JPH09406A - ミラー付キャビネットの製造方法 - Google Patents

ミラー付キャビネットの製造方法

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Publication number
JPH09406A
JPH09406A JP18104095A JP18104095A JPH09406A JP H09406 A JPH09406 A JP H09406A JP 18104095 A JP18104095 A JP 18104095A JP 18104095 A JP18104095 A JP 18104095A JP H09406 A JPH09406 A JP H09406A
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JP
Japan
Prior art keywords
mirror
resin plate
vacuum
cabinet
vacuum forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP18104095A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Amano
良三 天野
Kazunori Furubayashi
和典 古林
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH09406A publication Critical patent/JPH09406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易にかつ短時間でミラー付キャビネットを
製造できる製造方法の提供を目的とする。 【構成】 樹脂板2を加熱しつつ真空成形型3により樹
脂板2を所定形状のキャビネット体に成形する際に、接
着剤9を塗布したミラー8をセットしたプラグ6を真空
成形型3の反対側より樹脂板2に押し付け、ミラー8を
貼着一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミラー付きのキャビ
ネットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、ミラー付きのキャビ
ネットは、別途成形したキャビネット体に対し、固定金
具,テープ等を用いてミラーを後付けして製造されてお
り、製造工程が多く、また、ミラーを固定するための固
定金具等が必要となるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、製造工程が少なく、ま
た、固定金具等を必要としないミラー付キャビネットの
製造方法を提供せんことを目的とし、その第1の要旨
は、真空成形型により樹脂板を加熱しつつ所定形状のキ
ャビネット体に真空成形する際に、接着剤を塗布したミ
ラーをセットしたプラグを前記真空成形型の反対側より
前記樹脂板に押し付け、前記キャビネット体に前記ミラ
ーを貼着一体化させることである。また、第2の要旨
は、樹脂板を加熱しつつ真空成形型を押し付けて該樹脂
板を所定形状のキャビネット体に成形するに際し、あら
かじめ前記真空成形型に、接着剤を塗布したミラーをセ
ットして、該ミラーを接着剤を介し前記キャビネット体
に貼着一体化させることである。
【0004】
【作用】前記、第1の要旨において、真空成形型を樹脂
板に押し付けて成形する際に、反対側よりプラグを押し
付け、このプラグにあらかじめ接着剤を塗布したミラー
をセットしておけば、キャビネット体の成形と同時にプ
ラグを介しミラーをキャビネット体に貼着一体化させる
ことができ、製造が容易で、かつミラーを固定するため
の固定金具等を必要とせず、コストを低減させてミラー
付キャビネットを製造することができる。また、前記第
2の要旨において、あらかじめ真空成形型にミラーをセ
ットしておき、真空成形型を樹脂板に押し付けて、樹脂
板を所定形状のキャビネット体に成形する際に、同時に
ミラーをキャビネット体に貼着一体化させることがで
き、製造工程が少なく製造が容易なものとなる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ミラー付キャビネットの製造方法の第1
実施例を示すものであり、樹脂板2の両端をクランプ
1,1で固定しておき、樹脂板2の下方には真空成形型
3を配置し、一方、樹脂板2の上方にはプラグ6を配置
させておき、樹脂板2を160℃〜200℃程度に加熱
した状態で、樹脂板2に対し真空成形型3およびプラグ
6をそれぞれ押し付けて、樹脂板2を所定形状のキャビ
ネット体に成形するものであり、樹脂板2としては例え
ば3mm程度の厚みを有するハイインパクトポリスチレン
(HIPS)、その他ABS,アクリル塩ビ,アクリル
等が用いられる。
【0006】前記真空成形型3は中空状をなし、その表
面側には多数の細孔3a,3a,3aが貫通状に形成さ
れたものとなっており、表面側には中央部に凹部3bと
その両側に突出状に凸部3c,3cが形成されたものと
なっており、この真空成形型3は外部の真空発生源5と
真空パイプ4により接続されたものとなっている。
【0007】一方、前記プラグ6も中空形状に形成さ
れ、その表面側に多数の細孔6a,6a,6aが穿設形
成されており、内部を減圧するために減圧パイプ7が接
続されたものとなっている。このプラグ6の表面にあら
かじめミラー8をセットしておくことができ、減圧パイ
プ7を介しプラグ6内を減圧させて細孔6aの表面側に
ミラー8を吸着させて所定位置にセットすることがで
き、このミラー8の図示下面側にはあらかじめ接着剤9
を塗布しておくことができる。
【0008】樹脂板2を加熱して柔らかくした状態で、
真空成形型3を上方へ移動させて樹脂板2に下方側より
押し付けると、樹脂板2は加熱されているため容易に真
空成形型3の表面形状にならった形状となり、真空成形
型3内は真空発生源5を作動させることにより真空状態
となり、細孔3aを介し樹脂板2を吸引して真空成形型
3の凹部3bおよび凸部3cの形状に樹脂板2を形成さ
せることができる。
【0009】同時に上方よりプラグ6が樹脂板2に押し
付けられて、図2のような状態で樹脂板2は真空成形型
3およびプラグ6に押圧された状態となる。この時に、
プラグ6にセットされているミラー8は接着剤9を介し
強固に樹脂板2に貼着されるものであり、図では真空成
形型3の凹部3bにより形成される樹脂板2の面にミラ
ー8が接着剤9を介し固着されることとなる。また、樹
脂板2には真空成形型3の凸部3cにより凸部2aが良
好に形成される。
【0010】その後に、真空成形型3およびプラグ6内
の減圧状態を解除してそれぞれ上下方向に脱型させるこ
とにより、樹脂板2により所定形状のキャビネット体が
形成されると同時にこのキャビネット体には強固にミラ
ー8が固定されたものとなり、何ら固定金具等を用いる
ことなくミラー8を一体化させた良好なキャビネット体
を形成することができる。
【0011】なお、ミラー8はガラス製であっても良
く、アクリル製等のプラスチック製のもの、または、表
面にアルミ箔を貼り裏面にラミネートフィルムを張り付
けたアルミラミネートシート製あるいはステンレスシー
ト製であっても良い。特に前記プラスチック製のものは
軽く樹脂板2への貼着が容易となるため、プラスチック
製のミラー8を用いることが好ましい。
【0012】このように本例では、真空成形型3により
樹脂板2を所定形状のキャビネット体に成形する際に、
同時にプラグ6にセットしたミラー8を強固に固着させ
て、キャビネット体にミラーを貼着一体化させることが
でき、製造を容易かつ短時間で完了することができる。
【0013】次に、図3は第2実施例を示すものであ
り、図3においては、樹脂板2の両端をクランプ1,1
で固定しておき、樹脂板2の下方に真空成形型3を配置
させ、真空成形型3の中央部にあらかじめミラー8をセ
ットしておくものである。なお、真空成形型3を真空発
生源5を作動させて減圧させることにより、真空成形型
3に形成されている細孔3aを介し強固にミラー8を吸
着させて真空成形型3の所定位置にセットしておくこと
ができる。この時、ミラー8の上面にはあらかじめ接着
剤9を塗布しておく。なお、真空成形型3のミラー8を
セットした両側には凹み状に凹部3d,3dが形成さ
れ、さらにその外側には凸部3e,3eが形成された形
状となっている。
【0014】前記樹脂板2を170℃〜190℃程度に
加熱した状態で、前記真空成形型3を移動させて樹脂板
2に押し付け、かつ真空成形型3の内部を真空状態にし
ておくと、加熱された樹脂板2は図4に示すように真空
成形型3の表面形状に沿って密着状態となり、所定形状
のキャビネット体に形成されるものであり、この時に接
着剤9を介しミラー8が樹脂板2に貼着一体化されるも
のである。
【0015】本例においても、樹脂板2に真空成形型3
を押し付けて樹脂板2を所定形状のキャビネット体に成
形すると同時にミラー8を貼着一体化させることがで
き、ミラー付きのキャビネットを短時間で少ない工程で
製造することができ、製造コストが低減するとともに、
従来のような固定金具等を何ら必要とせず、スッキリと
した形状のミラー付キャビネットを製造することができ
る。なお、この場合もミラー8はプラスチック製のもの
を用いることが好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、真空成形型により樹脂板を加
熱しつつ所定形状のキャビネット体に真空成形する際
に、接着剤を塗布したミラーをセットしたプラグを前記
真空成形型の反対側より前記樹脂板に押し付け、前記キ
ャビネット体に前記ミラーを貼着一体化させることとし
たため、樹脂板を真空成形型により所定のキャビネット
体に成形すると同時にプラグを介しミラーをキャビネッ
ト体に押し付けて貼着一体化させることができ、ミラー
付きのキャビネットを容易に短時間で製造することがで
き、従来のような金具等を必要とせずコストを低減させ
て製造することができる。
【0017】また、樹脂板を加熱しつつ真空成形型を押
し付けて該樹脂板を所定形状のキャビネット体に成形す
るに際し、あらかじめ前記真空成形型に、接着剤を塗布
したミラーをセットして、該ミラーを接着剤を介し前記
キャビネット体に貼着一体化させることとしたため、真
空成形型で所定形状のキャビネット体を成形する際に同
時にミラーを貼着一体化させることができ、製造が容易
でコストを低減させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の製造方法を示す配置構成図であ
る。
【図2】図1の真空成形型とプラグを押し付けた状態の
製造工程図である。
【図3】第2実施例を示す配置構成図である。
【図4】図3の真空成形型を樹脂板に押し付けた製造工
程図である。
【符号の説明】
2 樹脂板 3 真空成形型 3a 細孔 4 真空パイプ 5 真空発生源 6 プラグ 6a 細孔 8 ミラー 9 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空成形型により樹脂板を加熱しつつ所
    定形状のキャビネット体に真空成形する際に、接着剤を
    塗布したミラーをセットしたプラグを前記真空成形型の
    反対側より前記樹脂板に押し付け、前記キャビネット体
    に前記ミラーを貼着一体化させることを特徴とするミラ
    ー付キャビネットの製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂板を加熱しつつ真空成形型を押し付
    けて該樹脂板を所定形状のキャビネット体に成形するに
    際し、あらかじめ前記真空成形型に、接着剤を塗布した
    ミラーをセットして、該ミラーを接着剤を介し前記キャ
    ビネット体に貼着一体化させることを特徴とするミラー
    付キャビネットの製造方法。
JP18104095A 1995-06-22 1995-06-22 ミラー付キャビネットの製造方法 Pending JPH09406A (ja)

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JP18104095A JPH09406A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 ミラー付キャビネットの製造方法

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JPH09406A true JPH09406A (ja) 1997-01-07

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