JPH0682221A - 第三軌条測定装置 - Google Patents

第三軌条測定装置

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JPH0682221A
JPH0682221A JP23738292A JP23738292A JPH0682221A JP H0682221 A JPH0682221 A JP H0682221A JP 23738292 A JP23738292 A JP 23738292A JP 23738292 A JP23738292 A JP 23738292A JP H0682221 A JPH0682221 A JP H0682221A
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JP
Japan
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rail
protective plate
gap
measuring device
scanning
Prior art date
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Pending
Application number
JP23738292A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yoshikawa
賢一 吉川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0682221A publication Critical patent/JPH0682221A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第三軌条と上側防護板との間の隙間を非接触
で簡便且つ高精度に測定できると同時に、第三軌条と背
面側防護板との間の隙間も精度良く測定でき、非常に高
能率的な第三軌条測定装置を提供することにある。 【構成】 検測車20に、レーザービームを放射するレ
ーザー測距器21を搭載し、このレーザービームを検測
車側より第三軌条1側に向け且つ順次縦方向に走査させ
る回転ミラー22aと、この走査ビームを平行に直す凸
レンズ23aとを備え、その平行な走査ビームが第三軌
条1及び上側防護板5並びに背面側防護板6で反射して
レーザー測距器21に受光される時間により測定した各
距離を基に、第三軌条1と背面側防護板6との間の隙間
Lを算出すると同時に、走査ビームによる測定距離があ
る値以上となっている走査ビーム本数から第三軌条1と
上側防護板5との間の隙間Gを算出する演算器24とを
備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電車の走行用レールに
沿い集電用として敷設した第三軌条とこの防護板との間
の隙間を測定する第三軌条測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地下鉄等の電車においては、架
線方式の代わりに、第三軌条集電方式が多く見受けられ
る。これは軌道の脇に走行レールに沿って図2に示す如
く第三軌条1を枕木2の上に碍子3を介し敷設し、これ
に電車から突出した集電シュー(図示せず)を摺接させ
て集電する方式である。
【0003】この第三軌条1には高電圧電流が流されて
いることから、保線作業員等の危険防止のために、枕木
2から立設した支持部材4を介し、該第三軌条1の上方
を覆う上側防護板5と、第三軌条1の反走行レール側を
覆う背面側防護板6とが設けられている。また、第三軌
条1の走行レール側を覆う前面側防護板7が該第三軌条
1に直接取付部材8を介し設けられている。
【0004】こうした第三軌条1の上側防護板5と背面
側防護板6とは、ボルト・ナット9の緩み・脱落などか
ら取付位置が変動する虞れがあるので、法令で定められ
ている車両限界や集電シューの移動の妨げとならないか
などのために、定期的な検査・保守が義務付けられてい
る。この検査は、従来では、第三軌条1に対する上側防
護板5の隙間Gを測定することで行っていた。
【0005】その第三軌条1と上側防護板5との間の隙
間Gの従来の測定方法としては、軌条長手方向にある間
隔ごとに測定ポイントを定め、その各ポイントに作業員
が行って、図2に示す如く、第三軌条測定装置としての
接触式ゲージ10を第三軌条1の頭部上面と上側防護板
5の下面との間に人手により差し込み、このゲージ10
のパンタグラフ機構11を上下に広げ、これに連動する
指針12により指されるスケール(目盛り)13を目視
により読み取って該隙間Gを測定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の第三軌条測定装置を用いた隙間Gの測定方法では、
作業員が測定ポイントに行ってゲージ10を人手により
差し込み操作し、このパンタグラフ機構11を第三軌条
1上面と上側防護板5下面とに直接接触させてスケール
13を見ながら測定するのであるから、かなりの手間と
時間がかかると共に、ゲージ10の挿入のしかたや、ス
ケールの目視による読取りにばらつきがあり、正確な測
定がなかなか困難で、測定データの信頼性が劣る問題が
あった。また、第三軌条1と背面側防護板6との間の隙
間の測定ができなかった。
【0007】更には、前記検査作業は第三軌条1への通
電を止めて行うので、即ち電車の運行を停止して行うの
で、時間的制約を受けることから、測定ポイントを細か
く設定すると時間がたりなくなり、おのずと広い間隔の
測定ポイントでしか測定を実行することができず、軌条
長手方向に亘り信頼性のある測定検査データが得られな
い不具合があった。
【0008】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、第三軌条と上側防護板との間の隙間を
非接触で簡便且つ高精度に測定できると同時に、第三軌
条と背面側防護板との間の隙間も精度良く測定でき、し
かもそれらの測定が従来の手作業に比し非常に高能率的
に行い得て、時間的制約にあまりとらわれずに軌道長手
方向に連続して測定して行くことが可能となる第三軌条
測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第三軌条測定装
置は、前記目的を達成するために、電車の走行レールに
沿って敷設された第三軌条と上側防護板との間の隙間を
測定する第三軌条測定装置において、走行レール上を走
行する検測車に、被測距物にレーザービームをパルス的
に放射しこの反射ビームを受光する時間により該被測距
物までの距離を測定する方式のレーザー測距器を搭載す
ると共に、このレーザー測距器から放射されるレーザー
ビームを検測車側より第三軌条側に向け且つ順次縦方向
に走査させるメカニカルスキャナーと、この走査ビーム
を平行に直す光学系とを備え、且つその平行な走査ビー
ムが第三軌条及び上側防護板並びに背面側防護板で反射
して前記レーザー測距器に受光される時間により測定し
た該第三軌条及び上側防護板並びに背面側防護板の距離
を基に、第三軌条と背面側防護板との間の隙間を算出す
ると同時に、前記走査ビームによる測定距離がある値以
上となっている走査時間或いはその間の走査ビーム本数
から第三軌条と上側防護板との間の隙間を算出する演算
器とを備えてなる。
【0010】
【作用】前記構成の第三軌条測定装置によれば、走行レ
ール上の検測車に搭載されているレーザー測距器からレ
ーザービームをパルス的に放射する。すると、これらレ
ーザービームが順次メカニカルスキャナーにより検測車
側から第三軌条側に向けられると共に縦方向に走査させ
られる。更にこれらの走査ビームが光学系によりコリメ
ーテイングされて第三軌条の上面と平行になって進み、
これらの平行な走査ビームが第三軌条及び上側防護板並
びに背面側防護板に当たって反射して戻り、前記レーザ
ー測距器に受光される。これでそのレーザー測距器が各
走査ビームを放射してから受光するまでの時間を基に、
該レーザー測距器から第三軌条及び上側防護板並びに背
面側防護板までの各距離を出す。これら各距離を基にし
て、演算器が第三軌条と背面側防護板との間の隙間を算
出すると同時に、前記走査ビームによる測定距離がある
値以上となっている走査時間或いはその間の走査ビーム
本数から第三軌条と上側防護板との間の隙間を算出する
ようになる。この測定動作を、検測車を走行させながら
繰り返すことで、第三軌条と背面側防護板との間の隙間
及び第三軌条と上側防護板との間の隙間を、軌条長手方
向に亘り連続して測定して行くようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第三軌条測定装置の一実施例
を図1により説明する。なお、図中第三軌条1及び上側
防護板5並びに背面側防護板5などの軌条側構造は前述
の図2に示したものと同様であるので同一符号を付して
説明の簡略化を図る。
【0012】ここで、まず図中20は電車の左右一対の
走行レール(図示せず)上を走行する検測車を示し、こ
の検測車20の下部一側部分(第三軌条側)に第三軌条
測定装置の各構成機器21〜26が搭載されている。
【0013】つまり、符号21はレーザー測距器で、被
測距物にレーザービームBをパルス的に放射しこの反射
ビームを受光する時間により該被測距物までの距離を測
定する方式のものである。
【0014】22はメカニカルスキャナーで、多角形の
回転ミラー22aと、これを水平軸回りに回転駆動する
モータ22bとを備え、この回転ミラー22aが回転し
ながら、前記レーザー測距器21より次々とパルス的に
放射されるて来るレーザービームBを反射して検測車2
1側より第三軌条1側に向けると共に、その各レーザー
ビームBを縦方向に走査(スキャニング)させ、即ち扇
状の鉛直面上で上から下にに順次微小角度ずつずらして
走査させる機能を持つ。
【0015】23は光学系で、前記メカニカルスキャナ
ーの回転ミラー22aの外側方位置に凸レンズ23aを
固定的に設けてなり、該回転ミラー22aより走査され
て来る走査ビームB1 を第三軌条1の上面と平行な向き
に直して(コリメートして)進ませる機能を持つ。この
平行な走査ビームB2 が上側防護板5及び背面側防護板
6並びに第三軌条1に当たって反射して、もと来たルー
トを逆に戻って前記レーザー測距器21に受光されるよ
うになっている。
【0016】24は演算器で、前記レーザー測距器21
により測定した該レーザー測距器21から上側防護板5
及び背面側防護板6並びに第三軌条1までのそれぞれの
距離を基に、第三軌条1と背面側防護板6との間の隙間
Lを算出すると同時に、前記走査ビームB2 による測定
距離がある値以上となっている走査ビームB2 の本数か
ら第三軌条1と上側防護板5との間の隙間Gを算出する
機能を有する。
【0017】なお、符号25は制御装置で、前記レーザ
ー測距器21のレーザービームBのパルス的な放射タイ
ミング指令、及び回転ミラー22aを回転させる駆動モ
ータ22bの回転制御指令を行う。26は前記演算器2
4で算出した各種データを記録表示するためのプリンタ
である。
【0018】しかして、前述の第三軌条測定装置の動作
を述べると、まず、走行レール上の検測車を所定に起点
位置に移動させ、そこで制御装置25により、レーザー
測距器21とメカニカルスキャナー22の回転ミラー2
2aのモータ22bとに制御指令を出し、そのモータ2
2bにより回転ミラー22aを一定速度で回転させると
共に、これとタイミングを合わせてレーザー測距器21
からパルス的にレーザービームBを放射させる。
【0019】これで、そのレーザービームBがメカニカ
ルスキャナー22の回転ミラー22aにより検測車側か
ら第三軌条側に向けられると共に、上から下に順次一定
微小角度ずつずれて走査させられる。更にこれらの走査
ビームB1 が光学系23の凸レンズ23aによりコリメ
ーテイングされて第三軌条1の上面と平行な走査ビーム
B2となって進み、これらの平行な走査ビームB2 が上
から順に上側防護板5に当たって反射し、もと来たルー
トを逆に戻って前記レーザー測距器21に受光される。
【0020】こうして、まずレーザー測距器21がレー
ザービームBを放射してからその走査ビームB2 が上側
防護板5の最初の一点に当たり反射して該レーザー測距
器21に受光されるまでの時間を基に、該レーザー測距
器21から上側防護板5の最初の一点までの距離を測定
する。次に、前述の回転ミラー22aの回転で微小角度
ずれた走査ビームB2 により、前述同様にレーザー測距
器21がもう一点の距離を測定する。こうして上方から
上側防護板5と背面防護板6と第三軌条1との一定微小
間隔ずつ下にずれた各点の距離を順に繰り返し測定す
る。
【0021】これら各距離を基にして演算器24が各種
測定データを出す。つまり、背面側防護板6の距離から
第三軌条1の距離と該第三軌条1の頭部の幅と減じて、
該第三軌条1と背面側軌条6との間の隙間Lを算出す
る。
【0022】これと同時に、前記走査ビームB2による
測定距離がある値以上となっている間の走査ビームB2
の本数をカウントして、該第三軌条1の上面と上側防護
板5の下面との間の隙間Gを算出する。つまり、レザー
測距器21のレーザービームBの放射間隔及びメカニカ
ルスキャナー22の回転ミラー2a回転角速度を制御装
置25により制御することで、平行な各走査ビームB2
の間隔を一定に管理しているので、図解的に見てみれ
ば、縦方向にペンシルビームの如く並んだ走査ビームB
2 ができる。この一本一本からの測距データを基に、演
算器24で距離的に明らかにある値以上に長いものと、
それ以下に短いものとの判別をし、上方から急に長いも
の変わった瞬間から下方で急に短いものに変わる瞬間ま
でのビーム本数を数え、このビーム本数分の総間隔幅を
第三軌条1の上面と上側防護板5の下面との間の隙間G
として演算処理する。
【0023】以上のような測定動作を、検測車20を一
定速度で走行させながら連続して繰り返すことで、第三
軌条1と背面側防護板6との間の隙間L及び第三軌条1
と上側防護板5との間の隙間Gを、軌条長手方向に亘り
連続して測定して行き、この測定データをプリンター2
6でプリントアウトする。これで第三軌条1と上側防護
板5及び背面側防護板6との位置関係を、従来のように
人手によらず、被接触で軌条長手方向に亘り連続的に高
能率的にかつ高精度に測定検査できるようになる。
【0024】なお、前記実施例では、演算器24で、平
行な走査ビームB2 の一本一本のうちから距離的にある
値以上のビーム本数を数えて第三軌条1の上面と上側防
護板5の下面との間の隙間Gを求めるようにしたが、第
三軌条1及び上側防護板5並びに背面側防護板6の走査
ビームによる測定距離がある値以上となっている走査時
間を演算器で集計して第三軌条1と上側防護板5との間
の隙間Gを算出するようにしても可である。
【0025】
【発明の効果】本発明の第三軌条測定装置は上述の如く
構成したので、第三軌条と上側防護板との間の隙間を非
接触で簡便且つ高精度に測定できると同時に、第三軌条
と背面側防護板との間の隙間も精度良く測定でき、しか
もそれらの測定が従来の手作業に比し非常に高能率的に
行い得て、時間的制約にあまりとらわれずに軌道長手方
向に連続して測定して行くことも可能となるなどの効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第三軌条測定装置の一実施例を示す第
三軌条と防護板との隙間の測定状態の概略構成図。
【図2】従来の第三軌条測定装置を示す第三軌条と防護
板との隙間の測定状態図。
【符号の説明】
1…第三軌条、5…上側防護板、6…背面側防護板、2
0…検測車、21…レーザー測距器、22…メカニカル
スキャナー、23…光学系、24…演算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電車の走行レールに沿って敷設された第
    三軌条と上側防護板との間の隙間を測定する第三軌条測
    定装置において、走行レール上を走行する検測車に、被
    測距物にレーザービームをパルス的に放射しこの反射ビ
    ームを受光する時間により該被測距物までの距離を測定
    する方式のレーザー測距器を搭載すると共に、このレー
    ザー測距器から放射されるレーザービームを検測車側よ
    り第三軌条側に向け且つ順次縦方向に走査させるメカニ
    カルスキャナーと、この走査ビームを平行に直す光学系
    とを備え、且つその平行な走査ビームが第三軌条及び上
    側防護板並びに背面側防護板で反射して前記レーザー測
    距器に受光される時間により測定した該第三軌条及び上
    側防護板並びに背面側防護板の距離を基に、第三軌条と
    背面側防護板との間の隙間を算出すると同時に、前記走
    査ビームによる測定距離がある値以上となっている走査
    時間或いはその間の走査ビーム本数から第三軌条と上側
    防護板との間の隙間を算出する演算器とを備えてなる第
    三軌条測定装置。
JP23738292A 1992-09-04 1992-09-04 第三軌条測定装置 Pending JPH0682221A (ja)

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