JPH0940248A - 抄紙機駆動制御装置 - Google Patents

抄紙機駆動制御装置

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JPH0940248A
JPH0940248A JP7193118A JP19311895A JPH0940248A JP H0940248 A JPH0940248 A JP H0940248A JP 7193118 A JP7193118 A JP 7193118A JP 19311895 A JP19311895 A JP 19311895A JP H0940248 A JPH0940248 A JP H0940248A
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JP
Japan
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tension
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Application number
JP7193118A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yoshioka
由行 吉岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明の抄紙機駆動制御装置は、通紙張
力設定器1の設定値と通紙巾値から通紙巾張力基準を演
算する通紙巾張力基準演算器2と、通紙巾張力基準と紙
の実張力との論理積を演算する加算回路21と、加算回路
21と張力制御器12との間に設けられて紙20が全巾に到達
した場合に開く第2開閉回路3と、紙20が全巾に到達し
た場合の紙の実張力値を記憶する張力記憶器5と、張力
記憶器5と加算回路21との間に設けられて紙20が全巾に
到達した場合に閉じる第3開閉回路4と、張力記憶器5
に記憶された記憶張力値から全巾張力基準値まで張力基
準を変化させる張力基準調整器6とを備えたことを特徴
としている。 【効果】 本発明による抄紙機によって得られる紙の品
質を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機駆動制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機の最新セクションとして紙を巻き
取るリールパートの通紙時における駆動は、リールドラ
ムとスプールスタータの速度制御により行なわれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通紙時は、紙を細巾の
状態でスプールスタータに巻き付けた後、徐々に紙巾を
広げて全巾とするが、この間は速度制御のみで駆動して
いる為、抄速ならびに紙の銘柄によって経験的かつ微妙
な速度調整が必要となる。このリールドラムもしくはス
プールスタータの速度調整を誤まると、紙切れや紙たる
みによる通紙の失敗が発生するという不具合があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するための
もので、その目的は、抄速ならびに紙の銘柄によって経
験的かつ微妙な速度調整に依存することなく安定した通
紙運転が可能となる抄紙機駆動制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の抄紙機駆動制御
装置は、リールドラムを駆動する電動機と、電動機を可
変速制御する可変速制御装置と、可変速制御装置に速度
指令を与える速度制御器と、電動機の回転速度を予め定
める速度設定器と、電動機の実速度を検出する速度検出
器と、速度制御器に張力補正値を与える張力制御器と、
スプールスタータに巻き取られた紙が全巾に到達した場
合に閉じる第1開閉回路と、紙の実張力を検出する張力
検出器と、張力制御器に全巾時の張力設定を行なう全巾
張力設定器と、張力制御器に全巾長の設定を行なう全巾
長設定器と、全巾設定器と全巾張力設定器の設定値から
全巾張力基準値を演算する全巾張力基準演算器と、から
なる抄紙機駆動制御装置において、通紙時の張力設定を
行なう通紙張力設定器と、通紙張力設定器の設定値と通
紙巾値から通紙巾張力基準を演算する通紙巾張力基準演
算器と、通紙巾張力基準と紙の実張力との論理積を演算
する加算回路と、加算回路と張力制御器との間に設けら
れて紙が全巾に到達した場合に開く第2開閉回路と、紙
が全巾に到達した場合の紙の実張力値を記憶する張力記
憶器と、張力記憶器と加算回路との間に設けられて紙が
全巾に到達した場合に閉じる第3開閉回路と、張力記憶
器に記憶された記憶張力値から全巾張力基準値まで張力
基準を変化させる張力基準調整器とを備えたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明の抄紙機駆動制御装置においては、リー
ルドラムを電動機によって駆動し、電動機を可変速制御
し、速度制御器によって可変速制御装置に速度指令を与
え、電動機の回転速度を予め定め、電動機の実速度を検
出し、速度制御器に張力補正値を与え、スプールスター
タに巻き取られた紙が全巾に到達した場合に第1開閉回
路を閉じ、紙の実張力を検出し、張力制御器に全巾時の
張力設定を行ない、張力制御器に全巾長の設定を行な
い、全巾長設定器と全巾張力設定器の設定値から全巾張
力基準値を演算し、通紙時の張力設定を行ない、通紙張
力設定器の設定値と通紙巾値から通紙巾張力基準を演算
し、通紙巾張力基準と紙の実張力との論理積を演算し、
加算回路と張力制御器との間に第2開閉回路を設けて紙
が全巾に到達した場合に開き、紙が全巾に到達した場合
の紙の実張力値を記憶し、張力記憶器と加算回路との間
に第3開閉回路を設けて紙が全巾に到達した場合に閉
じ、張力記憶器に記憶された記憶張力値から全巾張力基
準値まで張力基準を変化させることを特徴としている。
【0007】
【実施例】次に本発明の抄紙機駆動制御装置の一実施例
を説明する。図1において、電動機7はリールドラム1
8に直結されて駆動するモータである。可変速制御装置
8は電動機7に電気的に接続されて電動機7の回転速度
を変化させながら駆動する制御装置である。速度制御器
9は可変速制御装置8に接続され、可変速制御装置8に
速度を与える制御器である。速度設定器10は電動機7の
回転速度を予め定める設定器である。速度検出器11は電
動機7に直結されて電動機7の実速度を検出する検出器
である。張力制御器12は信号加算器12aを介して速度制
御器9に接続され、速度制御器9に張力補正値を与える
制御器である。第1開閉回路13は例えば接点などで構成
されるが、スプールスタータ19に巻き取られた紙20が全
巾に到達した場合に閉じる回路である。張力検出器14は
紙20を送り出すロールなどに取り付けられ、紙20の実張
力を検出する検出器である。全巾張力設定器15は張力制
御器12に全巾時の張力設定を行なう設定器であり、全巾
長設定器16は張力制御器12に全巾長の設定を行なう設定
器である。全巾張力基準演算器17は全巾張力設定器15お
よび全巾長設定器16に接続され、全巾長設定器16と全巾
張力設定器15の設定値から全巾張力基準値を演算する演
算器である。通紙張力設定器1は通紙時の張力設定を行
なう設定器である。通紙巾張力基準演算器2は通紙張力
設定器1に接続され、通紙張力設定器1の設定値と通紙
巾値から通紙巾張力基準を演算する演算器である。加算
回路21は通紙巾張力基準演算器2と張力検出器14に接続
され、通紙巾張力基準と紙20の実張力との論理積を演算
する回路である。第2開閉回路3は加算回路21と張力制
御器12との間に設けられて紙20が全巾に到達した場合に
開く回路である。張力記憶器5は紙20が全巾に到達した
場合の紙20の実張力値を記憶する記憶器である。第3開
閉回路4は張力記憶器5と加算回路21との間に設けられ
て紙20が全巾に到達した場合に閉じる回路である。張力
基準調整器6は張力記憶器5と全巾張力基準演算器17に
接続され、張力記憶器5に記憶された記憶張力値から全
巾張力基準値まで張力基準を変化させる調整器である。
【0008】即ち、通紙時の紙20の張力設定を行なう通
紙張力設定器1の設定値TTSと通紙時の紙巾である通紙
巾値WT により通紙巾張力基準演算器2は、通紙時の通
紙巾張力基準TTRを演算する。今、TTS〔N/m〕を単
位長当りの張力設定値、WT〔m〕を通紙巾値とする
と、TTR=TTS×WT 〔N〕となる。ここに、通紙巾値
T は、例えば抄紙機の上流工程にある紙の原料噴出装
置の紙巾信号とする。そして、通紙の開始にて細巾の紙
20がスプールスタータ19に巻き付けられると、通紙時の
み閉となる第2開閉回路3が閉となり通紙巾張力基準T
TRが張力検出器14の検出値とともに張力制御器12に入力
される。
【0009】一方、リールドラム18を駆動する電動機7
は、可変速制御装置8により制御される。速度制御器9
はリールドラムの速度設定器10の設定値と電動機7に取
り付けられたリールドラム18の速度検出器11の検出値を
受けて可変速制御装置8に速度指令を出力する。
【0010】又、第1開閉回路13は、紙20が全巾に到達
後に閉となる接点であり、通紙時は開となっている。
【0011】これらの制御系において、通紙時に第2開
閉回路3のみが閉となることで、通紙巾張力基準TTR
受けた張力制御器12の出力は、張力補正値として速度制
御器9に入力され、リールドラム18の速度補正として働
く。
【0012】これにより、通紙時は、紙20の実張力が細
巾から全巾に至る間、通紙張力設定器1の設定値TTS
なる様に張力制御される。
【0013】通紙時に紙20が細巾から全巾に到達するこ
とで、第3開閉回路4が閉となると、張力記憶器5が全
巾に到達した時点の実張力値を記憶する。張力基準調整
器6は張力記憶器5に記憶された張力値TFF〔N〕を初
期値として、全巾張力基準演算器17により演算された張
力基準値TFRまで徐動に張力基準を変化させる。尚、張
力基準値TFRは下記の演算による。ここに、TFS〔N/
m〕は全巾張力設定器15による単位長当りの設定値、W
F 〔m〕は全巾長設定器16による設定値である。
【0014】また、第3開閉回路4が閉となると同時に
第1開閉回路13も全巾到達によって閉となる。
【0015】これにより、紙巾が全巾に到達すること
で、通紙時の張力制御から通常の張力制御(基準値
FR)へ移る際に、張力基準が急激に変化しない様に制
御を行う。
【0016】このように、通紙の開始にて細巾紙がスプ
ールスタータ19に巻き付けられた状態から通紙張力設定
器1の設定値による張力補正を生かし、通紙時の紙巾が
細巾から全巾に向って広げられる間、通紙張力設定器1
の設定値による張力制御を行うことにより紙切れ、紙た
るみを抑制する。又、全巾に到達した時点で全巾張力設
定器15による通常の張力制御へ移る際に、張力基準を全
巾に到達時の実張力値を初期値として、徐々に全巾張力
設定器15の設定値まで変化させることで、紙切れ、紙た
るみを抑制する。
【0017】
【発明の効果】本発明により、通紙時の紙巾が細巾から
全巾に向って広げられる間、張力制御が行われることに
より、紙切れ、紙だるみを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す抄紙機駆動制御装置の
構成図である。
【符号の説明】
1…通紙張力設定器 2…通紙巾張力基準
演算器 3…第2開閉回路 4…第3開閉回路 5…張力記憶器 6…張力基準調整器 7…電動機 8…可変速制御装置 9…速度制御器 10…速度設定器 11…速度検出器 12…張力制御器 13…第1開閉回路 14…張力検出器 15…全巾張力設定器 16…全巾長設定器 17…全巾張力基準演算器 21…論理積回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールドラムを駆動する電動機と、この
    電動機を可変速制御する可変速制御装置と、この可変速
    制御装置に速度指令を与える速度制御器と、前記電動機
    の回転速度を予め定める速度設定器と、前記電動機の実
    速度を検出する速度検出器と、前記速度制御器に張力補
    正値を与える張力制御器と、スプールスタータに巻き取
    られた紙が全巾に到達した場合に閉じる第1開閉回路
    と、前記紙の実張力を検出する張力検出器と、前記張力
    制御器に全巾時の張力設定を行なう全巾張力設定器と、
    前記張力制御器に全巾長の設定を行なう全巾長設定器
    と、この全巾設定器と前記全巾張力設定器の設定値から
    全巾張力基準値を演算する全巾張力基準演算器と、から
    なる抄紙機駆動制御装置において、通紙時の張力設定を
    行なう通紙張力設定器と、この通紙張力設定器の設定値
    と通紙巾値から通紙巾張力基準を演算する通紙巾張力基
    準演算器と、前記通紙巾張力基準と前記紙の実張力との
    論理積を演算する加算回路と、この加算回路と前記張力
    制御器との間に設けられて前記紙が全巾に到達した場合
    に開く第2開閉回路と、前記紙が全巾に到達した場合の
    前記紙の実張力値を記憶する張力記憶器と、この張力記
    憶器と前記加算回路との間に設けられて前記紙が全巾に
    到達した場合に閉じる第3開閉回路と、この張力記憶器
    に記憶された記憶張力値から前記全巾張力基準値まで張
    力基準を変化させる張力基準調整器と、を具備してなる
    抄紙機駆動制御装置。
JP7193118A 1995-07-28 1995-07-28 抄紙機駆動制御装置 Pending JPH0940248A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102923511A (zh) * 2012-10-31 2013-02-13 上海海泰克系统工程有限公司 卷绕张力控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102923511A (zh) * 2012-10-31 2013-02-13 上海海泰克系统工程有限公司 卷绕张力控制系统
CN102923511B (zh) * 2012-10-31 2015-11-04 上海海泰克系统工程有限公司 卷绕张力控制系统

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