JPH0942379A - フライホイルとこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
フライホイルとこれを用いた画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0942379A JPH0942379A JP7210199A JP21019995A JPH0942379A JP H0942379 A JPH0942379 A JP H0942379A JP 7210199 A JP7210199 A JP 7210199A JP 21019995 A JP21019995 A JP 21019995A JP H0942379 A JPH0942379 A JP H0942379A
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- Japan
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- flywheel
- inertia
- image forming
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Abstract
て駆動源にかかる負荷トルクを抑制する。 【構成】フライホイルの内部に回転半径方向、内外方向
に変位可能の慣性体を設ける。
Description
ンタなどの画像形成装置、とくに、その駆動部に用いる
に適したフライホイールに関するものである。
おいては、駆動部から生ずる高周波振動成分によって画
像形成用の各部位が振動して、これが画質に悪影響を及
ぼすおそれがある。このような事態を回避するために、
駆動部適所にフライホイールを配設して振動成分による
影響を低減するようなものが既に提案されている。
の部材たるフライホイールを利用する手法では、回転駆
動が開始してから定速回転に至る加速時、定速回転から
停止に至る減速時には駆動モータの負荷が著しく大きく
なり、このために大出力のモータが必要となり、その大
型化によるスペース、ココトの問題、発熱量の増大によ
る冷却手段の必要性などが生じて、装置の小型、低コス
ト化の妨げにならざるを得ない。
れたものであって、慣性モーメントの大きさを制御でき
るようなフライホイールを駆動部に装着することによっ
て上述のような問題を好適に回避でき、画質の向上にも
資するような小型、低コストの画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
成するため、本発明は、駆動回転が加速ないし減速回転
しているときには慣性能率が小さくなり、定速回転時に
これが最大になるように制御できるフライホイル
(1)、または、上記(1)のものにおいて、駆動軸に
固定されてフライホイルを構成する中空ハウジング内
の、前記駆動軸に近接する部位に電磁石を配設し、ハウ
ジング中空部にフライホイル半径方向に移動可能の慣性
体を内蔵したことを特徴とするフライホイル(2)、ま
たは、上記(1)のものにおいて、駆動軸に固定されて
フライホイルを構成する中空ハウジング内の、該ハウジ
ング外周内面に適数の板ばねの一部を固定し、該ばねの
他部を自由状態にして該部に慣性体を取着するととも
に、前記板ばねは、フライホイル停止時には前記慣性体
が前記中空ハウジングの半径方向内方に位置するように
習性づけられていることを特徴とするフライホイル
(3)、または、次容器(1)乃至(3)のいずれか記
載のフライホイルを駆動部に装着した画像形成装置
(4)である。
ホイルの慣性能率を制御可能とするとともに、これを画
像形成装置に適用することによってその小型化を可能と
するとともに、画質の向上にも資する。
ルを具備した画像形成装置の概略側断面図であって、以
下その構成、作用について略述する。画像形成装置本体
内には、像担持体、現像器などを内装して一体のカート
リッジに形成した現像/転写ユニット7が配設してあ
る。カセット2から給紙ローラ4によって取り出された
転写材1は像担持体上のトナー像にタイミングを合わせ
て、前記ユニット7の像担持体と装置本体側の転写ロー
ラなどの転写手段とが対向する転写部位に搬送され、こ
こで像担持体側のトナー像が転写材に転移する。その
後、転写材1は定着装置8に搬送され、ここでトナー像
が転写材に定着固定された後排紙トレイ9に排出される
ものとする。
7、定着装置8に駆動力を供給する駆動ユニットで、符
号11は駆動モータ、符号12A、12B、2C、12
Dは駆動力を伝達するギヤ、符号13はギヤ12Cと同
軸に保持されて同移送で回転するフライホイールであ
る。
みを示す拡大側断面図である。軸17には、ねじ18
A、18Bによって該軸に固着されたフライホイール1
3と、同じくねじ20A、20Bによって固着されたギ
ヤ19が同相で回転するように配設してある。
ング14を具備しており、その内部にあって中心近傍に
は電磁石15が固定配置してあり、その外側には適数の
磁性慣性体16が前記中空部内にあって半径方向に摺動
自在となっている。また、前記中空部内にあって、前記
磁性慣性体16は少なくとも2個配置されており、軸1
7の中心に対して対称に存在するように配設するのがよ
い。さらに、各磁性慣性体は、例えば、ケーシング内面
において半径方向に延設したリブと、これに係合する慣
性体側の凹部とによって、慣性体を半径方向にのみ移動
できるようにするなど適宜の手段によって、半径方向の
移動に際して衝突や不整な移動によってフライホイルに
異常な振動が発生したりしないようにするのが好適であ
る。
ホイール13が回転すれば内部の磁性慣性体16は半径
方向外報に移動し、このときフライホイールの慣性モー
メントは大きくなる。電磁石15に通電すると、磁性慣
性体16がこれに吸引されて半径方向内方に移動してフ
ライホイールの慣性モーメントは小さくなる。
用すると、駆動を開始して定速回転に至る迄の加速領域
においては、電磁石15に通電してフライホイールの慣
性モーメントが小さい状態で駆動し、定速回転に入った
ら通電を停止してフライホイールを最大慣性モーメント
の状態で回転させる。駆動モータが減速回転領域に入る
前に再び電磁石15に通電して磁性体16を中心方向に
変位させてフライホイール13の慣性モーメントを小さ
くして停止させる。
ータの負荷トルクの最大値を低減することが可能とな
る。「図3」は上記のシーケンスを用いた場合のモータ
の負荷トルクと公知の慣性モーメント一定のフライホイ
ールを用いた場合の様子を対比したものである。従って
本発明を適用することによって、小型で発熱量を抑えた
モータの使用が可能になるとともに、画像から高周波振
動成分の影響を排除して良質の画像を得ることができ
る。
ライホイールの断面図である。回転軸22にねじ23
A、23Bによってフライホイール21が取着してあ
る。該フライホイール21は中空状のケーシング24を
具備しており、該ハウジング24の外周側内面には常態
において、「図4」に示すように、V字状に拡開した複
数個のばね25の一方の脚部が取着してあり、ハウジン
グ24の半径方向内側に開いた他方の脚部には慣性体2
6が夫々取着してある。
り、フライホイルが停止から定速に至る加速領域では、
フライホイル21は慣性能率が小さい状態からスタート
するから、駆動モータの負荷トルクを抑制することにな
る。
慣性体25は、ばね25の作用に抗して「図5」に示す
ようにハウジング外周内面に当接するような位置をと
り、この時フライホイルは慣性能率が最大の状態となる
から、フライホイルとして最も好ましい状態で回転する
ことになる。
性体26は半径方向内方に偏位するからフライホイルの
逐次慣性能率が小さくなるので、制動が利き易い状態で
停止させることになるので、この場合にも駆動モータの
負荷トルクの軽減に有効である。
動部に適用することによって、小型で発熱量も抑えられ
るモータの使用が可能となり、高周波振動成分による画
質の劣化にも対応できる。
きるフライホイルを画像形成装置の駆動部位に装着する
ことによって、加速回転時、減速回転時におけるモータ
の負荷トルクを小さく抑えることが可能となり、モータ
の小型化、冷却手段を不要ないしは小型化することが可
能となり、高周波振動による画質の劣化を回避でき、良
質の画像を得るに資する画像形成装置を提供できる。
断面図
示す断面図
Claims (4)
- 【請求項1】駆動回転が加速ないし減速回転していると
きには慣性能率が小さくなり、定速回転時にこれが最大
になるように制御できるフライホイル。 - 【請求項2】駆動軸に固定されてフライホイルを構成す
る中空ハウジング内の、前記駆動軸に近接する部位に電
磁石を配設し、ハウジング中空部にフライホイル半径方
向に移動可能の慣性体を内蔵したことを特徴とする「請
求項1」記載のフライホイル。 - 【請求項3】駆動軸に固定されてフライホイルを構成す
る中空ハウジング内の、該ハウジング外周内面に適数の
板ばねの一部を固定し、該ばねの他部を自由状態にして
該部に慣性体を取着するとともに、前記板ばねは、フラ
イホイル停止時には前記慣性体が前記中空ハウジングの
半径方向内方に位置するように習性づけられていること
を特徴とする「請求項1」記載のフライホイル。 - 【請求項4】「請求項1」乃至「請求項3」のいずれか
記載のフライホイルを駆動部に装着した画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210199A JPH0942379A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | フライホイルとこれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210199A JPH0942379A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | フライホイルとこれを用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942379A true JPH0942379A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16585435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7210199A Pending JPH0942379A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | フライホイルとこれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0942379A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10318333A (ja) * | 1997-05-19 | 1998-12-04 | Ricoh Co Ltd | フライホイール |
KR20030092299A (ko) * | 2002-05-29 | 2003-12-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 주파수 가변형 비틀림 댐퍼 시스템 |
CN104455203A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-03-25 | 江苏大学 | 惯质系数两级可调式惯容器 |
CN112379117A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-19 | 北京理工大学 | 磁电式旋转角速度和角加速度一体化传感器 |
CN112379118A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-19 | 北京理工大学 | 一种旋转角速度和旋转角加速度一体化测量装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP7210199A patent/JPH0942379A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10318333A (ja) * | 1997-05-19 | 1998-12-04 | Ricoh Co Ltd | フライホイール |
KR20030092299A (ko) * | 2002-05-29 | 2003-12-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 주파수 가변형 비틀림 댐퍼 시스템 |
CN104455203A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-03-25 | 江苏大学 | 惯质系数两级可调式惯容器 |
CN112379117A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-19 | 北京理工大学 | 磁电式旋转角速度和角加速度一体化传感器 |
CN112379118A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-19 | 北京理工大学 | 一种旋转角速度和旋转角加速度一体化测量装置 |
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