP3570014B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=15580650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15427795A Expired - Fee Related JP3570014B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | コンバインの操向旋回制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570014B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004074883A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Kubota Corp | 作業機の操向構造 |
JP2021052758A (ja) * | 2020-10-30 | 2021-04-08 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15427795A patent/JP3570014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004074883A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Kubota Corp | 作業機の操向構造 |
JP2021052758A (ja) * | 2020-10-30 | 2021-04-08 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3570014B2 (ja) | 2004-09-29 |
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