JP2000038147A - 流量制御装置 - Google Patents
流量制御装置Info
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- JP2000038147A JP2000038147A JP10205442A JP20544298A JP2000038147A JP 2000038147 A JP2000038147 A JP 2000038147A JP 10205442 A JP10205442 A JP 10205442A JP 20544298 A JP20544298 A JP 20544298A JP 2000038147 A JP2000038147 A JP 2000038147A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】Oリングタイプの配管接続構造を採用する流量
制御装置においても、負荷圧感応弁スプールを組込むこ
とができ、省エネ効果が高い流量制御装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】Oリングタイプの配管接続が可能に構成さ
れたコネクタ5に負荷圧感応弁スプール9が摺動可能に
嵌装されている。貫通孔6は基端側から弁収容部6a、
小径部6b及び送出口6cが形成されている。小径部6
bと送出口6cとの間にはR形状のシール面6dが形成
されている。弁収容部6aと小径部6bとの間には係止
リング6eが貫通孔6の軸心に向かって突出されてい
る。スプール9はA位置と、B位置との間に位置するよ
うに負荷圧に応じて移動可能である。低負荷圧のとき
は、スプール9はA位置に位置し、高負荷圧のときは係
止リング6eに当接したB位置に位置する。
制御装置においても、負荷圧感応弁スプールを組込むこ
とができ、省エネ効果が高い流量制御装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】Oリングタイプの配管接続が可能に構成さ
れたコネクタ5に負荷圧感応弁スプール9が摺動可能に
嵌装されている。貫通孔6は基端側から弁収容部6a、
小径部6b及び送出口6cが形成されている。小径部6
bと送出口6cとの間にはR形状のシール面6dが形成
されている。弁収容部6aと小径部6bとの間には係止
リング6eが貫通孔6の軸心に向かって突出されてい
る。スプール9はA位置と、B位置との間に位置するよ
うに負荷圧に応じて移動可能である。低負荷圧のとき
は、スプール9はA位置に位置し、高負荷圧のときは係
止リング6eに当接したB位置に位置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車等に使
用される動力舵取装置に好適な流量制御装置に関するも
のである。
用される動力舵取装置に好適な流量制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】油圧式動力舵取装置のパワーシリンダ
ー、ポンプ等の流体装置に用いられ、これら装置に配管
を接続するための配管接続は、図9に示すフレアタイプ
と、図10に示すOリングタイプとがある。
ー、ポンプ等の流体装置に用いられ、これら装置に配管
を接続するための配管接続は、図9に示すフレアタイプ
と、図10に示すOリングタイプとがある。
【0003】図9のフレアタイプの配管接続構造を同図
を参照して説明する。コネクタ101は、ポンプの送出
部に設けられている。このコネクタ101は内部に連結
孔を有し、連通孔の外端側にはシートユニオン装着部1
02が形成されている。又、シートユニオン装着部10
2には、開口端側から大径部103,小径部104が形
成されている。シートユニオン105は、コネクタ10
1のシートユニオン装着部102内に装着されている。
シートユニオン105は軸部106と傘状のシール部1
07とから構成され、この軸部106をもってシートユ
ニオン装着部102の小径部104に圧入されている。
配管108は先端部に前記シール部107と同じ傾斜角
のフレア部109を備えている。前記シートユニオン1
05のシール部107と配管108のフレア部109と
は、シートユニオン装着部102の大径部103にねじ
込まれたフレアナット110により、共締めの状態で締
め付けられている。
を参照して説明する。コネクタ101は、ポンプの送出
部に設けられている。このコネクタ101は内部に連結
孔を有し、連通孔の外端側にはシートユニオン装着部1
02が形成されている。又、シートユニオン装着部10
2には、開口端側から大径部103,小径部104が形
成されている。シートユニオン105は、コネクタ10
1のシートユニオン装着部102内に装着されている。
シートユニオン105は軸部106と傘状のシール部1
07とから構成され、この軸部106をもってシートユ
ニオン装着部102の小径部104に圧入されている。
配管108は先端部に前記シール部107と同じ傾斜角
のフレア部109を備えている。前記シートユニオン1
05のシール部107と配管108のフレア部109と
は、シートユニオン装着部102の大径部103にねじ
込まれたフレアナット110により、共締めの状態で締
め付けられている。
【0004】次に、図10のOリングタイプの配管接続
構造について説明する。配管115はその一端の先端側
から拡径部116、くびれ部117、ビード部118が
形成されており、くびれ部117の外周にOリング11
9が装着されている。これに伴って、コネクタ100も
前記フレアタイプのそれと異なり、配管115の拡径部
116及びくびれ部117を受け入れる小径部120
と、ナット121がねじ込まれる大径部122、さら
に、これら小径部120と大径部121とを連結するR
形状のシール面123が形成されている。配管115は
ナット121によりコネクタ100内に締め付けられる
が、その際、配管115のビード部118は、コネクタ
100の大径部122の段部とナット121との間に挟
持されて固定される。又、Oリング119は、配管11
5のくびれ部119とコネクタ100のシール面123
との間に挟持されて液密を保持するようになっている。
構造について説明する。配管115はその一端の先端側
から拡径部116、くびれ部117、ビード部118が
形成されており、くびれ部117の外周にOリング11
9が装着されている。これに伴って、コネクタ100も
前記フレアタイプのそれと異なり、配管115の拡径部
116及びくびれ部117を受け入れる小径部120
と、ナット121がねじ込まれる大径部122、さら
に、これら小径部120と大径部121とを連結するR
形状のシール面123が形成されている。配管115は
ナット121によりコネクタ100内に締め付けられる
が、その際、配管115のビード部118は、コネクタ
100の大径部122の段部とナット121との間に挟
持されて固定される。又、Oリング119は、配管11
5のくびれ部119とコネクタ100のシール面123
との間に挟持されて液密を保持するようになっている。
【0005】上記フレアタイプ及びOリングタイプの配
管接続構造は、ユーザーの要求仕様によって使い分けて
使用されている。これは、配管側の端部形状がユーザに
よって異なるため、メーカ側として異なるタイプの配管
接続が出来るよう種類の異なった動力舵取装置の流量制
御装置を提供している。
管接続構造は、ユーザーの要求仕様によって使い分けて
使用されている。これは、配管側の端部形状がユーザに
よって異なるため、メーカ側として異なるタイプの配管
接続が出来るよう種類の異なった動力舵取装置の流量制
御装置を提供している。
【0006】ところで、負荷圧感応タイプの動力舵取装
置の流量制御装置は、外部配管との接続する際には上記
接続構造のうち、フレアタイプの配管接続構造が採用さ
れている。
置の流量制御装置は、外部配管との接続する際には上記
接続構造のうち、フレアタイプの配管接続構造が採用さ
れている。
【0007】図8にはその一例としての負荷圧感応タイ
プの流量制御装置を示している。なお、前記図9に示し
た構成と同一又は相当する構成部材については同一符号
を付す。
プの流量制御装置を示している。なお、前記図9に示し
た構成と同一又は相当する構成部材については同一符号
を付す。
【0008】この図8に示す流量制御装置を簡単に説明
すると、流量制御装置130はエンジンにて駆動される
油圧ポンプのポンプハウジング131に設けられてい
る。流量制御装置130には一端に送出口101aを形
成したコネクタ101が設けられ、そのコネクタ101
内に負荷圧感応弁スプール133が軸線方向に摺動可能
に配設されている。負荷圧感応弁スプール133は前記
送出口101aと反対側に配設されたバネ134にて送
出口101a側とは反対側に弾性力が付与されている。
又、負荷圧感応弁スプール133は貫通孔135が形成
され、その貫通孔135をオリフィス132側から作動
油が送出口101a側へ流れて図示しないパワーシリン
ダに供給されるようになっている。そして、負荷圧感応
弁スプール133は送出口101a側の圧力(負荷圧)
の変動によって軸線方向に摺動する。つまり、負荷圧が
増大すると、負荷圧感応弁スプール133はバネ134
の弾性力に抗してA位置からB位置へ、すなわち、送出
口101a側方向に移動する。なお、図8で示すA位置
及びB位置は、負荷圧感応弁スプール133の基端側の
位置を示している。
すると、流量制御装置130はエンジンにて駆動される
油圧ポンプのポンプハウジング131に設けられてい
る。流量制御装置130には一端に送出口101aを形
成したコネクタ101が設けられ、そのコネクタ101
内に負荷圧感応弁スプール133が軸線方向に摺動可能
に配設されている。負荷圧感応弁スプール133は前記
送出口101aと反対側に配設されたバネ134にて送
出口101a側とは反対側に弾性力が付与されている。
又、負荷圧感応弁スプール133は貫通孔135が形成
され、その貫通孔135をオリフィス132側から作動
油が送出口101a側へ流れて図示しないパワーシリン
ダに供給されるようになっている。そして、負荷圧感応
弁スプール133は送出口101a側の圧力(負荷圧)
の変動によって軸線方向に摺動する。つまり、負荷圧が
増大すると、負荷圧感応弁スプール133はバネ134
の弾性力に抗してA位置からB位置へ、すなわち、送出
口101a側方向に移動する。なお、図8で示すA位置
及びB位置は、負荷圧感応弁スプール133の基端側の
位置を示している。
【0009】そして、負荷圧感応弁スプール133は前
記A位置からB位置に移動したとき、シートユニオン1
05の内端に当接係止することにより、移動が規制され
るようにされている。なお、136は流量調整弁スプー
ルである。
記A位置からB位置に移動したとき、シートユニオン1
05の内端に当接係止することにより、移動が規制され
るようにされている。なお、136は流量調整弁スプー
ルである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、負荷圧
感応タイプの流量制御装置においては、フレアタイプの
配管接続のために用意されているシートユニオン105
を、負荷圧感応スプールの移動の規制のために使用して
いる。
感応タイプの流量制御装置においては、フレアタイプの
配管接続のために用意されているシートユニオン105
を、負荷圧感応スプールの移動の規制のために使用して
いる。
【0011】ところが、Oリングタイプの配管接続構造
を採用する流量制御装置では、負荷圧感応タイプの流量
制御装置は未だ提案されていない。この理由は、図10
に示すようにユーザーが配管115をコネクタ100内
の小径部120内に挿入するため、メーカー側がユーザ
ーに提供する流量制御装置の製品段階では、コネクタ内
の負荷圧感応スプールを係止するためのものが一切ない
ため、事実上、負荷圧感応スプールを組込むことができ
ない問題があったためである。
を採用する流量制御装置では、負荷圧感応タイプの流量
制御装置は未だ提案されていない。この理由は、図10
に示すようにユーザーが配管115をコネクタ100内
の小径部120内に挿入するため、メーカー側がユーザ
ーに提供する流量制御装置の製品段階では、コネクタ内
の負荷圧感応スプールを係止するためのものが一切ない
ため、事実上、負荷圧感応スプールを組込むことができ
ない問題があったためである。
【0012】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的はOリングタイプの配管
接続構造を採用する流量制御装置においても、負荷圧感
応弁スプールを組込むことができ、その結果、省エネ効
果が高い流量制御装置を提供することにある。
されたものであって、その目的はOリングタイプの配管
接続構造を採用する流量制御装置においても、負荷圧感
応弁スプールを組込むことができ、その結果、省エネ効
果が高い流量制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、供給
源から供給される作動流体を供給通路よりオリフィスを
介して負荷側に送出する流体通路と、送出された作動油
を導入して負荷側に吐出する送出口が形成されるととも
に内部に貫通孔を備え、この貫通孔の一端側には送出口
側から大径部、小径部が形成され、大径部と小径部との
間にはR形状のシール面が形成されたコネクタと、前記
オリフィスの下流側における流体通路において、前記コ
ネクタの貫通孔に対し、負荷側の負荷圧に応じて所定範
囲を往復摺動自在に配置された負荷圧感応弁スプール
と、前記供給通路からの余剰流体を供給源側へ還流する
ためにバイパス通路の開度を調整自在に配置され、前記
負荷圧が低圧時には、前記負荷圧感応弁スプールの作動
に基づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧が
高圧時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいて
バイパス通路の開度を減少させる流量調整弁スプールと
を備えた流量制御装置において、前記コネクタの送出口
側には、前記負荷圧感応弁スプールの送出口側への移動
を規制する第1ストッパ手段が設けられた流量制御装置
を要旨とするものである。
源から供給される作動流体を供給通路よりオリフィスを
介して負荷側に送出する流体通路と、送出された作動油
を導入して負荷側に吐出する送出口が形成されるととも
に内部に貫通孔を備え、この貫通孔の一端側には送出口
側から大径部、小径部が形成され、大径部と小径部との
間にはR形状のシール面が形成されたコネクタと、前記
オリフィスの下流側における流体通路において、前記コ
ネクタの貫通孔に対し、負荷側の負荷圧に応じて所定範
囲を往復摺動自在に配置された負荷圧感応弁スプール
と、前記供給通路からの余剰流体を供給源側へ還流する
ためにバイパス通路の開度を調整自在に配置され、前記
負荷圧が低圧時には、前記負荷圧感応弁スプールの作動
に基づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧が
高圧時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいて
バイパス通路の開度を減少させる流量調整弁スプールと
を備えた流量制御装置において、前記コネクタの送出口
側には、前記負荷圧感応弁スプールの送出口側への移動
を規制する第1ストッパ手段が設けられた流量制御装置
を要旨とするものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、前
記第1ストッパ手段は、貫通孔内周面に一体に形成され
た係止部である流量制御装置を要旨とするものである。
請求項3の発明は、請求項1において、前記第1ストッ
パ手段は、貫通孔に嵌入された係止部材である流量制御
装置を要旨とするものである。
記第1ストッパ手段は、貫通孔内周面に一体に形成され
た係止部である流量制御装置を要旨とするものである。
請求項3の発明は、請求項1において、前記第1ストッ
パ手段は、貫通孔に嵌入された係止部材である流量制御
装置を要旨とするものである。
【0015】請求項4の発明は、供給源から供給される
作動流体を供給通路よりオリフィスを介して負荷側に送
出する流体通路と、送出された作動油を導入して負荷側
に吐出する送出口が形成されるとともに内部に貫通孔を
備え、この貫通孔の一端側には送出口側から大径部、小
径部が形成されたコネクタと、前記オリフィスの下流側
における流体通路において、前記コネクタの貫通孔に対
し、負荷側の負荷圧に応じて所定範囲を往復摺動自在に
配置された負荷圧感応弁スプールと、前記供給通路から
の余剰流体を供給源側へ還流するためにバイパス通路の
開度を調整自在に配置され、前記負荷圧が低圧時には、
前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいてバイパス通
路の開度を増加し、前記負荷圧が高圧時には前記負荷圧
感応弁スプールの作動に基づいてバイパス通路の開度を
減少させる流量調整弁スプールとを備えた流量制御装置
において、軸部とシール部とを含み、前記軸部とシール
部とは同軸で外径の異なる略円筒状に形成され、前記シ
ール部の開口端の内周縁部には、R形状のシール面が形
成され、前記軸部が前記小径部に嵌入されて、同軸部の
内端が前記負荷圧感応弁スプールの送出口側への移動を
規制する第2ストッパ手段としてのシートユニオンを備
えた流量制御装置を要旨とするものである。
作動流体を供給通路よりオリフィスを介して負荷側に送
出する流体通路と、送出された作動油を導入して負荷側
に吐出する送出口が形成されるとともに内部に貫通孔を
備え、この貫通孔の一端側には送出口側から大径部、小
径部が形成されたコネクタと、前記オリフィスの下流側
における流体通路において、前記コネクタの貫通孔に対
し、負荷側の負荷圧に応じて所定範囲を往復摺動自在に
配置された負荷圧感応弁スプールと、前記供給通路から
の余剰流体を供給源側へ還流するためにバイパス通路の
開度を調整自在に配置され、前記負荷圧が低圧時には、
前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいてバイパス通
路の開度を増加し、前記負荷圧が高圧時には前記負荷圧
感応弁スプールの作動に基づいてバイパス通路の開度を
減少させる流量調整弁スプールとを備えた流量制御装置
において、軸部とシール部とを含み、前記軸部とシール
部とは同軸で外径の異なる略円筒状に形成され、前記シ
ール部の開口端の内周縁部には、R形状のシール面が形
成され、前記軸部が前記小径部に嵌入されて、同軸部の
内端が前記負荷圧感応弁スプールの送出口側への移動を
規制する第2ストッパ手段としてのシートユニオンを備
えた流量制御装置を要旨とするものである。
【0016】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
負荷圧が低圧時には、流量調整弁スプールは負荷圧感応
弁スプールの作動に基づいてバイパス通路の開度を増加
し、前記負荷圧が高圧時には前記負荷圧感応弁スプール
の作動に基づいてバイパス通路の開度を減少させる。こ
の負荷圧感応弁スプールが移動するとき、コネクタの送
出口側に設けた第1ストッパ手段が、負荷圧感応弁スプ
ールの送出口側への移動を規制する。
負荷圧が低圧時には、流量調整弁スプールは負荷圧感応
弁スプールの作動に基づいてバイパス通路の開度を増加
し、前記負荷圧が高圧時には前記負荷圧感応弁スプール
の作動に基づいてバイパス通路の開度を減少させる。こ
の負荷圧感応弁スプールが移動するとき、コネクタの送
出口側に設けた第1ストッパ手段が、負荷圧感応弁スプ
ールの送出口側への移動を規制する。
【0017】又、コネクタの貫通孔の一端側には送出口
側から大径部、小径部が形成され、大径部と小径部との
間にはR形状のシール面が形成されているため、配管と
流量制御装置との接続時、Oリングタイプの配管接続構
造が実現される請求項2の発明は、第1ストッパ手段を
貫通孔内周面に一体に形成された係止部とすることによ
り、請求項1の作用を実現する。
側から大径部、小径部が形成され、大径部と小径部との
間にはR形状のシール面が形成されているため、配管と
流量制御装置との接続時、Oリングタイプの配管接続構
造が実現される請求項2の発明は、第1ストッパ手段を
貫通孔内周面に一体に形成された係止部とすることによ
り、請求項1の作用を実現する。
【0018】請求項3の発明は、第1ストッパ手段を貫
通孔に嵌入された係止部材とすることにより、請求項1
の作用を実現する。請求項4の発明は、負荷圧が低圧時
には、流量調整弁スプールは負荷圧感応弁スプールの作
動に基づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧
が高圧時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づい
てバイパス通路の開度を減少させる。この負荷圧感応弁
スプールが移動するとき、コネクタの送出口側に設けた
第2ストッパ手段としてのシートユニオンが、負荷圧感
応弁スプールの送出口側への移動を規制する。
通孔に嵌入された係止部材とすることにより、請求項1
の作用を実現する。請求項4の発明は、負荷圧が低圧時
には、流量調整弁スプールは負荷圧感応弁スプールの作
動に基づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧
が高圧時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づい
てバイパス通路の開度を減少させる。この負荷圧感応弁
スプールが移動するとき、コネクタの送出口側に設けた
第2ストッパ手段としてのシートユニオンが、負荷圧感
応弁スプールの送出口側への移動を規制する。
【0019】又、コネクタの貫通孔の一端側には送出口
側から大径部が備えられ、コネクタの貫通孔の小径部に
は、シートユニオンの軸部が嵌入されて、シール部の開
口端の内周縁部には、R形状のシール面が形成されてい
るため、配管と流量制御装置との接続時、Oリングタイ
プの配管接続構造が実現される。
側から大径部が備えられ、コネクタの貫通孔の小径部に
は、シートユニオンの軸部が嵌入されて、シール部の開
口端の内周縁部には、R形状のシール面が形成されてい
るため、配管と流量制御装置との接続時、Oリングタイ
プの配管接続構造が実現される。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明を自動車
等の動力舵取装置に使用される流量制御装置に具体化し
た一実施形態を図面に従って説明する。
等の動力舵取装置に使用される流量制御装置に具体化し
た一実施形態を図面に従って説明する。
【0021】図1は流量制御装置1の断面を示す。流量
制御装置1はエンジンにて駆動される供給源としての油
圧ポンプのポンプハウジング2に設けられている。ポン
プハウジング2には、一端が閉塞された弁収納孔3が形
成されている。弁収納孔3は、その内部にエンジンにて
駆動される油圧ポンプの吐出ポートに連通する供給通路
R1が開口している。又、供給通路R1と離間した弁収
納孔3の内部には、前記油圧ポンプの吸入ポートに連通
するバイパス通路R2が開口している。
制御装置1はエンジンにて駆動される供給源としての油
圧ポンプのポンプハウジング2に設けられている。ポン
プハウジング2には、一端が閉塞された弁収納孔3が形
成されている。弁収納孔3は、その内部にエンジンにて
駆動される油圧ポンプの吐出ポートに連通する供給通路
R1が開口している。又、供給通路R1と離間した弁収
納孔3の内部には、前記油圧ポンプの吸入ポートに連通
するバイパス通路R2が開口している。
【0022】前記弁収納孔3の開口端にはコネクタ5が
螺着されている。コネクタ5には軸線方向に貫通する貫
通孔6が形成されている。図1に示すように前記貫通孔
6は基端側から弁収容部6a、小径部6b及び大径部と
しての送出口6cが形成されている。又、小径部6bと
送出口6cとの間にはR形状のシール面6dが形成され
ている。前記小径部6b、送出口6c(大径部)、シー
ル面6dは、図10に示す前記小径部120、大径部1
22、シール面123と同一構成、同一機能を有するた
め説明を省略する。又、弁収容部6aと小径部6bとの
間には図2に示すように第1ストッパ手段及び係止部と
しての係止リング6eが貫通孔6の内周面に一体に形成
され、貫通孔6の軸心に向かって突出されている。係止
リング6eの内径は、後記する負荷圧感応弁スプール9
の貫通路11よりも大径とされている。又、前記係止リ
ング6eの弁収容部6a側側面には段部6fが形成され
ている。この段部6fはドリルにて弁収容部6aを穿設
したときに必然的に残る刻跡である。
螺着されている。コネクタ5には軸線方向に貫通する貫
通孔6が形成されている。図1に示すように前記貫通孔
6は基端側から弁収容部6a、小径部6b及び大径部と
しての送出口6cが形成されている。又、小径部6bと
送出口6cとの間にはR形状のシール面6dが形成され
ている。前記小径部6b、送出口6c(大径部)、シー
ル面6dは、図10に示す前記小径部120、大径部1
22、シール面123と同一構成、同一機能を有するた
め説明を省略する。又、弁収容部6aと小径部6bとの
間には図2に示すように第1ストッパ手段及び係止部と
しての係止リング6eが貫通孔6の内周面に一体に形成
され、貫通孔6の軸心に向かって突出されている。係止
リング6eの内径は、後記する負荷圧感応弁スプール9
の貫通路11よりも大径とされている。又、前記係止リ
ング6eの弁収容部6a側側面には段部6fが形成され
ている。この段部6fはドリルにて弁収容部6aを穿設
したときに必然的に残る刻跡である。
【0023】前記弁収納孔3には有底筒状をなすオリフ
ィス形成部材4が内嵌されている。同オリフィス形成部
材4の一端は前記コネクタ5の内端に内嵌されている。
オリフィス形成部材4の内底面には環状にメータリング
オリフィス8が形成されている。前記メータリングオリ
フィス8は、本発明のオリフィスを構成する。同オリフ
ィス形成部材4の端部内周面と外周面の間には軸線方向
に対して直角に貫通する孔7が形成され、該孔7及びメ
ータリングオリフィス8を介してコネクタ5に形成した
貫通孔6は、前記供給通路R1と連通する。従って、供
給通路R1から弁収納孔3に導入される作動流体として
の作動油は、メータリングオリフィス8から送出口6c
へ導かれ、負荷側としての図示しないパワーシリンダに
供給されるようになっている。前記貫通孔6及びメータ
リングオリフィス8下流側部分は流体通路を構成してい
る。
ィス形成部材4が内嵌されている。同オリフィス形成部
材4の一端は前記コネクタ5の内端に内嵌されている。
オリフィス形成部材4の内底面には環状にメータリング
オリフィス8が形成されている。前記メータリングオリ
フィス8は、本発明のオリフィスを構成する。同オリフ
ィス形成部材4の端部内周面と外周面の間には軸線方向
に対して直角に貫通する孔7が形成され、該孔7及びメ
ータリングオリフィス8を介してコネクタ5に形成した
貫通孔6は、前記供給通路R1と連通する。従って、供
給通路R1から弁収納孔3に導入される作動流体として
の作動油は、メータリングオリフィス8から送出口6c
へ導かれ、負荷側としての図示しないパワーシリンダに
供給されるようになっている。前記貫通孔6及びメータ
リングオリフィス8下流側部分は流体通路を構成してい
る。
【0024】貫通孔6の弁収容部6aは大径収容部と小
径収容部を有する段付孔であって、スプールとしての負
荷圧感応弁スプール9が一定量軸線方向に摺動可能に嵌
装されている。前記負荷圧感応弁スプール9は、図1に
示すA位置と、B位置間とを所定範囲として移動可能と
されている。A位置は負荷圧感応弁スプール9の大径筒
部がオリフィス形成部材4に当接係止する位置であり、
B位置は負荷圧感応弁スプール9の小径筒部の先端面が
貫通孔6の係止リング6eに当接係止する位置である。
負荷圧感応弁スプール9は大径筒部と小径筒部とからな
り、スプール9の小径筒部が弁収容部6aの小径収容部
に嵌装され、スプール9の大径筒部が弁収容部6aの大
径収容部に嵌装される。
径収容部を有する段付孔であって、スプールとしての負
荷圧感応弁スプール9が一定量軸線方向に摺動可能に嵌
装されている。前記負荷圧感応弁スプール9は、図1に
示すA位置と、B位置間とを所定範囲として移動可能と
されている。A位置は負荷圧感応弁スプール9の大径筒
部がオリフィス形成部材4に当接係止する位置であり、
B位置は負荷圧感応弁スプール9の小径筒部の先端面が
貫通孔6の係止リング6eに当接係止する位置である。
負荷圧感応弁スプール9は大径筒部と小径筒部とからな
り、スプール9の小径筒部が弁収容部6aの小径収容部
に嵌装され、スプール9の大径筒部が弁収容部6aの大
径収容部に嵌装される。
【0025】なお、小径筒部の先端外周面は、図3に示
すように縮径部9bが形成されている。B位置に位置し
て係止リング6eに負荷圧感応弁スプール9が当接した
とき、縮径部9bは段部6fとの間にはスペースが形成
されるように設定され、段部6fとの干渉(食い付き)
を防止するようにされている。又、このスペースには作
動油が介在していることにより、負荷圧感応弁スプール
9がB位置からA位置へ移動しようとして係止リング6
eからの離間を開始したとき、係止リング6eとスプー
ル9の当接面間に隙間が形成されると、作動油が移動さ
れて圧力が導入され、スプール9の作動を容易にする。
すように縮径部9bが形成されている。B位置に位置し
て係止リング6eに負荷圧感応弁スプール9が当接した
とき、縮径部9bは段部6fとの間にはスペースが形成
されるように設定され、段部6fとの干渉(食い付き)
を防止するようにされている。又、このスペースには作
動油が介在していることにより、負荷圧感応弁スプール
9がB位置からA位置へ移動しようとして係止リング6
eからの離間を開始したとき、係止リング6eとスプー
ル9の当接面間に隙間が形成されると、作動油が移動さ
れて圧力が導入され、スプール9の作動を容易にする。
【0026】前記弁収容部6aの大径収容部にはバネ1
0が配置され、同バネ10は弁収容部6aの係止段部に
一端が係止され、他端が負荷圧感応弁スプール9の大径
筒部に係止されている。そして、同バネ10により負荷
圧感応弁スプール9は、弁収容部6aの大径収容部上流
端側に弾性力が付与されている。又、負荷圧感応弁スプ
ール9は基端側(オリフィス8側)と先端側の受圧面積
のうち、基端側の方が大きいように形成されている。
又、負荷圧感応弁スプール9は貫通路11が形成されて
いる。その貫通路11は前記オリフィス8を介して導入
された作動油を送出口6cへ案内する。
0が配置され、同バネ10は弁収容部6aの係止段部に
一端が係止され、他端が負荷圧感応弁スプール9の大径
筒部に係止されている。そして、同バネ10により負荷
圧感応弁スプール9は、弁収容部6aの大径収容部上流
端側に弾性力が付与されている。又、負荷圧感応弁スプ
ール9は基端側(オリフィス8側)と先端側の受圧面積
のうち、基端側の方が大きいように形成されている。
又、負荷圧感応弁スプール9は貫通路11が形成されて
いる。その貫通路11は前記オリフィス8を介して導入
された作動油を送出口6cへ案内する。
【0027】前記負荷圧感応弁スプール9の、基端側と
先端側との受圧面積差について、図5に基づいて説明す
る。まず、前記スプール9に対する左向き油圧推力(ス
プール9を図中、左方向に付勢する油圧力。以下同じ)
が作用するa部面積は、右向き油圧推力(スプール9を
図中、右方向に付勢する油圧力。以下同じ)が作用する
a’部面積と相殺される。又、左向き油圧推力が作用す
るb部面積は右向き油圧推力が作用するb’部面積と、
左向き油圧推力が作用するc部面積は右向き油圧推力が
作用するc’部面積と、それぞれ相殺される。さらに、
外周溝9aが形成された部分は、後記する圧力開放通路
16、17を介して低圧側につながっており、油圧推力
の作用する面積としては無視できる。
先端側との受圧面積差について、図5に基づいて説明す
る。まず、前記スプール9に対する左向き油圧推力(ス
プール9を図中、左方向に付勢する油圧力。以下同じ)
が作用するa部面積は、右向き油圧推力(スプール9を
図中、右方向に付勢する油圧力。以下同じ)が作用する
a’部面積と相殺される。又、左向き油圧推力が作用す
るb部面積は右向き油圧推力が作用するb’部面積と、
左向き油圧推力が作用するc部面積は右向き油圧推力が
作用するc’部面積と、それぞれ相殺される。さらに、
外周溝9aが形成された部分は、後記する圧力開放通路
16、17を介して低圧側につながっており、油圧推力
の作用する面積としては無視できる。
【0028】その結果、負荷圧感応弁スプール9の基端
側のd面積のみが、油圧推力の作用する面積として残
り、ここに、スプール9の基端側と先端側との間に受圧
面積差が生じることとなる。因みに、負荷圧感応弁スプ
ール9に作用する油圧推力は、油圧力と受圧面積との乗
数であり、従って、前記受圧面積差によって生じるスプ
ール9両端での油圧推力差は、そのときの油圧力(負荷
圧)に比例することとなる。
側のd面積のみが、油圧推力の作用する面積として残
り、ここに、スプール9の基端側と先端側との間に受圧
面積差が生じることとなる。因みに、負荷圧感応弁スプ
ール9に作用する油圧推力は、油圧力と受圧面積との乗
数であり、従って、前記受圧面積差によって生じるスプ
ール9両端での油圧推力差は、そのときの油圧力(負荷
圧)に比例することとなる。
【0029】そして、負荷圧感応弁スプール9は送出口
6c側の圧力(負荷圧)の変動によって軸線方向に摺動
する。つまり、負荷圧が増大すると、前記受圧面積差に
より、負荷圧感応弁スプール9はバネ10の弾性力に抗
して送出口6cに向かう方向に移動する。
6c側の圧力(負荷圧)の変動によって軸線方向に摺動
する。つまり、負荷圧が増大すると、前記受圧面積差に
より、負荷圧感応弁スプール9はバネ10の弾性力に抗
して送出口6cに向かう方向に移動する。
【0030】前記貫通路11の上流側端部は拡径され、
その拡径部11aに対してリング部材23が内嵌されて
いる。前記負荷圧感応弁スプール9の前記拡径部11a
の内周面から外周面には第2通路としての絞り通路12
が貫通されている。
その拡径部11aに対してリング部材23が内嵌されて
いる。前記負荷圧感応弁スプール9の前記拡径部11a
の内周面から外周面には第2通路としての絞り通路12
が貫通されている。
【0031】前記リング部材23の外周面中央は縮径さ
れている。そして、縮径されたリング部材23の外周面
と、拡径部11aとの間に導入路24が形成されてい
る。導入路24の作動流体導入口は、負荷圧感応弁スプ
ール9の基端面側において拡径部11aの内外周面を貫
通した導入路11bに連通されている。作動油は同導入
路11b,24を介して絞り通路12の内端開口へ導か
れるようにされている。前記導入路11b,24と絞り
通路12とにより、導入通路が構成されている。前記弁
収容部6bの大径収容部内周面と負荷圧感応弁スプール
の外周面間には油室Uが形成されている。
れている。そして、縮径されたリング部材23の外周面
と、拡径部11aとの間に導入路24が形成されてい
る。導入路24の作動流体導入口は、負荷圧感応弁スプ
ール9の基端面側において拡径部11aの内外周面を貫
通した導入路11bに連通されている。作動油は同導入
路11b,24を介して絞り通路12の内端開口へ導か
れるようにされている。前記導入路11b,24と絞り
通路12とにより、導入通路が構成されている。前記弁
収容部6bの大径収容部内周面と負荷圧感応弁スプール
の外周面間には油室Uが形成されている。
【0032】コネクタ5の内周面の所定の箇所には、す
なわち、前記絞り通路12が開口した負荷圧感応弁スプ
ール9の外周面に対応した箇所には、第1通路としての
圧力導入路13が形成され、その圧力導入路13はポン
プハウジング2に形成された連通路14と接続されてい
る。
なわち、前記絞り通路12が開口した負荷圧感応弁スプ
ール9の外周面に対応した箇所には、第1通路としての
圧力導入路13が形成され、その圧力導入路13はポン
プハウジング2に形成された連通路14と接続されてい
る。
【0033】そして、絞り通路12を介して導入路11
b,24から導入された作動油の圧力は、油室U,圧力
導入路13及び連通路14を介して流量調整弁15の後
述するバネ室32に導入される。
b,24から導入された作動油の圧力は、油室U,圧力
導入路13及び連通路14を介して流量調整弁15の後
述するバネ室32に導入される。
【0034】負荷圧感応弁スプール9の小径筒部の外周
面には外周溝9aが形成されている。前記弁収容部6a
の小径収容部内周面には、外周面に貫通する圧力開放通
路16が形成されている。その圧力開放通路16はポン
プハウジング2に形成された圧力開放通路17を介して
低圧(大気圧)側である、例えばリザーバにつながって
いる。
面には外周溝9aが形成されている。前記弁収容部6a
の小径収容部内周面には、外周面に貫通する圧力開放通
路16が形成されている。その圧力開放通路16はポン
プハウジング2に形成された圧力開放通路17を介して
低圧(大気圧)側である、例えばリザーバにつながって
いる。
【0035】前記絞り通路12が開口した負荷圧感応弁
スプール9の外周溝9aの1箇所あるいは複数箇所、例
えば2箇所に、前記オリフィス形成部材4側に向かって
一定の幅を有した切り溝18が切り欠き形成されてい
る。そして、負荷圧感応弁スプール9が送出口6c側の
圧力(負荷圧)の変動によって軸線方向に摺動すること
によって、前記油室Uと前記切り溝18とが連通・遮断
する可変オリフィス19を形成する(図4参照)。
スプール9の外周溝9aの1箇所あるいは複数箇所、例
えば2箇所に、前記オリフィス形成部材4側に向かって
一定の幅を有した切り溝18が切り欠き形成されてい
る。そして、負荷圧感応弁スプール9が送出口6c側の
圧力(負荷圧)の変動によって軸線方向に摺動すること
によって、前記油室Uと前記切り溝18とが連通・遮断
する可変オリフィス19を形成する(図4参照)。
【0036】そして、前記切り溝18は一定の幅を有し
軸線方向に延びた溝なので、切り溝18と前記油室Uと
を連通する開口面積は大きくとれない。そのため、最小
の絞り制御する場合においても、負荷圧感応弁スプール
9の移動量を大きくして、切り溝18が対向する内周溝
6d内に出入りする移動量を大きくしている。
軸線方向に延びた溝なので、切り溝18と前記油室Uと
を連通する開口面積は大きくとれない。そのため、最小
の絞り制御する場合においても、負荷圧感応弁スプール
9の移動量を大きくして、切り溝18が対向する内周溝
6d内に出入りする移動量を大きくしている。
【0037】前記弁収納孔3には、流量調整用の流量調
整弁スプール31が摺動可能に嵌装され、摺動すること
により前記供給通路R1とバイパス通路R2との開閉が
行われる。この流量調整弁スプール31と前記弁収納孔
3とで形成される閉塞壁3a側の空間をバネ室32と
し、そのバネ室32には流量調整バネ33が配設されて
いる。このバネ33は前記流量調整弁スプール31をコ
ネクタ5側に移動させる弾性力を付与している。前記バ
ネ室32には、前記ポンプハウジング2に形成した連通
路14の他端が開口している。そして、バネ室32に
は、メータリングオリフィス8を通過後の作動油の圧力
が、前記導入路24から絞り通路12、圧力導入路13
及び連通路14を介して導入される。従って、前記流量
調整弁スプール31の、図中左端側にはメータリングオ
リフィス8を通過前の作動油の圧力が、同じく右端側に
はメータリングオリフィス通過後の作動油の圧力が作用
しており、これら圧力の差圧が大きくなると、流量調整
弁スプール31はバネ室32側に移動する。
整弁スプール31が摺動可能に嵌装され、摺動すること
により前記供給通路R1とバイパス通路R2との開閉が
行われる。この流量調整弁スプール31と前記弁収納孔
3とで形成される閉塞壁3a側の空間をバネ室32と
し、そのバネ室32には流量調整バネ33が配設されて
いる。このバネ33は前記流量調整弁スプール31をコ
ネクタ5側に移動させる弾性力を付与している。前記バ
ネ室32には、前記ポンプハウジング2に形成した連通
路14の他端が開口している。そして、バネ室32に
は、メータリングオリフィス8を通過後の作動油の圧力
が、前記導入路24から絞り通路12、圧力導入路13
及び連通路14を介して導入される。従って、前記流量
調整弁スプール31の、図中左端側にはメータリングオ
リフィス8を通過前の作動油の圧力が、同じく右端側に
はメータリングオリフィス通過後の作動油の圧力が作用
しており、これら圧力の差圧が大きくなると、流量調整
弁スプール31はバネ室32側に移動する。
【0038】前記流量調整弁スプール31の内部には、
圧力レリーフ弁34が設けられ、前記バネ室32内の圧
力が予め設定した設定圧以上になった時、そのレリーフ
弁34はバネ室32の圧力を流量調整弁スプール31に
形成した逃がし通路35を介してバイパス通路R2に逃
がすようにしている。
圧力レリーフ弁34が設けられ、前記バネ室32内の圧
力が予め設定した設定圧以上になった時、そのレリーフ
弁34はバネ室32の圧力を流量調整弁スプール31に
形成した逃がし通路35を介してバイパス通路R2に逃
がすようにしている。
【0039】前記流量調整弁スプール31のコネクタ5
側の端部には制御ロッド36が連結され、その制御ロッ
ド36の先端は前記メータリングオリフィス8内に突出
している。制御ロッド36は、基端から先端部に向かっ
て小径柱部36a、テーパ部36b及び大径柱部36c
が形成されている。そして、前記流量調整弁スプール3
1の移動とともに制御ロッド36も移動し、小径柱部3
6a、テーパ部36b及び大径柱部36cの各部が前記
メータリングオリフィス8に位置するようになる。
側の端部には制御ロッド36が連結され、その制御ロッ
ド36の先端は前記メータリングオリフィス8内に突出
している。制御ロッド36は、基端から先端部に向かっ
て小径柱部36a、テーパ部36b及び大径柱部36c
が形成されている。そして、前記流量調整弁スプール3
1の移動とともに制御ロッド36も移動し、小径柱部3
6a、テーパ部36b及び大径柱部36cの各部が前記
メータリングオリフィス8に位置するようになる。
【0040】因みに、小径柱部36aがメータリングオ
リフィス8に位置する場合(低速走行状態)には、メー
タリングオリフィス8の開口面積が開いた一定の状態を
保持し、パワーシリンダに供給される作動油の流量が最
大となる。テーパ部36bがメータリングオリフィス8
に位置する場合(中速走行状態)には、油圧ポンプの回
転が増加するに従って制御ロッド36が移動し、メータ
リングオリフィス8の開口面積が徐々に閉じるように作
動し、パワーシリンダに供給される作動油の流量が漸減
する。更に、大径柱部36cがメータリングオリフィス
8に位置する場合(高速走行状態)には、メータリング
オリフィス8の開口面積が最小の状態となりパワーシリ
ンダに供給される作動油の流量が最小となる。そして、
本実施形態では、メータリングオリフィス8、流量調整
弁スプール31、流量調整用バネ33及び制御ロッド3
6とにより、流量調整弁15が構成されている。
リフィス8に位置する場合(低速走行状態)には、メー
タリングオリフィス8の開口面積が開いた一定の状態を
保持し、パワーシリンダに供給される作動油の流量が最
大となる。テーパ部36bがメータリングオリフィス8
に位置する場合(中速走行状態)には、油圧ポンプの回
転が増加するに従って制御ロッド36が移動し、メータ
リングオリフィス8の開口面積が徐々に閉じるように作
動し、パワーシリンダに供給される作動油の流量が漸減
する。更に、大径柱部36cがメータリングオリフィス
8に位置する場合(高速走行状態)には、メータリング
オリフィス8の開口面積が最小の状態となりパワーシリ
ンダに供給される作動油の流量が最小となる。そして、
本実施形態では、メータリングオリフィス8、流量調整
弁スプール31、流量調整用バネ33及び制御ロッド3
6とにより、流量調整弁15が構成されている。
【0041】次に、上記のように構成された流量制御装
置の作用について説明する。自動車エンジンにより油圧
ポンプが駆動されると、同ポンプから作動油が供給通路
R1を介して弁収納孔3に導入される。弁収納孔3に導
入された作動油は、制御ロッド36によって開口面積が
変化されるメータリングオリフィス8を通過して送出口
6cからパワーシリンダ側に供給される。そして、流量
調整弁スプール31には、メータリングオリフィス8の
前後の差圧が作用する。流量調整弁スプール31は、こ
の差圧を一定に維持するようにバイパス通路R2の開度
を制御し、パワーシリンダ側に供給する作動油の流量を
一定に制御する。
置の作用について説明する。自動車エンジンにより油圧
ポンプが駆動されると、同ポンプから作動油が供給通路
R1を介して弁収納孔3に導入される。弁収納孔3に導
入された作動油は、制御ロッド36によって開口面積が
変化されるメータリングオリフィス8を通過して送出口
6cからパワーシリンダ側に供給される。そして、流量
調整弁スプール31には、メータリングオリフィス8の
前後の差圧が作用する。流量調整弁スプール31は、こ
の差圧を一定に維持するようにバイパス通路R2の開度
を制御し、パワーシリンダ側に供給する作動油の流量を
一定に制御する。
【0042】ハンドルが中立状態においては、パワーシ
リンダ側に供給された作動油はリザーバに排出され、パ
ワーシリンダの両室は均等な低圧状態に保持される。こ
の状態では負荷圧が低いので、負荷圧感応弁スプール9
の両端に作用する油圧推力差は小さくバネ10によるバ
イアス作用により負荷圧感応弁スプール9は大径筒部が
オリフィス形成部材4に当接係止するA位置に保持され
る。この状態では、可変オリフィス19が図4に示すよ
うに開かれて圧力導入路13と圧力排出路16が互いに
連通状態に保持され、前記バネ室32は可変オリフィス
19を介して低圧側に開放される。その結果、バネ室3
2の圧力が低下することにより、流量調整弁スプール3
1がバイパス通路R2をより開く方向に変位され、供給
通路R1から供給された作動油はより多くバイパス通路
R2にバイパスされて前記ポンプの吸入側に環流され
る。これにより、パワーシリンダ側に供給される作動油
の流量を低減して、省エネが図られている。
リンダ側に供給された作動油はリザーバに排出され、パ
ワーシリンダの両室は均等な低圧状態に保持される。こ
の状態では負荷圧が低いので、負荷圧感応弁スプール9
の両端に作用する油圧推力差は小さくバネ10によるバ
イアス作用により負荷圧感応弁スプール9は大径筒部が
オリフィス形成部材4に当接係止するA位置に保持され
る。この状態では、可変オリフィス19が図4に示すよ
うに開かれて圧力導入路13と圧力排出路16が互いに
連通状態に保持され、前記バネ室32は可変オリフィス
19を介して低圧側に開放される。その結果、バネ室3
2の圧力が低下することにより、流量調整弁スプール3
1がバイパス通路R2をより開く方向に変位され、供給
通路R1から供給された作動油はより多くバイパス通路
R2にバイパスされて前記ポンプの吸入側に環流され
る。これにより、パワーシリンダ側に供給される作動油
の流量を低減して、省エネが図られている。
【0043】この時、流量調整弁スプール31がバイパ
ス通路R2を開く変位量及び前記メータリングオリフィ
ス8の開口面積は、供給通路R1から導入される作動油
の流量によって変化する。これは油圧ポンプがエンジン
より回転駆動されることから、高速時にエンジンが高回
転となりポンプも高回転数で回転し、低速時とは吐出す
る作動油の流量が相違するからである。
ス通路R2を開く変位量及び前記メータリングオリフィ
ス8の開口面積は、供給通路R1から導入される作動油
の流量によって変化する。これは油圧ポンプがエンジン
より回転駆動されることから、高速時にエンジンが高回
転となりポンプも高回転数で回転し、低速時とは吐出す
る作動油の流量が相違するからである。
【0044】ハンドルを操作していない低負荷状態にお
いて、低速時では流量調整弁スプール31はメータリン
グオリフィス8の前後の差圧が一定となるようにバイパ
ス通路R2の開度を制御し、パワーシリンダ側に供給す
る作動油の流量を一定になるように制御する。この時、
メータリングオリフィス8内には制御ロッド36の小径
柱部36aが位置している。次に、低速走行状態から中
速走行状態になると、前記低速走行状態と同様に、流量
調整弁スプール31はメータリングオリフィス8の前後
の差圧が一定となるようにバイパス通路R2の開度を制
御し、パワーシリンダ側に供給する作動油の流量を一定
になるように制御する。
いて、低速時では流量調整弁スプール31はメータリン
グオリフィス8の前後の差圧が一定となるようにバイパ
ス通路R2の開度を制御し、パワーシリンダ側に供給す
る作動油の流量を一定になるように制御する。この時、
メータリングオリフィス8内には制御ロッド36の小径
柱部36aが位置している。次に、低速走行状態から中
速走行状態になると、前記低速走行状態と同様に、流量
調整弁スプール31はメータリングオリフィス8の前後
の差圧が一定となるようにバイパス通路R2の開度を制
御し、パワーシリンダ側に供給する作動油の流量を一定
になるように制御する。
【0045】この時、前記したように高速走行状態にな
るに従ってポンプからの作動油の供給量は多くなるた
め、流量調整弁スプール31はバネ33の弾性力に抗し
てバネ室32側に移動してバイパス通路R2にバイパス
する作動油の流量を増大させる。又、制御ロッド36も
バネ室32側に移動することから、メータリングオリフ
ィス8内には小径柱部36aからテーパ部36bが位置
するようになる。テーパ部36bがメータリングオリフ
ィス8内を移動するようになると、供給通路R1から供
給される作動油の流量に応じてメータリングオリフィス
8の開口面積が小さくなるように制御されパワーシリン
ダ側に供給される作動油の流量が次第に減少される。更
に、中速走行状態から高速走行状態になると、制御ロッ
ド36の大径柱部36cがメータリングオリフィス8内
に位置し、そのオリフィス8の開口面積を最小にし、パ
ワーシリンダ側に供給される作動油の流量を最小にす
る。
るに従ってポンプからの作動油の供給量は多くなるた
め、流量調整弁スプール31はバネ33の弾性力に抗し
てバネ室32側に移動してバイパス通路R2にバイパス
する作動油の流量を増大させる。又、制御ロッド36も
バネ室32側に移動することから、メータリングオリフ
ィス8内には小径柱部36aからテーパ部36bが位置
するようになる。テーパ部36bがメータリングオリフ
ィス8内を移動するようになると、供給通路R1から供
給される作動油の流量に応じてメータリングオリフィス
8の開口面積が小さくなるように制御されパワーシリン
ダ側に供給される作動油の流量が次第に減少される。更
に、中速走行状態から高速走行状態になると、制御ロッ
ド36の大径柱部36cがメータリングオリフィス8内
に位置し、そのオリフィス8の開口面積を最小にし、パ
ワーシリンダ側に供給される作動油の流量を最小にす
る。
【0046】ハンドルを中立状態から回転操作すると、
その回転方向に応じてパワーシリンダが一方向に駆動さ
れるため負荷圧が上昇する。負荷圧が上昇すると、負荷
圧感応弁スプール9の受圧面積差により、同スプール9
の両端に作用する油圧推進力差が増大する。その結果、
油圧推進力差がバネ10のバイアス以上になると、負荷
圧感応弁スプール9はバネ10の弾性力に抗して小径筒
部の先端面が貫通孔6の係止リング6eに当接係止する
B位置迄変位して前記可変オリフィス19の開口面積を
制限しやがて閉止させる。
その回転方向に応じてパワーシリンダが一方向に駆動さ
れるため負荷圧が上昇する。負荷圧が上昇すると、負荷
圧感応弁スプール9の受圧面積差により、同スプール9
の両端に作用する油圧推進力差が増大する。その結果、
油圧推進力差がバネ10のバイアス以上になると、負荷
圧感応弁スプール9はバネ10の弾性力に抗して小径筒
部の先端面が貫通孔6の係止リング6eに当接係止する
B位置迄変位して前記可変オリフィス19の開口面積を
制限しやがて閉止させる。
【0047】従って、バネ室32から低圧側にリークさ
れる作動油がゼロになるため、バネ室32の圧力が増大
する。その結果、流量調整弁スプール31がバイパス通
路R2を絞る方向に変位する。これにより、パワーシリ
ンダ側に供給される作動油の流量が増加し、必要なアシ
ストが行われる。
れる作動油がゼロになるため、バネ室32の圧力が増大
する。その結果、流量調整弁スプール31がバイパス通
路R2を絞る方向に変位する。これにより、パワーシリ
ンダ側に供給される作動油の流量が増加し、必要なアシ
ストが行われる。
【0048】このようなハンドルを回転操作する高負荷
状態において、低速時には流量調整弁スプール31はメ
ータリングオリフィス8前後の差圧が一定となるように
バイパス通路R2の開度を制御し、パワーシリンダ側に
供給する作動油の流量が一定になるように制御する。こ
の時、メータリングオリフィス8内には制御ロッド36
の小径柱部36aが位置している。
状態において、低速時には流量調整弁スプール31はメ
ータリングオリフィス8前後の差圧が一定となるように
バイパス通路R2の開度を制御し、パワーシリンダ側に
供給する作動油の流量が一定になるように制御する。こ
の時、メータリングオリフィス8内には制御ロッド36
の小径柱部36aが位置している。
【0049】次に、低速走行状態から中速走行状態にな
ると、前記低速走行状態と同様に、流量調整弁スプール
31はメータリングオリフィス8の前後の差圧が一定と
なるようにバイパス通路R2の開度を制御し、パワーシ
リンダ側に供給する作動油の流量を一定になるように制
御する。この時、前記したように高速走行状態になるに
従ってポンプからの作動油の供給量は多くなるため、流
量調整弁スプール31はバネ33の弾性力に抗してバネ
室32側に移動してバイパス通路R2にバイパスする作
動油の流量を増大させる。又、制御ロッド36もバネ室
32側に移動することから、メータリングオリフィス8
内には小径柱部36aからテーパ部36bが位置するよ
うになる。テーパ部36bがメータリングオリフィス8
内を移動するようになると、供給通路R1から供給され
る作動油の流量に応じてメータリングオリフィス8の開
口面積が小さくなるように制御されパワーシリンダ側に
供給される作動油の流量が次第に減少される。更に、中
速走行状態から高速走行状態になると、制御ロッド36
の大径柱部36cがメータリングオリフィス8内に位置
し、そのオリフィス8の開口面積を最小にしパワーシリ
ンダ側に供給される作動油の流量を最小にする。
ると、前記低速走行状態と同様に、流量調整弁スプール
31はメータリングオリフィス8の前後の差圧が一定と
なるようにバイパス通路R2の開度を制御し、パワーシ
リンダ側に供給する作動油の流量を一定になるように制
御する。この時、前記したように高速走行状態になるに
従ってポンプからの作動油の供給量は多くなるため、流
量調整弁スプール31はバネ33の弾性力に抗してバネ
室32側に移動してバイパス通路R2にバイパスする作
動油の流量を増大させる。又、制御ロッド36もバネ室
32側に移動することから、メータリングオリフィス8
内には小径柱部36aからテーパ部36bが位置するよ
うになる。テーパ部36bがメータリングオリフィス8
内を移動するようになると、供給通路R1から供給され
る作動油の流量に応じてメータリングオリフィス8の開
口面積が小さくなるように制御されパワーシリンダ側に
供給される作動油の流量が次第に減少される。更に、中
速走行状態から高速走行状態になると、制御ロッド36
の大径柱部36cがメータリングオリフィス8内に位置
し、そのオリフィス8の開口面積を最小にしパワーシリ
ンダ側に供給される作動油の流量を最小にする。
【0050】次に、上記のように構成された流量制御装
置の特徴を以下に記載する。 (1) 本実施形態では、Oリングタイプの配管接続が
可能なコネクタ5において、すなわち、小径部6b、送
出口6c(大径部)及びシール面6dを備えたコネクタ
5において、弁収容部6aと小径部6bとの間には係止
部としての係止リング6eを貫通孔6の軸心に向かって
突出形成し、同係止リング6eにて負荷圧感応弁スプー
ル9を所定範囲内で移動ができるようにした。この結
果、流量制御装置1内に負荷圧感応弁スプール9を組込
むことができ、その結果、省エネ効果が高い流量制御装
置とすることができる。
置の特徴を以下に記載する。 (1) 本実施形態では、Oリングタイプの配管接続が
可能なコネクタ5において、すなわち、小径部6b、送
出口6c(大径部)及びシール面6dを備えたコネクタ
5において、弁収容部6aと小径部6bとの間には係止
部としての係止リング6eを貫通孔6の軸心に向かって
突出形成し、同係止リング6eにて負荷圧感応弁スプー
ル9を所定範囲内で移動ができるようにした。この結
果、流量制御装置1内に負荷圧感応弁スプール9を組込
むことができ、その結果、省エネ効果が高い流量制御装
置とすることができる。
【0051】(2) 本実施形態では、小径筒部の先端
外周面は、図3に示すように縮径部9bを形成した。そ
して、B位置に位置して係止リング6eに負荷圧感応弁
スプール9が当接したとき、縮径部9bは段部6fとの
間にはスペースが形成されるように設定し、段部6fと
の干渉(食い付き)を防止するようにした。その結果、
このスペースには作動油が介在していることにより、負
荷圧感応弁スプール9がB位置からA位置へ移動して係
止リング6eからの離間を開始したとき、係止リング6
eとスプール9の当接面間に隙間が形成されると、作動
油が移動されて圧力が導入され、スプール9の作動を容
易にすることができる。
外周面は、図3に示すように縮径部9bを形成した。そ
して、B位置に位置して係止リング6eに負荷圧感応弁
スプール9が当接したとき、縮径部9bは段部6fとの
間にはスペースが形成されるように設定し、段部6fと
の干渉(食い付き)を防止するようにした。その結果、
このスペースには作動油が介在していることにより、負
荷圧感応弁スプール9がB位置からA位置へ移動して係
止リング6eからの離間を開始したとき、係止リング6
eとスプール9の当接面間に隙間が形成されると、作動
油が移動されて圧力が導入され、スプール9の作動を容
易にすることができる。
【0052】(第2実施形態)次に図6を参照して第2
実施形態を説明する。なお、この実施形態では前記第1
実施形態とは異なるところを中心にして説明し、前記第
1実施形態と同一構成については同一符号を付してその
説明を省略する。
実施形態を説明する。なお、この実施形態では前記第1
実施形態とは異なるところを中心にして説明し、前記第
1実施形態と同一構成については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0053】図6に示すように第2実施形態では、前記
第1実施形態の係止リング6eを省略して、小径部6b
と弁収容部6aとの間に係止段部6gを形成し、弁収容
部6a内に係止リング部材26が圧入されている。すな
わち、係止リング部材26の軸部26aが弁収容部6a
内に嵌入され、軸部26a基端から張り出されたフラン
ジ部26bが係止段部6gに係止されている。前記係止
リング部材26は、本発明の係止部材及び第1ストッパ
手段を構成する。
第1実施形態の係止リング6eを省略して、小径部6b
と弁収容部6aとの間に係止段部6gを形成し、弁収容
部6a内に係止リング部材26が圧入されている。すな
わち、係止リング部材26の軸部26aが弁収容部6a
内に嵌入され、軸部26a基端から張り出されたフラン
ジ部26bが係止段部6gに係止されている。前記係止
リング部材26は、本発明の係止部材及び第1ストッパ
手段を構成する。
【0054】次に、上記のように構成された流量制御装
置の特徴を以下に記載する。 (1)上記実施形態によれば、係止リング6eを形成す
る必要が無いため、貫通孔6は通し孔加工でよく、その
結果、段部6dの刻跡もないため、スプール9には縮径
部9を形成する必要なくなる。この結果、スプール9
は、図8で示す従来のスプールと同一のものを使用する
ことができる。
置の特徴を以下に記載する。 (1)上記実施形態によれば、係止リング6eを形成す
る必要が無いため、貫通孔6は通し孔加工でよく、その
結果、段部6dの刻跡もないため、スプール9には縮径
部9を形成する必要なくなる。この結果、スプール9
は、図8で示す従来のスプールと同一のものを使用する
ことができる。
【0055】(第3実施形態)次に図7を参照して第3
実施形態を説明する。この実施形態では、図8で示す流
量制御装置130において使用したコネクタ101を使
用して、Oリングタイプの配管接続構造を採用できる流
量制御装置に具体化したものである。
実施形態を説明する。この実施形態では、図8で示す流
量制御装置130において使用したコネクタ101を使
用して、Oリングタイプの配管接続構造を採用できる流
量制御装置に具体化したものである。
【0056】すなわち、本実施形態の流量制御装置49
では、Oリングタイプの配管接続構造及びフレアタイプ
の配管接続構造(図8参照)のいずれも採用できるもの
である。
では、Oリングタイプの配管接続構造及びフレアタイプ
の配管接続構造(図8参照)のいずれも採用できるもの
である。
【0057】この流量制御装置49は、前記第1実施形
態の流量制御装置1の構成中、コネクタ6の貫通孔6の
小径部6b,シール面6d,係止リング6e,段部6f
が省略された以外の構成は全て同じである。そして、図
8で説明した流量制御装置130の構成も以下で説明す
る構成以外の部分は第1実施形態と同一である。
態の流量制御装置1の構成中、コネクタ6の貫通孔6の
小径部6b,シール面6d,係止リング6e,段部6f
が省略された以外の構成は全て同じである。そして、図
8で説明した流量制御装置130の構成も以下で説明す
る構成以外の部分は第1実施形態と同一である。
【0058】以下、コネクタ部分を中心に説明する。図
7において コネクタ50はフレアタイプのコネクタと
同様であり、内部に貫通孔51を備え、同貫通孔51に
は小径の弁収納部51aを備えている。貫通孔51の一
端はシートユニオン装着部52が形成されている。シー
トユニオン装着部52には、開口端側から大径部53,
小径部54(弁収納部51aと同径)が形成されてお
り、大径部53内周には、開口端側から所定の範囲にネ
ジ部55が形成されている。
7において コネクタ50はフレアタイプのコネクタと
同様であり、内部に貫通孔51を備え、同貫通孔51に
は小径の弁収納部51aを備えている。貫通孔51の一
端はシートユニオン装着部52が形成されている。シー
トユニオン装着部52には、開口端側から大径部53,
小径部54(弁収納部51aと同径)が形成されてお
り、大径部53内周には、開口端側から所定の範囲にネ
ジ部55が形成されている。
【0059】シートユニオン56はコネクタ50の小径
部54に挿入された軸部57と、これよりも大きな外径
を有するシール部58とからなり、両者57,58ば同
軸で、それぞれ略円筒形に形成されている。軸部57の
一部は他部よりわずかに外径の大きい圧入部59とさ
れ、シール部58の開口端60の内周縁部はR形状のシ
ール面61とされている。なお、シートユニオン56は
例えば黄銅にて製作されている。シートユニオン56
は、第2ストッパ部材を構成する。
部54に挿入された軸部57と、これよりも大きな外径
を有するシール部58とからなり、両者57,58ば同
軸で、それぞれ略円筒形に形成されている。軸部57の
一部は他部よりわずかに外径の大きい圧入部59とさ
れ、シール部58の開口端60の内周縁部はR形状のシ
ール面61とされている。なお、シートユニオン56は
例えば黄銅にて製作されている。シートユニオン56
は、第2ストッパ部材を構成する。
【0060】従って、フレアタイプの配管接続構造を採
用する流量制御装置130と同様に、負荷圧感応弁スプ
ール133、流量調整弁スプール136を備え、これら
のスプール133、36は、第1実施形態の負荷圧感応
弁スプール9,31と同様に作動する。
用する流量制御装置130と同様に、負荷圧感応弁スプ
ール133、流量調整弁スプール136を備え、これら
のスプール133、36は、第1実施形態の負荷圧感応
弁スプール9,31と同様に作動する。
【0061】従って、負荷圧感応弁スプール133は、
シートユニオン56の軸部57に当接係止して、図1の
実施形態と同様にB位置で保持されることになる。この
実施形態において、Oリングタイプの配管の接続構造を
説明する。
シートユニオン56の軸部57に当接係止して、図1の
実施形態と同様にB位置で保持されることになる。この
実施形態において、Oリングタイプの配管の接続構造を
説明する。
【0062】図7に示すように配管40はコネクタ50
のネジ部55にねじ込まれたナット41によってシート
ユニオン装着部52に締め付けられている。このとき、
配管40のビード部42はシートユニオン56のシール
部58とナット41との間に挟持されて固定され、Oリ
ング43は配管40のくびれ部44とシール部58のシ
ール面61との間に挟持されて液密を保持するようにさ
れる。
のネジ部55にねじ込まれたナット41によってシート
ユニオン装着部52に締め付けられている。このとき、
配管40のビード部42はシートユニオン56のシール
部58とナット41との間に挟持されて固定され、Oリ
ング43は配管40のくびれ部44とシール部58のシ
ール面61との間に挟持されて液密を保持するようにさ
れる。
【0063】(1) 本実施形態よれば、シートユニオ
ン56は、軸部57の圧入部59がコネクタ50のシー
トユニオン装着部52の小径部54に圧入して配置し、
このシートユニオン56の軸部57にて、負荷圧感応弁
スプール133は、シートユニオン56の軸部57に当
接係止するようにした。その結果、負荷圧感応弁スプー
ル133を組付けすることができる。
ン56は、軸部57の圧入部59がコネクタ50のシー
トユニオン装着部52の小径部54に圧入して配置し、
このシートユニオン56の軸部57にて、負荷圧感応弁
スプール133は、シートユニオン56の軸部57に当
接係止するようにした。その結果、負荷圧感応弁スプー
ル133を組付けすることができる。
【0064】(2) 本実施形態によれば、シートユニ
オンの変更(図7のシートユニオン58,図8のシート
ユニオン105)のみでOリングタイプ、フレアタイプ
いずれの配管にも対応できるので、部品共通化によるコ
ストダウンを図ることができる。
オンの変更(図7のシートユニオン58,図8のシート
ユニオン105)のみでOリングタイプ、フレアタイプ
いずれの配管にも対応できるので、部品共通化によるコ
ストダウンを図ることができる。
【0065】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、以下のようにしてもよい。 ○ 負荷圧感応弁スプール9が上記実施形態とは逆向き
に配設され、上記実施形態の負圧感応弁スプール9とは
逆の動作するようにした流量制御装置に応用してもよ
い。
るものではなく、以下のようにしてもよい。 ○ 負荷圧感応弁スプール9が上記実施形態とは逆向き
に配設され、上記実施形態の負圧感応弁スプール9とは
逆の動作するようにした流量制御装置に応用してもよ
い。
【0066】○ 上記第2実施形態では、係止部材とし
て係止リング部材26としたが、必ずしもリング形状を
備える必要はない。一部を切欠いた断面C形状のもので
もよい。
て係止リング部材26としたが、必ずしもリング形状を
備える必要はない。一部を切欠いた断面C形状のもので
もよい。
【0067】○ 第1実施形態におけるスプール9の周
囲に縮径部9bを設けたが、第2実施形態、及び第3実
施形態においても負荷感応弁スプールの係止リング部
材、シートユニオン56に当接する端部側周囲に縮径部
を設けてもよい。
囲に縮径部9bを設けたが、第2実施形態、及び第3実
施形態においても負荷感応弁スプールの係止リング部
材、シートユニオン56に当接する端部側周囲に縮径部
を設けてもよい。
【0068】次に、上記実施の形態から把握できる特許
請求の範囲に記載された発明以外の技術的思想をその効
果とともに記載する。 (1)請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
負荷圧感応弁スプールの第1ストッパ手段に当接する当
接側端部の外周面には縮径部が形成され、貫通孔の内周
面との間にスペースが作動油が介在可能なスペースが設
けられている流量制御装置。こうすることにより、スペ
ースには作動油が介在していることにより、負荷圧感応
弁スプールが第1ストッパ手段に当接している状態から
離間を開始したとき、第1ストッパ手段とスプールの当
接面間に隙間が形成されると、作動油が移動されて圧力
が導入され、スプールの作動を容易にすることができ
る。
請求の範囲に記載された発明以外の技術的思想をその効
果とともに記載する。 (1)請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
負荷圧感応弁スプールの第1ストッパ手段に当接する当
接側端部の外周面には縮径部が形成され、貫通孔の内周
面との間にスペースが作動油が介在可能なスペースが設
けられている流量制御装置。こうすることにより、スペ
ースには作動油が介在していることにより、負荷圧感応
弁スプールが第1ストッパ手段に当接している状態から
離間を開始したとき、第1ストッパ手段とスプールの当
接面間に隙間が形成されると、作動油が移動されて圧力
が導入され、スプールの作動を容易にすることができ
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
Oリングタイプの配管接続構造を採用する流量制御装置
においても、負荷圧感応弁スプールを組込むことがで
き、その結果、省エネ効果が高い流量制御装置とするこ
とができる。
Oリングタイプの配管接続構造を採用する流量制御装置
においても、負荷圧感応弁スプールを組込むことがで
き、その結果、省エネ効果が高い流量制御装置とするこ
とができる。
【0070】請求項2の発明によれば、第1ストッパ手
段を貫通孔内周面に一体に形成された係止部とすること
により、請求項1の効果を奏する。請求項3の発明よれ
ば、第1ストッパ手段を貫通孔に嵌入された係止部材と
することにより、請求項1の効果を奏する。
段を貫通孔内周面に一体に形成された係止部とすること
により、請求項1の効果を奏する。請求項3の発明よれ
ば、第1ストッパ手段を貫通孔に嵌入された係止部材と
することにより、請求項1の効果を奏する。
【0071】請求項4の発明によれば、コネクタの貫通
孔の一端側には送出口側から大径部が備えられ、コネク
タの貫通孔の小径部には、シートユニオンの軸部が嵌入
されて、シール部の開口端の内周縁部には、R形状のシ
ール面が形成されているため、配管と流量制御装置との
接続時、Oリングタイプの配管接続構造が実現できる。
又、公知のシートユニオンと併用し、適宜、選択して用
いることが可能となり、単一のコネクタに端部形状が異
なる配管を接続する、配管の互換性を実現できる。
孔の一端側には送出口側から大径部が備えられ、コネク
タの貫通孔の小径部には、シートユニオンの軸部が嵌入
されて、シール部の開口端の内周縁部には、R形状のシ
ール面が形成されているため、配管と流量制御装置との
接続時、Oリングタイプの配管接続構造が実現できる。
又、公知のシートユニオンと併用し、適宜、選択して用
いることが可能となり、単一のコネクタに端部形状が異
なる配管を接続する、配管の互換性を実現できる。
【図1】一実施形態の流量制御装置の断面図。
【図2】コネクタの要部断面図。
【図3】同じくコネクタと負荷圧感応弁スプールの要部
断面図。
断面図。
【図4】流量制御装置の作用を示す断面図。
【図5】負荷圧感応弁スプールの側面図
【図6】他の実施形態の流量制御装置の断面図。
【図7】他の実施形態の流量制御装置の要部断面図。
【図8】フレアタイプの配管接続構造を備えた流量制御
装置の断面図。
装置の断面図。
【図9】フレアタイプの配管接続構造を示す断面図。
【図10】Oリングタイプの配管接続構造を示す断面
図。
図。
1…流量制御装置、3…弁収納孔、4…オリフィス形成
部材、5…コネクタ、6…貫通孔、6a…弁収容部、6
b…小径部、6c…送出口(大径部を構成する。)、6
d…シール面、6e…係止リング(第1ストッパ手段及
び係止部を構成する。)、8…メータリングオリフィス
(オリフィスを構成する。)9…負荷圧感応弁スプー
ル、10…バネ、11…貫通孔、12…絞り通路、13
…圧力導入路、14…連通路、15…流量調整弁(流量
調整弁スプールを構成する。)、26…係止リング部材
(第1ストッパ手段及び係止部材を構成する。)、32
…バネ室、51a…弁収納部、54…小径部、56…シ
ートユニオン(第2ストッパ手段を構成する。)、57
…軸部。58…シール部、61…シール面、R1…供給
通路、R2…バイパス通路。
部材、5…コネクタ、6…貫通孔、6a…弁収容部、6
b…小径部、6c…送出口(大径部を構成する。)、6
d…シール面、6e…係止リング(第1ストッパ手段及
び係止部を構成する。)、8…メータリングオリフィス
(オリフィスを構成する。)9…負荷圧感応弁スプー
ル、10…バネ、11…貫通孔、12…絞り通路、13
…圧力導入路、14…連通路、15…流量調整弁(流量
調整弁スプールを構成する。)、26…係止リング部材
(第1ストッパ手段及び係止部材を構成する。)、32
…バネ室、51a…弁収納部、54…小径部、56…シ
ートユニオン(第2ストッパ手段を構成する。)、57
…軸部。58…シール部、61…シール面、R1…供給
通路、R2…バイパス通路。
Claims (4)
- 【請求項1】 供給源から供給される作動流体を供給通
路よりオリフィスを介して負荷側に送出する流体通路
と、 送出された作動油を導入して負荷側に吐出する送出口が
形成されるとともに内部に貫通孔を備え、この貫通孔の
一端側には送出口側から大径部、小径部が形成され、大
径部と小径部との間にはR形状のシール面が形成された
コネクタと、 前記オリフィスの下流側における流体通路において、前
記コネクタの貫通孔に対し、負荷側の負荷圧に応じて所
定範囲を往復摺動自在に配置された負荷圧感応弁スプー
ルと、 前記供給通路からの余剰流体を供給源側へ還流するため
にバイパス通路の開度を調整自在に配置され、前記負荷
圧が低圧時には、前記負荷圧感応弁スプールの作動に基
づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧が高圧
時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいてバイ
パス通路の開度を減少させる流量調整弁スプールとを備
えた流量制御装置において、 前記コネクタの送出口側には、前記負荷圧感応弁スプー
ルの送出口側への移動を規制する第1ストッパ手段が設
けられたことを特徴とする流量制御装置。 - 【請求項2】 前記第1ストッパ手段は、貫通孔内周面
に一体に形成された係止部である請求項1に記載の流量
制御装置。 - 【請求項3】 前記第1ストッパ手段は、貫通孔に嵌入
された係止部材である請求項1に記載の流量制御装置。 - 【請求項4】 供給源から供給される作動流体を供給通
路よりオリフィスを介して負荷側に送出する流体通路
と、 送出された作動油を導入して負荷側に吐出する送出口が
形成されるとともに内部に貫通孔を備え、この貫通孔の
一端側には送出口側から大径部、小径部が形成されたコ
ネクタと、 前記オリフィスの下流側における流体通路において、前
記コネクタの貫通孔に対し、負荷側の負荷圧に応じて所
定範囲を往復摺動自在に配置された負荷圧感応弁スプー
ルと、 前記供給通路からの余剰流体を供給源側へ還流するため
にバイパス通路の開度を調整自在に配置され、前記負荷
圧が低圧時には、前記負荷圧感応弁スプールの作動に基
づいてバイパス通路の開度を増加し、前記負荷圧が高圧
時には前記負荷圧感応弁スプールの作動に基づいてバイ
パス通路の開度を減少させる流量調整弁スプールとを備
えた流量制御装置において、 軸部とシール部とを含み、前記軸部とシール部とは同軸
で外径の異なる略円筒状に形成され、前記シール部の開
口端の内周縁部には、R形状のシール面が形成され、 前記軸部が前記小径部に嵌入されて、同軸部の内端が前
記負荷圧感応弁スプールの送出口側への移動を規制する
第2ストッパ手段として備えるシートユニオンを備えた
流量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10205442A JP2000038147A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10205442A JP2000038147A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 流量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000038147A true JP2000038147A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16506959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10205442A Pending JP2000038147A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000038147A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220234710A1 (en) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | Hitachi Astemo, Ltd. | Steering device and ship |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10205442A patent/JP2000038147A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220234710A1 (en) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | Hitachi Astemo, Ltd. | Steering device and ship |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |