JPH0943887A - 電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及び装置ユニット - Google Patents

電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及び装置ユニット

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JPH0943887A
JPH0943887A JP7324458A JP32445895A JPH0943887A JP H0943887 A JPH0943887 A JP H0943887A JP 7324458 A JP7324458 A JP 7324458A JP 32445895 A JP32445895 A JP 32445895A JP H0943887 A JPH0943887 A JP H0943887A
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electrophotographic
photosensitive member
polycarbonate resin
photoconductor
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Akihiko Itami
明彦 伊丹
Tomoshige Fukumoto
知草 福本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニング不良を起こす事なく、高耐久性
の電子写真感光体、その製造方法及び該感光体を用いた
電子写真装置並びに装置ユニットの提供。 【構成】 導電性支持体上に感光層を有する電子写真感
光体において、前記電子写真感光体の最表面層が粘度平
均分子量40,000以上のポリカーボネート樹脂を含
有し、かつ該感光層の残留溶媒量が該感光層の2重量%
以下であることを特徴とする電子写真感光体及び該感光
体を用いた電子写真装置並びに装置ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、そ
の製造方法、電子写真装置並びに装置ユニットに関し、
詳しくは優れた耐久性を有する電子写真感光体とその製
造方法及び該感光体を使用した電子写真装置並びに装置
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真法により画像形成を行う
には、感光体表面に帯電、像露光及び現像を施してトナ
ー像を形成し、該トナー像を転写材上に転写、定着して
画像を得ると共に、転写後の感光体は残留トナーのクリ
ーニング及び除電が行われて長期に亘り繰り返し使用さ
れる。
【0003】従って前記感光体としては、帯電電位、感
度、暗減衰及び残留電位特性等の電子写真性能は勿論、
繰り返し使用時の耐刷性、耐摩耗性、耐湿性等の物性
や、コロナ放電時に発生するオゾンや像露光への耐性に
おいても良好であることが要請される。
【0004】他方、従来電子写真感光体としては、アモ
ルファスシリコン、セレン、硫化カドミウム等を用いた
無機光導電性感光体が多く用いられてきたが、近年低コ
ストで毒性がなく、かつ加工性に優れていて、目的に応
じた選択の自由度が大きい有機光導電性感光体(以下単
に有機感光体と称する)が主流となっている。
【0005】これらの電子写真感光体の繰り返し使用に
よる疲労劣化は、感光体上に形成されたトナー像の転写
材上への転写、分離及び転写後の感光体上の残留トナー
のクリーニングの各工程における摺擦による感光層表面
の摩擦、損傷及び感光体表面への帯電、像露光、除電等
の各工程における感光層の分解、変質等によるものとさ
れている。
【0006】従って前記感光体の疲労劣化を防止するに
は感光層表面の改良が重要課題となる。特に有機感光体
の感光層は無機感光体に比して軟質であり、かつ光導電
性物質が有機質であるため感光体の繰り返し使用時の疲
労劣化が大であり、前記感光層表面の改良がより重要と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クリ
ーニング不良を起こす事なく、高耐久性の電子写真感光
体を提供することにある。又、本発明の他の目的は前記
感光体を用いることにより、クリーニング不良を起こす
事なく、感光体の交換を行うことなく繰り返し安定して
像形成が可能な電子写真装置及び装置ユニットを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の諸目的
は、下記構成によって達成される。
【0009】1) 導電性支持体上に感光層を有する電
子写真感光体において、前記電子写真感光体の最表面層
が粘度平均分子量40,000以上のポリカーボネート
樹脂を含有し、かつ該感光層の残留溶媒量が該感光層の
2重量%以下であることを特徴とする電子写真感光体。
【0010】2) 導電性支持体上に感光層を有する電
子写真感光体において、該感光層が電荷発生層とその上
に積層された複数の電荷輸送層から構成され、前記電子
写真感光体の最表面層が粘度平均分子量100,000
より大きいポリカーボネート樹脂を含有することを特徴
とする電子写真感光体。
【0011】3) 前記ポリカーボネート樹脂が下記一
般式(I)又は(II)の構造単位を有するポリカーボネ
ート樹脂であることを特徴とする前記1または2記載の
電子写真感光体。
【0012】
【化3】
【0013】式中、R1〜R8及びR21〜R28はそれぞれ
独立した水素原子、ハロゲン原子、各々置換若しくは無
置換の炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基
又はアリール基を表し、Zは4〜11の飽和又は不飽和
の炭素環を形成する原子群を表し、R9は水素原子、炭
素原子数1〜9のアルキル基又はアリール基を表す。
【0014】4) 前記ポリカーボネート樹脂が下記一
般式(III)の構造単位を有するポリカーボネート樹脂
であることを特徴とする前記1または2記載の電子写真
感光体。
【0015】
【化4】
【0016】式中、R31〜R38はそれぞれ独立した水素
原子、ハロゲン原子、各々置換若しくは無置換の炭素数
1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はアリール
基を表す。
【0017】5) 電子写真感光体の最表面層の下に設
けられた電荷輸送層に含有されるバインダーの粘度平均
分子量が該最表面層に含有されるバインダーの粘度平均
分子量以下のポリカーボネート樹脂であることを特徴と
する前記1〜4のいずれか1項記載の電子写真感光体。
【0018】6) 電子写真感光体の最表面層の下に設
けられた電荷輸送層に含有されるバインダーの粘度平均
分子量が50,000以下のポリカーボネート樹脂であ
ることを特徴とする前記5記載の電子写真感光体。
【0019】7) 電子写真感光体の最表面層に、相対
湿度80%の環境下で調湿した示差走査熱量分析におけ
る40℃以上200℃以下の範囲の吸熱エネルギー変化
量ΔHが0〜20ジュール/gであり、且つ体積平均粒
径0.05μm以上2μm以下であるシリカ粒子を含有
することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項記載の
電子写真感光体。
【0020】8) 90〜120℃の乾燥温度で乾燥さ
れたことを特徴とする前記1〜7のいずれか1項記載の
電子写真感光体。
【0021】9) 導電性支持体上に感光層を有する電
子写真感光体の製造方法において、該感光層が電荷発生
層とその上に積層された複数の電荷輸送層から構成さ
れ、前記電子写真感光体の最表面層を粘度平均分子量1
00,000より大きいポリカーボネート樹脂を含有す
る塗布液を円形量規制型塗布機を用いて塗布することを
特徴とする電子写真感光体の製造方法。
【0022】10) 前記1〜8のいずれか1項記載の
感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、該感光体
上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像とする現
像手段、顕像化して得られた該感光体上のトナー像を転
写材上に転写する転写手段及びトナー像転写後に該感光
体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング
手段を有することを特徴とする電子写真装置。
【0023】11) 前記1〜8のいずれか1項記載の
感光体と該感光体上を一様に帯電する帯電手段、該感光
体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該感光体上に顕
像化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段、転
写後の該感光体上の電荷を除去する除電手段及び転写後
の該感光体上の残留するトナーをクリーニングするクリ
ーニング手段の少なくとも1つとが一体的に支持され、
装置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とする
装置ユニット。
【0024】本発明の感光体の最表面層とは、本発明の
電子写真感光体を製造し終えたとき、最表面を構成する
層であることを指し、例えば感光層上に設けた保護層、
あるいは保護層を設けない場合においては、最表面を構
成する感光層であり、その中でも電荷輸送層(CTL)
であることが好ましい。上記保護層には、本発明のポリ
カーボネート樹脂、シリカ粒子の他、電荷輸送物質(C
TM)を更に含有せしめておくことが好ましい。本発明
における最表面層は本発明のシリカ粒子及び必要に応じ
て含有せしめられるCTM、その他の添加剤をバインダ
ー樹脂(後述する)に分散し、塗布等の手段で設けられ
る。
【0025】本発明のポリカーボネート樹脂について説
明する。本発明で用いられるポリカーボネート樹脂は、
好ましくは上記一般式(I)、(II)又は(III)で表
される構造単位を有する樹脂が挙げられ、粘度平均分子
量40,000以上の樹脂が用いられる。特に、粘度平
均分子量は、100,000より大きく、500,00
0以下の樹脂が好ましい。
【0026】本発明の一般式(I)、(II)又は(II
I)の構造単位を有するポリカーボネート樹脂の、R1
8、R21〜R28及びR31〜R38は、水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基が好ましく、Zは無置換のシク
ロペンチル環、シクロヘキシル環が挙げられる。これら
の、ポリカーボネート樹脂は、本発明の一般式(I)、
(II)又は(III)の構造単位を有するホモポリマーで
も、他の共重合成分を含むコポリマー或いはブロックポ
リマーでもよい。コポリマー或いはブロックポリマーの
場合、本発明の一般式(I)、(II)又は(III)の構
造単位の組み合わせが好ましい。
【0027】これら、本発明に好ましく用いられるポリ
カーボネート樹脂は、市販品として容易に入手できる。
例えば、一般式(I)の構造単位を有するポリカーボネ
ート樹脂としては、BPZ:ポリ(4,4′−シクロヘ
キシリデンジフェニル)カーボネートがあり、TS−2
050:帝人(株)、Z−800:三菱ガス(株)など
が挙げられ、一般式(II)の構造単位を有するポリカー
ボネート樹脂としては、BPA:ポリ(4,4′−イソ
プロピリデンジフェニル)カーボネートがあり、ML−
5273:GEプラスチック社などが挙げられ、一般式
(III)の構造単位を有するポリカーボネート樹脂とし
ては、BPPC:ポリ(4,4′−ジフェニル)カーボ
ネートが挙げられる。
【0028】これらのポリカーボネート樹脂の溶媒又は
分散媒としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミン、
エチレンジアミン、イソプロパノールアミン、トリエタ
ノールアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパン、
1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリクロ
ロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエタン、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノ
ール、イソプロピナール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジ
メチルスルホキシド、メチルセロソルブ等が挙げられ
る。本発明はこれらに限定されるものではないが、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、メチルエチルケ
トン等が好ましく用いられる。また、これらの溶媒は単
独あるいは2種以上の混合溶媒として用いることもでき
る。
【0029】本発明のシリカ粒子について説明する。本
発明のシリカ粒子は、その体積平均粒径が0.05μm
以上2μm以下であり、好ましくは0.1μm以上2μ
m以下であり、シャープな粒度分布を有するものが好ま
しい。
【0030】本発明のシリカ粒子の体積平均粒径が0.
05μmを下廻ると感光層表面に必要な機械的強度が得
られず、繰り返し像形成の過程で摩耗、損傷し易く、か
つ電子写真性能が劣化する。又、2μmを上廻ると感光
層表面の表面粗さが大きくなり、クリーニング不良が起
こる。
【0031】又、前記シリカ粒子は実質的に球形である
ことが好ましく、特に長径/短径の比が2.0未満の実
質的に球形とされるのが好ましく、ここで球形とは、電
子顕微鏡で表面形状が判別できる大きさ(径1〜10m
m)に拡大した時、微粒子が不定形ではなく球形である
と云う事を示す。その場合感光層表面の摩擦係数を低減
することができ、従来問題とされてきた弾性クリーニン
グブレードの反転(ブレードめくれ)が防止されるなど
の利点を有する。又、前記シリカ粒子の粒度分布がシャ
ープであることが好ましく、その場合感光層表面への粗
大粒子の混入或いは小径粒子の凝集による膜欠陥の発生
等が防止される。
【0032】本発明のシリカ粒子を製造する方法として
化学炎CVD法(CVD:Chemical Valp
or Deposition)が好ましい。この方法は
酸素−水素混合ガス又は炭化水素−酸素混合ガスの燃焼
により高温の火炎を作り、この中で気相反応を起こさせ
て製造する方法であり、その一例としてはクロルシラン
ガスを前記混合ガスの高温火炎中で気相反応させてシリ
カ粒子を得る方法がある。
【0033】本発明に係るシリカ粒子は前記化学炎CV
D法により製造されるのが好ましいが、その中でも金属
硅素粉末を前記混合ガス中に投入し爆発的に燃焼反応さ
せて製造するのが好ましい。
【0034】この製造法の詳細は例えば特開昭60−2
55602号、特開平5−193908号、同5−19
3909号、同5−193910号、同5−19392
8号、同5−196614号、同6−107406号の
各公報に詳細に記載されている。
【0035】前記各号公報記載の製造方法では、予め原
料となる硅素金属素材を高純度の水で複数回洗浄して溶
解成分を除去すると共に、加熱処理して気相成分を除去
して高純度の硅素微粉末を得る。次に製造装置頭部のバ
ーナーにLPG等の可燃ガスと酸素ガス等の支燃ガスを
導入して着火用の火炎を形成しておき、該着火用の火炎
中に前記高純度の硅素粉末を分散含有する空気等のキャ
リアガスを導入して着火燃焼を開始する。その後前記支
燃ガスを多段に供給して前記硅素粉末を爆発的に酸化燃
焼させて高純度のシリカ粒子を得るようにしている。
【0036】前記製造方法によれば、シャープな粒度分
布を有する高純度のシリカ微粒子をうることができると
共に、目的に応じて前記粒度分布を広範囲に変化させて
製造することが可能とされている。
【0037】又前記シリカ粒子の体積平均粒子径はレー
ザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−700(掘場
製作所製)により測定される。
【0038】本発明のシリカ粒子の示差走査熱量分析
(DSC)は、熱的に安定な標準物質とともに試料を一
定速度で加熱したときの両者の温度差を打ち消すために
必要なエネルギーを加える方法で、DSCのピーク面積
が吸熱量に比例していることより次式に従って定量でき
る。
【0039】M・ΔH = K・A ここでMは試料の質量、ΔHは試料の単位質量あたりの
エネルギー変化量、Kは装置定数、Aはピーク面積であ
る。シリカ粉末は、相対湿度80%の環境下に24時間
放置し、調湿した。その後DSC測定までは、密封容器
中に同一条件下に保存し、調湿終了後60分以内に測定
をした。
【0040】本発明で用いられたDSCの測定条件を以
下に示す。
【0041】 装置: 示差走差熱量計DSC−20 サーマルコントローラーSSC−580 (セイコー電子工業) 測定条件: 測定温度 35〜300℃ 昇温速度 10℃/分(相対湿度80%) 測定環境 Air静止雰囲気 本発明に係るシリカ粒子のΔHは0〜20ジュール/g
が好ましいが、より好ましくは0.1〜10ジュール/
gである。
【0042】本発明ではこれらのシリカ粒子は少なくと
も電子写真感光体の最表面層にバインダーと共に含有さ
せるが最表面層のシリカ粒子の割合はバインダーに対し
て通常は1重量%以上200重量%以下、望ましくは5
重量%以上100重量%以下で使用される。
【0043】前記シリカ粒子と有機粒子を最表面層に含
有させて成る本発明の電子写真感光体の感光層は、セレ
ン、アモルファスシリコン、硫化カドミウム等を用いた
無機感光体であってもよいが、好ましくは有機の電荷発
生物質(CGM)と電荷輸送物質(CTM)とが含有さ
れる有機感光体である。該有機感光体の層構成を図1に
示す。
【0044】図1(イ)は導電性支持体1上に中間層2
を介して電荷発生物質(CGM)と電荷輸送物質(CT
M)を共に含有する単層構成の感光層6を有する感光体
であり、図1(ロ)は導電性支持体1上に中間層2を介
して電荷輸送物質(CTM)を主成分として含有する電
荷輸送層(CTL)3と電荷発生物質(CGM)を主成
分として含有する電荷発生層(CGL)4とをこの順に
積層して成る感光層6を有する感光体であり、図1
(ハ)は導電性支持体1上に中間層2を介して電荷発生
層(CGL)4と電荷輸送層(CTL)3とをこの順に
積層して成る感光層6を有する感光体である。
【0045】又、図1(ニ)、(ホ)、(ヘ)はそれぞ
れ図1(イ)、(ロ)、(ハ)の感光層の上に保護層5
を積層した構成を示す。上記(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)、(ヘ)の各図は有機感光体の代表的な
構成を示したものであり、本発明はこれらの層構成に限
定されるものではない。例えばこれらの図で示された中
間層2は必要でなければ設けなくてもよい。
【0046】上記層構成の内、本発明の最も好ましい態
様は、(ニ)、(ホ)、(ヘ)で示されるように感光層
の上にさらに保護層5を積層し、これら保護層中に本発
明のシリカ粒子と有機粒子を含有させたものである。
【0047】保護層は、設けられた場合少なくとも樹脂
及び本発明のシリカ粒子並びに有機粒子より構成される
が、保護層中に電荷輸送物質(CTM)を含有させる事
がより好ましい。これら保護層中に電荷輸送物質(CT
M)を含有させる事により電子写真感光体のくり返し使
用による残留電位の上昇や、感度の低下を防ぐ事ができ
る。
【0048】前記図1(イ)〜(ヘ)の各感光体の感光
層6に含有される電荷発生物質(CGM)としては、例
えばフタロシアニン顔料、多環キノン顔料、アゾ顔料、
ペリレン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズ
レニウム顔料、スクワリリウム染料、シアニン染料、ピ
リリウム染料、チオピリリウム染料、キサンテン色素、
トリフェニルメタン色素、スチリル色素等が挙げられ、
これらの電荷発生物質(CGM)は単独で又は適当なバ
インダー樹脂と共に層形成が行われる。
【0049】前記感光層6に含有される電荷輸送物質
(CTM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキ
サジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾー
ル誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、
イミダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダ
ゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、
ベンジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合
物、アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾ
ール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘
導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナ
ジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−
ビニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
【0050】これらの中で特に好ましい電荷輸送物質
(CTM)としては下記の化合物があげられる。
【0051】
【化5】
【0052】
【化6】
【0053】
【化7】
【0054】
【化8】
【0055】
【化9】
【0056】
【化10】
【0057】前記単層構成の感光層6、及び積層構成の
場合の電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に
含有されるバインダー樹脂としては、ポリエステル樹
脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
ビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩
化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シ
リコン樹脂エポキシ樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、
フェノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾ
ール等が挙げられる。
【0058】次に、前記各層を形成する際に用いられる
溶媒又は分散媒としては、前記ポリカーボネート樹脂の
溶媒又は分散媒として挙げられたものが好ましく用いら
れる。ケトン系溶媒を用いた場合に感度、繰り返し使用
時に電位変化等が更に良好となる。また、これらの溶媒
は単独あるいは2種以上の混合溶媒として用いることも
できる。
【0059】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質とバインダー樹脂との割合は重量比で1:5〜5:1
が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ま
しく、特には0.05〜2μmが好ましい。更に、電荷
発生層の残留溶媒量は2重量%以下が好ましい。
【0060】又、電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバ
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は重量比で3:1〜1:3が好ま
しい。
【0061】本発明において、電荷輸送層が複数設けら
れている場合は、電荷輸送層の最上層の電荷輸送物質と
バインダー樹脂との重量比混合割合が、該最上電荷輸送
層より下の電荷輸送層の重量比混合割合以下であること
が好ましい。このような構成にすることにより、感度特
性を損なうことなく、機械的強度を向上することができ
る。
【0062】また、最表面層の下に設けられた電荷輸送
層に含有されるバインダーは、その粘度平均分子量を、
該最表面層に含有されるバインダーの、粘度平均分子量
以下のポリカーボネート樹脂にすることにより、残留溶
媒の量を減らすことが出来、その結果繰り返し使用時の
電位安定性が向上する。そして、最表面層の下に設けら
れた電荷輸送層に含有されるバインダーの粘度平均分子
量が50,000以下であることが好ましく、更に好ま
しくは20,000〜40,000の粘度平均分子量を
有するポリカーボネート樹脂である。
【0063】電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、特には
10〜40μmが好ましい。また、電荷輸送層が複数設
けられている場合は、電荷輸送層の最上層の膜厚は10
μm以下が好ましく、かつ、電荷輸送層の最上層の下に
設けられた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好まし
い。
【0064】感光体が単一層型の場合、上述したような
電荷発生物質と電荷輸送物質をバインダー樹脂に分散お
よび溶解した溶液を塗布乾燥することによって得ること
ができる。
【0065】本発明の感光層は、上述したように、所定
の層を塗布乾燥して作製されるが、乾燥後の残留溶媒量
は感光層の2%以下であり、好ましくは1.5%以下で
ある。このような、残留溶媒量にするには、乾燥温度が
90〜120℃好ましくは95〜120℃である。この
ような残留溶媒量にすると、繰り返し特性が向上する。
【0066】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板、 2)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上
に、アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラ
ミネートもしくは蒸着によって設けたもの、 3)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上
に、導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導
電性化合物の層を塗布もしくは蒸着によって設けたもの
等が挙げられる。
【0067】次に本発明の電子写真感光体を製造するた
めの塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、
円形量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、感光
層の表面層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させない
ため、又均一塗布加工を達成するためスプレー塗布又は
円形量規制型塗布等の塗布加工方法を用いるのが好まし
い。なお前記スプレー塗布については例えば特開平3−
90250号及び特開平3−269238号公報に詳細
にされ、前記円型量規制型塗布については例えば特開昭
58−189061号公報に詳細に記載されている。特
に、粘度平均分子量が大きくなり、塗布液の粘度が高く
なると、浸漬塗布やスプレー塗布では塗布液の流動性が
悪いため、塗布ムラを発生し易い。しかし、円型量規制
型塗布を適用すると、塗布ムラを生ずることなく均一な
塗布が可能である。
【0068】本発明において、粘度平均分子量100,
000より大きいポリカーボネート樹脂を含有する塗布
液は、円形量規制型塗布機を用いて塗布する。円形量規
制型塗布機は、例えば図3に示されるように中心線XX
に沿って垂直状に重ね合わせた円筒状基材51A,51
Bを連続的に矢示方向に上昇移動させ、その周囲を取り
囲み、基材51の外周面に対しスライドホッパー型塗布
装置の塗布に直接係わる部分(塗布ヘッドと略称する)
60により塗布液Lが塗布される。なお、基材としては
中空ドラム例えばアルミニウムドラム、プラスチックド
ラムのほかシームレスベルト型の基材でも良い。前記塗
布ヘッド60には、基材51側に開口する塗布液流出口
61を有する幅狭の塗布液分配スリット(スリットと略
称する)62が水平方向に形成されている。このスリッ
ト62は環状の塗布液分配室63に連通し、この環状の
塗布液分配室63には貯留タンク54内の感光液Lを圧
送ポンプ55により供給管64を介して供給するように
なっている。他方、スリット62の塗布液流出口61の
下側には、連続して下方に傾斜し基材の外寸よりやや大
なる寸法で終端をなすように形成されたスライド面65
が形成されている。さらに、このスライド面65終端よ
り下方に延びる唇状部66が形成されている。かかる塗
布装置による塗布においては、基材51を引き上げる過
程で、塗布液Lをスリット62から押し出し、スライド
面65に沿って流下させると、スライド面終端に至った
感光液は、そのスライド面終端と基材51の外周面との
間にビードを形成した後、基材表面に塗布される。過剰
の感光液は排出部67から排出される。
【0069】スライド面終端と基材は、ある間隙を持っ
て配置されているため基材を傷つける事なく、また性質
の異なる層を多層形成させる場合においても、既に塗布
された層を損傷することなく塗布できる。
【0070】本発明の円形量規制型塗布機を用いる塗布
方法では、スライド面終端と基材は、ある間隙を持って
配置されているため基材を傷つける事なく、また性質の
異なる層を多層形成させる場合においても、既に塗布さ
れた層を損傷することなく塗布できる。更に性質が異な
り同一溶媒に溶解する層を多層形成させる際にも、浸漬
塗布方法と比べて溶媒中に存在する時間がはるかに短い
ので、下層成分が上層側へ殆ど溶出しないし、塗布槽に
も溶出することなく塗布できる。
【0071】本発明の円形量規制型塗布機を用いる塗布
方法は、薄膜で均一な塗布膜を要求する電子写真感光体
ドラムの外周面への塗膜形成に効果的に用いられる。即
ちエンドレスに形成された連続面を有する基材の外周面
の塗布方法として用いられる。塗布は基材自体が移動し
ても塗布装置が移動しても良く、更に円筒状基材を回転
しても良い。
【0072】なお前記スプレー塗布及び円形量規制塗布
によれば、前記浸漬塗布等に比して塗布液の無駄な消費
がなく、下層を溶解、損傷することがなく、かつ均一塗
布が達成される等の利点を有する。
【0073】本発明においては導電性支持体の感光層の
間に、バリヤー機能とバインダー樹脂を兼備した下引層
を設けることもできる。
【0074】下引層用の材料としては、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウム等
が挙げられる。下引層の膜厚は、0.1〜10μmが好
ましく、特には0.1〜5μmが好ましい。
【0075】本発明においては、更に、支持体と下引層
との間に支持体の表面欠陥を補うための被覆を施すこと
や、特に画像入力がレーザー光の場合には問題となる干
渉縞の発生を防止することなどを目的とした導電層を設
けることができる。この導電層は、カーボンブラック、
金属粒子又は金属酸化物粒子等の導電性粉体を適当なバ
インダー樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して形成する
ことができる。導電層の膜厚は5〜40μmが好まし
く、特には10〜30μmが好ましい。
【0076】また、支持体の形状はドラム状でもシート
状でもベルト状でもよく、適用する電子写真装置に最適
した形状であることが好ましい。
【0077】本発明の像保持部材は、複写機、レーザー
プリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式プリ
ンター等の電子写真装置一般に適用し得るものである
が、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0078】図2に本発明の電子写真感光体を有する画
像形成装置の概略構成例を示す。
【0079】図2において10は像担持体である感光体
ドラムで、OPC感光層をドラム上に塗布し接地されて
時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン帯電器
で、感光体ドラム10周面に対し一様な帯電をコロナ放
電によって与えられる。この帯電器12による帯電に先
だって、前画像形成での感光体の履歴をなくすために発
光ダイオード等を用いた露光部11による露光を行って
感光体周面の除電をしてもよい。
【0080】感光体への一様帯電ののち像露光手段13
により画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の
像露光手段13は図示しないレーザーダイオードを発光
光源とし回転するポリゴンミラー131、fθレンズ等
を経て反射ミラー132により光路を曲げられ感光体ド
ラム上の走査がなされ、静電潜像が形成される。
【0081】その静電潜像は次いで現像器14で現像さ
れる。感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキ
ャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14
が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内
蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのま
わりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリ
エステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、
シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもの
で、現像剤は層形成手段によって現像スリーブ141上
に100〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬
送され、現像が行われる。この時通常は感光体ドラム1
0と現像スリーブ141の間に直流或いは交流バイアス
電位をかけて現像が行われる。
【0082】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の
潜像が像露光手段13によって形成される。3色目、4
色目についても2色目と同様の画像形成行程が行われ、
感光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0083】一方モノクロの電子写真装置では現像器1
4は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成
することができる。
【0084】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0085】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ18が圧接さ
れ、給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括して転
写される。
【0086】次いで記録紙Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離ブラシ19によって除電され感光体ドラム10
の周面により分離して定着装置20に搬送され、熱ロー
ラ201と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナ
ーを溶着したのち排紙ローラ21を介して装置外部に排
出される。なお前記の転写ローラ18および分離ブラシ
19は記録紙Pの通過後感光体ドラム10の周面より退
避離間して次なるトナー像の形成に備える。
【0087】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
10は、クリーニング装置22のブレード221の圧接
により残留トナーを除去・清掃し、再び11による除電
と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロ
セスに入る。なお感光体上にカラー画像を重ね合わせる
場合には前記のブレード221は感光体面のクリーニン
グ後直ちに移動して感光体ドラム10の周面より退避す
る。
【0088】尚30は像保持部部材、帯電手段、現像手
段及びクリーニング手段を一体化されている着脱可能な
カートリッジである。
【0089】電子写真装置として、上述の感光体や現像
手段、クリーニング手段等の構成要素のうち、複数のも
のを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユ
ニットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
例えば帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少な
くとも1つを感光体とともに一体に支持してユニットを
形成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置
本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成し
ても良い。このとき上記の装置ユニットの方に帯電手段
及び/または現像手段を伴って構成しても良い。
【0090】像露光手段は、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿
を読み取り信号化し、この信号に従ってレーザービーム
の走査、LEDアレイの駆動、または液晶シャッターア
レイの駆動を行い感光体に光を照射することなどにより
行われる。
【0091】尚、ファクシミリのプリンターとして使用
する場合には、像露光手段13は受信データをプリント
するための露光になる。
【0092】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0093】実施例1〜9及び比較例1〜5 <実施例用感光体1の作製>φ80mmのアルミニウム
ドラム上に共重合タイプのポリアミド樹脂「アミランC
M−8000」(東レ社製)1.5重量部をメタノール
90容量部とブタノール10容量部との混合溶媒中に溶
解してなる塗布液を浸漬塗布して膜厚0.3μmの中間
層を形成した。次にポリビニルブチラール樹脂「エスレ
ックBL−S」(積水化学社製)0.8重量部をメチル
エチルケトン80重量部とシクロヘキサノン20重量部
との混合溶媒中に溶解し、得られた溶液中に下記構造式
で示されるCGM1を4重量部(CGM/バインダーの
量比が5.0)混合、分散してなる塗布液を前記中間層
上に浸漬塗布して乾燥後の膜厚0.2μmの電荷発生層
を形成した。
【0094】
【化11】
【0095】次いでバインダーとしてポリカーボネート
樹脂「ユーピロンZ300」(三菱ガス化学社製)15
重量部と電荷輸送物質としての化6に示す化合物(T−
9)を10重量部をメチレンクロライド100容量部に
溶解してなる塗布液を前記電荷発生層上に浸漬塗布して
乾燥後の膜厚が25μmの第一の電荷輸送層を形成し
た。
【0096】更に、バインダーとしてポリカーボネート
樹脂「TS−2050」(帝人化成社製)1.5重量部
と表1の無機粒子0.6重量部と電荷輸送物質として化
6に示す化合物(T−9)1重量部を1,2−ジクロロ
エタン100容量部に溶解、分散してなる塗布液を前記
第一の電荷輸送層上に円形量規制型塗布機を用いて塗布
して、110℃で1時間乾燥後の膜厚が1μmの第二の
電荷輸送層を形成し、表1に示す実施例用感光体1を得
た。この時の残留溶媒量は感光層の0.18重量%であ
った。
【0097】<実施例用感光体2〜9及び比較例用感光
体1〜5の作製>感光体1のバインダーの種類、分子
量、感光体の乾燥温度、及び乾燥後の感光体の残留溶媒
量及びシリカ粒子の種類、体積平均粒径、バインダーに
対する割合(重量%)を表1のように変化させた他は感
光体1と同様にして実施例用感光体2〜9、比較例用感
光体1〜5を得た。
【0098】
【表1】
【0099】以上のようにして得た感光体を少なくとも
該感光体とクリーニング手段とが一体的にユニット化さ
れている、帯電、像露光、現像、転写、除電及びクリー
ニングの各工程を有するアナログ複写機「Konica
U−BIX4145」(コニカ社製)に装着して、常
温常湿下(20℃、60%)で各感光体毎に像形成テス
トを行い、得られた画像の画像評価及び電位変動量、1
0万回コピー後の減耗膜厚の測定を行った。
【0100】1)画像評価 前記感光体を順次前記複写機に装着し、中間調を有する
原稿を用いて10万回の画出しを行った。このとき帯電
器はスコロトロン帯電器が用いられ、グリッド制御によ
り前記感光体上には−750Vの一定帯電条件で像形成
が行われた。
【0101】前記10万回の像形成テストを行い、クリ
ーニング不良による地カブリの発生の有無、クリーニン
グブレードのめくれによるスジ故障の有無及び画像の鮮
明度等を目視により観察し、その結果を表2に示した。
【0102】2)電位変動量の測定 前記10万回の像形成テスト前後の黒紙電位(Vb)と
城紙電位(Vw)を測定し、その差ΔVb及びΔVwか
ら画出し前後の各感光体の電位変動量を求め、その結果
を表2に示した。
【0103】なお測定用原稿として反射濃度1.3のベ
タ黒領域と反射濃度0.0のベタ白領域を半々に有する
原稿を用い、前記スコロトロン帯電器による−750V
の帯電後、前記原稿からの像露光により形成された静電
潜像を現像器の位置に配置された電位計により測定し
て、前記黒紙電位(Vb)及び白紙電位(Vw)を測定
するようにした。
【0104】
【表2】
【0105】表2より実施例用の各感光体を用いた実施
例では繰り返し像形成の過程で黒紙電位及び白紙電位等
の電位変動及び膜厚減耗が少なく、地カブリ、スジ故障
等のない鮮明な画像が得られるが、比較例用の感光体を
用いた各比較例では繰り返し像形成の過程で地カブリや
スジ故障が発生し、また膜厚減耗も大きく、良好な画像
が得られないことがわかる。
【0106】実施例10及び比較例6 <実施例10用感光体及び比較例6用感光体の作製>φ
80mmのアルミニウムドラム上に実施例1用感光体と
同様にして中間層を形成した。次に実施例1用感光体で
用いた電荷発生物質1を6重量部及びバインダー樹脂と
してのポリカーボネート樹脂「TS−2050」20重
量部を1,2−ジクロロエタン100容量部に混合し、
サンドミルを用いて分散し、得られた分散液に電荷輸送
物質として(T−9)20重量部を混合溶解し、更に無
機粒子(アドマファインSO−C1)を16重量部混合
分散して塗布液を得た。この塗布液を用いて前記中間層
上に浸漬塗布して110℃1時間乾燥後の膜厚が23μ
mの感光層を形成して、実施例用感光体を得た。
【0107】一方、実施例10において乾燥条件を80
℃1時間とした他は実施例10と同様にして比較例用感
光体6を作製した。
【0108】前記U−BIX4145を正帯電用に改造
した改造機を用い、前記の様にして得た実施例10用及
び比較例6用の感光体を順次装着し、正帯電法とした他
は実施例1と同様にして10万回の像形成テストを行
い、得られた画像の画像評価及び初期の感光体の白紙電
位及び黒紙電位に対する10万回コピー後の感光体の各
電位変化量及び膜厚減耗を測定し、その結果を表3に示
した。
【0109】
【表3】
【0110】表3より実施例用感光体は電位変動量が少
なく、かつ地カブリやスジ故障のない鮮明な画像が得ら
れたが、比較例用感光体はいずれも地カブリやスジ故障
が発生し、鮮明な画像が得られなかった。
【0111】実施例11 <実施例用感光体11の作製>φ80mmのアルミニウ
ムドラム上に変性タイプのポリアミド樹脂「X−187
4M」(ダイセルヒュルス社製)2重量部をメタノール
90容量部とブタノール10容量部との混合溶媒中に溶
解してなる塗布液を浸漬塗布して膜厚0.3μmの中間
層を形成した。次にポリビニルブチラール樹脂「エスレ
ックBX−L」0.8重量部をメチルイソプロピルケト
ン100重量部に溶解し、得られた溶液中に下記構造式
で示される電荷発生物質2の、2重量部を混合、分散し
てなる塗布液を前記中間層上に浸漬塗布して乾燥後の膜
厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0112】
【化12】
【0113】次いでバインダー樹脂としてのポリカーボ
ネート樹脂「ユーピロンZ−300」20重量部と電荷
輸送物質(T−9)15重量部を1,2−ジクロロエタ
ン100容量部に溶解してなる塗布液を前記電荷発生層
上に浸漬塗布して乾燥後の膜厚が25μmの第一の電荷
輸送層を形成した。
【0114】次いでバインダー樹脂「Z800」6重量
部とシリカ粒子(SO−C1)2.4重量部、電荷輸送
物質(T−9)4重量部を1,2−ジクロロエタン10
0重量部に溶解してなる塗布液を前記第一の電荷輸送層
上に円形量規制型塗布機により塗布して、乾燥後の膜厚
が1μmの第二の電荷輸送層を形成し、実施例用感光体
11を得た。
【0115】前記複写機U−BIX4145に実施例1
1用感光体を順次装着し、実施例1と同様にして、負帯
電法で10万回の像形成テストを行い、得られた画像の
画像評価及び初期の感光体の白紙電位及び黒紙電位に対
する10万回コピー後の各電位変動量を測定し、結果を
表4に示した。
【0116】
【表4】
【0117】前記実施例11でも同様に10万回コピー
後の電位変動が少なくかつ良好な画像が得られた。
【0118】実施例12〜19及び比較例7〜11 <実施例用感光体12の作製>φ80mmのアルミニウ
ムドラム上に実施例1と同様に中間層、電荷発生層、第
一の電荷輸送層を形成した。更にバインダーとして下記
B−1構造のポリカーボネート樹脂(分子量250,0
00)1.5重量部と電荷輸送物質(T−9)1重量部
を1,2−ジクロロエタン100容量部に溶解、分散し
てなる塗布液を前記第一の電荷輸送層上に図3に示す円
形量規制型塗布機を用いて塗布し、110℃で1時間乾
燥後の膜厚が3μmの第2の電荷輸送層を形成し、表5
に示す実施例用感光体を12を得た。この時の残留溶媒
量(中間層を含む全感光層重量に対し)は0.41重量
%であった。
【0119】<実施例用感光体13〜19及び比較例感
光体7〜11の作製>感光体12の第二の電荷輸送層中
のバインダー、分子量、膜厚を表5のように変化させた
以外は感光体12と同様にして実施例用感光体13〜1
9及び比較例用感光体7〜9をえた。又比較例10では
実施例12の第2のCTLを設けず、代わりに第1のC
TL膜厚を28μmにした。更に比較例10では実施例
12の第一の電荷輸送層を設けず、代わりに第二の電荷
輸送層膜厚を28μmにした。この時の残留溶媒量は表
5に示す。評価は実施例1と同様に行い、結果を表6に
示す。
【0120】
【化13】
【0121】
【表5】
【0122】
【表6】
【0123】表6から、本発明の感光体は30万回コピ
ー後の電位変動が少なくかつ良好な画像が得られ膜厚の
減耗が少ないことが解る。
【0124】実施例20〜23 <実施例用感光体20〜23の作製>φ80mmのアル
ミニウムドラム上に実施例12と同様に中間層、電荷発
生層、第一の電荷輸送層、第二の電荷輸送層を形成し
た。但し、第一の電荷輸送層のバインダーと分子量及び
膜厚を表7の様に変更し感光体20〜23を得た。この
時の残留溶媒量(中間層を含む全感光層重量に対し)を
表7に示す。実施例1と同様な方法で行った評価結果を
表8に示す。
【0125】
【表7】
【0126】
【表8】
【0127】表8から、本発明の感光体は30万回コピ
ー後の電位変動が少なくかつ良好な画像が得られ膜厚の
減耗が少ないことが解る。
【0128】
【発明の効果】本発明によりクリーニング不良を起こす
事なく、高耐久性の電子写真感光体、その製造方法及び
該感光体を用いた電子写真装置並びに装置ユニットを得
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる感光体の層構成を示す断面図で
ある。
【図2】本発明に係わる画像形成装置の断面図である。
【図3】本発明に係わる塗布装置例の縦断面図である。
【図4】本発明に係わる塗布装置例の斜視図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 中間層 3 電荷輸送層(CTL) 4 電荷発生層(CGL) 5 保護層 6 感光層 10 感光体ドラム 11 発光ダイオード等を用いた露光部 12 スコロトロン帯電器 13 像露光手段 14 現像器 17 給紙ローラ 18 転写ローラ 19 分離ブラシ 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 クリーニング装置 30 像保持部部材、帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段を一体化されている着脱可能なカートリッジ 51 円筒状基材 54 貯留タンク 55 圧送ポンプ 60 塗布ヘッド 61 塗布液流出口 62 (処理液分配)スリット 63 塗布液分配室 64 供給管 65 スライド面 66 唇状部 L 塗布液

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、前記電子写真感光体の最表面層が粘
    度平均分子量40,000以上のポリカーボネート樹脂
    を含有し、かつ該感光層の残留溶媒量が該感光層の2重
    量%以下であることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該感光層が電荷発生層とその上に積
    層された複数の電荷輸送層から構成され、前記電子写真
    感光体の最表面層が粘度平均分子量100,000より
    大きいポリカーボネート樹脂を含有することを特徴とす
    る電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記ポリカーボネート樹脂が下記一般式
    (I)又は(II)の構造単位を有するポリカーボネート
    樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載の電
    子写真感光体。 【化1】 式中、R1〜R8及びR21〜R28はそれぞれ独立した水素
    原子、ハロゲン原子、各々置換若しくは無置換の炭素数
    1〜10のアルキル基、シクロアルキル基又はアリール
    基を表し、Zは4〜11の飽和又は不飽和の炭素環を形
    成する原子群を表し、R9は水素原子、炭素原子数1〜
    9のアルキル基又はアリール基を表す。
  4. 【請求項4】 前記ポリカーボネート樹脂が下記一般式
    (III)の構造単位を有するポリカーボネート樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の電子写真感
    光体。 【化2】 式中、R31〜R38はそれぞれ独立した水素原子、ハロゲ
    ン原子、各々置換若しくは無置換の炭素数1〜10のア
    ルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体の最表面層の下に設けら
    れた電荷輸送層に含有されるバインダーの粘度平均分子
    量が該最表面層に含有されるバインダーの粘度平均分子
    量以下のポリカーボネート樹脂であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体の最表面層の下に設けら
    れた電荷輸送層に含有されるバインダーの粘度平均分子
    量が50,000以下のポリカーボネート樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体の最表面層に、相対湿度
    80%の環境下で調湿した示差走査熱量分析における4
    0℃以上200℃以下の範囲の吸熱エネルギー変化量Δ
    Hが0〜20ジュール/gであり、且つ体積平均粒径
    0.05μm以上2μm以下であるシリカ粒子を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の
    電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 90〜120℃の乾燥温度で乾燥された
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の電
    子写真感光体。
  9. 【請求項9】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体の製造方法において、該感光層が電荷発生層と
    その上に積層された複数の電荷輸送層から構成され、前
    記電子写真感光体の最表面層を粘度平均分子量100,
    000より大きいポリカーボネート樹脂を含有する塗布
    液を円形量規制型塗布機を用いて塗布することを特徴と
    する電子写真感光体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項記載の感
    光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、該感光体上
    に形成された静電潜像を顕像化してトナー像とする現像
    手段、顕像化して得られた該感光体上のトナー像を転写
    材上に転写する転写手段及びトナー像転写後に該感光体
    上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング手
    段を有することを特徴とする電子写真装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれか1項記載の感
    光体と該感光体上を一様に帯電する帯電手段、該感光体
    上の静電潜像を顕像化する現像手段、該感光体上に顕像
    化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段、転写
    後の該感光体上の電荷を除去する除電手段及び転写後の
    該感光体上の残留するトナーをクリーニングするクリー
    ニング手段の少なくとも1つとが一体的に支持され、装
    置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とする装
    置ユニット。
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