JP2000330420A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000330420A
JP2000330420A JP11141292A JP14129299A JP2000330420A JP 2000330420 A JP2000330420 A JP 2000330420A JP 11141292 A JP11141292 A JP 11141292A JP 14129299 A JP14129299 A JP 14129299A JP 2000330420 A JP2000330420 A JP 2000330420A
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Japan
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rotating body
image forming
driving
photosensitive drum
forming apparatus
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JP11141292A
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Toru Makino
徹 牧野
Yoshihiko Fukuo
兆彦 福王
Atsushi Onishi
淳 大西
Taku Saito
卓 齋藤
Tadashi Miwa
正 三輪
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より効果的に、感光ドラムなどの回転体の回転
変動を抑止可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】エンコーダ18の検出結果に基づいて、感
光ドラム4の回転速度ムラを検出でき、かかる検出結果
に基づいて、感光ドラム4が増速したときは、補助駆動
モータ19の駆動力を弱めて、感光ドラム4の駆動力に
対して負荷が大きくなるように調整し、感光ドラム4が
減速したときは、補助駆動モータ19の駆動力を強め
て、感光ドラム4の駆動力に対して負荷が小さくなるよ
うに調整することによって、その回転速度ムラを抑止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば感光ドラム
などの像担持体における回転変動を抑止できる画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置である複写機やプリンタの
あるタイプにおいては、所定の回転速度で回転する感光
ドラムの外周面を帯電させ、帯電した外周面にレーザ光
を用いて走査露光して静電潜像を形成し、これにトナー
を吸着させることによってトナー像を形成し、かかるト
ナー像を転写することによって、紙に画像を形成できる
ようになっている。
【0003】かかる画像形成装置において、レーザ光の
照射に対して、感光ドラムの回転が正確に同期するよう
に、感光ドラムを駆動する駆動モータの制御が行われる
ようになっている。ところが、感光ドラムと駆動モータ
とを連結する動力伝達系における歯車のフレなどによっ
て、感光ドラムに回転速度ムラが生じることがある。こ
のような回転速度ムラにより、レーザ光の照射ピッチが
ばらつくという、いわゆるピッチムラが生じることとな
る。かかるピッチムラは、例えばカラー複写機などにお
いては、画像の色ズレを生じさせる一因となる。
【0004】従って、画像の画質を高く維持するために
は、感光ドラムの回転速度ムラを極力抑止する必要があ
る。このため、従来技術では、感光ドラムの回転速度ム
ラをエンコーダなどにより検出して、感光ドラムを駆動
する駆動モータにフィードバック制御を行って、回転速
度ムラに応じて駆動力を調整することにより、かかる回
転速度ムラを抑止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
駆動モータの制御により、感光ドラムの回転速度ムラを
抑止する場合における一つの問題点は、制御系の応答性
が比較的低いことである。より具体的には、感光ドラム
は大きな慣性モーメントを有するため、これを迅速に加
速あるいは減速しようとすると、大きな駆動力あるいは
制動力を必要とする。ところが駆動モータは、原則的に
は感光ドラムを所定の回転速度で回転させるに十分な能
力を有していれば足りるため、駆動力に大きな余裕はな
く、また大きな制動力も有してはいない。
【0006】従って、このような駆動モータに供給する
電流を増大もしくは減少させて、感光ドラムの回転速度
を変更しようとしても、その変更は比較的穏やかに行わ
れることになる。すなわち、駆動モータの制御によって
抑止可能な感光ドラムの回転速度ムラは、例えば30H
z前後という、比較的低い周波数のものに限られてい
た。
【0007】ところが、ピッチムラは、感光ドラムの回
転速度ムラが100Hzから200Hz程度の比較的高
い周波数で発生する傾向があり、従って、駆動モータの
制御のみでは、ピッチムラを抑えることは困難であっ
た。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、より効果的に、感光ドラムなどの回転体の回転変動
を抑止可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の画像形成装置は、画像形成手段によって形
成された像を担持する像担持体を備えた回転体と、前記
回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の回転角変
位、速度、又は加速度を検出する検出手段と、前記検出
手段の検出結果に応じて、前記回転体の回転時における
負荷を調整する調整手段と、を有することを特徴とす
る。
【0010】更に、本発明の画像形成装置は、画像形成
手段によって形成された像を担持する像担持体を備えた
回転体と、前記回転体を駆動する駆動軸を有する駆動手
段と、前記回転体の回転角変位、速度、又は加速度を検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、
前記駆動軸に対する前記回転体の位相を調整する位相調
整手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の画像形成装置によれば、画像形成手段
によって形成された像を担持する像担持体を備えた回転
体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の
回転角変位、速度、又は加速度を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて、前記回転体の回転時
における負荷を調整する調整手段と、を有するので、前
記検出手段の検出結果に基づいて、前記回転体の回転速
度ムラを検出できるため、例えば前記調整手段が、かか
る検出結果に基づいて、前記回転体が増速したときは、
前記回転体の駆動力に対して負荷が大きくなるように調
整し、前記回転体が減速したときは、前記回転体の駆動
力に対して負荷が小さくなるように調整することによっ
て、前記回転体の回転速度ムラを抑止することができ
る。尚、前記検出手段は、前記回転体の回転角変位、速
度、又は加速度を直接求めることができるほか、例えば
検出した回転角変位と、時間とに基づいて、前記回転体
の速度、加速度を演算により間接的に求めることもでき
る。従って、前記調整手段は、いずれの態様で求められ
た変位、速度、加速度であっても、その少なくとも一つ
を用いて負荷調整を行うことができる。
【0012】更に、前記調整手段が、前記回転体を駆動
する付加的駆動手段であれば、前記回転体が減速したと
きは、駆動力を増大させることによって相対的に負荷を
小さくし、それにより前記回転体を加速させることがで
きる。
【0013】また、前記付加的駆動手段が、前記回転体
の回転軸と平行な駆動軸を有する補助駆動モータであ
り、前記駆動モータの駆動軸と、前記回転体の回転軸と
はベルトにより連結されていれば、例えばギヤ駆動に比
べて、より円滑に駆動力を付与できるため、回転速度ム
ラの新たな原因を生じさせることがない。
【0014】一方、前記付加的駆動手段が、前記回転体
の回転軸を駆動軸とする補助駆動モータであれば、回転
速度ムラの原因となるギヤ駆動を介さず、より円滑に駆
動力を付与できる。
【0015】更に、前記調整手段が、前記回転体に回転
抵抗を付与する制動装置であれば、前記回転体が増速し
たときは、駆動力に対して相対的に負荷を大きくし、そ
れにより前記回転体を減速させることができる。
【0016】本発明の画像形成装置によれば、画像形成
手段によって形成された像を担持する像担持体を備えた
回転体と、前記回転体を駆動する駆動軸を有する駆動手
段と、前記回転体の回転角変位、速度、又は加速度を検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、
前記駆動軸に対する前記回転体の位相を調整する位相調
整手段と、を有するので、例えば前記調整手段が、かか
る検出結果に基づいて、前記回転体が増速したときは、
前記駆動軸に対する前記回転体の位相を遅らせるように
調整し、前記回転体が減速したときは、前記駆動軸に対
する前記回転体の位相を早めるように調整することによ
って、前記回転体の回転速度ムラを抑止することができ
る。尚、前記検出手段は、前記回転体の回転角変位、速
度、又は加速度を直接求めることができるほか、例えば
検出した回転角変位と、時間とに基づいて、前記回転体
の速度、加速度を演算により間接的に求めることもでき
る。従って、前記調整手段は、いずれの態様で求められ
た変位、速度、加速度であっても、その少なくとも一つ
を用いて位相調整を行うことができる。
【0017】更に、前記位相調整手段が、前記駆動軸と
前記回転体とを連結し、前記検出手段の検出結果に応じ
て変形する変形部材を含んでいれば、前記変形部材の変
形により、前記駆動軸に対する前記回転体の位相を調整
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる画像形成装置である複写機の内部構成を示す概略
図である。
【0019】原稿の画像は、複写機1の画像読取り部
(不図示)により読み取られ、所定の画像処理を施され
た後に画像信号としてメモリに一旦格納される。一方、
像担持体としての感光ドラム4は、図1において時計回
りに回転し、これに同期するようにして、前記の画像信
号がメモリから読み出されて、レーザ書込み部2に入力
されることとなる。
【0020】レーザ書込み部2において、画像信号に応
じて半導体レーザ2aから照射されたレーザビームLB
は、ポリゴンミラー2bの反射面で所定の走査方向に反
射されて、ミラー2cを経て、予め帯電器3により電荷
を付与されている感光ドラム4の感光面(外周面)を走
査露光する。この走査露光によって感光ドラム4の感光
面には、原稿画像の静電潜像が形成されることとなる。
かかる静電潜像は、現像器7から供給される現像剤によ
って反転現像されて、トナー画像となる。
【0021】一方、給紙カセット8からは、転写紙Pが
送り出しローラ9の作動により搬出され、画像の転写部
に向かって給紙される。給紙された転写紙Pは、給紙ロ
ーラ10によりタイミング調整が行われ、感光ドラム4
の周面上のトナー画像と同期して、感光ドラム4の下部
にある転写器11へと給送され、ここで感光ドラム4の
トナー像が転写紙Pに転写される。
【0022】次いで転写紙Pは、分離器12の除電作用
により、感光ドラム4の周面より分離され、搬送べルト
13を介して定着器6へと搬送され、上ローラ6aと下
ローラ6bとの挟着で熱と圧力とによりトナーが溶着さ
れて、転写紙Pに永久画像が形成されるようになってい
る。
【0023】尚、上ローラ6a及び下ローラ6bそれぞ
れは、温度センサにより温度検出がなされており、後述
する温度制御により定着動作の際には、所定の設定温度
になるように制御されている。この定着の後、転写紙P
は複写機1の外部へと排出されるようになっている。
【0024】一方、転写紙Pを分離した感光ドラム4
は、クリーニング装置5において圧接するブレード5a
により残留トナーを除去、清掃したのち、再び帯電器3
により電荷の付与を受けて、次なる画像形成のプロセス
に入ることとなる。
【0025】図2は、感光ドラムの回転速度ムラを抑止
可能な第1の実施の形態にかかる構成を示す概略図であ
る。図2において、不図示の軸受により回転自在に支持
されたドラム軸4aは、感光ドラム4と一体的に回転す
るようになっている。感光ドラム4の左方には、ギヤ1
4が取り付けられている。一方、駆動モータ16の回転
軸に取り付けられたギヤ15は、ギヤ14に噛合してい
る。駆動手段である駆動モータ16は、駆動装置17か
らの駆動信号に基づき駆動力を発生し、ギヤ15,14
を介して、感光ドラム4を所定の回転速度で回転させる
ようになっている。
【0026】感光ドラム4の右方において、ドラム軸4
aにはプーリ21が取り付けられている。プーリ21
と、それに対して平行に配置されたプーリ22との間に
は、平ベルト20が張設されている。プーリ22は、補
助駆動モータ19の回転軸に取り付けられている。
【0027】ドラム軸4aの右方端には、検出手段であ
るエンコーダ18が取り付けられ、ドラム軸4aの回転
速度(時間に対する回転角変位量)を精密に測定して、
対応する検出信号を出力可能となっている。エンコーダ
18は、演算回路23を介して信号発生回路24へと信
号伝達可能に接続されており、一方、信号発生回路24
は、補助駆動モータ19に印加する電圧を増減すること
により、付加的駆動手段としての補助駆動モータ19が
発生する補助駆動力を変更可能となっている。
【0028】次に、本実施の形態に動作について説明す
る。尚、本実施の形態において、補助駆動モータ19
と、プーリ21,22及び平ベルト20から構成される
補助駆動系は、所定の回転抵抗を有しており、基準速度
で回転する感光ドラム4に対して、電圧VSを印加され
た場合に、かかる回転抵抗に釣り合った駆動力が補助駆
動モータ19から出力されるようになっている。従っ
て、感光ドラム4に回転速度ムラが生じていないとき
は、補助駆動モータ19には、電圧VSが印加され、そ
れにより、補助駆動系は、駆動軸4aに対していかなる
駆動力も負荷も付与しないこととなる。
【0029】ここで、駆動モータ16により駆動される
感光ドラム4において、回転速度ムラが生じたものとす
る。かかる回転速度ムラは、縦軸に速度、横軸に時間を
とったときに周期的なカーブにより表される。
【0030】このとき、エンコーダ18からの検出信号
は、図3(a)に示すように、回転速度ムラに対応して
変動し、基準速度信号Sに対して上下する。演算回路2
3は、かかる検出信号を基準速度信号Sと比較し、その
速度偏差を求める。例えば、図3(a)において、時間
t1においては、速度偏差はマイナス方向にΔS1とな
っている。
【0031】そこで、信号発生回路24は、時間t1に
おいては、図3(b)に示すように、補助駆動モータ1
9に印加する駆動電圧を基準電圧VSより高いV1と
し、それに応じた駆動力を発生させるように制御する。
それにより、感光ドラム4は加速されるため、速度変動
が抑えられることとなる。
【0032】一方、時間t2においては、速度偏差はプ
ラス方向にΔS2となっているから、信号発生回路24
は、時間t2においては、図3(b)に示すように、補
助駆動モータ19に印加する駆動電圧を基準電圧より低
いV2とし、それに応じた駆動力を発生するように制御
する。かかる場合、補助駆動モータ19の駆動力は、補
助駆動系の回転抵抗に打ち勝つことができないため、補
助駆動系は全体的にドラム軸4aに対して負荷を付与
し、それにより感光ドラム4が減速され、速度変動が抑
えられることとなる。
【0033】このように、本実施の形態によれば、補助
駆動モータ19を含む補助駆動系が、ドラム軸4aに付
与される駆動力と負荷とのバランスを適切に調整するの
で、感光ドラム4の回転速度ムラを効率的に抑止でき、
それにより高画質な画像を形成できるようになってい
る。尚、エンコーダ18からの検出信号を微分、積分す
ることによって求めた値を制御に用いても良い。
【0034】図4は、感光ドラムの回転速度ムラを抑止
可能な第2の実施の形態にかかる構成を示す概略図であ
る。第2の実施の形態が、図2に示す第1の実施の形態
と異なるのは、補助駆動モータとドラム軸とをベルトに
より連結せずに、ドラム軸に直付けした点である。
【0035】より具体的には、図4において、ステッピ
ングモータである補助駆動モータ25は、感光ドラム4
の左方における、ドラム軸4aの周囲に配置され、信号
発生回路24から出力される信号に基づき、ドラム軸4
aを直接駆動可能となっている。補助駆動モータ25を
貫通したドラム軸4aの左端は、上述した第1の実施の
形態と同様に、ギヤ14に取り付けられている。その他
の構成に関しても、第1の実施の形態と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0036】本実施の形態によれば、上述した実施の形
態の効果に加え、更に補助駆動モータ25が、ベルトな
どの伝達手段を用いることなく、ドラム軸4aを直接駆
動できるので、よりコンパクトな構成が供されるほか、
補助駆動力の伝達手段に起因して生じる恐れのある回転
速度ムラを排除することができる。
【0037】ところで、補助駆動モータを用いて回転速
度ムラを抑止する制御における一つの問題は、感光ドラ
ムを減速させるために、補助駆動モータの負荷抵抗を利
用しているため、補助駆動モータへの供給電圧をゼロと
した時の負荷抵抗以上の負荷抵抗をドラム軸に付与する
ことはできないということである。従って、迅速に感光
ドラムを減速させようとしても、かかる負荷抵抗が小さ
ければ、減速が間に合わない恐れがある。これに対し、
以下に述べる実施の形態においては、かかる問題を解消
することができる。
【0038】図5は、感光ドラムの回転速度ムラを抑止
可能な第3の実施の形態にかかる構成を示す概略図であ
る。第3の実施の形態が、第1、2の実施の形態と異な
るのは、補助駆動モータに変えて、制動装置としてのパ
ウダーブレーキを設けた点である。
【0039】より具体的には、図5において、パウダー
ブレーキ30は、感光ドラム4の左方におけるドラム軸
4a左端に配置され、信号発生回路24から出力される
信号に基づき、ドラム軸4aに制動力すなわち負荷を付
与するようになっている。パウダーブレーキ30の構成
については、既に公知であるので、その説明は省略する
が、与えられた電流値に応じて制動力を変更可能な機能
を有するものである。補助駆動モータの代わりにパウダ
ーブレーキを設けた点以外は、第1又は第2の実施の形
態と同様であるので、構成の説明を省略する。
【0040】本実施の形態によれば、感光ドラム4の増
速状態に関わらず、それに対応する制動力を、パウダー
ブレーキ30がドラム軸4aに対して迅速に付与するこ
とができるため、より精度良く回転速度ムラを抑止する
ことができる。尚、かかるパウダーブレーキ30は、上
述した補助駆動モータと一緒に用いても良い。
【0041】図6,7は、感光ドラムの回転速度ムラを
抑止可能な第4の実施の形態にかかる構成を示す概略図
であり、図7は、図6の構成をVII-VII線で切断し矢印
方向に見た図である。第4の実施の形態が、上述した実
施の形態と異なる点は、感光ドラムの回転速度ムラに応
じて、ドラム軸に駆動力又は負荷を付与するのではな
く、ドラム軸と感光ドラムとの位相を調整する点であ
る。
【0042】より具体的には、図6において、感光ドラ
ム4は、ドラム軸4aに対して、不図示の軸受などを介
して回転自在に支持されている。感光ドラム4の左方に
おいて、ドラム軸4aから棒部材27が水平に突出して
いる。図7に示すように、棒部材27の上下にスキマな
く接するようにして、一対の圧電素子26,26’が配
置されている。圧電素子26,26’を固定したホルダ
18,18’は、ボルト29,29’により、感光ドラ
ム4の左方側面に取り付けられている。
【0043】変形部材である圧電素子26,26’は、
信号発生回路24から出力される信号に基づき、垂直方
向にそれぞれ伸縮自在となっており、各圧電素子26,
26’に対して信号発生回路24から出力される信号
は、絶対値は同一であるが正負が逆となっており、例え
ば図7に示す上方の圧電素子26が長さΔだけ縮むと、
下方の圧電素子26’は同一長さΔだけ伸びるようにな
っている。
【0044】本実施の形態の動作について説明すると、
回転速度ムラが生じたことを、エンコーダ18からの検
出信号に基づいて検出すると、例えば感光ドラム4が基
準速度よりも増速している場合には、その量に応じた信
号を信号発生回路24が出力し、それにより回転方向に
先行する圧電素子26’を伸ばし、回転方向に後行する
圧電素子26を縮めるように制御する。それにより、ド
ラム軸4aに対して感光ドラム4の位相が遅れ、感光ド
ラム4の増速分をキャンセルすることができる。
【0045】一方、感光ドラム4が基準速度よりも減速
している場合には、その量に応じた信号を信号発生回路
24が出力し、それにより回転方向に先行する圧電素子
26’を縮め,回転方向に後行する圧電素子26を伸ば
すように制御する。それにより、ドラム軸4aに対して
感光ドラム4の位相が進み、感光ドラム4の減速分をキ
ャンセルすることができる。
【0046】圧電素子26,26’の応答性は比較的高
いので、100Hz〜200Hz程度の高周波の回転速
度ムラに対しても、これを効果的に抑止できる。ただ
し、本実施の形態は、基準速度に対して上下に変動する
回転速度ムラを、感光ドラム4の位相を変更することに
より抑止するものであるので、感光ドラム4の回転速度
が基準値に対して常に低いという場合には、駆動モータ
16の駆動力を増大させる等により調整が必要となる。
【0047】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、制動装置としては、比較的安
価なパウダーブレーキを用いたが、公知のヒステリシス
ブレーキや機械的ブレーキ装置を用いることもできる。
又、圧電素子の代わりに、電歪素子などを用いても良
い。加えて、本発明は、共振現象などに起因して回転速
度ムラが周期的に生じている場合、現時点以降の回転速
度ムラを予測して、予め負荷を調整するいわゆるフィー
ドフォワード制御にも用いることが可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、画像形
成手段によって形成された像を担持する像担持体を備え
た回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回
転体の回転角変位、速度、又は加速度を検出する検出手
段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記回転体の
回転時における負荷を調整する調整手段と、を有するの
で、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記回転体の
回転速度ムラを検出できるため、例えば前記調整手段
が、かかる検出結果に基づいて、前記回転体が増速した
ときは、前記回転体の駆動力に対して負荷が大きくなる
ように調整し、前記回転体が減速したときは、前記回転
体の駆動力に対して負荷が小さくなるように調整するこ
とによって、前記回転体の回転速度ムラを抑止すること
ができる。
【0049】本発明の画像形成装置によれば、画像形成
手段によって形成された像を担持する像担持体を備えた
回転体と、前記回転体を駆動する駆動軸を有する駆動手
段と、前記回転体の回転角変位、速度、又は加速度を検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、
前記駆動軸に対する前記回転体の位相を調整する位相調
整手段と、を有するので、例えば前記調整手段が、かか
る検出結果に基づいて、前記回転体が増速したときは、
前記駆動軸に対する前記回転体の位相を遅らせるように
調整し、前記回転体が減速したときは、前記駆動軸に対
する前記回転体の位相を早めるように調整することによ
って、前記回転体の回転速度ムラを抑止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる画像形成装置である複写
機の内部構成を示す概略図である。
【図2】感光ドラムの回転速度ムラを抑止可能な第1の
実施の形態にかかる構成を示す概略図である。
【図3】図3(a)は、感光ドラム4の回転速度に対応
するエンコーダ18の検出信号を示したグラフであり、
図3(b)は、補助駆動モータ19に印加する駆動電圧
を示したグラフである。
【図4】感光ドラムの回転速度ムラを抑止可能な第2の
実施の形態にかかる構成を示す概略図である。
【図5】感光ドラムの回転速度ムラを抑止可能な第3の
実施の形態にかかる構成を示す概略図である。
【図6】感光ドラムの回転速度ムラを抑止可能な第4の
実施の形態にかかる構成を示す概略図である。
【図7】図6の構成をVII-VII線で切断し矢印方向に見
た図である。
【符号の説明】
4 感光ドラム 4a ドラム軸 14,15 ギヤ 16 駆動モータ 18 エンコーダ 19、25 補助駆動モータ 20 平ベルト 21、22 プーリ 23 演算回路 24 信号発生回路 26,26’ 圧電素子 27 棒部材 30 パウダーブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 卓 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 三輪 正 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA17 ED02 EE03 EE04 2H035 CB01 CG01 2H071 CA02 CA07 DA26 DA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段によって形成された像を担
    持する像担持体を備えた回転体と、 前記回転体を駆動する駆動手段と、 前記回転体の回転角変位、速度、又は加速度を検出する
    検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記回転体の回転時
    における負荷を調整する調整手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記回転体を駆動する
    付加的駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記付加的駆動手段は、前記回転体の回
    転軸と平行な駆動軸を有する補助駆動モータであり、前
    記駆動モータの駆動軸と、前記回転体の回転軸とはベル
    トにより連結されていることを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記付加的駆動手段は、前記回転体の回
    転軸を駆動軸とする補助駆動モータであることを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、前記回転体に回転抵抗
    を付与する制動装置であることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成手段によって形成された像を担
    持する像担持体を備えた回転体と、 前記回転体を駆動する駆動軸を有する駆動手段と、 前記回転体の回転角変位、速度、又は加速度を検出する
    検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記駆動軸に対する
    前記回転体の位相を調整する位相調整手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記位相調整手段は、前記駆動軸と前記
    回転体とを連結し、前記検出手段の検出結果に応じて変
    形する変形部材を含んでいることを特徴とする請求項6
    に記載の画像形成装置。
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