JPH094622A - 溝付きボルトおよびその製造方法 - Google Patents
溝付きボルトおよびその製造方法Info
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- JPH094622A JPH094622A JP7149866A JP14986695A JPH094622A JP H094622 A JPH094622 A JP H094622A JP 7149866 A JP7149866 A JP 7149866A JP 14986695 A JP14986695 A JP 14986695A JP H094622 A JPH094622 A JP H094622A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネジ込み抵抗が小さく被締付部材より切粉が
生じるおそれのない溝付きボルトと、この溝付きボルト
を安価に量産できる製造方法を提供すること。 【構成】 頭部1に続く軸部2の首下部21から軸端に
わたるねじ軸部22の表面に溝状流路3が設けられてお
り、ねじ軸部22に形成されたねじ山はこの溝状流路3
に臨む山形端面32の頂部が凸弧状曲面33に形成され
ている溝付きボルトと、ボルトブランクの首下部から軸
端にわたって開口縁を凸弧状曲面とする溝状流路を複数
個配設する工程と、このボルトブランクの軸部の周囲に
いずれかの溝状流路に転造ロールが嵌まったときでも常
に複数の転造ロールが軸部に圧接してねじ転造が行われ
る数の転造ロールを配置してねじ部を転造する転造工程
とよりなる溝付きボルトの製造方法。
生じるおそれのない溝付きボルトと、この溝付きボルト
を安価に量産できる製造方法を提供すること。 【構成】 頭部1に続く軸部2の首下部21から軸端に
わたるねじ軸部22の表面に溝状流路3が設けられてお
り、ねじ軸部22に形成されたねじ山はこの溝状流路3
に臨む山形端面32の頂部が凸弧状曲面33に形成され
ている溝付きボルトと、ボルトブランクの首下部から軸
端にわたって開口縁を凸弧状曲面とする溝状流路を複数
個配設する工程と、このボルトブランクの軸部の周囲に
いずれかの溝状流路に転造ロールが嵌まったときでも常
に複数の転造ロールが軸部に圧接してねじ転造が行われ
る数の転造ロールを配置してねじ部を転造する転造工程
とよりなる溝付きボルトの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸部に油供給路などの
流路を備えた溝付きボルトおよびその製造方法に関する
ものである。
流路を備えた溝付きボルトおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ボルト軸部に油供給路などの流路を備え
た従来のこの種溝付きボルトとしては、軸端面の中心か
ら首下部付近にわたって穿設した縦孔の奥端から首下部
の外面にわたって横孔を穿設したものを普通とするが、
このような流路はその穿孔作業に手数を要するうえに精
度が悪く、また、穿孔時にはバリが生ずるためにその除
去作業を要するなどの手数もかかり、安価に量産し難い
という問題がある。
た従来のこの種溝付きボルトとしては、軸端面の中心か
ら首下部付近にわたって穿設した縦孔の奥端から首下部
の外面にわたって横孔を穿設したものを普通とするが、
このような流路はその穿孔作業に手数を要するうえに精
度が悪く、また、穿孔時にはバリが生ずるためにその除
去作業を要するなどの手数もかかり、安価に量産し難い
という問題がある。
【0003】このような問題を解決するため、ボルト主
体のねじ軸部の外面に軸端に達する溝状流路を設けた溝
付きボルトも研究されてきたが、このような溝付きボル
トはねじ山が連続されずに溝状流路で切られることによ
りこの溝状流路に臨む山形端面の頂部がエッジとなり、
被締付部材にねじ込む際にねじ込み抵抗が大きいばかり
かこのエッジがタップとして働いて被締付部材を削るこ
ととなり、生成された切粉が油に混入するという油供給
路としての致命的な欠陥を生ずるおそれがあり、これが
実用化のネックとなっていた。
体のねじ軸部の外面に軸端に達する溝状流路を設けた溝
付きボルトも研究されてきたが、このような溝付きボル
トはねじ山が連続されずに溝状流路で切られることによ
りこの溝状流路に臨む山形端面の頂部がエッジとなり、
被締付部材にねじ込む際にねじ込み抵抗が大きいばかり
かこのエッジがタップとして働いて被締付部材を削るこ
ととなり、生成された切粉が油に混入するという油供給
路としての致命的な欠陥を生ずるおそれがあり、これが
実用化のネックとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、上記のような問題点を解決して製作容易
で安価に量産できるうえにネジ込み抵抗を小さくした溝
付きボルトおよびその製造方法を提供することにある。
するところは、上記のような問題点を解決して製作容易
で安価に量産できるうえにネジ込み抵抗を小さくした溝
付きボルトおよびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
した本発明は、頭部に続く軸部の首下部から軸端にわた
るねじ軸部の表面に溝状流路が設けられており、ねじ軸
部に形成されたねじ山はこの溝状流路に臨む山形端面の
頂部が凸弧状曲面に形成されていることを特徴とする溝
付きボルトを第1の発明とし、ボルトブランクの首下部
から軸端にわたって開口縁を凸弧状曲面とする溝状流路
を該ボルトブランクの軸部外周が等分割される位置にお
いて複数個配設する工程と、このボルトブランクの軸部
を中心としてその周囲に均等間隔をおいて配置される転
造ロールをもって軸部に対しねじ部を転造する転造工程
とよりなる溝付きボルトの製造方法であって、前記転造
工程に用いる転造ロールの数を、いずれかの溝状流路に
転造ロールが嵌まったときでも常に複数の転造ロールが
軸部に圧接してねじ転造が行われる数として転造するこ
とを特徴とすることを特徴とする溝付きボルトの製造方
法を第2の発明とするものである。
した本発明は、頭部に続く軸部の首下部から軸端にわた
るねじ軸部の表面に溝状流路が設けられており、ねじ軸
部に形成されたねじ山はこの溝状流路に臨む山形端面の
頂部が凸弧状曲面に形成されていることを特徴とする溝
付きボルトを第1の発明とし、ボルトブランクの首下部
から軸端にわたって開口縁を凸弧状曲面とする溝状流路
を該ボルトブランクの軸部外周が等分割される位置にお
いて複数個配設する工程と、このボルトブランクの軸部
を中心としてその周囲に均等間隔をおいて配置される転
造ロールをもって軸部に対しねじ部を転造する転造工程
とよりなる溝付きボルトの製造方法であって、前記転造
工程に用いる転造ロールの数を、いずれかの溝状流路に
転造ロールが嵌まったときでも常に複数の転造ロールが
軸部に圧接してねじ転造が行われる数として転造するこ
とを特徴とすることを特徴とする溝付きボルトの製造方
法を第2の発明とするものである。
【0006】
【作用】前記したような本発明の溝付きボルトは、溝状
流路が頭部に続く軸部の外面に首下部から軸端に達する
ように設けられたものであって、流路が貫通孔ではない
ので面倒な穿孔作業が不要で精度よく簡単な手数で形成
でき、しかも、ねじ軸部に形成されたねじ山はこの溝状
流路によって切られていても溝状流路に臨む山形端面の
頂部を凸弧状曲面としてあるのでねじ込み抵抗は極めて
小さく、しかも、溝状流路に臨む山形端面の頂部はタッ
プとして働くおそれがないので、アルミなどの軟質の被
締付部材が削られて切粉が生じるおそれは全くないもの
となる。
流路が頭部に続く軸部の外面に首下部から軸端に達する
ように設けられたものであって、流路が貫通孔ではない
ので面倒な穿孔作業が不要で精度よく簡単な手数で形成
でき、しかも、ねじ軸部に形成されたねじ山はこの溝状
流路によって切られていても溝状流路に臨む山形端面の
頂部を凸弧状曲面としてあるのでねじ込み抵抗は極めて
小さく、しかも、溝状流路に臨む山形端面の頂部はタッ
プとして働くおそれがないので、アルミなどの軟質の被
締付部材が削られて切粉が生じるおそれは全くないもの
となる。
【0007】また、前記したような本発明の溝付きボル
トの製造方法によれば、溝状流路を周知の塑性加工法や
切削加工法で簡単に成形したうえに周知の転造技術でね
じ部を転造するすることができる。すなわち、転造する
際に溝状流路のいくつかに転造ロールが嵌まり込む状態
になっても、常に複数の転造ロールが溝状流路に嵌まり
込まずにボルト軸部に圧接されてボルト軸部の回転力を
維持するから円滑なねじの転造ができ、しかも、ねじ山
の切れ目となってねじ込み抵抗を増す原因となる部分が
溝状流路を形成する前工程で開口縁が凸弧状曲面とされ
たものとしておくことにより転造後でも山形端部の頂部
は凸弧状曲面となり、エッジ落としなどの工程が不要で
製造コストを大幅に低くすることができる。
トの製造方法によれば、溝状流路を周知の塑性加工法や
切削加工法で簡単に成形したうえに周知の転造技術でね
じ部を転造するすることができる。すなわち、転造する
際に溝状流路のいくつかに転造ロールが嵌まり込む状態
になっても、常に複数の転造ロールが溝状流路に嵌まり
込まずにボルト軸部に圧接されてボルト軸部の回転力を
維持するから円滑なねじの転造ができ、しかも、ねじ山
の切れ目となってねじ込み抵抗を増す原因となる部分が
溝状流路を形成する前工程で開口縁が凸弧状曲面とされ
たものとしておくことにより転造後でも山形端部の頂部
は凸弧状曲面となり、エッジ落としなどの工程が不要で
製造コストを大幅に低くすることができる。
【0008】
【実施例】次に、図1〜図3に示す実施例に基づいて本
発明の溝付きボルトについて詳細に説明する。頭部1に
続く軸部2は所要長さの首下部21とねじ山が形成され
たねじ軸部22とよりなり、さらに、この軸部2の外面
には少なくともねじ軸部22の部分に軸端に達する溝状
流路3が複数個均等間隔をおいて設けられている。この
溝状流路3は図1の(B)および図2、図3に示すよう
に、断面が略半円形乃至U字形の溝部31の開口縁に相
当する一方または双方の溝縁部分、すなわち、ねじ軸部
22に形成されるねじ山の切れ目となってこの溝状流路
3に臨む山形端面32の頂部を凸弧状曲面33に形成し
たものとしてある。
発明の溝付きボルトについて詳細に説明する。頭部1に
続く軸部2は所要長さの首下部21とねじ山が形成され
たねじ軸部22とよりなり、さらに、この軸部2の外面
には少なくともねじ軸部22の部分に軸端に達する溝状
流路3が複数個均等間隔をおいて設けられている。この
溝状流路3は図1の(B)および図2、図3に示すよう
に、断面が略半円形乃至U字形の溝部31の開口縁に相
当する一方または双方の溝縁部分、すなわち、ねじ軸部
22に形成されるねじ山の切れ目となってこの溝状流路
3に臨む山形端面32の頂部を凸弧状曲面33に形成し
たものとしてある。
【0009】なお、この凸弧状曲面33は図1に示すよ
うに溝状流路3の両溝縁のいずれにも形成しておくのを
普通とするが、ねじ込み抵抗低減を目的とするものであ
るから、図2および図3に示すようにねじ込み回転方向
に向く側の一方のみを凸弧状曲面33に形成しておくだ
けでもよい。
うに溝状流路3の両溝縁のいずれにも形成しておくのを
普通とするが、ねじ込み抵抗低減を目的とするものであ
るから、図2および図3に示すようにねじ込み回転方向
に向く側の一方のみを凸弧状曲面33に形成しておくだ
けでもよい。
【0010】また、凸弧状曲面33の曲率半径はねじ込
み抵抗を低減する大きさであれば特に限定されることは
ないが、JISで定めたM10ボルトで0.5mm以上で
あるときその効果が顕著であるうえに製作上も有利であ
るので特に好ましく、さらに、溝状流路3の深さは流体
通路を確保できるようにねじ溝の谷底より深くしておく
ことが必要である。なお、溝状流路3の形状は流体通路
となるものであれば特に限定されることはないが、生産
効率上、塑性加工に好適なように溝底を円弧状としてお
くのが好ましい。
み抵抗を低減する大きさであれば特に限定されることは
ないが、JISで定めたM10ボルトで0.5mm以上で
あるときその効果が顕著であるうえに製作上も有利であ
るので特に好ましく、さらに、溝状流路3の深さは流体
通路を確保できるようにねじ溝の谷底より深くしておく
ことが必要である。なお、溝状流路3の形状は流体通路
となるものであれば特に限定されることはないが、生産
効率上、塑性加工に好適なように溝底を円弧状としてお
くのが好ましい。
【0011】次に、本発明の溝付きボルトの製造方法の
実施例を図4に基づいて説明する。まず、頭部に続く軸
部に未だねじ山が形成されていないボルトブランクを用
意し、その軸部2の表面に2本の溝状流路3a、3bを
軸部外周が等分割される位置にあるように周知の塑性加
工法や切削加工法で成形するか、ボルトブランクを圧造
する際に同時に成形しておく。そして、このボルトブラ
ンクを図4に示すように、軸部2を中心として120度
間隔で均等に配置されている3個のロール転造機の転造
ロール4a、4b、4cにより圧接しボルトブランクを
回転させる。この場合、図4に示すように溝状流路3a
に転造ロール4aがある時間と一致する場合には、転造
ロール4a、4b、4cのうち転造ロール4aは溝状流
路3aに嵌まって回転力を失うことになるが、他の2個
の転造ロール4b、4cは依然として軸部2に圧接して
回転力を保持しているので、常に円滑なねじ軸部23の
転造が行われることになる。
実施例を図4に基づいて説明する。まず、頭部に続く軸
部に未だねじ山が形成されていないボルトブランクを用
意し、その軸部2の表面に2本の溝状流路3a、3bを
軸部外周が等分割される位置にあるように周知の塑性加
工法や切削加工法で成形するか、ボルトブランクを圧造
する際に同時に成形しておく。そして、このボルトブラ
ンクを図4に示すように、軸部2を中心として120度
間隔で均等に配置されている3個のロール転造機の転造
ロール4a、4b、4cにより圧接しボルトブランクを
回転させる。この場合、図4に示すように溝状流路3a
に転造ロール4aがある時間と一致する場合には、転造
ロール4a、4b、4cのうち転造ロール4aは溝状流
路3aに嵌まって回転力を失うことになるが、他の2個
の転造ロール4b、4cは依然として軸部2に圧接して
回転力を保持しているので、常に円滑なねじ軸部23の
転造が行われることになる。
【0012】このように転造ロール4a、4b、4cの
いずれか1つが溝状流路3a、3bのいずれかに嵌まっ
て回転力を失うときでも、他の2個が軸部2に圧接され
ていので回転力が保持されて円滑にねじ軸部が転造され
ることとなるが、このためには前記転造工程に用いる転
造ロールの数を、いずれかの溝状流路に転造ロールが嵌
まったときでも常に複数の転造ロールが軸部に圧接して
ねじ転造が行われる数としておく必要があり、そのため
には転造ロールの数を3個以上で且つ溝状流路の数が転
造ロールの数の倍数(同数を含む)を除く数とすればよ
いが、最少の転造ロールで転造効果をあげて所期の目的
を達成しようとするには、転造ロールの数を、溝状流路
の数が偶数であるときは奇数個であり、溝状流路の数が
奇数としたときは偶数個となる。
いずれか1つが溝状流路3a、3bのいずれかに嵌まっ
て回転力を失うときでも、他の2個が軸部2に圧接され
ていので回転力が保持されて円滑にねじ軸部が転造され
ることとなるが、このためには前記転造工程に用いる転
造ロールの数を、いずれかの溝状流路に転造ロールが嵌
まったときでも常に複数の転造ロールが軸部に圧接して
ねじ転造が行われる数としておく必要があり、そのため
には転造ロールの数を3個以上で且つ溝状流路の数が転
造ロールの数の倍数(同数を含む)を除く数とすればよ
いが、最少の転造ロールで転造効果をあげて所期の目的
を達成しようとするには、転造ロールの数を、溝状流路
の数が偶数であるときは奇数個であり、溝状流路の数が
奇数としたときは偶数個となる。
【0013】
【発明の効果】前記説明から明らかなように、本発明の
溝付きボルトは、頭部に続く軸部の外面に首下部から軸
端にわたって溝状流路が設けられており、ねじ軸部に形
成されたねじ山はこの溝状流路に臨む山形端面の頂部が
凸弧状曲面に形成されたものとしたので、ねじ込み抵抗
を低減できて所定のねじ込みトルクにおいてもねじ込み
不足が生じることがないことは勿論、被締付部材にねじ
込む際に端面の頂部がタップとして働いて被締付部材を
削ることもなく、ねじ込み時に被締付部材が削られて切
粉が生成されるおそれが全くないものとなる。また、本
発明の溝付きボルトの製造方法では、前記のような製品
を安価に量産できるうえに、常に複数の転造ロールがボ
ルト軸部に強制回転力を与えることとなるので、転造ロ
ール以外にボルトブランクを強制回転させる必要がなく
なる利点もある。従って、本発明は従来の問題点を解消
した溝付きボルトおよびその製造方法として、その工業
的価値は極めて大なるものがある。
溝付きボルトは、頭部に続く軸部の外面に首下部から軸
端にわたって溝状流路が設けられており、ねじ軸部に形
成されたねじ山はこの溝状流路に臨む山形端面の頂部が
凸弧状曲面に形成されたものとしたので、ねじ込み抵抗
を低減できて所定のねじ込みトルクにおいてもねじ込み
不足が生じることがないことは勿論、被締付部材にねじ
込む際に端面の頂部がタップとして働いて被締付部材を
削ることもなく、ねじ込み時に被締付部材が削られて切
粉が生成されるおそれが全くないものとなる。また、本
発明の溝付きボルトの製造方法では、前記のような製品
を安価に量産できるうえに、常に複数の転造ロールがボ
ルト軸部に強制回転力を与えることとなるので、転造ロ
ール以外にボルトブランクを強制回転させる必要がなく
なる利点もある。従って、本発明は従来の問題点を解消
した溝付きボルトおよびその製造方法として、その工業
的価値は極めて大なるものがある。
【図1】第1の発明の実施例を示す概要図で、(A)は
正面図、(B)はねじ軸部の断面図である。
正面図、(B)はねじ軸部の断面図である。
【図2】第1の発明における溝状流路の他の実施例を示
す一部切欠斜視図である。
す一部切欠斜視図である。
【図3】図2に示した溝状流路部分の一部切欠正面図で
ある。
ある。
【図4】第2の発明におけるボルトブランクと転造ロー
ルの関係を示す概念図である。
ルの関係を示す概念図である。
1 頭部 2 軸部 3 溝状流路 4 転造ロール 21 首下部 22 ねじ軸部 32 山形端面 33 凸弧状曲面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 弘 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内 (72)発明者 吉田 龍夫 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 頭部(1) に続く軸部(2) の首下部(21)か
ら軸端にわたるねじ軸部(22)の表面に溝状流路(3) が設
けられており、ねじ軸部(22)に形成されたねじ山はこの
溝状流路(3) に臨む山形端面(32)の頂部が凸弧状曲面(3
3)に形成されていることを特徴とする溝付きボルト。 - 【請求項2】 凸弧状曲面(33)の曲率半径が、M10ボ
ルトで0.5mm以上である請求項1に記載の溝付きボル
ト。 - 【請求項3】 ボルトブランクの首下部から軸端にわた
って開口縁を凸弧状曲面とする溝状流路を該ボルトブラ
ンクの軸部外周が等分割される位置において複数個配設
する工程と、このボルトブランクの軸部を中心としてそ
の周囲に均等間隔をおいて配置される転造ロールをもっ
て軸部に対しねじ部を転造する転造工程とよりなる溝付
きボルトの製造方法であって、前記転造工程に用いる転
造ロールの数を、いずれかの溝状流路に転造ロールが嵌
まったときでも常に複数の転造ロールが軸部に圧接して
ねじ転造が行われる数として転造することを特徴とする
溝付きボルトの製造方法。 - 【請求項4】 転造ロールの数が、溝状流路の数を偶数
としたときは奇数個であり、溝状流路の数を奇数とした
ときは偶数個である請求項3に記載の溝付きボルトの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14986695A JP3501387B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 溝付きボルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14986695A JP3501387B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 溝付きボルトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094622A true JPH094622A (ja) | 1997-01-07 |
JP3501387B2 JP3501387B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=15484372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14986695A Expired - Fee Related JP3501387B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 溝付きボルトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501387B2 (ja) |
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US8479897B2 (en) | 2009-07-06 | 2013-07-09 | Shimano Inc. | Bolt for hydraulic disc brake caliper |
US8534428B2 (en) | 2009-07-06 | 2013-09-17 | Shimano Inc. | One piece hydraulic disc brake caliper with one way plumbing |
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RU2505373C2 (ru) * | 2012-02-02 | 2014-01-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Государственный университет - учебно-научно-производственный комплекс" (ФГБОУ ВПО "Госуниверситет - УНПК") | Способ накатывания резьбы на заготовке |
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CN108980176A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-12-11 | 安徽六方重联机械股份有限公司 | 一种仪器仪表专用便于拆卸的螺钉 |
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-
1995
- 1995-06-16 JP JP14986695A patent/JP3501387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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