JP3498015B2 - 2軸レール変位検出器 - Google Patents

2軸レール変位検出器

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JP3498015B2
JP3498015B2 JP21772599A JP21772599A JP3498015B2 JP 3498015 B2 JP3498015 B2 JP 3498015B2 JP 21772599 A JP21772599 A JP 21772599A JP 21772599 A JP21772599 A JP 21772599A JP 3498015 B2 JP3498015 B2 JP 3498015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、走行する車両から
レールの左右方向と上下方向の位置を検出し、左右方向
の高低狂い、上下方向の通り狂い等の軌道狂いを測定結
果として出力する車上搭載の軌道検測装置に使用するレ
ール変位検出器で、かつ無人運転の検測装置に組込可能
なレール変位検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軌道検測装置に使用されてきたレ
ール変位検出器は、光切断法を応用した光式検出器(例
えば、文献1:特公昭55−12522号「光学式レー
ル変位測定装置」)、電磁気特性を応用した渦電流式検
出器(例えば、文献2:特公昭63−44161号「渦
電流式軌道変位測定装置」)が実用に供されている。
【0003】また、従来の軌道検測車においては検測作
業のための要員が配置され、電源投入時の検測装置の初
期設定作業はこの要員で行っていた。
【0004】しかし、従来の検出器は、文献1の発明が
属する技術分野において、「本発明は、軌道検測車にお
いて、通り狂いおよび軌間狂いを測定するために用いら
れる光学式レール変位測定装置に関する。」と記述され
ていることからも明らかなように、レールの左右方向の
変位検出を目的としており、このことは検測車のばね下
に設置されることを前提としている。すなわち、これら
の変位検出器とレールとの高さはほぼ一定もしくは狭い
検出範囲内との前提のもとに実用に供されており、変位
検出器とレールとの高さ方向の距離が車体動揺により大
幅に変化するばね上に設置するためには、この大幅な車
体動揺をキャンセルできる他の方法によることが必要
で、そのままでのばね上での使用は使用可能範囲の条件
からできないという欠点があった。
【0005】また、光式検出器および渦電流式検出器
は、レールとの相対距離を直接測定するもので車上搭載
の使用環境に対応するためには大きな測定範囲(左右方
向300mm)をカバーすることが必要で機器の大きさ
は大きくならざるを得ない問題があった。
【0006】さらに、光式検出器ではレールの測定基準
点のデータを抽出することが必要であり、渦電流式検出
器ではレール近傍の金物の影響を受けるために補正が必
要であり、このデータ抽出および補正は測定誤差を生じ
る原因の一つとして測定精度向上の観点から問題であっ
た。
【0007】一方、従来の検測車の検測作業には検測要
員が配置されていたが、営業車等への検測装置搭載を想
定した場合には検測要員の配置は困難となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、本
発明が解決しようとする課題は、大きな上下左右の変位
となる車体動揺の影響を受けるばね上でのレール変位測
定が不可能であることを可能にすること、左右方向30
0mmの測定範囲をカバーしつつレール変位検出器の小
型化を図ること、補正等を行うことを避けることにより
測定精度の向上を図ること、さらに無人運転の検測装置
に適応可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】車体動揺の影響を受ける
ばね上での使用を可能としレールの左右方向と上下方向
の変位を測定可能とするために、非接触測定が可能な2
つの光式距離センサをレール斜め上方の位置とレール上
方の位置に固定した幾何光学的関係から2つの光式距離
センサの出力によりレール変位が算出できることに着目
し、光式距離センサとレールとの間に回転ミラーを介在
せしめ、この回転ミラーの回転角をサーボモータ、サー
ボ回路および角度検出器により制御してレールに定めた
左右用測定基準点と上下用測定基準点が左右用光式距離
センサおよび上下用光式距離センサのそれぞれの測定点
となるように追尾せしめ、合わせて回転ミラーを使用す
ることで装置の小型化を達成し、また測定精度の向上を
図るために補正を取り入れることなく2つの光式距離セ
ンサの出力を用いた計算値としてレールの左右と上下の
位置が把握できるように構成することとした。
【0010】また、無人運転に適応させるために電源投
入時の初期設定のハード対応を可能とすべく回転ミラー
によるスキャン方式を取り入れた。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1、請求
項2および請求項3記載の好誼な実施例を示す機器配置
図で、1は図示を省略したレール上を走行する車両の台
車上に設置した測定基板、2は測定対象となるレール、
3は測定対象であるレール2の左右方向の位置を測定す
る左右用測定基準点で、レール2の内軌側側面4のレー
ル2の頭頂面5から下に14mm(Zc)に定める。6
は測定対象のレール2の上下方向の位置を測定する上下
用測定基準点で、レール2の頭頂面5の内軌側側面4か
らXc離れたレール2の中央に定める。
【0012】なお、軌道の左右の狂いを示す左右用測定
基準点としてレール2の頭頂面5から14mm下の位置
を選定することが通常であるが、本発明の実施に際して
変更することに問題はない。
【0013】7は、測定基板1のレール2の斜め45度
上方近傍箇所に固定したレール2の内軌側側面4との相
対距離を測定する左右用光式距離センサで、8は測定基
板1のレール2の上方近傍箇所に固定したレール2の頭
頂面5との相対距離を測定する上下用光式距離センサで
ある。
【0014】9は、左右用光式距離センサ7とレール2
の内軌側側面4とを往復する光路10の間に介在せしめ
た左右用回転ミラーで、測定基板1のレール2の斜め4
5度上方箇所に該左右用回転ミラー9は固定される。1
1は、上下用光式距離センサ8とレール2の頭頂面5と
を往復する光路12の間に介在せしめた上下用回転ミラ
ーで、測定基板1のレール2の上方箇所に固定される。
【0015】左右用光式距離センサ7から出た測定光が
左右用回転ミラー9で方向転換して光路10を経てレー
ル2の内軌側側面4に至りさらに反射光が再び光路10
を経て左右用回転ミラー9を介して左右用距離センサ7
に入射するように左右用回転ミラー9の回転軸13の取
付角度は調整される。また、上下用光式距離センサ8か
ら出た測定光が上下用回転ミラー11で方向転換して光
路12を経てレール2の頭頂面5に至りさらに反射光が
再び光路12を経て上下用回転ミラー11を介して上下
用距離センサ8に入射するように上下用回転ミラー11
の回転軸14の取付角度は調整される。
【0016】15は、左右用回転ミラー9を回転せしめ
る左右用サーボモータで、該左右用サーボモータ15
は、左右用回転ミラー9の一方の回転軸13の一端に結
合され、16は左右用回転ミラー9の回転角を検出する
左右用角度検出器で、該左右用角度検出器16は左右用
回転ミラー9の回転軸13の他端に結合される。 ま
た、17は、上下用回転ミラー11を回転せしめる上下
用サーボモータで、該上下用サーボモータ17は上下用
回転ミラー11の回転軸14の一端に結合され、18は
上下用回転ミラー11の回転角を検出する上下用角度検
出器で、該上下用角度検出器18は上下用回転ミラー1
1の回転軸14の他端に結合される。
【0017】図2は、本発明における左右用回転ミラー
9と上下用回転ミラー11の回転角を制御するフローを
示したもので、19は左右用サーボモータ15のサーボ
回路で、20は上下用サーボモータ17のサーボ回路
で、21は制御演算回路である。左右用光式距離センサ
7の出力であるレール2の内軌側側面4と左右用回転ミ
ラー9の間の距離測定値:L1を制御演算回路21に取
り込むと同時に上下用光式距離センサ8の出力であるレ
ール2の頭頂面5と上下用回転ミラー11の間の距離測
定値:L2を制御演算回路21に取り込む。
【0018】図3は、本発明における幾何光学的な位置
関係図を示すもので、点Aは左右用回転ミラー9の回転
中心で、点Aの座標値を(X1,Z1)と定める。点B
は上下用回転ミラー11の回転中心で、点Bの座標値を
(0,Z2)と定める。点Cはレール2の初期位置にお
ける左右用測定基準点3で、Rz=14mmである。点
Dはレール2の初期位置における上下用測定基準点で、
一般的にはRx=32.5mmである。点Oはレール2
の初期位置における直線BDの延長線と点Cを通り直線
BDに直角な直線との交点で、点Oの座標値を(0,
0)と定める。また直線ACと点Aを通り直線BDに平
行な直線との内角は45度である。さらにレール2が左
右方向ならびに上下方向に相対移動した時、すなわち点
O(0,0)が点P(X3,Z3)に移動した時、点C
は点Hに移動し、点Dは点Iに移動する。直線AHの長
さはL1で直線BIの長さはL2である。
【0019】図3において、点Aを通り直線BOと直交
する直線の直線BOとの交点をEとし、点Pを通り直線
AHに平行な直線の直線AEとの交点をFとする。また
点Pを通り直線BIに平行な直線の直線AEとの交点を
Gとする。直線FGの長さは一定でL3とする。ここ
で、∠CAH=α、∠HFG=α1、∠EFG=α2,
∠OBI=β、∠FGP=β1とすると、以下の式が成
立する。 sinα2=(Z2−Rz−Z1)/L3(定数)………………………(1) cosα2=(X2−Rx−X1)/L3(定数)………………………(2) cosα1=(L12−L22+L32)/(2×L1×L3) ……………(3) cosβ1=(−L12+L22+L32)/(2×L1×L3) …………(4) α=π/4−α1+α2 …………………………………………………(5) β=β1+α2−π/2 …………………………………………………(6)
【0020】図2において、制御演算回路21に取り込
まれた距離測定値:L1と距離測定値:L2および固定
距離:L3を用いて式1から式6の計算結果である角度
αと角度βをそれぞれ左右用サーボモータ15のサーボ
回路19と上下用サーボモータ17のサーボ回路20に
出力し、このサーボ回路19に入力された角度αの角度
情報により左右用サーボモータ15は駆動されて左右用
回転ミラー9は回され、左右用回転ミラー9の回転は左
右用角度検出器16の出力変化としてサーボ回路19に
フィードバックされる。同様にサーボ回路20に入力さ
れた角度βの角度情報により上下用サーボモータ17は
駆動されて上下用回転ミラー11は回され、上下用回転
ミラー11の回転は上下用角度検出器18の出力変化と
してサーボ回路20にフィードバックされる。
【0021】制御演算回路21は、距離測定値:L1と
距離測定値:L2の取り込みから角度αと角度βの出力
までを1周期として繰り返し演算を行う。
【0022】図3から明らかなように点Pの座標値(X
3,Z3)は、次の式から算出できる。 X3=X1+Rx+L1×sin(α+π/4) ………………………(7) Z3=Z2−Rz−L2×cosβ ………………………………………(8)
【0023】所定の測定間隔毎に検測装置を搭載した車
両の車軸発電機から出力される距離パルスを検出した制
御演算回路21は、式7及び式8を演算して座標値X3
と座標値Z3を出力する。
【0024】図4〜図6は、本発明の請求項4に関わる
好誼な実施例を示したもので、電源を投入した直後の図
4において、制御演算回路21より出力されたスキャン
信号:θを上下用サーボモータ17のサーボ回路20に
入力して上下用サーボモータ17を駆動することによ
り、図6に示すように直線BOに対して−30度から+
60度の範囲をスキャンする。このスキャン時に図4の
ごとく上下用光式距離センサ8の出力と上下用角度検出
器18の出力を制御演算回路21で検知して上下用光式
距離センサ8の距離測定値:L2が最小であったときの
上下用角度検出器18の角度値:γを検出する。
【0025】図6は、初期設定終了時の左右用光式距離
センサ7と上下用光式距離センサ8のそれぞれの測定光
が左右用回転ミラー9と上下用回転ミラー11により屈
折されてレール2を照射する幾何光学的な関係を示した
もので、点Mは上下用回転ミラー11の回転中心から最
短距離となるレール2上の点で、直線BOからの偏角は
γである。また、点Nは点Mから直線BOに平行に距離
Rzだけ下方に下がった位置の点であり、左右用回転ミ
ラー9の回転中心である点Aと点Nを結ぶ直線ANは、
図3に示す点Hの近傍を通る直線である。この直線AN
の偏角δを算出する関係式は、図6からつぎのように規
定できる。 tan(π/4+δ)=(L2×sinγ−X1)/(L2×cosγ+Rz+Z1− Z2)………………………………………………………………………(9)
【0026】図5は、スキャン終了後の制御フローを示
すもので、スキャン時に検出した角度値:γを上下用サ
ーボモータ17のサーボ回路20に制御演算回路21か
ら入力して上下用回転ミラー11を回転制御し、図6に
示す点Mに上下用光式距離センサ8の測定光を照射す
る。また、式9より算出される角度値:δを左右用サー
ボモータ15のサーボ回路19に制御演算回路21より
出力し、左右用回転ミラー9を回転制御せしめて図6に
示す点Nに向けて左右用光式距離センサ7の測定光を照
射する。しかる後において、図2に示す制御フローによ
り追尾を行う。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1、2及び3
記載の本発明は、レール上を走行する車両の台車に設置
される測定基板のレール斜め45度上方近傍箇所とレー
ル上方近傍箇所にそれぞれレールの左右位置を測定する
左右用光式距離センサと上下用光式距離センサを固定
し、これらの測定光がレールに定められた測定基準点を
照射する光路の途中にそれぞれ左右用回転ミラーと上下
用回転ミラーを前記測定基板に固定した状態で介在せし
め、それぞれを回転制御する左右用サーボモータと上下
用サーボモータを設けるとともに、回転角度を検出する
左右用角度検出器と上下用角度検出器を設け、図3に示
す幾何光学的な関係よりレールの左右・上下の相対位置
変化に応じて変化する左右用光式距離センサの距離測定
値:L1と上下用光式距離センサの距離測定値:L2お
よび固定距離:L3を用いた式1〜式6により左右用回
転ミラーおよび上下用回転ミラーの偏角を制御演算回路
にて算出して左右用サーボモータおよび左右用サーボモ
ータ等により左右用回転ミラーおよび上下用回転ミラー
を回転制御させることにより、レールが左右上下に移動
してもつねに所定の測定基準点をそれぞれの測定光が照
射していることとなる。この結果、本発明においては、
回転ミラーを使用しているため従来の変位検出器と対比
して小型にもかかわらず十分な測定範囲が確保できる。
さらに、台車に測定基板を設置することを前提とした本
発明によれば、台車のばね作用による上下方向の大きな
測定基板の位置変動に対しても光式距離センサを用いる
ことにより全く問題となることはない。
【0028】また、本発明によれば式7と式8により所
定の測定間隔によるレール位置の把握が容易にできる。
このため、従来の変位検出器において行われていた補正
演算等を行う必要がなく、高い測定精度が容易に達成で
きる。
【0029】さらに、請求項4記載の本発明について詳
述したように、電源投入時において自動的にレール位置
を回転ミラーのスキャンにより検出するとともに、幾何
光学的な位置関係を用いて回転ミラーを回転制御して初
期位置を決定できる手段を備えているので、本発明の2
軸レール変位検出器を営業車の運転席下の台車に搭載し
た場合において、単純に運転手が営業車を運転するため
に最初に電源投入するスイッチと連動して2軸レール変
位検出器の電源投入を行うことで、初期設定は発車前に
は完了し、営業車の運行経路に沿った軌道状態の把握を
自動的に行うことのできる無人検測を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の請求項1、請求項2および請
求項3記載の好誼な実施例を示す機器配置図である。
【図2】図2は、本発明における左右用回転ミラーと上
下用回転ミラーの回転角を制御するフロー図である。
【図3】図3は、本発明における幾何光学的な位置関係
図である。
【図4】図4は、電源を投入した直後の制御フロー図で
ある。
【図5】図5は、スキャン終了後の制御フローを示すも
のである。
【図6】図6は、初期設定終了時の幾何光学的な関係を
示したものである。
【符号の説明】
1 測定基板 2 レール 3 左右用測定基準点 4 内軌側側面 5 頭頂面 6 上下用測定基準点 7 左右用光式距離センサ 8 上下用光式距離センサ 9 左右用回転ミラー 10、12 光路 11 上下用回転ミラー 13,14 回転軸 15 左右用サーボモータ 16 左右用角度検出器 17 上下用サーボモータ 18 上下用角度検出器 19,20 サーボ回路 21 制御演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−23250(JP,A) 特開 平5−164519(JP,A) 特開 昭58−156807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を走行する車両に搭載される軌
    道検出装置に使用される、当該レールの左右方向および
    上下方向の変位を検出する2軸レール変位検出器におい
    て、レールの斜め上方近傍箇所に配設された、前記レールの
    内軌側側面の所定位置に定められている 左右用測定基準
    点との相対距離を測定する左右用光式距離センサと、 前記レールの上方近傍箇所に配設された、前記レールの
    頭頂面中央に定められている 上下用測定基準点との相対
    距離を測定する上下用光式距離センサと、 前記レールの所要角度上方箇所に配設された左右用回転
    ミラーであって、 前記左右用光式距離センサから出た測
    定光が当該左右用回転ミラーで方向転換して前記レール
    の内軌側側面に至り、当該内軌側側面での反射光が当該
    左右用回転ミラーを介して前記左右用光距離センサに入
    射するように回転軸取付角度を調整された左右用回転
    ミラーと、 前記レールの上方箇所に配設された上下用回転ミラーで
    あって、 前記上下用光式距離センサから出た測定光が
    上下用回転ミラーで方向転換して前記レール頭頂面に
    至り、当該頭頂面での反射光が当該上下用回転ミラーを
    介して前記上下用光式距離センサに入射するように
    転軸取付角度を調整された上下用回転ミラーと、 前記左右用回転ミラーを回転せしめる左右用サーボモー
    と、 前記左右用回転ミラーの回転角を検出する左右用角度検
    出器と、 前記上下用回転ミラーを回転せしめる上下用サーボモー
    と、 前記上下用回転ミラーの回転角を検出する上下用角度検
    出器と、 前記左右用光式距離センサにより測定された前記レール
    内軌側側面と前記左右用回転ミラーとの間の距離測定
    値:L1前記上下用光式距離センサにより測定された
    前記レール頭頂面と前記上下用回転ミラーとの間の距離
    測定値:L2、および前記左右用回転ミラーと前記上下
    用回転ミラーとの間の距離に比例した一定値L3の3つ
    の値から前記左右用回転ミラーの位置の、前記所要角
    度からの偏角:α、および前記上下用回転ミラーの位置
    の、前記レールの上方向からの偏角:βを計算し、前記
    計算した偏角:α前記左右用角度検出器により検出さ
    れた検出角度とを照査しつつ前記左右用回転ミラーの
    回転制御を前記左右用サーボモータに行わせるととも
    に、前記計算した偏角:β前記上下用角度検出器によ
    り検出された検出角度とを照査しつつ前記上下用回転
    ミラーの回転制御を前記上下用サーボモータに行わせる
    ことで、前記レールの位置が左右および上下方向に相対
    移動した場合であっても、前記左右用測定基準点が前記
    左右用光式距離センサの測定点となり、前記上下用測定
    基準点が前記上下用光式距離センサの測定点となるよう
    前記レールを追尾せしめるとともに、更に、所定の測定
    間隔毎に、前記距離計測値:L1、前記距離計側値:L
    2、および前記一定値L3の3つの値から、前記左右用
    測定基準点および前記上下用測定基準点の位置を算出
    、算出結果を、前記レールの左右方向および上下方向
    のレール変位として出力する制御演算回路と、 を備える ことを特徴とする2軸レール変位検出器。
  2. 【請求項2】 前記所要角度が45度であることを特徴
    とする請求項1記載の2軸レール変位検出器。
  3. 【請求項3】 前記左右用測定基準点は、前記レールの
    内軌側側面の、当該レールの頭頂面から14mm下がっ
    た位置に定められていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のレール変位検出器。
  4. 【請求項4】 前記制御演算回路は、当該レール変位検
    出器の電源投入された際に、前記上下用サーボモータ
    所定の振れ角範囲スキャンを行わせ、当該スキャン
    による前記上下用光式センサの距離測定値:L2が最小
    である時の前記上下用角度検出器により検出された角度
    値:γに基づいて、前記上下用サーボモータ前記上下
    用回転ミラー回転制御を行わせるとともに、 前記 角度検出値:γ、および前記距離測定値:L2に基
    づいて、前記左右用回転ミラーの位置の、前記所要角度
    からの偏角:γを算出し、当該算出した偏角:γに基づ
    いて、前記左右用サーボモータ前記左右用回転ミラー
    回転制御を行わせた後に、前記レールの追尾を行う、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の2軸レール
    変位検出器。
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