JPH0939810A - 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 - Google Patents
電動パワ−ステアリング装置の制御装置Info
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- JPH0939810A JPH0939810A JP21651595A JP21651595A JPH0939810A JP H0939810 A JPH0939810 A JP H0939810A JP 21651595 A JP21651595 A JP 21651595A JP 21651595 A JP21651595 A JP 21651595A JP H0939810 A JPH0939810 A JP H0939810A
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Abstract
リング装置のモ−タ制御回路で、ハンドル戻り時の振動
電流の発生を押さえる駆動手段を提供する。 【解決手段】 FET1 をデユ−テイ比D1 で、FET
3 をFET1 のデユ−テイ比D1 よりも大きい(時間的
に長い)デユ−テイ比D2 で同時に、それぞれ独立に駆
動する。モ−タ電流Iはデユ−テイ比D1 、D2 を含む
以下の式で表される。D2 をD1 の一次の関数D2 =a
・D1 +b(a、bは定数)で定義し、駆動条件に基づ
いてa、bを決定するとモ−タ電流Iは以下の式で表さ
れ、モ−タ電流Iに対するデユ−テイ比D1 の関係はモ
−タ角速度ωがハンドル戻しの時のモ−タ角速度ωret
よりも小さい領域においても不連続部分が無くなり、振
動電流に基づくノイズの発生を押さえることができる。 I=Vb / R{1- (KT ωret /γVb)}・D1 −KT
/ R (ωret-ω) 。
Description
ング装置の制御装置に関する。
は、操向ハンドルの操作によりステアリングシヤフトに
発生する操舵トルクその他を検出し、その検出信号に基
づいてモ−タの制御目標値である操舵補助指令値を演算
し、電流フイ−ドバツク制御回路において、前記した制
御目標値である操舵補助指令値とモ−タ電流の検出値と
の差を電流制御値として求め、電流制御値によりモ−タ
を駆動して操向ハンドルの操舵力を補助するものがあ
る。
では、図14に示すように、4個の電界効果型トランジ
スタFET1 〜FET4 をブリツジに接続して第1及び
第2の2つのア−ムを備えたHブリツジ回路を構成し、
その入力端子間に電源Vを、出力端子間に前記モ−タM
を接続したモ−タ制御回路が使用されている。
ブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する
2個1組のFETのうち、第1のア−ムのFET1 (或
いは第2のア−ムのFET2 )を電流制御値に基づいて
決定されるデユ−テイ比DのPWM信号(パルス幅変調
信号)で駆動することにより、モ−タ電流の大きさが制
御される。
2のア−ムのFET3 をON、第1のア−ムのFET4
をOFF(或いは第2のア−ムのFET3 をOFF、第
1のア−ムのFET4 をON)に制御することにより、
モ−タMの回転方向が制御される。
FET1 、モ−タM、FET3 を経て流れ、モ−タMに
正方向の電流が流れる。また第2のア−ムのFET4 が
導通状態にあるときは、電流はFET2 、モ−タM、F
ET4 を経て流れ、モ−タMに負方向の電流が流れる。
ETが同時に駆動されることがないのでア−ムが短絡さ
れる可能性が低く、信頼性が高いため、広く利用されて
いる(一例として特公平5−10270号公報参照)。
I(モ−タに実際に流れる電流であり、検出電流iとは
異なる)とPWM信号のデユ−テイ比Dとの関係を示す
ものである。即ち、操向ハンドルが操作されて操舵トル
クが発生している状態では、モ−タ電流Iとデユ−テイ
比Dとの関係は、図15において線(a)で示すように
変化し、制御回路において操舵トルクの検出信号に基づ
いてモ−タの制御目標値である操舵補助指令値Iref が
演算され、操舵補助指令値Iref とフイ−ドバツクされ
るモ−タ電流の検出値iとの差の電流制御値Eがモ−タ
駆動回路に出力されるから、モ−タ駆動回路の半導体素
子を制御するデユ−テイ比Dはある値をとり、格別の支
障は生じない。
セルフアライニングトルクにより操向ハンドルが直進走
行位置に戻るとき(以下、「ハンドル戻し」という)
は、操舵トルクが発生していない状態にあるから、モ−
タの制御目標値である操舵補助指令値Iref は零となる
が、モ−タに逆起電力が発生するため、モ−タ電流Iと
デユ−テイ比Dとの関係は、図15において線(b)で
示すように、逆起電力に相当するだけ上方に移動変化
し、デユ−テイ比Dの値が零の付近でモ−タ電流Iとデ
ユ−テイ比Dとの関係に不連続部分が生じる。
値Eを演算しようとするが、操舵補助指令値Iref に対
応するデユ−テイ比Dがないため、図15において線
(c)で示すように、モ−タ電流Iの不連続部分にほぼ
対応した振幅の振動電流が電流制御値Eとして出力され
る。
源となるほかフイ−ドバツク制御の安定性を阻害する原
因ともなるので、その対策が求められていた。この発明
は上記課題を解決することを目的とするものである。
決するもので、少なくともステアリングシヤフトに発生
する操舵トルク信号に基づいて演算された操舵補助指令
値と検出されたモ−タ電流値から演算した電流制御値に
基づいてステアリング機構に操舵補助力を与えるモ−タ
の出力を制御するフイ−ドバツク制御手段を備えた電動
パワ−ステアリング装置の制御装置において、半導体素
子をHブリツジに接続して構成したブリツジ回路の入力
端子間に電源を、出力端子間に前記モ−タを接続したモ
−タ駆動手段と、前記モ−タ駆動回路を構成するHブリ
ツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する2個
1組の半導体素子のうち、第1のア−ムの半導体素子を
前記電流制御値に基づいて決定される第1のデユ−テイ
比のPWM信号で駆動し、第2のア−ムの半導体素子を
前記第1のデユ−テイ比の関数で定義される第2のデユ
−テイ比のPWM信号で駆動するため、前記第1のデユ
−テイ比のPWM信号と第2のデユ−テイ比のPWM信
号とをそれぞれ独立して前記モ−タ駆動手段に出力する
制御指令手段とを備えたことを特徴とする。
ブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する
2個1組の半導体素子のうち、第1のア−ムの半導体素
子を前記電流制御値に基づいて決定される第1のデユ−
テイ比のPWM信号で駆動し、第2のア−ムの半導体素
子を前記第1のデユ−テイ比の関数で定義される第2の
デユ−テイ比のPWM信号で、それぞれ独立に駆動す
る。これにより、ハンドル戻りの状態など操舵トルクが
発生していない状態のときも、デユ−テイ比Dの値が零
の付近でモ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係に不連
続部分が生じることがなく、電流制御値Eとして振動電
流が出力されるおそれがない。
まずこの発明の基本概念について説明する。先に図15
により説明した通り、操向ハンドルを切つた後、セルフ
アライニングトルクにより操向ハンドルが直進走行位置
に戻るハンドル戻しの状態では、操舵トルクが発生して
いない状態にあるから、モ−タの制御目標値である操舵
補助指令値Iref は零となるが、モ−タに逆起電力が発
生するため、モ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係
は、図15において線(b)で示すように、逆起電力に
相当するだけ上方に移動変化し、デユ−テイ比Dの値が
零の付近でモ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係に不
連続部分が生じ、モ−タ電流Iの不連続部分にほぼ対応
した振幅の振動電流が出力され、雑音の発生その他の不
都合が生じる。
流Iとデユ−テイ比Dとの間の不連続部分を連続させる
ように制御し、即ち、図16に示すようにハンドル戻り
時におけるモ−タ電流Iとデユ−テイ比Dとの関係を示
す線(b)の上でデユ−テイ比D=γのときのモ−タ電
流Iを示すp点と原点oとの間を連続するようにモ−タ
電流Iとデユ−テイ比Dとの関係を制御して課題を解決
するものである。
デユ−テイ比D1 の1次の関数式で定義されるデユ−テ
イ比D2 のPWM信号で駆動するものであり、実施方法
としては、デユ−テイ比Dの小さい領域では第1のア−
ムのFET1 と第2のア−ムのFET3 とを同時に、且
つ異なるデユ−テイ比Dで駆動するものである。
領域では、従来の駆動方法、即ちFET3 (又はFET
4 )が電流方向によりON又はOFFに制御される制御
方法による。
ET3 (又はFET4 )を、PWM信号の符号により決
定されるモ−タの回転方向に応じてON(又はOFF)
に維持する制御をせず、FET1 (又はFET2 )と同
時に、且つ異なるデユ−テイ比で駆動した場合を検討す
る。
且つ異なるデユ−テイ比で駆動した場合の動作を説明す
る図であり、また、図18は第1のア−ムのFET1 と
第2のア−ムのFET3 とを同時に、且つ異なるデユ−
テイ比Dで駆動するときのFETの動作状態とモ−タ端
子間電圧VM 、モ−タ端子間電圧VM からモ−タ逆起電
力KT ωの影響を差し引いた値Ri、及びモ−タ電流I
の関係を説明する図である。
ると共に、FET3 をFET1 のデユ−テイ比D1 より
も大きい(即ち、時間的に長い)デユ−テイ比D2 で駆
動し、FET2 とFET4 はOFFに維持するものとす
る。図18の(a)及び(b)はFET1 及びFET3
の時間に対するON/OFFの状態を示している。
の(c)のように変化する。即ち、まず、FET1 及び
FET3 が共にON(この状態をモ−ドAと呼ぶ)のと
きは、モ−タMの端子間にはバツテリ電圧Vb が印加さ
れる。次に、FET1 がOFFでFET3 がON(この
状態をモ−ドBと呼ぶ)のときはモ−タMの端子間電圧
は零になる。
(この状態をモ−ドCと呼ぶ)のときは、モ−タMの端
子間には負方向のバツテリ電圧−Vb が印加される。即
ち、モ−ドCでは、FET1 及びFET3 が共にOFF
であるため、モ−タMには図17(b)で示すように、
抵抗RL →FET4 の回生ダイオ−ドDT4→モ−タM→
FET2 の回生ダイオ−ドDT2→電源に至る電流回路が
形成され、モ−タMの端子間電圧VM は負方向のバツテ
リ電圧−Vb となる。
デユ−テイ比で駆動してモ−タ電流が平衡状態になつた
とき、PWM信号の周期がモ−タの電気的時定数に比較
して十分に短い場合には、モ−タ電流Iは近似的に以下
の式(1)により表すことができる。
2 、Vb :バツテリ電圧、R:モ−タ端子間抵抗、
KT :モ−タの逆起電力定数、ω:モ−タ角速度 ここで、D2 =f(D1 )のように、デユ−テイ比D2
をデユ−テイ比D1 の連続した関数とし、ω=ωret 、
D1 =0のとき、I=0となるような関数fを定義すれ
ば、0≦ω≦ωret の範囲で、デユ−テイ比D対モ−タ
電流I特性に連続性を持たせることができる。
関数式(2)を定義する。
件を設定する。
テイ比D2 =1(100 %)、但し、γは任意の設定値 (2) デユ−テイ比D1 =0、且つω=ωret のとき、I
=0但し、ωはモ−タ角速度、ωret はハンドル戻り時
のモ−タ角速度とする。
比D1 =γのときの線(b)上の点pの位置を決定する
条件であり、通常の駆動状態に一致する。
が原点oを通ることを決定する条件である。したがつ
て、上記条件を満たす定数a、bを求めることにより、
点pと原点oを結ぶ1次の関数を決定することができ
る。
領域では、従来の駆動方法、即ちFET3 (又はFET
4 )が電流方向によりON又はOFFに制御される制御
方法と変わらない。
(3)(4)で表される。
を代入し、これに式(3)(4)で決定される定数a、
bを代入して整理した以下の式(5)で表すことができ
る。
間の関係は、モ−タ角速度ωがハンドル戻り時のモ−タ
角速度ωret よりも小さい領域においても不連続部分が
無くなる。
し、これと同時にFET3 をデユ−テイ比D1 とは異な
るデユ−テイ比D2 で駆動することにより、モ−タ角速
度ωがハンドル戻り時のモ−タ角速度ωret よりも小さ
い領域においても、モ−タ電流Iに対してデユ−テイ比
D1 を連続して変化させることができるのである。
施するに適した電動パワ−ステアリング装置の概略を説
明する。図1は電動パワ−ステアリング装置の構成の概
略を説明する図で、操向ハンドル1の軸2は減速ギア
4、ユニバ−サルジョイント5a、5b、ピニオンラツ
ク機構7を経て操向車輪のタイロツド8に結合されてい
る。軸2には操向ハンドル1の操舵トルクを検出するト
ルクセンサ3が設けられており、また、操舵力を補助す
るモ−タ10がクラツチ9、減速ギア4を介して軸2に
結合している。
御回路13は、バツテリ14からイグニツシヨンキ−1
1を経て電力が供給される。電子制御回路13は、トル
クセンサ3で検出された操舵トルクと車速センサ12で
検出された車速に基づいて操舵補助指令値の演算を行
い、演算された操舵補助指令値に基づいてモ−タ10に
供給する電流を制御する。
される。クラツチ9は通常の動作状態では結合してお
り、電子制御回路13によりパワ−ステアリング装置の
故障と判断された時、及び電源がOFFとなつている時
に切離される。
ある。この実施例では電子制御回路13は主としてCP
Uから構成されるが、ここではそのCPU内部において
プログラムで実行される機能を示してある。例えば、位
相補償器21は独立したハ−ドウエアとしての位相補償
器21を示すものではなく、CPUで実行される位相補
償機能を示す。
明する。トルクセンサ3から入力された操舵トルク信号
は、位相補償器21で操舵系の安定を高めるために位相
補償され、操舵補助指令値演算器22に入力される。ま
た、車速センサ12で検出された車速も操舵補助指令値
演算器22に入力される。
相補償された操舵トルク信号及び車速信号に基づいて所
定の演算式によりモ−タ10に供給する電流の制御目標
値である操舵補助指令値Iref を演算する。
25、積分演算器26、加算器27から構成される回路
は、モ−タ電流が操舵補助指令値Iref に一致するよう
にフイ−ドバツク制御を行う回路である。
2で演算された制御目標値である操舵補助指令値Iref
と後述するモ−タ電流検出回路42で検出されたモ−タ
電流値Iが比較され、その差の信号が出力される。
f とモ−タ電流値Iとの差に比例した比例値が出力され
る。さらに比例演算器25の出力信号はフイ−ドバツク
系の特性を改善するため積分演算器26において積分さ
れ、差の積分値の比例値が出力される。
f に対するモ−タ電流値Iの応答速度を高めるため、操
舵補助指令値Iref の微分値に比例した値が出力され
る。
令値Iref の微分値、比例演算器25から出力された操
舵補助指令値Iref とモ−タ電流値Iとの差に比例した
比例値、積分演算器26から出力された積分値は加算器
27において加算演算され、演算結果である電流制御値
Eがモ−タ制御回路41に出力される。モ−タに流れる
電流はモ−タ電流検出回路42により検出される。
示す。モ−タ制御回路41は制御指令器45、ゲ−ト駆
動回路46、FET1 〜FET4 からなるHブリツジ回
路等から構成され、制御指令器45は加算器27から入
力された電流制御値Eに基づいてFET1 〜FET4 を
駆動するPWM信号およびモ−タ回転方向を指示する回
転方向信号を出力する。
器45から出力されるデユ−テイ比D1のPWM信号に
基づいてゲ−トがON/OFFされ、FET3 (FET
4 )はデユ−テイ比D2のPWM信号に基づいてゲ−ト
がON/OFFされ、実際にモ−タに流れる電流Iの大
きさが制御される。
か、またFET3 とFET4 のいずれを駆動するかはモ
−タの回転方向を決定する回転方向信号により決定され
る。
端における電圧降下に基づいて正方向電流の大きさを検
出し、また、抵抗R2 の両端における電圧降下に基づい
て負方向電流の大きさを検出する。検出されたモ−タ電
流値Iは比較器23にフイ−ドバツクして入力される
(図2参照)。
明する。図4は制御指令器の第1実施例で、マイクロプ
ロセツサ451と2つのPWMタイマ452、453か
ら構成される。この構成では、入力された電流制御値E
に基づいてPWMタイマ452を作動させてデユ−テイ
比D1 の時間幅のPWM信号D1を出力すると共に、同
時にマイクロプロセツサ451にPWM信号D1を入力
し、先に説明した関数式(2)に基づいてデユ−テイ比
D2 を演算し、PWMタイマ453を作動させてデユ−
テイ比D2 の時間幅のPWM信号D2を演算出力する。
ような4個のアンド回路AN1 〜AN4 と1個のノツト
回路NT1 から構成される回路が提案される。
(例えば正方向回転を示す)でPWM信号D1及びD2
が入力されたとすると、アンド回路AN2 の出力により
FET2 が駆動されるとともに、アンド回路AN4 の出
力によりFET4 が駆動される。このとき、ノツト回路
NT1 の出力はOFFであるから、アンド回路AN1 及
びAN3 の出力はなく、FET1 、FET3 はOFFと
なる。
を示す)で、PWM信号D1及びD2が入力されたとす
ると、ノツト回路NT1 の出力はONとなるから、アン
ド回路AN1 の出力によりFET1 が駆動されるととも
に、アンド回路AN3 の出力によりFET3 が駆動され
る。このとき、アンド回路AN2 及びAN4 の出力はな
く、FET2 、FET4 はOFFとなる。
ロプロセツサ451と2つのD/A変換器454、45
5、2つのコンパレ−タ456、457、及び信号発生
器458から構成される。
づいてデユ−テイ比D1 に相当するアナログ信号AD1
、及び関数式(2)の演算の結果得られたデユ−テイ
比D2に基づいてこれに相当するアナログ信号AD2 を
得、コンパレ−タ456、457により信号発生器45
8から出力されるPWM信号の1サイクルに対応する波
長の鋸歯状波信号或いは三角波信号とアナログ信号AD
1 及びADとを比較し、アナログ信号AD1 及びADの
電圧に相当する時間幅のPWM信号D1及びPWM信号
D2を出力するものである。図7に鋸歯状波信号発生回
路の一例を、図8に三角波信号発生回路の一例を示す
が、信号発生回路は公知の回路であるから説明は省略す
る。
り信号発生器458から出力される鋸歯状波信号とアナ
ログ信号AD1 、AD2 とを比較して出力されるPWM
信号D1及びPWM信号D2、及びモ−タに印加される
電圧の波形を示したもので、図10は三角波信号とアナ
ログ信号AD1 、AD2 とを比較して出力されるPWM
信号D1及びPWM信号D2、及びモ−タに印加される
電圧の波形を示したものである。図9と図10を比較す
ると明らかであるが、三角波信号の場合はPWM信号D
1のPWM信号D2の立上り位置にずれがあり、モ−タ
に印加される電圧波形も相違するが、その動作に実質的
な差異が生じるものではない。
クロプロセツサ451とD/A変換器454、デユ−テ
イ関数発生器459、2つのコンパレ−タ456、45
7、及び信号発生器458から構成される。
づいてデユ−テイ比D1 に相当するアナログ信号AD1
を得、また関数式(2)に基づく関数発生回路を備えた
デユ−テイ関数発生器459において、アナログ信号A
D1 を入力としてデユ−テイ比D2 に相当するアナログ
信号AD2 を得、コンパレ−タ456、457により信
号発生器458から出力されるPWM信号の1サイクル
に対応する波長の鋸歯状波信号或いは三角波信号とアナ
ログ信号AD1 及びADとを比較し、アナログ信号AD
1 及びADの電圧に相当する時間幅のPWM信号D1及
びPWM信号D2を出力するものである。デユ−テイ関
数発生器459は、例えば図12、図13に示すような
一般的オペアンプを使用したアナログ回路の組み合わせ
による構成が提案される。
458などは、第2実施例のものと同じであり、また、
コンパレ−タ456、457の出力も第2実施例におい
て図9、図10により説明したものと変わらない。
のア−ムの半導体素子を第1のデユ−テイ比の関数で定
義される第2のデユ−テイ比のPWM信号で駆動するも
のであり、実施例ではデユ−テイ比D2 をデユ−テイ比
D1 の1次の関数として定義している。しかし、これに
限られず、デユ−テイ比の値が零の付近の境界領域にお
いて、モ−タ電流とデユ−テイ比の関係を連続的に変化
させることができる適当な関数を定義してもよい。
ワ−ステアリング装置の制御装置は、モ−タ駆動回路を
構成するHブリツジ回路の互いに対向する2つのア−ム
を構成する2個1組の半導体素子のうち、第1のア−ム
の半導体素子を前記電流制御値に基づいて決定される第
1のデユ−テイ比のPWM信号で駆動し、第2のア−ム
の半導体素子を前記第1のデユ−テイ比の関数で決定さ
れる第2のデユ−テイ比のPWM信号で、それぞれ独立
に駆動するものである。
ルクが発生していない状態のときも、デユ−テイ比の値
が零の付近でモ−タ電流とデユ−テイ比との間に不連続
部分がなくなるので振動電流が発生せず、雑音の発生や
フイ−ドバツク制御の安定性を阻害することがない。
説明する図。
のブロツク図。
ツク図。
ク図。
ツク図。
ブロツク図。
ロツク図。
信号のデユ−テイ比及びモ−タ電圧を説明する図。
信号のデユ−テイ比及びモ−タ電圧を説明する図。
ロツク図。
示す回路ブロツク図。
示す回路ブロツク図。
なるモ−タ駆動回路図。
PWM信号のデユ−テイ比との関係を説明する図。
−タ電流とPWM信号のデユ−テイ比との関係を説明す
る図。
ムのFETを同時に異なるデユ−テイ比で駆動するとき
の動作を説明する図。
モ−タ電流Iなどの関係を説明する図。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともステアリングシヤフトに発生
する操舵トルク信号に基づいて演算された操舵補助指令
値と検出されたモ−タ電流値から演算した電流制御値に
基づいてステアリング機構に操舵補助力を与えるモ−タ
の出力を制御するフイ−ドバツク制御手段を備えた電動
パワ−ステアリング装置の制御装置において、 半導体素子をHブリツジに接続して構成したブリツジ回
路の入力端子間に電源を、出力端子間に前記モ−タを接
続したモ−タ駆動手段と、 制御指令手段とを備え、 前記制御指令手段はモ−タ駆動回路を構成するHブリツ
ジ回路の互いに対向する2つのア−ムを構成する2個1
組の半導体素子のうち、第1のア−ムの半導体素子を前
記電流制御値に基づいて決定される第1のデユ−テイ比
のPWM信号で駆動し、第2のア−ムの半導体素子を前
記第1のデユ−テイ比の関数で定義される第2のデユ−
テイ比のPWM信号で駆動するべく、第1のデユ−テイ
比のPWM信号と第2のデユ−テイ比のPWM信号とを
それぞれ独立して前記モ−タ駆動手段に出力することを
特徴とする電動パワ−ステアリング装置の制御装置。 - 【請求項2】 前記制御指令手段は、第1のデユ−テイ
比の値を入力として所定の関数式により第2のデユ−テ
イ比の値を演算する演算部と、第1のデユ−テイ比のP
WM信号を出力する第1のPWM信号出力手段と、前記
演算部で演算された第2のデユ−テイ比の値に基づいて
第2のデユ−テイ比のPWM信号を出力する第2のPW
M信号出力手段とを備えることを特徴とする請求項1記
載の電動パワ−ステアリング装置の制御装置。 - 【請求項3】 前記制御指令手段は、第1のデユ−テイ
比の値を入力として所定の関数式により第2のデユ−テ
イ比の値を演算する演算部と、第1のデユ−テイ比及び
第2のデユ−テイ比の信号をアナログ信号に変換する変
換部と、PWM信号の1サイクルに対応する波長の鋸歯
状波信号又は三角波信号を発生する信号発生部と、信号
変換部を備え、信号変換部において前記信号発生部から
出力される波形信号を使用して前記アナログ信号の電圧
に相当する時間幅のPWM信号を出力することを特徴と
する請求項1記載の電動パワ−ステアリング装置の制御
装置。 - 【請求項4】 前記制御指令手段は、第1のデユ−テイ
比の信号に基づいて第2のデユ−テイ比のアナログ信号
を発生させる関数発生手段と、第1のデユ−テイ比の信
号をアナログ信号に変換する変換部と、PWM信号の1
サイクルに対応する波長の鋸歯状波信号又は三角波信号
を発生する信号発生部と、信号変換部を備え、信号変換
部において前記信号発生部から出力される波形信号を使
用して前記アナログ信号の電圧に相当する時間幅のPW
M信号を出力することを特徴とする請求項1記載の電動
パワ−ステアリング装置の制御装置。
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JP21651595A JP3562053B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US20130221881A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-08-29 | Sony Corporation | Driving apparatus and driving method |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP21651595A patent/JP3562053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005058672A1 (ja) * | 2003-12-16 | 2005-06-30 | Nsk Ltd. | 電動パワーステアリング装置 |
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