JPH0947743A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JPH0947743A
JPH0947743A JP1610996A JP1610996A JPH0947743A JP H0947743 A JPH0947743 A JP H0947743A JP 1610996 A JP1610996 A JP 1610996A JP 1610996 A JP1610996 A JP 1610996A JP H0947743 A JPH0947743 A JP H0947743A
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JP
Japan
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treatment tank
carrier
wall
tank
agitator
Prior art date
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Pending
Application number
JP1610996A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyuki Ikeda
光行 池田
Yoshiya Furuya
義也 古家
Masahiko Asada
雅彦 浅田
Kazutoyo Takama
一豊 高馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0947743A publication Critical patent/JPH0947743A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理槽内の担体が撹拌体により処理槽底部内壁
に押しつけられても、処理槽内壁を擦るのを防いで、担
体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止
することを課題とする。 【解決手段】微生物を培養する担体2を撹拌する撹拌体
30を有する処理槽1内底部側壁に低摩擦物質を塗布した
有機物処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥などの有機物
を微生物等により処理する有機物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6-142634号公報(B09B 3/0
0)に示される如く、収容槽底部を収容槽内に設置された
撹拌羽根の回転軌跡に沿った略半円形状とし、処理槽底
部外壁からヒータにより処理槽内を加熱すると共に、収
容槽内に投入された厨芥等の有機物を撹拌羽根により撹
拌し、担体に培養される微生物により厨芥等の有機物を
分解処理する有機物処理装置が知られている。
【0003】この有機物処理装置は処理槽外からの加熱
効率及び処理槽内での撹拌効率を向上させるため、収容
槽底部を撹拌羽根の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と
略半円形状の壁を囲む側壁とで構成しているが、撹拌時
に、担体が撹拌羽根により処理槽内壁に押しつけられて
処理槽内壁を擦り、担体と処理槽内壁との間から異音を
発生させる欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、処理槽内の異音の発生を防止し、
使用者に不快感を与えない有機物処理装置を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、微生物を培養する担体を収納する処理
槽と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動
により撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁
に低摩擦物質を塗布したことを特徴とする。
【0006】この第1の手段により、微生物に対して無
害な低摩擦物質を処理槽内底部側壁に塗布したので、撹
拌体により処理槽内底部側壁に押しつけられた担体が、
滑らかに処理槽内底部側壁を滑り、担体と処理槽内底部
側壁との間から異音が発生するのを防止する。
【0007】上記課題を解決するための第2の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗
布したことを特徴とする。
【0008】この第2の手段により、微生物に対して無
害な低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗布したので、撹拌
体により処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、滑ら
かに処理槽底部内壁を滑り、担体と処理槽底部内壁との
間から異音が発生するのを防止する。
【0009】上記課題を解決するための第3の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と該略半円形状の壁を囲む側壁とで
構成し、低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗布したことを
特徴とする。
【0010】この第3の手段により、微生物に対して無
害な低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗布したので、撹拌
体により処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、滑ら
かに処理槽底部内壁を滑り、担体と処理槽底部内壁との
間から異音が発生するのを防止する。
【0011】上記課題を解決するための第4の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁を粗面にしたこと
を特徴とする。
【0012】この第4の手段により、処理槽内底部側壁
を粗面にしたので、撹拌体により処理槽内底部側壁に押
しつけられた担体が、処理槽内底部側壁を擦るのを防い
で、担体と処理槽内底部側壁との間から異音が発生する
のを防止する。
【0013】上記課題を解決するための第5の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、処理槽底部内壁を粗面にしたこと
を特徴とする。
【0014】この第5の手段により、処理槽底部内壁を
粗面にしたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつ
けられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担
体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止
する。
【0015】上記課題を解決するための第6の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と該略半円形状の壁を囲む側壁とで
構成し、処理槽底部内壁を粗面にしたことを特徴とす
る。
【0016】この第6の手段により、処理槽底部内壁を
粗面にしたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつ
けられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担
体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止
する。
【0017】上記課題を解決するための第7の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に突起を設けたこ
とを特徴とする。
【0018】この第7の手段により、処理槽内底部側壁
に突起を設けたので、撹拌体により処理槽内底部側壁に
押しつけられた担体が、処理槽内底部側壁を擦るのを防
いで、担体と処理槽内底部側壁との間から異音が発生す
るのを防止すると共に、処理槽底部側壁の強度が向上す
る。
【0019】上記課題を解決するための第8の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、突起を処理槽底部内壁に設けたこ
とを特徴とする。
【0020】この第8の手段により、処理槽底部内壁に
突起を設けたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押し
つけられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止すると共に、処理槽底部の強度が向上する。
【0021】上記課題を解決するための第9の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と略半円形状の壁を囲む側壁とで構
成し、突起を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とす
る。
【0022】この第9の手段により、処理槽底部内壁に
突起を設けたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押し
つけられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止すると共に、処理槽底部の強度が向上する。
【0023】上記課題を解決するための第10の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に突条を設けたこ
とを特徴とする。
【0024】この第10の手段により、処理槽内底部側壁
に突条を設けたので、撹拌体によって処理槽内底部側壁
に押しつけられた担体が、処理槽内底部側壁を擦るのを
防いで、担体と処理槽内底部側壁との間から異音が発生
するのを防止すると共に、処理槽底部側壁の強度が向上
する。
【0025】上記課題を解決するための第11の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、撹拌体の回転軌跡に交差する突条
を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とする。
【0026】この第11の手段により、処理槽底部内壁に
撹拌体の回転軌跡に交差する突条を設けたので、撹拌体
によって処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理
槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁と
の間から異音が発生するのを防止すると共に、処理槽底
部の強度が向上する。
【0027】上記課題を解決するための第12の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と該略半円形状の壁を囲む側壁とで
構成し、撹拌体の回転軌跡に交差する突条を処理槽底部
内壁に設けたことを特徴とする。
【0028】この第12の手段により、処理槽底部内壁に
撹拌体の回転軌跡に交差する突条を設けたので、撹拌体
によって処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理
槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁と
の間から異音が発生するのを防止すると共に、処理槽底
部の強度が向上する。
【0029】上記課題を解決するための第13の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に凹部を設けたこ
とを特徴とする。
【0030】この第13の手段により、処理槽内底部側壁
に凹部を設けたので、撹拌体により処理槽内底部側壁に
押しつけられた担体が、処理槽内底部側壁を擦るのを防
いで、担体と処理槽内底部側壁との間から異音が発生す
るのを防止すると共に、処理槽底部側壁の強度が向上す
る。
【0031】上記課題を解決するための第14の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、凹部を処理槽底部内壁に設けたこ
とを特徴とする。
【0032】この第14の手段により、処理槽底部内壁に
凹部を設けたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押し
つけられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止すると共に、処理槽底部の強度が向上する。
【0033】上記課題を解決するための第15の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と略半円形状の壁を囲む側壁とで構
成し、凹部を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とす
る。
【0034】この第15の手段により、処理槽底部内壁に
凹部を設けたので、撹拌体により処理槽底部内壁に押し
つけられた担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止すると共に、処理槽底部の強度が向上する。
【0035】上記課題を解決するための第16の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に溝を設けたこと
を特徴とする。
【0036】この第16の手段により、処理槽内底部側壁
に溝を設けたので、撹拌体によって処理槽内底部側壁に
押しつけられた担体が、処理槽内底部側壁を擦るのを防
いで、担体と処理槽内底部側壁との間から異音が発生す
るのを防止すると共に、処理槽底部側壁の強度が向上す
る。
【0037】上記課題を解決するための第17の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状とし、撹拌体の回転軌跡に交差する溝を
処理槽底部内壁に設けたことを特徴とする。
【0038】この第17の手段により、処理槽底部内壁に
撹拌体の回転軌跡に交差する溝を設けたので、撹拌体に
よって処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽
底部内壁を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との
間から異音が発生するのを防止すると共に、処理槽底部
の強度が向上する。
【0039】上記課題を解決するための第18の手段は、
微生物を培養する担体を収納する処理槽と、該処理槽内
に設置し、処理槽内の担体を回転駆動により撹拌する撹
拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体の回転軌跡に沿
った略半円形状の壁と該略半円形状の壁を囲む側壁とで
構成し、前記撹拌体の回転軌跡に交差する溝を処理槽底
部内壁に設けたことを特徴とする。
【0040】この第18の手段により、処理槽底部内壁に
撹拌体の回転軌跡に交差する溝を設けたので、撹拌体に
よって処理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽
底部内壁を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との
間から異音が発生するのを防止すると共に、処理槽底部
の強度が向上する。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図4に基づいて以下に詳述する。
【0042】1はおがくず等の木質細片及び活性炭から
なる担体2を収納する上面開口の処理槽で、底部を後述
する撹拌翼33の回転軌跡に沿った断面略半円形状の壁と
該断面略半円形状の壁を囲む側壁とで構成し、シリコン
オイル等の微生物に対して無害な低摩擦物質を処理槽1
底部内壁に塗布している。3は前記処理槽1内の担体2
と後述する循環路との間の空間に形成された空気層であ
る。
【0043】4は前記処理槽1内の有機物が堆積される
位置に対応する処理槽1外面に装着され、後述する空気
流路に臨ませた第1面状ヒータで、処理槽1底部外面近
傍に設置された第1サーミスタ5により、処理槽1内に
投入された厨芥等の有機物を摂氏30度〜40度に維持する
ように制御されている。
【0044】6は前記空気層3に対応する処理槽1外面
に装着され、空気流路に臨ませた第2面状ヒータで、後
述する循環路に設置された第2サーミスタ7により、空
気層3を摂氏20度〜25度に維持するように制御されてい
る。
【0045】8は前記処理槽1底面の最下部に形成され
た開口で、開口縁を下方に向かって延設している。9は
前記処理槽1側面の、後述する排出筒19の近傍に設けた
吸込口で、処理槽1外面と後述する本体ケースとの間に
形成した空気流路を介して後述する吸気口12に連通して
いる。
【0046】10は合成樹脂製の下ケースで、前記処理槽
1を載置するようになっており、後述する上ケース46と
で本体ケースを構成している。11は前記下ケース10両側
に形成された脚部で、脚部11によって下ケース10底面と
設置面の間に間隔を形成すると共に、脚部11間には、処
理槽1底面の開口8に対応する位置を開口している。
【0047】12は前記下ケース10背面側に形成された吸
気口である。
【0048】13は前記処理槽1の一側面に装着される金
属製の第1補強板で、上端を処理槽1上面に螺子固定す
ると共に、下端を下ケース10に螺子固定するようになっ
ている。14は前記処理槽1の前記一側面と相対向する他
側面に固定される金属製の第2補強板で、下端を下ケー
ス10に螺子固定するようになっており、前記第1補強板
13及び第2補強板14を下ケース10に螺子固定することに
より処理槽1と下ケース10とを固定するようになってい
る。
【0049】15は前記処理槽1の第1補強板13及び第2
補強板14が装着された両側面と隣り合う両側面の略中央
部に固定される第1補強枠で、第1補強板13及び第2補
強板14に螺子固定されて処理槽1を補強し、後述する攪
拌体30の攪拌により処理槽1側壁が外方向へ拡がるのを
防止するようになっている。16は前記処理槽1の前面側
下部に配設される第2補強枠で、第1補強板13、第2補
強板14及び下ケース10に固定され、処理槽1の下ケース
10への固定を行うようになっている。
【0050】17は前記処理槽1の後壁上部に、処理槽1
の左右方向にわたって形成された凹所で、該凹所17の両
端部に、処理槽1に連通する吸込筒18及び排出筒19を下
方に向かって延設している。前記排出筒19は処理槽1後
壁により前後に区画されており、後壁より前方部分が処
理槽1内に連通し、後述する循環路の一部を構成すると
共に、後壁より後方部分は、処理槽1背面に形成された
排気路20を介して、下ケース10に形成された排気口21に
連通している。
【0051】22は前記凹所17底面との間に空間を形成し
た状態で凹所17上方を被い、凹所17に螺子固定される基
板収納ケースで、第1面状ヒータ4、第2面状ヒータ
6、後述するファン24及び電動機27を制御する制御部品
を載置した制御基板23を収納しており、前記凹所17と基
板収納ケース22との間の空間、吸気筒18及び排出筒19の
前方部分により処理槽1内の空気を循環させる循環路を
構成している。
【0052】24は前記排出筒19に装着されたファンで、
該ファン24の駆動により空気層3の空気が吸込筒18から
吸い込まれ、凹所17と基板収納ケース22との間の空間を
介して排出筒19から排出されるが、前記排出筒19は処理
槽1後壁により前後に区画されているため、吸気筒18か
ら吸引された空気は循環路を介して処理槽1を循環する
と共に、この空気の一部が排出筒19の後方部分から排気
路20を介して排気口21から外部へ排気される。
【0053】25は前記吸込筒18に装着されたフィルター
で、後述する攪拌体30の攪拌により舞い上がるほこり等
が第2サーミスタ7やファン24に付着するなどの不都合
を防止している。
【0054】26は前記処理槽1上部に吸込筒18に隣接し
て凹設された凹部で、電動機27が配設されている。前記
電動機27は、減速機構部28により電動機27の回転を減速
して後述する攪拌体30を回転駆動するようになってい
る。29は前記減速機構部28を被う合成樹脂製のカバー
で、減速機構部28の歯車の軸を支持すると共に、減速機
構部28からの音の漏れを抑制している。
【0055】30は前記処理槽1内に回転自在に配設され
た攪拌体で、処理槽1両側面を貫通し、第1補強板13及
び第2補強板14に固定された軸受31に回転自在に軸支さ
れた攪拌軸32と、攪拌軸32に固定される複数の攪拌翼33
とから構成されている。
【0056】34は前記下ケース10に固定される合成樹脂
製のガイド部材で、略L字状に形成されている。35は前
記ガイド部材34と処理槽1の開口8縁との間に形成され
た第1ガイド部で、後述するシャッター37側縁を挟持す
るようになっている。36は前記ガイド部材34に形成され
た第2ガイド部で、後述する容器43の鍔部44を支持する
ようになっている。
【0057】37は前記第1ガイド部35に摺動自在に装着
され、前記処理槽1底面の開口8を開閉自在に閉成する
シャッターで、高耐食性金属材料、本実施例ではステン
レスからなる平板状の閉塞体38と、合成樹脂製の把手39
とから構成されている。40は前記把手39に形成された収
納部で、磁石41が収納されている。
【0058】42は前記下ケース10に設けられたリードス
イッチで、前記磁石41の磁力によってオンオフ操作さ
れ、シャッター37を前方向に引き出し、処理槽1底部の
開口8を開放した際に、電動機27を停止するようになっ
ている。
【0059】43は前記第2ガイド部36によって処理槽1
の開口8下方位置に支持され、担体2の交換時、担体2
を貯留する透明な合成樹脂製の容器で、周縁に鍔部44を
有すると共に、開口8後方に対応する位置に仕切壁45を
設けて、容器43内を前後2槽に分けている。前記容器43
は前方側の鍔部44の中央部分を下方に下げ、容器43の引
出時に、シャッター37の把手39が当接しないようになっ
ている。
【0060】46は前記処理槽1を被う合成樹脂製の上ケ
ースで、両側面下部及び後面下部を下ケース10に螺子固
定し、下ケース10と上ケース46とで本体ケースを構成す
るようになっている。
【0061】47は前記上ケース46に装着された把手部
で、処理槽1及びカバー29に螺子固定されている。48は
前記上ケース46上面に形成された投入開口で、開口縁を
処理槽1内に延設している。49は前記処理槽1の上面開
口縁に装着されたシール体で、発泡樹脂にて形成され、
投入開口48縁に当接し、悪臭の漏れと虫等の侵入を防止
している。
【0062】50は前記上ケース46上面に揺動自在に支持
された蓋体で、投入開口48を開閉自在に閉塞するように
なっている。51は前記蓋体50裏面に装着された発泡樹脂
製のシール体で、上ケース46天面の投入開口48周縁に当
接し、処理槽1内の悪臭が投入開口48を介して外部に漏
れたり、投入開口48を介して処理槽1内に虫が侵入する
のを防止している。
【0063】52は前記上ケース46上面に形成された表示
部で、電動機27及びファン24等の作動状態を表示するよ
うになっており、蓋体50に形成された透視窓53を介して
蓋体50が閉塞されたままの状態で作動状態を確認するこ
とができるようになっている。
【0064】而して、蓋体50を開放し、投入開口48から
処理槽1内に厨芥等の有機物を投入し、蓋体50を閉成す
る。蓋体50の閉成を図示しない検出手段が検出し、その
出力に基づいて制御回路が電動機27、第1面状ヒータ
4、ファン24及び第2面状ヒータ6に通電する。
【0065】電動機27及び第1面状ヒータ4への通電に
より、攪拌体30が回転して担体2と有機物とを混合する
と共に、処理槽1内温度を微生物等の活性化に最適な範
囲に維持して、担体2に培養される微生物等により有機
物を二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。
【0066】また、ファン24及び第2面状ヒータ6への
通電により、空気層3の空気を循環路を介して加熱しな
がら循環させ、有機物の分解により生じる水分を気化
し、担体2の温度及び含水量を微生物等の活性化に最適
な範囲に維持すると共に、微生物の活性化に必要な酸素
を供給する。
【0067】処理槽1内を循環する空気の一部は、排出
筒19の後方部分から排気路20及び排気口21を介して本体
ケース外へ排気され、処理槽1内の空気が過湿状態とな
るのを防止し、処理槽1内の水分除去効率を向上させる
と共に、微生物の活性化を図り、有機物処理能力を向上
させる。
【0068】処理槽1内の空気が外部へ排気されるのに
伴い、下ケース10に形成した吸気口12から本体ケース内
に外気を取り入れ、処理槽1側面に形成された吸込口9
から処理槽1内に供給されるが、本体ケース内に取り入
れた空気は、第1面状ヒータ4及び第2面状ヒータ6に
より加熱され、しかも、処理槽1内を循環する空気と混
合するので、冬季等の外気温度が低い時でも、処理槽1
内の温度を大きく低下させることがなく、有機物処理能
力の低下を防止することができる。
【0069】次に、担体の交換作業を説明する。図7に
示す如くシャッター37を前方向に引き出し、処理槽1底
部の開口8を開放すると、担体2は開口8から容器43内
の前方の槽に貯留される。この状態では、シャッター37
に設けた磁石41がリードスイッチ42から遠ざかり、リー
ドスイッチ42がオフとなるため、電動機27が停止する。
【0070】容器43内の前方の槽が一杯になると、図8
に示す如くシャッター37を装着し、開口8を閉塞する。
この時、シャッター37の閉塞体38により容器43内の前方
の槽に貯留されていた担体2の一部は後方の槽に移動す
る。
【0071】次に、図9及び図10に示す如くシャッター
37を閉塞した状態で、容器43を前方へ引き出す。この
時、シャッター37の把手39により容器43内の前方の槽に
貯留されていた担体2はさらに後方の槽に移動するが、
容器43の外にこぼれることがない。この様に容器43内を
仕切壁45により前後2槽に別けて、山盛りとなった担体
2がシャッター37の閉塞体38及び把手39にすれて崩れ、
容器43の外にこぼれるような不都合を解消している。
容器43内の担体2を廃棄した後は、再度第2ガイド部36
に装着する。
【0072】処理槽1底部は有機物の撹拌効率及びヒー
タによる加熱効率を向上させるため、撹拌翼33の回転軌
跡に沿った断面略半円形状の壁と該断面略半円形状の壁
を囲む側壁とで構成しているが、処理槽1底部内壁にシ
リコンオイル等の低摩擦物質を塗布して、撹拌翼33によ
り担体2が処理槽1底部内壁に押しつけられても、低摩
擦物質により、担体2を滑らかに処理槽1底部内壁を滑
らすことができるので、担体2と処理槽1底部内壁との
間で異音が発生するのを防止する。
【0073】また、処理槽1底部内壁に塗布したシリコ
ンオイルは微生物に対して無害であるので、担体2の撹
拌中に微生物が処理槽1底部内壁に接しても、微生物が
死滅することはない。
【0074】図5及び図6は第2実施形態を示してお
り、撹拌翼33の回転軌跡に直交する突条54を処理槽1底
部の断面略半円形状の内壁に設けて処理槽1底部を粗面
にした構成としている。この構成では撹拌翼33により担
体2が処理槽1底部の断面略半円形状の内壁に押しつけ
られた時に、突条54が抵抗となり担体2が処理槽1底部
内壁を擦るのを防いで、担体2と処理槽1底部内壁との
間で異音が発生するのを防止することができると共に、
処理槽1底部の強度を向上することができる。
【0075】尚、第2実施形態に換えて、撹拌軸33の回
転軌跡に斜めに交わる突条54を処理槽1底部の断面略半
円形状の内壁に設けて処理槽1底部を粗面にした構成と
してもよい。また突条54に換えて撹拌翼33の回転軌跡に
直交若しくは斜めに交わる溝を処理槽1底部の断面略半
円形状の内壁に設けた構成としても、第2実施形態同様
に異音の発生を防止することができると共に、処理槽1
底部の強度を向上することができる。
【0076】さらに、処理槽1底部の断面略半円形状の
内壁を凹状、凸状或いは凹凸状の粗面にした構成として
も、第2実施形態同様に異音の発生を防止することがで
きる。
【0077】図11乃至図13は第3実施形態を示してお
り、両端の撹拌翼33より外側の処理槽1側壁底部に金型
の抜方向である垂直方向に突条54と突起55を設けた構成
としている。この構成では、側壁は金型の抜勾配の関係
で処理槽1上部より処理槽1底部側の方が狭くなってい
るので、担体2の撹拌時に両端の撹拌翼33より外側にあ
る担体2は処理槽1底部に移動するにしたがって狭くな
っている側壁に押しつけられるが、側壁に設けた突条54
と突起55が抵抗となり担体2が処理槽1側壁底部を擦る
のを防いで、担体2と処理槽1底部内壁との間で異音が
発生するのを防止することができると共に、処理槽1底
部の強度を向上することができる。
【0078】図14及び図15は第4実施形態を示してお
り、両端の撹拌翼33より外側の処理槽1側壁底部に突起
55を設けた構成としている。この構成では、側壁は金型
の抜勾配の関係で処理槽1上部より処理槽1底部側の方
が狭くなっているので、担体2の撹拌時に両端の撹拌翼
33より外側にある担体2は処理槽1底部に移動するにし
たがって狭くなっている側壁に押しつけられるが、側壁
に設けた突起55が抵抗となり担体2が処理槽1側壁底部
を擦るのを防いで、担体2と処理槽1底部内壁との間で
異音が発生するのを防止することができると共に、処理
槽1底部の強度を向上することができる。
【0079】図16及び図17は第5実施形態を示してお
り、両端の撹拌翼33より外側の処理槽1側壁底部に金型
の抜方向である垂直方向に溝56と凹部57を設けた構成と
している。この構成では、側壁は金型の抜勾配の関係で
処理槽1上部より処理槽1底部側の方が狭くなっている
ので、担体2の撹拌時に両端の撹拌翼33より外側にある
担体2は処理槽1底部に移動するにしたがって狭くなっ
ている側壁に押しつけられるが、側壁に設けた溝56と凹
部57が抵抗となり担体2が処理槽1側壁底部を擦るのを
防いで、担体2と処理槽1底部内壁との間で異音が発生
するのを防止することができると共に、処理槽1底部の
強度を向上することができる。
【0080】図18及び図19は第6実施形態を示してお
り、両端の撹拌翼33より外側の処理槽1側壁底部に凹部
57を設けた構成としている。この構成では、側壁は金型
の抜勾配の関係で処理槽1上部より処理槽1底部側の方
が狭くなっているので、担体2の撹拌時に両端の撹拌翼
33より外側にある担体2は処理槽1底部に移動するにし
たがって狭くなっている側壁に押しつけられるが、側壁
に設けた凹部57が抵抗となり担体2が処理槽1側壁底部
を擦るのを防いで、担体2と処理槽1底部内壁との間で
異音が発生するのを防止することができると共に、処理
槽1底部の強度を向上することができる。
【0081】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、微生
物に対して無害な低摩擦物質を処理槽内底部側壁に塗布
することにより、撹拌体により処理槽内底部側壁に押し
つけられた担体が、滑らかに処理槽内底部側壁を滑るよ
うにし、担体と処理槽内底部内壁との間から異音が発生
するのを防止して、使用者の不快感を解消することがで
きる等の効果を奏する。
【0082】本発明の請求項2の構成によれば、微生物
に対して無害な低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗布する
ことにより、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつけら
れた担体が、滑らかに処理槽底部内壁を滑るようにし、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止して、使用者の不快感を解消することができる等の効
果を奏する。
【0083】本発明の請求項3の構成によれば、微生物
に対して無害な低摩擦物質を処理槽底部内壁に塗布する
ことにより、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつけら
れた担体が、滑らかに処理槽底部内壁を滑るようにし、
担体と処理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防
止して、使用者の不快感を解消することができる等の効
果を奏する。
【0084】本発明の請求項4の構成によれば、処理槽
内底部側壁を粗面にすることにより、撹拌体により処理
槽内底部側壁に押しつけられた担体が、処理槽内底部側
壁を擦るのを防いで、担体と処理槽内底部側壁との間か
ら異音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解消
することができる等の効果を奏する。
【0085】本発明の請求項5の構成によれば、処理槽
底部内壁を粗面にすることにより、撹拌体により処理槽
底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁を擦
るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異音が
発生するのを防止して、使用者の不快感を解消すること
ができる等の効果を奏する。
【0086】本発明の請求項6の構成によれば、処理槽
底部内壁を粗面にすることにより、撹拌体により処理槽
底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁を擦
るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異音が
発生するのを防止して、使用者の不快感を解消すること
ができる等の効果を奏する。
【0087】本発明の請求項7の構成によれば、処理槽
内底部側壁に突起を設けることにより、撹拌体により処
理槽内底部側壁に押しつけられた担体が、処理槽内底部
側壁を擦るのを防いで、担体と処理槽内底部側壁との間
から異音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解
消することができると共に、処理槽底部側壁の強度を向
上することができる等の効果を奏する。
【0088】本発明の請求項8の構成によれば、処理槽
底部内壁に突起を設けることにより、撹拌体により処理
槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁を
擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異音
が発生するのを防止して、使用者の不快感を解消するこ
とができると共に、処理槽底部の強度を向上することが
できる等の効果を奏する。
【0089】本発明の請求項9の構成によれば、処理槽
底部内壁に突起を設けることにより、撹拌体により処理
槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁を
擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異音
が発生するのを防止して、使用者の不快感を解消するこ
とができると共に、処理槽底部の強度を向上することが
できる等の効果を奏する。
【0090】本発明の請求項10の構成によれば、処理槽
内底部側壁に突条を設けることにより、撹拌体により処
理槽内底部側壁に押しつけられた担体が、処理槽内底部
側壁を擦るのを防いで、担体と処理槽内底部側壁との間
から異音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解
消することができると共に、処理槽底部側壁の強度を向
上することができる等の効果を奏する。
【0091】本発明の請求項11の構成によれば、処理槽
底部内壁に撹拌体の回転軌跡に交差する突条を設けるこ
とにより、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつけられ
た担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処
理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止して、
使用者の不快感を解消することができると共に、処理槽
底部の強度を向上することができる等の効果を奏する。
【0092】本発明の請求項12の構成によれば、処理槽
底部内壁に撹拌体の回転軌跡に交差する突条を設けるこ
とにより、撹拌体により処理槽底部内壁に押しつけられ
た担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処
理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止して、
使用者の不快感を解消することができると共に、処理槽
底部の強度を向上することができる等の効果を奏する。
【0093】本発明の請求項13の構成によれば、処理槽
内底部側壁に凹部を設けることにより、撹拌体によって
処理槽内底部側壁に押しつけられた担体が、処理槽内底
部側壁を擦るのを防いで、担体と処理槽内底部側壁との
間から異音が発生するのを防止して、使用者の不快感を
解消することができると共に、処理槽底部側壁の強度を
向上することができる等の効果を奏する。
【0094】本発明の請求項14の構成によれば、処理槽
底部内壁に凹部を設けることにより、撹拌体によって処
理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁
を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異
音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解消する
ことができると共に、処理槽底部の強度を向上すること
ができる等の効果を奏する。
【0095】本発明の請求項15の構成によれば、処理槽
底部内壁に凹部を設けることにより、撹拌体によって処
理槽底部内壁に押しつけられた担体が、処理槽底部内壁
を擦るのを防いで、担体と処理槽底部内壁との間から異
音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解消する
ことができると共に、処理槽底部の強度を向上すること
ができる等の効果を奏する。
【0096】本発明の請求項16の構成によれば、処理槽
内底部側壁に溝を設けることにより、撹拌体によって処
理槽内底部側壁に押しつけられた担体が、処理槽内底部
側壁を擦るのを防いで、担体と処理槽内底部側壁との間
から異音が発生するのを防止して、使用者の不快感を解
消することができると共に、処理槽底部側壁の強度を向
上することができる等の効果を奏する。
【0097】本発明の請求項17の構成によれば、処理槽
底部内面に撹拌体の回転軌跡に交差する溝を設けること
により、撹拌体によって処理槽底部内壁に押しつけられ
た担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処
理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止して、
使用者の不快感を解消することができると共に、処理槽
底部の強度を向上することができる等の効果を奏する。
【0098】本発明の請求項18の構成によれば、処理槽
底部内面に撹拌体の回転軌跡に交差する溝を設けること
により、撹拌体によって処理槽底部内壁に押しつけられ
た担体が、処理槽底部内壁を擦るのを防いで、担体と処
理槽底部内壁との間から異音が発生するのを防止して、
使用者の不快感を解消することができると共に、処理槽
底部の強度を向上することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同シャッターの要部断面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同第2実施形態の要部断面図である。
【図6】同第2実施形態の要部上面図である。
【図7】同担体を貯留状態を示す断面図である。
【図8】同担体貯留後シャッターを閉塞した断面図であ
る。
【図9】同担体貯留後容器を引き出した断面図である。
【図10】同担体貯留後容器をさらに引き出した断面図で
ある。
【図11】同第3実施形態の断面図である。
【図12】同他の方向から見た断面図である。
【図13】同上面図である。
【図14】同第4実施形態の断面図である。
【図15】同要部断面図である。
【図16】同第5実施形態の断面図である。
【図17】同要部断面図である。
【図18】同第6実施形態の断面図である。
【図19】同要部断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 担体 30 撹拌体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高馬 一豊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に
    低摩擦物質を塗布したことを特徴とする有機物処理装
    置。
  2. 【請求項2】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、低摩擦物質を処理
    槽底部内壁に塗布したことを特徴とする有機物処理装
    置。
  3. 【請求項3】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、低摩擦物質を処理槽底部内壁に
    塗布したことを特徴とする有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁を
    粗面にしたことを特徴とする有機物処理装置。
  5. 【請求項5】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、処理槽底部内壁を
    粗面にしたことを特徴とする有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、処理槽底部内壁を粗面にしたこ
    とを特徴とする有機物処理装置。
  7. 【請求項7】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に
    突起を設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  8. 【請求項8】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、突起を処理槽底部
    内壁に設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  9. 【請求項9】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、突起を処理槽底部内壁に設けた
    ことを特徴とする有機物処理装置。
  10. 【請求項10】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に
    突条を設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  11. 【請求項11】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、撹拌体の回転軌跡
    に交差する突条を処理槽底部内壁に設けたことを特徴と
    する有機物処理装置。
  12. 【請求項12】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、撹拌体の回転軌跡に交差する突
    条を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とする有機物処
    理装置。
  13. 【請求項13】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に
    凹部を設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  14. 【請求項14】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、凹部を処理槽底部
    内壁に設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  15. 【請求項15】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、凹部を処理槽底部内壁に設けた
    ことを特徴とする有機物処理装置。
  16. 【請求項16】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽内底部側壁に
    溝を設けたことを特徴とする有機物処理装置。
  17. 【請求項17】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状とし、撹拌体の回転軌跡
    に交差する溝を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とす
    る有機物処理装置。
  18. 【請求項18】 微生物を培養する担体を収納する処理槽
    と、該処理槽内に設置し、処理槽内の担体を回転駆動に
    より撹拌する撹拌体とを備え、前記処理槽底部を撹拌体
    の回転軌跡に沿った略半円形状の壁と該略半円形状の壁
    を囲む側壁とで構成し、前記撹拌体の回転軌跡に交差す
    る溝を処理槽底部内壁に設けたことを特徴とする有機物
    処理装置。
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