JPH0941622A - パネル組立材 - Google Patents
パネル組立材Info
- Publication number
- JPH0941622A JPH0941622A JP19504795A JP19504795A JPH0941622A JP H0941622 A JPH0941622 A JP H0941622A JP 19504795 A JP19504795 A JP 19504795A JP 19504795 A JP19504795 A JP 19504795A JP H0941622 A JPH0941622 A JP H0941622A
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- JP
- Japan
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- panel
- fitting
- groove
- fitting groove
- fitting portion
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋根や建物の外壁に使用した場合、雨漏りが
防止され、嵌合溝21と嵌め込み部22との接触圧がよ
り強くなるようなパネル組立材を提供すること。 【解決手段】 上部に、基端部へ一方向に向くスロット
部11が形成された支持突起10を所定の間隔で有する
パネル保持部材と、パネル保持材1の各支持突起10へ
保持される弾性を有するパネル2とを備え、パネル2に
は、長さ方向に沿う一側部の先端部に、前記スロット部
11内に押し込まれるほぼ横U字状断面の嵌合溝21を
有するほぼS字状断面の嵌合部20が形成され、長さ方
向に沿う他側部に、隣接のパネル2の前記嵌合溝21内
に押し込まれる状態に突出したほぼ横U字状ないし円弧
状断面の嵌め込み部22が形成され、前記嵌合溝21の
下側壁には溝23又は凸条24を形成する。溝23又は
凸条24によって、水抜きの構造が得られる。
防止され、嵌合溝21と嵌め込み部22との接触圧がよ
り強くなるようなパネル組立材を提供すること。 【解決手段】 上部に、基端部へ一方向に向くスロット
部11が形成された支持突起10を所定の間隔で有する
パネル保持部材と、パネル保持材1の各支持突起10へ
保持される弾性を有するパネル2とを備え、パネル2に
は、長さ方向に沿う一側部の先端部に、前記スロット部
11内に押し込まれるほぼ横U字状断面の嵌合溝21を
有するほぼS字状断面の嵌合部20が形成され、長さ方
向に沿う他側部に、隣接のパネル2の前記嵌合溝21内
に押し込まれる状態に突出したほぼ横U字状ないし円弧
状断面の嵌め込み部22が形成され、前記嵌合溝21の
下側壁には溝23又は凸条24を形成する。溝23又は
凸条24によって、水抜きの構造が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数のパネルの
隣接のもの相互を部分的に重なる状態に嵌め合わせて、
屋根,天井や壁面などを組み立てるためのパネル組立材
に関するものであり、さらに具体的には、水密性や気密
性よく広いパネル体を組み立てることができるパネル組
立材に関するものである。
隣接のもの相互を部分的に重なる状態に嵌め合わせて、
屋根,天井や壁面などを組み立てるためのパネル組立材
に関するものであり、さらに具体的には、水密性や気密
性よく広いパネル体を組み立てることができるパネル組
立材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気密性や水密性よくパネルを嵌め合わせ
るパネル組立材は、例えば特公昭53−20770号公
報に記載されている。この特許公報に記載されているパ
ネル組立材は、図5及び図6で示すように、図示しない
下地の上に所定の間隔で平行に固定されるパネル保持材
1と、これらのパネル保持材1に保持される多数のパネ
ル2から構成されている。
るパネル組立材は、例えば特公昭53−20770号公
報に記載されている。この特許公報に記載されているパ
ネル組立材は、図5及び図6で示すように、図示しない
下地の上に所定の間隔で平行に固定されるパネル保持材
1と、これらのパネル保持材1に保持される多数のパネ
ル2から構成されている。
【0003】パネル保持材1は、金属板を断面ほぼU字
状に成形したもので、その両側壁の上部には、一定の間
隔に支持突起10が形成されており、各支持突起10の
基端部には、一側方に向くほぼU字状のスロット部11
が形成されている。各パネル2は薄肉のアルミニウム合
金板などの弾性を有する金属板を所定形状に成形したも
ので、長さ方向の一側部には、ほぼS字状断面の嵌合部
20が形成され、この嵌合部20の下部は、側方へ向く
ほぼ横U字状断面の嵌合溝21になっている。パネル2
の他側部には、隣接のパネル2の嵌合溝21内に押し込
まれる円弧状断面の突出した嵌め込み部22が形成され
ている。
状に成形したもので、その両側壁の上部には、一定の間
隔に支持突起10が形成されており、各支持突起10の
基端部には、一側方に向くほぼU字状のスロット部11
が形成されている。各パネル2は薄肉のアルミニウム合
金板などの弾性を有する金属板を所定形状に成形したも
ので、長さ方向の一側部には、ほぼS字状断面の嵌合部
20が形成され、この嵌合部20の下部は、側方へ向く
ほぼ横U字状断面の嵌合溝21になっている。パネル2
の他側部には、隣接のパネル2の嵌合溝21内に押し込
まれる円弧状断面の突出した嵌め込み部22が形成され
ている。
【0004】パネル2相互を嵌め合わせて広いパネル組
立体を組み立てるには、先ず支持突起10がそれぞれ重
なるように、パネル保持材1を適当な下地へ所定の間隔
で平行に固定する。例えば図6の右側から、パネル2の
嵌合溝21を支持突起10のスロット部11内に押込
み、同図の左方向より、右側のパネル2の嵌合溝21内
に次のパネル2の嵌め込み部22を押し込みながら、当
該パネル2の嵌合溝21を次の保持突起10のスロット
部11内に押し込む要領で組み立てる。
立体を組み立てるには、先ず支持突起10がそれぞれ重
なるように、パネル保持材1を適当な下地へ所定の間隔
で平行に固定する。例えば図6の右側から、パネル2の
嵌合溝21を支持突起10のスロット部11内に押込
み、同図の左方向より、右側のパネル2の嵌合溝21内
に次のパネル2の嵌め込み部22を押し込みながら、当
該パネル2の嵌合溝21を次の保持突起10のスロット
部11内に押し込む要領で組み立てる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のパネル
組立材には、以下のような課題があった。すなわちその
第1は、例えばこの組立材を使用して屋根を組み立てた
場合、雨水は毛管作用によりパネル2,2の接触部の間
を通り、それらの一部は嵌め込み部22の外周を伝い、
やがて一方のパネル2の嵌合溝21の下側壁とその隣の
パネル2の嵌め込み部22との接触部を経て、それらの
一部が屋根の内側に落下する。その第2は、隣合うパネ
ル2相互間において、一方のパネル2の嵌合溝21と隣
のパネル2の嵌め込み部22との嵌合の接触圧は、前記
嵌め込み部22のみの弾性によっているから、嵌合溝2
1と嵌め込み部22との接触部に隙間が生じ易く、その
ために前述のような雨漏りがより多くなることである。
この発明の目的は、屋根や建物の外壁に使用した場合で
も、前述のような雨漏りが防止され、嵌合溝21と嵌め
込み部22との接触圧がより強くなるようなパネル組立
材を提供することにある。
組立材には、以下のような課題があった。すなわちその
第1は、例えばこの組立材を使用して屋根を組み立てた
場合、雨水は毛管作用によりパネル2,2の接触部の間
を通り、それらの一部は嵌め込み部22の外周を伝い、
やがて一方のパネル2の嵌合溝21の下側壁とその隣の
パネル2の嵌め込み部22との接触部を経て、それらの
一部が屋根の内側に落下する。その第2は、隣合うパネ
ル2相互間において、一方のパネル2の嵌合溝21と隣
のパネル2の嵌め込み部22との嵌合の接触圧は、前記
嵌め込み部22のみの弾性によっているから、嵌合溝2
1と嵌め込み部22との接触部に隙間が生じ易く、その
ために前述のような雨漏りがより多くなることである。
この発明の目的は、屋根や建物の外壁に使用した場合で
も、前述のような雨漏りが防止され、嵌合溝21と嵌め
込み部22との接触圧がより強くなるようなパネル組立
材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるパ
ネル組立材は、前述の目的を達成するため、前述のよう
なパネル組立体において、前記嵌合溝21の下側壁に
は、当該嵌合溝21内に隣接のパネル2の嵌め込み部2
2が押し込まれた状態において、当該隣接のパネル2の
前記嵌め込み部22の外周面によって覆われる状態に溝
23を形成したことを特徴とするものである。
ネル組立材は、前述の目的を達成するため、前述のよう
なパネル組立体において、前記嵌合溝21の下側壁に
は、当該嵌合溝21内に隣接のパネル2の嵌め込み部2
2が押し込まれた状態において、当該隣接のパネル2の
前記嵌め込み部22の外周面によって覆われる状態に溝
23を形成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明によるパネル組立材は、前
述の目的を達成んするため、前述のようなパネル組立体
において、前記嵌合溝21の下側壁には、当該嵌合溝2
1内に隣接のパネル2の嵌め込み部22が押し込まれた
状態において、当該隣接のパネル2の前記嵌め込み部2
2の外周面と接触する状態に凸条24を形成したことを
特徴とするものである。請求項1及び2の発明におい
て、前記横U字状断面の嵌合溝21は、奥部よりも入口
がやや狭くなるように形成されているのがより好まし
い。
述の目的を達成んするため、前述のようなパネル組立体
において、前記嵌合溝21の下側壁には、当該嵌合溝2
1内に隣接のパネル2の嵌め込み部22が押し込まれた
状態において、当該隣接のパネル2の前記嵌め込み部2
2の外周面と接触する状態に凸条24を形成したことを
特徴とするものである。請求項1及び2の発明におい
て、前記横U字状断面の嵌合溝21は、奥部よりも入口
がやや狭くなるように形成されているのがより好まし
い。
【0008】
実施例−1 図1は請求項1に対応する実施例のパネル組立材を組み
立てた状態の部分断面図、図2はその部分拡大断面図で
ある。なお、以下の説明において、従来の組立材と同じ
部材及び同じ構成部分については同じ符号を使用する。
立てた状態の部分断面図、図2はその部分拡大断面図で
ある。なお、以下の説明において、従来の組立材と同じ
部材及び同じ構成部分については同じ符号を使用する。
【0009】パネル保持材1は、アルミニウム合金板そ
の他の金属板を図4のようなU字状断面に成形したもの
で、両側壁13,13の上部には、一定の間隔で同形
状,同寸法の支持突起10が、互いに重なり合うように
形成されている。各支持突起10の同一方向の側部はほ
ぼS字状であって、その基端部にはそれぞれ一方を向く
ほぼ横U字状のスロット部11が形成されており、当該
スロット部11の開口側の延長上には切り欠き部12が
形成されている。
の他の金属板を図4のようなU字状断面に成形したもの
で、両側壁13,13の上部には、一定の間隔で同形
状,同寸法の支持突起10が、互いに重なり合うように
形成されている。各支持突起10の同一方向の側部はほ
ぼS字状であって、その基端部にはそれぞれ一方を向く
ほぼ横U字状のスロット部11が形成されており、当該
スロット部11の開口側の延長上には切り欠き部12が
形成されている。
【0010】各パネル2はそれぞれ同一の形状であっ
て、アルミニウム合金の薄板(この実施例では、肉厚
0.6mm前後)で構成されており、その長さ方向に沿う
一側部には、ほぼS字状断面の嵌合部20が形成されて
いる。嵌合部20の先端部は、前記スロット部11内に
押し込まれるように側方へ向くほぼU字状断面の嵌合溝
21になっている。パネル2の長さ方向に沿う他側部に
は、組立状態における隣接のパネル2の嵌合溝21内に
押し込まれるほぼ横U字状ないし円弧状断面の嵌め込み
部22が、側方へ突出するように形成されている。前記
嵌合溝21の下側壁には、隣接のパネル2の嵌め込み部
22が嵌め込まれたとき、その嵌め込み部22によって
覆われる状態に溝23が形成されている。
て、アルミニウム合金の薄板(この実施例では、肉厚
0.6mm前後)で構成されており、その長さ方向に沿う
一側部には、ほぼS字状断面の嵌合部20が形成されて
いる。嵌合部20の先端部は、前記スロット部11内に
押し込まれるように側方へ向くほぼU字状断面の嵌合溝
21になっている。パネル2の長さ方向に沿う他側部に
は、組立状態における隣接のパネル2の嵌合溝21内に
押し込まれるほぼ横U字状ないし円弧状断面の嵌め込み
部22が、側方へ突出するように形成されている。前記
嵌合溝21の下側壁には、隣接のパネル2の嵌め込み部
22が嵌め込まれたとき、その嵌め込み部22によって
覆われる状態に溝23が形成されている。
【0011】パネル2には、表面にカラーコーティング
ないし適当な模様をプリントしたり、あるいは、嵌合部
20を除いた部分の全部又は一部の裏面に適当な厚みの
断熱材を定着させることができる。
ないし適当な模様をプリントしたり、あるいは、嵌合部
20を除いた部分の全部又は一部の裏面に適当な厚みの
断熱材を定着させることができる。
【0012】前述の実施例のパネル組立材を使用して広
いパネルを組み立てる要領は、前述の従来例とほぼ同様
であるのでその説明は省略する。例えば、この実施例の
組立材を使用して屋根を組み立てた場合、図1の組立状
態において、雨水は毛管作用によりパネル2の嵌合部2
0と隣のパネル2の嵌め込み部22との接触部の間を通
って嵌合溝21内に流れ、それらの一部は嵌め込み部2
2の外周面を経て、嵌合溝21の下側壁と嵌め込み部2
2との接触部の毛管作用によって内側方向(図1の左方
向)に流れるが、前記溝23に達するとこの溝23に沿
ってその溝の流れ方向の下端から放出される。したがっ
て、内側への雨漏りは防止することができる。
いパネルを組み立てる要領は、前述の従来例とほぼ同様
であるのでその説明は省略する。例えば、この実施例の
組立材を使用して屋根を組み立てた場合、図1の組立状
態において、雨水は毛管作用によりパネル2の嵌合部2
0と隣のパネル2の嵌め込み部22との接触部の間を通
って嵌合溝21内に流れ、それらの一部は嵌め込み部2
2の外周面を経て、嵌合溝21の下側壁と嵌め込み部2
2との接触部の毛管作用によって内側方向(図1の左方
向)に流れるが、前記溝23に達するとこの溝23に沿
ってその溝の流れ方向の下端から放出される。したがっ
て、内側への雨漏りは防止することができる。
【0013】また、保持部材1のスロット部11に押し
込まれているパネル2の嵌合溝21内に、隣のパネル2
の嵌め込み部22を押し込むとき、嵌め込み部22は縮
小する方向へ弾性変形するとともに、嵌合溝21の下側
壁の溝23が広がる方向へ弾性変形する。すなわち、パ
ネル2の嵌合溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22と
の嵌合の接触圧は、前記嵌め込み部22の弾性と嵌合溝
21の前記溝23の部分の弾性とによっており、嵌合溝
21と嵌め込み部22との接触圧がより強くなる。した
がって、嵌合溝21の内面と嵌め込み部22の週面とは
より強く接触し、この点からも雨水の侵入はより少なく
なる。
込まれているパネル2の嵌合溝21内に、隣のパネル2
の嵌め込み部22を押し込むとき、嵌め込み部22は縮
小する方向へ弾性変形するとともに、嵌合溝21の下側
壁の溝23が広がる方向へ弾性変形する。すなわち、パ
ネル2の嵌合溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22と
の嵌合の接触圧は、前記嵌め込み部22の弾性と嵌合溝
21の前記溝23の部分の弾性とによっており、嵌合溝
21と嵌め込み部22との接触圧がより強くなる。した
がって、嵌合溝21の内面と嵌め込み部22の週面とは
より強く接触し、この点からも雨水の侵入はより少なく
なる。
【0014】実施例−2 図3は請求項2に対応する実施例のパネル組立材を組み
立てる状態の部分断面図であり、図4はその組立後の部
分断面図である。この実施例のパネル組立材は、パネル
2の嵌合溝21の下側壁には、前記実施例−1における
溝23に代えて、隣接のパネル2の嵌め込み部22が嵌
め込まれたとき、その嵌め込み部22の週面と接する状
態に凸条24を形成したものである。
立てる状態の部分断面図であり、図4はその組立後の部
分断面図である。この実施例のパネル組立材は、パネル
2の嵌合溝21の下側壁には、前記実施例−1における
溝23に代えて、隣接のパネル2の嵌め込み部22が嵌
め込まれたとき、その嵌め込み部22の週面と接する状
態に凸条24を形成したものである。
【0015】例えば、この実施例の組立材を使用して屋
根を組み立てた場合、図4のような組立状態において、
雨水は毛管作用によりパネル2の嵌合部20と隣のパネ
ル2の嵌め込み部22の接触部の間を通って嵌合溝21
内に流れ込むが、前記嵌め込み部22が凸条24によっ
て浮上しているので、前記凸条24に遮られることによ
り内側には流れ込まない。したがって、内側への雨漏り
は防止することができる。
根を組み立てた場合、図4のような組立状態において、
雨水は毛管作用によりパネル2の嵌合部20と隣のパネ
ル2の嵌め込み部22の接触部の間を通って嵌合溝21
内に流れ込むが、前記嵌め込み部22が凸条24によっ
て浮上しているので、前記凸条24に遮られることによ
り内側には流れ込まない。したがって、内側への雨漏り
は防止することができる。
【0016】また、保持部材1のスロット部11に押し
込まれているパネル2の嵌合溝21内に、隣のパネル2
の嵌め込み部22を押し込むとき、嵌め込み部22は縮
小する方向へ弾性変形するとともに、凸条24の下面が
広がる方向へ弾性変形する。すなわち、パネル2の嵌合
溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22との嵌合の接触
圧は、前記嵌め込み部22の弾性と嵌合溝21の前記凸
条24の部分の弾性とによっており、嵌合溝21と嵌め
込み部22との接触圧がより強くなる。したがって、嵌
合溝21の内面と嵌め込み部22の週面とはより強く接
触し、この点からも雨水の侵入はより少なくなる。この
実施例の組立材の他の構成や作用は、実施例−1とほぼ
同様であるのでそれらの説明は省略する。
込まれているパネル2の嵌合溝21内に、隣のパネル2
の嵌め込み部22を押し込むとき、嵌め込み部22は縮
小する方向へ弾性変形するとともに、凸条24の下面が
広がる方向へ弾性変形する。すなわち、パネル2の嵌合
溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22との嵌合の接触
圧は、前記嵌め込み部22の弾性と嵌合溝21の前記凸
条24の部分の弾性とによっており、嵌合溝21と嵌め
込み部22との接触圧がより強くなる。したがって、嵌
合溝21の内面と嵌め込み部22の週面とはより強く接
触し、この点からも雨水の侵入はより少なくなる。この
実施例の組立材の他の構成や作用は、実施例−1とほぼ
同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によるパネル組立材は、
パネル2の嵌合溝21の下側壁に溝23を形成したの
で、嵌合溝21の下側壁と隣のパネル2の嵌め込み部2
2との接触部の毛管作用によって侵入する水は、前記溝
23に遮られ当該溝23に沿って外部に流れる。また、
パネル2の嵌合溝21の内面と隣のパネル2の嵌め込み
部22の外面との接触は、嵌め込み部22と溝23の部
分との弾性によってより強くなる。したがって、この組
立体を屋根や建物の外壁に使用した場合でも、雨漏りそ
の他の水の漏れはよりよく防止される。
パネル2の嵌合溝21の下側壁に溝23を形成したの
で、嵌合溝21の下側壁と隣のパネル2の嵌め込み部2
2との接触部の毛管作用によって侵入する水は、前記溝
23に遮られ当該溝23に沿って外部に流れる。また、
パネル2の嵌合溝21の内面と隣のパネル2の嵌め込み
部22の外面との接触は、嵌め込み部22と溝23の部
分との弾性によってより強くなる。したがって、この組
立体を屋根や建物の外壁に使用した場合でも、雨漏りそ
の他の水の漏れはよりよく防止される。
【0018】請求項2の発明によるパネル組立材は、パ
ネル2の嵌合溝21の下側壁に凸条24を形成したの
で、嵌合溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22との接
触部の毛管作用によって侵入する水は、前記凸条24に
よって遮られるので内側には侵入しない。また、パネル
2の嵌合溝21の内面と隣のパネル2の嵌め込み部22
の外面との接触は、嵌め込み部22と凸条24の部分と
の弾性によってより強くなる。したがって、この組立体
を屋根や建物の外壁に使用した場合でも、雨漏りその他
の水の漏れはよりよく防止される。
ネル2の嵌合溝21の下側壁に凸条24を形成したの
で、嵌合溝21と隣のパネル2の嵌め込み部22との接
触部の毛管作用によって侵入する水は、前記凸条24に
よって遮られるので内側には侵入しない。また、パネル
2の嵌合溝21の内面と隣のパネル2の嵌め込み部22
の外面との接触は、嵌め込み部22と凸条24の部分と
の弾性によってより強くなる。したがって、この組立体
を屋根や建物の外壁に使用した場合でも、雨漏りその他
の水の漏れはよりよく防止される。
【図1】請求項1に対応する実施例のパネル組立材を組
み立てた状態の部分断面図である。
み立てた状態の部分断面図である。
【図2】図1のパネル組立材の部分分解拡大断面図であ
る。
る。
【図3】請求項2に対応する実施例のパネル組立材を組
み立てる状態の部分分解断面図である。
み立てる状態の部分分解断面図である。
【図4】図3の状態からパネルを組み立てた状態の部分
断面図である。
断面図である。
【図5】パネル保持材の断面図である。
【図6】従来のパネル組立材の組立状態の部分断面図で
ある。
ある。
【図7】図5のパネル組立材のパネルの端面図である。
1 パネル保持材 10 支持突起 11 スロット部 12 切り欠き 13 側板 2 パネル 20 嵌合部 21 嵌合溝 22 嵌め込み部 23 溝 24 凸条
Claims (2)
- 【請求項1】 上部には所定の間隔で支持突起10が形
成され、各支持突起10の基端部には一方向へ向くほぼ
横U字状のスロット部11が形成されたパネル保持材1
と、 前記パネル保持材1の各支持突起10へ保持される弾性
を有するパネル2とを備え、 前記パネル2には、長さ方向に沿う一側部の先端部に、
側方に向きかつ前記スロット部11内に押し込まれるほ
ぼ横U字状断面の嵌合溝21を有するほぼS字状断面の
嵌合部20が形成されるとともに、長さ方向に沿う他側
部に、隣接のパネル2の前記嵌合溝21内に押し込まれ
る状態に突出したほぼ横U字状ないし円弧状断面の嵌め
込み部22が形成され、 前記嵌合溝21の下側壁には、当該嵌合溝21内に隣接
のパネル2の嵌め込み部22が押し込まれた状態におい
て、当該隣接のパネル2の前記嵌め込み部22の外周面
によって覆われる状態に溝23を形成したことを特徴と
する、 パネル組立材。 - 【請求項2】 上部には所定の間隔で支持突起10が形
成され、各支持突起10の基端部には一方向へ向くほぼ
横U字状のスロット部11が形成されたパネル保持材1
と、 前記パネル保持材1の各支持突起10へ保持される弾性
を有するパネル2とを備え、 前記パネル2には、長さ方向に沿う一側部の先端部に、
側方に向きかつ前記スロット部11内に押し込まれるほ
ぼ横U字状断面の嵌合溝21を有するほぼS字状断面の
嵌合部20が形成されるとともに、長さ方向に沿う他側
部に、隣接のパネル2の前記嵌合溝21内に押し込まれ
る状態に突出したほぼ横U字状ないし円弧状断面の嵌め
込み部22が形成され、 前記嵌合溝21の下側壁には、当該嵌合溝21内に隣接
のパネル2の嵌め込み部22が押し込まれた状態におい
て、当該隣接のパネル2の前記嵌め込み部22の外周面
と接触する凸条24を形成したことを特徴とする、 パネル組立材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19504795A JPH0941622A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | パネル組立材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19504795A JPH0941622A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | パネル組立材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941622A true JPH0941622A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16334669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19504795A Pending JPH0941622A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | パネル組立材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0941622A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367136B2 (ja) * | 1982-09-14 | 1988-12-23 | Yokogawa Electric Corp | |
JPH03202550A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-04 | Kurose Shoten:Kk | パネル組立材 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP19504795A patent/JPH0941622A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367136B2 (ja) * | 1982-09-14 | 1988-12-23 | Yokogawa Electric Corp | |
JPH03202550A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-04 | Kurose Shoten:Kk | パネル組立材 |
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