JPH094102A - 建物の外壁構造 - Google Patents

建物の外壁構造

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JPH094102A
JPH094102A JP15910895A JP15910895A JPH094102A JP H094102 A JPH094102 A JP H094102A JP 15910895 A JP15910895 A JP 15910895A JP 15910895 A JP15910895 A JP 15910895A JP H094102 A JPH094102 A JP H094102A
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JP
Japan
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wall
lip groove
building
pair
lip
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JP15910895A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kagayama
繁 加賀山
Hiroyoshi Fukuda
弘義 福田
Sadayuki Kato
貞之 加戸
Norihiro Arai
紀博 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Asahi Kasei Construction Materials Corp
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Asahi Kasei Construction Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用材料を減少できるとともに溶接作業を不
要にでき、また接続線は、段が生ぜずかつシールできる
建物の囲壁構造を提供する。 【構成】 外壁35を、一組のリップ溝形材24の外面側間
でかつ所定のレベルに位置させた状態で、固定用装置90
を介して外壁用枠体23側に固定する。固定用装置90によ
る固定作業は、外壁用枠体23を足場として外壁35の後面
側から、溶接することなく着装により行える。各列にお
いて固定した外壁35群において、左右の列間で隣接した
外壁35の側縁間の隙間に、シール材100 を埋め込み状に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動倉庫の外
側を囲む囲壁体など建物の外壁構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の外壁構造としては、たとえ
ば特開平6−248803号公報に見られる構成が提供されて
いる。この従来構成は、鉄骨柱を所定の間隔で複数本平
行に立設し、各鉄骨柱の上端間にレールを渡し、このレ
ールに楊重装置を水平方向にスライド可能に載置し、各
鉄骨柱の外側面に沿ってガイド溝を有するガイドパネル
を固定し、その際に、ガイドパネルは地面から2m程度
の高さで切れている。
【0003】この従来構成によると、隣り合うガイドパ
ネルのガイド溝間に対して、下方から外装パネルを差し
入れて上下スライド可能に係止し、この外装パネルを楊
重装置により所定位置にまで引き上げた状態で、外装パ
ネルをガイドパネルに固定している。そして楊重装置
は、レールを介して水平方向にスライドさせることで、
未施工のガイドパネル間に対応させて、同様に使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、各鉄骨柱の外側面に沿ってガイドパネルを固定し
なければならず、使用材料の増加を招くとともに、固定
作業が必要になる。その際に固定が溶接により行われる
場合、溶接設備や溶接要員が必要になる。またガイドパ
ネルと外装パネルとの接続線が段になることから、見栄
えの悪い場合もあり、また段部から雨風が入り込む恐れ
がある。
【0005】本発明の目的とするところは、使用材料を
減少し得るとともに溶接作業を不要にし得、また接続線
は、段が生ぜずかつシールし得る建物の囲壁構造を提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の建物の囲壁構造は、外壁用枠体は、開放部を
相対向させた左右一対のリップ溝形材を上下方向に有す
るとともに、一対が一組のリップ溝形材を、非開放部を
相近接させて複数組配設し、一組のリップ溝形材の外面
側間に配置自在な外壁を設け、この外壁に後面側から作
用する固定用装置をリップ溝形材側に着脱自在に設け、
隣接した外壁の側縁間の隙間にシール材を設けている。
【0007】また本第2発明は、上記した第1発明に記
載の建物の囲壁構造において、リップ溝形材の上下方向
の複数箇所に、相対向側へ突出するブラケットを設け、
固定用装置を、ブラケットに着脱自在でかつ外壁の下面
が当接自在な受け部材と、外壁に設けた被結合部に作用
しかつリップ溝形材側に作用する連結部材とにより構成
している。
【0008】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、外壁を、
一組のリップ溝形材の外面側間でかつ所定のレベルに位
置させた状態で、固定用装置を介して外壁用枠体側に固
定し得る。その際に固定用装置による固定作業は、外壁
用枠体を足場として外壁の後面側から、溶接することな
く着装により行える。そして、各列において固定した外
壁群において、左右の列間で隣接した外壁の側縁間の隙
間に、シール材を埋め込み状に設け得る。
【0009】また本第2発明の構成によると、固定用装
置を作用させるに、まず外壁の下方に受け部材を位置さ
せたのち、この受け部材をブラケットに着装させる。こ
れにより外壁の下面を受け部材に上方から当接し得、外
壁を受け部材で受け止めて、その下降を阻止し得る。次
いで連結部材を、リップ溝形材に内側から作用させると
ともに、外壁の被結合部に作用させる。これにより外壁
を、外壁の後面側から作用させた固定用装置を介して外
壁用枠体側に固定し得る。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図5は完成された自動倉庫設備1を示し、この自
動倉庫設備1は、基礎部(床)2上に設けられた自動倉
庫5と、この自動倉庫5を囲む建物20とにより構成され
る。そして自動倉庫5は、出し入れ装置10と、この出し
入れ装置10の走行経路11を挟んで両側部に設けられた一
対の棚6などにより構成され、また建物20は、自動倉庫
5の外側を囲む囲壁体22と、自動倉庫5から囲壁体22の
上部間に配設される屋根体21などにより構成される。
【0011】前記出し入れ装置10は、基礎部2上に敷設
された床側レール12に支持案内されかつ天井側レール13
に案内されて走行経路11上を走行自在であって、下部の
走行機体14と、この走行機体14から立設された前後一対
のポスト15と、両ポスト15間に配設されたキャレッジ16
と、このキャレッジ16上に横方向出退自在に設けられた
出し入れ具(フオーク)17などにより構成されている。
【0012】前記棚6には、走行経路11に沿った方向と
上下方向とにそれぞれ複数の収納部7が形成されてい
る。各収納部7は、一対の腕木装置8などを介して荷物
18を支持すべく構成されている。そして両棚6の構成部
材である支柱9の上端間で前記屋根体21の支持が行われ
る。
【0013】前記囲壁体22は図1〜図5に示すように、
自動倉庫5を囲んで基礎部2上から立設された外壁用枠
体23と、この外壁用枠体23の外面側に取り付けられた外
壁35とにより構成される。ここで外壁35には、その両側
部に上下方向の係止ロッド36が通され、そして上下方向
の中間部には、前記係止ロッド36が挿通されるナット体
(被結合部の一例)37が設けられている。このナット体
37は丸ナット形式であって、外壁35の内面側に向けて開
放されている。
【0014】上記のような自動倉庫設備1を施工する際
して、前記囲壁体22においては、まず基礎部2側に対し
て外壁用枠体23の組み立てが行われる。すなわち外壁用
枠体23は、開放部24Aを相対向させた左右一対のリップ
溝形材24が上下方向に設けられ、これらリップ溝形材24
の下端は、ボルトナットなどからなる固定具25を介して
基礎部2側に固定されている。
【0015】このような左右一対が一組となるリップ溝
形材24は、非開放部24Bを相近接させて複数組が配設さ
れる。そして、背中合わせのリップ溝形材24と、隣接し
た支柱9の上部間とに亘って、中継板28を介して支持材
29が連結され、さらに支持材29の下面間に亘って、左右
方向のガイド体30が固定具31を介して取り付けられてい
る。前記ガイド体30はC形鋼であって、その開放部を内
向きとして配設されている。
【0016】前記リップ溝形材24の上下方向の複数箇所
でかつ所定箇所には、相対向側へ突出するブラケット32
が設けられる。このブラケット32はL形状であって、そ
のL形端面をリップ溝形材24内に位置させて溶接するこ
とで一体化されている。その際にブラケット32は、その
平面部分が上方と前方とに向くように配置され、さらに
外側フランジ部24Cに接近させて、内側フランジ部24D
の周辺を開放させている。また前方に向く面側には、貫
通孔33が左右一対に形成されている。
【0017】図6〜図12に示すように、一組となるリッ
プ溝形材24に案内されて昇降自在な外壁支持装置40が設
けられる。この外壁支持装置40の本体41は、左右一対の
上下部材42と、これら上下部材42の内面間に設けられた
上下一対の左右部材43と、これら左右部材43の中央部外
面間に設けられた上下方向の中間部材44により枠組状に
形成されている。その際に上下部材42と左右部材43と
は、固定具45を介して着脱自在に連結され、したがって
左右部材43の長さを異にすることで、上下部材42間の左
右間隔Lを、リップ溝形材24の配設間隔に応じて変更し
得る。
【0018】前記上下部材42の上下端それぞれには、両
リップ溝形材24の内側フランジ部分24Dに案内される昇
降ガイド装置50が設けられる。すなわち前記上下部材42
の外面に左右方向の筒ガイド51が設けられ、この筒ガイ
ド51に挿通されて左右方向に摺動自在な筒ロッド52が設
けられる。この筒ロッド52の外端には、ブラケット53を
介して溝付き輪体54が遊転自在に設けられ、この溝付き
輪体54は、前記内側フランジ部分24Dに内側から嵌合自
在に構成される。
【0019】前記筒ロッド52の内端側には、突出限が規
制されたピストン体55が摺動自在に内嵌され、さらに筒
ロッド52内には圧縮ばね56が配設されている。そして筒
ガイド51の取り付け部の近くには、ブラケット57を介し
て操作レバー58が設けられ、この操作レバー58の遊端は
前記ピストン体55に連動されている。以上の51〜58によ
り昇降ガイド装置50が構成される。
【0020】前記本体41側には、前記外壁35に設けられ
たナット体(被結合部)37への結合部材60が設けられ
る。すなわち上下部材42の中間部で内面側には、内方へ
突出されるピン61が設けられ、このピン61には、平板材
62が上下回動自在に取り付けられている。また平板材62
の遊端側には、蝶番63を介してL板材64の一端が、縦軸
心の周りに回動自在に連結されており、このL板材64の
他端には長孔65が形成されている。そして長孔65に通し
たボルト66を前記ナット体37へ螺合させることで、外壁
35が本体41側に結合される。以上の61〜66により結合部
材60が構成される。
【0021】前記外壁支持装置40を昇降させる昇降駆動
装置70が設けられ、この昇降駆動装置70の昇降作用位置
は、前記ガイド体30に支持案内されて左右動自在に設け
られるとともに、リップ溝形材24間で固定自在に構成さ
れている。
【0022】すなわち、前記中間部材44の上部にはブラ
ケット71が設けられ、このブラケット71に第1シーブ72
が遊転自在に設けられている。そして上方には、支持ロ
ーラ73とサイドローラ74とを介して前記ガイド体29に支
持案内される可動体75が設けられ、この可動体75に、昇
降作用位置を形成する第2シーブ76が遊転自在に設けら
れている。さらにガイド体29の左右方向端部または中間
の適所には、支持部材77を介して第3シーブ78が遊転自
在に設けられ、また第3シーブ78に対向して基礎部2側
には、支持部材79を介して第4シーブ80が遊転自在に設
けられるとともにウインチ81が設けられている。各シー
ブ72,76,78,80からウインチ81に亘ってはワイヤーロ
ープ82が張設され、以て上記した71〜82により、動滑車
形式の昇降駆動装置70が構成される。
【0023】そして昇降駆動装置70の昇降作用位置は、
可動体75とともに第2シーブ76を移動させることで左右
動自在であり、さらに可動体75側に形成されたピン孔か
らガイド体30の所定箇所に形成されたピン孔へと位置決
めピン83を差し込むことで、昇降作用位置はリップ溝形
材24間で固定自在に構成される。
【0024】前記外壁35に後面側から作用する固定用装
置90が、リップ溝形材側24に対して着脱自在に設けられ
る。すなわち固定用装置90は、前記ブラケット32に着脱
自在でかつ前記外壁35の下面が当接自在な受け部材91
と、前記外壁35に設けたナット体37に作用されかつリッ
プ溝形材24側に着脱自在に作用される連結部材94などに
より構成される。
【0025】前記受け部材91はL形材であって、その一
辺に形成された貫通孔92を前記ブラケット32に形成され
た貫通孔33に合致させたのち、貫通孔92,33間に固定具
(ボルトナット)93を作用させることで、リップ溝形材
24側に着脱自在に構成される。その際に他辺は上位で前
方に位置され、以てこの他辺により外壁35の下面を受け
止め得る。
【0026】また連結部材94はZ形の板体からなり、そ
の一辺には、前記リップ溝形材24の外側フランジ部24C
に内側から係合自在な係合部95が設けられ、また他辺に
は貫通孔96が形成されている。そして前記結合部材60を
離脱した後のナット体37に貫通孔96を合致させた状態
で、この貫通孔96に後面側から通したボルト97をナット
体37に螺合させることで、連結部材94は、ナット体37に
後面側から作用されかつリップ溝形材24の外側フランジ
部分24Cに着脱自在に作用される。
【0027】なお隣接した外壁35の側縁間の隙間には、
たとえばウレタン製のシール材100が設けられ、また上
下の外壁35間には、あらかじめガスケット101 が介在さ
れている。
【0028】以下に、上記実施例における作用を説明す
る。基礎部2上に、棚6や外壁用枠体23が組み立てら
れ、そして両棚6における支柱9の上端間に屋根体21が
配設される。このような作業後または作業中に、外壁用
枠体23の外面側に外壁35が取り付けられる。そのため
に、目的とする一対のリップ溝形材24間に外壁支持装置
40がセットされ、そして昇降駆動装置70がセットされ
る。
【0029】すなわち外壁支持装置40は、操作レバー58
の操作によりピストン体55を介して筒ロッド52を退入動
させることで、この筒ロッド52と一体状の溝付き輪体54
を退入動させ得、以て本体41を一対のリップ溝形材24間
に位置させて、その内側フランジ部24Dに溝付き輪体54
を対向させ得る。この状態で操作レバー58の逆操作によ
りピストン体55を押し出すことで、図11の仮想線に示す
ように、圧縮ばね56を介して筒ロッド52を突出動させ
得、以て内側フランジ部24Dに溝付き輪体54を嵌合させ
るとともに、圧縮ばね56の弾性力で嵌合状態を維持し得
る。
【0030】また昇降駆動装置70の可動体75は外壁支持
装置40の上方へ移動され、位置決めピン83を差し込むこ
とで、その位置が固定されている。そしてウインチ81か
らのワイヤーロープ82が各シーブ72,76,78,80間に亘
って張設されている。
【0031】このような状態で、まず外壁支持装置40
に、結合部材60を介して外壁35がセットされる。これ
は、平板材62を水平状に回動させ、L板材64を前方に回
動させて長孔65を前向きにした状態で、左右のL板材64
間に外壁35を前方から当てがい、そして長孔65に対して
内側から通したボルト97をナット体37に螺合させること
で行える。このような操作により、本体41に対して上下
で3枚の外壁35がセットされる。
【0032】次いで昇降駆動装置70のウインチ81を作動
させ、ワイヤーロープ82を介して外壁支持装置40を上昇
させ、外壁35群を所定のレベル(取り付け位置よりも少
し高い位置)まで持ち上げる。そして固定用装置90が作
動される。すなわち、まず最下段の外壁35の下方に受け
部材91の他辺を位置させ、一辺の貫通孔92を前記ブラケ
ット32の貫通孔33に合致させた状態で、両貫通孔92,33
間に固定具93を作用させ、以て受け部材91をブラケット
32に固定させる。
【0033】このようにして受け部材91を外壁用枠体23
側に固定させた状態で、ウインチ81を逆作動させ、ワイ
ヤーロープ82を介して外壁支持装置40を少し下降させ
る。すると、最下段の外壁35の下面が受け部材91の他辺
に上方から当接し、この受け部材91に受け止められて、
その下降が阻止される。
【0034】次いで前記結合部材60の離脱を行う。すな
わち、ボルト97をナット体37から螺脱させ、そしてL板
材64を後方に回動させたのち、平板材62を垂下状に回動
させ、以て結合部材60を本体41の後方へ移動させる。こ
の状態で、前記外壁35の後面側から連結部材94を作用さ
せる。すなわち、連結部材94の係合部95を前記リップ溝
形材24の外側フランジ部24Cに内側から係合させて、そ
の他辺の貫通孔96を、前記結合部材60を離脱した後のナ
ット体37に合致させ、そして、この貫通孔96に通したボ
ルト97をナット体37に螺合させる。
【0035】これにより外壁35のそれぞれを、固定用装
置90を介して外壁用枠体23側に固定し得る。なお、結合
部材60の離脱作業や固定用装置90による固定作業は、外
壁用枠体23を足場として外壁35群の後面側から行われ
る。
【0036】このような外壁35の固定作業を行っている
間に、外壁支持装置40は下降され、そして地上側におい
て、次の外壁35群が結合部材60を介してセットされる。
そして、上述と同様の作業が繰り替えされる。
【0037】一つの列において、上下の全ての外壁35を
渡した状態で外壁支持装置40は、その昇降ガイド装置50
が前述とは逆操作のによって一対のリップ溝形材24間か
ら離脱される。そして位置決めピン83を外した状態で、
ウインチ81を作動させることで、または可動体75を手動
により押し引きすることで、あるいは両方を行うこと
で、ガイド体30に支持案内されて可動体75を移動させ、
その昇降作用位置を左右方向に移動させる。これによ
り、外壁支持装置40を吊り状態で左右方向に移動させ
得、隣接した次の列における一対のリップ溝形材24間に
位置させ得る。したがって前述と同様に作用させること
で、この次の列における外壁35の取り付けを行える。
【0038】なお、各列において固定された外壁35群に
おいて、左右の列間で隣接した外壁35の側縁間の隙間に
はシール材100 が埋め込み状に設けられ、また上下の外
壁35間には、あらかじめガスケット101 が介在されてい
る。
【0039】上記実施例では、固定用装置90の受け部材
91をブラケット32に着脱自在としているが、これは受け
部材91をリップ溝形材24に側に着脱自在としてもよい。
上記実施例において外壁支持装置40は、上下三枚(複数
枚)の外壁35を支持し得る構成としているが、これは一
枚づつであってもよい。上記実施例では、昇降駆動装置
70の作用位置を、ガイド体30に支持案内されて左右動自
在としているが、これは左右動せず、列間で移設させる
形式であってもよい。
【0040】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、外壁
を、一組のリップ溝形材の外面側間でかつ所定のレベル
に位置させた状態で、固定用装置を介して外壁用枠体側
に固定でき、したがってリップ溝形材の外面側にガイド
パネルなどを設ける必要がなくて、使用材料を減少でき
る。その際に固定用装置による固定作業は、外壁用枠体
を足場として外壁の後面側から容易に行うことができ、
外部の足場を不要にできて、経済性や作業性を向上でき
るとともに、溶接作業を不要にして着装により行うこと
ができる。そして、各列において固定した外壁群におい
て、左右の列間で隣接した外壁の側縁間の隙間に、シー
ル材を埋め込み状に設けることで、接続線は、段(突出
部)が生じないことから見栄えを良くできるとともに、
充分にシールできて雨風の入り込みを防止できる。
【0041】また上記構成の本第2発明によると、固定
用装置を作用させるに、まず外壁の下方に位置した受け
部材をブラケットに固定でき、これにより外壁の下面を
受け部材に上方から当接できて、外壁を受け部材により
受け止めることができる。次いで連結部材を、リップ溝
形材に内側から作用させるとともに、外壁の被結合部に
作用させることで、外壁を、外壁の後面側から作用させ
た固定用装置を介して外壁用枠体側に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、建物の外壁構造にお
ける外壁接合部の斜視図である。
【図2】同建物の外壁構造における外壁接合部の一部切
り欠き平面図である。
【図3】同建物の外壁構造における外壁接合部の一部切
り欠き側面図である。
【図4】同建物の外壁構造における外壁接合部の背面図
である。
【図5】同建物の外壁構造における構築物の縦断正面図
である。
【図6】同建物の外壁構造における構築途中の正面図で
ある。
【図7】同建物の外壁構造における構築途中の横断平面
図である。
【図8】同建物の外壁構造における要部の一部切り欠き
正面図である。
【図9】同建物の外壁構造における要部の一部切り欠き
平面図である。
【図10】同建物の外壁構造における要部の拡大平面図
である。
【図11】同建物の外壁構造における要部の一部切り欠
き正面図である。
【図12】同建物の外壁構造における要部の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 自動倉庫設備 2 基礎部(床) 5 自動倉庫 6 棚 20 建物 21 屋根体 22 囲壁体 23 外壁用枠体 24 リップ溝形材 24A 開放部 24B 非開放部 30 ガイド体 32 ブラケット 35 外壁 36 係止ロッド 37 ナット体(被結合部) 40 外壁支持装置 50 昇降ガイド装置 60 結合部材 70 昇降駆動装置 90 固定用装置 91 受け部材 94 連結部材 95 係合部 100 シール材 101 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 弘義 愛知県犬山市犬山字愛后町8−1 Ata go7 402号室 (72)発明者 加戸 貞之 東京都日野市南平2−36−16 (72)発明者 荒井 紀博 愛知県名古屋市天白区土原2−432−14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁用枠体は、開放部を相対向させた左
    右一対のリップ溝形材を上下方向に有するとともに、一
    対が一組のリップ溝形材を、非開放部を相近接させて複
    数組配設し、一組のリップ溝形材の外面側間に配置自在
    な外壁を設け、この外壁に後面側から作用する固定用装
    置をリップ溝形材側に着脱自在に設け、隣接した外壁の
    側縁間の隙間にシール材を設けたことを特徴とする建物
    の外壁構造。
  2. 【請求項2】 リップ溝形材の上下方向の複数箇所に、
    相対向側へ突出するブラケットを設け、固定用装置を、
    ブラケットに着脱自在でかつ外壁の下面が当接自在な受
    け部材と、外壁に設けた被結合部に作用しかつリップ溝
    形材側に作用する連結部材とにより構成したことを特徴
    とする請求項1記載の建物の外壁構造。
JP15910895A 1995-06-26 1995-06-26 建物の外壁構造 Pending JPH094102A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011139123A2 (ko) * 2010-05-07 2011-11-10 Kim Bong Suk 커튼월시스템

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WO2011139123A2 (ko) * 2010-05-07 2011-11-10 Kim Bong Suk 커튼월시스템
WO2011139123A3 (ko) * 2010-05-07 2012-03-29 Kim Bong Suk 커튼월시스템

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