JPH0939811A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JPH0939811A
JPH0939811A JP7211240A JP21124095A JPH0939811A JP H0939811 A JPH0939811 A JP H0939811A JP 7211240 A JP7211240 A JP 7211240A JP 21124095 A JP21124095 A JP 21124095A JP H0939811 A JPH0939811 A JP H0939811A
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真澄 林
Ryoichi Nagasaka
良一 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非操舵時には制御流量を少なくして、パワー
ステアリング回路側で発生する圧力損失を小さくし、エ
ネルギーロスを低減させることである。 【解決手段】 絞り弁が、ボディと、ボディに摺動自在
に組み込んだプランジャ37と、プランジャ37に作用
させたスプリング44と、プランジャ37の移動に応じ
て開度を変えるオリフィス機構3aとを備え、上記プラ
ンジャ37のパワーステアリング回路PS側の受圧面積
をポンプ1側の受圧面積よりも大きくしている。そし
て、プランジャ37がノーマル位置にあるとき、オリフ
ィス機構3aの開度が最小に保たれ、また、パワーステ
アリング回路PSで負荷圧が発生したとき、受圧面積の
差によりプランジャ37がスプリング44に抗して移動
し、オリフィス機構3aの開度が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フローコントロ
ールバルブを備えたパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図11に示す従来例では、ポンプ
1の吐出口1aを、パワーステアリング回路PSに接続
している。そして、これらポンプ1とパワーステアリン
グ回路PSを接続する流路2の途中には、絞り弁3を設
けている。さらに、次に述べるフローコントロールバル
ブFVを設けている。フローコントロールバルブFV
は、ケーシングcのスプール孔6にスプール7を摺動自
在に組み込んで、このスプール孔6内を圧力室8aとパ
イロット室8bとに区画している。そして、パイロット
室8bには、パイロット通路29を介して前記絞り弁3
の下流側の圧力を導いている。また、このパイロット室
8bにはスプリング9を設け、その弾性力をスプール7
に作用させている。
【0003】上記圧力室8aにはポンプポート4を介し
てポンプ1に接続しており、スプール7がノーマル位置
にあるときは、この圧力室8aとドレンポート5とを完
全に遮断している。そして、スプール7がスプリング9
に抗して移動すると、その移動量に応じた開度で、圧力
室8aをドレンポート5に連通することになる。このよ
うにしたフローコントロールバルブFVは、絞り弁3の
前後の差圧に応じて余剰流量をタンクTに還流する。し
たがって、絞り弁3の前後の差圧は一定に保たれること
になる。
【0004】上記の回路図を具体的に示したのが図8〜
図10であり、ここでは、ポンプ1としてベーンポンプ
VPを用いている。ベーンポンプVPは、ポンプボディ
10及びカバー11からなるハウジングHに、軸穴12
を形成するとともに、この軸穴12内に設けた軸受13
によってシャフト14を回転自在に支持している。シャ
フト14は、ポンプボディ10内に設けたロータ15の
回転軸となっており、このロータ15には複数のベーン
16を放射状に組み込んでいる。さらに、上記ロータ1
5の周囲には、楕円形の内壁を有するカムリング17を
設けている。そして、シャフト14が駆動すると、ロー
タ15も回転するが、このときベーン16がカムリング
17の内壁に沿って出たり入ったりする。つまり、各ベ
ーン16の先端がカムリング17に密接したまま回転
し、これら各ベーン16間のそれぞれが独立した室を構
成する。
【0005】そして、各室が収縮行程に入ったときに吐
出口から流体を吐出する一方、各室が拡大行程に入った
ときに流体を吸入することになる。なお、ロータ15及
びカムリング17の側面には、サイドプレート18を設
けている。そして、このサイドプレート18の背面側に
は高圧室19を形成し、ポンプ吐出圧を導いている。し
たがって、この高圧室19内の流体圧により、サイドプ
レート18がロータ15側に押し付けられ、ローディン
グバランスを保つことができる。このようにしたベーン
ポンプVPのハウジングHには、フローコントロールバ
ルブFV及び絞り弁3を一体に設けている。
【0006】図10に、フローコントロールバルブF
V、及び絞り弁3の断面図を示す。フローコントロール
バルブFVは、次のような構成となっている。つまり、
ハウジングHにスプール孔6を形成し、このスプール孔
6に、ベーンポンプVPの吐出口に連通するポンプポー
ト4と、タンクTに連通するドレンポート5を連通させ
る。スプール孔6内には、スプール7を摺動自在に組み
込んでいる。このスプール7の一端側には、ポンプポー
ト4に連通する圧力室8aが形成されている。また、ス
プール孔6とスプール7とが相まって、スプール7の他
端側にはパイロット室8bが形成される。そして、パイ
ロット室8bにはスプリング9を設け、その弾性力をス
プール7に作用させている。そして、このスプール7が
スプリング9に抗して移動すると、その移動量に応じて
圧力室8aがドレンポート5に連通することになる。
【0007】絞り弁3は、次のような構成となってい
る。つまり、スプール孔6の端部にコネクタ20を挿入
し、螺合している。そして、このコネクタ20にアクチ
ュエータポート20aを形成して、圧力室8aをパワー
ステアリング回路に連通させる。さらに、圧力室8a側
におけるコネクタ20の端部に、絞り孔21を有するサ
ポート部材22が設けられている。また、圧力室8a側
におけるスプール7の端部にはロッド部材23を固定
し、このロッド部材23を上記絞り孔21に貫通させて
いる。さらに、このロッド部材23の先端には、大径部
23aを設けている。そして、これらロッド部材23と
絞り孔21とによって、絞り弁3のオリフィス機構3a
が構成される。
【0008】このオリフィス機構3aの上流側の圧力
は、圧力室8a側におけるスプール7の端部に作用する
ことになる。また、オリフィス機構3aの下流側の圧力
は、パイロット室8b側におけるスプール7の端部に作
用する。つまり、オリフィス機構3aの下流側に位置す
るアクチュエータポート20aの流体が、圧力感知孔2
4→環状溝25→通路口26→通路27→小孔28から
なるパイロット通路29を通って、パイロット室8bに
導かれている。したがって、オリフィス3a機構の前後
の差圧に応じてスプール7が移動し、その移動量に応じ
て、ポンプ吐出量のうち余剰流量をタンクTに還流す
る。そして、オリフィス3aの前後の差圧を、一定に保
つことになる。なお、パイロット室8b側におけるスプ
ール7の端部には、スプリング31、ボールサポート3
2、ボールポペット33、及びシート部材34からなる
リリーフバルブを設けている。
【0009】次に、このパワーステアリング装置の作用
を説明する。ベーンポンプVPのシャフト14は、図示
していないエンジンに連結している。したがって、エン
ジン回転数Nが高くなれば、ロータ15も高回転して、
吐出量が多くなる。この吐出流体は、圧力室8aに導か
れ、フローコントロールバルブFV及び絞り弁3で制御
される。そして、この制御流量Qが、アクチュエータポ
ート20aを通ってパワーステアリング回路PSに供給
される。エンジン回転数Nが低いときには、圧力室8a
に導かれる吐出流体は少なく、オリフィス機構3aの前
後で発生する差圧も小さくなっている。そして、この差
圧がスプール7の両端部に作用しても、スプリング9が
保持するイニシャル荷重のためスプール7は移動しな
い。したがって、圧力室8aとドレンポート5とは遮断
された状態を保ち、ポンプ吐出量のすべてがパワーステ
アリング回路PSに供給される。このように、エンジン
回転数Nが低い範囲では、吐出流体のすべてがパワース
テアリング回路PSに供給され、エンジン回転数Nに比
例して制御流量Qが増える。(図11の特性線Xの区間
a)。
【0010】エンジン回転数NがN1に達すると、オリ
フィス機構3aの前後で発生する差圧により、スプール
7がスプリング9に抗して移動する。そして、その移動
量に応じた開度で圧力室8aをドレンポート5に連通
し、余剰流量をタンクTに戻す。したがって、オリフィ
ス機構3aの前後の差圧が一定に保たれることになる。
そして、この範囲では、スプール7が移動しても、絞り
孔21に貫通している部分におけるロッド23の径は変
わらないので、可変絞り3の開度が一定に保たれてい
る。このように、エンジン回転数NがN1を越える範囲
では、制御流量Qが最大流量Q1を保つことになる(図1
1の特性線Xの区間b)。
【0011】エンジン回転数Nがさらに高くなると、た
くさんの吐出量が圧力室8aに導かれるので、スプール
7がスプリング9に抗して大きく移動する。このように
してスプール7が移動すると、ロッド部材23もスプー
ル7とともに移動するので、大径部23aが絞り孔22
に近づいてくる。そして、エンジン回転数NがN2を越
えると、大径部23aが絞り孔22内に臨むことにな
り、オリフィス機構3aの開度がだんだんと小さくな
る。したがって、制御流量Qが少なくなっていく(図1
1の特性線Xの区間c)。さらに、エンジン回転数Nが
3に達すると、大径部23aが絞り孔22内に完全に
臨んで、オリフィス機構3aの開度が最小となる。した
がって、制御流量Qが最低流量Q0を保つことになる(図
11の特性線Xの区間d)。
【0012】以上述べたパワーステアリング装置では、
図11の特性線Xに示すように、エンジン回転数Nに応
じて制御流量Qが変化する。そして、エンジン回転数N
と車速とはほぼ比例するので、車速に応じたアシスト力
を付与することができる。車両の低速走行時には、最大
流量Q1がパワーステアリング回路PS側に供給される
ので、ハンドルを切れば、大きなアシスト力を得ること
ができる。そして、車速が増せば、制御流量Qが少なく
なるので、アシスト力を小さくしてハンドルを安定させ
ることができる。
【0013】なお、パワーステアリング回路PSへ供給
される最高圧は、リリーフバルブによって決められてい
る。つまり、パワーステアリング回路PSの負荷圧が異
常に上昇すると、パイロット室8bの圧力も大きくな
り、この圧力がボールポペット33に作用する。そし
て、この圧力がスプリング31によって決められている
リリーフ設定圧より大きくなると、ボールポペット33
を押し開いてパイロット室8bとドレンポート5を連通
する。上記のようにパイロット室8bとドレンポート5
が連通すると、圧力感知孔24に流れが生じ、圧力損失
が発生する。そのため、パイロット室8b内の圧力が急
激に低下するので、スプール7は図10の左に移動して
ポンプポート4とドレンポート5の開度を大きくし供給
圧を低くする。そして、パワーステアリング回路PSの
回路圧がリリーフ設定圧より小さくなると、再びボール
ポペット33がシート面34aに着座するので、パワー
ステアリング回路PSの最高圧を一定に保つことができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、車両走行時
にパワーステアリング装置を使用する頻度は、運転時間
の約20%程度である。そして、ハンドルの中立時ある
いは微小操舵時などは、全運転時間の80%を占めると
いわれているが、これらの運転状況ではアシスト力を必
要としない。しかしながら、上記従来例のパワーステア
リング装置では、操舵時・非操舵時のいずれの場合に
も、吐出流体が、図11に示すように制御されている。
つまり、運転時間の大部分を占めるアシスト力不要時に
も、アシスト力に必要とされる流量がパワーステアリン
グ回路PSに供給されてしまう。そのため、無駄な圧力
損失が、ポンプ1とパワーステアリング回路PSを接続
する流路2や、パワーステアリング回路PSで発生する
ことになる。そして、これらの圧力損失が発生すると、
その分だけ大きなポンプ駆動トルクが必要となり無駄な
エネルギーを消費してしまう。また、圧力損失が生じる
際に油温が上昇してしまうこともある。この発明の目的
は、非操舵時には制御流量を少なくすることで、パワー
ステアリング回路側で発生する圧力損失を小さくし、エ
ネルギーを無駄に消費しないパワーステアリング装置を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、エンジン回
転数に応じて吐出量が変化するポンプと、このポンプに
接続したパワーステアリング回路と、これらポンプ及び
パワーステアリング回路の接続途中に設けた絞り弁と、
絞り弁の前後の差圧を一定に保つフローコントロールバ
ルブとを備えたパワーステアリング装置を前提とする。
そして、第1の発明は、絞り弁は、ボディと、ボディに
摺動自在に組み込んだプランジャと、プランジャに作用
させたスプリングと、プランジャの移動に応じて開度を
変えるオリフィス機構とを備え、しかも、プランジャは
パワーステアリング回路側の受圧面積をポンプ側の受圧
面積よりも大きくしてなり、プランジャがノーマル位置
にあるとき、オリフィス機構の開度が最小に保たれ、ま
た、パワーステアリング回路で負荷圧が発生したとき、
受圧面積の差によりプランジャがスプリングに抗して移
動し、オリフィス機構の開度を大きくする構成とした点
に特徴を有する。このような構成にしたので、非操舵時
には、オリフィス機構の開度が最小となっており、制御
流量を最低流量に保つことができる。また、操舵時に
は、パワーステアリング回路で負荷圧が発生するので、
受圧面積の差によりプランジャがスプリングに抗して移
動し、オリフィス機構の開度を大きくする。したがっ
て、アシスト力に必要とされる流量に制御することがで
きる。
【0016】第2の発明は、第1の発明において、オリ
フィス機構は、プランジャに設けた絞り孔と、この絞り
孔を貫通し、プランジャ内に突出させたロッド部材と、
ロッド部材の先端に設け、かつ、その外径を絞り孔の内
径よりも小さくした大径部とからなり、プランジャがノ
ーマル位置にあるとき、大径部が絞り孔内に位置し、ま
た、パワーステアリング回路で負荷圧が発生したとき、
受圧面積の差によりプランジャがスプリングに抗して移
動し、大径部が絞り孔から抜ける構成にした点に特徴を
有する。このような構成にしたので、非操舵時には、大
径部が絞り孔内に位置し、オリフィス機構の開度を最小
に保つことができる。また、操舵時には、パワーステア
リング回路で負荷圧が発生するので、受圧面積の差によ
りプランジャがスプリングに抗して移動し、大径部が絞
り孔から抜ける。したがって、オリフィス機構の開度が
大きくなり、アシスト力に必要とされる流量に制御する
ことができる。
【0017】第3の発明は、第2の発明において、ロッ
ド部材を、フローコントロールバルブに連動させた点に
特徴を有する。ここで、ロッド部材とフローコントロー
ルバルブとを連動させるとは、例えば、フローコントロ
ールバルブを、絞り弁の前後の差圧により移動し、その
差圧を一定に保つスプールから構成するとともに、この
スプールにロッド部材を連結させるような手段によって
達成することができる。このような構成にしたので、ロ
ッド部材がフローコントロールバルブに連動する。そし
て、フローコントロールバルブは、エンジン回転数によ
りポンプ吐出量が変化すると、それに応じて作動するの
で、ロッド部材の位置もエンジン回転数に応じて変わる
ことになる。つまり、エンジン回転数に応じてオリフィ
スの開度を変えることができる。
【0018】第4の発明は、第1の発明において、オリ
フィス機構は、プランジャに設けた第1絞り孔と第2絞
り孔とからなり、プランジャがノーマル位置にあると
き、一方の絞り孔のみが開き、他方の絞り孔が閉じ、ま
た、パワーステアリング回路で負荷圧が発生したとき、
受圧面積の差によりプランジャがスプリングに抗して移
動し、両方の絞り孔が開く構成とした点に特徴を有す
る。このような構成にしたので、非操舵時には、一方の
絞り孔のみが開き、オリフィス機構の開度を最小に保つ
ことができる。また、操舵時には、パワーステアリング
回路で負荷圧が発生するので、受圧面積の差によりプラ
ンジャがスプリングに抗して移動し、両方の絞り孔が開
く。したがって、オリフィス機構の開度が大きくなり、
アシスト力に必要とされる流量に制御することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すこの発明の第1
実施例は、上記従来例において、絞り弁3の構成を変更
したものである。したがって、以下では、この相違点を
中心に説明する。また、従来例と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。ス
プール孔6の端部には、絞り弁3のボディを兼ねるコネ
クタ20を設けている。そして、そのアクチュエータポ
ート20aを介して、圧力室8aをパワーステアリング
回路PS側に連通している。圧力室8a側におけるコネ
クタ20の端部には、ストッパ段部36を形成してい
る。そして、このコネクタ20内には、摺動自在にプラ
ンジャ37を組み込んでいる。
【0020】プランジャ37には軸方向に通孔38を形
成している。したがって、この通孔38の一方の開口端
がパワーステアリング回路PS側に連通し、また、他方
の開口端が圧力室8a側に連通することになる。そし
て、この通孔38の圧力室8a側には絞り孔39を設け
ている。さらに、プランジャ37のアクチュエータポー
ト20a側における外周面端部には、フランジ部40を
設けている。したがって、このフランジ部40とコネク
タ20の内面との間にはスプリング室41が形成され、
このスプリング室41を、孔42を介して低圧通路43
に連通させている。そして、スプリング室41にはスプ
リング44を設け、その弾性力をフランジ部40を介し
てプランジャ37に作用させている。また、コネクタ2
0内にはアクチュエータポート20a側に、スナップリ
ング45をはめ込んでいる。したがって、スプリング4
4の弾性力により、プランジャ37がこのスナップリン
グ45に当接することになる。
【0021】一方、圧力室8a側におけるスプール7の
端部にはロッド部材23を設け、このロッド部材23
を、上記絞り孔39を貫通して通孔38内に臨ませてい
る。そして、ロッド部材23の先端には大径部23aを
設けている。この大径部23aは、その外径が絞り孔3
9の内径よりも小さくなっており、また、テーパー部5
2を有するものである。このようにしたパワーステアリ
ング装置では、ロッド部材23と縮径部39とによっ
て、オリフィス機構3aが構成される。そして、プラン
ジャ37がノーマル位置にあるときは、ロッド部材23
の大径部23aが絞り孔39内に臨んでおり、オリフィ
ス機構3aの開度が最小となっている。なお、この可変
絞り3の下流側の圧力は、従来例と同様、パイロット通
路29を介してパイロット室8bに導かれている。ま
た、この第1実施例では、コネクタ20の外周面に、軸
方向に並べたOリング46、47を設けている。このう
ちOリング46は、圧力室8aの吐出圧と、スプリング
室41のタンク圧とを区画するものである。Oリング4
7は、スプリング室41のタンク圧と、パイロット通路
29の可変絞り3の下流側圧力とを区画している。
【0022】次に、この第1実施例のパワーステアリン
グ装置の作用を説明する。エンジンを始動すると、ベー
ンポンプVPが駆動して、圧力室8aに吐出流体が導か
れる。非操舵時には、パワーステアリング回路PSの負
荷圧が低いので、この負荷圧がプランジャ37の両端部
に作用しても、プランジャ37がノーマル位置を保つ。
したがって、オリフィス機構の開度が最小となってい
る。また、スプール7は、可変絞り3の前後の差圧に応
じて、余剰流量をタンクTに還流するので、可変絞り3
の前後の差圧は一定に保たれることになる。このよう
に、非操舵時には、可変絞り3の開度が最小に保たれ、
しかも、その前後の差圧がフローコントロールバルブF
Vにより一定に保たれるので、制御流量Qを最低流量Q
0に保つことができる(図3の特性線Y)。
【0023】なお、エンジン回転数Nが高くなり、圧力
室8aにたくさんの流量が導かれると、スプール7はス
プリング9に抗して移動するので、ロッド部材23も移
動してしまう。そして、ロッド部材23が移動すると、
その大径部23aが、図1の状態に比べ、さらに絞り孔
39内に臨むことになる。しかし、このように大径部2
3aが絞り孔39に大きく臨んでも、オリフィス機構3
aの開度が大径部23aと絞り孔39とによって構成さ
れていることに変わりなく、その開度が大きく変化する
ことはない。したがって、オリフィス機構3aの開度は
ほぼ同一に保たれると考えてもよい。このように、非操
舵時には、制御流量Qを、エンジン回転数Nにかかわら
ず常に最底流量Q0に保つことができる。
【0024】操舵時には、パワーステアリング回路PS
側に負荷圧が発生し、この負荷圧がプランジャ37の両
端部に作用する。ここで、パワーステアリング回路PS
側におけるプランジャ37の受圧面積は、他方の受圧面
積よりも大きくなっている。したがって、これら受圧面
積に負荷圧が作用すると、その差によって、プランジャ
37がスプリング44に抗して移動する。そして、プラ
ンジャ37が移動すれば、図2に示すように、絞り孔3
9とロッド部材23の大径部23aとが離れ、オリフィ
ス機構の開度が大きくなる。なお、図2に示す状態は、
従来例で説明したパワーステアリング装置と実質的に同
じである。つまり、エンジン回転数Nに応じてスプール
7が移動し、オリフィス機構の開度が変化するものであ
る。なお、この作用については、従来例で述べたので、
その詳細な説明を省略する(図3の特性線Z)。ただし、
この実施例では、ロッド部材23にテーパー部52を設
けたので、最大流量Q1をなだらかに最低流量Q0に移行
させることができる。つまり、大径部23aが絞り孔3
9内に臨むときに、テーパー部52を設けた分だけ、オ
リフィス機構3aの開度をなだらかに変化させることが
できる。
【0025】この第1実施例のパワーステアリング装置
によれば、非操舵時には、図3の特性線Yに示すよう
に、制御流量Qを最低流量Q0を保つことができる。そ
して、最低流量Q0のみをパワーシリンダPS回路側に
供給すれば、流路2あるいはパワーステアリング回路P
Sで発生する圧力損失を抑えることができる。したがっ
て、無駄なエネルギーを消費することがなく、また油温
の上昇を抑えることができる。また、操舵時には、従来
例と同様、図3の特性線Zに示すように、エンジン回転
数Nに応じて、アシスト力に必要な流量に制御すること
ができる。
【0026】そして、エンジン回転数Nは車速にほぼ比
例するので、車速に応じたアシスト力を付与することが
できる。例えば、車両の低速走行時には、最大制御流量
1がパワーステアリング回路PS側に供給されるの
で、大きなアシスト力を得ることができる。そして、車
速が増すと、制御流量Qを少なくできるので、アシスト
力を小さくして、ハンドル操舵を安定させることができ
る。なお、この第1実施例では、ロッド部材23をフロ
ーコントロールバルブFVに連動させているが、例え
ば、ロッド部材23を固定しておいてもよい。ただし、
この場合は、操舵時に、制御流量Qがエンジン回転数に
かかわらず常にアシスト力に必要な流量Q1を保つこと
になる。
【0027】図4、5に示す第2実施例では、プランジ
ャ37に通孔38を形成するととも、この通孔38の圧
力室8a側に、第1絞り孔48を形成している。さら
に、プランジャ37の径方向には第2絞り孔49を形成
している。一方、コネクタ37の先端には径方向に連通
孔50を形成し、圧力室8aとコネクタ37内とを連通
させている。この第2実施例では、ロッド部材23を設
けないで、第1絞り孔48と第2絞り孔49とによっ
て、オリフィス機構3aを構成している。そして、その
他の構成については、第1実施例と同じなので、その詳
細な説明を省略する。
【0028】次に、この第2実施例のパワーステアリン
グ装置の作用を説明する。非操舵時には、パワーステア
リング回路PSの負荷圧が低いので、この負荷圧がプラ
ンジャ37の両端部に作用しても、図4に示すように、
プランジャ37がノーマル位置を保つ。そして、この状
態では、第2絞り孔49が閉じているので、オリフィス
機構3aの開度が、第1絞り孔48の開度のみからな
り、最小となっている。このように、非操舵時には、オ
リフィス機構3aの開度が最小に保たれ、しかも、その
前後の差圧がフローコントロールバルブFVにより一定
に保たれるので、制御流量Qを最低流量Q0に保つこと
ができる(図6の特性線V)。
【0029】操舵時には、パワーステアリング回路PS
側に負荷圧が発生し、この負荷圧がプランジャ37の両
端部に作用する。そして、この負荷圧がプランジャ37
の両端部に作用すると、受圧面積の差によって、プラン
ジャ37がスプリング44に抗して移動し、図5に示す
ように、ストッパ段部36に当接することになる。そし
て、図5に示す状態では、第2絞り孔49が連通孔50
に重なるので、オリフィス機構3aの開度が、第1絞り
孔48と第2絞り孔49とから構成されることになる。
このように、操舵時には、第1絞り孔48と第2絞り孔
49とによって、吐出流体がアシスト力に必要な流量Q
1に制御される(図6の特性線W)。
【0030】この第2実施例のパワーステアリング装置
によれば、非操舵時には、特性線Vに示すように、制御
流量Qを最低流量Q0を保つことができる。そして、最
低流量Q0のみをパワーシリンダPS回路側に供給すれ
ば、流路2やパワーステアリング回路PSで発生する圧
力損失を抑えることができる。したがって、無駄なエネ
ルギーを消費することがなく、また油温の上昇を抑える
ことができる。また、操舵時には、オリフィス機構3a
の開度が、第1絞り孔48と第2絞り孔49との開度か
らなので、特性線Wに示すように、アシスト力に必要な
流量Q1に制御することができる。
【0031】また、この第2実施例では、オリフィス機
構3aを構成するためにロッド部材が必要でなく、部品
数を少なくできる。さらに、アシスト力に必要な制御流
量Q1を保ちつつ、非操舵時における最低流量Q0を自由
に設定することができる。例えば、第1絞り孔49の開
度を小さく設定すれば、最低流量Q0を小さく設定でき
る。そして、その分だけ第2絞り孔48の開度を大きく
設定しておけば、操舵時には、制御流量Q1を得ること
ができ、アシスト力が不足してしまうこともない。ただ
し、この第2実施例では、操舵時に、オリフィス機構3
aの開度はエンジン回転数Nに関係なく一定に保たれる
ので、制御流量Qはアシスト力に必要な流量Q1に保た
れる。したがって、第1実施例のように車速に応じたア
シスト力制御をすることはできない。
【0032】
【発明の効果】第1の発明によれば、非操舵時には、制
御流量を最低流量に保つことができる。したがって、パ
ワーステアリング回路側に流れる流量を少なくでき、そ
れだけ圧力損失を抑えることができる。そして、圧力損
失を抑えることができれば、ポンプを駆動させるための
トルクを小さくすることができ、無駄なエネルギーを消
費することがない。また、油温の上昇を抑えることもで
きる。操舵時には、アシスト力に必要な流量に制御され
るので、ハンドルを軽く切ることができる。
【0033】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、オリフィス機構が、ロッド部材と絞り孔とによって
構成され、円筒形状となっている。したがって、プラン
ジャに微小振動が発生しても、開度の変化を小さくで
き、オリフィス特性を安定させることができる。第3の
発明によれば、第2の発明において、エンジン回転数に
応じて制御流量を変えることができる。そして、エンジ
ン回転数は車速にほぼ比例するので、車速に応じて、操
舵時のアシスト力を制御することができる。例えば、エ
ンジン回転数が低い範囲、つまり、車両の低速走行時
に、オリフィス機構の開度を大きくすれば、大きなアシ
スト力を得ることができる。そして、エンジン回転数が
高い範囲で、オリフィス機構の開度を小さくすれば、高
速時にハンドルを安定させることができる。
【0034】第4の発明によれば、第1の発明におい
て、オリフィス機構を第1絞り孔と第2絞り孔とによっ
て構成している。したがって、ロッド部材などを必要と
せず、部品数を少なくできる。また、二つの絞り孔の開
度により、アシスト力に必要な流量制御をするので、ア
シスト力に必要とされる制御流量を保ちつつ、非操舵時
における最低流量を自由に決めることができる。例え
ば、非操舵時に開いている絞り孔の開度を小さくすれ
ば、最低流量を低く設定できる。そして、他方の絞り孔
の開度をその分大きくしておけば、操舵時には、アシス
ト力に必要な制御流量を得ることができ、アシスト力が
不足してしまうようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のパワーステアリング装置の一部断
面図であり、非操舵時の状態を示す。
【図2】第1実施例のパワーステアリング装置の一部断
面図であり、操舵時の状態を示す。
【図3】第1実施例のパワーステアリング装置における
制御流量特性を示した図であり、Yが非操舵時の特性線
で、Zが操舵時の特性線である。
【図4】第2実施例のパワーステアリング装置の一部断
面図であり、非操舵時の状態を示す。
【図5】第2実施例のパワーステアリング装置の一部断
面図であり、操舵時の状態を示す。
【図6】第2実施例のパワーステアリング装置における
制御流量特性を示した図であり、Vが非操舵時の特性線
で、Wが操舵時の特性線である。
【図7】従来例のパワーステアリング装置の回路図であ
る。
【図8】ベーンポンプの断面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】フローコントロールバルブの断面図である。
【図11】従来例のパワーステアリング装置の制御流量
特性を示した図であり、Xは非操舵時および操舵時にお
ける特性線である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 流路 3 絞り弁 3a オリフィス機構 FV フローコントロールバルブ PS パワーステアリング回路 7 スプール 8a 圧力室 8b パイロット室 9 スプリング 37 プランジャ 38 通孔 39 絞り孔 44 スプリング 48 第1絞り孔 49 第2絞り孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン回転数に応じて吐出量が変化す
    るポンプと、このポンプに接続したパワーステアリング
    回路と、これらポンプ及びパワーステアリング回路の接
    続途中に設けた絞り弁と、絞り弁の前後の差圧を一定に
    保つフローコントロールバルブとを備えたパワーステア
    リング装置において、絞り弁は、ボディと、ボディに摺
    動自在に組み込んだプランジャと、プランジャに作用さ
    せたスプリングと、プランジャの移動に応じて開度を変
    えるオリフィス機構とを備え、しかも、プランジャはパ
    ワーステアリング回路側の受圧面積をポンプ側の受圧面
    積よりも大きくしてなり、プランジャがノーマル位置に
    あるとき、オリフィス機構の開度が最小に保たれ、ま
    た、パワーステアリング回路で負荷圧が発生したとき、
    受圧面積の差によりプランジャがスプリングに抗して移
    動し、オリフィス機構の開度を大きくする構成としたこ
    とを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 オリフィス機構は、プランジャに設けた
    絞り孔と、この絞り孔を貫通し、プランジャ内に突出さ
    せたロッド部材と、ロッド部材の先端に設け、かつ、そ
    の外径を絞り孔の内径よりも小さくした大径部とからな
    り、プランジャがノーマル位置にあるとき、大径部が絞
    り孔内に位置し、また、パワーステアリング回路で負荷
    圧が発生したとき、受圧面積の差によりプランジャがス
    プリングに抗して移動し、大径部が絞り孔から抜ける構
    成にしたことを特徴とする請求項1記載のパワーステア
    リング装置。
  3. 【請求項3】 ロッド部材を、フローコントロールバル
    ブに連動させたことを特徴とする請求項2記載のパワー
    ステアリング装置。
  4. 【請求項4】 オリフィス機構は、プランジャに設けた
    第1絞り孔と第2絞り孔とからなり、プランジャがノー
    マル位置にあるとき、一方の絞り孔のみが開き、他方の
    絞り孔が閉じ、また、パワーステアリング回路で負荷圧
    が発生したとき、受圧面積の差によりプランジャがスプ
    リングに抗して移動し、両方の絞り孔が開く構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005545A1 (fr) * 1996-08-02 1998-02-12 Kayaba Kogyo Co., Ltd. Vanne de regulation du debit d'une pompe hydraulique
US6041807A (en) * 1997-04-09 2000-03-28 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Flow control device of power steering apparatus

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