JPH0945407A - 導通コネクタ用コンタクト - Google Patents

導通コネクタ用コンタクト

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JPH0945407A
JPH0945407A JP21302395A JP21302395A JPH0945407A JP H0945407 A JPH0945407 A JP H0945407A JP 21302395 A JP21302395 A JP 21302395A JP 21302395 A JP21302395 A JP 21302395A JP H0945407 A JPH0945407 A JP H0945407A
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JP
Japan
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contact
conductive connector
spring body
shape
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP21302395A
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English (en)
Inventor
Tatsushichi Fujikawa
竜七 藤川
Mitsuo Hayashi
美津男 林
Hideo Togo
英雄 東郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukui Byora Co Ltd
Original Assignee
Fukui Byora Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0945407A publication Critical patent/JPH0945407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導通が常に確実に行える導通コネクタ用コン
タクトを提供すること。 【構成】 円筒ケース体A内にバネ体Bを介して弾圧的
に突出可能に配設された導通コネクタ用コンタクトCで
あって、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部1と胴部
2とよりなり、頭部1とバネ体Bが横ずれなくバネ体B
の弾圧により傾斜するような形状に形成されていること
を特徴とする導通コネクタ用コンタクト。 【効果】 円筒ケース体AとコンタクトCとの接触不良
がなくなり、確実な導通が可能となる。また、製造上も
簡単でコストも低く製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導通コネクタ用コンタク
トに関し、更に詳しくは、スプリングを利用した導通コ
ネクタに組み込まれたている導通コネクタ用コンタクト
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、2つの伝導部材の間を導通する
ための手段として、導通コネクタが使用されている。こ
の導通コネクタは、例えば図7、図8に示すような構造
になっている。導通コネクタは、通常、円筒ケース体
A、バネ体B、コンタクトC等が組み合わされてなる。
【0003】円筒ケース体Aは、その上面から突出した
端子A3の部分が基板Dの穴に挿入され、またケース本
体は基板Dに接合した基体Eの穴部E1に嵌挿されてい
る。そして、この基板D及び基体Eは樹脂材で形成され
ていることから、コンタクトCは絶縁状態となってい
る。
【0004】コンタクトCは、金属、例えば真鍮製のも
ので、胴部2とそれより大径の頭部1とよりなり、頭部
1の上面は平らな面で胴部2の先端面は曲面状(球面
状)に形成されている。そして、通常、頭部1から胴部
2にかけては、なだらかなテーパ面3に形成されてい
る。バネ体Bは、円筒ケース体Aの中に装着され、コン
タクトCの頭部1を外方に押圧しているものである。
【0005】円筒ケース体Aの下端部A2は、内側に曲
げられてコンタクトCのテーパ面3に当接し、頭部1を
支持することにより、コンタクトCの飛び出しを防止し
ている。このような構造の導通コネクタは、通常、基板
D、基体E等に取り付けられて使用され、このうちコン
タクトCは、基板Dと通電接触部材Fとの距離が短くな
ると、バネ体Bが縮み上方へ移動し、また距離が長くな
ると、今度はバネ体Bが延びて下方へ移動して追従移動
を行うことになる。
【0006】しかし、接触状態に支障をきたすことがあ
り、導通が必ずしも充分ではない。何故なら、円筒ケー
ス体Aの下端部A2と、コンタクトCのテーパ面3とが
接している時は、全く問題がないが、コンタクトCが上
方に押し込まれた状態の時、接触不良が起きるのである
(図8参照)。
【0007】即ち、コンタクトCと円筒ケース体Aとの
間に間隙Tを生じ、その結果、接触不良を起こすのであ
る。このような接触不良による導通効果の妨げをなくす
るため、図9のような導通コネクタが開発された。
【0008】この導通コネクタは、コンタクトCの頭部
1の上面11を、傾斜状にしたものである。バネ体Bが
傾斜状の上面11の一部に支持されているので、その弾
圧力により、コンタクトCと通電接触部材Fとの接触点
Qを中心とした回転モーメントが、コンタクトCに働
く。この回転モーメントにより、頭部1は傾く方向(倒
される方向)に力を受け、円筒ケース内壁面A1に強制
的に接触される。その結果、導通の妨げはなくなること
となった。
【0009】しかし、この導通コネクタにも問題点があ
る。それは、このバネ体Bが、コンタクトCに対して必
ずしも常に的確な押圧状態を保持しないことである。つ
まり、コンタクトCの頭部1の上面11は、ただ傾斜状
になっているだけなので、バネ体Bが傾斜に沿って横ず
れを生じ(図でいうと右方向に)、円筒ケースの内壁A
1を押圧する状態となる。
【0010】そして、極端な時には、バネ体Bの先端が
コンタクCとこの内壁の間に食い込むんでしまうことが
ある。この状態では、コンタクトCが固定されてしまっ
て、移動する自由度がなくなる。
【0011】従って、基板Dと通電接触部材Fとの間の
距離が変わった場合、それにコンタクトCが追従しなく
なり、コンタクト先端と通電接触面Fとの間に距離が生
じることとなる。これでは導通は無くなり全く導通コネ
クタの意味をなさない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点の解決を意図したものである。すなわち、本発明
の目的は、導通が常に確実に行える導通コネクタ用コン
タクトを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者ら
は、このような技術的な課題を解決するために、鋭意研
究を進めた。そして、コンタクトCの頭部1とバネ体B
とを一体に保持することにより、バネ体Bが横ズレを起
こさず、常にコンタクトが追従の自由度を失わないこと
が分かった。本発明は、これらの知見に基づいてなされ
たものである。
【0014】即ち、本発明は、1、円筒ケース体内にバ
ネ体を介して弾圧的に突出可能に配設された導通コネク
タ用コンタクトであって、該導通コネクタ用コンタクト
は、頭部と胴部とよりなり、頭部とバネ体が横ずれなく
バネ体の弾圧により傾斜するような形状に形成されてい
る導通コネクタ用コンタクトに存する。
【0015】そして、2、円筒ケース体内にバネ体を介
して弾圧的に突出可能に配設された導通コネクタ用コン
タクトであって、該導通コネクタ用コンタクトは頭部と
胴部とよりなり、該頭部が円形穴を有し、該円形穴の底
面がバネ体をその底面の一部で支持するように傾斜状に
形成されている導通コネクタ用コンタクトに存する。そ
してまた、3、胴部の導通を行うための先端面が、曲面
状、円錐形状、又は多角錐形状に形成されている上記2
の導通コネクタ用コンタクト。
【0016】そしてまた、4、円筒ケース体内にバネ体
を介して弾圧的に突出可能に配設された導通コネクタ用
コンタクトであって、該導通コネクタ用コンタクトは、
頭部と胴部とよりなり、該頭部が円形穴を有し、バネ体
が該円形穴の内壁の突起部で支持されている導通コネク
タ用コンタクトに存する。そしてまた、5、胴部の導通
を行うための先端面が、曲面状、円錐形状、又は角錐形
状に形成されている上記4の導通コネクタ用コンタク
ト。
【0017】そしてまた、円筒ケース体内にバネ体を介
して弾圧的に突出可能に配設された導通コネクタ用コン
タクトであって、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部
と胴部とよりなり、該頭部が小円筒部を有し、バネ体が
小円筒部の外周設けられた突起部で支持されている導通
コネクタ用コンタクトに存する。そしてまた、胴部の導
通を行うための先端面が、曲面状、円錐形状、又は角錐
形状に形成されている上記6の導通コネクタ用コンタク
ト。
【0018】
【作用】コンタクトの頭部が、バネ体の弾圧力により傾
斜する力を受け、円筒ケース内壁に押し付けられ、確実
な導通接触が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を使って詳述していく。図1は、本発明の第1
の実施の形態を示す図である。コンタクトCは、金属、
例えば真鍮製のもので径大の頭部1と径小の胴部2とよ
りなる。このコンタクトCの頭部1には円形穴12が設
けられており、その底面11は傾斜面状に形成されてい
る。
【0020】この底面11の傾斜度の大きさは、原則的
に問わないが、製造上の制約の観点からθ1は5〜15
度が好適であり、中でも10度程度が主として採用され
る。胴部2の先端面21は、基板Dの接触面と導通する
ためのもので、曲面状(例えば、球面状)に形成されて
いる。図2は、この導通コネクタ用コンタクトCを使っ
た導通コネクタを示す。導通コネクタは、従来と同じよ
うに、円筒ケース体A、バネ体B、コンタクトC等より
なる。
【0021】円筒ケース体Aは、その先の端子A3の部
分が基板Dの穴D1に挿入され、ケース本体は、基板D
に接合した基体Eの穴部E1に嵌挿されている。そし
て、この基板D及び基体Eは樹脂材で形成されているこ
とから、コンタクトCは絶縁状態となっている。バネ体
Bは、円筒ケース体Aの中に装着され、コンタクトCの
頭部1に設けられた円形穴12の傾斜面状の底面11に
当接される。
【0022】円筒ケースの下端部A2は、内側に曲げら
れてコンタクトCのテーパ面3に当接し、頭部1を支持
することによりコネクタの飛び出しを防止している。こ
のような構造の導通コネクタにおいては、コンタクトC
がバネ体Bにより下方に弾圧されると、その頭部1の傾
斜状の底面11の一部をバネ体Bが押圧することによ
り、コンタクトCと通電接触部材Fとの接触点Qを中心
として回転モーメントが働く。従って、コンタクトCの
頭部1を倒そうとする力が働き、コネクタが矢印の如く
傾こうとする。
【0023】この場合、バネ体Bは、コンタクトCの頭
部1の円形穴12に嵌め込まれた状態となっているの
で、コンタクトCと一体に保持され横ズレしない。その
結果、従来のように、バネ体Bが、円筒ケース体Aの内
壁A1を強く押圧することがなくなり、またコンタクト
Cと円筒ケース体Aの内壁A1との間に食い込むような
こともなくなる。
【0024】このようにコンタクトCの追従移動が保証
される状態で、コンタクトCを傾斜させて頭部1を円筒
ケース体Aの内壁A1に確実に当接させることができ
る。従って、常にコンタクトCと円筒ケースとの接触が
保たれるために導通効果がより確実になる。
【0025】この胴部2の先端面21は、多角錐形状に
形成することも可能である(図3参照)。また、胴部2
の先端面21は、円錐形状に形成することも可能である
(図4参照)。以上のようなコンタクトCは、主とし
て、金属の線材から圧造加工により比較的簡単に製造さ
れる。
【0026】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す
図である。第1の実施の形態においては、頭部1の円形
穴12の底面11を傾斜状にしたのであるが、この実施
の形態では、円形穴12の壁面に突起部12Aを設けて
いる。
【0027】この突起部12Aは、通常、円形穴12を
工具でしごくことにより、比較的簡単に付与することが
できる。導通コネクタに組み込まれた場合は、この突起
部12Aにより支持されるので、コンタクトCの頭部1
は傾く方向に力を受ける。尚、傾く原理は、第1の実施
の形態と同じ理屈である。この実施の形態の場合、胴部
2の先端面の形状は、曲面状、多角錐形状、円錐形状等
に形成される。
【0028】図6は、本発明の第3の実施の形態を示す
図である。第1、第2の実施の形態においては、頭部1
に円形穴12を設けたものであるが、この実施の形態の
場合は、逆に、頭部1に小円筒部13を突設させたもの
である。そして、この小円筒部13の外周面にて、頭部
上面よりある距離の位置に突起部13Aを設けた。この
突起部13Aも、小円筒部13を工具でしごくことによ
り、付与することができる。
【0029】導通コネクタに組み込まれた場合は、この
突起部12Aにより、バネ体Bが支持されるので、頭部
1は傾斜する方向に力を受ける。この場合、バネ体Bは
コンタクトCの頭部1の小円筒部13に嵌まり込んだ状
態となっているので、バネ体BはコンタクトCと一体に
保持され横ズレを起こさない。コンタクトCを傾かせて
頭部1が円筒ケース体の内壁A1に確実に当接させるこ
とができる。
【0030】その結果、従来のように、バネ体Bが円筒
ケース体の内壁A1を強く押圧することが無くなり、当
然、コンタクトCと内壁A1の間に食い込むようなこと
もない。従って、常にコンタクトCと円筒ケースとの接
触が保たれるために導通が確実に行われる。この実施の
形態の場合も、胴部2の先端面の形状は、曲面状、多角
錐形状、円錐形状等に形成される。
【0031】以上、本発明を述べてきたが、その発明の
本質を逸脱することなく、他のいろいろな変形例が可能
である。例えば、頭部1から胴部2に至るテーパ面3の
傾斜度は自由であり、極端には90度であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明により、円筒ケース体Aとコンタ
クトCとの接触不良がなくなり、確実な導通が可能とな
る。また、製造上も、主として冷間加工によって、簡単
に且つコスト的にも低く製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、導通コネクタ用コンタクトの第1の実
施の形態を説明をする図で、(a)は一部断面正面図、
また(b)は平面図を示す。
【図2】図2は、図1のコンタクトを組み込んだ導通コ
ネクタを示す図である。
【図3】図3は、胴部の先端面が多角錐形状のコンタク
トを示す図である。
【図4】図4は、胴部の先端面が、円錐形状のコンタク
トを示す図である。
【図5】図5は、導通コネクタ用コンタクトの第2の実
施の形態を説明する図で、(a)は一部断面正面図、ま
た(b)は平面図を示す。
【図6】図6は、導通コネクタ用コンタクトの第3の実
施の形態を説明する図で、(a)は一部断面平面図、ま
た(b)は平面図を示す。
【図7】図7は、従来の導通コネクタを示す図である。
【図8】図8は、図7の状態からコンタクトが上に移動
した状態を示す図である。
【図9】図9は、従来の別の導通コネクタを示す図であ
る。
【符号の説明】
1…頭部 11…底面 12…円形穴 12A…突起部 13…小円筒部 13A…突起部 2…胴部 21…先端面 3…テーパ面 A…円筒ケース体 A1…円筒ケース内壁 A2…下端部 A3…端子 B…バネ体 C…コンタクト D…基板 D1…穴 E…基体 E1…穴部 F…通電接触部材 Q…接触点 T…間隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒ケース体内にバネ体を介して弾圧的
    に突出可能に配設された導通コネクタ用コンタクトであ
    って、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部と胴部とよ
    りなり、頭部とバネ体が横ずれなくバネ体の弾圧により
    傾斜するような形状に形成されていることを特徴とする
    導通コネクタ用コンタクト。
  2. 【請求項2】 円筒ケース体内にバネ体を介して弾圧的
    に突出可能に配設された導通コネクタ用コンタクトであ
    って、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部と胴部とよ
    りなり、該頭部が円形穴を有し、該円形穴の底面がバネ
    体をその底面の一部で支持するように傾斜状に形成され
    ていることを特徴とする導通コネクタ用コンタクト。
  3. 【請求項3】 胴部の導通を行うための先端面が、曲面
    状、円錐形状、又は多角錐形状に形成されていることを
    特徴とする請求項2記載の導通コネクタ用コンタクト。
  4. 【請求項4】 円筒ケース体内にバネ体を介して弾圧的
    に突出可能に配設された導通コネクタ用コンタクトであ
    って、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部と胴部とよ
    りなり、該頭部が円形穴を有し、バネ体が該円形穴の内
    壁の突起部で支持されていることを特徴とする導通コネ
    クタ用コンタクト。
  5. 【請求項5】 胴部の導通を行うための先端面が、曲面
    状、円錐形状、又は角錐形状に形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の導通コネクタ用コンタクト。
  6. 【請求項6】 円筒ケース体内にバネ体を介して弾圧的
    に突出可能に配設された導通コネクタ用コンタクトであ
    って、該導通コネクタ用コンタクトは、頭部と胴部とよ
    りなり、該頭部が小円筒部を有し、バネ体が小円筒部の
    外周設けられた突起部で支持されていることを特徴とす
    る導通コネクタ用コンタクト。
  7. 【請求項7】 胴部の導通を行うための先端面が、曲面
    状、円錐形状、又は角錐形状に形成されていることを特
    徴とする請求項6記載の導通コネクタ用コンタクト。
JP21302395A 1995-07-31 1995-07-31 導通コネクタ用コンタクト Pending JPH0945407A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002091525A1 (fr) * 2001-05-01 2002-11-14 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Connecteur a contact a pression de telephone cellulaire et structure de connexion du connecteur
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