JP2002372124A - 走行伝動装置 - Google Patents

走行伝動装置

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JP2002372124A
JP2002372124A JP2001177301A JP2001177301A JP2002372124A JP 2002372124 A JP2002372124 A JP 2002372124A JP 2001177301 A JP2001177301 A JP 2001177301A JP 2001177301 A JP2001177301 A JP 2001177301A JP 2002372124 A JP2002372124 A JP 2002372124A
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JP
Japan
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transmission
rotation
traveling
continuously variable
variable transmission
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JP2001177301A
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English (en)
Inventor
Yasushi Fujita
靖 藤田
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行用ミッションケースにおいて、旋回用の無
段変速装置とパワステレバーとの接続やその切り替えの
ための電気制御等について改善を行う。 【解決手段】走行用ミッションケース3において、エン
ジン4からの出力を走行用無段変速装置5の駆動により
副変速部V通過後に伝達させる車速追従動力系Sと、エ
ンジン4からの出力を直接伝達させる定回転動力系Fと
の2系統動力を該差動ギヤ装置1を駆動する旋回用無段
変速装置6へ択一的に入力させると共に、該定回転動力
系Fの入力回転を切り替える回転方向切替手段7を設
け、パワステレバー8を一定以上傾動操作させたとき該
無段変速装置6が作動するよう連携接続させ、正回転及
び逆回転車速追従動力系S1,S2と定回転動力系Fと
の3系統動力を一方向回転クラッチ9を介し択一的に入
力し該無段変速装置6に出力回転切替手段10を設けた
ことを特徴とする走行伝動装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行伝動装置に
関し、走行用ミッションケースにおいて、走行用と旋回
用の各油圧式無段変速装置により差動ギヤ装置を介して
操向クラッチに連動させ走行作用を行わせるもの等の分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】走行用ミッションケースのギヤ配列にお
いてデファレンシャルギヤ等による差動ギヤ装置を有す
るものでは、走行車等で路上走行や操向旋回を行うとき
に円滑な高速走行が可能で移動時間を短縮できるという
利点があるが、単一の油圧式無段変速装置で走行用と旋
回用の駆動を行うときは回転速度等が異なるため、従来
では、走行用と旋回用とに各別に無段変速装置を設けて
各々駆動を行うもの等が一般的であった。なお、遊星ギ
ヤ装置についても差動ギヤ装置と略同等の作用を有す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように走
行用ミッションケースに差動ギヤ装置を有し、走行用と
旋回用とに各別の油圧式無段変速装置を設けて各々駆動
を行わせるものにおいては、通常では、走行用の無段変
速装置による前後進の切り替えに対し旋回用の無段変速
装置においても回転方向を切り替える必要があるため、
パワステレバーとの接続が複雑なリンク機構を介して行
う必要があると共に、旋回用の無段変速装置の回転方向
を切り替えるための電気制御が必要となり、コスト高と
なることや市場でのメンテナンスが面倒になるという難
点がある。
【0004】そこで、このような旋回用の無段変速装置
とパワステレバーとの接続やその切り替えのための電気
制御等について改善を行う。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ギヤ
配列の適宜位置に副変速部V,差動ギヤ装置1,操向ク
ラッチ2等を内装する走行用ミッションケース3におい
て、エンジン4からの出力を走行用の油圧式無段変速装
置5の駆動により該副変速部V通過後に伝達させる車速
追従動力系Sと、エンジン4からの出力を直接伝達させ
る定回転動力系Fとの2系統動力を、該差動ギヤ装置1
を駆動する旋回用の油圧式無段変速装置6へ各々択一的
に入力させると共に、該定回転動力系Fの入力時に回転
方向を正・逆に切り替える回転方向切替手段7を設けた
ことを特徴とする走行伝動装置の構成とする。
【0006】このような構成により、エンジン4から走
行用の主変速と前後進の切り替えを行う油圧式無段変速
装置5の駆動により、走行用ミッションケース3の副変
速部Vを経て操向クラッチ2の入・切によって外部の足
回りへ伝達させると共に、該副変速部V通過後における
車速追従動力系Sと、エンジン4からの出力を回転方向
切替手段7により正・逆回転に切り替えた定回転動力系
Fとを、各々択一的に旋回用の油圧式無段変速装置6へ
入力させ、この無段変速装置6から差動ギヤ装置1を経
て該操向クラッチ2へ伝達させる。
【0007】この伝達により、該走行用無段変速装置5
の出力に対し旋回用無段変速装置6の出力が車速追従可
能で前後進の回転方向も同じであるから、この無段変速
装置6とパワステレバー8との接続を直結させることが
できると共に、前後進による該無段変速装置6の回転方
向の切り替えも不要となり、車速追従側の回転数が低回
転となったときには、エンジン4からの定回転出力を前
後進に応じ回転方向を正・逆に切り替えて該無段変速装
置6へ入力させる。
【0008】請求項2の発明は、ギヤ配列の適宜位置に
副変速部V,差動ギヤ装置1,操向クラッチ2等を内装
する走行用ミッションケース3において、エンジン4か
らの出力を走行用の油圧式無段変速装置5の駆動により
該副変速部V通過後に伝達させる車速追従動力系Sと、
エンジン4からの出力を直接伝達させる定回転動力系F
との2系統動力を、該差動ギヤ装置1を駆動する旋回用
の油圧式無段変速装置6へ各々択一的に入力させると共
に、傾動操作により操向を行うパワステレバー8を一定
以上傾動操作させたときに、該無段変速装置6が作動を
始めるよう連携接続したことを特徴とする請求項1記載
の走行伝動装置の構成とする。
【0009】このような構成により、エンジン4から走
行用の主変速と前後進の切り替えを行う油圧式無段変速
装置5の駆動により、走行用ミッションケース3の副変
速部Vを経て操向クラッチ2の入・切によって外部の足
回りへ伝達させると共に、該副変速部V通過後における
車速追従動力系Sと、エンジン4からの出力を前後進に
応じて回転方向切替手段7により正・逆回転に切り替え
た定回転動力系Fとを各々択一的に旋回用の油圧式無段
変速装置6へ入力させ、この無段変速装置6から差動ギ
ヤ装置1を経て該操向クラッチ2へ伝達させる。
【0010】この伝達により、該走行用無段変速装置5
の出力に対し旋回用無段変速装置6の出力が車速追従可
能で前後進の回転方向も同じであるから、この無段変速
装置6とパワステレバー8との接続を直結させることが
できると共に、この直結のためパワステレバー8の操向
作用により方向修正を行うとき、該レバー8を一定以上
傾動操作したときに該無段変速装置6を作動させるよう
にする。
【0011】請求項3の発明は、ギヤ配列の適宜位置に
副変速部V,差動ギヤ装置1,操向クラッチ2等を内装
する走行用ミッションケース3において、エンジン4か
らの出力を走行用の油圧式無段変速装置5の駆動により
該副変速部V通過後に伝達させる正回転車速追従動力系
S1及び逆回転車速追従動力系S2と、エンジン4から
の出力を直接伝達させる定回転動力系Fとの3系統動力
を、該差動ギヤ装置1を駆動する旋回用の油圧式無段変
速装置6へ一方向回転クラッチ9を介して各々択一的に
入力させると共に、該無段変速装置6にその出力回転方
向を切り替える出力回転切替手段10を設けたことを特
徴とする請求項1記載の走行伝動装置の構成とする。
【0012】このような構成により、エンジン4から走
行用の主変速と前後進の切り替えを行う油圧式無段変速
装置5の駆動により、走行用ミッションケース3の副変
速部Vを経て操向クラッチ2の入・切によって外部の足
回りへ伝達させると共に、該副変速部V通過後における
前進時の正回転車速追従動力系S1及び後進時の逆回転
車速追従動力系S2と、エンジン4からの出力を直接伝
達させる定回転動力系Fとを、各々択一的に旋回用の油
圧式無段変速装置6へ一方向回転クラッチ9を介して回
転方向を規制して入力させ、前後進に応じて該無段変速
装置6に設けた出力回転切替手段10により出力回転方
向を切り替え差動ギヤ装置1を経て該操向クラッチ2へ
伝達させる。
【0013】この伝達により、該走行用無段変速装置5
の出力に対し旋回用無段変速装置6の出力が車速追従可
能で前後進の回転方向も同じであるから、この無段変速
装置6とパワステレバー8との接続を直結させることが
できると共に、該一方向回転クラッチ9の作用により、
車速追従側の回転数が低回転のときは定回転動力系F側
へ、車速追従側の回転数が上昇したときは正回転車速追
従動力系S1及び逆回転車速追従動力系S2側へ電気制
御等を使用することなく自動的に切り替えることができ
る。なお、後進時においては、該無段変速装置6の出力
を出力回転切替手段10により逆回転方向へ切り替え
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明では、上記作用の如く、
該走行用無段変速装置5の出力に対し旋回用無段変速装
置6の出力が車速追従可能で前後進の回転方向も同じで
あるから、従来の如く、該無段変速装置6とパワステレ
バー8との接続が複雑なリンク機構を必要とせず直結が
可能であり、構成を簡素化し安定した操作を行いうると
共に、コストも低減でき、前後進の切り替えにおける該
無段変速装置6の回転方向の変更も不要となる。
【0015】なお、車速追従側における低回転時には、
車速追従動力系S側から定回転動力系F側の定回転出力
に切り替え、この定回転出力を前後進に応じ回転方向を
正・逆に切り替えて該無段変速装置6に入力させること
ができるから、該無段変速装置6の低回転による効率低
下を防止することができる。
【0016】請求項2の発明では、上記作用の如く、該
走行用無段変速装置5の出力に対し旋回用無段変速装置
6の出力が車速追従可能で前後進の回転方向も同じであ
るから、該無段変速装置6とパワステレバー8との接続
を直結させることが可能であるが、この直結により該レ
バー8を微小量傾動操作させて方向修正等の微調整を行
うとき予想以上に旋回してしまう恐れがあるため、該レ
バー8を一定以上傾動操作したときに該無段変速装置6
を作動させるようすることにより、操向クラッチ2を切
り状態とする方向修正時等の微調整を的確に行うことが
できる。
【0017】請求項3の発明では、上記作用の如く、該
走行用無段変速装置5の出力に対し旋回用無段変速装置
6の出力が車速追従可能で前後進の回転方向も同じであ
るから、該無段変速装置6とパワステレバー8との接続
を直結させることが可能であると共に、該無段変速装置
6への入力を、一方向回転クラッチ9の効果により電気
制御等を利用することなく、車速追従側の回転数の変化
により車速追従側出力と定回転側出力とを自動的に且つ
円滑に切り替えることができるため、コストの低減及び
市場でのメンテナンス等が容易となる。
【0018】なお、該無段変速装置6への入力は一方向
回転クラッチ9により回転方向を規制して入力させる
が、前後進に応じて出力回転切替手段10により該無段
変速装置6の出力回転方向を正・逆に切り替えることが
できるから、後進時における逆回転を防止することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例を走行
車等としてのコンバインについて図面に基づき説明す
る。図10はコンバインの全体構成を示すもので、車台
11の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クロー
ラ12を張設した走行装置13を配設すると共に、該車
台11上にフィードチェン14に挟持し搬送供給される
穀稈の脱穀を行い、この脱穀された穀粒を選別回収して
一時貯留するグレンタンク15と、このタンク15に貯
留された穀粒を機外へ排出する排穀オーガ16を備えた
脱穀装置17を載置し、この脱穀装置17の後端部に排
藁処理装置18を装架構成している。
【0020】該脱穀装置17の前方に、前端側から未刈
穀稈を分草する分草体19と、分草された穀稈を引き起
こす引起部20と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃
部21と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に、搬
送途上において扱深さを調節して搬送される穀稈を引き
継いで該フィードチェン14へ受け渡しする供給調節搬
送部22等を有する刈取装置23を、油圧駆動による刈
取昇降シリンダ24により土壌面に対して昇降自在なる
よう該車台11の前端部へ懸架構成している。
【0021】該刈取装置23の一側にコンバインの操作
制御を行う操作装置25と、この操作のための操作席2
6を設け、この操作席26の後方側に前記グレンタンク
15を配置すると共に下方側にエンジン4を搭載し、該
操作装置25と操作席26を覆うキャビン27を配設す
る。これら走行装置13,脱穀装置17,刈取装置2
3,操作装置25,エンジン4,キャビン27等によっ
てコンバインの機体28を構成している。
【0022】該走行装置13は車台11の前部側に走行
用ミッションケース3を装架しており、このミッション
ケース3の伝動機構は、図1に示す如く、該エンジン4
からベルト伝動等により、該ケース3の外側壁に装着し
主変速レバー25aの操作により機体28前後進の主変
速を行う走行用の油圧式無段変速装置5の可変ポンプ5
aに連動連結すると共に、この可変ポンプ5aと結合し
て作用する油圧モータ5bと、第1軸としての入力軸2
9とを連動連結し、この入力軸29に入力ギヤ30を軸
止して構成させる。
【0023】該入力ギヤ30と、第2軸としての変速伝
動軸31にスプライン等により摺動可能に軸回転させる
三連の変速伝動ギヤ32の大径ギヤとを噛合連動させる
と共に、この摺動する変速伝動ギヤ32と、第3軸とし
ての変速駆動軸33に軸止する高速駆動ギヤ34,中速
駆動ギヤ35,低速駆動ギヤ36とを各々噛合連動する
ことによって副変速部Vを構成させる。
【0024】該高速駆動ギヤ34と、第4軸としてのア
イドル軸37に軸止する従動アイドルギヤ38とを噛合
連動させると共に、この従動アイドルギヤ38と並列に
軸止する駆動アイドルギヤ39と、第5軸としての操向
軸40のセンターに軸止する操向センタギヤ41とを噛
合連動して構成させる。
【0025】該操向センタギヤ41の両側に、各々クラ
ッチギヤ大2aとクラッチギヤ小2bとを有し直進時の
左右舵取り及び操向旋回を行わせる左右の操向クラッチ
2を軸遊転させると共に、このクラッチギヤ大2aと、
第6軸としての走行中間軸42に軸遊転する走行中間ギ
ヤ43の大ギヤとを噛合連動して構成させる。
【0026】該走行中間ギヤ43の小ギヤと、第7軸と
しての左右の走行軸44の一端部に各々軸止した左右の
走行ギヤ45とを噛合連動させると共に、この左右の走
行軸44を前記ミッションケース3の外方へ突出延長さ
せた他端部に、各々前記走行クローラ12を駆動する左
右の走行駆動輪46を軸止して構成させる。
【0027】該ミッションケース3の外側壁に装着し
た、機体28の操向旋回を行わせる旋回用の油圧式無段
変速装置6の可変ポンプ6aと結合して作用する油圧モ
ータ6bに旋回駆動軸47を接続し、この旋回駆動軸4
7に軸止した旋回駆動ギヤ48から旋回アイドル軸49
に軸止した旋回アイドルギヤ50を経て、デファレンシ
ャルギヤ1aを内装する差動ギヤ装置1のデフケース1
b外周に固定したデフケースギヤ1cに噛合連動して構
成させる。
【0028】該差動ギヤ装置1のデフケース1bから左
右側へ突出させた出力用のデフ出力軸1dに左右のデフ
出力ギヤ51を各々軸止し、このデフ出力ギヤ51と左
右の操向クラッチ2のクラッチギヤ小2bとを、一方側
に逆転ギヤ52を介して各々噛合連動させると共に、一
方側のデフ出力軸1dに駐停車用としての走行ブレーキ
53を接続して構成させる。
【0029】該旋回用の油圧式無段変速装置6の駆動
は、前記エンジン4からベルト伝動等により定回転入力
軸54に連動連結し、この定回転入力軸54に軸止した
正転入力ギヤ55及び逆転入力ギヤ56と、回転切替軸
57に軸遊転する正転クラッチ58に接続した正転ギヤ
58a及び逆転クラッチ59に接続した逆転ギヤ59a
とを、逆転ギヤ59a側に反転ギヤ60を介して各々噛
合連動させて回転方向切替手段7を形成すると共に、回
転切替軸57に旋回駆動ギヤ61を軸止して構成させ
る。
【0030】該旋回駆動ギヤ61と噛合連動する定回転
ギヤ62aを接続して定回転動力系Fを伝達する定回転
クラッチ62を動力切替軸63に軸遊転させると共に、
この動力切替軸63に、前記変速駆動軸33の一端部に
軸止した副変速ギヤ64と噛合連動する車速追従ギヤ6
5aを接続して前記副変速V後の車速追従動力系Sを伝
達する車速追従クラッチ65を軸遊転して構成させる。
【0031】該動力切替軸63に軸止した動力切替駆動
ギヤ66と、該旋回用無段変速装置6の可変ポンプ6a
に接続するポンプ入力軸67に軸止した動力入力ギヤ6
8とを噛合連動させ、該旋回用無段変速装置6のトラニ
オン軸とパワステレバー8とを、機体28の前後進とも
車速追従形態であるから複雑なリンク機構等を使用せず
直結により操向作用可能に接続させると共に、前記変速
伝動軸31の他端部に走行回転数を検出する走行速回転
センサ69と、旋回駆動軸47に入力回転数を検出する
旋回速回転センサ70とを各々接続して構成させる。
【0032】エンジン4からの動力を、走行用の油圧式
無段変速装置5の可変ポンプ5aへ入力し、この可変ポ
ンプ5aによって駆動される油圧モータ5bによる主変
速動力を入力軸29に入力し、この入力軸29の入力ギ
ヤ30から変速伝動軸31に摺動する三連の変速伝動ギ
ヤ32の大径ギヤに連動し、この変速伝動ギヤ32を摺
動させて高速駆動ギヤ34,中速駆動ギヤ35,低速駆
動ギヤ36に各々連動させることによって副変速部Vの
変速伝動を行わせる。
【0033】該高速駆動ギヤ34からアイドルギヤ3
8,39を介して操向センタギヤ41への伝動により、
左右の操向クラッチ2のクラッチギヤ大2aから走行中
間ギヤ43を経て左右の走行ギヤ45を介して走行駆動
輪46へ伝動させて機体28の直進走行を行わせる。
【0034】次に、機体28を操向旋回させるときは、
車速追従クラッチ65の入により副変速V後の車速追従
動力系Sによる動力を旋回用無段変速装置6の可変ポン
プ6aへ入力し、この可変ポンプ6aによって駆動され
る油圧モータ6bによる旋回動力を、旋回駆動ギヤ48
から旋回アイドルギヤ50を介して差動ギヤ装置1のデ
フケースギヤ1cへ伝動させると共に、差動ギヤ装置1
の左右のデフ出力ギヤ51から該操向クラッチ2のクラ
ッチギヤ小2bへ連動させる。
【0035】この連動により、パワステレバー8の傾動
操作によって左又は右の操向クラッチ2を切ることによ
り旋回を開始するが、このとき、更にパワステレバー8
の傾動操作の大きさによりマイルド旋回,ブレーキ旋
回,スピン旋回の順に旋回作用を実行させる。
【0036】これらの走行速度を、図2の線図に示す如
く、走行速度,標準作業速度,倒伏作業速度等の分類に
より、走行速回転センサ69による該走行用無段変速装
置5の走行回転数の検出値に対し、旋回速回転センサ7
0による該旋回用無段変速装置6の入力回転数の検出値
が、予め設定した一定回転数のレベルaより低下したと
きは車速追従動力系Sから定回転動力系Fに切り替え、
この動力系Fを機体28の前後進に応じて回転方向切替
手段7により正・逆回転に切り替えて該無段変速装置6
へ入力させることにより、低回転による効率低下を防止
できる。
【0037】また、該パワステレバー8と該旋回用無段
変速装置6とを連結する際に、図3に示す如く、パワス
テレバー8の下部側適宜位置に設けた回動支点に山形状
の揺動板8aを回動可能に軸支し、この揺動板8aの両
端部に該レバー8の一定以上の傾動操作により揺動板8
aを共に傾動させる係合ピン8bを突設させ、片側の係
合ピン8bの裏側への延設部分と、該無段変速装置6の
トラニオン軸を作用させる作用アーム8cとを連結杆8
dにより直結して構成させる。
【0038】このような構成とすることにより、該パワ
ステレバー8を一定以上傾動操作したときに初めて該無
段変速装置6が作動を開始するから、該レバー8を微小
量傾動操作させて方向修正等の微調整を行うとき予想以
上に旋回してしまうという恐れがなく、前記操向クラッ
チ2を切り状態とする方向修正時等の微調整を的確に行
うことができる。
【0039】また、前記走行速回転センサ69により車
速が停止している状態を検出したときは、定回転動力系
Fを伝達する前記定回転クラッチ62を切るよう設定す
ることにより、通常では、車速が停止状態においても該
旋回用無段変速装置6に入力されている定回転動力系F
を切ることができるから、該パワステレバー8を傾動操
作したときに、機体28が不用意に旋回してしまうとい
う危険性を防止することができる。
【0040】また、図4に示す如く、前記走行用ミッシ
ョンケース3と基本的には同等の仕様であるが、該旋回
用無段変速装置6の構造とその伝動作用を異にする走行
用ミッションケース3Aの伝動機構について、該ミッシ
ョンケース3に対し仕様変更部分について説明を行い、
同一仕様部分については説明を省略する。
【0041】該ミッションケース3Aの外側壁に装着し
た前記可変ポンプ6aと油圧モータ6bとの間に、出力
回転切替手段10として、油圧モータ6bの回転方向を
切り替える方向切替電磁弁71を接続組合わせて操向旋
回作用を行わせる旋回用の油圧式無段変速装置6におい
て、油圧モータ6bに接続する旋回駆動軸47に軸止し
た旋回駆動ギヤ48から旋回アイドル軸49に軸止した
旋回アイドルギヤ50を経て、デファレンシャルギヤ1
aを内装する差動ギヤ装置1のデフケース1b外周に固
定したデフケースギヤ1cに噛合連動して構成させる。
【0042】該差動ギヤ装置1のデフケース1bから左
右側へ突出させた出力用のデフ出力軸1dに左右のデフ
出力ギヤ51を各々軸止し、このデフ出力ギヤ51と左
右の操向クラッチ2のクラッチギヤ小2bとを、一方側
に逆転ギヤ52を介して各々噛合連動させると共に、一
方側のデフ出力軸1dに駐停車用としての走行ブレーキ
53を接続して構成させる。
【0043】該旋回用無段変速装置6の駆動は、前記エ
ンジン4からベルト伝動等により前記走行用無段変速装
置5に連動連結する主伝動軸72に軸止した定回転駆動
ギヤ73と、該無段変速装置6の可変ポンプ6aに接続
するポンプ入力軸67に軸止した一方向のみに回転させ
る一方向回転クラッチ9の外装ギヤ9aとを噛合連動す
ることにより定回転動力系Fを構成させる。
【0044】前記副変速部Vの変速駆動軸33の一端部
に軸止した一方向回転クラッチ9の外装ギヤ9b、及び
アイドル軸37の一端部に軸止した一方向回転クラッチ
9の外装ギヤ9cを、共に該ポンプ入力軸67に軸止し
た一方向回転クラッチ9の外装ギヤ9dに噛合連動する
ことにより、前者は正回転車速追従動力系S1を、後者
は逆回転車速追従動力系S2を各々構成させる。
【0045】機体28を操向旋回させるときは、定回転
動力系Fと、機体28の前進時における正回転車速追従
動力系S1及び後進時における逆回転車速追従動力系S
2とによる3系統の動力を同時に駆動させ、車速追従動
力系Sのときは駆動側の一方向回転クラッチ9の作用に
より前後進による回転方向の違いによって正・逆いずれ
かを駆動させ、車速追従動力系Sと定回転動力系Fとは
従動側の一方向回転クラッチ9の作用により回転速度が
速い方を優先駆動させる。
【0046】この優先駆動により該無段変速装置6の可
変ポンプ6aへ回転方向を一方向に規制して入力し、機
体28の前後進に応じ油圧モータ6bの回転方向を方向
切替電磁弁71により切り替え、この油圧モータ6bの
旋回動力を旋回駆動ギヤ48から旋回アイドルギヤ50
を介して差動ギヤ装置1のデフケースギヤ1cへ伝動さ
せると共に、差動ギヤ装置1の左右のデフ出力ギヤ51
から該操向クラッチ2のクラッチギヤ小2bへ連動させ
る。
【0047】この連動により、パワステレバー8の傾動
操作によって左又は右の操向クラッチ2を切ることによ
り旋回を開始するが、このとき、更にパワステレバー8
の傾動操作の大きさによりマイルド旋回,ブレーキ旋
回,スピン旋回の順に旋回作用を実行させる。
【0048】該旋回用無段変速装置6のトラニオン軸と
パワステレバー8とは、該無段変速装置6の動力が機体
28の前後進とも車速追従形態であるから、複雑なリン
ク機構等を使用せず直結によって操向作用可能に接続さ
せることができると共に、該無段変速装置6への入力を
一方向回転クラッチ9の効果により電気制御等を利用す
ることなく、車速追従動力系S側の回転数が定回転動力
系F側より低下したときは定回転動力系F側へ自動的且
つ円滑に切り替えを行うことができるから、この切り替
えにより低回転による効率低下を防止できる。
【0049】なお、該無段変速装置6への入力は回転方
向を規制して入力させているが、前後進の切り替えに応
じて出力回転切替手段10により該無段変速装置6の出
力回転方向を正・逆に切り替えることができるから、後
進時における逆回転を防止することができる。
【0050】また、該旋回用無段変速装置6の出力回転
方向を切り替える出力回転切替手段10としての前記方
向切替電磁弁71の代わりとして、図5に示す如く、該
無段変速装置6の油圧モータ6bに接続する旋回駆動軸
47に軸止した正転旋回ギヤ74及び逆転旋回ギヤ75
と、正転旋回クラッチ76に接続した正転駆動ギヤ76
a及び逆転旋回クラッチ77に接続した逆転駆動ギヤ7
7aとを各々噛合連動させると共に、逆転駆動側は反転
ギヤ78を介して連動構成させる。
【0051】該正転旋回クラッチ76と逆転旋回クラッ
チ77を軸支する旋回クラッチ軸79に軸止した旋回ク
ラッチギヤ80と、デファレンシャルギヤ1aを内装す
る差動ギヤ装置1のデフケース1b外周に固定したデフ
ケースギヤ1cとを噛合連動して構成させる。
【0052】このような構成により、該旋回用無段変速
装置6への入力を回転方向を規制して入力させていると
きに、前後進の切り替えに応じて出力回転切替手段10
により該無段変速装置6の出力回転方向を正・逆に切り
替えることができるから、後進時における逆回転を防止
することができる。
【0053】また、図6に示す如く、前記走行用ミッシ
ョンケース3と基本的には同等の仕様であるが、該旋回
用無段変速装置6への伝動作用を異にする走行用ミッシ
ョンケース3Bの伝動機構について、該ミッションケー
ス3及び3Aに対し仕様変更部分について説明を行い、
同一仕様部分については説明を省略する。
【0054】該旋回用の油圧式無段変速装置6の駆動
は、前記エンジン4からベルト伝動等により定回転入力
軸54に連動連結し、この定回転入力軸54に軸止した
正転入力ギヤ55及び逆転入力ギヤ56と、回転切替軸
57に軸遊転する正転クラッチ58に接続した正転ギヤ
58a及び逆転クラッチ59に接続した逆転ギヤ59a
とを、逆転ギヤ59a側に反転ギヤ60を介して各々噛
合連動させて回転方向切替手段7を形成すると共に、回
転切替軸57に旋回駆動ギヤ61を2個並列に軸止して
構成させる。
【0055】該2個並列の旋回駆動ギヤ61と、該旋回
用無段変速装置6の可変ポンプ6aに接続するポンプ入
力軸67に2個並列に軸止した正回転及び逆回転の一方
向回転クラッチ9の外装ギヤ9e,9fとを噛合連動す
ることにより定回転動力系Fを構成させる。
【0056】前記変速駆動軸33の一端部に2個並列に
軸止した副変速ギヤ64と、該ポンプ入力軸67に該一
方向回転クラッチ9の外装ギヤ9e,9fに隣接して2
個並列に軸止した正回転及び逆回転の一方向回転クラッ
チ9の外装ギヤ9g,9hとを噛合連動することにより
車速追従動力系Sを構成させる。
【0057】機体28を操向旋回させるときは、車速追
従動力系Sとして、機体28の前後進による回転方向の
違いによって正回転又は逆回転の一方向回転クラッチ9
の外装ギヤ9e,9fの作用により可変ポンプ6aへ入
力させると共に、定回転動力系Fとして、回転方向切替
手段7により切り替えた回転方向の違いによって正回転
又は逆回転の一方向回転クラッチ9の外装ギヤ9g,9
hの作用により可変ポンプ6aへ入力させる。
【0058】車速追従動力系Sと定回転動力系Fとは、
機体28の前後進により回転方向が切り替わっても各々
正回転又は逆回転の一方向回転クラッチ9の作用により
回転速度の速い方を優先駆動させることができるから、
該旋回用無段変速装置6への入力を一方向回転クラッチ
9の効果により電気制御等を利用することなく、車速追
従動力系S側の回転数が定回転動力系F側より低下した
ときは定回転動力系F側へ自動的且つ円滑に切り替える
ことができると共に、この切り替えにより低回転による
効率低下を防止できる。
【0059】なお、該旋回用無段変速装置6のトラニオ
ン軸とパワステレバー8とは、該無段変速装置6の動力
が機体28の前後進とも車速追従形態であるから、複雑
なリンク機構等を使用せず直結によって操向作用可能に
接続させることができる。また、前記とは異なる走行用
ミッションケース81として、図7に示す如く、エンジ
ン4から走行用の油圧式無段変速装置82の可変ポンプ
82aへ動力を入力し、この可変ポンプ82aに結合し
た油圧モータ82bから、更に副変速用としての油圧式
無段変速装置83へ伝動を行い、この無段変速装置83
に副変速軸84を接続し、この副変速軸84に副変速駆
動ギヤ85を軸止すると共に、その反対側に刈取駆動プ
ーリ86を軸止して構成させる。
【0060】該副変速駆動ギヤ85と操向軸87のセン
タに軸止した操向センタギヤ88とを噛合連動し、この
操向センタギヤ88に連接して外周に操向ギヤ89aを
配した左右の操向クラッチ89を設けると共に、この操
向クラッチ89に左右の走行ブレーキ90を連結させ、
該左右の操向ギヤ89aから走行中間ギヤ91を経て左
右の走行ギヤ92へ伝動を行い、この走行ギヤ92を軸
止した左右の走行軸93の他端部に各々前記走行駆動輪
46を軸止して構成させる。
【0061】このような構成とすることにより、従来で
は倒伏作業速度から走行速度までの変速幅を確保でき難
いため有段の副変速を設けているが、この副変速を切り
替えるときはその都度走行を停止させる必要があり操作
が大変面倒であったものを無段変速化することにより、
倒伏作業速度から走行速度までの変速を走行を停止させ
ることなく操作が可能であり、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0062】更に、倒伏作業において脱粒性の高い品種
の場合で、少し刈取回転速度を落したいときに、従来で
は倒伏作業速度乃至は標準作業速度に限定されていたた
め不可能であったが、図8に示す如く、その間の速比を
自由に選定できるから作業精度を向上させることができ
る。
【0063】なお、刈取クラッチの入り時に副変速を作
業速度に戻すよう連携機構を設けることにより、走行速
度での作業を規制することができるから、脱穀負荷や刈
取負荷の増大を防止することができる。また、図9に示
す如く、操向クラッチC,走行ブレーキB,スピン及び
マイルドクラッチRを作用させる油圧回路Hを有する走
行用ミッションケースにおいて、走行ブレーキ圧,スピ
ン及びマイルドクラッチ圧を調整する単一の手動操作式
リリーフバルブ94と電磁比例弁95を並列に設けた構
成とするこのような構成とすることにより、直進制御時
は電磁比例弁95による圧力制御を行うことによって必
要旋回量を確保できると共に、リリーフバルブ94の初
期圧設定を下げることができるから、従来の如く、直進
制御時に操向クラッチCを切っただけでは惰性で直進し
方向修正を行い難いためリリーフバルブ94の初期圧を
上げるときは機体28が左右に振られ操作性が悪くなっ
ていたものを、操向クラッチCを切った際に走行ブレー
キBへの作用圧力が小さくショックが少なくなり操向作
用時のフィーリングが良好となる。
【0064】単一のリリーフバルブ94により左右の走
行ブレーキBの圧力とスピン及びマイルドクラッチRの
圧力が制御できると共に、直進制御装置を装備しない仕
様では電磁比例弁95を外せばよいからコスト的メリッ
トが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行用ミッションケースの伝動経路によるギヤ
配列状態を示す正面展開線図。
【図2】走行用回転数に対する旋回用回転数の比率によ
る低回転切替領域を示す線図。
【図3】旋回用無段変速装置に接続するパワステレバー
の傾動操作関係を示す正面図。
【図4】走行用ミッションケースの伝動経路によるギヤ
配列状態を示す正面展開線図。
【図5】走行用ミッションケースの伝動経路の一部ギヤ
配列状態を示す正面展開線図。
【図6】走行用ミッションケースの伝動経路によるギヤ
配列状態を示す正面展開線図。
【図7】走行用ミッションケースの伝動経路によるギヤ
配列状態を示す正面展開線図。
【図8】走行速度における副変速部分を有段から無段変
速に変更した状態を示す線図。
【図9】走行用ミッションケースの伝動経路を自動作用
させる油圧回路のブロック図。
【図10】コンバインにおける全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1. 差動ギヤ装置 2. 操向クラッチ 3. 走行用ミッションケース 4. エンジン 5. 走行用油圧式無段変速装置 6. 旋回用油圧式無段変速装置 7. 回転方向切替手段 8. パワステレバー 9. 一方向回転クラッチ 10.出力回転切替手段 V. 副変速部 S. 車速追従動力系 S1.正回転車速追従動力系 S2.逆回転車速追従動力系 F. 定回転動力系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AA06 AA10 AB10 BA02 BA08 BA13 BC06 BC09 BC17 BD02 BD08 3D052 AA18 DD04 EE01 FF02 GG04 HH02 JJ14 JJ17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤ配列の適宜位置に副変速部V,差動
    ギヤ装置1,操向クラッチ2等を内装する走行用ミッシ
    ョンケース3において、エンジン4からの出力を走行用
    の油圧式無段変速装置5の駆動により該副変速部V通過
    後に伝達させる車速追従動力系Sと、エンジン4からの
    出力を直接伝達させる定回転動力系Fとの2系統動力
    を、該差動ギヤ装置1を駆動する旋回用の油圧式無段変
    速装置6へ各々択一的に入力させると共に、該定回転動
    力系Fの入力時に回転方向を正・逆に切り替える回転方
    向切替手段7を設けたことを特徴とする走行伝動装置。
  2. 【請求項2】 ギヤ配列の適宜位置に副変速部V,差動
    ギヤ装置1,操向クラッチ2等を内装する走行用ミッシ
    ョンケース3において、エンジン4からの出力を走行用
    の油圧式無段変速装置5の駆動により該副変速部V通過
    後に伝達させる車速追従動力系Sと、エンジン4からの
    出力を直接伝達させる定回転動力系Fとの2系統動力
    を、該差動ギヤ装置1を駆動する旋回用の油圧式無段変
    速装置6へ各々択一的に入力させると共に、傾動操作に
    より操向を行うパワステレバー8を一定以上傾動操作さ
    せたときに、該無段変速装置6が作動を始めるよう連携
    接続したことを特徴とする請求項1記載の走行伝動装
    置。
  3. 【請求項3】 ギヤ配列の適宜位置に副変速部V,差動
    ギヤ装置1,操向クラッチ2等を内装する走行用ミッシ
    ョンケース3において、エンジン4からの出力を走行用
    の油圧式無段変速装置5の駆動により該副変速部V通過
    後に伝達させる正回転車速追従動力系S1及び逆回転車
    速追従動力系S2と、エンジン4からの出力を直接伝達
    させる定回転動力系Fとの3系統動力を、該差動ギヤ装
    置1を駆動する旋回用の油圧式無段変速装置6へ一方向
    回転クラッチ9を介して各々択一的に入力させると共
    に、該無段変速装置6にその出力回転方向を切り替える
    出力回転切替手段10を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の走行伝動装置。
JP2001177301A 2001-06-12 2001-06-12 走行伝動装置 Pending JP2002372124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185984A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Yanmar Co Ltd 小型クローラ式トラクタ

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JP2007185984A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Yanmar Co Ltd 小型クローラ式トラクタ

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