JP2004265598A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタ本体及び端子の大型化を来すことなく接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量を小さくすることができ、しかも接続対象物との接触圧を高めることのできるコネクタを提供する。
【解決手段】端子20を略S字状に形成することにより、接触部26との距離C2 の短い第2の屈曲部24を基点として変形させるようにしたので、コネクタ本体10及び端子20を大型化させることなく接続対象物の接触方向(X方向)に直交する方向(Y方向)への接触部26の変位量Bを小さくすることができる。この場合、端子20の一端側をY方向に短く形成することにより、X方向に変位する先端部28の可動範囲を回避するように形成したので、X方向への接触部26の変位量Aを大きくすることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】端子20を略S字状に形成することにより、接触部26との距離C2 の短い第2の屈曲部24を基点として変形させるようにしたので、コネクタ本体10及び端子20を大型化させることなく接続対象物の接触方向(X方向)に直交する方向(Y方向)への接触部26の変位量Bを小さくすることができる。この場合、端子20の一端側をY方向に短く形成することにより、X方向に変位する先端部28の可動範囲を回避するように形成したので、X方向への接触部26の変位量Aを大きくすることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話機用の充電式電池を携帯電話機本体側と電気的に接続するためのコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機の本体背面側には、充電式電池からなるバッテリーが着脱自在に取付けられており、バッテリーの接点には携帯電話機本体側に設けられたコネクタが接触することにより、バッテリーと携帯電話機本体がコネクタを介して電気的に接続されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記コネクタは、バッテリー等の接続対象物と接触する弾性変形可能な複数の端子と、各端子を保持する絶縁性のコネクタ本体とを備え、各端子の一端側をコネクタ本体内に固定するとともに、各端子の他端側をコネクタ本体の一端側の面から外部に突出させ、接続対象物をコネクタ本体の所定方向から端子の他端側に接触させることにより、各端子をコネクタ本体側に弾性変形させて接続対象物の電気接点に圧接させるように構成されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−36941号公報
【特許文献2】
特開2002−175854号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記コネクタでは、接続対象物に対する端子の接触圧を高めるために、端子の変形量を大きくする必要があるが、この場合は端子の変形に伴う接触部の位置ずれが問題となる。
【0006】
例えば、図3に示す第1の従来例のように、一端側をコネクタ本体1内に固定された端子2の他端側を一端側に対して略く字状に形成した場合には、図中一点鎖線で示すように端子2の他端側は一端側との間の屈曲部2aを基点として図中X方向及びY方向に変位する。この場合、屈曲部2aはコネクタ本体1の他端側に位置するため、コネクタ本体1の一端側に位置する端子2の接触部2bとの距離Cが長くなり、端子2のX方向(接続対象物の接触方向)への変位量Aが大きくなると、X方向に直交するY方向への接触部2bの変位量Bも大きくなる。従って、高い接触圧を得るためには、接続対象物側に端子2のY方向への変位量Bを許容するだけの広い接触部を必要とし、接触部の小さい接続対象物に対しては使用することができないという問題点があった。
【0007】
また、図4に示す第2の従来例のように、コネクタ本体1からの端子2の突出量を小さくすることにより、X方向への端子2の変位量Aを小さくすると、Y方向への接触部2bの変位量Bも小さくなるが、その分だけ接続対象物との接触圧が低くなり、接触不良を生じ易くなる。
【0008】
そこで、図5に示す第3の従来例のように、コネクタ本体3の高さ寸法Hを大きくするとともに、端子4の屈曲部4aから接触部4bまでの寸法Lを長く形成すれば、屈曲部4aを中心とする接触部4bの軌跡の曲率が小さくなり、端子4のX方向への変位量Aに対する接触部4bのY方向への変位量Bを小さくすることができる。しかしながら、この場合はコネクタ本体3の高さ寸法が大きくなる分、コネクタ本体3及び端子4の大型化を来すという問題点がある。
【0009】
また、図6に示す第4の従来例のように、一端側をコネクタ本体1に固定した端子5を略S字状に形成して計2箇所の屈曲部5a,5bを設けた場合には、図6(a) に示すように端子5がその一端側から距離C1 だけ他端寄りに位置する一方の屈曲部5aを基点として変形するため、その分だけ変形の基点(屈曲部5a)から接触部5cまでの距離C2 が短くなり、接触部5cのY方向の変位量Bを小さくすることができる。しかしながら、このように端子5を略S字状に形成した場合は、接続対象物がX方向に対して斜めに接触したときなど、図6(b) の一点鎖線または破線に示すように端子5の他端側がY方向大きくに偏った変形を生じ易くなる。このため、端子5はY方向に変位量B1 またはB2 の位置ずれを生ずる場合があり、接触部5cの変位量を常に小さくすることはできなかった。
【0010】
そこで、図7に示す第5の従来例のように、略S字状に形成した端子6に計2箇所の屈曲部6a,6bを設けるとともに、一方の屈曲部6aから接触部6cまでの長さLを長く形成すれば、接続対象物が斜めに接触した場合でも、端子6がY方向に大きく偏った変形を生ずることがなく、接触部6cの変位量Bをほぼ一定の小さい範囲内とすることができる。しかしながら、端子6を略S字状に形成した場合、端子6の他端側の先端部6dが端子6の一方の屈曲部6aから他方の屈曲部6bに向かって延びる真直部6eに当接し、その分だけ端子6のX方向への変位量Aを大きくすることができないという問題点があった。
【0011】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コネクタ本体及び端子の大型化を来すことなく接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量を小さくすることができ、しかも接続対象物との接触圧を高めることのできるコネクタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、接続対象物と接触する弾性変形可能な端子と、端子を保持する絶縁性のコネクタ本体とを備え、端子の一端側をコネクタ本体内に固定するとともに、端子の他端側をコネクタ本体の一端側の面から外部に突出させ、接続対象物をコネクタ本体の所定方向から端子の他端側に接触させることにより、端子をコネクタ本体側に弾性変形させるようにしたコネクタにおいて、前記端子をその他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に接続対象物の接触方向に変形するように形成するとともに、端子の一端側を接続対象物の接触方向に変位する他端側の先端部の可動範囲を回避するように形成している。これにより、端子の他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に変形することから、その分だけ変形の基点から先端部までの距離が短くなり、接続対象物の接触方向に直交する方向への先端部の変位量が小さくなる。この場合、端子の一端側が他端側の先端部の可動範囲を回避するように形成されていることから、端子の他端側の先端部が一端側と干渉することなくコネクタ本体の奥まで変位し、接続対象物の接触方向への端子の変位量が大きくなる。
【0013】
また、請求項2では、請求項1記載のコネクタにおいて、前記端子を、その少なくとも一部が略S字状をなすように形成するとともに、略S字状部分の各屈曲部のうち端子の他端側の屈曲部が端子の変形の基点となるように形成し、略S字状部分の各屈曲部のうち端子の一端側の屈曲部が端子の先端部の可動範囲外に位置するように形成している。これにより、請求項1の作用に加え、端子の少なくとも一部が略S字状に形成されていることから、端子の他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に変形し、且つ端子の一端側が他端側の先端部の可動範囲を回避し得る形状を容易に形成することが可能となる。
【0014】
また、請求項3では、請求項1または2記載のコネクタにおいて、前記コネクタ本体内に接続対象物の接触方向に変位する端子の先端部を受容する空間部を設けている。これにより、請求項1または2の作用に加え、端子の先端部がコネクタ本体にも干渉することなくコネクタ本体の奥まで変位する。
【0015】
また、請求項4では、請求項1、2または3記載のコネクタにおいて、前記端子の先端部をコネクタ本体の内面の所定部分に近接しながら変位するように配置している。これにより、請求項1、2または3の作用に加え、端子の先端部側がコネクタ本体の内面に沿うように変位することから、端子が接続対象物の接触方向に直交する方向に偏った変形を生じようとしたときでも、このような端子の変形がコネクタ本体の内面によって規制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施形態を示すもので、図1はコネクタの斜視図、図2はその側面断面図である。
【0017】
このコネクタは、絶縁性のコネクタ本体10と、コネクタ本体10に保持された複数の端子20とからなり、各端子20は接続対象物としてのバッテリー(図示せず)と接触するようになっている。
【0018】
コネクタ本体10は合成樹脂の成形品からなり、各端子20が配置される複数の端子孔11を幅方向に間隔をおいて有している。各端子孔11はコネクタ本体10の前面(一端側の面)及び下面に開口しており、その上面側及び背面側(コネクタ本体10の他端側の面側)はコネクタ本体10の上面壁12及び背面壁13によって囲まれている。コネクタ本体10の前面下部には各端子孔11の間から前方に突出する複数の突出部14が設けられ、各突出部14の下面には基板等に位置決めするための突起14aがそれぞれ設けられている。また、コネクタ本体10内には背面壁13に沿って上下方向に延びる端子保持部15が設けられ、図示していないが端子保持部15は端子孔11の幅方向に間隔をおいて対向するように設けられている。即ち、各端子保持部15間に端子20の一端側を下方から圧入することにより、端子20がコネクタ本体10に保持されるようになっている。この場合、端子保持部15の上端側は上面壁12よりも低く形成され、これにより端子保持部15の上端と上面壁12との間には、端子20の先端部を受容する空間部16が形成されている。
【0019】
各端子20はその一部を略S字状に形成された弾性変形可能な導電性の金属板からなり、その一端側はコネクタ本体10に固定されている。端子20は、コネクタ本体10の背面壁13に沿って上下方向に延びる第1の真直部21と、第1の真直部21の上端から下方に向かって屈曲する第1の屈曲部22と、第1の屈曲部22から下方に延びる第2の真直部23と、第2の真直部23の下端から斜め上方に向かって屈曲する第2の屈曲部24と、第2の屈曲部24からコネクタ本体10の前面を介して外部に延びる第3の真直部25と、第3の真直部25の上端から前方に突出するように屈曲する接触部26と、接触部26から後方に延びる第4の真直部27と、第4の真直部27の後端側を下方に屈曲してなる先端部28とから形成されている。第1の真直部21の長さは、図7に示す従来例よりも短く形成され、第1の屈曲部22が前記空間部16よりも下方に位置するようになっている。即ち、端子20は、略S字状部分の各屈曲部22,24のうち、端子20の他端側に位置する第2の屈曲部24を基点に接続対象物の接触方向に変形するようになっており、端子20の一端側に位置する第1の屈曲部22が他端側の先端部28の可動範囲外に位置するように形成されている。
【0020】
また、端子20の一端側には基板等に接続される接続部29が設けられ、接続部29は第1の真直部21の下端からコネクタ本体10の前方に延出するように形成されている。更に、端子20の先端部28側は、コネクタ本体10の上面壁12に近接するように配置されている。
【0021】
以上のように構成されたコネクタは、例えば携帯電話機におけるバッテリー収納部の基板に取付けられる。即ち、接続対象物としてのバッテリー(図示せず)が端子20の接触部26に接触すると、図2の一点鎖線に示すように端子20がX方向に変形する。その際、端子20の他端側は、一端側の第1の真直部21から距離C1 だけ他端寄りに位置する第2の屈曲部24を基点として変形するため、その分だけ変形の基点(第2の屈曲部24)から接触部26までの距離C2 が短くなり、Y方向への接触部26の変位量Bが小さくなる。また、端子20は、その先端部28が端子孔11内の空間部16に受容される位置まで変位が可能である。即ち、端子20の一端側は第1の屈曲部22が端子20の先端部28の可動範囲を回避するように形成されているため、端子20の先端部28が第2の真直部23と干渉することなく端子孔11の奥まで変位し、第2の真直部23よりも変位量A′だけ後方まで変位可能となる。これにより、端子20のX方向への変位量Aは、図7の従来例に比べて変位量A′だけ大きくなる。また、端子20がX方向に変形すると、その上端側が上面壁12に沿うように変位することから、端子20の上方への変形が上面壁12によって規制される。
【0022】
このように、本実施形態のコネクタによれば、一端側をコネクタ本体10に固定される端子20を略S字状に形成することにより、接触部26との距離C2 の短い第2の屈曲部24を基点として変形させるようにしたので、コネクタ本体10及び端子20を大型化させることなく接続対象物の接触方向(X方向)に直交する方向(Y方向)への接触部26の変位量Bを小さくすることができ、小型のバッテリー等のようにコネクタとの接触部の小さい接続対象物との接続に極めて有利である。この場合、端子20の一端側をY方向に短く形成することにより、X方向に変位する先端部28の可動範囲を回避するように形成したので、X方向への接触部26の変位量Aを大きくすることができる。これにより、接続対象物との接触圧を高めることができ、接触不良を確実に防止することができる。
【0023】
また、コネクタ本体10内にX方向に変位する端子20の先端部28を受容する空間部16を設けたので、端子20の先端部28をコネクタ本体10にも干渉することなく変位させることができ、端子20のX方向への変位量Aを十分に確保することができる。
【0024】
更に、端子20の先端部28側をコネクタ本体10の上面壁12に近接しながら変形するように配置したので、端子20の先端部28側を上面壁12に沿うように変位させることができる。これにより、接続対象物が斜めに接触した場合など、端子20がY方向に偏った変形を生じようとしたときでも、端子20の上方への変形を上面壁12によって規制することができ、Y方向への接触部26の変位量Bの増大を確実に防止することができる。
【0025】
尚、前記実施形態では端子20を略S字状に形成したものを示したが、端子の一端側が他端側の可動範囲を回避するように形成されたものであれば、略S字状の端子に限られるものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2のコネクタによれば、コネクタ本体及び端子を大型化させることなく接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量を小さくすることができ、しかも接続対象物との接触圧を高めることができるので、例えば携帯電話機用の小型のバッテリー等のようにコネクタとの接触部が凹状に形成されているものなど、接触部の小さい接続対象物との接続を接触不良を生ずることなく確実に行うことができる。また、コネクタ本体及び端子が大型化することもないので、コネクタの取付スペースの小さい小型の電子機器等に用いる場合に極めて有利である。
【0027】
また、請求項3のコネクタによれば、請求項1または2の効果に加え、端子の先端部側をコネクタ本体にも干渉することなく変位させることができるので、接続対象物の接触方向への端子の変位量を十分に確保することができる。
【0028】
また、請求項4のコネクタによれば、請求項1、2または3の効果に加え、接続対象物が端子に斜めに接触した場合など、端子が接続対象物の接触方向に直交する方向に偏った変形を生じようとしたときでも、このような端子の変形を規制することができるので、接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量の増大を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すコネクタの斜視図
【図2】コネクタの側面断面図
【図3】第1の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図4】第2の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図5】第3の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図6】第4の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図7】第5の従来例を示すコネクタの側面断面図
【符号の説明】
10…コネクタ本体、16…空間部、20…端子、22…第1の屈曲部、24…第2の屈曲部、28…先端部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話機用の充電式電池を携帯電話機本体側と電気的に接続するためのコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機の本体背面側には、充電式電池からなるバッテリーが着脱自在に取付けられており、バッテリーの接点には携帯電話機本体側に設けられたコネクタが接触することにより、バッテリーと携帯電話機本体がコネクタを介して電気的に接続されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記コネクタは、バッテリー等の接続対象物と接触する弾性変形可能な複数の端子と、各端子を保持する絶縁性のコネクタ本体とを備え、各端子の一端側をコネクタ本体内に固定するとともに、各端子の他端側をコネクタ本体の一端側の面から外部に突出させ、接続対象物をコネクタ本体の所定方向から端子の他端側に接触させることにより、各端子をコネクタ本体側に弾性変形させて接続対象物の電気接点に圧接させるように構成されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−36941号公報
【特許文献2】
特開2002−175854号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記コネクタでは、接続対象物に対する端子の接触圧を高めるために、端子の変形量を大きくする必要があるが、この場合は端子の変形に伴う接触部の位置ずれが問題となる。
【0006】
例えば、図3に示す第1の従来例のように、一端側をコネクタ本体1内に固定された端子2の他端側を一端側に対して略く字状に形成した場合には、図中一点鎖線で示すように端子2の他端側は一端側との間の屈曲部2aを基点として図中X方向及びY方向に変位する。この場合、屈曲部2aはコネクタ本体1の他端側に位置するため、コネクタ本体1の一端側に位置する端子2の接触部2bとの距離Cが長くなり、端子2のX方向(接続対象物の接触方向)への変位量Aが大きくなると、X方向に直交するY方向への接触部2bの変位量Bも大きくなる。従って、高い接触圧を得るためには、接続対象物側に端子2のY方向への変位量Bを許容するだけの広い接触部を必要とし、接触部の小さい接続対象物に対しては使用することができないという問題点があった。
【0007】
また、図4に示す第2の従来例のように、コネクタ本体1からの端子2の突出量を小さくすることにより、X方向への端子2の変位量Aを小さくすると、Y方向への接触部2bの変位量Bも小さくなるが、その分だけ接続対象物との接触圧が低くなり、接触不良を生じ易くなる。
【0008】
そこで、図5に示す第3の従来例のように、コネクタ本体3の高さ寸法Hを大きくするとともに、端子4の屈曲部4aから接触部4bまでの寸法Lを長く形成すれば、屈曲部4aを中心とする接触部4bの軌跡の曲率が小さくなり、端子4のX方向への変位量Aに対する接触部4bのY方向への変位量Bを小さくすることができる。しかしながら、この場合はコネクタ本体3の高さ寸法が大きくなる分、コネクタ本体3及び端子4の大型化を来すという問題点がある。
【0009】
また、図6に示す第4の従来例のように、一端側をコネクタ本体1に固定した端子5を略S字状に形成して計2箇所の屈曲部5a,5bを設けた場合には、図6(a) に示すように端子5がその一端側から距離C1 だけ他端寄りに位置する一方の屈曲部5aを基点として変形するため、その分だけ変形の基点(屈曲部5a)から接触部5cまでの距離C2 が短くなり、接触部5cのY方向の変位量Bを小さくすることができる。しかしながら、このように端子5を略S字状に形成した場合は、接続対象物がX方向に対して斜めに接触したときなど、図6(b) の一点鎖線または破線に示すように端子5の他端側がY方向大きくに偏った変形を生じ易くなる。このため、端子5はY方向に変位量B1 またはB2 の位置ずれを生ずる場合があり、接触部5cの変位量を常に小さくすることはできなかった。
【0010】
そこで、図7に示す第5の従来例のように、略S字状に形成した端子6に計2箇所の屈曲部6a,6bを設けるとともに、一方の屈曲部6aから接触部6cまでの長さLを長く形成すれば、接続対象物が斜めに接触した場合でも、端子6がY方向に大きく偏った変形を生ずることがなく、接触部6cの変位量Bをほぼ一定の小さい範囲内とすることができる。しかしながら、端子6を略S字状に形成した場合、端子6の他端側の先端部6dが端子6の一方の屈曲部6aから他方の屈曲部6bに向かって延びる真直部6eに当接し、その分だけ端子6のX方向への変位量Aを大きくすることができないという問題点があった。
【0011】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コネクタ本体及び端子の大型化を来すことなく接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量を小さくすることができ、しかも接続対象物との接触圧を高めることのできるコネクタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、接続対象物と接触する弾性変形可能な端子と、端子を保持する絶縁性のコネクタ本体とを備え、端子の一端側をコネクタ本体内に固定するとともに、端子の他端側をコネクタ本体の一端側の面から外部に突出させ、接続対象物をコネクタ本体の所定方向から端子の他端側に接触させることにより、端子をコネクタ本体側に弾性変形させるようにしたコネクタにおいて、前記端子をその他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に接続対象物の接触方向に変形するように形成するとともに、端子の一端側を接続対象物の接触方向に変位する他端側の先端部の可動範囲を回避するように形成している。これにより、端子の他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に変形することから、その分だけ変形の基点から先端部までの距離が短くなり、接続対象物の接触方向に直交する方向への先端部の変位量が小さくなる。この場合、端子の一端側が他端側の先端部の可動範囲を回避するように形成されていることから、端子の他端側の先端部が一端側と干渉することなくコネクタ本体の奥まで変位し、接続対象物の接触方向への端子の変位量が大きくなる。
【0013】
また、請求項2では、請求項1記載のコネクタにおいて、前記端子を、その少なくとも一部が略S字状をなすように形成するとともに、略S字状部分の各屈曲部のうち端子の他端側の屈曲部が端子の変形の基点となるように形成し、略S字状部分の各屈曲部のうち端子の一端側の屈曲部が端子の先端部の可動範囲外に位置するように形成している。これにより、請求項1の作用に加え、端子の少なくとも一部が略S字状に形成されていることから、端子の他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に変形し、且つ端子の一端側が他端側の先端部の可動範囲を回避し得る形状を容易に形成することが可能となる。
【0014】
また、請求項3では、請求項1または2記載のコネクタにおいて、前記コネクタ本体内に接続対象物の接触方向に変位する端子の先端部を受容する空間部を設けている。これにより、請求項1または2の作用に加え、端子の先端部がコネクタ本体にも干渉することなくコネクタ本体の奥まで変位する。
【0015】
また、請求項4では、請求項1、2または3記載のコネクタにおいて、前記端子の先端部をコネクタ本体の内面の所定部分に近接しながら変位するように配置している。これにより、請求項1、2または3の作用に加え、端子の先端部側がコネクタ本体の内面に沿うように変位することから、端子が接続対象物の接触方向に直交する方向に偏った変形を生じようとしたときでも、このような端子の変形がコネクタ本体の内面によって規制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施形態を示すもので、図1はコネクタの斜視図、図2はその側面断面図である。
【0017】
このコネクタは、絶縁性のコネクタ本体10と、コネクタ本体10に保持された複数の端子20とからなり、各端子20は接続対象物としてのバッテリー(図示せず)と接触するようになっている。
【0018】
コネクタ本体10は合成樹脂の成形品からなり、各端子20が配置される複数の端子孔11を幅方向に間隔をおいて有している。各端子孔11はコネクタ本体10の前面(一端側の面)及び下面に開口しており、その上面側及び背面側(コネクタ本体10の他端側の面側)はコネクタ本体10の上面壁12及び背面壁13によって囲まれている。コネクタ本体10の前面下部には各端子孔11の間から前方に突出する複数の突出部14が設けられ、各突出部14の下面には基板等に位置決めするための突起14aがそれぞれ設けられている。また、コネクタ本体10内には背面壁13に沿って上下方向に延びる端子保持部15が設けられ、図示していないが端子保持部15は端子孔11の幅方向に間隔をおいて対向するように設けられている。即ち、各端子保持部15間に端子20の一端側を下方から圧入することにより、端子20がコネクタ本体10に保持されるようになっている。この場合、端子保持部15の上端側は上面壁12よりも低く形成され、これにより端子保持部15の上端と上面壁12との間には、端子20の先端部を受容する空間部16が形成されている。
【0019】
各端子20はその一部を略S字状に形成された弾性変形可能な導電性の金属板からなり、その一端側はコネクタ本体10に固定されている。端子20は、コネクタ本体10の背面壁13に沿って上下方向に延びる第1の真直部21と、第1の真直部21の上端から下方に向かって屈曲する第1の屈曲部22と、第1の屈曲部22から下方に延びる第2の真直部23と、第2の真直部23の下端から斜め上方に向かって屈曲する第2の屈曲部24と、第2の屈曲部24からコネクタ本体10の前面を介して外部に延びる第3の真直部25と、第3の真直部25の上端から前方に突出するように屈曲する接触部26と、接触部26から後方に延びる第4の真直部27と、第4の真直部27の後端側を下方に屈曲してなる先端部28とから形成されている。第1の真直部21の長さは、図7に示す従来例よりも短く形成され、第1の屈曲部22が前記空間部16よりも下方に位置するようになっている。即ち、端子20は、略S字状部分の各屈曲部22,24のうち、端子20の他端側に位置する第2の屈曲部24を基点に接続対象物の接触方向に変形するようになっており、端子20の一端側に位置する第1の屈曲部22が他端側の先端部28の可動範囲外に位置するように形成されている。
【0020】
また、端子20の一端側には基板等に接続される接続部29が設けられ、接続部29は第1の真直部21の下端からコネクタ本体10の前方に延出するように形成されている。更に、端子20の先端部28側は、コネクタ本体10の上面壁12に近接するように配置されている。
【0021】
以上のように構成されたコネクタは、例えば携帯電話機におけるバッテリー収納部の基板に取付けられる。即ち、接続対象物としてのバッテリー(図示せず)が端子20の接触部26に接触すると、図2の一点鎖線に示すように端子20がX方向に変形する。その際、端子20の他端側は、一端側の第1の真直部21から距離C1 だけ他端寄りに位置する第2の屈曲部24を基点として変形するため、その分だけ変形の基点(第2の屈曲部24)から接触部26までの距離C2 が短くなり、Y方向への接触部26の変位量Bが小さくなる。また、端子20は、その先端部28が端子孔11内の空間部16に受容される位置まで変位が可能である。即ち、端子20の一端側は第1の屈曲部22が端子20の先端部28の可動範囲を回避するように形成されているため、端子20の先端部28が第2の真直部23と干渉することなく端子孔11の奥まで変位し、第2の真直部23よりも変位量A′だけ後方まで変位可能となる。これにより、端子20のX方向への変位量Aは、図7の従来例に比べて変位量A′だけ大きくなる。また、端子20がX方向に変形すると、その上端側が上面壁12に沿うように変位することから、端子20の上方への変形が上面壁12によって規制される。
【0022】
このように、本実施形態のコネクタによれば、一端側をコネクタ本体10に固定される端子20を略S字状に形成することにより、接触部26との距離C2 の短い第2の屈曲部24を基点として変形させるようにしたので、コネクタ本体10及び端子20を大型化させることなく接続対象物の接触方向(X方向)に直交する方向(Y方向)への接触部26の変位量Bを小さくすることができ、小型のバッテリー等のようにコネクタとの接触部の小さい接続対象物との接続に極めて有利である。この場合、端子20の一端側をY方向に短く形成することにより、X方向に変位する先端部28の可動範囲を回避するように形成したので、X方向への接触部26の変位量Aを大きくすることができる。これにより、接続対象物との接触圧を高めることができ、接触不良を確実に防止することができる。
【0023】
また、コネクタ本体10内にX方向に変位する端子20の先端部28を受容する空間部16を設けたので、端子20の先端部28をコネクタ本体10にも干渉することなく変位させることができ、端子20のX方向への変位量Aを十分に確保することができる。
【0024】
更に、端子20の先端部28側をコネクタ本体10の上面壁12に近接しながら変形するように配置したので、端子20の先端部28側を上面壁12に沿うように変位させることができる。これにより、接続対象物が斜めに接触した場合など、端子20がY方向に偏った変形を生じようとしたときでも、端子20の上方への変形を上面壁12によって規制することができ、Y方向への接触部26の変位量Bの増大を確実に防止することができる。
【0025】
尚、前記実施形態では端子20を略S字状に形成したものを示したが、端子の一端側が他端側の可動範囲を回避するように形成されたものであれば、略S字状の端子に限られるものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2のコネクタによれば、コネクタ本体及び端子を大型化させることなく接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量を小さくすることができ、しかも接続対象物との接触圧を高めることができるので、例えば携帯電話機用の小型のバッテリー等のようにコネクタとの接触部が凹状に形成されているものなど、接触部の小さい接続対象物との接続を接触不良を生ずることなく確実に行うことができる。また、コネクタ本体及び端子が大型化することもないので、コネクタの取付スペースの小さい小型の電子機器等に用いる場合に極めて有利である。
【0027】
また、請求項3のコネクタによれば、請求項1または2の効果に加え、端子の先端部側をコネクタ本体にも干渉することなく変位させることができるので、接続対象物の接触方向への端子の変位量を十分に確保することができる。
【0028】
また、請求項4のコネクタによれば、請求項1、2または3の効果に加え、接続対象物が端子に斜めに接触した場合など、端子が接続対象物の接触方向に直交する方向に偏った変形を生じようとしたときでも、このような端子の変形を規制することができるので、接続対象物の接触方向に直交する方向への端子の変位量の増大を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すコネクタの斜視図
【図2】コネクタの側面断面図
【図3】第1の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図4】第2の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図5】第3の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図6】第4の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図7】第5の従来例を示すコネクタの側面断面図
【符号の説明】
10…コネクタ本体、16…空間部、20…端子、22…第1の屈曲部、24…第2の屈曲部、28…先端部。
Claims (4)
- 接続対象物と接触する弾性変形可能な端子と、端子を保持する絶縁性のコネクタ本体とを備え、端子の一端側をコネクタ本体内に固定するとともに、端子の他端側をコネクタ本体の一端側の面から外部に突出させ、接続対象物をコネクタ本体の一端側から端子の他端側に接触させることにより、端子をコネクタ本体側に弾性変形させるようにしたコネクタにおいて、
前記端子をその他端側が一端側から所定距離だけ他端寄りに位置する部分を基点に接続対象物の接触方向に変形するように形成するとともに、
端子の一端側を接続対象物の接触方向に変位する他端側の先端部の可動範囲を回避するように形成した
ことを特徴とするコネクタ。 - 前記端子を、その少なくとも一部が略S字状をなすように形成するとともに、
略S字状部分の各屈曲部のうち端子の他端側の屈曲部が端子の変形の基点となるように形成し、
略S字状部分の各屈曲部のうち端子の一端側の屈曲部が端子の先端部の可動範囲外に位置するように形成した
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記コネクタ本体内に接続対象物の接触方向に変位する端子の先端部を受容する空間部を設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。 - 前記端子の先端部をコネクタ本体の内面の所定部分に近接しながら変位するように配置した
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ。
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