JPH0946823A - 軌道走行式点検装置 - Google Patents

軌道走行式点検装置

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JPH0946823A
JPH0946823A JP7191759A JP19175995A JPH0946823A JP H0946823 A JPH0946823 A JP H0946823A JP 7191759 A JP7191759 A JP 7191759A JP 19175995 A JP19175995 A JP 19175995A JP H0946823 A JPH0946823 A JP H0946823A
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JP
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traveling
unit
interval
inspection unit
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JP7191759A
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Kazuhide Inoue
上 和 英 井
Masaki Kaneko
子 正 喜 金
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道に沿って走行する複数の点検部同士の衝
突を防止する。 【解決手段】 軌道走行式点検装置は軌道2に沿って走
行する複数の点検部1と、中央制御部17とを備えてい
る。各点検部1は、その走行速度を可変とする駆動装置
15と、その軌道2上の位置に対応する位置信号を出力
する位置検出器9とを有している。中央制御部17の制
御手段72は、各点検部1の位置検出器9からの位置信
号に基づいて、その進行方向直前の他の点検部1との間
の走行間隔を随時算出する。制御手段72は、各点検部
1の走行間隔が所定の基準間隔以上である場合は、当該
点検部1の走行速度を所定の定格速度に保ち、走行間隔
が基準間隔を下回った場合は、当該点検部1の走行間隔
が基準間隔以上に達するまでの間、当該点検部1の走行
速度を一時的に定格速度より小さい速度とするよう、当
該点検部1の駆動手段15を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点検手段を有し軌
道に沿って走行する点検部によって、軌道周辺の遠隔監
視や各種測定等の点検作業を行う軌道走行式点検装置に
係り、とりわけ、同時に走行する複数の点検部同士の衝
突を防止することのできる軌道走行式点検装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば原子炉内部の点検作業
等の分野において、点検手段を有し軌道に沿って走行す
る点検部によって、軌道周辺の遠隔監視、各種測定等の
点検作業を無人で行う軌道走行式点検装置が用いられて
いる。一般に、このような軌道走行式点検装置は、点検
部が走行する空間上の制約があるため、点検部の通過断
面積を小さくすることが要求される。このため、例えば
特開平5−221311号公報に記載されているよう
に、点検部の通過断面積を小さくするために、点検部を
構成要素毎に分割して連結型とした点検装置が知られて
いる。また、点検装置の用途によっては、例えば特公平
6−58307号公報に記載されているように、映像、
音、温度、ガス等を検知するカメラ、マイクロフォン、
各種センサ等の多くの点検手段を点検部に搭載する場合
もある。このような場合、これら複数種類の点検手段を
複数の点検部に分散して搭載し、同時に走行させること
により、個々の点検部の通過断面積を小さく設定するこ
とが可能となる。また、当初一台の点検部で点検作業を
行っていたが、この点検部に搭載されている点検手段に
加えて新たな点検手段を同時に使用する必要が生じ、点
検部の通過断面積の制約等から、必然的に点検手段を複
数の点検部に分散し、同時に走行させざるおえない場合
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の点
検部を軌道に沿って同時に走行させる場合、複数の点検
部を互いに十分な間隔を離して等速度で走行させたとし
ても、走行中の速度誤差の蓄積によって、ある点検部同
士の間の距離が次第に接近し、ついにはその点検部同士
が衝突してしまうおそれがある。このため、複数の点検
部を備えた軌道走行式点検装置においては、このような
点検部同士の衝突が生じないよう、各点検部の走行を制
御する必要がある。しかしながら、従来、このような点
検部同士の衝突を効果的に防止し、円滑で信頼性の高い
点検作業を行うことのできる軌道走行式点検装置は提供
されていない。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、軌道に沿って走行する複数の点検部を備え
た軌道走行式点検装置において、点検部同士の衝突を効
果的に防止することのできる軌道走行式点検装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、軌道に沿
って走行し、所定の点検作業を行うための点検手段と、
その走行速度を可変とする駆動装置と、その軌道上の位
置に対応する位置信号を出力する位置検出器とを有する
複数の点検部と、各点検部の位置検出器からの位置信号
に基づいて、当該点検部について、その進行方向直前の
他の点検部との間の走行間隔を随時算出し、この走行間
隔に基づいて当該点検部の前記駆動装置を制御する制御
手段を有する中央制御部とを備え、この中央制御部の制
御手段は、各点検部の進行方向直前の他の点検部との間
の走行間隔が所定の基準間隔以上である場合は、当該点
検部の走行速度を所定の定格速度に保ち、前記走行間隔
が前記基準間隔を下回った場合は、当該点検部の前記走
行間隔が前記基準間隔以上に達するまでの間、当該点検
部の走行速度を一時的に前記定格速度より小さい速度
(停止を含む)とするよう、各点検部の前記駆動装置を
制御することを特徴とする軌道走行式点検装置である。
【0006】この第1の手段によれば、複数の点検部を
軌道に沿って互いに基準間隔以上の走行間隔で定格速度
にて走行させ、各点検部の点検手段によって所定の点検
作業を行う。その間、各点検部の位置検出器は、当該点
検部の軌道上の位置に対応する位置信号を出力し、中央
制御部は、各点検部の位置検出器からの位置信号に基づ
いて、当該点検部について、その進行方向直前の他の点
検部との間の走行間隔を随時算出する。そして、中央制
御部は、各点検部の走行間隔が基準間隔以上である場合
は、当該点検部の走行速度を所定の定格速度に保ち、走
行間隔が基準間隔を下回った場合は、当該点検部の走行
間隔が基準間隔以上に達するまでの間、当該点検部の走
行速度を一時的に定格速度より小さい速度(停止を含
む)とするよう、各点検部の駆動手段を制御する。この
ことにより、各点検部がその進行方向直前の他の点検部
に対して基準間隔を越えて接近して行くことを防いで、
点検部同士の衝突を効果的に防止することができる。
【0007】第2の手段は、軌道に沿って走行し、所定
の点検作業を行うための点検手段と、その走行速度を可
変とする駆動装置と、その軌道上の位置に対応する位置
信号を出力する位置検出器とを有する点検部であって、
更に、その進行方向直前の他の点検部との間の走行間隔
を計測するための距離計と、この距離計によって計測さ
れた走行間隔に基づいて、前記駆動手段を制御する制御
部とを有する点検部を複数備え、各点検部の前記制御部
は、当該点検部の進行方向直前の他の点検部との間の走
行間隔が所定の基準間隔以上である場合は、当該点検部
の走行速度を所定の定格速度に保ち、前記走行間隔が前
記基準間隔を下回った場合は、前記走行間隔が前記基準
間隔以上に達するまでの間、当該点検部の走行速度を一
時的に前記定格速度より小さい速度(停止を含む)とす
るよう、前記駆動手段を制御することを特徴とする。
【0008】この第2の手段によれば、複数の点検部を
軌道に沿って互いに基準間隔以上の走行間隔で定格速度
にて走行させ、各点検部の点検手段によって所定の点検
作業を行う。その間、各点検部の距離計は、進行方向直
前の他の点検部との間の走行間隔を計測する。そして、
各点検部の制御部は、当該点検部の進行方向直前の他の
点検部との間の走行間隔が基準間隔以上である場合は、
当該点検部の走行速度を所定の定格速度に保ち、走行間
隔が基準間隔を下回った場合は、走行間隔が基準間隔以
上に達するまでの間、当該点検部の走行速度を一時的に
定格速度より小さい速度(停止を含む)とするよう、駆
動装置を制御する。このことにより、各点検部がその進
行方向直前の他の点検部に対して基準間隔を越えて接近
して行くことを防いで、点検部同士の衝突を効果的に防
止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明の一
実施形態を示す図である。
【0010】図1に示すように、軌道走行式点検装置
は、軌道2に沿って走行する複数の点検部1と、各点検
部1と軌道2のトロリー線(図4参照)を介して電気的
に連結された中央制御部17とを備えている。点検部1
は、図2および図3に示すように、上記軌道2の下方に
位置する点検部本体1aと、この点検部本体1aの一側
に保持された点検手段(例えばCCDカメラ)10と、
点検部本体1aの他側に配設された駆動装置15とを有
している。また、点検部1は、点検部1を軌道2に対し
て移動自在に懸架するための走行車輪5を有している。
一方、軌道2はウェブ部2aと、ウェブ部2aの上下端
部に形成されたフランジ部2bとを有し、このうち下方
のフランジ部2b上面によって点検部1の走行車輪5が
転支されている。
【0011】次に、上記点検部1の駆動装置15は、軌
道2のウェブ部2aに当接する一組の駆動輪3a,3b
と、このうち駆動輪3aの方を回転させるモータ6と、
軌道2のウェブ部2aの駆動輪3a,3b当接面とは反
対側の面に当接する従動輪4とを有している。この駆動
装置15の駆動輪3a,3bには、それぞれ歯車8a,
8bが同軸に固着されている。この歯車8aと歯車8b
との間には、歯車8a,8bと同歯数の歯車7が介在さ
れ、歯車8a,8bおよび駆動輪3a,3bが同一方向
に同一回転数で回転するようになっている。また、上記
モータ6は正逆回転可能かつ回転数可変となっており、
駆動装置15は点検部1を軌道2に対して軌道2の両方
向へ速度可変に走行させることができるようになってい
る。また、点検部1は、上記駆動装置15の駆動輪3b
と同軸に連結され、駆動輪3a,3bの回転数をパルス
信号(位置信号)として出力する回転式の位置検出器9
を有している。
【0012】次に、図4により点検部1および中央制御
部17の内部システム構成について説明する。図4に示
すように、点検部1は、軌道2に沿って設けられたトロ
リー線11に摺動自在に接触する集電子13を有してい
る。この集電子13には、電源部16と、FM、AM変
調器等より構成される通信部12とが接続され、通信部
12には制御部14と上記点検手段10とが接続されて
いる。また、制御部14には上記駆動装置15と位置検
出器9とが接続されている。
【0013】一方、中央制御部17は、それぞれトロリ
ー線11に接続された主電源75と中央通信部71とを
有している。このうち主電源75は、トロリー線11を
通じて各点検部1に電力を供給するためのものであり、
中央通信部71は、点検部1の通信部12により変調さ
れた信号を復調する復調器等より構成されたものであ
る。また、中央通信部71には、TVモニタ74と制御
手段72とが接続され、この制御手段72には、いわゆ
るマン−マシン・インタフェイスとしての操作パネル7
3が接続されている。
【0014】なお、上記点検部1の点検手段10として
は、CCDカメラの他、点検作業の目的に応じて、温
度、湿度、ガス、放射線等を検知する各種センサ、マイ
クロフォン、遠隔操作用機器、または運搬用機器等を用
いてもよい。
【0015】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について、主に図1および図4により説明する。
本実施形態によれば、図4に示す中央制御部17の操作
パネル73を操作して、図1に示すように、複数(n
個)の点検部1(進行方向先頭から1,…,i−1,
i,i+1,…n番目)を軌道2に沿って互いに所定の
基準間隔Lmin 以上の間隔を離して、所定の定格速度V
0 にて走行させ、各点検部1の点検手段10による点検
作業を行う(例えば、各点検部1のCCDカメラ10で
捕らえた画像を中央制御部17のTVモニタ74で監視
する)。その間、各点検部1の位置検出器9は、駆動輪
3a,3bの回転数のパルス信号を出力する。図4に示
すように、このパルス信号は点検部1の制御部14から
通信部12、集電子13を経てトロリー線11を通じ
て、中央制御部17の中央通信部71に伝送され、制御
手段72に入力される。中央制御部17の制御手段72
は、各点検部1(i番目)の位置検出器9からの上記パ
ルス信号(位置信号)に基づいて、当該点検部1の駆動
輪3a,3bの回転数に比例する走行距離を随時算出す
る。そして、この走行距離から当該点検部1(i番目)
の軌道2上の位置を特定し、各点検部1の軌道2上の位
置から、各点検部1(i番目)について、その進行方向
直前の他の点検部1(i−1番目)との間の走行間隔
(Li )を随時算出する。
【0016】そして、制御手段72は、各点検部1(i
番目)の走行間隔(Li )が所定の基準間隔Lmin 以上
である場合は、当該点検部1の走行速度(Vi )を所定
の定格速度V0 に保ち、走行間隔(Li )が基準間隔L
min を下回った場合は、当該点検部1の走行間隔
(Li )が基準間隔Lmin 以上に達するまでの間、当該
点検部1の走行速度(Vi )を一時的に定格速度V0
り小さい速度(停止を含む)とするよう、当該点検部1
の駆動手段15を制御する制御信号を出力する。この制
御信号は、上記位置検出器9からのパルス信号とは逆の
経路を経て当該点検部1の制御部14に伝達され、制御
部14が駆動装置15(図2に示す駆動装置15のモー
タ6)を制御する(図4参照)。このことにより、各点
検部1(i番目)がその進行方向直前の他の点検部1
(i−1番目)に対して基準間隔Lmin を越えて接近し
て行くことを防いで、点検部1同士の衝突を効果的に防
止することができる。
【0017】なお、軌道2表面に例えばバーコードのよ
うなマークを適当な間隔で配設し、点検部1にこのマー
クを検知して位置信号を出力する手段を設け、この位置
信号により、集中制御部17の制御手段72において、
位置検出器9からの位置信号に基づいて算出される点検
部1の走行間隔(Li )の誤差を補正するようにしても
よい。この場合は、駆動輪3a,3bの磨耗、外径寸法
の誤差、スリップ等により、位置検出器9からの駆動輪
3a,3bの回転数の位置信号に基づいて算出される走
行間隔(Li )と実際の走行間隔(Li )との間に誤差
が生じても、この誤差を上記マーク検知による位置信号
に基づいて随時補正することにより、走行間隔(Li
の算出値の正確性を高めることができる。
【0018】次に、図5および図6により本発明の他の
実施形態について説明する。なお、図5および図6に示
す本実施形態において、図1乃至図4に示す上記実施形
態と同一の構成部分には同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。図6に示すように、本実施形態の軌道走行式
点検装置は上記実施形態の点検部1と中央制御部17と
にそれぞれ対応する、点検部20と中央制御部27とを
備えている。この点検部20は、図5および図6に示す
ように、上記実施形態の点検部1の位置検出器9に代え
て、一対の距離計22を有している。この一対の距離計
22は、図5に示すように、それぞれ点検部本体20a
の前後(軌道2の延長方向)に延びる一対のアーム21
の先端部に取付けられている。この距離計22として
は、超音波距離計や光学式距離計を用いることができ
る。
【0019】また、図6に示すように、点検部20は駆
動装置25(図5に図示せず)を有している。この駆動
装置25は、上記実施形態の駆動装置15と同様、点検
部20を軌道2の両方向へ走行速度可変に走行させるこ
とができるものである。
【0020】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。本実施形態によれば、図6に
示す中央制御部27の操作パネル73を操作して、図1
に示す上記実施形態と同様、複数(n個)の点検部20
(進行方向から1,…,i−1,i,i+1,…n番
目)を軌道2に沿って互いに所定の基準間隔Lmin 以上
の間隔を離して、所定の定格速度V0 にて走行させ、各
点検部20の点検手段10による点検作業を行う。その
間、各点検部20(i番目)の距離計22は、進行方向
直前の他の点検部20(i−1番目)との間の走行間隔
(Li )を計測する。そして、各点検部20の制御部2
4は、各点検部20(i番目)の走行間隔(Li )が所
定の基準間隔Lmin 以上である場合は、当該点検部20
の走行速度(Vi )を所定の定格速度V0 に保ち、走行
間隔(Li )が基準間隔Lmin を下回った場合は、当該
点検部20の走行間隔(Li )が基準間隔Lmin 以上に
達するまでの間、当該点検部20の走行速度(Vi )を
一時的に定格速度V0 より小さい速度(停止を含む)と
するよう、駆動装置25を制御する(例えば、制御部2
4内でリレーが動作して駆動装置25を停止させるよう
にする)。このことにより、各点検部20(i番目)が
その進行方向直前の他の点検部20(i−1番目)に対
して基準間隔Lmin を越えて接近して行くことを防い
で、点検部20同士の衝突を効果的に防止することがで
きる。
【0021】なお、点検部20が軌道2の延長方向に対
して両方向に走行する場合に対応して、一対の距離計2
2が点検部20の前後に設けられている場合について説
明したが、点検部20が軌道2に対して一方向にのみ走
行するような軌道走行式点検装置においては、距離計2
2が点検部20の一の進行方向側にのみ設けられていれ
ばよい。
【0022】また、上記の両実施形態において、点検部
1,20の走行間隔の最低基準としての基準間隔Lmin
を用いる場合について説明したが、これに加えて走行間
隔の最大基準としての基準間隔Lmax をも用いて基準間
隔範囲Lmin 〜Lmax を設定してもよい。すなわち、点
検部1,20の走行間隔が基準間隔Lmin を下回った場
合に、当該点検部1,20の走行速度を、走行間隔が基
準間隔Lmax を越えない範囲において、一時的に定格速
度V0 より小さい速度とするよう制御する。さらに、点
検部1,20の走行間隔が基準間隔Lmax を越えた場合
についても、走行間隔がこの基準間隔範囲Lmin 〜L
max 内に戻るまで、走行速度を一時的に定格速度V0
り大きい速度となるように制御してもよい。このような
基準間隔範囲Lmin 〜Lmax に基づく制御を行うことに
より、複数の点検部1,20同士の衝突を効果的に防止
しながら、複数の点検部1,20を全体としてより円滑
に走行させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
点検部がその進行方向直前の他の点検部に対して基準間
隔を越えて接近して行くことを防いで、点検部同士の衝
突を効果的に防止することができる。このため、複数の
点検部を備えた点検装置が有する、通過断面積を小さく
でき、多様な点検作業を効率的に行うことができるとい
う利点を十分に生かした、円滑で信頼性の高い点検作業
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軌道走行式点検装置の一実施形態
を示す模式図。
【図2】図1に示す軌道走行式点検装置の軌道および点
検部を示す立面図。
【図3】図2に示す軌道走行式点検装置の点検部のII-I
I 線方向断面図。
【図4】図2に示す軌道走行式点検装置のシステム構成
を示すブロック図。
【図5】本発明による軌道走行式点検装置の他の実施形
態の軌道および点検部を示す立面図。
【図6】図5に示す軌道走行式点検装置のシステム構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
1,20 点検部 2 軌道 4 駆動輪 9 位置検出器 10 点検手段 14 制御部 15,25 駆動装置 17,27 中央制御部 22 距離計 72 制御手段 Li-1 ,Li ,Li+1 ,Ln 走行間隔 Vi-1 ,Vi ,Vn 走行速度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道に沿って走行し、所定の点検作業を行
    うための点検手段と、その走行速度を可変とする駆動装
    置と、その軌道上の位置に対応する位置信号を出力する
    位置検出器とを有する複数の点検部と、 各点検部の位置検出器からの位置信号に基づいて、当該
    点検部について、その進行方向直前の他の点検部との間
    の走行間隔を随時算出し、この走行間隔に基づいて当該
    点検部の前記駆動装置を制御する制御手段を有する中央
    制御部と、を備え、 この中央制御部の制御手段は、各点検部の進行方向直前
    の他の点検部との間の走行間隔が所定の基準間隔以上で
    ある場合は、当該点検部の走行速度を所定の定格速度に
    保ち、前記走行間隔が前記基準間隔を下回った場合は、
    当該点検部の前記走行間隔が前記基準間隔以上に達する
    までの間、当該点検部の走行速度を一時的に前記定格速
    度より小さい速度とするよう、各点検部の前記駆動装置
    を制御することを特徴とする軌道走行式点検装置。
  2. 【請求項2】前記点検部の駆動装置は、外周面が前記軌
    道表面に当接する駆動輪を有し、 前記点検部の位置検出器は、前記駆動装置の駆動輪の回
    転数を前記位置検出信号として出力し、 前記中央制御部の制御手段は、各点検部の位置検出器か
    らの回転数の位置検出信号に基づいて当該点検部の走行
    距離を求め、この走行距離を基準として各点検部の進行
    方向直前の点検部との間の走行間隔を算出することを特
    徴とする請求項1記載の軌道走行式点検装置。
  3. 【請求項3】軌道に沿って走行し、所定の点検作業を行
    うための点検手段と、その走行速度を可変とする駆動装
    置と、その軌道上の位置に対応する位置信号を出力する
    位置検出器とを有する点検部であって、 更に、その進行方向直前の他の点検部との間の走行間隔
    を計測するための距離計と、 この距離計によって計測された走行間隔に基づいて、前
    記駆動手段を制御する制御部とを有する点検部を複数備
    え、 各点検部の前記制御部は、当該点検部の進行方向直前の
    他の点検部との間の走行間隔が所定の基準間隔以上であ
    る場合は、当該点検部の走行速度を所定の定格速度に保
    ち、前記走行間隔が前記基準間隔を下回った場合は、前
    記走行間隔が前記基準間隔以上に達するまでの間、当該
    点検部の走行速度を一時的に前記定格速度より小さい速
    度とするよう、前記駆動手段を制御することを特徴とす
    る軌道走行式点検装置。
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JP2007057357A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Toshiba Corp 原子炉内検査保全方法
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