JPH0944636A - 透過原稿読取装置 - Google Patents

透過原稿読取装置

Info

Publication number
JPH0944636A
JPH0944636A JP7194585A JP19458595A JPH0944636A JP H0944636 A JPH0944636 A JP H0944636A JP 7194585 A JP7194585 A JP 7194585A JP 19458595 A JP19458595 A JP 19458595A JP H0944636 A JPH0944636 A JP H0944636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
data
correction
original
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7194585A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Nakamura
達哉 中村
Satoru Handa
悟 半田
Yoshio Maekawa
誉雄 前川
Ken Mukai
謙 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7194585A priority Critical patent/JPH0944636A/ja
Publication of JPH0944636A publication Critical patent/JPH0944636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線フィルムなどを読み取る透過原稿読取装
置で、高い光学濃度の部分が低い値で読み取られること
を防止する。 【構成】 受光量補正用被写像領域4と、拡散光被写像
領域5と、原稿用被写像領域6を、被写像領域結像手段
8によりCCD7に結像し、原稿領域データ補正手段1
3により原稿用被写像領域6のデータから受光量補正用
被写像領域4のデータを減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用X線フィルムや工
業用X線フィルムなどの透過原稿の濃淡画像を電子化し
て読取り保存する透過原稿読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の透過原稿読取装置について、透過
原稿がCCDに写像されるまでの光学系を、反射鏡など
を省略して簡略化して示した図12に沿って説明する。
すなわち通過原稿56は、光源57によって照射され、
その透過光による像はアパーチャ窓58、レンズ59を
介した被写像領域結像手段60によって少画素CCD6
1に結像される。ここで少画素CCD61と称するの
は、同じ分解能でフィルム画像を電子化する際に、本発
明で使用するCCDよりも従来例で使用するCCDの方
が画素数が少ないためである。この少画素CCD61に
は黒基準画素62が含まれており、これは遮光板63の
一部を結像しているように見えるが、光シールドされて
おり結像できないようになっている。黒基準画素62
は、少画素CCD61を露光され、画像を読取るたび
に、各画素の出力のベースが若干変動するので、変動値
を把握するために設けられている。
【0003】つぎに従来の透過原稿読取装置について、
その動作を図12および図13に沿って説明する。原稿
用被写像領域64上に置かれた透過原稿は、光源57に
より照射され、被写像領域結像手段60を用いて少画素
CCD61に結像される。なお被写像領域結像手段60
は、アパーチャ窓58、レンズ59、反射鏡(図示せ
ず)などを指す。少画素CCD61の出力は補正回路8
3に入力される。この補正回路65は、黒基準画素62
の出力を基準にして、原稿を結像した少画素CCD61
の画素の出力に補正を加える回路である。そして補正が
加えられた補正回路65の出力は、増幅器66に入力さ
れる。増幅器66の出力はAD変換器67に入力され、
前記AD変換器67の出力であるデジタルデータは原稿
領域データ読取手段68によって読取られ原稿データ格
納メモリ69に格納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の透過原稿読取装
置では、黒基準画素62と補正回路65により、少画素
CCD61を構成する各画素の出力のベースの変動分を
補正することができるが、透過光量の多い領域から透過
光量の少ない領域への光量の漏れなどを補正することが
できない。この光量の漏れを発生させる原因は幾つか有
るが、代表例として、光学系内部での光の乱反射、レン
ズ89の表面における反射、CCD82のフェースガラ
スにおける反射がある。これらの光量の漏れを補正でき
ないと、濃度の高い部分が漏れた光量分だけ低い濃度と
して検出されてしまし、透過原稿読取装置の精度の低下
となる欠点を有していた。本発明は前記従来の欠点を解
消することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1の構成は光源から発せられた光を
濃淡を有する透過原稿に照射し、遮光板でその周囲を囲
われたアパーチェ窓を通じ透過光を受光する透過原稿読
取装置であって、光源と、受光量補正用被写像領域およ
び拡散光緩衝用被写像領域が形成された前記遮光板と、
原稿用被写像領域が形成されたアパーチェ窓と、受光量
補正領域用画素および緩衝領域用画素および画像読取領
域用画素を有する電荷結合素子(CCD)と、前記受光
量補正用被写像領域および前記拡散光緩衝用被写像領域
および前記原稿用被写像領域を前記CCDの受光量補正
領域用画素および画像読取領域用画素の各々へ結像させ
る被写像領域結像手段と、前記CCDの出力を増幅する
増幅器と、前記増幅器の出力するアナログ信号をデジタ
ル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器から前
記画像読取領域用画素に対応する原稿領域データを読取
る原稿領データ読取手段と、前記AD変換器から前記受
光量補正領域用画素に対応する補正領域データを読取る
補正領域データ読取手段と、前記補正領域データから算
出した補正データを前記原稿領域データから減算した補
正済の原稿データを作成する原稿領域データ補正手段
と、前記補正済の原稿データを格納する補正原稿データ
格納メモリを具備した透過原稿読取装置である。
【0006】また、本発明の請求項2は原稿領域データ
補正手段が、複数個からなる補正領域データを2のN
(Nは正の整数)乗倍した後の平均値である補正データ
を、M(Mは正の整数)ビット長の原稿領域データを2
のN乗倍したデータから減算して(M+N)ビット長の
補正済の原稿データを作成する請求項1記載の透過原稿
読取装置である。
【0007】さらに、本発明の請求項3は光源から発せ
られた光を濃淡を有する透過原稿に照射し、遮光板でそ
の周囲を囲われたアパーチェ窓を通じ透過光を受光する
透過原稿読取装置であって、光源と、受光量補正用被写
像領域と拡散光緩衝用被写像領域が形成された前記遮光
板と、原稿用被写像領域が形成された前記アパーチェ窓
と、受光量補正領域用画素と緩衝領域用画素および画像
読取領域用画素を有する電荷結合素子(CCD)と、前
記受光量補正用被写像領域および前記拡散光緩衝用被写
像領域および前記原稿用被写像領域を前記CCDの受光
量補正領域用画素および緩衝領域用画素および画像読取
領域用画素の各々へ結像させる被写像領域結像手段と、
前記CCDの出力を増幅する増幅器と、前記増幅器の出
力するアナログ信号とデジタル信号に変換するAD変換
器と、ゼロまたは負の値を出力する補正データ出力器
と、前記AD変換器の出力と前記補正データ出力器の出
力を入力し加算する加算器と、前記補正データ出力器の
出力をゼロにして前記受光量補正領域用画素に対応する
補正領域データを読取る補正領域データ読取手段と、前
記補正領域データから算出した補正データを負に変換し
た補正用出力データを前記補正データ出力器に出力する
原稿領域データ補正手段と、前記補正データ出力器に前
記補正用出力データが出力された状態で前記画像読取領
域用画素に対応する前記加算器の出力である補正済みの
原稿データを読取る原稿データ読取手段と、前記補正済
の原稿データを格納する補正原稿データ格納メモリを具
備した透過原原稿読取装置である。
【0008】また、本発明の請求項4はAD変換器の出
力がN(Nは正の整数)ビット左へシフトして加算器に
入力され、複数個からなる補正域データの平均値が補正
データ出力器に出力され、M(Mは正の整数)ビット長
の原稿領域データから(M+N)ビット長の補正済の原
稿データを作成する請求項3記載の透過原稿読取装置で
ある。
【0009】さらに、本発明の請求項5は補正データが
複数個からなる補正領域データの平均値である請求項1
または請求項3記載の透過原稿読取装置である。
【0010】また、本発明の請求項6は光源から発せら
れた光を濃淡を有する透過原稿に照射し、遮蔽光でその
周囲が囲まれたアパーチャ窓を通じて透過光を受光する
透過原稿読取装置であって、光源と、受光量補正用被写
像領域と拡散光緩衝用被写像領域が形成された遮光板
と、原稿用被写像領域が形成されたアパーチェ窓と、受
光量補正領域用画素と緩衝領域用画素と画像読取領域用
画素を有する電荷結合素子(CCD)と、前記受光量補
正用被写像領域と前記拡散緩衝用被写像領域と前記原稿
用被写像領域を前記CCDの受光量補正領域用画素と緩
衝領域用画素と画像読取領域用画素の各々へ結像される
被写像領域結像手段と、前記CCDの出力の前記受光量
補正領域用画素に対応する部分を黒基準とし前記画像読
取領域用画素に対応する部分を補正する補正回路と、前
記補正回路の出力を増幅する増幅器と、前記増幅器の出
力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換
器と、前記AD変換器から前記画像読取領域用画素に対
応する補正済の原稿領域データを読取る原稿領域データ
読取手段と、前記補正済の原稿データを格納する補正原
稿データ格納メモリを具備した透過原稿読取装置であ
る。
【0011】
【作用】本発明の透過原稿読取装置は、遮光板の受光量
補正用被写像領域および拡散光緩衝用被写像領域とを被
写像領域結像手段によりCCDの受光量補正領域用画素
および緩衝領域用画素に写像することにより、高い濃度
の透過原稿を高い精度で電子化できるようにするもので
ある。また、拡散光緩衝用被写像領域とそれぞれ写像す
る緩衝領域用画素をわざわざ設けている理由は、受光量
補正用写像領域および原稿用被写像領域が隣接すると、
隣接する原稿用被写像領域に極めて低い濃度のフィルム
が置かれた場合、あるいはフィルム幅が原稿用被写像領
域より小さい場合に、大量の透過光が、受光量補正用画
素と隣接する画像読取領域用画素に入るとともに、CC
Dのフェースガラスの反射などにより受光量補正画素に
すくなからぬ光量が入光し、結果として必要以上の補正
データによることを防止するためのである。なお、必要
とする拡散光緩衝用被写像領域の幅は光学系により異な
る。また補正データで必要以上に大きくなっても無視で
きる範囲内であれば、拡散光緩衝被写像領域を無くする
ことも可能である。
【0012】請求項1の構成は、本発明の目的である高
い濃度の透過原稿を高い精度で読取るための基本となる
構成であり、原稿領域データ読取手段と補正領域データ
読取手段から得られたデータを基に、原稿領域データ補
正手段によって精度の高い原稿領域データを生成するも
のである。この原稿領域データ補正手段は、具体的には
原稿領域データ読取手段によって読取られた原稿領域デ
ータから、補正領域データ読取手段によって読取られた
補正領域データを減算し、補正済みの原稿データを作成
するものである。また、請求項1の構成に従来例の補正
回路を含んでいないのは、補正回路の役割である、CC
Dを構成する各画素の出力のベースの変動分を補正につ
いても前記原稿領域データ補正手段によって同時に補正
できるからである。しかし従来補正回路を含んでいても
実害はない。
【0013】請求項2の構成は変換前のデータのビット
長を大きくするためのものである。一般に人間の視覚の
特性として、光の強弱は対数で認識されるので、対数変
換したデータを保存するように要請されることが多く、
補正原稿データ格納メモリに格納された補正済みの画像
データをもとに、対数変換する場合が有る。対す変換後
は、濃度の高い領域については離散したデータ分布を取
ることになるので、変換前のデータのビット長が大きい
と離散の度合が小さくなり、離散の問題が改善されるも
のである。
【0014】請求項3の構成は請求項1の構成が原稿領
域データの各々について補正領域データの減算を実施す
る必要が有り、このため処理時間が多くなるという欠点
を補うものであり、1行分の原稿領域データについて
は、一旦、補正データを負の値に変換したデータを補正
データ出力器に出力すれば、原稿領域データ読取手段に
よって原稿領域データを読み取るだけで補正済みの原稿
領域データを得ることができるものである。
【0015】請求項4の構成は、請求項3について請求
項2と同様の作用が出るように改善したものである。こ
こで複数個からなる補正データの平均値を補正データ出
力器に出力しているがM+Nビットからなる補正データ
は、すでに2のN乗倍されたデータであるため、再度2
のN乗倍する必要はない。
【0016】請求項5の構成1画素の補正領域データを
基にした補正データを用いている原稿領域データ補正手
段を作動させると、前記補正データにはランダムノイズ
の成分が含まれているため、良好な補正済み原稿データ
が得られないので、複数画素の補正領域データの平均値
を補正データに用いたものである。L(Lは正の整数)
画素の補正領域データの平均値を採用すると、前記ラン
ダムノイズは1/ルートLに減少する。
【0017】請求項6の構成は受光量補正用被写像領域
に対応する受光量補正領域用画素の出力を用いた補正回
路により、請求項1の構成と同様の作用を得るものであ
り、補正領域データ読取手段による補正領域データの読
取り、原稿領域データ補正手段による補正済み原稿デー
タの作成をわざわざ行う必要が無く、請求項1の構成に
より高速の処理が可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の透過原稿読取装置の実施例図
1〜図11に沿って説明する。
【0019】図1は本発明の請求項1の実施例のブロッ
ク図である。すなわち、光源1から発せられた光を濃淡
を有する透過原稿に照射し、遮光板2で周囲を囲われた
アパーチャ窓3を通じて透過光を受光する透過原稿読取
装置であって、光源1と受光補正用被写像領域4および
拡散光緩衝用被写像領域5が形成された前記遮光板2
と、原稿用被写像領域6が形成されたアパーチャ窓3
と、受光量補正領域用画素と緩衝領域用画素と画像読取
領域用画素を有する電荷結合素子(CCD)7と、前記
受光量補正用被写像領域4および前記拡散光緩衝用被写
像領域5および前記原稿用被写像領域6を前記CCD7
の受光量補正領域用画素および緩衝領域用画素および画
像読取り領域用画素の各々へ結像させる被写像領域結像
手段8と、前記CCDの出力を増幅する増幅器9と、前
記増幅器の出力するアナログ信号をデジタル信号に変換
するAD変換器10と、前記AD変換器10から前記画
像読取領域用画素に対応する原稿領域データを読み取る
原稿領域データ読取手段11と、前記AD変換器10か
ら前記受光量補正領域用画素に対応する補正領域データ
を読取る補正領域データ読取手段12と、前記補正領域
データから算出した補正データを前記原稿領域データか
ら減算して補正済みの原稿データを作成する原稿領域デ
ータ補正手段13と、前記補正済みの原稿データを格納
する補正原稿データ格納メモリ14を具備した透過原稿
読取装置を示したものである。
【0020】図2は、本発明の請求項3の実施例のブロ
ック図である。すなわち光源1から発せられた光を濃淡
を有する透過原稿に照射し、遮光板2で周囲を囲われた
アパーチャ窓3を通じて透過光を受光する透過原稿読取
装置であって、光源1と、受光量補正用被写像領域4お
よび拡散光緩衝用被写像領域5が形成された前記遮光板
12と、原稿用被写像領域6が形成された前記アパーチ
ャ窓3と、受光量補正領域用画素と緩衝領域用画素と画
像読取領域用画素を有する電荷結合素子(CCD)7
と、前記受光量補正用被写像領域4および前記拡散光緩
衝用被写像領域5および前記原稿用被写像領域6を前記
CCD7の受光量補正領域用画素および緩衝領域用画素
および画像読取領域用画素の各々へ結像させる被写像領
域結像手段8と、前記CCD7の出力を増幅する増幅器
9と、前記増幅器9の出力するアナログ信号をデジタル
信号に変換するAD変換器10と、ゼロまたは負の値を
出力する補正データ出力器15と、前記AD変換器10
の出力と前記補正データ出力器15の出力を入力し加算
する加算器13と、前記補正データ出力器15の出力を
ゼロにして前記受光量補正領域用画素に対応する補正領
域データを読取る補正領域データ読取る手段12’と、
前記補正領域データから算出した補正データを負に変換
した補正用出力データを前記補正データ出力器15に出
力する原稿領域データ補正手段13’と、前記補正デー
タ出力器15に前記補正用出力データが出力された状態
で前記画像読取領域用画素に対応する前記加算器16の
出力である補正済の原稿データを読取る原稿領域データ
読取手段11と、前記補正済みの原稿データを格納する
補正原稿データ格納メモリ14を具備した透過原稿読取
装置を示したものである。
【0021】図3は本発明の請求項6の実施例のブロッ
ク図である。すなわち、光源1から発せられた光を濃淡
を有する透過原稿に照射し、遮光板2でその周囲を囲わ
れたアパーチャ窓3を通じ透過光を受光する透過原稿読
取装置であって、光源1と、受光量補正用被写像領域4
および拡散光緩衝用被写像領域5が形成された遮蔽板1
6と、原稿用被写像領域6が形成されたアパーチャ窓3
と、受光量補正領域用画素および緩衝領域用画素および
画像読取領域用画素を有する電荷結合素子(CCD)7
と、前記受光量補正用被写像領域4および前記拡散光緩
衝用被写像領域5および前記原稿用被写像領域6を前記
CCDの受光量補正領域用画素および緩衝領域用画素お
よび画像読取領域用画素の各々へ結像させる被写像領域
結像手段8と、前記CCD7の出力の前記受光補正領域
用画素に対応する部分を黒基準として前記画像読取領域
用画素に対応する部分を補正する補正回路17と、前記
補正回路17の出力を増幅する増幅器9と、前記増幅器
9の出力するアナログ信号とデジタル信号に変換するA
Dの変換器10と、前記AD変換器10から前記画像読
取領域用画素に対応する補正済の原稿領域データを読取
る原稿領域データ読取手段11と、前記補正済の原稿デ
ータを格納する補正原稿データ格納メモリ14を具備し
た透過原稿読取装置を示したものである。
【0022】図4は本発明の透過原稿読取装置の各実施
例の光学系を、反射鏡などを省略して簡略化して示した
概念図である。透過原稿18はアパーチャ窓3上に形成
された原稿用被写像領域6上に置かれ、光源1により照
射され、レンズ19を介しCCD7上の画像読取領域用
画素20に結像されている。受光量補正用被写像領域4
および拡散光緩衝用被写像領域5は遮光板2によって形
成され、レンズ19を介し、CCD7上の受光量補正領
域用画素18および緩衝領域用画素22にそれぞれ結像
される。被写像領域結像手段8は、レンズ19を主要素
とした光学系に相当する。黒基準画素23は光シードル
されており、何も結像しない。図5(a)はCCD7の
概略平面図、また図5(b)は、CCDの概略断面図で
ある。24は画素、25はフェースガラス、26はセラ
ミックケースである。本実施例では黒基準画素23は8
個の画素24から、受光量補正領域用画素21は8個の
画素から、緩衝領域用画素22は7個の画素24を有す
る。画像読取領域用画素20を構成する画素の数は20
48個である。本発明の実施例では、受光量補正領域用
画素21および緩衝領域用画素22の合計の15画素だ
け従来例(黒基準画素と2048個の画像読取領域用画
素)よりも多く必要とする。図5(c)は画素24の各
々が出力する電圧をグラフにしたもので、黒基準画素2
3はベース電圧27を出力し、受光量補正領域画素21
はベース電圧27と漏光増加電圧28の合計を出力す
る。漏光増加電圧28は、様々な部分における反射など
の影響により、黒基準画素23を除く全画素に共通の電
圧の増加要因である。緩衝領域用画素22は、受光量補
正用画素21と同じ電圧を出力する部分と拡散光増加電
圧29だけ増加する部分とから成る。すなわち、緩衝領
域用画素22に隣接する画像読取用画素21への入光量
が多いと、その光の一部がフェースガラスで反射を繰り
返し、緩衝領域用画素22に入光し、拡散光増加電圧2
9が発生する。漏光増加電圧28および拡散光増加電圧
29の値と、拡散光増加電圧29の影響を受ける範囲
は、光学系全体の設計によって異なる。本実施例による
と受光量補正領域用画素21は、拡散光増加電圧29の
影響を受けないので、その出力電圧であるベース電圧2
7と漏光増加電圧28の合計を画像読取用画素20を構
成する各々の画素の出力電圧の補正値、すなわち減算値
に用いれば、その減算後の電圧で、結像したことによる
各々の画素の電圧値となり、その電圧値から透過原稿の
補正後の濃度を求めることができ、請求項6の構成はこ
の方式を取っている。上記説明における電圧値の減算の
代わりに、画像読取領域用画素20を構成する各々の画
素の出力電圧をAD変換した値から、ベース電圧27と
漏光増加電圧28の合計をAD変換した値を減算しても
よく、請求項1から請求項5の構成はこの方式を取って
いる。
【0023】つぎに請求項3の構成で用いられるAD変
換器10の出力と補正データ出力器15の出力を加算す
る部分の実施例を図6を用いて説明する。AD変換器1
0は増幅されたアナログ信号を8ビットのデジタル値に
変換し、加算器16に出力する。補正データ出力器15
は、8ビットの補正データを加算器16に出力する。加
算器16はAD変換器10の出力と補正データ出力器1
5の出力を加算し、8ビットの加算器出力17を出力す
る。補正データ出力器15の出力を0にするAD変換器
10の出力と加算器出力17は同じになるので、補正デ
ータ出力器15の出力をゼロにすれば、受光量補正領域
用画素21の出力を増幅しAD変換した値を加算器出力
17から読み取ることができる。また、受光量補正領域
用画素21の出力を増幅しAD変換した値を読取って得
られた補正データを負に変換し、補正データ出力器15
に出力した状態で、画像読取領域用画素20の出力を増
幅しAD変換した値を加算器出力17から読み取ると、
補正済みの8ビットデータとして読取ることができる。
なお、補正データには、複数個からなる受光量補正領域
用画素21の出力を増幅しAD変換した値の平均値を用
いた方が、ランダムノイズ成分を低減することができ、
より効果的である。
【0024】つぎにAD変換器10の出力と補正データ
出力器15の出力を加算する部分の実施例を図7を用い
て説明する。AD変換器10は増幅されたアナログ信号
を8ビットのデジタル値に変換し、加算器16’に出力
する。加算器16’は入力、出力とも12ビットであ
り、AD変換器10の8ビット出力は、加算器16’の
上位の8ビットに入力される。下位4ビットはゼロに固
定する。補正データ出力器15は、8ビットのの補正デ
ータを加算器16’に出力する。補正データ出力器15
の出力する8ビットの補正データの下位7ビットは、加
算器16’の入力の下位7ビットに接続され、補正デー
タ出力器15の出力する8ビットの最上位ビットは、加
算器16’の入力の上位5ビットに接続される。加算器
16’はAD変換器10の出力と補正データ出力器15
の出力を加算し、12ビットの加算器出力17’を出力
する。補正データ出力器15の出力をゼロにすると加算
器出力17’はAD変換器10の出力の8倍の値である
ので、補正データ出力器32の出力をゼロにすれば、受
光量補正領域用画素21の出力を増幅しAD変換した値
の8倍を加算器出力17’から読み取ることができる。
受光量補正領域用画素21の出力を増幅しAD変換した
値を8倍した値を読取って得られた補正データを負に変
換し、補正データ出力器15に出力した状態で、画像読
取領域用画素20の出力を増幅しAD変換した値を加算
器出力17’から読取ると、補正済みの12ビットデー
タとして読取ることができる。補正データには複数個か
らなる受光量補正領域用画素21の出力を増幅しAD変
換した値の平均値を用いる。この平均化により、補正デ
ータの下位4ビットが0でない有効な値となる。
【0025】図8は請求項5の実施例のフローチャート
である。本実施例では、受光量補正領域画素21は8個
で、画像読取領域用画素20は2048個であり、処理
ステップ34〜39から成立っている。次のラインに移
る処理ステップ39ではモータによる原稿の送りなどが
含まれる。
【0026】図9は請求項2の実施例のフローチャート
である。本実施例も受光量補正領域画素21は8個で、
画像読取領域用画素20は2048個であり、処理ステ
ップ34,40,36,41,38,39から成立して
いる。本実施例により、原稿領域データのビット長3ビ
ット増加させている。また本実施例は、補正領域データ
の個数である8が、2の3乗であり、その結果補正デー
タの計算が『複数個からなる補正領域データを2のN乗
倍した後の平均値』の代わりに『複数個からなる補正領
域データの合計値』を用いることができ、平均値を得る
ための除算をする必要が無く、処理速度の面で効果的で
ある。
【0027】図10は請求項4の実施例のフローチャー
トである。本実施例も受光量補正領域画素21は8個
で、画像読取領域用画素20は2048個であり、処理
ステップ42,34,43,44,45,46,38,
39から成立っている。本実施例のフローチャートは、
図7の加算器16’を利用したものである。
【0028】図11は請求項6に示す補正回路のブロッ
ク図である。説明のためにCCD7も含んでいる。タイ
ミングジェネレータ48は、CCD7に対して、CCD
を構成している各画素の出力を出すタイミングパルスで
あるタイミングA信号49を出力し、CCD7はタイミ
ングA信号49に合わせて、CCD出力電圧50を出力
する。CCD出力電圧50に受光量補正領域用画素21
の出力電圧が出力されたときにタイミングジェネレータ
48はクランプ回路51にタイミングB信号52を出力
し、クランプ回路51は受光量補正領域用画素21の出
力電圧をクランプする。CCD出力電圧50に画像読取
領域用画素20の出力電圧が出力されているときには、
クランプ回路51は受光量補正領域用画素21の出力電
圧である補正用電圧53を差動増幅器54へ出力し、差
動増幅器54はCCD出力電圧50と補正用電圧53の
差分を増幅し補正後電圧55を作成する。差動増幅器5
4の増幅率が十分であれば、差動増幅器54は増幅器9
の役割をも担うことができる。本請求項の実施例による
と、図1、図2における補正領域データ読取12、1
2’、原稿領域データ補正手段13〜13’におけるソ
フトウェア処理が不要で、処理速度を向上させることが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CCD
を用いた透過原稿読取装置において、例えば光学濃度
0.5Dと3.0Dが混在するX線フィルムを読取った
ときに、2.5Dの領域が従来は2.6D程度に読取ら
れていたのに対し、3.0D付近のデータとして読取る
ことができ、高い光学濃度の部分の読取精度を向上させ
ることができる。優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の実施例を示すブロック図
【図2】本発明の請求項3の実施例を示すブロック図
【図3】本発明の請求項6の実施例を示すブロック図
【図4】本発明の各実施例の光学的の概略図
【図5】(a)CCDの概略平面図 (b)CCDの概略断面図 (c)CCDの各画素の出力電圧図
【図6】本発明の実施例の加算器部分の結線図
【図7】本発明の別の実施例の加算器部分の図
【図8】本発明の実施例のフローチャート
【図9】本発明の別の実施例のフローチャート
【図10】本発明のさらに別の実施例のフォローチャー
【図11】本発明の実施例の補正回路を示すブロック図
【図12】従来例の光学系の概念図
【図13】従来例のブロック図
【符号の説明】
1 光源 2 遮光板 3 アパーチャ窓 4 受光量補正用被写像領域 5 拡散光緩衝用被写像領域 6 原稿用被写像領域 7 CCD 8 被写像領域結像手段 9 増幅器 10 AV変換器 11 原稿領域データ読取手段 12、12’ 補正領域データ読取手段 13、13’ 原稿領域データ補正手段 14 補正原稿データ格納メモリ 15 補正データ出力器 16 加算器 17 補正回路 18 透過原稿 19 レンズ 20 画像読取領域用画素 21 受光量補正領域用画素 22 緩衝領域用画素 23 黒基準画素
フロントページの続き (72)発明者 向井 謙 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発せられた光を濃淡を有する透
    過原稿に照射し、遮光板でその周囲が囲われたアパーチ
    ャ窓を通じ透過光を受光する透過原稿読取装置であっ
    て、受光量補正用被写像領域および拡散光緩衝用被写像
    領域が形成された前記遮光板と、原稿用被写像領域が形
    成された前記アパーチャ窓と、受光量補正領域用画素お
    よび緩衝領域用画素および画像読取領域用画素を有する
    電荷結合素子(CCD)と、前記受光量補正用被写像領
    域および前記拡散光緩衝用被写像領域および前記原稿用
    被写像領域を前記CCDの受光量補正領域用画素および
    緩衝領域用画素および画像読取領域用画素の各々へ結像
    させる被写像領域結像手段と、前記CCDの出力を増幅
    する増幅器と、前記増幅器の出力するアナログ信号をデ
    ジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器か
    ら前記画像読取領域用画素に対応する原稿領域データを
    読取る原稿領域データ読取手段と、前記AD変換器から
    前記受光量補正領域用画素に対応する補正領域データを
    読取る補正領域データ読取手段と、前記補正領域データ
    から算出した補正データを前記原稿領域データから減算
    して補正済の原稿データを作成する原稿領域データ補正
    手段と、前記補正済の原稿データを格納する補正原稿デ
    ータ格納メモリを具備した透過原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿領域データ補正手段が、複数個から
    なる補正領域データを2のN(Nは正の整数)乗倍した
    後の平均値である補正データを、M(Mは正の整数)ビ
    ット長の原稿領域データを2のN乗倍したデータから減
    算して(M+N)ビット長の補正済の原稿データを作成
    する請求項1記載の透過原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 光源から発せられた光を濃淡を有する透
    過原稿に照射し遮光板でその周囲が囲われたアパーチャ
    窓を通じ透過光を受光する透過原稿読取装置であって、
    受光量補正用被写像領域および拡散光緩衝用被写像領域
    が形成された前記遮光板と、原稿補正用被写像領域が形
    成された前記アパーチェ窓と、受光量補正領域用画素お
    よび緩衝領域用画素および画像読取領域用画素を有する
    電荷結合素子(CCD)と、前記受光量補正用被写像領
    域および前記拡散光緩衝用被写像領域および前記原稿用
    被写像領域を前記CCDの受光量補正領域用画素および
    緩衝領域用画素および画像読取領域用画素の各々へ結像
    させる被写像領域結像手段と、前記CCDの出力を増幅
    する増幅器と、前記増幅器の出力するアナログ信号をデ
    ジタル信号を変換するAD変換器と、ゼロまたは負の値
    を出力する補正データ出力器と、前記AD変換器の出力
    と前記補正データ出力器の出力を入力し加算する加算器
    と、前記補正データ出力器の出力をゼロにして前記受光
    量補正領域用画素に対応する補正領域データを読取る補
    正領域データ読取手段と、前記補正領域データから算出
    した補正データを負に変換した補正用出力データを前記
    補正データ出力器に出力する原稿領域データ補正手段
    と、前記補正データ出力器に前記補正用出力データが出
    力された状態で前記画像読取領域用画素に対応する前記
    加算器の出力である補正済の原稿データを読取る原稿デ
    ータ読取手段と、前記補正済の原稿データを格納する補
    正原稿データ格納メモリを具備した透過原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 AD変換器の出力がN(Nは正の整数)
    ビット左へシフトして加算器に入力され、複数個からな
    る補正領域データの平均地が補正データ出力器に出力さ
    れ、M(Mは正の整数)ビット長の原稿領域データから
    (M+N)ビット長の補正済の原稿データを作成する請
    求項3記載の透過原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 補正データが複数個からなる補正領域デ
    ータの平均値である請求項1または請求項3記載の透過
    過原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 光源から発せられた光を濃淡を有する透
    過原稿に照射し、遮光板でその周囲が囲まれたアパーチ
    ャ窓を通じて透過光を受光する透過原稿読取装置であっ
    て、受光量補正用被写像領域および拡散光緩衝用被写像
    領域が形成された前記遮光板と、原稿用被写像領域が形
    成された前記アパーチャ窓と、受光量補正領域用画素お
    よび緩衝領域用画素と画像読取領域用画素を有する電荷
    結合素子(CCD)と、前記受光量補正用被写像領域お
    よび前記拡散光緩衝用被写像領域および前記原稿用被写
    像領域を前記CCDの受光量補正領域用画素および緩衝
    領域用画素および画像読取領域用画素の各々へ結像させ
    る被写像領域結像手段と、前記CCDの出力の前記受光
    量補正領域用画素に対応する部分を黒基準とし前記画像
    読取領域用画素に対応する部分を補正する補正回路と、
    前記補正回路の出力を増幅する増幅器と、前記増幅器の
    出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変
    換器と、前記AD変換器から前記画像読取領域用画素に
    対応する補正済の原稿領域データを読取る原稿領域デー
    タ読取手段と、前記補正済の原稿データを格納する補正
    原稿データ格納メモリを具備した透過原稿読取装置。
JP7194585A 1995-07-31 1995-07-31 透過原稿読取装置 Pending JPH0944636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7194585A JPH0944636A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 透過原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7194585A JPH0944636A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 透過原稿読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0944636A true JPH0944636A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16326996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7194585A Pending JPH0944636A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 透過原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0944636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2919454A1 (en) 2014-03-13 2015-09-16 Fujifilm Corporation Imaging system and imaging method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2919454A1 (en) 2014-03-13 2015-09-16 Fujifilm Corporation Imaging system and imaging method
US20150264257A1 (en) * 2014-03-13 2015-09-17 Fujifilm Corporation Imaging system and imaging method
JP2015177250A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 富士フイルム株式会社 撮影システム及び撮影方法
US9531950B2 (en) 2014-03-13 2016-12-27 Fujifilm Corporation Imaging system and imaging method that perform a correction of eliminating an influence of ambient light for measurement data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05500444A (ja) 固体イメージセンサの出力における感度変動を補償するための方法及び装置
US20070070461A1 (en) Method for adjusting image data
JPH04363967A (ja) 原稿読取り装置
EP0357084A1 (en) Apparatus for correcting dark signal of image sensor
JPH0944636A (ja) 透過原稿読取装置
JPH07226843A (ja) 画像読み取り装置
JP4340503B2 (ja) 原稿読取装置
JP3107588B2 (ja) 画像信号補正方法
JPH0341876A (ja) 画像信号補正方法
JP3763901B2 (ja) 画像情報読取装置
US7057195B2 (en) Scanner and calibration method used therein
JPH1023252A (ja) 高濃度フィルム画像読取方法及びその装置
US7471416B2 (en) Signal processing unit having a digital circuit for processing image signals outputted from an image capturing element
JP3555430B2 (ja) 画像歪み補正装置及びこれを用いた画像処理装置及び方法
JP2592147B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2003087529A (ja) 画像読取方法および装置
JP2011130165A (ja) 画像読取装置
JPH06197220A (ja) 画像読取装置
JPH03145286A (ja) イメージセンサの出力信号補正方法
JP3184286B2 (ja) 画像信号補正方法及び画像読取装置
JP3245213B2 (ja) 画像読取装置
JP2005080016A (ja) 原稿読取装置
JP2002281300A (ja) 画像読取装置
JPH09102030A (ja) 画像読取装置
JPH05236352A (ja) 赤外線撮像装置の感度補正方法