JPH0939772A - アンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置 - Google Patents

アンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置

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JPH0939772A
JPH0939772A JP19729695A JP19729695A JPH0939772A JP H0939772 A JPH0939772 A JP H0939772A JP 19729695 A JP19729695 A JP 19729695A JP 19729695 A JP19729695 A JP 19729695A JP H0939772 A JPH0939772 A JP H0939772A
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skid brake
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vehicle
battery
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JP19729695A
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Nobuyuki Otsu
伸幸 大津
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁に流れる電流値を略一定に保持するこ
とにより、電磁弁の切換応答時間を安定化し、ABS制
御性能の劣化防止を図る。 【解決手段】 コントロールユニット22内に設けられ
た演算回路23は、車輪速度センサ5〜8の検出信号に
基づいてホイールシリンダの液圧の増圧、減圧、保持を
決定し、これらの各要求を実現するための制御信号をP
WM回路24に出力する。PWM回路24は、導線26
を介して検出したバッテリ19の電圧値と基準三角波信
号とを比較することにより、前記制御信号をパルス幅変
調し、このパルス信号をトランジスタ25に出力する。
これにより、バッテリ電圧の変動に応じたデューティを
もってトランジスタ25を駆動することができ、電磁弁
のソレノイド17に流れる電流値を略一定に保持するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタシリンダと
ホイールシリンダとの間の油圧系統に介装され、車輪速
度の変化に応じてホイールシリンダの液圧を調圧するア
ンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】急制動時又は雪道等の滑りやすい路面で
の制動時に車輪のロック状態を回避するようにしたアン
チスキッドブレーキ装置は、ブレーキペダルの踏力に応
じてブレーキ圧を発生させるマスタシリンダと各車輪毎
に設けられたホイールシリンダとを連通する主液通路
と、この主液通路の途中に介装され、マスタシリンダと
ホイールシリンダとの間のブレーキ液の経路を切り換え
る電磁弁と、ホイールシリンダの減圧時にブレーキ液を
貯蔵するリザーバと、このリザーバに貯蔵されたブレー
キ液を主液通路に戻すためのポンプと、各車輪の車輪速
度を検出する車輪速度センサとを備え、マイクロコンピ
ュータ等から構成されたコントロールユニットにより、
車輪速度の変化に基づいて(詳しくは、車輪速度と疑似
車速との比較に基づいて)前記電磁弁の切換位置を制御
するようになっている。
【0003】そこで、従来技術によるアンチスキッドブ
レーキ用電磁弁の駆動装置を、例えば特開昭63−71
468号公報等に記載されたものを例に挙げて図12に
基づき説明する。
【0004】即ち、図12は、従来技術によるアンチス
キッドブレーキ用電磁弁の駆動装置の要部を示す構成説
明図であって、各ホイールシリンダ毎に対応して主液通
路の途中にそれぞれ装着された3位置式の電磁弁(いず
れも図示せず)のソレノイド100(1個のみ図示)
は、そのプラス側がアクチュエータリレー101の常開
接点を介して車載電源たるバッテリ102のプラス側に
接続される一方、そのマイナス側はコントロールユニッ
ト103内のトランジスタ104を介してアースされて
いる。このコントロールユニット103は、マイクロコ
ンピュータシステムとして構成されており、その入力側
には各車輪毎に設けられた車輪速度センサ105が接続
されている。なお、図12中の106はイグニッション
スイッチである。
【0005】従来技術によるアンチスキッドブレーキ用
電磁弁の駆動装置は上述の如き構成を有するもので、コ
ントロールユニット103は、各車輪速度センサ105
からの検出信号に基づき車体速度の変化を疑似車速とし
て推定し、この疑似車速と車輪速度とを比較することに
より、車輪ロックの可能性を判定し、トランジスタ10
4を開閉させてソレノイド100を駆動する。即ち、基
本的に、車輪速度が急に疑似車速よりも遅くなったとき
には、ホイールシリンダの液圧(ブレーキ圧)を減圧し
てブレーキ力を弱める一方、これにより車輪速度が回復
したときには、ホイールシリンダの液圧を増圧してブレ
ーキ力を発生させるべく、車輪速度の変化に基づき、ソ
レノイド100へ通電して電磁弁の切換位置を増圧、減
圧、保持の3位置で選択的に制御するようになってい
る。そして、図12中に示す如く、コントロールユニッ
ト103は、電磁弁の切換時には、トランジスタ104
のベースにパルス信号Pを連続的に印加することによ
り、ソレノイド100への通電を制御して、電磁弁の位
置切り換えを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、トランジスタ104にオンオフ
のパルス信号Pを加えることにより、該トランジスタ1
04を開閉させてバッテリ102からソレノイド100
への通電を制御しているため、トランジスタ104の発
熱量を低減させて効率的な通電を行うことが可能であ
る。
【0007】しかし、トランジスタ104に加えるパル
ス信号Pのパルス幅(オンタイムのデューティ)は固定
であるため、バッテリ102の電圧変化によって、ソレ
ノイド100の応答時間が変化してしまい、適切かつ速
やかにホイールシリンダの液圧を調整することができな
いという欠点がある。
【0008】つまり、ソレノイド100が発生させる吸
引力Fは、下記数1に示す如く、ソレノイド100を流
れる電流値iの二乗に比例する。
【0009】
【数1】F=1/2(N・i)2・(μ・SO)/x2 但し、N:コイル巻数 μ:透磁率 SO:吸引面積 x:エアギャップ また、ソレノイド100を流れる電流値iは、下記数2
に示す如く、バッテリ102から供給される電圧値Eに
比例した時定数をもって変化する。
【0010】
【数2】i=1/(R+jωL)・E 但し、L:ソレノイドインダクタンス R:ソレノイド抵抗値 E:電圧値 従って、同一幅のパルス信号Pをトランジスタ104に
印加してソレノイド100に通電を行っても、バッテリ
102の電圧値Eが低下している場合には、電流値iの
立ち上がりに遅れが生じるため、ソレノイド100の切
換時間が長くなり、この結果、ホイールシリンダの液圧
を走行状態(車輪速度の変化)に応じて速やかに追従さ
せることができない可能性がある。
【0011】図13は、かかるソレノイド100の応答
遅れを示した特性図であって、車輪速度の変化からホイ
ールシリンダの液圧を増圧すべきと判定したときは、図
13中の最上部に示す如く、コントロールユニット10
3内の図示せぬパルス発生回路に増圧信号が出力され、
これにより、パルス発生回路は、増圧信号出力中に固定
幅のパルス信号Pを連続的に出力する。
【0012】ここで、バッテリ102の電圧値Eが例え
ば12Vの所定の電圧値を保持している場合には、図1
3中に実線で示す如く、ソレノイド100を流れる電流
値iが速やかに立ち上がり、短い応答時間で電磁弁の切
換作動レベル(図中「バルブ作動電流レベル」と示す)
に達するため、即座に、電磁弁は増圧位置に切り換わ
り、ホイールシリンダの液圧を高める。しかし、例え
ば、経年劣化等でバッテリ102の電圧値Eが例えば8
V程度に低下した場合には、前記数1,数2から明らか
なように、図中点線で示す如く、電流値iの値が低下
し、立ち上がりの遅れが生じて電磁弁の切換時間が長く
なるから、増圧要求に速やかに応答することができず、
走行安定性等を十分に満足させることができない。
【0013】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みて
なされたもので、その目的は、パルス幅変調制御を用い
てアンチスキッドブレーキ用電磁弁の切換時間を短時間
で安定化させることにより、走行状態に適切かつ速やか
に対応できるようにしたアンチスキッドブレーキ用電磁
弁の駆動装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、車載電源の電圧値をモニタし、電源電圧の変
化に応じて電磁弁への電流値を略一定に維持することに
より、応答性を安定化できるようにしたアンチスキッド
ブレーキ用電磁弁の駆動装置の提供にある。本発明の更
なる目的は、簡易な構造で電流値を略一定に保持できる
ようにしたアンチスキッドブレーキ用電磁弁の提供にあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、車載
電源の電圧変動によるアンチスキッドブレーキ用電磁弁
の応答遅れに着目し、従来の固定パルス信号に代えてパ
ルス幅変調制御を用いることにより、該電磁弁の作動を
長期に亘って安定化することとした。即ち、本発明に係
るアンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置が採用す
る構成は、車輪速度の変化に基づいて車載電源からの通
電を制御することにより、アンチスキッドブレーキ用電
磁弁を駆動する駆動装置であって、前記アンチスキッド
ブレーキ用電磁弁に流れる電流値が略一定となるよう
に、該アンチスキッドブレーキ用電磁弁への通電をパル
ス幅変調によって制御することを特徴としている。
【0015】また、請求項2に係るものでは、車輪速度
の変化に基づいて車載電源からの通電を制御することに
より、アンチスキッドブレーキ用電磁弁を駆動する駆動
装置であって、前記車載電源の電圧値が低下したときに
はパルス幅が大きくなるように、前記アンチスキッドブ
レーキ用電磁弁への通電をパルス幅変調によって制御す
ることを特徴としている。
【0016】さらに、請求項3に係るものでは、車輪速
度の変化に基づいて車載電源からの通電を制御すること
により、アンチスキッドブレーキ用電磁弁を駆動する駆
動装置であって、前記車載電源からアンチスキッドブレ
ーキ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング手
段と、前記車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手
段とを備え、この検出された電圧値の変化に基づいて、
前記アンチスキッドブレーキ用電磁弁に流れる電流値が
略一定となるように、前記スイッチング手段を作動させ
るパルス信号の幅をパルス幅変調によって制御すること
を特徴としている。
【0017】また、請求項4に係るものでは、車輪速度
の変化に基づいて車載電源からの通電を制御することに
より、アンチスキッドブレーキ用電磁弁を駆動する駆動
装置であって、前記車載電源から前記アンチスキッドブ
レーキ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング
手段と、前記車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出
手段と、この検出された電圧値と基準三角波信号とを比
較する比較手段とを備え、この比較された前記基準三角
波信号と電圧値との差分をパルス信号として前記スイッ
チング手段に印加することを特徴としている。
【0018】
【作用】アンチスキッドブレーキ用電磁弁に流れる電流
値が略一定となるように、該電磁弁への通電をパルス幅
変調によって制御する請求項1の構成によれば、電流値
変動に伴う立ち上がり時間の変化を解消することがで
き、これにより、例えば車載電源の電圧値が変動した場
合でも、該電磁弁の切換応答時間を安定化させることが
できる。
【0019】また、車載電源の電圧値が低下したときに
はパルス幅が大きくなるように、アンチスキッドブレー
キ用電磁弁への通電をパルス幅変調によって制御する請
求項2の構成によれば、車載電源の電圧値の変動に応じ
て、パルス信号のオンタイムの比率(デューティ)を変
化させることができるため、前記電磁弁に流れる電流値
を略一定に保持して、切換応答時間を安定化することが
できる。
【0020】さらに、車載電源からアンチスキッドブレ
ーキ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング手
段と、車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段と
を備え、この検出された電圧値の変化に基づいて、前記
電磁弁に流れる電流値が略一定となるように、スイッチ
ング手段を作動させるパルス信号の幅をパルス幅変調に
よって制御する請求項3の構成によれば、車載電源の電
圧値変化に拘わらず前記電磁弁への電流値を略一定に保
持することができるため、切換応答時間を安定化するこ
とができる。
【0021】また、車載電源からアンチスキッドブレー
キ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング手段
と、車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段と、
この検出された電圧値と基準三角波信号とを比較する比
較手段とを備え、この比較された基準三角波信号と電圧
値との差分をパルス信号としてスイッチング手段に印加
する請求項4の構成によれば、車載電源の電圧値変動に
応じた複雑な制御ロジックを用いることなく、車載電源
の電圧値変動に応じて簡易にパルス信号のデューティを
変化させることができ、切換応答時間を安定化すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、4セン
サ3チャンネルの後輪駆動系アンチスキッドブレーキシ
ステムに適用する場合を例に挙げて図1〜図11に基づ
き詳細に説明する。
【0023】まず、図1は、本実施例が適用されるアン
チスキッドブレーキシステムの全体構成を簡略化して示
す構成説明図であって、車体の前側に位置する左右の操
舵輪1,2と車体の後側に位置する左右の駆動輪3,4
とには、これら各車輪1〜4の回転に応じた車輪速度パ
ルスを発生する車輪速度センサ5〜8がそれぞれ設けら
れ、これら各車輪速度センサ5〜8は後述のコントロー
ルユニット22に接続されている。ここで、これら各車
輪速度センサ5〜8は、例えば、軟鉄棒と、この軟鉄棒
の先端側に巻回されたコイルと、軟鉄棒の基端側に当接
された永久磁石とからなり、車輪回転に応じて回転する
歯車状のセンサロータに所定のエアギャップを介して近
接配置されるものであるが、これは一例であって、本発
明はこれに拘束されない。
【0024】また、各操舵輪1,2にはブレーキ液で満
たされた主液通路9A,9Bがそれぞれ設けられる一
方、各駆動輪3,4には共通の主液通路9Cが設けら
れ、各通路9A〜9Cに後述の電磁弁13を介装するこ
とにより、いわゆる前輪個別制御、後輪セレクトロー制
御を実現している。なお、以下、主液通路9A〜9Cの
全体を示すときは「主液通路9」という。そして、この
主液通路9の途中には、ブレーキ圧を調整するアンチス
キッドブレーキアクチュエータ(以下、「ABSアクチ
ュエータ」という)10が設けられている。
【0025】次に、図2はブレーキ液圧回路の構成を簡
略化して示す液圧回路図であって、各車輪1〜4にそれ
ぞれ設けられたホイールシリンダ11は、主液通路9を
介して、ブレーキペダルに連動してブレーキ圧を発生さ
せるマスタシリンダ12にそれぞれ接続されている。こ
の主液通路9の途中に介装されたABSアクチュエータ
10は、ホイールシリンダ11の液圧を増減切換制御す
る電磁弁13と、減圧時にブレーキ液を貯蔵するリザー
バ14と、このリザーバ14が貯蔵したブレーキ液を主
液通路9に戻すためのポンプ15とを備えて構成されて
いる。
【0026】電磁弁13は、マスタシリンダ12からの
ブレーキ液が流入する流入ポート13Aと、この流入し
たブレーキ液をホイールシリンダ11に向けて供給する
流出ポート13Bと、減圧時にホイールシリンダ11内
のブレーキ液を主液通路9側に還流させる還流ポート1
3Cとの3ポートを備えている。そして、還流通路16
は、その一端側が還流ポート13Cに接続され、その他
端側がマスタシリンダ12側で主液通路9の途中に接続
されており、この還流通路16の途中にリザーバ14及
びポンプ15が設けられている。
【0027】また、前記電磁弁13は、そのソレノイド
17に印加される電流により、ホイールシリンダ11と
マスタシリンダ12との間を連通させると同時にリザー
バ14とホイールシリンダ11との間を遮断する増圧位
置(a)と、主液通路9及び還流通路16の双方を遮断
する保持位置(b)と、主液通路9を遮断すると同時に
ホイールシリンダ11とリザーバ14とを連通させる減
圧位置(c)との3位置で切り換わるようになってい
る。
【0028】なお、図2中では、電磁弁13のソレノイ
ド17を1個のみ図示しているが、正確には、この電磁
弁13は3位置切換式であるため、増圧位置(a)側と
減圧位置(c)側とにそれぞれ対応した2個のソレノイ
ド及びスプリングを有している。従って、増圧位置
(a)に切り換えるときには増圧位置側のソレノイドの
みを励磁し、減圧位置(c)に切り換えるときには減圧
位置側のソレノイドのみを励磁し、保持位置(b)に設
定するときには両ソレノイドを消磁して両スプリングの
ばね力により切り換えるようになっている。但し、電磁
弁13の具体的構成はこれに限らず、当業者であれば、
例えば2個の電磁弁を用いる等により、図2に示す液圧
回路と等価な回路を構成することもできる。
【0029】次に、図3は、電気的構成を簡略化して示
す電気回路図であって、電磁弁13のソレノイド17
は、その一側端子が導線18を介して「車載電源」とし
てのバッテリ19のプラス側に接続されると共に、その
他側端子は導線20を介して後述のトランジスタ25に
接続されている。また、ソレノイド17の各端子間には
通電停止時に生じる逆起電力をソレノイド17に回生す
るためのダイオード21が設けられている。
【0030】車両の走行状態を電気的に集中制御するコ
ントロールユニット22は、各車輪速度センサ5〜8か
らの検出信号に基づいてホイールシリンダ11の液圧を
制御するもので、マイクロコンピュータシステムとして
構成されている。このコントロールユニット18は、各
車輪速度センサ5〜8が検出した車輪速度に基づいてホ
イールシリンダ11の液圧を増圧すべきか減圧すべきか
等を判定するための演算回路23と、この演算回路23
から出力された電磁弁13を切り換えるための制御信号
をバッテリ19の電圧値に応じてパルス幅変調するため
のパルス幅変調回路(以下、「PWM回路」という)2
4と、このPWM回路24から出力されたパルス信号に
よってソレノイド17への通電を制御する「スイッチン
グ手段」としてのトランジスタ25とを備えてなり、こ
のトランジスタ25は導線20の途中に設けられてい
る。
【0031】前記PWM回路24は、導線26を介して
バッテリ19の電圧値をモニタしており、好ましくは、
図4に示す如く構成される。即ち、PWM回路24の好
ましい具体例は、導線26を介して検出したバッテリ1
9の電圧値を後述の基準三角波信号と比較すべく所定の
電圧幅に調整する分圧回路27と、一定の振幅及び一定
の周期を有する基準三角波信号を発生させる基準三角波
信号発生回路28と、バッテリ19の分圧された電圧値
と基準三角波信号とを比較し、バッテリ19の電圧値が
基準三角波信号を下回っているときに出力信号をオン状
態とする「比較手段」としてのコンパレータ29と、こ
のコンパレータ29の出力信号と演算回路23から出力
された制御信号とが共にオン状態のときにトランジスタ
25を駆動するための出力信号を発生させるアンドゲー
ト30とを備えて構成され、このアンドゲート30から
出力されるパルス幅変調後のパルス信号が最終的な電磁
弁駆動信号となる。ここで、バッテリ19と分圧回路2
7とを結ぶ導線26が広義の「電源電圧検出手段」に該
当し、導線26及び分圧回路27が狭義の「電源電圧検
出手段」に該当する。なお、基準三角波信号の周期がパ
ルス幅変調の基本周期となる。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、図5は、コントロールユニット22が実行するア
ンチスキッドブレーキ制御を示すフローチャートであっ
て、ステップ(図中、「S」と略記する。)1でイニシ
ャライズを行った後、ステップ2では、各車輪速度セン
サ5〜8の検出信号に基づいて各車輪1〜4の各車輪速
度を演算すると共に、車輪速度の変化から車輪加減速度
を演算する。
【0033】ステップ3では、前記ステップ2で得られ
た車輪速度からその最大値を求め、この車輪速度の最大
値に基づいて疑似車体速度を演算すると共に、この疑似
車体速度の時間変化率に基づいて車両減速度を算出す
る。次に、ステップ4では、疑似車体速度と各車輪速度
とによって各車輪1〜4のスリップ率を演算する。
【0034】そして、ステップ5で、減圧すべきか否か
を判定するための減圧閾値(前記疑似車体速度に対して
0.1〜0.3程度のスリップ率に設定されている。)を
求めた後、ステップ6では、前記ステップ4で得られた
スリップ率が減圧閾値を越えているか否かを判定する。
このステップ6で「YES」と判定したときは、車輪の
スリップ率が減圧閾値を上回り、ロック状態に入る場合
のため、ステップ8に移って、演算回路23等を介して
切換信号(減圧駆動信号)を出力し、該電磁弁13を減
圧位置(c)に切り換える。これにより、ホイールシリ
ンダ11内のブレーキ液は還流通路16を介してリザー
バ14に貯蔵され、この貯蔵されたブレーキ液はポンプ
15により主液通路9内に戻されて、ブレーキ力が低下
する。
【0035】一方、前記ステップ6で「NO」と判定し
たときは、車輪のスリップ率が減圧閾値を下回っている
場合のため、ステップ7に移って、前記ステップ2で求
めた車輪加減速度が所定の保持レベルよりも小さいか否
かを判定する。車輪加減速度が所定の保持レベルよりも
大きいときは、ホイールシリンダ11の液圧が不足気味
である場合のため、ステップ7では「NO」と判定して
ステップ9に移り、電磁弁13を増圧位置(a)に切り
換えて、マスタシリンダ12とホイールシリンダ11と
を連通させ、ブレーキ力を増大させる。
【0036】これとは逆に、車輪加減速度が所定の保持
レベルよりも小さいときは、前記ステップ7は「YE
S」と判定してステップ10に移り、このステップ10
では、電磁弁13を保持位置(b)に切り換えてホイー
ルシリンダ11とマスタシリンダ12及びリザーバ14
との間を遮断することにより、ホイールシリンダ11の
液圧を保持する。
【0037】最後に、ステップ11では、所定時間とし
て例えば10msの時間待ちを行った後、ステップ2に
戻る。従って、本プログラムは、10ms毎に実行され
ることになる。
【0038】さて、図5と共に述べた通り、各車輪速度
の変化に応じてホイールシリンダ11の液圧を増圧すべ
きか減圧すべきか等の判断がなされ、これら増圧要求、
保持要求、減圧要求を実現すべく、PWM回路24等を
介して電磁弁13(ソレノイド17)に切換信号が出力
されるのであるが、この最終的な切換信号の生成につい
て図6及び図7を参照しつつ説明する。
【0039】図6に示す如く、分圧回路27により所定
の電圧幅に調整されたバッテリ19の電圧値は、基準三
角波信号発生回路28で生じた基準三角波信号と比較さ
れ、この三角波信号がバッテリ19の電圧値を上回って
いるときに、コンパレータ29の出力信号はオン状態と
なる。そして、演算回路23から増圧要求、減圧要求等
の制御信号が出力されると、この電磁弁13の切換を要
求する制御信号とコンパレータ29の出力信号とがアン
ドゲート30によってAND結合され、これにより、最
終的な切換信号(駆動信号)がトランジスタ25に印加
されて、電磁弁13への通電が行われる。従って、基準
三角波信号の周期Tがそのままパルス幅変調された駆動
信号の周期となり、基準三角波信号がバッテリ19の電
圧値を越える時間領域によって、駆動信号のパルス幅
(デューティ)が決定される。
【0040】図7の波形図は、バッテリ19の電圧値が
図6に示す通常の値よりもΔVだけ低下したときの駆動
信号の変化を示しており、例えば、長期間の使用で電解
液が不足したり、あるいはヘッドライト等の大電流負荷
が作動したりして、バッテリ19の電圧値がΔVだけ低
下すると、これにより相対的に、三角波信号がバッテリ
19の電圧値を上回る時間領域が増大するため、バッテ
リ19の電圧降下に比例(電圧値に反比例)して、駆動
信号のパルス幅が増大する。なお、これとは逆に、バッ
テリ19の電圧値が上昇した場合は、三角波信号がバッ
テリ19の電圧値を上回る時間領域が少なくなるため、
駆動信号のパルス幅は短くなる。
【0041】つまり、バッテリ19の電圧変化によって
電磁弁13に出力される駆動信号のデューティが定ま
り、電磁弁13(ソレノイド17)に流れる電流値は駆
動信号のデューティに比例するため、バッテリ19の電
圧変化に応じて電磁弁13に流れる電流値を略一定に保
持することができるのである。
【0042】このように構成される本実施例によれば、
以下の効果を奏する。
【0043】第1に、アンチスキッドブレーキ用電磁弁
13に流れる電流値が略一定となるように、電磁弁13
への通電をPWM回路24のパルス幅変調によって制御
する構成のため、例えばバッテリ19の電圧値が変動し
た場合でも、電磁弁13の切換応答時間を安定化させる
ことができ、アンチスキッドブレーキシステムの制御性
能(増圧特性、減圧特性)の劣化を未然に防止すること
ができる。
【0044】図8〜図11は、バッテリ19の電圧変化
と駆動信号のデューティとの関係を示す波形図であり、
図8は、バッテリ19の電圧値を標準的な12Vの場合
で、デューティを50%に設定したときの波形である。
この電圧値12V、デューティ50%の状態では、電磁
弁13を流れる電流値は約1A強の値となる。一方、図
9は、デューティ50%のままで、バッテリ19の電圧
値が8Vに低下した場合、即ち、従来技術による固定的
なパルス制御の場合を示しており、この場合には、バッ
テリ19の電圧低下に伴って電磁弁13を流れる電流値
が0.8A程度まで低下する。
【0045】これに対し、図10は、本実施例に係る駆
動装置において、バッテリ19の電圧値が0.8Vに低
下した場合を示しており、本実施例によれば、上述の如
く、バッテリ19の電圧低下に応じてトランジスタ25
に印加される駆動信号のデューティが80%まで増大す
るため、このデューティの増大に比例して、電磁弁13
を流れる電流値も1A強の値を維持することになる。ま
た、図11は、本実施例に係る駆動装置において、バッ
テリ19の電圧値が16Vに上昇した場合を示してお
り、この場合には、バッテリ19の電圧上昇に応じてデ
ューティが40%に低下し、これにより、電磁弁13を
流れる電流値は1A強の値を保持することになる。
【0046】第2に、バッテリ19の電圧値が低下した
ときにはパルス幅が大きくなるように、電磁弁13への
通電をPWM回路24によるパルス幅変調によって制御
する構成のため、バッテリ19の電圧値の変動に応じ
て、パルス駆動信号のデューティを変化させることがで
き、これにより、電磁弁13に流れる電流値を略一定に
保持して、切換応答時間を安定化等することができる。
【0047】第3に、バッテリ19から電磁弁13への
通電を連通,遮断するトランジスタ25と、バッテリ1
9の電圧値を検出する導線26(又は導線26及び分圧
回路27)とを備え、この検出された電圧値の変化に基
づいて、電磁弁13に流れる電流値が略一定となるよう
に、トランジスタ25を作動させるパルス駆動信号の幅
をPWM回路24によるパルス幅変調によって制御する
構成のため、バッテリ19の電圧値変化に拘わらず、電
磁弁13への電流値を略一定に保持することができ、切
換応答時間を安定化等することができる。
【0048】第4に、バッテリ19から電磁弁13への
通電を連通,遮断するトランジスタ25と、バッテリ1
9の電圧値を検出する導線26(又は導線26及び分圧
回路27)と、この検出された電圧値と基準三角波信号
とを比較する比較手段とを備え、この比較された基準三
角波信号と電圧値との差分をパルス駆動信号としてトラ
ンジスタ25に印加する構成のため、バッテリ19の電
圧値変動に応じた複雑な制御ロジックを用いることな
く、バッテリ19の電圧値変動に応じて簡易にパルス駆
動信号のデューティを変化させることができ、切換応答
時間を安定化することができる。
【0049】即ち、例えば、8V〜16Vの如く、バッ
テリ19の各電圧値毎に、予め電磁弁13を流れる電流
値が一定となるデューティを求めてマップ化しておき、
このマップを参照してトランジスタ25に印加する駆動
信号のデューティを調整する方法も考えられるが、これ
では、制御ロジックが複雑化する上に、メモリ消費量も
増加し、CPUの負担も大きい。これに対し、本実施例
では、バッテリ19の電圧値と基準三角波信号とを比較
することにより、いわば機械的にパルス幅変調を行う構
成のため、簡素な構造でありながら、バッテリ19の電
圧変動に応じた適切なデューティを速やかに生成するこ
とができる。特に、かかるアンチスキッドブレーキシス
テムのコントロールユニット22は、狭い車体空間内を
有効に利用すべく小型化する必要があり、また、耐ノイ
ズ性等の信頼性が強く求められるため、CPUの負担増
大等を招来することなく、パルス幅変調の構造を簡素化
できる利点は大きい。
【0050】なお、前記実施例では、PWM回路24を
コントロールユニット22の内部に設ける場合を例示し
たが、本発明はこれに限らず、PWM回路24をコント
ロールユニット22の外部に設けてもよい。
【0051】また、図4に示すPWM回路24に代え
て、例えばPWM出力付きCPU等を用いることによ
り、CPUの機能を利用してパルス幅変調を行ってもよ
い。
【0052】さらに、前記実施例では、4センサ3チャ
ンネルの後輪駆動系に適用する場合を例に挙げて説明し
たが、他の形式のアンチスキッドブレーキシステムにも
容易に適用することができる。
【0053】また、前記演算回路23を「車輪速度の変
化に基づいてホイールシリンダ11の液圧を調圧するた
めの制御信号を出力する演算手段」と、前記PWM回路
24を「車載電源19の電圧値と所定の基準三角波信号
とを比較し、演算手段23からの制御信号が出力されて
いる間に基準三角波信号が車載電源19の電圧値を越え
たときにはスイッチング手段25にパルス駆動信号を出
力するパルス幅変調手段」として把握することもでき
る。
【0054】さらに、ブレーキ液圧回路及びPWM回路
24等の具体的構成は図示のものに限らず、当業者であ
れば種々の追加、変更等が可能であるため、本発明の範
囲は実施例に拘束されず、専ら特許請求の範囲によって
定まる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係るアンチ
スキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置によれば、アンチ
スキッドブレーキ用電磁弁に流れる電流値が略一定とな
るように、該電磁弁への通電をパルス幅変調によって制
御する構成のため、例えば、経年劣化や大電流負荷の作
動等で車載電源の電圧値が変動した場合でも、該電磁弁
の切換応答時間を安定化させることができ、これによ
り、アンチスキッドブレーキの制御性能の劣化を未然に
防止することができる。
【0056】また、車載電源の電圧値が低下したときに
はパルス幅が大きくなるように、アンチスキッドブレー
キ用電磁弁への通電をパルス幅変調によって制御する構
成のため、車載電源の電圧値の変動に応じて、パルス信
号のデューティを変化させることができ、前記電磁弁に
流れる電流値を略一定に保持して、切換応答時間を安定
化することができる。
【0057】さらに、車載電源からアンチスキッドブレ
ーキ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング手
段と、車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段と
を備え、この検出された電圧値の変化に基づいて、前記
電磁弁に流れる電流値が略一定となるように、スイッチ
ング手段を作動させるパルス信号の幅をパルス幅変調に
よって制御する構成のため、車載電源の電圧値変化に拘
わらず、前記電磁弁への電流値を略一定に保持すること
ができ、切換応答時間を安定化できる。
【0058】また、車載電源からアンチスキッドブレー
キ用電磁弁への通電を連通,遮断するスイッチング手段
と、車載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段と、
この検出された電圧値と基準三角波信号とを比較する比
較手段とを備え、この比較された基準三角波信号と電圧
値との差分をパルス信号としてスイッチング手段に印加
する構成のため、車載電源の電圧変動に応じた複雑な制
御ロジックを用いることなく、車載電源の電圧変動に応
じて簡易にパルス信号のデューティを変化させることが
でき、切換応答時間を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアンチスキッドブレーキ
用電磁弁の駆動装置が適用されるアンチスキッドブレー
キシステムの全体構成を簡略化して示す構成説明図であ
る。
【図2】アンチスキッドブレーキシステムのブレーキ液
圧回路の要部を簡略化して示す液圧回路図である。
【図3】本発明の実施例に係る駆動装置の電気的構成の
要部を簡略化して示す電気回路図である。
【図4】パルス幅変調回路の好ましい具体例を示す回路
構成図である。
【図5】ブレーキ液圧制御のフローチャートである。
【図6】バッテリ電圧が通常値の場合において、駆動信
号が生成する状態を示す波形図である。
【図7】バッテリ電圧が通常値から低下した場合におい
て、駆動信号が生成する状態を示す波形図である。
【図8】バッテリ電圧が通常値で駆動信号のデューティ
が50%の場合における電磁弁の電流値を示す波形図で
ある。
【図9】図8の基準状態からバッテリ電圧が低下した場
合に、従来技術によるものではデューティが50%と不
変であるため、電磁弁の電流値が低下する状態を示す波
形図である。
【図10】図8の基準状態からバッテリ電圧が低下した
場合に、実施例に係る駆動装置では、バッテリ電圧の低
下に応じて駆動信号のデューティが上昇する状態を示す
波形図である。
【図11】図8の基準状態からバッテリ電圧が上昇した
場合における駆動信号のデューティ変化を示す波形図で
ある。
【図12】従来技術によるアンチスキッドブレーキ用電
磁弁の駆動装置の要部を簡略化して示す電気回路図であ
る。
【図13】バッテリ電圧の低下によって電磁弁を流れる
電流値が低下し、切換応答時間が増大する状態を示す波
形図である。
【符号の説明】
1〜4…車輪 5〜8…車輪速度センサ 9…主液通路 10…ABSアクチュエータ 11…ホイールシリンダ 12…マスタシリンダ 13…電磁弁 17…ソレノイド 19…バッテリ(車載電源) 22…コントロールユニット(駆動装置) 23…演算回路 24…パルス幅変調回路 25…トランジスタ(スイッチング手段) 26…導線(電源電圧検出手段) 27…分圧回路(電源電圧検出手段) 28…基準三角波信号発生回路 29…コンパレータ(比較手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪速度の変化に基づいて車載電源から
    の通電を制御することにより、アンチスキッドブレーキ
    用電磁弁を駆動する駆動装置であって、 前記アンチスキッドブレーキ用電磁弁に流れる電流値が
    略一定となるように、該アンチスキッドブレーキ用電磁
    弁への通電をパルス幅変調によって制御することを特徴
    とするアンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置。
  2. 【請求項2】 車輪速度の変化に基づいて車載電源から
    の通電を制御することにより、アンチスキッドブレーキ
    用電磁弁を駆動する駆動装置であって、 前記車載電源の電圧値が低下したときにはパルス幅が大
    きくなるように、前記アンチスキッドブレーキ用電磁弁
    への通電をパルス幅変調によって制御することを特徴と
    するアンチスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置。
  3. 【請求項3】 車輪速度の変化に基づいて車載電源から
    の通電を制御することにより、アンチスキッドブレーキ
    用電磁弁を駆動する駆動装置であって、 前記車載電源からアンチスキッドブレーキ用電磁弁への
    通電を連通,遮断するスイッチング手段と、前記車載電
    源の電圧値を検出する電源電圧検出手段とを備え、この
    検出された電圧値の変化に基づいて、前記アンチスキッ
    ドブレーキ用電磁弁に流れる電流値が略一定となるよう
    に、前記スイッチング手段を作動させるパルス信号の幅
    をパルス幅変調によって制御することを特徴とするアン
    チスキッドブレーキ用電磁弁の駆動装置。
  4. 【請求項4】 車輪速度の変化に基づいて車載電源から
    の通電を制御することにより、アンチスキッドブレーキ
    用電磁弁を駆動する駆動装置であって、 前記車載電源から前記アンチスキッドブレーキ用電磁弁
    への通電を連通,遮断するスイッチング手段と、前記車
    載電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段と、この検
    出された電圧値と基準三角波信号とを比較する比較手段
    とを備え、この比較された前記基準三角波信号と電圧値
    との差分をパルス信号として前記スイッチング手段に印
    加することを特徴とするアンチスキッドブレーキ用電磁
    弁の駆動装置。
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