JPH0943468A - 光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブル及びその製造方法

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JPH0943468A
JPH0943468A JP7216697A JP21669795A JPH0943468A JP H0943468 A JPH0943468 A JP H0943468A JP 7216697 A JP7216697 A JP 7216697A JP 21669795 A JP21669795 A JP 21669795A JP H0943468 A JPH0943468 A JP H0943468A
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
groove
sheath
cable
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP7216697A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okada
直樹 岡田
Masayoshi Yamanaka
正義 山中
Koichiro Watanabe
幸一郎 渡辺
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Hideyuki Iwata
秀行 岩田
Shigekazu Hayamizu
茂和 速水
Masaru Nozawa
優 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH0943468A publication Critical patent/JPH0943468A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現在、少心光ケーブルとして広く用いられて
いるテープ・スロット型のロッドの溝は、らせん状また
はSZ状である。そのため製造(押出し成形)が難し
く、コスト高になる。この点を解決する。 【構成】 直線状の溝24を持つスロットロッド22を
作る。このロッド22の溝24にテープ心線16を収納
した後、捻回装置34によりSZ状に捻回しながら押出
し機36に送り込み、シース38を被覆する。そのとき
同時に、テンションメンバ40を送り込んでシース38
の中に配置する。このようにすると、コア32をSZ状
に捻回してもテンションメンバのためケーブルは捻回さ
れず、SZ状態が保持される。ロッド22は、溝24が
直線状であるため製造が容易である。後分岐に際し、シ
ース38を除去すると、ロッド22は直線状に戻り、テ
ープ心線16が自然に溝24から出る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的少心の光ファ
イバケーブルとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、図3のような、テープ・スロッ
ト型が、最も一般的である。この構造は周知であるが、
簡単に述べると、次のとおりである。12はスロットロ
ッド(スペーサ)で、13はテンションメンバである。
スロットロッド12の周面に、らせん状またはSZ状の
溝14を有する。溝14にテープ心線16を収納する。
その上に押え巻18、シース20を施してケーブルとす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方向らせん状または
SZ状の溝14は、押出し成形によっており、製造が難
しい。したがって、それだけコスト高になる。また、ら
せん状またはSZ状の溝14にテープ心線16を正確に
収納するために、特別の制御が必要であり、これもコス
ト高の原因になる。なお、溝14をらせん状またはSZ
状にするのは、ケーブルを曲げたり巻回したりしたと
き、テープ心線16に過大な張力が加わらないようにす
るためで、光ケーブルに不可欠の要件である。
【0004】
【課題を解決するための手段】製造に際して、図1に模
型的に例示するように、 ・直線溝24を有するスロットロッド22を一方向に連
続走行させておいて、前記溝内に光ファイバ心線16を
収納し、 ・その後前記スロットロッド22を含むケーブルコア3
2をSZ状に捻回しながらその上に密着してプラスチッ
クシース38を、 ・テンションメンバ40を一体に配置した状態で、 ・押出し成形する(請求項2に対応)。
【0005】また、製造した光ケーブル42が、図1に
例示するように、 ・表面に溝24を有するスロットロッド22の溝24内
に光ファイバ心線16が収納され、スロットロッド22
を含むケーブルコア32上に密着してプラスチックシー
ス38が施されている光ファイバケーブル42におい
て、 ・前記シース38に、テンションメンバ40が一体に配
置してあり、 ・また前記溝24は直線溝であり、かつ当該直線溝24
を有するスロットロッド22がSZ状に捻回された状態
になっている、という構成をとるようにする(請求項1
に対応)。
【0006】なお、例示した上記図1では、スロットロ
ッド22の溝24の数が2で、Hグルーブの形状になっ
ている。しかし溝24の数は2だけに限定するものでな
い。たとえば、溝数が、1,3,4等の場合もあり得
る。
【0007】シース38は、ケーブルコア32と密着し
ていなければならない。したがって、製造に際しては密
着するように押出し成形しなければならない。
【0008】テンションメンバは、直線性を維持するた
めに、弾性係数が大きい(変形しにくい)材質でなけれ
ばならない。金属、FRP等が適当である。また、シー
ス38にテンションメンバ40一体に配置するというの
は、図1のようにシース38内にテンションメンバ40
を埋設内蔵する場合もあるし、テンションメンバ40を
シース38の外側に添わせて貼り付けた状態にする場合
等も含む、という意味である。テンションメンバ40の
数は、2本には限定されない。1本でも良いし、3本以
上でも良い。
【0009】特に、架空ケーブルにおいては一般にSS
D構造と呼ばれる図2のようなケーブル構造が知られて
いる。なお、同図において、44は架空ケーブルの全
体、46はメッセンジャワイヤー、48はPEシースで
ある。この構造においても、上記の本発明の構成をとる
ことが可能である。
【0010】
【作 用】 スロットロッド22の溝24が直線状であると、ス
ロットロッド22の製造(押出し成形)が容易であり、
溝24へのテープ心線16の収納も容易である。 シース38に、テンションメンバ40が一体に配置
してあり、かつシース38とケーブルコア32とが密着
していると、ケーブルコア32をSZ状に捻回してもケ
ーブルは捻回されない。すなわち、スペーサロッド22
を含むケーブルコア32のSZ状態が保持される。 後分岐のために、シース38を除去すると、後記の
ように、スペーサロッド22を含むケーブルコア32は
直線状に戻り、テープ心線16は自然に溝24から出る
ようになる。
【0011】
【実施例】Hグルーブ型のスロットロッド22を用いる
場合の例の製造を、図1について述べる。なお、同図
(a)は、Aの右側にA’以下を続けて描くべきである
が、図面横幅に制限があるため、上下2段に分けたもの
である。スロットロッド22は、その中心軸に対して背
中合わせになっている2つの、直線状の溝24を有す
る。このスロットロッド22を、同図(a)の左から右
に連続走行させる。スロットロッド22の溝24に、テ
ープ心線16を収納する。それから、テープ26の縦添
えと紐28の粗巻きからなる押え巻30を施して、ケー
ブルコア32とする。
【0012】ケーブルコア32を、SZ捻回装置34に
より捻回しながら押出し機36(のクロスヘッド)に送
り込み、ケーブルコア上に密着してシース38を押出し
被覆する。そのとき同時に、押出し機36に、2本のテ
ンションメンバ40を180°間隔で送り込み、これら
が、シース38の中に埋設された形で配置されるように
する。 以上のようにして、光ケーブル42を製造す
る。同図(b)に光ケーブル42の断面を示す。
【0013】後分岐の状況を図2に付いて述べる。な
お、この図は、光ケーブル42内のスロットロッド22
と溝24だけを模型的に示したものである。同図(a)
では、スロットロッド22がSZ状に捻回されているた
め、溝24もSZ状になっている。同図(b)のよう
に、後分岐のためにシース38を除去すると、捻回され
ていたスロットロッド22が、ほぼ直線状に戻る。する
と、溝24もまた、ほぼ直線状に戻り、自然にテープ心
線16が溝24から出てくるため、作業性が良好であ
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明においては、 (1)シース38にテンションメンバ40が一体に配置
してあり、かつシース38とケーブルコア32とが密着
しているので、ケーブルコア32がSZ状に捻回してあ
ってもケーブルは捻回されない。すなわち、ケーブルコ
ア32のSZ状態が保持される。 (2)ケーブル内で、溝24がSZ状態を保っており、
したがって、テープ心線16もSZ状になっているの
で、ケーブルが曲げられたときも、テープ心線16に過
大な張力が加わらない。
【0015】請求項2の発明においては、 (1)スロットロッド22の溝24が直線状であるの
で、スロットロッド22の製造(押出し成形)が容易で
あり、溝24へのテープ心線16の収納も容易である。 (2)集合工程〜シース工程をタンデムとし、集合時に
光ファイバの実装、ケーブルコア32のSZ捻回を行う
ため、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関するもので、(a)は製造
方法の説明図、(b)はケーブルの断面図((a)のB
断面)。
【図2】本発明を架空ケーブルに適用した場合の説明
図。
【図3】本発明のケーブルにおける後分岐の状況の説明
図。
【図4】従来技術の説明図。
【符号の説明】
12 スロットロッド 14 溝 16 テープ心線 18 押え巻 20 シース 22 スロットロッド 24 溝 26 テープ 28 紐 30 押え巻 32 ケーブルコア 34 SZ捻回装置 36 押出し機 38 シース 40 テンションメンバ 42 光ケーブル 44 架空ケーブル 46 メッセンジャワイヤー 48 シース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 幸一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 岩田 秀行 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 速水 茂和 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 野澤 優 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に溝を有するスロットロッドの当該
    溝内に光ファイバ心線が収納され、前記スロットロッド
    を含むケーブルコア上に密着してプラスチックシースが
    施されている光ファイバケーブルにおいて、前記シース
    にテンションメンバが一体に配置してあり、また前記溝
    は直線溝であり、かつ当該直線溝を有するスロットロッ
    ドがSZ状に捻回された状態になっている、光ファイバ
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 直線溝を有するスロットロッドを一方向
    に連続走行させておいて、前記溝内に光ファイバ心線を
    収納し、その後前記スロットロッドを含むケーブルコア
    をSZ状に捻回しながらその上に密着してプラスチック
    シースを、テンションメンバを一体に配置した状態で押
    出し成形する、光ファイバケーブルの製造方法。
JP7216697A 1995-08-02 1995-08-02 光ファイバケーブル及びその製造方法 Pending JPH0943468A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011158573A1 (ja) 2010-06-17 2011-12-22 富士フイルム株式会社 立体画像表示制御装置およびその動作制御方法
JP2012185259A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Sumitomo Electric Ind Ltd ケーブル及びその製造方法

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WO2011158573A1 (ja) 2010-06-17 2011-12-22 富士フイルム株式会社 立体画像表示制御装置およびその動作制御方法
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Effective date: 20020416